JP2007219601A - サーボシステムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】上位装置のソフトウェア開発工数を抑え、装置全体のコストダウンと小型化、およびノイズに対する信頼性が向上したサーボシステムを提供する。
【解決手段】複数のサーボアンプ13内の1軸をマスタ軸17、残りをスレーブ軸18とし、マスタ軸17はデジタル通信手段10を経由して伝送される上位装置11からの位置指令12に基づき位置制御演算処理を行い、マスタ軸17の位置制御演算処理内で生成されるトルク指令19を、デジタル通信手段10を経由してスレーブ軸18のサーボアンプ13に伝送し、スレーブ軸18はトルク指令19に基づき制御演算処理を行い、サーボアンプ13に接続されたサーボモータ14を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の軸(車輪等)を制御するサーボシステム(自走式搬送装置等)における上位装置のソフトウェア開発工数を抑えるとともに、ノイズによる異常動作を防止し、コストダウンと小型化を可能とする制御方法に関するものである。
図10に示すような駆動部にサーボモータが使用されている自走式搬送装置106において、各車輪105にそれぞれサーボモータ104とそれを制御するサーボアンプ103、さらにサーボアンプ103に指令を出力する上位装置101が接続されている。これら各車輪105に加えるトルクを同一に制御する(同期制御を行う)ことで、直進性を保ち装置のねじれを防いでいる。また、自走式搬送装置106は所定の位置に移動する必要があるため、上位装置101から各サーボアンプ103に対し位置指令102を伝送し、位置決め動作を行う必要がある。
しかし、位置決め動作はサーボモータ104内蔵の位置センサが検出した検出位置をサーボアンプ103に入力して位置制御演算処理を行うため、各車輪105の径の違いやスリップ時に各車輪105間の直線移動量差が生じ、装置にねじれが発生する。
上記、車輪径の違いから生じる装置のねじれを図11に示す。各車輪の直線移動量を同値とすべく、上位装置から各サーボアンプに位置指令として与えられた各サーボモータの回転移動量は同値となる。しかし、車輪A111に対し車輪B112の車輪径は小さく各車輪と接地面にすべりがない場合、車輪A111の直線移動量に対し車輪Bの直線移動量は小さくなる。車輪A111と車輪B112を制御する各サーボアンプはともに位置制御演算処理を行っているため、位置指令で与えられた位置を保持しようとするため、装置がねじれる方向にトルクが発生し続けることとなる。
このねじれを緩和するための方法として、図12に示すように、上位装置121はサーボアンプ123の1軸から検出位置127を取り込み、上位装置121にて位置制御演算処理を行い、この演算で生成したトルク指令122を、車輪125駆動を制御する全てのサーボアンプ123に入力し、サーボアンプ123はそれぞれトルク制御演算処理を行う構成としていた。これにより、車輪同士がそれぞれの位置を保持しようとするトルクが発生しなくなり、ねじれを緩和することが可能となる。
また、検出位置を直接位置センサから上位装置に入力したり(例えば、特許文献1参照)、同期制御により全サーボアンプのモータ制御演算周期を一致させ、デジタル通信手段からの移動指令(位置指令、速度指令、トルク指令など)をモータ制御演算周期へ全軸同時に反映させて装置のねじれを緩和させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−334217号公報 特開2003−189654号公報
解決しようとする問題点は、図12のような構成とした場合、上位装置側で位置制御演算処理を行う必要が発生し、上位装置の大幅なソフトウェア開発工数が必要となることである。
また、サーボモータ内の位置センサで検出した検出位置を上位装置に入力する必要があるが、一般的にはサーボアンプ側で検出したデジタル値である検出位置をパルス列に変換し、検出位置として上位装置に伝送しているため、パルス列を生成する回路がサーボアンプに必要となり、かつ上位装置側にもパルス列を取り込む回路が必要となる。さらに、上位装置側にてデジタル値であるトルク指令をアナログ信号に変換し、トルク指令としてサーボアンプに伝送するため、上位装置側にデジタル/アナログ変換回路、サーボアンプ側にアナログ/デジタル変換回路が必要となるため、機器のコストアップ、サイズアップとなるる課題があった。
また、アナログ信号によるデータ伝送は、ノイズ等が伝送ケーブルに印加することにより、アナログ信号にサージ電圧、オフセット電圧等が重畳するため、本来の値とは異なる値を伝送することとなり、結果、軸間のトルク差が発生する。また、パルス列の伝送ラインにノイズが印加した場合も、パルスのミスカウントが発生し、位置ずれを起こす可能性がある。一般的に伝送ラインが長くなるほどノイズ耐量が低下する傾向にあるため、配線長を極力短く制限する必要があるなど課題がある。また、アナログ/デジタル双方の変換時に誤差が生じる課題もある。
本発明は上記全ての課題を解決するものであり、上位装置のソフトウェア開発工数を抑え、装置全体のコストダウンと小型化、およびノイズに対する信頼性が向上したサーボシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、上位装置と複数のサーボアンプをデジタル通信手段で接続したサーボシステムにおいて、複数のサーボアンプ内の1軸をマスタ軸、残りをスレーブ軸とし、マスタ軸はデジタル通信手段を経由して伝送される上位装置からの位置指令に基づき位置制御演算処理を行い、マスタ軸の位置制御演算処理内で生成されるトルク指令もしくは速度指令を、前記デジタル通信手段を経由してスレーブ軸のサーボアンプに伝送し、スレーブ軸は前記指令に基づき制御演算処理を行い、サーボアンプに接続されたサーボモータを制御する。
本発明のサーボシステムの制御方法によれば、マスタ軸で生成されたトルク指令もしくは速度指令に基づき、スレーブ軸を制御するため、上位装置側で位置制御演算処理を行う必要がなくなり、上位装置のソフトウェア開発工数を抑えることができる。また、サーボアンプ内にパルス列を生成する回路および上位装置にパルス列を取り込む回路が不要となり、さらに、上位装置側のデジタル/アナログ変換回路、サーボアンプ側のアナログ/デジタル変換回路も不要にできるため、サーボシステムの小型化とコストダウンが可能となる。
この制御方法を自走式搬送装置などに用いれば、装置のねじれを緩和できるとともにサーボシステムのコストダウンと小型化、およびノイズに対する信頼性を向上させることが可能となる。
本発明のサーボシステムの制御方法は、複数のサーボアンプ内の1軸をマスタ軸、残りをスレーブ軸とし、マスタ軸はデジタル通信手段を経由して伝送される上位装置からの位置指令に基づき位置制御演算処理を行い、マスタ軸の位置制御演算処理内で生成されるトルク指令もしくは速度指令を、前記デジタル通信手段を経由してスレーブ軸のサーボアンプに伝送し、スレーブ軸は前記指令に基づき制御演算処理を行い、サーボアンプに接続されたサーボモータを同期制御する。
図8に自走式搬送装置86のシステム構成例を示しており、複数の車輪85にそれぞれサーボモータ84とこれらを制御するサーボアンプ83を接続し(場合によってはギアも接続)、これら全ての車輪85を同期させて位置決め動作を行う。
この位置決め動作は上位装置81からマスタ軸87であるサーボアンプ83に位置指令82をパルス列により入力する。パルス列とは90度位相差の2相パルス式やパルス列と符号の組み合わせ式などの伝送形態を示し、特に2相パルス式かどうかは規定しない。
サーボモータ内蔵の位置センサが検出した検出位置をマスタ軸87に入力して位置制御演算処理を行うが、各車輪85の径の違いやスリップ時に発生する車輪85の回転量差により発生する生じる機械のねじれを緩和するために、位置制御演算処理を行うサーボアンプをマスタ軸87の1軸のみとし、その他のサーボアンプ83はスレーブ軸88としトルク制御演算処理を行っている。
マスタ軸87の位置制御演算処理内で生成されるデジタル値であるトルク指令を元にアナログ信号に変換したトルク指令89を、スレーブ軸88である複数のサーボアンプ83に伝送し、スレーブ軸88はトルク指令89に基づきトルク制御演算処理を行い、各サーボモータ84の制御を行っている。
図8のシステム構成を実現するためのサーボアンプ83とサーボモータ84の内部構成例を図9に示しており、サーボアンプ83がマスタ軸として使用される場合、パルス列である位置指令A91をパルス列受信カウンタ回路97で取り込み、デジタル値として位置指令B92を生成する。この位置指令B92を位置制御器に入力し、さらに位置制御器はサーボモータ84内部の位置センサの検出位置と位置指令B92の比較演算を行い、演算結果を速度制御器に入力し、トルク指令A93を速度制御器の演算結果として出力する。さらに、デジタル値であるトルク指令A93は切替器を通じて電流制御器とデジタル/アナログ変換回路99に入力し、デジタル/アナログ変換回路99はアナログ信号であるトルク指令B94を生成し、各スレーブ軸に伝送する。
次に、サーボアンプ83がスレーブ軸として使用される場合、アナログ信号であるトルク指令C95をアナログ/デジタル変換回路98に入力する。伝送データに劣化が全くない場合、このスレーブ軸の入力であるトルク指令C95はマスタ軸の出力であるトルク指令B94と同値となる。アナログ/デジタル変換回路98はデジタル値であるトルク指令D96を生成し、必要に応じて車輪の回転方向にトルク指令の極性を極性反転器90で合わせ、さらに切替器を通じて電流制御器に入力する。
上記の構成により上位装置側で位置制御演算処理を行う必要がなくなり、上位装置側のソフトウェア開発工数を抑えることができ、かつ自走式搬送装置のねじれを緩和できる。
ここまでは、上位装置側のソフトウェア開発工数を抑える本発明の要部であるが、他に課題が残っており、サーボアンプ83はパルス列受信カウンタ回路97、アナログ/デジタル変換回路98およびデジタル/アナログ変換回路99を必要とするため、サーボアンプ83のコストアップおよびサイズアップは改善されない。
また、アナログ信号によるデータ伝送は、ノイズ等が伝送ケーブルに印加することにより、アナログ信号にサージ電圧、オフセット電圧等が重畳するため、本来の値とは異なる値を伝送することとなり、結果、軸間のトルク差が発生する。パルス列の伝送ラインにノイズが印加した場合も、パルスのミスカウントが発生し、位置ずれを起こす可能性があり、配線長を極力短く制限する必要がある。さらに、アナログ/デジタル双方の変換時に誤差が生じる可能性が高くなる。
そこで、上記の課題も併せて解決する自走式搬送装置のシステム構成例を図1に、そのシステム構成を実現するサーボアンプとサーボモータの内部構成例を図2に、通信手段を使用して伝送する通信データパケット構成例を図3、図4に示しており、以下相違点を中心に説明する。
システム構成上の主な相違点は、図1に示すように上位装置11と複数のサーボアンプ13間のデータ伝送をデジタル通信手段10経由によって行う点である。このシステムを実現するため、図2に示すように図9と比べて、パルス列受信カウンタ回路、デジタル/アナログ変換回路およびアナログ/デジタル変換回路を不要にできる。
ここで実施例1のシステム構成を実現するためのサーボアンプとサーボモータの内部構成例について図1と図2を併用しながら説明する。
図1において、上位装置11からマスタ軸17となるサーボアンプ13に位置指令12がデジタル通信手段10によって伝送される。マスタ軸17内では位置指令12に基づき、位置制御演算処理を行い、この位置制御演算処理内で生成されるトルク指令をデジタル通信手段10を介してスレーブ軸となる残り3つのサーボアンプ13に伝送する。
なお、各サーボアンプ13がマスタ軸17であるか、スレーブ軸18であるかどうかは指令を伝送する前に設定しておく必要がある。ここではサーボアンプ13の内部パラメータにて設定しておくこととする。マスタ軸17にはスレーブ軸18の台数も入力され、この場合3台となる。
まず、サーボアンプ13がマスタ軸17として使用される場合、図2に示すように、デジタル値である位置指令A21をデジタル通信器29で取り込み、デジタル値である位置指令B22を生成する。位置指令A21と位置指令B22はデジタル値であるため、劣化等がなく同値となる。位置指令B22は参考実施例の場合と同様に、位置制御器に入力され、さらに速度制御器を通じてトルク指令A23を生成する。このトルク指令A23は切替器を通じて電流制御器とデジタル通信器29に入力し、デジタル通信器29はデジタル値であるトルク指令B24を生成し、スレーブ軸に伝送する。トルク指令A23とトルク指令B24はデジタル値であるため、伝送データに劣化等がなく同値となる。
次に、サーボアンプ13がスレーブ軸18として使用される場合、デジタル値であるトルク指令C25をデジタル通信器29で取り込み、デジタル値であるトルク指令D26を生成する。トルク指令C25とトルク指令D26はデジタル値であるため、伝送データに劣化がなく同値となる。トルク指令D26は必要に応じて車輪の回転方向にトルク指令の極性を極性反転器20で合わせ、切替器を通じて電流制御器に入力する。さらに、トルク指令D26を切替器を通じてデジタル通信器29に入力し、この出力であるトルク指令B24を次のスレーブ軸にデジタル通信手段を経由して伝送し、最後尾のスレーブ軸まで同値のトルク指令を入力する。
ここで、デジタル通信手段10を使用して伝送する通信データパケット構成例について、更に図3、図4を用いて説明する。
図3において、サーボアンプ13が接続している軸数分(実施例1では4軸分)の指令データと応答データを通信データパケット上に割り当てている。ここでは接続順にデータのエリアを割り当てていることにする。また各指令データ、応答データともデータサイズは16バイトであるとする。各サーボアンプ63は自身の設定された指令データと応答データのエリアにアクセスすることができ、ここでは図3の接続順に前記データのエリアを割り当てていることにする。
各指令データ、応答データには誤り検出符合(CRCなど)が付加されており、仮にデータ化けが生じた場合にはそのデータを無視する、もしくは過去のデータから推定するなどの処理を行う。
上位装置11は第1軸指令データのエリアに位置指令31を書き込みマスタ軸17に伝送し、マスタ軸17は3台のスレーブ軸が接続されていることをパラメータ値から判断し、第2軸、第3軸、第4軸それぞれの指令データエリアにトルク指令32を書き込みスレーブ軸18に伝送する。
または、図4のように、マスタ軸17が第1軸応答データエリアにトルク指令42を書き込み、スレーブ軸18が第1軸応答データエリアに書き込まれたトルク指令42の値を取り込む方法でもよい。
さらに、もし直接マスタ軸17がスレーブ軸18の指令データエリアにアクセスすることやスレーブ軸18がマスタ軸17の応答データエリアにアクセスすることが問題となる場合は、図4の通信データパケットを一旦上位装置11を経由して、上位装置側で第1軸の応答データであるトルク指令42を取り込み、図3の通信データパケットのように、第2軸、第3軸、第4軸それぞれの指令データエリアにトルク指令32を書き込み、スレーブ軸18に伝送するなどの方法でもよい。ただし、この場合、上位装置11の内部パラメータにマスタ軸とスレーブ軸の構成台数を設定しておく必要がある。
上記の構成により、上位装置側で位置制御演算処理を行う必要がなくなり、上位装置側のソフトウェア開発工数を抑えることができ、かつ自走式搬送装置のねじれを緩和することが可能となることに加え、上位装置とサーボアンプそれぞれのデータ伝送をデジタル通信手段で行うため、データ伝送に対する信頼性を向上させることが可能となり、パルス列受信カウンタ回路、アナログ/デジタル変換回路およびデジタル/アナログ変換回路を不要とし、かつ配線を通信ケーブルのみに統一することができ、サーボアンプおよび上位装置を含めた自走式搬送装置全体のコストダウンと小型化が可能となる。
なお、通信トポロジについては、実施例1ではリングとしたが、バス等の他のトポロジでも同様に実現が可能である。また、デジタル通信手段としては上述した特許文献2のように複数のサーボモータの動作を同期制御することが可能なものが望ましく、同期制御により全サーボアンプのモータ制御演算周期を一致させ、デジタル通信手段からの移動指令(位置指令、速度指令、トルク指令など)をモータ制御演算周期へ全軸同時に反映させることが可能となり、より装置のねじれを緩和させることが可能となる。
また、位置センサについては、実施例1ではサーボモータ14内の位置センサを使用したが、装置の移動距離を直接外部位置センサにて測定し、この出力をサーボモータ14内の位置センサの出力と置き換えてマスタ軸のサーボアンプ内の位置制御器に入力するなどの方法(位置フルクローズ制御)もある。この方法はマスタ軸がスリップし装置の移動距離が短くなるなどが問題となる場合に有効であるが、外部位置センサが必要となりコストアップするなどの課題がある。
実施例2は、マスタ軸からスレーブ軸へ伝送される指令を、トルク指令から速度指令としている点が実施例1と異なり、その他の構成は同じである。図5に自走式搬送装置のシステム構成例を、図6にそのシステムを実現するサーボアンプとサーボモータの内部構成例を示す。
図6において、サーボアンプ563がマスタ軸567として使用される場合、デジタル値である位置指令A561をデジタル通信器569で取り込み、デジタル値である位置指令B562を生成する。位置指令A561と位置指令B562はデジタル値であるため、劣化等がなく同値となる。位置指令B562は位置制御器に入力され、速度指令A563を生成する。この速度指令A563は切替器を通じて速度制御器とデジタル通信器569に入力し、デジタル通信器569はデジタル値である速度指令B564を生成し、スレーブ軸568に伝送する。速度指令A563と速度指令B564はデジタル値であるため、劣化等がなく同値となる。
次に、サーボアンプ563がスレーブ軸568として使用される場合、デジタル値である速度指令C565をデジタル通信器569で取り込み、デジタル値である速度指令D566を生成する。速度指令C565と速度指令D566はデジタル値であるため、伝送データに劣化がなく同値となる。
速度指令D566は必要に応じて車輪の回転方向に速度指令の極性を極性反転器560で合わせ、さらに切替器を通じて速度制御器に入力する。さらに、速度指令D66を切替器を通じてデジタル通信器69に入力し、この出力である速度指令B564を次のスレーブ軸にデジタル通信手段を経由して伝送し、最後尾のスレーブ軸まで同値の速度指令B564を入力する。
上記の構成により実施例1と同様に、上位装置側のソフトウェア開発工数を抑えることができ、自走式搬送装置のねじれを緩和することが可能となる。さらに、データ伝送に対する信頼性が向上し、装置全体のコストダウンと小型化が可能となる。
実施例3のシステムは、マスタ軸とスレーブ軸とから成るサーボグループを、同一のデジタル通信手段内に複数配置し、1つの上位装置で複数の通信サーボグループを制御するもので、1つの上位装置によって2つのサーボグループを制御するものである。
図7において、1台目の自走式搬送装置76A内に上位装置71を設置しており、とサーボグループ710Aを設置しており、2台目の自走式搬送装置76B内にサーボグループ710Bを設置している。
上位装置71から1台目の自走式搬送装置76A内のサーボグループ710Aに属するマスタ軸77Aにデジタル通信手段70を経由して位置指令72Aを伝送する。実施例1と同様にマスタ軸77Aは自走式搬送装置A106内のサーボグループ710Aに属する全て(実施例3では3つ)のスレーブ軸78Aにデジタル通信手段70を経由してトルク指令79Aを伝送する。
また、上位装置71からは2台目の自走式搬送装置76B内のサーボグループ710Bに属するマスタ軸77Bに対する位置指令72Bを位置指令72Aと同一通信パケットデータ内に配置し、同一のデジタル通信手段70を経由して伝送している。そして、マスタ軸77Bは上位装置21からの位置指令72Bを取り込み、スレーブ軸78Bにマスタ軸77Bの位置制御演算処理内で生成したトルク指令79Bを自走式搬送装置76B内の全て(実施例3では1つ)のスレーブ軸78Bにデジタル通信手段70を経由して伝送する。
上記の構成とすることで、複数の通信グループに対して上位装置71を1台のみとすることができ、サーボシステム全体のコストダウンが可能となる。
本発明のサーボシステムの制御方法は、複数の車輪にそれぞれサーボモータとそれを制御するサーボアンプを接続し、これらの車輪を同期させて駆動する自走式搬送装置だけでなく、それ以外の同期制御が必要な装置にも有用である。
本発明の実施例1におけるサーボシステムの説明図 本発明の実施例1におけるサーボアンプの説明図 本発明における通信手段で伝送する通信パケットデータ例1の説明図 本発明における通信手段で伝送する通信パケットデータ例2の説明図 本発明の実施例2におけるサーボシステムの説明図 本発明の実施例2におけるサーボアンプの説明図 本発明の実施例3におけるサーボアンプの説明図 本発明におけるサーボシステムの説明図 本発明におけるサーボアンプの説明図 従来の自走式搬送装置における位置指令を説明する説明図 従来の自走式搬送装置におけるねじれの説明図 従来の自走式搬送装置のねじれ対策を説明する説明図
符号の説明
10 デジタル通信手段
11 上位装置
12 位置指令
13 サーボアンプ
14 サーボモータ
15 車輪
16 自走式搬送装置
17 マスタ軸
18 スレーブ軸
19 トルク指令

Claims (4)

  1. 上位装置と複数のサーボアンプをデジタル通信手段で接続したサーボシステムにおいて、複数のサーボアンプ内の1軸をマスタ軸、残りをスレーブ軸とし、マスタ軸はデジタル通信手段を経由して伝送される上位装置からの位置指令に基づき位置制御演算処理を行い、マスタ軸の位置制御演算処理内で生成されるトルク指令もしくは速度指令を、前記デジタル通信手段を経由してスレーブ軸のサーボアンプに伝送し、スレーブ軸は前記指令に基づき制御演算処理を行い、サーボアンプに接続されたサーボモータを制御するサーボシステムの制御方法。
  2. マスタ軸から伝送されたトルク指令もしくは速度指令の極性をスレーブ軸の内部パラメータにより回転方向に応じて反転可能とする請求項1に記載のサーボシステムの制御方法。
  3. マスタ軸とスレーブ軸とから成る通信サーボグループを、同一のデジタル通信手段内に複数配置し、1つの上位装置で複数のサーボグループを制御する請求項1記載のサーボシステムの制御方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーボシステムの制御方法を用いた自走式搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009072028A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sanyo Denki Co Ltd 多軸駆動用ドライバ
JP2014032533A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Tamagawa Seiki Co Ltd サーボシステム

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