JP2007214998A - 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、及びプログラム - Google Patents

符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的低コストで、高速な符号化処理を実現する符号化装置を提供する。
【解決手段】 符号化装置2は、単一のソースコーダで生成されるシンボル(中間コード)を複数のエントロピーコーダ(ハフマン符号器A及びハフマン符号器B)に振り分けて、これらのエントロピーコーダでシンボルを並行してエントロピー符号化させる。これにより、符号化処理の高速化を実現する。また、ソースコーダ及びエントロピーコーダを含む全体を並列化する場合に比較して、本符号化装置2は、ソースコーダに要するコストを抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、データを符号化する符号化装置に関する。
例えば、特許文献1は、入力された画像を複数の符号器に均等に振り分けながら複数の符号器で並列して処理を行う符号化処理を開示する。
特開2000−217003号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、より高速に符号化処理を行う符号化装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、より高速に復号化処理を行う復号化装置を提供することを目的とする。
[符号化装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかる符号化装置は、入力データに基づいて、エントロピー符号化処理の対象となる中間データを生成する中間コード生成手段と、エントロピー符号化処理を行う複数の符号化手段と、前記中間コード生成手段により生成された中間データを、複数の前記符号化手段それぞれに割り当てて符号化させる割当手段とを有する。
好適には、前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードのうち、同一の符号空間で符号が割り当てられる複数の中間コードを、出現した順序で複数の符号化手段に割り当てる。
好適には、前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードを、それぞれの中間コードの種類に応じて、複数の前記符号化手段のいずれかに割り当てる。
好適には、前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードを、それぞれの中間コードに対応付けられた符号空間に応じて、複数の前記符号化手段のいずれかに割り当てる。
好適には、前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードを、それぞれの中間コードに対応するコンテクストに応じて、複数の前記符号化手段のいずれかに割り当てる。
好適には、複数の前記符号化手段により符号化された複数の中間データを、符号空間を区別できる態様で統合する符号統合手段をさらに有する。
好適には、複数の前記符号化手段は、互いに並行して符号化処理を行うことができるハードウェアである。
[復号化装置]
また、本発明にかかる復号化装置は、複数の符号ビット列が含まれた符号データを復号化する復号化装置であって、エントロピー復号化処理を行う複数の復号化手段と、入力された符号データに含まれる複数の符号ビット列を、複数の前記復号化手段に分配する符号分配手段と、複数の前記復号化手段による復号結果を統合する統合手段とを有する。
好適には、複数の前記復号化手段は、互いに並行して復号化処理を行うことができるハードウェアであり、前記符号分配手段は、複数の前記復号化手段それぞれの処理負荷に応じて、符号ビット列を分配する。
好適には、前記符号データには、それぞれの符号ビット列について前記復号化手段のいずれかを指定する指定情報が含まれており、前記符号分配手段は、前記指定情報に応じて、それぞれの符号ビット列を前記復号化手段のいずれかに割り当てる。
[符号化方法]
また、本発明にかかる符号化方法は、複数のエントロピー符号化器を用いた符号化方法であって、入力データに基づいて、エントロピー符号化処理の対象となる中間データを生成し、生成された中間データを、複数の前記エントロピー符号化器それぞれに割り当て、複数の前記エントロピー符号化器それぞれが、割り当てられた中間データをエントロピー符号化する。
[復号化方法]
また、本発明にかかる復号化方法は、複数のエントロピー復号化器を用いた復号化方法であって、入力された符号データに含まれる複数の符号ビット列を、複数の前記エントロピー復号化器に分配し、複数の前記エントロピー復号化器が、分配された符号ビット列を復号化し、複数の前記エントロピー復号化器による復号結果を統合して、復号データを生成する。
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、複数のエントロピー符号化器を有する符号化装置において、入力データに基づいて、エントロピー符号化処理の対象となる中間データを生成するステップと、生成された中間データを、複数の前記エントロピー符号化器それぞれに割り当てるステップとを前記符号化装置に実行させる。
また、本発明にかかるプログラムは、複数のエントロピー復号化器を有する復号化装置において、入力された符号データに含まれる複数の符号ビット列を、複数の前記エントロピー復号化器に分配するステップと、複数の前記エントロピー復号化器による復号結果を統合して、復号データを生成するステップとを前記復号化装置に実行させる。
本発明の符号化装置又は復号化装置によれば、より高速に符号化処理又は復号化処理を行うことができる。
[背景と概略]
符号化処理は、入力データを中間コードに変換するソースコーダと、中間コードを符号データに変換するエントロピーコーダとによって実現されることが多い。
ソースコーダは、処理の方式によって分岐を生じにくくできるが、エントロピーコーダは、中間コードの出現確率の偏りを利用するため、本質的に分岐処理を包含する。そのため、エントロピーコーダが実装上のボトルネックになることがある。
一般に、エントロピー符号化は、ある符号語の復号結果が次の符号語の復号に影響する。例えば、エントロピー符号化でもっともポピュラーな手法の1つに、ハフマン符号化方式(Huffman符号化方式)がある。ハフマン符号化方式では、符号化の対象となるシンボル(すなわち、中間コード)と、符号語とが1対1に対応する。ハフマン符号化方式の場合、シンボル毎に符号語の長さが異なる可変長符号なので、その前の符号語の終端が次の符号語の始端を決める。ここで生じる分岐のために処理負荷にペナルティが生じるだけでなく、並列化などの高速化が行いにくくなる。
そこで、本実施形態における画像処理装置2は、シンボル(中間コード)を、複数のストリームに分解することで、エントロピー符号化処理を並列に処理し、高速処理を実現する。
このシンボルの分解には、いくつか基準がありうるが、本質的には異なるストリームを独立にエントロピー符号化することによって、高速化を図る。
より具体的には、図1(A)に例示するように、本画像処理装置2は、単一のソースコーダで生成されるシンボル(中間コード)を複数のエントロピーコーダ(本例では、エントロピーコーダA及びエントロピーコーダB)に振り分けて、シンボルを並行してエントロピー符号化する。
なお、図1(B)に例示するように、ソースコーダ及びエントロピーコーダを含む全体を並列化することも考えられるが、ソースコーダに要するコストを勘案すると、図1(A)に例示する形態が好ましい。
また、ソースコーダを並列化すると、元のデータ(例えば、画像データ)を既定の単位で分割する必要があるため、分割境界領域に劣化が生ずる可能性がある。この点からも、図1(A)に例示する形態が、図1(B)に例示する形態よりも好ましいといえる。
[第1実施形態]
まず、本実施形態における画像処理装置2のハードウェア構成を説明する。
図2は、本発明にかかる符号化方法及び復号化方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置21を中心に例示する図である。
図2に例示するように、画像処理装置2は、CPU212及びメモリ214などを含む制御装置21、通信装置22、HDD・CD装置などの記録装置24、並びに、LCD表示装置あるいはCRT表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)25から構成される。
画像処理装置2は、例えば、プリンタ装置3の内部に設けられた処理ユニットであり、本発明にかかる符号化プログラム5及び復号化プログラム6(後述)がインストールされている。なお、本例では、プログラムの形式で説明するが、符号化プログラム5及び復号化プログラム6の全部又は一部(例えば、後述のハフマン符号器、算術符号器、ハフマン復号器及び算術復号器など)がASICなどのハードウェアで実現されてもよい。
[符号化プログラム]
図3は、制御装置21(図2)により実行され、本発明にかかる符号化方法を実現する第1の符号化プログラム5の機能構成と、本発明にかかる復号化方法を実現する第1の復号化プログラム6の機能構成とを例示する図である。
図3に例示するように、第1の符号化プログラム5は、シンボル生成部500、シンボル分配部510、及び、複数のハフマン符号器(本例では、第1のハフマン符号器A522及び第2のハフマン符号器B524)を有する。
なお、シンボル生成部500はソースコーダに相当し、ハフマン符号器A522及びハフマン符号器B524はそれぞれエントロピーコーダに相当する。
符号化プログラム5において、シンボル生成部500は、入力されたデータに基づいて、エントロピー符号化処理の対象となる中間コード(すなわち、シンボル)を生成し、生成されたシンボルをシンボル分配部510に出力する。
本例では、LZ符号化方式に属するデフレート(deflate)方式を用いて画像データを符号化する場合を具体例として説明する。そのため、本例のシンボル生成部500は、入力された画像データを、リテラル(画素値そのもの)、又は、一致長(length)及び参照距離(distance)の組に変換する。すなわち、デフレート方式では、リテラルと、一致長及び参照距離の組とがシンボルとなる。この参照距離は、処理対象となる注目データ列から、参照すべきデータ列(参照データ列)までの距離を示し、一致長は、注目データ列と参照データ列とが一致する長さを示す。
シンボル分配部510は、シンボル生成部500により生成されたシンボルを、複数のハフマン符号器(ハフマン符号器A及びハフマン符号器B)に割り当てる。
本例のデフレート方式では、一致長及び距離の組と、リテラルとは、同じ符号空間を共有する。正確には、一致長(length)とリテラル(literal)が1つの符号空間に存在し、距離(distance)は、一致長などと別の符号空間が与えられているが、一致長(length)及び距離(distance)の組み合わせを1つの符号語(中間コード)と見ることも可能であり、その限りにおいて、符号空間を共有しているといえる。したがって、直前のシンボルが、一致長及び距離の組、又は、リテラルのいずれであっても、次のシンボルの種別には影響しない。
そこで、本例のシンボル分配部510は、シンボル生成部500から入力されたシンボル(一致長及び距離の組、又は、リテラル)を、入力順(出現順)に、ハフマン符号器A522A又はハフマン符号器B524に対して交互に割り当てる。
ハフマン符号器A522及びハフマン符号器B524は、共に、ハフマン符号化処理を行う。すなわち、ハフマン符号器A522及びハフマン符号器B524は、互いに独立に、シンボル分配部510から入力されるシンボルをハフマン符号に変換する。
本例では、ハフマン符号器A522により生成された出力符号Aは、復号化プログラム6のハフマン復号器A602に入力され、ハフマン符号器B524により生成された出力符号Bは、復号化プログラム6のハフマン復号器B604に入力される。
図3に例示するように、第1の復号化プログラム6は、複数のハフマン復号器(本例では、第1のハフマン復号器A602及び第2のハフマン復号器B604)、シンボル統合部610、及び復号画像生成部620を有する。
復号化プログラム6において、ハフマン復号器A602は、ハフマン符号器A522から入力された出力符号Aを復号化し、復号化されたシンボルをシンボル統合部610に出力する。
ハフマン復号器B604は、ハフマン復号器A602とは独立に、ハフマン符号器B524から入力された出力符号Bを復号化し、復号化されたシンボルをシンボル統合部610に出力する。
シンボル統合部610は、複数のハフマン復号器(本例では、ハフマン復号器A及びハフマン復号器B)から入力されるシンボルを統合して、統合されたシンボルを復号画像生成部620に出力する。
本例の符号化プログラム5では、出現順にシンボルをハフマン符号器に割り当てているので、本例のシンボル統合部610は、ハフマン復号器A602から入力されたシンボルと、ハフマン復号器Bから入力されたシンボルを交互にマージする。
復号画像生成部620は、シンボル統合部610から入力されたシンボルに基づいて、元のデータを再現する。
本例の復号画像生成部620は、シンボル統合部610から入力されたシンボル(一致長及び距離の組、並びに、リテラル(画素値))に基づいて、デフレート方式に従って、復号画像を生成する。
図4(A)は、シンボル生成部500により生成されたシンボル群を例示し、図4(B)は、シンボル分配部510により分配されたシンボル群を例示する図である。
符号化処理においては、シンボル生成部500は、図4(A)に例示するように、入力された画像データにおいて、注目画素と、参照バッファ(ウインドウ)内の参照画素とを比較して、いずれの参照画素も注目画素と一致しない場合には、画素値そのものであることを示すリテラル(種別)、及び、画素値(値)をシンボルとし、参照画素と注目画素とが一致する場合には、最長一致長を算出し、その一致長及び距離をシンボルとする。
このように順次生成されるシンボルは、シンボル分配部510によって、図4(B)に例示するように、ハフマン符号器A及びハフマン符号器Bに交互に振り分けられる。
ハフマン符号器Aに振り分けられたシンボル群(#1、#3、#5)と、ハフマン符号器Bに振り分けられたシンボル群(#2、#4)とは、互いに独立に符号化されるため、互いに独立した符号空間で符号化されることになる。
なお、復号化処理では、ハフマン復号器Aにより復号化されたシンボル群(#1、#3、#5)と、ハフマン復号器Bにより復号化されたシンボル群(#2、#4)とは、シンボル統合部610によって統合され、図4(A)に例示するシンボル群(#1〜#5)となる。
図5は、符号化プログラム5(図3)による符号化処理(S10)のフローチャートである。
図5に示すように、ステップ100(S100)において、シンボル生成部500(図3)は、入力された画像データを複数のシンボルに変換し、変換されたシンボル群(図4(A))をシンボル分配部510に出力する。
ステップ110(S110)において、符号化プログラム5は、処理対象となるシンボルが奇数番目のシンボルである場合には、S120の処理に移行し、処理対象となるシンボルが偶数番目のシンボルである場合には、S140の処理に移行する。
なお、本フローチャートでは、説明の便宜上、S110において奇数番目であるか偶数番目であるかによって処理を分岐させているが、実際には、シンボル分配部510が、シンボル生成部500から入力されるシンボルを、入力された順序で交互にハフマン符号器A522又はハフマン符号器B524に割り当てるだけである。
ステップ120(S120)において、シンボル分配部510は、シンボル生成部500から入力されたシンボルをハフマン符号器A522に出力する。
ステップ130(S130)において、ハフマン符号器A522は、シンボル分配部510から入力されたシンボルをハフマン符号に変換し、変換されたハフマン符号(出力符号A)を外部に出力する。
ステップ140(S140)において、シンボル分配部510は、シンボル生成部500から入力されたシンボルをハフマン符号器B524に出力する。
ステップ150(S150)において、ハフマン符号器B524は、ハフマン符号器A522とは独立に、シンボル分配部510から入力されたシンボルをハフマン符号に変換し、変換されたハフマン符号(出力符号B)を外部に出力する。
ステップ160(S160)において、符号化プログラム6は、全てのシンボルが符号化されたか否かを判断し、未処理のシンボルが存在する場合には、S110の処理に戻って、次のシンボルを処理し、全てのシンボルが符号化された場合には、符号化処理(S10)を終了する。
図6は、復号化プログラム6(図3)による復号化処理(S20)のフローチャートである。
図6に示すように、ステップ200(S200)において、復号化プログラム6は、符号化プログラム5から符号データが入力される符号化処理を開始する。
ステップ210(S210)において、ハフマン復号器A602は、符号化プログラム5(具体的には、ハフマン符号器A522)から入力される出力符号Aを復号化し、復号化されたシンボルをシンボル統合部610に出力する。
ステップ220(S220)において、ハフマン復号器B604は、ハフマン復号器A602と独立して、符号化プログラム5(具体的には、ハフマン符号器B524)から入力される出力符号Bを復号化し、復号化されたシンボルをシンボル統合部610に出力する。
なお、本例では、S210におけるハフマン復号化処理と、S220におけるハフマン復号化処理とが、実質的に並行に実施される。
ステップ230(S230)において、シンボル統合部610は、ハフマン復号器A602及びハフマン復号器B604から入力されるシンボルを交互にマージして、マージされたシンボル群を復号画像生成部620に出力する。
ステップ240(S240)において、復号画像生成部620は、シンボル統合部610から入力されたシンボル群(すなわち、交互にマージした統合シンボル)に基づいて、復号画像を生成する。
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置2は、複数のハフマン符号器でハフマン符号化処理を実施することにより、符号化処理を高速化することができる。
また、本画像処理装置2は、単一のシンボル生成部500でソースコーディングを行うため、比較的低コストで実装可能である。
また、本画像処理装置2は、複数のハフマン復号器でハフマン復号化処理を実施することにより、復号化処理を高速化することができる。
[第2実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。
上記実施形態では、デフレート方式に本発明を適用した形態を説明したが、第2の実施形態では、JPEGのDCT方式(以下、単にJPEGとあらわす)に本発明を適用した場合を具体例として説明する。
図7(A)は、第2の符号化プログラム52の機能構成を例示し、図7(B)は、第2の復号化プログラム62の機能構成を例示する図である。
図7(A)に例示するように、符号化プログラム52は、第2のシンボル生成部530、第2のシンボル分配部512、輝度用ハフマン符号器542、及び、色差用ハフマン符号器544を有する。また、第2のシンボル生成部530は、色変換部532、直交変換部534及び量子化部536を含む。
符号化プログラム52において、色変換部532は、入力された画像データを輝度色差系(YCbCr色空間)の画像データに変換し、輝度成分(Y成分)及び色差成分(Cb成分及びCr成分)からなる画像データを直交変換部534に出力する。
直交変換部534は、色変換部532から入力された輝度成分及び色差成分それぞれに対して、直交変換(具体的には、離散コサイン変換(DCT))を施し、各変換係数を量子化部536に出力する。
量子化部536は、直交変換部534から入力された変換係数に対して、量子化処理を施して、量子化処理が施された変換係数をシンボルとしてシンボル分配部512に出力する。
シンボル分配部512は、量子化部536から入力された変換係数(シンボル)を、シンボルの種類に応じて、複数のハフマン符号器に割り当てる。
本例のシンボル分配部512は、量子化部536から入力される変換係数のうち、輝度成分(Y成分)の変換係数を輝度用ハフマン符号器542に割り当て、色差成分(Cb成分及びCr成分)の変換係数を色差用ハフマン符号器544に割り当てる。
輝度用ハフマン符号器542及び色差用ハフマン符号器544は、それぞれシンボル分配部512から入力される変換係数に対して2次元ハフマン符号化処理を施して、生成されたハフマン符号を外部に出力する。
ハフマン符号化は、シンボル毎に設計するが、種別の異なるシンボル毎に、独立に設計することがある。例えば、JPEGの場合、DC成分の差分の符号表と、AC成分の符号表とは、独立に設計されており、さらに、それぞれが輝度用と色差用とで独立な符号空間を持つため、都合4種類の符号表を使い分ける。
本例では、このシンボルの種別(符号空間)ごとに、符号を分割する。この場合、それぞれのエントロピーコーダ(輝度用ハフマン符号器542及び色差用ハフマン符号器544)が、互いに異なる符号空間を担当するので、複数のエントロピーコーダが重複して同一の符号表を持つ必要がなくなる。
ただし、単純に4つに分割すると効率が悪い。その理由は、JPEGが8×8ブロックを処理単位とすることにある。すなわち、1つのブロックについて、DC成分は1個であるのに対して、AC成分は、最大63個発生しうる。したがって、DC成分とAC成分とを並列化した場合に、DC成分を担当するエントロピーコーダの負荷が軽くなりすぎ、コストと性能のバランスが悪い。
これに対して、輝度成分と色差成分は、AC成分とDC成分ほど個数の差がない。例えば、JPEGで標準的に使われる、いわゆる4:2:2サンプリングでは、輝度成分(Y成分)と色差成分(Cb成分及びCr成分)のブロック数が等しい。したがって、本例のシンボル分配部512は、輝度成分を輝度用ハフマン符号器542に割り当て、色差成分を色差用ハフマン符号器544に割り当てて、輝度成分及び色差成分を並列化させ、バランス良く処理する。
図7(B)に例示するように、復号化プログラム62は、輝度用ハフマン復号器632、色差用ハフマン復号器634、第2のシンボル統合部612、及び、第2の復号画像生成部640を有する。また、第2の復号画像生成部640は、逆量子化部642、逆直交変換部644、及び、色変換部646を含む。
復号化プログラム62において、輝度用ハフマン復号器632は、輝度成分のハフマン符号を復号化し、復号化された輝度成分のシンボル(Y成分の変換係数)をシンボル統合部612に出力する。
色差用ハフマン復号器634は、色差成分のハフマン符号を復号化し、復号化された色差成分のシンボル(Cb成分及びCr成分の変換係数)をシンボル統合部612に出力する。
第2のシンボル統合部612は、複数のハフマン復号器から入力されるシンボルを、シンボルの種類に応じて統合し、統合されたシンボル群を逆量子化部642に出力する。
逆量子化部642は、シンボル統合部612から入力されたシンボル(変換係数)に対して逆量子化処理を施して、変換係数の逆量子化値を算出し、算出された逆量子化値を逆直交変換部644に出力する。
逆直交変換部644は、逆量子化部642から入力された逆量子化値(変換係数)に対して逆直交変換(具体的には、逆離散コサイン変換)を施して、輝度色差系の画像データを生成し、生成された画像データ(YCbCr)を色変換部646に出力する。
色変換部646は、逆直交変換部644から入力された画像データ(YCbCr)に対して色変換処理を施して、例えば、RGBの画像データを生成する。
以上説明したように、第2の実施形態における画像処理装置2は、JPEG方式で生成されるシンボル(変換係数)を、シンボルの種類(輝度成分であるか色差成分であるか)に応じて複数のハフマン符号器に分配して、シンボル(変換係数)を並行して符号化する。これにより、比較的低コストで、JPEG方式の符号化処理を高速化できる。
また、本画像処理装置2は、輝度成分の符号と、色差成分の符号とをそれぞれ並行して復号化して、輝度成分のシンボル(変換係数)及び色差成分のシンボル(変換係数)を生成し、生成されたシンボルに基づいて復号画像を生成する。これにより、比較的低コストで、JPEG方式の復号化処理を高速化できる。
なお、本例では、Y成分、Cb成分及びCr成分が、それぞれ4:2:2でサンプリングされることを前提として、輝度成分(Y成分)と、色差成分(Cr成分及びCb成分)とを並列化したが、サンプリングの比率によって並列化の方法を変更してもよい。
例えば、Y成分、Cb成分及びCr成分を4:4:4サンプリングした場合には、Y成分、Cb成分及びCr成分が、それぞれ同じブロック数になるため、Y成分用のハフマン符号器、Cb成分用のハフマン符号器、及びCr成分用のハフマン符号器を設けて、3つの色成分を並列化させてもよい。また、4:2:0サンプリングする場合などには、輝度成分2に対して色差成分1となるため、2つの輝度用ハフマン符号器と、1つの色差用ハフマン符号器とを設けて並列化してもよい。
[第3実施形態]
次に、第3の実施形態を説明する。
上記実施形態では、いずれもハフマン符号を用いる形態を説明したが、第3の実施形態では、JBIGやJPEG2000で採用されている算術符号を用いる場合を説明する。
算術符号化方式では、コンテクストを使ったマルコフモデリングでエントロピーを下げるのが一般的だが、これは、仮想的にはコンテクスト数だけの算術符号化器を備えるのと同値である。
そこで、本実施形態では、コンテクストの数だけ、あるいはコンテクストのID順や出力頻度などでグルーピングして、そのグループ毎に符号を分割する。以下、一例としてJBIG方式に適用する場合を具体例として説明する。
図8(A)は、第3の符号化プログラム54の機能構成を例示し、図8(B)は、第3の復号化プログラム64の機能構成を例示する図である。
図8(A)に例示するように、符号化プログラム54は、コンテクストモデリング部550、第3のシンボル分配部514、複数のシンボルキュー(シンボルキューA562及びシンボルキューB564)、及び、複数の算術符号器(算術符号器A572及び算術符号器B574)を有する。
コンテクストモデリング部550は、入力された画像データについて、コンテクストモデリングを行って、コンテクストを決定し、決定されたコンテクストをシンボル分配部514に出力する。
シンボル分配部514は、コンテクストモデリング部550から入力されたコンテクストに基づいて、シンボルの振分け先を決定する。本例のシンボル分配部514は、コンテクストを2つのグループ(グループA及びグループB)に分類し、処理対象となる画素のコンテクストがグループAに属する場合には、この画素のシンボルをシンボルキューA562に出力し、処理対象となる画素のコンテクストがグループBに属する場合には、この画素のシンボルをシンボルキューB564に出力する。
シンボルキューA562は、グループAに属するコンテクストを有する画素のシンボルをバッファリングし、シンボルキューB564は、グループBに属するコンテクストを有する画素のシンボルをバッファリングする。コンテクストの場合、出力順や輝度色差別のように固定的に順序良く分配がされるとは限らない。つまり、短期的に特定のコンテクストが出現した場合、特定の算術符号器のみが稼動して並列化の効果が減少する可能性がある。そこで、ソースコーダ(コンテクストモデリング)とエントロピーコーダ(算術符号化)の干渉バッファとして、シンボルキューA562及びシンボルキューB564が設けられている。これによって、局所的なコンテクストの偏りが吸収される。
算術符号器A572は、シンボルキューA562から入力されるシンボルを算術符号に変換し、算術符号器B574は、シンボルキューB574から入力されるシンボルを算術符号に変換する。
図8(B)に例示するように、復号化プログラム64は、複数の算術復号器(算術復号器A652及び算術復号器B654)、複数のシンボルキュー(シンボルキューA662及びシンボルキューB664)、第3のシンボル統合部614、第3の復号画像生成部670、及びコンテクストモデリング部680を有する。
復号化プログラム64において、算術復号器A652は、グループAに属するコンテクストの符号データを算術復号化し、復号化されたシンボルをシンボルキューA662に出力する。
算術復号器B654は、グループBに属するコンテクストの符号データを算術復号化し、復号化されたシンボルをシンボルキューB664に出力する。
シンボルキューA662及びシンボルキューB664は、それぞれ算術復号器A652及び算術復号器B654から入力されたシンボルをバッファリングする。
シンボル統合部614は、シンボルキューA662及びシンボルキューB664にバッファリングされているシンボルを、コンテクストモデリング部680により生成されたコンテクストに基づいて統合し、統合されたシンボルを復号画像生成部670に出力する。
復号画像生成部670は、シンボル統合部614から入力されたシンボルに基づいて、復号画像を生成し、生成された復号画像を外部に出力する。
コンテクストモデリング部680は、復号画像生成部670から順に出力される画素データ(復号画像の一部)に基づいて、コンテクストを決定し、決定されたコンテクストをシンボル統合部614に出力する。
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置2は、コンテクストに応じて、シンボルを複数の算術符号器に割り当てる。これにより、複数の算術符号器で同一の符号表を共有することなく、算術符号化処理を並列化できる。
[変形例1]
以下、上記実施形態の変形例を説明する。なお、以下、第1の実施形態に対する変形例を説明するが、第2及び第3の実施形態についても同様の変形が可能である。
まず、第1の変形例として、複数の符号ストリームを1つの符号ストリームに統合する形態を説明する。上記実施形態では、シンボル群を複数のエントロピー符号器(ハフマン符号器又は算術符号器)に割り当てるため、複数のエントロピー符号器それぞれから符号ストリームが生成される。そのため、複数の符号ストリームを分けて管理する必要がある。例えば、PDFのイメージオブジェクトのように、複数の符号を1ファイルの中に統合するようなメタファイルでデータ列を構成することが考えられる。
本変形例では、複数の符号ストリームそれぞれを分割し、インターリーブすることにより、1つの符号ストリームに統合する。例えば、ブロック(又はライン)単位でインターリーブしてもよいし、符号の固定長ごとにインターリーブしてもよい。このとき、インターリーブした符号の種別(いずれの符号ストリームに属するか)は、既定の識別情報(例えば、それぞれの位置と長さの情報を集約したヘッダ情報、又は、それぞれのデータの先頭に挿入するマーカ)として符号データに付加される。
図9(A)は、第1の変形例における符号化プログラム56の機能構成を例示し、図9(B)は、第1の変形例における復号化プログラム66の機能構成を例示する図である。
図9(A)に例示するように、第1の変形例における符号化プログラム56は、第1の符号化プログラム5(図3)に符号統合部580を追加した構成をとる。
符号統合部580は、ハフマン符号器A522から出力される出力符号A、及び、ハフマン符号器B524から出力される出力符号Bを統合し、統合された符号データに対して、それぞれの符号が出力符号Aに属するか出力符号Bに属するかを示す識別情報を付与する。すなわち、識別情報は、いずれのエントロピー復号器(ハフマン復号器又は算術復号器)で復号化すべきかを示す情報であり、場合によっては、それぞれの符号に適用すべき符号空間を区別するための情報である。
図9(B)に例示するように、第1の変形例における復号化プログラム66は、第1の復号化プログラム6(図3)に符号分配部690を追加した構成をとる。
符号分配部690は、符号プログラム56により生成された符号データを複数の符号に分割し、分割された符号を、符号データに付加された識別情報に基づいて、ハフマン復号器A602又はハフマン復号器B604に出力する。
図10(A)は、符号統合部580により生成される固定長ヘッダ形式の符号データ9を例示し、図10(B)は、符号統合部580により生成される固定長マーカ形式の符号データ92を例示する図である。
図10(A)に例示するように、固定長ヘッダ形式の符号データ9は、ヘッダ情報902と、固定長の符号ビット列904とを含む。
各符号ビット列904は、複数のハフマン符号器(図9のハフマン符号器A522及びハフマン符号器B524)それぞれから出力される符号ストリームが既定の長さで分割されたものである。本図の「符号#1−1」は、ハフマン符号器Aから出力された符号ストリームの一部であり、「符号#2−1」及び「符号#2−2」は、ハフマン符号器Bから出力された符号ストームの一部である。
ヘッダ情報902は、各符号ビット列904がいずれの符号ストリームに属するかを示す情報である。換言すると、ヘッダ情報902は、それぞれの符号ビット列904をいずれのエントロピー復号器(ハフマン復号器A又はハフマン復号器B)で復号化すべきかを示す情報である。本図の「#1−1」は、最初の符号ビット列904が第1のハフマン符号器(本例では、図9のハフマン符号器A)で復号化すべき1番目のビット列であることを示し、次の「#2−1」は、2番目の符号ビット列904が第2のハフマン符号器(本例では、図9のハフマン符号器B)で復号化すべき1番目のビット列であることを示し、次の「#2−2」は、3番目の符号ビット列904が第2のハフマン符号器で符号化すべき2番目のビット列であることを示す。
また、符号統合部580は、図10(B)に例示するように、固定長マーカ形式の符号データ92を生成してもよい。
固定長マーカ形式の符号データ92は、複数の符号ビット列904と、これらのビット列それぞれに関連付けられたマーカ906とを含む。
各マーカ906は、関連付けられた符号ビット列904がいずれの符号ストリームに属するか(すなわち、いずれのエントロピー復号器で復号化すべきか)を示している。本例の「符号1」は、第1のハフマン符号器(本例では、図9のハフマン符号器A)で復号化すべきビット列であることを示し、「符号2」は、第2のハフマン符号器(本例では、図9のハフマン符号器B)で復号化すべきビット列であることを示す。
また、符号統合部580(図9)は、図11(A)に例示するように、可変長ヘッダ形式の符号データ94を生成してもよいし、図11(B)に例示するように、可変長マーカ形式の符号データ96を生成してもよい。
これらの場合には、符号統合部580は、出現順(例えばライン毎)に各符号ストリームを分割して符号ビット列908を生成し、順番にマージする。この場合には、各符号ストリームに属するビット列が交互にでてくるため、出現順が固定になるが、各ビット列の長さが必要になる。そこで、符号統合部580は、図11(A)に例示するヘッダ情報910、又は、図11(B)に例示するマーカ912に、ビット列の長さを示す情報を含ませる。
このように、複数の符号ストリームをインターリーブして1つの符号データに統合することにより、符号データの取扱いが容易になる。
[変形例2]
次に、第2の変形例として、エントロピー符号器の数と、エントロピー復号器の数とが異なる場合を説明する。上記実施形態では、エントロピー符号器の数とエントロピー復号器の数とが等しい形態を説明したが、これに限定されるものではなく、エントロピー符号器の数がエントロピー復号器よりも多くてもよいし、エントロピー復号器の数がエントロピー符号器よりも多くてもよい。
例えば、ハフマン符号のように、符号器及び復号器が状態を持つ必要がないアルゴリズムでは、符号ビット列904(図10)がいずれの復号器で復号されても構わない。
そこで、このような場合には、図12に例示するように、符号化プログラム56のハフマン符号器の数(本例では2つ)が、復号化プログラム68のハフマン復号器の数(本例では、3つ)と異なってもよい。
この場合、例えば、符号分配部690は、複数のハフマン復号器(ハフマン復号器A602〜ハフマン復号器C606)のうち、手の空いたハフマン復号器(すなわち、処理負荷の軽いハフマン復号器)に符号ビット列を割り当てる。各符号ビット列は、部分ブロックに分割されていることが望ましい。
また、この場合には、シンボル統合部610は、シンボルの順番を間違えないようにするために、例えば、図10又は図11に例示したヘッダ情報又はマーカに基づいて、シンボル群を統合する。
また、これと逆に、エントロピー復号器に要するコストを抑えたい場合には、図13に例示するように、復号化プログラム69に含まれるエントロピー復号器の数(本例では、1つのハフマン復号器600)を、符号化プログラム56のエントロピー符号器(本例では、2つのハフマン復号器)よりも少なくしてもよい。この場合に、ハフマン復号器600は、時分割によって仮想的に複数の復号化処理を並列実行する。
また、この場合のシンボル統合部610は、ハフマン復号器600による時分割処理に備えて、緩衝用のバッファを持つことが望ましい。
また、図14に例示するように、符号化プログラム59に含まれるエントロピー符号器を1つにし、符号化プログラム66に含まれるエントロピー復号器を複数設けてもよい(本例では、1つのハフマン符号器、2つのハフマン復号器)。
この場合、ハフマン符号器520は、時分割によって、仮想的に複数の符号化処理を並列実行する。
このように、エントロピー符号器とエントロピー復号器との組合せは、種々考えられ、符号化処理及び復号化処理に要求される処理速度、実装上許容されるコストなどに応じて、適宜選択できる。
エントロピーコードのみを並列化した場合と、符号化処理全体を並列化した場合とを比較するための図である。 本発明にかかる符号化方法及び復号化方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置21を中心に例示する図である。 第1の符号化プログラム5の機能構成と、第1の復号化プログラム6の機能構成とを例示する図である。 (A)は、シンボル生成部500により生成されたシンボル群を例示し、(B)は、シンボル分配部510により分配されたシンボル群を例示する図である。 符号化プログラム5(図3)による符号化処理(S10)のフローチャートである。 復号化プログラム6(図3)による復号化処理(S20)のフローチャートである。 (A)は、第2の符号化プログラム52の機能構成を例示し、(B)は、第2の復号化プログラム62の機能構成を例示する図である。 (A)は、第3の符号化プログラム54の機能構成を例示し、(B)は、第3の復号化プログラム64の機能構成を例示する図である。 (A)は、第1の変形例における符号化プログラム56の機能構成を例示し、(B)は、第1の変形例における復号化プログラム66の機能構成を例示する図である。 (A)は、符号統合部580により生成される固定長ヘッダ形式の符号データ9を例示し、(B)は、符号統合部580により生成される固定長マーカ形式の符号データ92を例示する図である。 (A)は、符号統合部580により生成される可変長ヘッダ形式の符号データ94を例示し、(B)は、符号統合部580により生成される可変長マーカ形式の符号データ96を例示する図である。 2つのハフマン符号器が設けられた符号化プログラムと、3つのハフマン復号器が設けられた復号化プログラムとの組合せを例示する図である。 2つのハフマン符号器が設けられた符号化プログラムと、1つのハフマン復号器が設けられた復号化プログラムとの組合せを例示する図である。 1つのハフマン符号器が設けられた符号化プログラムと、2つのハフマン復号器が設けられた復号化プログラムとの組合せを例示する図である。
符号の説明
2・・・画像処理装置
5・・・符号化プログラム
500・・・シンボル生成部
510・・・シンボル分配部
522、524・・・ハフマン符号器
580・・・符号統合部
6・・・復号化プログラム
602、604・・・ハフマン復号器
610・・・シンボル統合部
620・・・復号画像生成部
690・・・符号分配部
9・・・符号データ
902・・・ヘッダ情報
904・・・符号ビット列

Claims (14)

  1. 入力データに基づいて、エントロピー符号化処理の対象となる中間データを生成する中間コード生成手段と、
    エントロピー符号化処理を行う複数の符号化手段と、
    前記中間コード生成手段により生成された中間データを、複数の前記符号化手段それぞれに割り当てて符号化させる割当手段と
    を有する符号化装置。
  2. 前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードのうち、同一の符号空間で符号が割り当てられる複数の中間コードを、出現した順序で複数の符号化手段に割り当てる
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードを、それぞれの中間コードの種類に応じて、複数の前記符号化手段のいずれかに割り当てる
    請求項1に記載の符号化装置。
  4. 前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードを、それぞれの中間コードに対応付けられた符号空間に応じて、複数の前記符号化手段のいずれかに割り当てる
    請求項1に記載の符号化装置。
  5. 前記割当手段は、前記中間コード生成手段により生成された中間コードを、それぞれの中間コードに対応するコンテクストに応じて、複数の前記符号化手段のいずれかに割り当てる
    請求項1に記載の符号化装置。
  6. 複数の前記符号化手段により符号化された複数の中間データを、符号空間を区別できる態様で統合する符号統合手段
    をさらに有する請求項1に記載の符号化装置。
  7. 複数の前記符号化手段は、互いに並行して符号化処理を行うことができるハードウェアである
    請求項1〜6のいずれかに記載の符号化装置。
  8. 複数の符号ビット列が含まれた符号データを復号化する復号化装置であって、
    エントロピー復号化処理を行う複数の復号化手段と、
    入力された符号データに含まれる複数の符号ビット列を、複数の前記復号化手段に分配する符号分配手段と、
    複数の前記復号化手段による復号結果を統合する統合手段と
    を有する復号化装置。
  9. 複数の前記復号化手段は、互いに並行して復号化処理を行うことができるハードウェアであり、
    前記符号分配手段は、複数の前記復号化手段それぞれの処理負荷に応じて、符号ビット列を分配する
    請求項8に記載の復号化装置。
  10. 前記符号データには、それぞれの符号ビット列について前記復号化手段のいずれかを指定する指定情報が含まれており、
    前記符号分配手段は、前記指定情報に応じて、それぞれの符号ビット列を前記復号化手段のいずれかに割り当てる
    請求項8に記載の復号化装置。
  11. 複数のエントロピー符号化器を用いた符号化方法であって、
    入力データに基づいて、エントロピー符号化処理の対象となる中間データを生成し、
    生成された中間データを、複数の前記エントロピー符号化器それぞれに割り当て、
    複数の前記エントロピー符号化器それぞれが、割り当てられた中間データをエントロピー符号化する
    符号化方法。
  12. 複数のエントロピー復号化器を用いた復号化方法であって、
    入力された符号データに含まれる複数の符号ビット列を、複数の前記エントロピー復号化器に分配し、
    複数の前記エントロピー復号化器が、分配された符号ビット列を復号化し、
    複数の前記エントロピー復号化器による復号結果を統合して、復号データを生成する
    復号化方法。
  13. 複数のエントロピー符号化器を有する符号化装置において、
    入力データに基づいて、エントロピー符号化処理の対象となる中間データを生成するステップと、
    生成された中間データを、複数の前記エントロピー符号化器それぞれに割り当てるステップと
    を前記符号化装置に実行させるプログラム。
  14. 複数のエントロピー復号化器を有する復号化装置において、
    入力された符号データに含まれる複数の符号ビット列を、複数の前記エントロピー復号化器に分配するステップと、
    複数の前記エントロピー復号化器による復号結果を統合して、復号データを生成するステップと
    を前記復号化装置に実行させるプログラム。
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