JP2007221546A - 音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法 - Google Patents

音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007221546A
JP2007221546A JP2006040840A JP2006040840A JP2007221546A JP 2007221546 A JP2007221546 A JP 2007221546A JP 2006040840 A JP2006040840 A JP 2006040840A JP 2006040840 A JP2006040840 A JP 2006040840A JP 2007221546 A JP2007221546 A JP 2007221546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
audio signal
line
analog audio
voip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006040840A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihisa Tagawa
公久 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006040840A priority Critical patent/JP2007221546A/ja
Publication of JP2007221546A publication Critical patent/JP2007221546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】コストの低減及び規模の縮小化を実現する。
【解決手段】IP(Internet Protocol)ネットワークから送信されるデジタル音声データをm線式の通信回線で送信可能な第1のアナログ音声信号に変換する第1の変換部と、前記第1のアナログ音声信号をn線式(n>m)の通信回線で送信可能な第2のアナログ音声信号に変換する第2の変換部と、前記第2のアナログ音声信号を送信先へ送信する送信部と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法に関する。
企業(例えば電力会社)の拠点(電力所、中継拠点、変電所など)間には、例えば電話番号を送信先に伝え、電話機の呼出音を鳴らし、音声を伝えるという一連の取り決め(Protocol:プロトコル)に従って通信を行う専用線(以下、中継線とする)のネットワークが構築されている。また、各拠点には、例えばアナログ回線用の電話機、構内交換機(Private Branch eXchange:以下PBXと称する)、搬送装置が設置されている。PBXとは、複数の電話機と搬送装置との間を中継する装置であり、拠点間での内線電話、外線への発信や他の拠点からの着信、電話の転送等、電話機間の接続の管理を行うものである。また、搬送装置とは、他の拠点に設けられた搬送装置との間で中継線を介して音声信号の送受信を行うものである。
なお、拠点間のPBX同士の通信には、後述するように、一般の電話回線(2線式)と異なる回線(6線式)が使用されている。つまり、PBXにおいて電話機側の回線は2線式であり、搬送装置側の回線は6線式となっている。このPBXは、一般的に高価で大がかりな装置であるので、電話機が例えば1台の拠点には設置されていない。その場合、2線式の回線と6線式の回線との変換機能を有するレピータが搬送装置と電話機の間に設けられる。
このようなアナログ用の中継線を利用した電話サービスに代わり、近年、VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用した電話サービスが増加してきている。VoIPとは、アナログの音声信号や、接続先の電話番号、発信や切断などの電話操作を、通信の伝送単位であるパケット(以下IPパケットとする)にデータ化(デジタル化)してIPネットワーク(以下、IP網とする)経由で送信するシステムである。このIPパケットの先頭には必ず送信先や送信元のIPアドレスなどを含むIPヘッダが付加されており、そのIPアドレスに基づきVoIPでは、IPパケットを送信先に転送することが可能となっている(以下、径路選択の機能とする)。なお、VoIPを適用するには、通信網にIPパケットを送信するのに十分な伝送容量を有していることが必要である。VoIPにより、音声通話と、例えばパソコンによるデータ通信とが同一のIP網で実現できる。また、VoIPを適用すると、通信費用が拠点間の距離や通話時間に依存しなくなる。
ところで、企業において、既に各拠点間に中継線が構築され、アナログ回線用の電話機やPBXが設置されている場合、一度にVoIPのシステムに乗り換えることは困難である。そこで、従来のアナログ回線用の電話機やPBXをそのまま利用しつつ、遠隔の拠点間のネットワーク(Wide Area Network:WAN)部分だけにVoIPを適用する方式(ゲートウェイ方式)が一般的に行われている(例えば特許文献1参照)。
このゲートウェイ方式では、異なる媒体や通信プロコトルを使用するネットワーク間の接続を可能とするIPゲートウェイを、IP網とPBXとの間に介在して設けている。このことにより、アナログ回線用の電話機やPBXをVoIPに利用できることになる。
特開2004−128891号公報
前述したように、VoIPは、径路選択の機能を有している。例えばIPゲートウェイの前段にIPアドレスを検出して送信先を選択できるスイッチングハブを設置することによって、PBXを設けていなくても、送信先の電話機に音声信号を送信することが可能である。
ところが、前述したIPゲートウェイはPBXとの接続を行う装置である。つまり、このIPゲートウェイには電話機を接続することができない。このように、VoIPを適用した拠点において、VoIPの径路選択の機能があるにもかかわらず、高価で大がかりな装置であるPBXを無くすことができなかった。
また、IPゲートウェイの代わりに、電話機を接続するためのインターフェースを設けると、当該インターフェースに搬送装置が接続出来なくなる。つまり、VoIPを適用した拠点から、VoIPを適用していない拠点への中継が出来なくなることになる。
そこで本発明は、コストの低減及び規模の縮小化を実現できる音声送信装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークから送信されるデジタル音声データをm線式の通信回線で送信可能な第1のアナログ音声信号に変換する第1の変換部と、前記第1のアナログ音声信号をn線式(n>m)の通信回線で送信可能な第2のアナログ音声信号に変換する第2の変換部と、前記第2のアナログ音声信号を送信先へ送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。従来よりもコストの低減及び規模の縮小化を実現することができる。
また、かかる音声送信装置において、前記IPネットワークから送信される前記デジタル音声データのうち、前記第2のアナログ音声信号に変換するべき前記デジタル音声データを選択し、当該デジタル音声データを前記第1の変換部に供給する選択部、を更に備えたことが好ましい。このことにより、必要なデジタル音声データのみを第2のアナログ音声信号に変換することができる。
また、かかる音声送信装置において、前記送信先は、前記送信部からの前記第2のアナログ音声信号を受信する受信部と、前記受信部からの前記第2のアナログ音声信号を前記第1のアナログ音声信号に変換する第3の変換部と、前記第3の変換部からの前記第1のアナログ音声信号が供給される電話機と、を有することが好ましい。送信先の電話機に音声を送信することができる。
また、前記課題を解決するための発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークから送信されるデジタル音声データをm線式の通信回線で送信可能な第1のアナログ音声信号に変換し、前記第1のアナログ音声信号をn線式(n>m)の通信回線で送信可能な第2のアナログ音声信号に変換し、前記第2のアナログ音声信号を送信先へ送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、コストの低減及び規模の縮小化を実現することができる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===システム構成===
図1を参照しつつ、本発明にかかる音声送信装置を適用したシステム構成について説明する。図1は、本発明にかかる音声送信装置を適用したシステム構成を示すブロック図である。なお、図1は、電力会社の拠点(電力所、中継拠点、変電所)におけるシステム構成の一例について示したものである。
電力所と中継拠点との間にはVoIPが適用されており、電力所と中継拠点とはIP網500を介して通信可能となっている。なお、中継拠点は、電力所と末端の変電所とを中継する拠点である。
中継拠点と変電所とは、アナログの中継線600を介して通信可能となっている。
≪電力所≫
図1は電力所に3台の電話機100a、100b、100cを設けた場合の構成の一例を示している。
電力所は、主として電話機100a、100b、100c、PBX102、ODトランク(out band frequency dialing trunk:以下ODTとする)104a、104b、104c、IPゲートウェイ(以下IP−GWとする)106a、106b、106c、スイッチングハブ(以下SWと称する)108、電話帳サーバ107、IP搬送装置110を備えている。
電話機100a、100b、100cは、IPパケットの通信機能(以下、VoIPの機能と称する)を有しないアナログ回線用の電話機である。電話機100a、100b、100cは、2線式のケーブル(例えば銅線)101a、101b、101cでPBX102と接続されている。
PBX102は、社内電話網(例えば電話機100a、100b、100c)を繋ぐ回線数を低減するため、また回線の変更を容易にするために設置されたものであり、電力所での内線電話、中継拠点などへの発信や中継拠点などからの着信、電話の転送等、電話機間の接続の管理を行う。図1では、PBX102を介して、電話機100aとODT104aとが接続され、電話機100bとODT104bとが接続され、電話機100cとODT104cとが接続されていることとする。なお、PBX102は、VoIPの機能を有していない。また、電話機100a、100b、100cとODT104a、104b、104cの接続の組合せはPBX102の設定によって切り替えることができる。
ODT104a、104b、104cは、ケーブル101a、101b、101cと、OD回線のケーブル105a、105b、105cとを接続するためのインターフェースである。なお、OD回線とは2拠点のPBXを接続するために使用する回線である。OD回線には、音声信号に一方向側と他方向側に別々に通話路が2線ずつ(計4線:4Wとする)あり、さらに、この通話路以外に制御用の2線(SS線、SR線)を有している。なお、SS線は、相手側にダイヤルパルスを送り込む線であり、SR線は相手側からのダイヤルパルスを受信する線である。以下、4WとSS線とSR線を合わせて6線とする。
IP−GW106a、106b、106cは、異なる媒体や通信プロコトルを使用するネットワーク間の接続を可能とするため信号やデータの変換を行うものである。具体的にはIP−GW106a、106b、106cは、それぞれODT104a、104b、104cから受信したOD回線の信号(以下OD信号とする)を、デジタルのIPパケット(デジタル音声データ)に変換してSW108に送信する。また、その逆にSW108から受信したIPパケットをOD信号に変換して、ODT104a、104b、104cに送信する。なお、IP−GW106a、106b、106cにはそれぞれ、電話機100a、100b、100cの電話番号に対応してIPアドレス(IP網500上の識別番号)が割り当てられている。また、IPパケットの先頭には必ず送信先や送信元のIPアドレスなどを含むIPヘッダが付加されており、それによりIPパケットを送信先に転送する径路選択のIPの機能が実現されている。
電話帳サーバ107には、各拠点における電話機の電話番号と、それに対応するIPアドレスとの組合せが格納されている。
SW108は、IP−GW106a、106b、106c、IP搬送装置110と接続されている。また、SW108は、電話帳サーバ107と接続されている。そして、SW108は、IPパケットを受信すると、IPパケットのデータからIPアドレスを解読し、電話帳サーバ107を参照してIPパケットの送信先を選択し、選択した送信先のみにIPパケットを送信する。
IP搬送装置110は、IP網500を介して、後述する中継拠点のIP搬送装置210とIPパケットの送受信を行う。なお、IP搬送装置110は、IP網500への送信時に、複数回線のIPパケットをビット単位で時間軸上に多重化する機能を有している。また、IP搬送装置110は、IP網500から信号を受信すると、送信の場合と逆の変換によって分離する機能を有している(時分割多重化機能)。
≪中継拠点≫
中継拠点は、主として電話機200、電話帳サーバ207、SW208(選択部)、IP搬送装置210、VoIPテレフォニアダプタ(以下、VoIP−TAとする)230a、230b(第1の変換部)、レピータ212(第2の変換部)、搬送装置214(送信部)、を有している。
電話帳サーバ207、SW208、IP搬送装置210は、前述した電力所の電話帳サーバ107、SW108、IP搬送装置110とそれぞれ同様の構成とすることができる。よって、説明を省略する。
電話機200は、VoIPの機能を有しないアナログ回線用の電話機である。電話機200は、2線式のケーブル201aでVoIP-TA230aと接続されている。以下、2線式のアナログ通信回線(例えばケーブル201a)で送信される信号を2線式アナログ音声信号(第1のアナログ音声信号)とする。なお、本実施形態では、SW208に対して電話機200が一台設置されたこととするが、電話機200が複数設置されていてもよい。その場合、SW208と複数の電話機200との間にそれぞれVoIP−TA230aを設けるようにする。
VoIP−TA230a、230bは、VoIPの機能を備えていない2線式の通信機器(電話機200)をIP網500に接続可能とするためのアダプタである。
VoIP-TA230aは、SW208と電話機200との間に設けられ、SW208からIPパケットを受信すると2線式アナログ音声信号に変換して電話機200に送信する。また、電話機200から2線式アナログ音声信号を受信するとIPパケットに変換してSW208に送信する。なお、VoIP−TA230aには、電話機200の電話番号に対応するIPアドレスが設定されている。
VoIP-TA230bは、SW208とレピータ212との間に設けられ、SW208からIPパケットを受信すると、2線式(m線式)アナログ音声信号に変換してレピータ212に送信する。また、VoIP-TA230bは、レピータ212から2線式アナログ音声信号を受信すると、IPパケットに変換してSW208に送信する。なお、VoIP−TA230bには、後述する変電所の電話機300の電話番号に対応するIPアドレスが設定されている。
レピータ212は、VoIP−TA230bと搬送装置214とを中継する装置であり、ケーブル201bの2線式の通信回線と、ケーブル220の6線(4W、SR、SS)式(n線式)の通信回線との変換機能を有している。以下、6線式のアナログ通信回線(例えばケーブル220)で送信される信号を6線式アナログ音声信号(第2のアナログ音声信号)とする。
搬送装置214は、変電所(送信先)の搬送装置304(受信部)と中継線600を介して通信が可能となっている。なお、搬送装置214は、6線式アナログ音声信号を、一本の中継線600で送信するべく、より高い周波数に変換して多重化する機能を有している。また、搬送装置214は、中継線600から信号を受信すると、送信の場合と逆の変換によって分離する機能を有している(周波数分割多重機能)。
≪変電所≫
変電所は、主として電話機300、レピータ302(第3の変換部)、搬送装置304を有している。
搬送装置304は、搬送装置214と同様の機能を有しており、中継線600を介して搬送装置214と通信可能となっている。
レピータ302は、電話機300と搬送装置304とを中継する装置であり、6線式アナログ音声信号と2線式アナログ音声信号との変換機能を有している。
電話機300は、VoIPの機能を有しないアナログ回線用の電話機である。電話機300は、2線式のケーブル301でレピータ302と接続されている。
以下、中継拠点に設置されたVoIP−TA230bとレピータ212の構成及び動作について説明する。
===VoIP−TA===
図2を参照しつつ、VoIP−TA230bについて説明する。
図2は、VoIP−TA230bの構成の一例を示すブロック図である。なお、VoIP−TA230aも同様の構成とすることができる。
VoIP−TA230bは、インターフェース232、デジタル−アナログ変換部234、制御部236、電話機インターフェース240を有している。
インターフェース232は、SW208を接続するためのインターフェースである。
電話機インターフェース240は、2線式アナログ音声信号の通信機器を接続するためのインターフェースである。図2のVoIP−TA230bの場合、レピータ212のケーブル201bが接続されている。なお、VoIP−TA230aの場合、電話機インターフェース240には、電話機200のケーブル201aが接続される。
デジタル−アナログ変換部234は、アナログ信号からデジタル信号への変換(符号化)、及びデジタル信号からアナログ信号への変換(復元化)の双方が可能なコーデック機能を有している。また、デジタル−アナログ変換部234は、パケット受信部242、デパケット化部244、デコーダ部246、パケット送信部252、パケット化部254、エンコーダ部256を有している。
パケット受信部242は、インターフェース232からIPパケットを受信する。
デパケット部244は、パケット受信部242が受信したIPパケットをパケット化される前のデータに戻し(伸長化)、デコーダ部246に送信する。
デコーダ部246は、デパケット部244から受信したデータをアナログ信号に復号化し、電話機インターフェース240に送信する。
エンコーダ部256は、電話機インターフェース240から受信したアナログ音声信号を符号化する。
パケット化部254は、エンコーダ部256で符号化された音声データをIPパケットにパケット化する。
パケット送信部252は、IPパケットをインターフェース232に送信する。
制御部236は、デジタル−アナログ変換部234の制御を行う。例えばインターフェース232にIPパケットが入力された場合には、デジタル−アナログ変換部234の復元化の径路(パケット受信部242、デパケット部244、デコーダ部246)を選択し、電話機インターフェース240に2線式アナログ音声信号が入力された場合には、デジタル−アナログ変換部234を符号化の径路(エンコーダ部256、パケット化部254、パケット送信部252)を選択する。
以上の構成により、例えば、SW208からVoIP−TA230bのインターフェース232にIPパケットが入力されると、制御部236は、デジタル−アナログ変換部234を復元化の径路を選択する。そして、デジタル−アナログ変換部234において、IPパケットは、パケット受信部242、デパケット部244、デコーダ部246を通過することによって、2線式アナログ音声信号に変換される。この2線式アナログ音声信号は電話機インターフェース240から、ケーブル201bを介して、レピータ212に送信される。
また、レピータ212からVoIP−TA230bの電話機インターフェース240に2線式アナログ音声信号が入力されると、制御部236は、デジタル−アナログ変換部234を符号化の径路を選択する。そして、デジタル−アナログ変換部234において、2線式アナログ音声信号は、エンコーダ部256、パケット化部254、パケット送信部252を通過することによって、IPパケットに変換される。このIPパケットはインターフェース232から、SW208に送信される。
===レピータ===
図1、図3を参照しつつレピータの構成の一例について説明する。図3はレピータ212の構成の一例を説明するためのブロック図である。なお、レピータ302もレピータ212と同様の構成とすることができる。
レピータ212は、2線式のケーブル201bでVoIP−TA230bと接続され、6線(4Wの通話線とSS、SRの信号線)式のケーブル220で搬送装置214と接続されている。図3に示すようにレピータ212は、ハイブリッドコイル260、呼出検出回路262、信号送信リレー回路(以下、SS回路とする)264、信号受信リレー回路(以下、SR回路とする)266、ループ制御回路268を有している。なお、搬送装置214、中継線600、搬送装置304を介して、レピータ212のSS線と、レピータ302のSR線とが接続されることになり、レピータ212のSR線とレピータ302のSS線とが接続されることになる。
ハイブリッドコイル260は、通話線の回線数を、2線式から4線式(4W)に変換するものである。
呼出検出回路262は、ケーブル201bの信号から送信先を呼び出す呼出信号を検出する。そして呼出信号を検出すると、呼び出しがかかった事をSS回路264へ送る。
SS回路264は、呼出検出回路262から呼び出しがかかった事を受けると搬送装置214に適した信号に変換し、SS線に送信する。なお、この呼出信号は、SS線、搬送装置214、中継線600、搬送装置304を介してレピータ302のSR線に送信される。
SR回路266は、SR線を介してレピータ302から電話機300の応答を示す応答信号を受信する。ループ制御回路268は、SR回路266が応答信号を受信すると、レピータ212とレピータ302の通信線の間に、双方向の通信を可能とするべく、ケーブル201bに対してループを形成する。
次にレピータ212とレピータ302の音声送信の動作について説明する。
まず、VoIP−TA230bからケーブル201bに送信された呼出信号は呼出検出回路262で検出される。すると呼出検出回路262は呼び出しがかかったことをSS回路264に送信する。SS回路264から送信された呼出信号は、SS線を介してレピータ302のSR線へと送信される。その後、レピータ302から電話機300の応答信号がレピータ302のSS線に送信されると、この応答信号はレピータ212のSR線を介してSR回路266に受信される。SR回路266が応答信号を受信することによって、ループ制御回路268はレピータ212とレピータ302の通信線の間にループを形成する。
ループ形成後、ハイブリッドコイル260によって、ケーブル201bの2線式アナログ音声信号が4Wに変換される。この4W及びSS線、SR線を含めたケーブル220の6線式アナログ音声信号は、搬送装置214から、搬送装置304を介してレピータ302に送信される。そして6線式アナログ音声信号はレピータ302で元の2線式アナログ音声信号に変換される。
===音声送信===
以下、図1、図2、図3を参照しつつ、電力所の電話機100bから変電所の電話機300に音声を送信する場合の動作について説明する。
なお、便宜上、電話機100bと電話機300の接続が確立した状態から説明を行うこととする。
電話機100bからケーブル101bに送信される2線式アナログ音声信号は、PBX102を介してODT104bに送信され、ODT104bでOD信号に変換される。このOD信号は、さらにIP−GW106bに送信され、IP−GW106bでIPパケットに変換される。なお、このIPパケットには、電話機300の電話番号に対するIPアドレス、すなわちVoIP−TA230bのIPアドレスが含まれている。
SW108は、IPパケットのIPアドレスに基づいて、電話帳サーバ107を参照して送信先を選択し、IPパケットをIP搬送装置110、IP網500を介してIP搬送装置210に送信する。IP搬送装置210が受信したIPパケットのデータから、SW208は電話帳サーバ207を参照して送信先のIPアドレスを選択し、VoIP−TA230bにIPパケットを送信する。
VoIP−TA230bにおいて、IPパケットは、VoIP−TA230bのパケット受信部242、デパケット部244、デコーダ部246を通過することによって2線式アナログ音声信号に変換され、電話機インターフェース240からレピータ212へと送信される。
そして、2線式アナログ音声信号は、レピータ212で4W、SS線、SR線の6線式アナログ音声信号に変換される。
搬送装置214は6線式アナログ音声信号を多重化して、中継線600を介して、搬送装置304に送信する。搬送装置304は受信した信号を元の6線式アナログ音声信号に分離する。そして、6線式アナログ音声信号は、レピータ302で2線式アナログ音声信号に変換されて電話機300に供給され、受話器から音声として出力される。
逆に、電話機300から音声を送信し、電話機100bが音声を受信する場合は、前述した径路と逆の径路で音声信号の送信が行われる。なお、その場合、VoIP−TA230bにおいて、電話機インターフェース240に入力された2線式アナログ音声信号は、図2のエンコーダ部256、パケット化部254、パケット送信部252を介してIPパケットに変換され、インターフェース232からSW208に送信されることになる。
このように、VoIPを適用した中継拠点において、電話機インターフェース240を有するVoIP−TA230bとレピータ212を用いることにより、IPパケット、2線式アナログ音声信号、6線式アナログ音声信号の変換を行うことが可能となる。このことにより、高価で大がかりなPBXを設置することなく、音声信号をIP網500から電話機200へ送信すること、及び搬送装置214へ送信することが可能となる。よってPBXが不要となるので、音声送信の装置のコストを低減でき、また装置の規模を従来よりも小さくすることができる。
また、SW208を用いることによって、IPパケットに含まれるIPアドレスから、6線式アナログ音声信号に変換することが必要なIPパケットのみを選択してVoIP−TA230bに送信することができる。
さらに、変電所において6線式アナログ音声信号をレピータ302で元の2線式アナログ音声信号に変換することによって、電話機300に音声信号を送信することができる。
以上説明したように、本発明の音声送信装置は、VoIPを適用した拠点において、PBXを用いることなく、IPパケット−2線式アナログ音声信号−6線式アナログ音声信号の中継を行うことができる。よって、PBXが不要となり、従来よりもコストの低減及び規模の縮小化を実現することができる。
前述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良されるとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明にかかる音声送信装置を適用したシステム構成を示すブロック図である。 VoIP−TAの構成の一例を示すブロック図である。 レピータの構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
100a、100b、100c 電話機
101a、101b、101c ケーブル(2線式)
104a、104b、104c ODT
106a、106b、106c IP−GW
102 PBX 108 SW
110 IP搬送装置 200 電話機
201a、201b ケーブル(2線式) 208 SW
210 IP搬送装置 212 レピータ
214 搬送装置 220 ケーブル(6線式)
230a、230b VoIP−TA 232 インターフェース
234 デジタル−アナログ変換部 236 制御部
240 電話機インターフェース 242 パケット受信部
244 デパケット部 246 デコーダ部
252 パケット送信部 254 パケット化部
256 エンコーダ部 260 ハイブリッドコイル
262 呼出検出回路 264 SS回路
266 SR回路 268 ループ制御回路
300 電話機 301 ケーブル(2線式)
302 レピータ 303 ケーブル(6線式)
304 搬送装置 303 ケーブル(6線式)
500 IP網 600 中継線

Claims (4)

  1. IP(Internet Protocol)ネットワークから送信されるデジタル音声データをm線式の通信回線で送信可能な第1のアナログ音声信号に変換する第1の変換部と、
    前記第1のアナログ音声信号をn線式(n>m)の通信回線で送信可能な第2のアナログ音声信号に変換する第2の変換部と、
    前記第2のアナログ音声信号を送信先へ送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする音声送信装置。
  2. 前記IPネットワークから送信される前記デジタル音声データのうち、前記第2のアナログ音声信号に変換するべき前記デジタル音声データを選択し、当該デジタル音声データを前記第1の変換部に供給する選択部、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の音声送信装置。
  3. 前記送信先は、
    前記送信部からの前記第2のアナログ音声信号を受信する受信部と、
    前記受信部からの前記第2のアナログ音声信号を前記第1のアナログ音声信号に変換する第3の変換部と、
    前記第3の変換部からの前記第1のアナログ音声信号が供給される電話機と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の音声送信装置。
  4. IP(Internet Protocol)ネットワークから送信されるデジタル音声データをm線式の通信回線で送信可能な第1のアナログ音声信号に変換し、
    前記第1のアナログ音声信号をn線式(n>m)の通信回線で送信可能な第2のアナログ音声信号に変換し、
    前記第2のアナログ音声信号を送信先へ送信する、
    ことを特徴とする音声送信装置の送信方法。

JP2006040840A 2006-02-17 2006-02-17 音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法 Pending JP2007221546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040840A JP2007221546A (ja) 2006-02-17 2006-02-17 音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040840A JP2007221546A (ja) 2006-02-17 2006-02-17 音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007221546A true JP2007221546A (ja) 2007-08-30

Family

ID=38498289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006040840A Pending JP2007221546A (ja) 2006-02-17 2006-02-17 音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007221546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012018939A (ja) * 2011-10-25 2012-01-26 Pioneer Electronic Corp 発光素子
US8541941B2 (en) 2009-06-11 2013-09-24 Pioneer Corporation Light emitting element

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8541941B2 (en) 2009-06-11 2013-09-24 Pioneer Corporation Light emitting element
JP2012018939A (ja) * 2011-10-25 2012-01-26 Pioneer Electronic Corp 発光素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10063710B2 (en) Providing real-time voice communication between devices connected to an internet protocol network and devices connected to a public switched telephone network
US20060187904A1 (en) VoIP gateway apparatus
KR20000015957A (ko) 인터넷 프로토콜 지원 기능을 갖춘 모뎀
KR19980086625A (ko) 케이블 네트워크를 통한 통합된 전화 및 데이터 서비스
EP1611737A1 (en) Private telephone network connected to more than one public network
EP2186311A1 (en) Method, modem and server for bridging telephone calls into internet calls
US20050169247A1 (en) Lan-to-lan voip system and related user interface
US20070206612A1 (en) Method, apparatus and system for call forwarding through internet
US6760323B1 (en) System and method for providing audio communication over a computer network using differing communication formats
US7856009B2 (en) VoIP gateway apparatus
EP1830549A1 (en) Method, apparatus and system for call forwarding through internet
JP2007221546A (ja) 音声送信装置、及び音声送信装置の送信方法
KR20010105042A (ko) 통신단말기의 다중 통신 연결장치
TW201924306A (zh) 於移動裝置及電話網路或寬頻網路之間建立通聯的通訊系統
US20090028181A1 (en) Distributed multimedia and messaging router over layer 2
US20050169241A1 (en) Integrated voice and data switching system
JP4836221B2 (ja) Pstn端末収容装置
US20060245568A1 (en) Gateway device, private branch exchange system, and private branch exchange method
CN108769441B (zh) 软交换通话方法和系统
KR100821576B1 (ko) 아이피 망을 이용한 사설교환기 간의 중계 호 처리방법
US7808973B2 (en) Data network interface and communication devices having a data network interface
US7697513B1 (en) Private branch exchange (PBX) networking over IP networks
US20050122984A1 (en) Roaming communication system over internet
KR101045865B1 (ko) 가입자 선로 중계용 네트워크 교환시스템 및 이를 이용한 통신서비스 제공방법
EP1696650A1 (en) System and method providing VoIP communication services