JP2007219265A - 顕微鏡観察装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】対物レンズの先端に、その光軸に交差する方向に外力が作用した場合に、その外力を効果的に逃がして対物レンズや試料の健全性を維持する。
【解決手段】装置本体に固定されるベース部材3と、対物レンズユニット4を装着する対物レンズ装着部材5と、該対物レンズ装着部材5をベース部材3に対して対物レンズユニット4の光軸Cに交差する方向に移動可能に支持する支持機構6とを備え、支持機構6が、ベース部材3または対物レンズ装着部材5のいずれか一方に設けられた内鍔部17cと、ベース部材3または対物レンズ装着部材5のいずれか他方に設けられ、内鍔部17cと軸方向に係合可能な外鍔部15と、これらを軸方向に密着させる方向に付勢する付勢部材19とを備え、内鍔部17cおよび外鍔部15に、これらが光軸C回りに所定の相対回転角度に配されたときに軸方向の係合を解除する切欠が設けられている顕微鏡観察装置を提供する。
【選択図】 図2
【解決手段】装置本体に固定されるベース部材3と、対物レンズユニット4を装着する対物レンズ装着部材5と、該対物レンズ装着部材5をベース部材3に対して対物レンズユニット4の光軸Cに交差する方向に移動可能に支持する支持機構6とを備え、支持機構6が、ベース部材3または対物レンズ装着部材5のいずれか一方に設けられた内鍔部17cと、ベース部材3または対物レンズ装着部材5のいずれか他方に設けられ、内鍔部17cと軸方向に係合可能な外鍔部15と、これらを軸方向に密着させる方向に付勢する付勢部材19とを備え、内鍔部17cおよび外鍔部15に、これらが光軸C回りに所定の相対回転角度に配されたときに軸方向の係合を解除する切欠が設けられている顕微鏡観察装置を提供する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、顕微鏡観察装置に関するものである。
従来、顕微鏡観察装置としては、例えば、特許文献1に示される構造のものが知られている。
この顕微鏡観察装置は、スプリング緩衝機構を有する対物レンズを備えている。スプリング緩衝機構は、対物レンズの先端が外力によって押圧されたときに、外力に倣って対物レンズの先端を光軸に沿う方向に変位させる機構である。このスプリング緩衝機構を採用することにより、作動距離(WD:Working Distance)が短い対物レンズを用いて、スライドガラス上に配置されカバーガラスによって覆われた試料を観察する場合に、誤ってカバーガラスに対物レンズの先端が接触してしまっても、カバーガラスや試料に損傷を与えることを回避できる利点がある。
特開平11−167066号公報
この顕微鏡観察装置は、スプリング緩衝機構を有する対物レンズを備えている。スプリング緩衝機構は、対物レンズの先端が外力によって押圧されたときに、外力に倣って対物レンズの先端を光軸に沿う方向に変位させる機構である。このスプリング緩衝機構を採用することにより、作動距離(WD:Working Distance)が短い対物レンズを用いて、スライドガラス上に配置されカバーガラスによって覆われた試料を観察する場合に、誤ってカバーガラスに対物レンズの先端が接触してしまっても、カバーガラスや試料に損傷を与えることを回避できる利点がある。
ところで、例えば、マウスのような実験動物等の生体の体内を生きたまま(in vivo)観察する場合には、対物レンズの先端を生体内に挿入する必要がある。この場合に、生体内の観察部位に対して対物レンズの光軸を垂直に向ける必要があり、対物レンズの姿勢を種々の方向に設定して、実験動物等の生体内を種々の角度から観察可能とすることが望まれている。
しかしながら、対物レンズを標本あるいは標本を搭載するステージに対して傾斜させる場合に、対物レンズを光軸方向のみに沿って移動させる場合には、多くの場合、対物レンズの先端面に光軸方向に沿う外力が加わるため、上記スプリング緩衝機構を機能させることができるが、対物レンズを光軸に交差する方向に移動させる場合には、対物レンズの先端に外力が作用しても、スプリング緩衝機構が機能しないことが考えられる。また、対物レンズを光軸方向のみに沿って移動させる場合においても、標本を搭載するステージに対して対物レンズが傾斜している場合には、対物レンズの先端がステージに衝突したときに、傾斜角度によっては、スプリング緩衝機構が良好に機能しない不都合がある。
これらの場合には、対物レンズに過大な外力が作用することとなって、対物レンズやステージが破損したり、標本に損傷を与えたりする不都合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、対物レンズの先端に、その光軸に交差する方向に外力が作用した場合に、その外力を効果的に逃がして対物レンズや試料の健全性を維持することができる顕微鏡観察装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、対物レンズユニットを簡易に着脱することができる顕微鏡観察装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、対物レンズの先端に、その光軸に交差する方向に外力が作用した場合に、その外力を効果的に逃がして対物レンズや試料の健全性を維持することができる顕微鏡観察装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、対物レンズユニットを簡易に着脱することができる顕微鏡観察装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明は、装置本体と、該装置本体に固定されるベース部材と、対物レンズユニットを装着する対物レンズ装着部材と、該対物レンズ装着部材を前記ベース部材に対して対物レンズユニットの光軸に交差する方向に移動可能に支持する支持機構とを備え、該支持機構が、前記ベース部材または前記対物レンズ装着部材のいずれか一方に半径方向内方に突出して設けられた内鍔部と、前記ベース部材または前記対物レンズ装着部材のいずれか他方に半径方向外方に突出して設けられ、前記内鍔部と軸方向に係合可能な外鍔部と、これら内鍔部と外鍔部とを軸方向に密着させる方向に付勢する付勢部材とを備え、内鍔部および外鍔部に、これら内鍔部と外鍔部とが光軸回りに所定の相対回転角度に配されたときに軸方向の係合を解除する切欠が設けられている顕微鏡観察装置を提供する。
本発明は、装置本体と、該装置本体に固定されるベース部材と、対物レンズユニットを装着する対物レンズ装着部材と、該対物レンズ装着部材を前記ベース部材に対して対物レンズユニットの光軸に交差する方向に移動可能に支持する支持機構とを備え、該支持機構が、前記ベース部材または前記対物レンズ装着部材のいずれか一方に半径方向内方に突出して設けられた内鍔部と、前記ベース部材または前記対物レンズ装着部材のいずれか他方に半径方向外方に突出して設けられ、前記内鍔部と軸方向に係合可能な外鍔部と、これら内鍔部と外鍔部とを軸方向に密着させる方向に付勢する付勢部材とを備え、内鍔部および外鍔部に、これら内鍔部と外鍔部とが光軸回りに所定の相対回転角度に配されたときに軸方向の係合を解除する切欠が設けられている顕微鏡観察装置を提供する。
本発明によれば、対物レンズユニットの先端に光軸に交差する方向に外力が作用すると、該対物レンズユニットを装着している対物レンズ装着部材に外力が伝達される。対物レンズ装着部材は支持機構によりベース部材に支持されているので、対物レンズ装着部材に外力が作用すると、支持機構の作動により、対物レンズ装着部材をベース部材に対して対物レンズユニットの光軸に交差する方向に移動させる。これにより、特に、対物レンズユニットを傾斜させて移動させる場合等に、対物レンズユニットの先端に過大な外力が作用することが未然に防止され、対物レンズユニットや標本の損傷を未然に防止することができる。
また、本発明によれば、対物レンズユニットを装着した対物レンズ装着部材をベース部材に対してその光軸回りに相対回転させることにより、内鍔部の切欠と外鍔部、外鍔部の切欠と内鍔部とを一致させて軸方向の係合を解除し、簡単に分離することができる。また、ベース部材に対物レンズ装着部材を装着する際には、内鍔部の切欠と外鍔部、外鍔部の切欠と内鍔部とを一致させて軸方向に近接させ、内鍔部が外鍔部を軸方向に乗り越えたところで、相対回転させ、内鍔部と外鍔部とを軸方向に係合させることにより、簡易に装着することができる。観察現場において、対物レンズユニットをネジにより締結する細かい作業をなくして、ベース部材と対物レンズ装着部材ととを所定角度だけ相対回転させることにより簡易に着脱でき、準備作業に要する負担を軽減することができる。
上記発明においては、前記内鍔部および外鍔部に、これら内鍔部および外鍔部が軸方向に係合したときに、光軸回りの相対回転を係止する係止機構が設けられていることが好ましい。
このようにすることで、係止機構の作動によりベース部材と対物レンズ装着部材との相対回転が係止される。これにより、対物レンズを装着した対物レンズ装着部材がベース部材に装着状態に維持され、観察中などに外れてしまうことを防止できる。
このようにすることで、係止機構の作動によりベース部材と対物レンズ装着部材との相対回転が係止される。これにより、対物レンズを装着した対物レンズ装着部材がベース部材に装着状態に維持され、観察中などに外れてしまうことを防止できる。
また、上記発明においては、前記内鍔部および外鍔部に、これら内鍔部および外鍔部が軸方向に係合したときに、対物レンズユニットとベース部材の中心軸を一致させるよう案内するガイド手段が設けられていることが好ましい。
このようにすることで、ベース部材に対して対物レンズ装着部材を相対回転させることにより、外鍔部と内鍔部とを軸方向に係合させると、ガイド手段の作動により、対物レンズユニットとベース部材の中心軸が一致するように案内される。これにより、対物レンズの光軸調整が自動的に行われ、迅速に観察を開始することができる。
このようにすることで、ベース部材に対して対物レンズ装着部材を相対回転させることにより、外鍔部と内鍔部とを軸方向に係合させると、ガイド手段の作動により、対物レンズユニットとベース部材の中心軸が一致するように案内される。これにより、対物レンズの光軸調整が自動的に行われ、迅速に観察を開始することができる。
また、上記発明においては、前記支持機構に、前記対物レンズ装着部材が前記ベース部材に対して相対移動したことを検出する検出手段が備えられていることとしてもよい。
このようにすることで、検出手段の作動により、対物レンズ装着部材がベース部材に対して相対移動したことが検出される。観察中に対物レンズ装着部材がベース部材に対して相対移動するのは、対物レンズユニットの先端に外力が作用している場合である。この場合に、対物レンズユニットの先端に過大な外力が作用し続けると、対物レンズユニットや試料が損傷する可能性があるので、これを検出することで、対物レンズユニットおよび試料の健全性を維持することができる。
このようにすることで、検出手段の作動により、対物レンズ装着部材がベース部材に対して相対移動したことが検出される。観察中に対物レンズ装着部材がベース部材に対して相対移動するのは、対物レンズユニットの先端に外力が作用している場合である。この場合に、対物レンズユニットの先端に過大な外力が作用し続けると、対物レンズユニットや試料が損傷する可能性があるので、これを検出することで、対物レンズユニットおよび試料の健全性を維持することができる。
本発明によれば、対物レンズの先端に、その光軸に交差する方向に外力が作用した場合に、その外力を効果的に逃がして対物レンズや試料の健全性を維持することができる。また、対物レンズユニットを簡易に着脱することができ、観察現場における対物レンズユニットの交換作業を容易にしてオペレータの負担を軽減することができるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施形態に係る顕微鏡観察装置1について、図1〜図11を参照して説明する。
本実施形態に係る顕微鏡観察装置1は、マウス等の実験動物のような生体を試料Aとして、その内部を観察するのに適した装置である。
本実施形態に係る顕微鏡観察装置1は、マウス等の実験動物のような生体を試料Aとして、その内部を観察するのに適した装置である。
本実施形態に係る顕微鏡観察装置1は、図1に示されるように、装置本体2と、該装置本体2に固定されたベース部材3と、対物レンズユニット4と、該対物レンズユニット4に装着される対物レンズ装着部材5と、ベース部材3に対して対物レンズ装着部材5を支持させる支持機構6とを備えている。
装置本体2は、本体ケース7と、該本体ケース7に固定されたコリメートユニット8と、該コリメートユニット8によって平行光にされた光を2次元的に走査する光走査部9とを備えている。
コリメートユニット8には、図示しない光源からの光を導く光ファイバ10の先端がコネクタ11によって固定されている。コネクタ11はコリメートユニット8に、光軸に対して若干傾斜して斜めに固定されている。これにより、光ファイバ10の出射端面10aを、長さ方向に対して斜めに形成し、該出射端面10aにおける光ファイバ10内の反射光が、光源側に設けられている光検出器(図示略)に戻ることを防止するように構成されている。光ファイバ10の出射端面10aから出射された光は、コリメートユニット8のレンズ8Aを通過することによって集光され、平行光に変換されるようになっている。
光走査部9は、例えば、直交する2つの軸線回りにそれぞれ揺動可能に支持された2枚のガルバノミラー(図示略)を近接配置してなる、いわゆる近接ガルバノミラーにより構成されている。各ガルバノミラーは、ケーブル12を介して外部の図示しない制御装置から送られてきた制御信号によって、図示しないアクチュエータにより、所定の速さで往復揺動させられるようになっている。これにより、平行光は2次元的に走査されるようになっている。
前記ベース部材3は、略円筒状に形成されるとともに本体ケース7に固定するためのフランジ3aを備えている。また、ベース部材3は、前記光走査部9により走査された光を集光して中間像を結像させる複数のレンズ13Aからなる瞳投影レンズユニット13を備えている。また、ベース部材3には、前記瞳投影レンズユニット13により中間像を結像した光を集光して平行光にする結像レンズ14Aを有する結像レンズユニット14が備えられている。
前記対物レンズ装着部材5は、図2に示されるように、対物レンズユニット4に設けられた取付ネジ4aに締結される雌ネジ5aを有する略円筒状の部材である。また、対物レンズ装着部材5には、図3に示されるように、後述する支持機構6の一部を構成する外鍔部15が設けられている。外鍔部15は、前記雌ネジ5aとは反対側の端部に設けられ、周方向に等間隔をあけて6カ所において半径方向外方に突出している。これら外鍔部15の間には切欠16が形成されている。
前記支持機構6は、図2に示されるように、前記対物レンズ装着部材5に設けられた外鍔部15と、前記ベース部材3の先端に取り付けられた内鍔部材17と、該内鍔部材17の軸方向の内側に被せられるリング板状の支持プレート18と、該支持プレート18を軸方向に付勢するコイルスプリング(付勢部材)19とを備えている。
内鍔部材17は、ベース部材3の先端に設けられた雌ネジ3bに締結される雄ネジ17aを有し、該雄ネジ17aを雌ネジ3bに締結することにより、ベース部材3の先端に固定されるようになっている。内鍔部材17は、図3に示されるように、中央貫通孔17bを有するリング状に形成され、周方向に等間隔をあけて6カ所において半径方向内方に突出する内鍔部17cと、これら内鍔部17cの間に設けられた切欠17dとを備えている。
内鍔部材17の切欠17dを含む中央貫通孔17bの寸法は、前記対物レンズ装着部材5の外鍔部15を通過可能な寸法に形成されている。すなわち、対物レンズ装着部材5の外鍔部15は、内鍔部材17の切欠17dを軸方向に通過することができ、内鍔部17cは、外鍔部15間の切欠16を軸方向に通過できるようになっている。したがって、外鍔部15を内鍔部材17の切欠17dに、内鍔部17cを外鍔部15間の切欠16にそれぞれ一致させて相互に軸方向に近接させていくことにより、対物レンズ装着部材5の外鍔部15をベース部材3の外側から内側に挿入することができるようになっている。
各内鍔部17cには、ベース部材3の内側に配される端面の周方向の中央位置に、前記外鍔部15の幅寸法より大きな幅寸法を有する凹部(係止機構)17eが設けられている。図2に示されるように、対物レンズ装着部材5をベース部材3に連結した状態においては、図4に示されるように、対物レンズ装着部材5の各外鍔部15が、内鍔部17cに設けられた各凹部17eに収容されている。この状態においては、対物レンズ装着部材5に軸線回りの回転力が作用しても、外鍔部15の周方向の側面が凹部17eの溝壁に突き当たって回転が規制されるようになっている。
前記対物レンズ装着部材5には、図2に示されるように、前記外鍔部15の半径方向内方に、軸方向に沿って外鍔部15に向かい漸次拡大する案内面5bが備えられている。案内面5bの最大径寸法は、前記内鍔部材17の中央貫通孔17bの内径寸法に概略一致している。
図2に示されるように、対物レンズ装着部材5をベース部材3に連結した状態では、対物レンズ装着部材5が支持プレート18を押圧するコイルスプリング19によって押圧され、その案内面5bの最大径位置を中央貫通孔17bに嵌合させるようになっている。これにより、ベース部材3の光軸と対物レンズユニット4の光軸Cとが精度よく一致させられるようになっている。
前記支持プレート18は、対物レンズ装着部材5の外鍔部15が内鍔部材17の切欠17dを軸方向に通過してベース部材3内に配置されたときに、外鍔部15の軸方向の端面に密着させられるようになっている。この状態からさらに対物レンズ装着部材5をベース部材3の内側に挿入する方向に押圧すると、支持プレート18を押圧しているコイルスプリング19が圧縮されて支持プレート18が軸方向に移動するようになっている。
図2中、符号20は結像レンズ14Aを固定するリングナットであり、該リングナット20の一端面にコイルスプリング19の一端を支持する支持凹部20aが設けられている。
図2中、符号20は結像レンズ14Aを固定するリングナットであり、該リングナット20の一端面にコイルスプリング19の一端を支持する支持凹部20aが設けられている。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡観察装置1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡観察装置1を使用するには、まず、装置本体2を支持する図示しないアームを動作させて装置本体2を任意の位置および姿勢に設定する。そして、実験動物のような生体からなる試料Aを切開して、その開口部に対物レンズユニット4の先端4bを挿入していく。
なお、試料Aを切開する場合に限られず、耳のような薄い皮膚を切開することなく外部から観察する場合にも本実施形態に係る顕微鏡観察装置1を適用することとしてもよい。
本実施形態に係る顕微鏡観察装置1を使用するには、まず、装置本体2を支持する図示しないアームを動作させて装置本体2を任意の位置および姿勢に設定する。そして、実験動物のような生体からなる試料Aを切開して、その開口部に対物レンズユニット4の先端4bを挿入していく。
なお、試料Aを切開する場合に限られず、耳のような薄い皮膚を切開することなく外部から観察する場合にも本実施形態に係る顕微鏡観察装置1を適用することとしてもよい。
所望の位置において装置本体2を固定し、図示しない光源から、例えば、レーザ光のような励起光を供給し、光走査部9を作動させる。光源から発せられた励起光は、光ファイバ10を伝播した後、コネクタ11を介して装置本体2内に導かれる。装置本体2にはコリメートユニット8が固定されているので、光ファイバ10の出射端面10aから本体ケース7内に出射された励起光はコリメートユニット8のレンズ8Aを通過することによって平行光に変換される。
平行光に変換された励起光は光走査部9に入射される。光走査部9は近接ガルバノミラーを往復揺動させることにより、励起光を90°(図1中、水平に入射された励起光を鉛直方向に)偏向し、かつ、2次元的に走査する。走査された励起光は瞳投影レンズユニット13を通過させられることにより中間像を結像し、その後、結像レンズユニット14を通過することによって平行光に変換される。そして、結像レンズユニット14から出射された平行光は対物レンズユニット4に入射され、その先端4bの前方の所定の作動距離をあけた焦点位置に再結像させられる。
試料Aに励起光が入射されると、試料A内部に存在する蛍光物質が励起されて蛍光が発せられる。発生した蛍光は、対物レンズユニット4の先端4bから対物レンズユニット4内に戻り、結像レンズユニット14、瞳投影レンズユニット13,光走査部9およびコリメートユニット8を介して光ファイバ10に入射され、光源側に戻る。光源側において、蛍光は、図示しないダイクロイックミラーによって励起光から分離され図示しない光検出器、例えば、光電子増倍管(PMT)によって検出される。そして、検出された蛍光は画像化されてモニタに表示されることになる。
光ファイバ10が、シングルモードファイバのように十分に細いコア径を有している場合には、光ファイバ10の先端が対物レンズユニット4の先端4bの結像位置と共役な位置関係となって共焦点光学系が構成される。したがって、対物レンズユニット4の先端4bの結像位置近傍において発生した蛍光のみが光ファイバ10内に入射されることになり、解像度の高い画像を得ることができる。また、光ファイバ10がそれよりも太いコア径を有する場合には、解像度は低くなるが、明るく、奥行きのある画像を得ることができる。
そして、得られた画像を見ながら、所望の観察位置を探すために装置本体2および対物レンズユニット4をその光軸C方向に移動させると、励起光の結像位置が光軸C方向に移動する結果、深さ方向の観察位置を変化させることができる。
この場合に、対物レンズユニット4の先端4bが試料Aの内部において、比較的固い組織等の何らかの物体に当接すると、対物レンズユニット4の先端4bに外力が加わることになる。
この場合に、対物レンズユニット4の先端4bが試料Aの内部において、比較的固い組織等の何らかの物体に当接すると、対物レンズユニット4の先端4bに外力が加わることになる。
まず、対物レンズユニット4の先端4bに光軸C方向に沿う外力が作用した場合について説明する。
対物レンズユニット4の先端4bに光軸C方向に沿って作用する外力が、コイルスプリング19の弾発力を上回ると、図5に示されるように、コイルスプリング19が圧縮されて、支持プレート18が移動する結果、支持プレート18に密着状態に配されている対物レンズ装着部材5および該対物レンズ装着部材5に取り付けられている対物レンズユニット4も装置本体2に対して光軸C方向に相対的に変位させられる。したがって、対物レンズユニット4の先端4bに過大な押圧力が加わることが防止され、対物レンズユニット4および相手方の試料Aの損傷を防止することができる。
対物レンズユニット4の先端4bに光軸C方向に沿って作用する外力が、コイルスプリング19の弾発力を上回ると、図5に示されるように、コイルスプリング19が圧縮されて、支持プレート18が移動する結果、支持プレート18に密着状態に配されている対物レンズ装着部材5および該対物レンズ装着部材5に取り付けられている対物レンズユニット4も装置本体2に対して光軸C方向に相対的に変位させられる。したがって、対物レンズユニット4の先端4bに過大な押圧力が加わることが防止され、対物レンズユニット4および相手方の試料Aの損傷を防止することができる。
この場合において、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1によれば、上述したコイルスプリング19を含む緩衝機構が対物レンズユニット4の先端4b近傍に設けられているのではなく、装置本体2に固定されたベース部材3側に設けられているので、対物レンズユニット4の先端4b近傍の構造を簡素化して、細径化することが可能となる。したがって、生体等の試料Aの内部を観察する際に、対物レンズユニット4の先端4bを挿入するために切開する範囲を必要最小限に止めることができる。
その結果、試料Aにかかる負担を低減し、試料Aの健全性を長期にわたって維持することができる。すなわち、対物レンズユニット4の先端4bを生体等の試料Aに挿入した状態で、長期間にわたり、生体を生きたままの状態で観察し続けることが可能となる。
また、対物レンズユニット4に緩衝機構を設けない本実施形態に係る顕微鏡観察装置1によれば、倍率や、先端形状の異なる対物レンズユニット4を交換する場合に、対物レンズユニット4毎に緩衝機構を設ける必要がないので、装置全体のコストを低減することができるという利点もある。さらに、緩衝機構における可動部を対物レンズユニット4に設けないので、対物レンズユニット4の防水構造を容易に構築することができ、体液等の液体を含む試料Aの内部にまで対物レンズユニット4の先端4bを挿入して行う観察に適した顕微鏡観察装置1を提供することができる。
また、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1によれば、対物レンズユニット4が装置本体2に対して変位する際に、結像レンズユニット14から出射された平行光の位置Bにおいて光路長が変化させられる。したがって、対物レンズユニット4が光軸C方向に変位しても、その結像関係が変化しない。
すなわち、対物レンズユニット4の先端4bを試料Aに押し付けた状態で、その押圧力によって対物レンズユニット4が光軸C方向に押し戻されても、モニタに表示されている画像の焦点がずれることがない。したがって、装置本体2に対する対物レンズユニット4の相対変位量を十分に確保しておくことにより、対物レンズユニット4を装置本体2に対して相対変位させながら同一箇所の観察を行うことが可能となる。
例えば、試料Aが、マウス等の生体である場合には、生体を生きたまま観察しようとすると、心臓の拍動、血管の脈動、呼吸動等によって試料Aの表面が変動する。この場合に、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1を用いることによって、対物レンズユニット4の先端4bを試料Aに押し付けて、対物レンズユニット4を装置本体2方向に少し押し戻した位置で観察を行う。
これにより、試料Aを対物レンズユニット4の押圧力によって押さえるとともに、それ以上の力で脈動等する場合には、対物レンズユニット4を脈動等に合わせて変位させながら観察することができる。この場合に、対物レンズユニット4が変位しても結像関係が変化しないので、ピントのあった鮮明な画像を表示し続けることができる。
また、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1においては、結像レンズユニット14から出力される平行光の位置Bにおいて、対物レンズユニット4を着脱することとしているので、着脱される対物レンズユニット4は無限遠光学系となる。したがって、対物レンズ装着部材5の雌ネジ5aを通常の顕微鏡に用いられるネジ部の規格に設定しておくことにより、通常の顕微鏡の対物レンズユニットを着脱することもできる。
次に、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1において、対物レンズユニット4を交換する方法について説明する。
まず、図2および図4に示されるように、対物レンズユニット4を装着した対物レンズ装着部材5の外鍔部15が、内鍔部17cに設けられた凹部17eに収容されている連結状態から、図4に矢印で示されるように、コイルスプリング19の付勢力に抗して対物レンズ装着部材5に押圧力を加える。
まず、図2および図4に示されるように、対物レンズユニット4を装着した対物レンズ装着部材5の外鍔部15が、内鍔部17cに設けられた凹部17eに収容されている連結状態から、図4に矢印で示されるように、コイルスプリング19の付勢力に抗して対物レンズ装着部材5に押圧力を加える。
これにより、図5に示されるように、支持プレート18が押圧されてコイルスプリング19が圧縮され、図6に示されるように、対物レンズ装着部材5の外鍔部15が内鍔部17cの凹部17eから外れる位置まで軸方向に移動させられる。この状態で、外鍔部15の側面と凹部17eの壁面との係合状態が解除されるので、図6に矢印で示すように内鍔部材17に対して対物レンズ装着部材5を軸線回りに相対回転させる。
そして、内鍔部材17に対して対物レンズ装着部材5を軸線回りに所定角度、本実施形態の場合には30°相対回転させることにより、図7に示されるように、外鍔部15と内鍔部材17の切欠17d、内鍔部17cと外鍔部15間の切欠16とが一致するので、矢印に示されるように、対物レンズ装着部材5を軸方向に移動させることにより、外鍔部15を内鍔部材17から抜き出し、図8および図9に示されるように、対物レンズ装着部材5とベース部材3との連結を切り離すことができる。
すなわち、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1によれば、対物レンズ装着部材5を、ベース部材3に対して軸方向に若干押し込んだまま、軸線回りに30°回転させるだけで、対物レンズユニット4を対物レンズ装着部材5に装着されたままの状態でベース部材3から取り外すことができる。また、対物レンズユニット4のベース部材3への取り付けは、対物レンズユニット4を対物レンズ装着部材5に装着されたままの状態で、上記とは逆方向に操作するだけで行うことができる。
したがって、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1によれば、作業空間の制限される観察現場において、細かい取付ネジ4aを雌ネジ5aに噛み合わせて軸線回りに複数回回転させるような締結作業を行う必要がなく、押し込んで30°回転させるだけの作業により、極めて簡易に対物レンズユニット4を着脱することができる。その結果、対物レンズユニット4の交換作業の作業性を大幅に改善することができるという利点がある。
なお、対物レンズ装着部材5からの対物レンズユニット4の切り離しは、対物レンズユニット4の取付ネジ4aの締結を緩めることにより行うことができる。この作業は、観察現場から離れた比較的広い作業空間において行うことができるので、作業者にかかる負担は少なくてすむ。
次に、対物レンズユニット4の先端4bに、光軸Cに対して傾斜した方向に外力が作用した場合について説明する。
対物レンズユニット4の先端4bに光軸Cに対して傾斜した方向に外力Fが作用すると、図10および図11に示されるように、コイルスプリング19が圧縮されて、ベース部材3の光軸に対して対物レンズユニット4の光軸Cが傾斜させられるよう、回転移動させられる。
対物レンズユニット4の先端4bに光軸Cに対して傾斜した方向に外力Fが作用すると、図10および図11に示されるように、コイルスプリング19が圧縮されて、ベース部材3の光軸に対して対物レンズユニット4の光軸Cが傾斜させられるよう、回転移動させられる。
したがって、対物レンズユニット4の先端4bが外力Fに対して逃げる方向に移動することで、先端4bに過大な押圧力が加わることが防止され、対物レンズユニット4および相手方の試料Aの損傷を防止することができる。
そして、対物レンズユニット4の先端4bに加えられた外力Fを解除すると、コイルスプリング19の付勢力により、支持プレート18が押し戻され、対物レンズ装着部材5に設けられた案内面5bによって該案内面5bが内鍔部材17の中央貫通孔17bに嵌合するように案内され、ベース部材3の光軸C′と対物レンズユニット4の光軸Cとが一致する位置まで戻される。
そして、対物レンズユニット4の先端4bに加えられた外力Fを解除すると、コイルスプリング19の付勢力により、支持プレート18が押し戻され、対物レンズ装着部材5に設けられた案内面5bによって該案内面5bが内鍔部材17の中央貫通孔17bに嵌合するように案内され、ベース部材3の光軸C′と対物レンズユニット4の光軸Cとが一致する位置まで戻される。
なお、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1においては、ベース部材に内鍔部材17を固定し、対物レンズ装着部材5に外鍔部15を設けたが、これとは逆に、ベース部材に外鍔部、対物レンズ装着部材に内鍔部材を設けてもよい。
また、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1においては、ベース部材3に対して対物レンズ装着部材5が変位したことを検出する検出手段21を設けることが好ましい。検出手段21としては、例えば、図12に示されるように、ベース部材3の外部に隣接して配置した発光部22および受光部23と、発光部22からの光を貫通させるようベース部材3に設けられた貫通孔24と、支持プレート18に固定されたミラー25とからなるものが挙げられる。
対物レンズ装着部材5がベース部材3に対して位置決め状態に固定された図12の実線で示される状態では、発光部22から発せられた光が、貫通孔24を通過して支持プレート18に設けられたミラー25により反射され、再度貫通孔24を通過して受光部23により検出される。対物レンズ装着部材5がベース部材3に対して変位した図12の鎖線で示す状態では、発光部22から発せられ貫通孔24を通過した光はミラー25に到達せず、受光部23に戻らない。したがって、受光部23により光が検出されないことにより、ベース部材3に対して対物レンズ装着部材5が変位したことを検出することができる。
このような検出手段21を設けることにより、ベース部材3に対して対物レンズ装着部材5が変位したこと、すなわち、対物レンズユニット4に外力が作用したことを検出できる。したがって、検出信号に基づいて、対物レンズユニット4の移動を停止し、あるいは、外力が小さくなる方向に対物レンズユニット4を逃がすことにより、対物レンズユニット4の先端4bおよび試料Aを損傷させないように保護することができる。
検出手段21としては、上述した光学式の検出手段21に限定されるものではなく、マイクロスイッチその他の任意の検出手段を用いることにしてもよい。
また、検出手段21は、ベース部材3に対する対物レンズユニット4のあらゆる方向への傾斜を検出するために、ベース部材3の周方向に間隔をあけて複数設けられていることが好ましい。
また、検出手段21は、ベース部材3に対する対物レンズユニット4のあらゆる方向への傾斜を検出するために、ベース部材3の周方向に間隔をあけて複数設けられていることが好ましい。
また、本実施形態に係る顕微鏡観察装置1においては、対物レンズユニット4を着脱する際に、図13に示されるようなプロテクタ26を使用することが好ましい。このプロテクタ26は、対物レンズユニット4を先端4b側から取り囲む略円筒状に形成され、その一端を閉塞されている。他端の開口部には対物レンズユニット4の段部4cに突き当たる突き当て面26aが設けられ、該突き当て面26aには、対物レンズユニット4の段部4cに設けられた凹部4dに係合する突起26bが設けられている。突起26bおよび凹部4dは周方向に間隔をあけて複数設けられていてもよい。
これにより、対物レンズユニット4を着脱する際には、図13に示されるように、プロテクタ26を対物レンズユニット4に嵌合させ、対物レンズユニット4の段部4cの凹部4dに突き当て面26aの突起26bを係合させる。これにより、対物レンズユニット4とプロテクタ26との軸線回りの相対回転が係止されるので、プロテクタ26を操作して対物レンズ装着部材5のベース部材3への押し込みと相対回転とを行うことにより、操作者が対物レンズユニット4に直接接触することなく対物レンズユニット4を着脱することができる。
したがって、操作者が手で触れることによる対物レンズユニット4の汚染を防止し、滅菌等された清浄な状態のままで対物レンズユニット4を装着することができる。
したがって、操作者が手で触れることによる対物レンズユニット4の汚染を防止し、滅菌等された清浄な状態のままで対物レンズユニット4を装着することができる。
また、図14および図15に示されるように、観察中に、対物レンズユニット4が誤って脱落してしまうことを防止するための誤脱落防止機構30を設けることにしてもよい。
この誤脱落防止機構30は、例えば、ベース部材3の先端に、揺動可能に取り付けられた外部リンク31および内部リンク32と、これらリンク31,32を連結する中間リンク33と、前記支持プレート18の上面に設けられ、前記内部リンク32の先端に係合可能な係合溝34とを備えている。また、外部リンク31および内部リンク32は、スプリング35により図15(a)の状態に付勢されている。
この誤脱落防止機構30は、例えば、ベース部材3の先端に、揺動可能に取り付けられた外部リンク31および内部リンク32と、これらリンク31,32を連結する中間リンク33と、前記支持プレート18の上面に設けられ、前記内部リンク32の先端に係合可能な係合溝34とを備えている。また、外部リンク31および内部リンク32は、スプリング35により図15(a)の状態に付勢されている。
このようにすることで、観察時には、図15(a)に示されるように、内部リンク32の先端が、支持プレート18の係合溝34に近接した状態に配置されている。したがって、対物レンズユニット4の先端4bが押圧されることにより、コイルスプリング19が圧縮されて支持プレート18が軸方向に移動しても、図15(c)に示されるように、係合溝34に内部リンク32が係合することによって支持プレート18の軸線回りの回転が係止される。その結果、該支持プレート18に密着している対物レンズユニット4も軸線回りに回転しにくく、内鍔部材17との係合が解除されてしまうことが防止される。
一方、対物レンズユニット4をベース部材3に対して着脱する際には、例えば、図14に示されるように、開口部に軸方向に延びる押圧部36を備えたプロテクタ26′を使用し、図15(b)に示されるように、プロテクタ26′の押圧部36により外部リンク31を押圧して揺動させる。これにより、内部リンク32を係合溝34から遠ざかる方向に揺動させ、支持プレート18の回転を許容する。このようにすることで、支持プレート18とともに対物レンズユニット4を容易に回転させることができ、内鍔部材17との係合を容易に解除することが可能となる。
C 光軸
1 顕微鏡観察装置
2 装置本体
3 ベース部材
4 対物レンズユニット
5 対物レンズ装着部材
6 支持機構
15 外鍔部
15b 案内面(ガイド手段)
16,17d 切欠
17b 中央貫通孔(ガイド手段)
17c 内鍔部
17e 凹部(係止機構)
19 コイルスプリング(付勢部材)
21 検出手段
1 顕微鏡観察装置
2 装置本体
3 ベース部材
4 対物レンズユニット
5 対物レンズ装着部材
6 支持機構
15 外鍔部
15b 案内面(ガイド手段)
16,17d 切欠
17b 中央貫通孔(ガイド手段)
17c 内鍔部
17e 凹部(係止機構)
19 コイルスプリング(付勢部材)
21 検出手段
Claims (4)
- 装置本体と、
該装置本体に固定されるベース部材と、
対物レンズユニットを装着する対物レンズ装着部材と、
該対物レンズ装着部材を前記ベース部材に対して対物レンズユニットの光軸に交差する方向に移動可能に支持する支持機構とを備え、
該支持機構が、前記ベース部材または前記対物レンズ装着部材のいずれか一方に半径方向内方に突出して設けられた内鍔部と、前記ベース部材または前記対物レンズ装着部材のいずれか他方に半径方向外方に突出して設けられ、前記内鍔部と軸方向に係合可能な外鍔部と、これら内鍔部と外鍔部とを軸方向に密着させる方向に付勢する付勢部材とを備え、
内鍔部および外鍔部に、これら内鍔部と外鍔部とが光軸回りに所定の相対回転角度に配されたときに軸方向の係合を解除する切欠が設けられている顕微鏡観察装置。 - 前記内鍔部および外鍔部に、これら内鍔部および外鍔部が軸方向に係合したときに、光軸回りの相対回転を係止する係止機構が設けられている請求項1に記載の顕微鏡観察装置。
- 前記内鍔部および外鍔部に、これら内鍔部および外鍔部が軸方向に係合したときに、対物レンズユニットとベース部材の中心軸を一致させるよう案内するガイド手段が設けられている請求項1または請求項2に記載の顕微鏡観察装置。
- 前記支持機構に、前記対物レンズ装着部材が前記ベース部材に対して相対移動したことを検出する検出手段が備えられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の顕微鏡観察装置。
Priority Applications (3)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-02-17 JP JP2006040909A patent/JP2007219265A/ja not_active Withdrawn
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