JP2007214952A - 無線伝送方法及び装置 - Google Patents

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Makoto Funabiki
誠 船引
Akihiro Tatsuta
明浩 竜田
Yuji Oue
裕司 大植
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Abstract

【課題】複数の無線伝送装置からなる無線伝送システムにおいて、無線通信装置間のCECメッセージの伝送を可能とする無線伝送方法及び装置を提供する。
【解決手段】無線伝送装置100が無線伝送装置101に対してCECメッセージを送信する際、無線伝送装置100は所定の間隔で有線インタフェースをサンプリングし、サンプリングしたデータを無線伝送装置101に無線送信し、有線インタフェースによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、有線インタフェースに‘0’出力を保持し、無線伝送装置101から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を規定時間保持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の無線伝送装置間でHDMIにおけるCECメッセージの伝送を可能とした無線伝送方法及び装置に関する。
従来のHDMI(High−Definition Multimedia Interface)のCEC(Consumer Electronics Control)メッセージを利用するものとしては、有線で伝送するものがあった(例えば、特許文献1参照)。ここでHDMIとは、非特許文献1で規格化されているものである。
送信側装置及び受信側装置2つの装置がHDMIにより有線接続され、送信側装置から受信側装置にCECメッセージを送信する場合のCECメッセージの伝送方法について説明する。送信側装置から送信されるCECメッセージは、1つのフレームに格納され受信側装置に伝送される。
図7は従来例、第1の実施形態及び第2の実施形態に係るCECフレームのフォーマットの一例を示す図であり、図8は従来例、第1の実施形態及び第2の実施形態に係るヘッダブロック/データブロックのフォーマットの一例を示す図である。CECフレーム700は、1ビットのスタートビット701、1つのヘッダブロック702、0個以上のデータブロック703により構成される。スタートビット701はCECフレームの最初であることを示すビットであり、規定のパルス波形を伝送路に出力する。ヘッダブロック702及びデータブロック703は、同様の構成をしており、8ビットの情報ビット801、1ビットのEOM(End of Message)ビット802、1ビットのACKビット803により構成される。
ヘッダブロック702の情報ビット801には、4ビットの送信側装置の論理アドレス及び4ビットの受信側装置の論理アドレスが格納される。データブロック703の情報ビット801には、受信側装置に対する操作を示すコードなどが格納される。EOMビット802は、データブロックがCECフレームの最後のデータブロックである場合は‘1’にセットされ、そうでない場合は‘0’にセットされる。また、ACKビット803は、ヘッダブロック及びデータブロックが受信側装置に正しく受信されたか否かを判別するためのビットであり、送信側装置により‘1’がセットされる。受信側装置がヘッダブロック及びデータブロックを正しく受信した場合は、ACKビット803に‘0’を出力する。
ヘッダブロック及びデータブロックにおいては、ビットの値‘0’及び‘1’を示すパルス波形が伝送路に連続的に出力される。受信側装置では、スタートビット701を検出後、ヘッダブロック702、データブロック703を示すパルス波形を規定タイミングでサンプリングすることにより、データを受信する。
また、複数の装置が接続されている場合にもバス接続であるので、送信側装置と受信側装置で同様の動作を行うことができる。
特開2005−528853号公報。 High-Definition Multimedia Interface Specification, Version1.1, HDMI Licensing, LLC, California in U.S.A., May 20,2004。
しかしながら、送信側装置と受信側装置間に無線が介在すると、ヘッダブロック及びデータブロックのACKビット803の規定のタイミングで受信側装置が‘0’を返信することができないため、送信側装置において、CECフレームの再送が生じる。しかしながら、再送されたCECフレームに対しても同様にACKビットの規定のタイミングで受信側装置が‘0’を返信することができない。すなわち、送信側装置において、再送が複数回行われたとしても、CECメッセージを送信側装置から受信側装置に無線を用いて伝送することは不可能であるという課題を有していた。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、無線伝送装置間でCECメッセージの伝送を可能とした無線伝送方法及び装置を提供することにある。
第1の発明に係る無線伝送方法は、それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
上記第1の伝送装置及び上記第2の伝送装置はそれぞれ有線インタフェース及び無線インタフェースを備え、
上記第1の伝送装置が所定の間隔で有線インタフェースをサンプリングするステップと、
上記第1の伝送装置がサンプリングしたデータを上記第2の伝送装置に無線送信するステップと、
上記第2の伝送装置が無線インタフェースにより受信するステップと、
上記第2の伝送装置が受信したデータに基づく波形を有線インタフェースに出力するステップとを含むことを特徴とする。
第2の発明に係る無線伝送方法は、それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
上記第1の伝送装置及び第2の伝送装置はそれぞれ無線インタフェース及び内部バスを備え、
上記第1の伝送装置が所定の間隔で内部バスをサンプリングするステップと、
上記第1の伝送装置がサンプリングしたデータを上記第2の伝送装置に無線伝送するステップと、
上記第2の伝送装置が無線インタフェースにより受信するステップと、
上記第2の伝送装置が受信したデータに基づく波形を内部バスに出力するステップとを含むことを特徴とする。
第3の発明に係る無線伝送方法は、それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
上記第1の伝送装置は有線インタフェース及び無線インタフェースを備え、
上記第1の伝送装置が有線インタフェースによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、有線インタフェースに‘0’出力を保持するステップを含むことを特徴とする。
上記無線伝送方法において、上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を保持するステップをさらに含むことを特徴とする。
また、上記無線伝送方法において、上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を解除するステップをさらに含むことを特徴とする。
第4の発明に係る無線伝送方法は、それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
上記第1の伝送装置は無線インタフェースを備え、
上記第1の伝送装置が内部バスによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、内部バスに‘0’を出力するステップを含むことを特徴とする。
上記無線伝送方法において、上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに内部バスへの‘0’出力を保持するステップをさらに含むことを特徴とする。
また、上記無線伝送方法において、上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに内部バスへの‘0’出力を解除するステップをさらに含むことを特徴とする。
第5の発明に係る無線伝送方法は、HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、有線インタフェース及び無線インタフェースを備えた無線伝送装置において、
所定の間隔で上記有線インタフェースをサンプリングする手段と、
サンプリングしたデータを他の伝送装置に無線伝送する手段とを備えたことを特徴とする。
第6の発明に係る無線伝送方法は、HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、有線インタフェース及び無線インタフェースを備えた無線伝送装置において、
上記無線インタフェースにより他の伝送装置から受信したデータに基づく波形を上記有線インタフェースに出力する手段とを備えたことを特徴とする。
第7の発明に係る無線伝送方法は、HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、無線インタフェース及び内部バスを備えた無線伝送装置において、
所定の間隔で上記内部バスをサンプリングする手段と、
サンプリングしたデータを他の伝送装置に無線伝送する手段とを備えたことを特徴とする。
第8の発明に係る無線伝送装置は、HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、無線インタフェース及び内部バスを備えた無線伝送装置において、
上記無線インタフェースによって他の伝送装置から受信したデータに基づく波形を上記内部バスに出力することを特徴とする。
第9の発明に係る無線伝送装置は、HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、有線インタフェース及び無線インタフェースを備えた無線伝送装置において、
上記有線インタフェースによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、上記有線インタフェースに‘0’出力を保持する手段を備えたことを特徴とする。
上記無線伝送装置において、他の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに上記有線インタフェースに‘0’出力を保持する手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、上記無線伝送装置において、他の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに上記有線インタフェースに‘0’出力を解除する手段をさらに備えたことを特徴とする。
第10の発明に係る無線伝送装置は、HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、無線インタフェース及び内部バスを備えた無線伝送装置において、
上記内部バスによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、上記内部バスに‘0’出力を保持する手段を備えたことを特徴とする。
上記無線伝送装置において、他の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに上記内部バスに‘0’出力を保持する手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、上記無線伝送装置において、他の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに上記内部バスに‘0’出力を解除する手段をさらに備えたことを特徴とする。
従って、本発明に係る無線伝送方法及び装置によれば、無線伝送装置間のCECメッセージの伝送が可能となり、装置間の制御を行うことができ、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明に係る第1の実施形態であるシステムの構成を示す図である。図1において、無線伝送装置100及び101は無線インタフェースを具備する無線伝送装置であり、無線伝送装置100と無線伝送装置101は無線インタフェースを用いてデータ伝送を行う。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る無線伝送装置100,101の構成を示すブロック図である。図2において、無線伝送部201は電波の送受信及び変復調などの無線伝送処理を行うブロックであり、制御部202は無線伝送部201の制御を行うブロックであり、CEC制御部203はCECメッセージの送受信を行うブロックである。各無線伝送装置には、画像を表示するブロックや記憶媒体からデータを読み出すブロックなどが具備されている場合があるが第1の実施形態では省略している。
本発明に係る第1の実施形態における処理について、図3、図4の無線伝送装置100,101によって実行される処理を示すフローチャート、及び図5、図6の無線伝送装置100,101間のシーケンス図を用いて説明する。第1の実施形態では、無線伝送装置100から無線伝送装置101にデータを伝送する場合について説明する。この場合、図3は図2の無線伝送装置100の制御部202によって実行される処理を示すフローチャートであり、図4は図2の無線伝送装置101の制御部202によって実行される処理を示すフローチャートである。
図9は、図3及び図4の無線データパケットのフォーマットの一例を示す図である。MACヘッダ901は、宛先MACアドレスなどの情報を含むヘッダを格納する領域であり、サンプリングデータ902はサンプリングにより得られたデータを格納する領域である。サンプリングデータ902は、サンプリングによって得られた値、もしくは前回のサンプリングからの変化を示す値である。
図10は、図3及び図4の無線ACKパケット及び無線NACKパケットのフォーマットの一例を示す図である。MACヘッダ1001は、宛先MACアドレスなどの情報を含むヘッダを格納する領域であり、ACK/NACK1002はACKもしくはNACKを示す値を格納する領域である。
図3は、図2の無線伝送装置100の制御部202によって実行されるデータ送信処理を示すフローチャートである。図3において、まず、ステップS301においてCEC制御部203に接続されているバスのパルス波形を規定の周期でサンプリングする。サンプリングした値は、所定の閾値によって‘0’及び‘1’の2値データとして表現される。ステップS302においてサンプリングしたデータ‘0’または‘1’を含む無線データパケット900をブロードキャスト送信することを無線伝送部201に指示する。ここで、前回のサンプリングから変化した場合のみ、前回のサンプリングからの変化を示す無線データパケット、例えば‘0’から‘1’に変化した場合に‘1’をセットし、‘1’から‘0’に変化した場合に‘0’をセットした無線データパケットを送信してもよい。
次いで、ステップS303においてサンプリングしたデータがACKビットの開始を示すか否かを判断する。ACKビットは図8に示したようにヘッダブロック及びデータブロックの先頭から10ビット目である。NOのときは、すなわち、ヘッダブロック及びデータブロックの先頭から10ビット目以外のときは当該データ送信処理を終了する一方、YESのときはステップS305に進み、バスを‘0’に保持する。ステップS306において所定の時間内に無線パケットを受信したか否かを判断し、NOのときはステップS310に進み、バスへの‘0’出力を解除する一方、YESのときはステップS307に進み、受信した無線パケットの種別がACKであるか否かを判断する。NOのときはステップS310に進み、バスへの‘0’出力を解除する一方、YESのときはステップS308に進み、バスへの出力を‘0’に保持した状態で、ステップS309において所定の時間経過した後、ステップS310においてバスへの‘0’出力を直ちに解除する。
図4は、図2の無線伝送装置101の制御部202によって実行されるデータ受信処理を示すフローチャートである。図4において、まず、ステップS401において無線データパケット900を受信した後、ステップS402において無線データパケット900に含まれるサンプリングデータ902を元にCEC制御部203に接続されているバスにパルス波形を出力する。ステップS403において出力したパルス波形がACKビットの開始を示すか否かを判断し、NOのときは、すなわちヘッダブロック及びデータブロックの先頭から10ビット目以外のときは当該データ受信処理を終了する一方、YESのときはステップS405に進み、所定のタイミングでバスをサンプリングする。ステップS406においてサンプリングした値が‘0’であるか否かを判断し、YESのときはステップS407に進み、無線ACKパケットを無線インタフェースにより送信する一方、NOのときはステップS408に進み、無線NACKパケットを無線インタフェースにより送信する。
図5は図1の無線伝送装置101がCECメッセージを正常に受信できたときの無線伝送装置100,101間のシーケンス図であり、図6は図1の無線伝送装置101がCECメッセージを正常に受信できなかったときの無線伝送装置100,101間のシーケンス図である。ここでは、無線伝送装置100が無線伝送装置101にCECメッセージを送信する場合であり、データブロックの8番目のビットを伝送する時点から説明するが、スタートビット及びデータブロックの0から7番目のビットについても8番目のビットを伝送するときと同様の動作を行う。
図5において、まず、無線伝送装置100はデータブロックの8ビット目の開始を示す無線データパケット501をブロードキャスト送信する。無線データパケット501には、バス出力が‘1’から‘0’に変化したことを示すサンプリングデータが含まれる。無線伝送装置101は無線データパケット501を受信した後、それに含まれるサンプリングデータを参照し、バスに‘0’を出力する。次いで、無線伝送装置100は、バス出力が‘0’から‘1’に変化したとき、バス出力が‘0’から‘1’に変化したことを示すサンプリングデータが含まれる無線データパケット502をブロードキャスト送信する。無線伝送装置101は無線データパケット502を受信した後、それに含まれるサンプリングデータを参照し、バスに‘1’を出力する。
同様に、EOMビットを示すサンプリングデータ503及び504のブロードキャスト送信を行い、無線伝送装置101でEOMビットを示すパルス波形がバスに出力される。次いで、無線伝送装置100は、バス出力が‘1’から‘0’に変化したことを示すサンプリングデータが含まれる無線データパケット505をブロードキャスト送信する。このとき、無線伝送装置100はデータブロックもしくはヘッダブロックのACKビット、すなわち各ブロックの先頭から10番目のビットであるので、バス出力を‘0’に保持する。無線伝送装置101は無線データパケット505を受信した後、それに含まれるサンプリングデータを参照し、バスに‘0’を出力する。無線伝送装置101は所定の時間経過した後、バスをサンプリング(506)する。無線伝送装置101はサンプリングした値が‘0’である場合は、無線伝送装置100に無線ACKパケット507を出力する。無線伝送装置100は無線ACKパケット507を受信したときは、バス出力を‘0’に保持する。無線伝送装置100のCEC制御部203は所定のタイミングでバスをサンプリング(508)する。サンプリングした値が‘0’であるので、無線伝送装置100のCEC制御部203は、受信側の伝送装置が正常にデータを受信できたことを認識する。
図6において、無線伝送装置101が無線データパケット505を受信し、バスに‘0’を出力するまでの動作は図5と同様であるので説明を省略する。無線伝送装置101は所定の時間経過した後、バスをサンプリング(606)する。無線伝送装置101はサンプリングした値が‘1’である場合は、無線伝送装置100に無線NACKパケット607を出力する。無線伝送装置100は無線NACKパケット607を受信したときは、バスへの‘0’出力を解除する。無線伝送装置100のCEC制御部203は所定のタイミングでバスをサンプリング(608)する。サンプリングした値が‘1’であるので、無線伝送装置100のCEC制御部203は、受信側の伝送装置が正常にデータを受信できなかったことを認識する。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、無線伝送装置100は所定の間隔で内部バスをサンプリングし、サンプリングしたデータを無線伝送装置101に無線送信し、内部バスによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、内部バスに‘0’出力を保持し、無線伝送装置101から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに内部バスに‘0’出力を規定時間保持し、無線NACKパケットを受信したときに内部バスに‘0’出力を解除する。これにより、無線伝送装置間においてCECメッセージの伝送が可能となる。
以上の第1の実施形態においては、パケットフォーマットの一例を示したが、同様の効果を示すものであれば、異なるフォーマットを用いてもよい。
第2の実施形態.
図11は、本発明に係る第2の実施形態であるシステムの構成を示す図である。図11において、無線伝送装置1100及び1101は無線インタフェース及び有線インタフェースを具備する無線伝送装置であり、伝送装置1102及び1103は無線伝送装置1100及び1101と同様の有線インタフェースを具備する伝送装置である。無線伝送装置1100と伝送装置1102及び無線伝送装置1101と伝送装置1103は有線インタフェースを用いてデータの伝送を行い、無線伝送装置1100と無線伝送装置1101は無線インタフェースを用いてデータの伝送を行う。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る無線伝送装置1100,1101の構成を示すブロック図である。図12において、ブロック201から203は図2と同様であるので、説明を省略する。有線伝送部1204は有線における伝送処理を行うブロックである。各無線伝送装置には、画像を表示するブロックや記憶媒体からデータを読み出すブロックなどが具備されている場合があるが第2の実施形態では省略している。
第2の実施形態では、無線伝送装置1100に有線接続された伝送装置1102から無線伝送装置1101に有線接続された伝送装置1103にデータを伝送する場合について説明する。図3は図12の無線伝送装置1100の制御部202によって実行されるデータ送信処理を示すフローチャートであり、図4は図12の無線伝送装置1101の制御部202によって実行されるデータ受信処理を示すフローチャートである。
ここで、無線伝送装置1100のCEC制御部203と無線伝送装置1102のCEC制御部は有線によって同一のバスに接続されており、無線伝送装置1101のCEC制御部203と伝送装置1103のCEC制御部は有線によって同一のバスに接続されている。すなわち、無線伝送装置1100の制御部202が第1の実施形態における無線伝送装置100の制御部202の処理と同様の処理を行い、無線伝送装置1101の制御部202が第1の実施形態における無線伝送装置101の制御部202の処理と同様の処理を行うことにより、伝送装置1102から伝送装置1103にCECメッセージを伝送できる。上記以外について、図3及び図4のフローチャートは第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、無線伝送装置1100は所定の間隔で有線インタフェースをサンプリングし、サンプリングしたデータを無線伝送装置1101に無線送信し、有線インタフェースによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、有線インタフェースに‘0’出力を保持し、無線伝送装置1101から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を規定時間保持し、無線NACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を解除する。これにより、無線伝送装置間においてCECメッセージの伝送が可能となる。
以上の第2の実施形態においては、パケットフォーマットの一例を示したが、同様の効果を示すものであれば、異なるフォーマットを用いてもよい。
本発明に係る無線伝送方法及び装置は、無線を用いて装置間の制御メッセージの伝送を可能とする効果を有し、装置間で連携して動作を行う無線伝送装置等として有用である。
本発明に係る第1の実施形態であるシステムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線伝送装置100,101の構成を示すブロック図である。 図2の無線伝送装置100の制御部202及び図12の無線伝送装置1100の制御部202によって実行されるデータ送信処理を示すフローチャートである。 図2の無線伝送装置101の制御部202及び図12の無線伝送装置1101の制御部202によって実行されるデータ受信処理を示すフローチャートである。 図1の無線伝送装置101がCECメッセージを正常に受信できたときの無線伝送装置100,101間のシーケンス図である。 図1の無線伝送装置101がCECメッセージを正常に受信できなかったときの無線伝送装置100,101間のシーケンス図である。 従来例、第1の実施形態及び第2の実施形態に係るCECフレームのフォーマットの一例を示す図である。 従来例、第1の実施形態及び第2の実施形態に係るヘッダブロック/データブロックのフォーマットの一例を示す図である。 図3及び図4の無線データパケットのフォーマットの一例を示す図である。 図3及び図4の無線ACKパケット及び無線NACKパケットのフォーマットの一例を示す図である。 本発明に係る第2の実施形態であるシステムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線伝送装置1100,1101の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,101,1100,1101…無線伝送装置、
201…無線伝送部、
202…制御部、
203…CEC制御部、
701…スタートビット、
702…ヘッダブロック、
703…データブロック、
801…情報ビット、
802…EOMビット、
803…ACKビット、
901,1001…MACヘッダフィールド、
902…サンプリングデータフィールド、
1002…ACK/NACKフィールド、
1102,1103…伝送装置、
1204…有線伝送部。

Claims (18)

  1. それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
    上記第1の伝送装置及び上記第2の伝送装置はそれぞれ有線インタフェース及び無線インタフェースを備え、
    上記第1の伝送装置が所定の間隔で有線インタフェースをサンプリングするステップと、
    上記第1の伝送装置がサンプリングしたデータを上記第2の伝送装置に無線送信するステップと、
    上記第2の伝送装置が無線インタフェースにより受信するステップと、
    上記第2の伝送装置が受信したデータに基づく波形を有線インタフェースに出力するステップとを含むことを特徴とする無線伝送方法。
  2. それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
    上記第1の伝送装置及び第2の伝送装置はそれぞれ無線インタフェース及び内部バスを備え、
    上記第1の伝送装置が所定の間隔で内部バスをサンプリングするステップと、
    上記第1の伝送装置がサンプリングしたデータを上記第2の伝送装置に無線伝送するステップと、
    上記第2の伝送装置が無線インタフェースにより受信するステップと、
    上記第2の伝送装置が受信したデータに基づく波形を内部バスに出力するステップとを含むことを特徴とする無線伝送方法。
  3. それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
    上記第1の伝送装置は有線インタフェース及び無線インタフェースを備え、
    上記第1の伝送装置が有線インタフェースによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、有線インタフェースに‘0’出力を保持するステップを含むことを特徴とする無線伝送方法。
  4. 上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を保持するステップをさらに含むことを特徴とする請求項3記載の無線伝送方法。
  5. 上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を解除するステップをさらに含むことを特徴とする請求項3記載の無線伝送方法。
  6. それぞれHDMIにおけるCECメッセージを送受信する第1及び第2の伝送装置を含む複数の伝送装置を備えた無線伝送システムの無線伝送方法において、
    上記第1の伝送装置は無線インタフェースを備え、
    上記第1の伝送装置が内部バスによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、内部バスに‘0’を出力するステップを含むことを特徴とする無線伝送方法。
  7. 上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに内部バスへの‘0’出力を保持するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6記載の無線伝送方法。
  8. 上記第1の伝送装置が上記第2の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに内部バスへの‘0’出力を解除するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6記載の無線伝送方法。
  9. HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、有線インタフェース及び無線インタフェースを備えた無線伝送装置において、
    所定の間隔で上記有線インタフェースをサンプリングする手段と、
    サンプリングしたデータを他の伝送装置に無線伝送する手段とを備えたことを特徴とする無線伝送装置。
  10. HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、有線インタフェース及び無線インタフェースを備えた無線伝送装置において、
    上記無線インタフェースにより他の伝送装置から受信したデータに基づく波形を上記有線インタフェースに出力する手段とを備えたことを特徴とする無線伝送装置。
  11. HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、無線インタフェース及び内部バスを備えた無線伝送装置において、
    所定の間隔で上記内部バスをサンプリングする手段と、
    サンプリングしたデータを他の伝送装置に無線伝送する手段とを備えたことを特徴とする無線伝送装置。
  12. HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、無線インタフェース及び内部バスを備えた無線伝送装置において、
    上記無線インタフェースによって他の伝送装置から受信したデータに基づく波形を上記内部バスに出力することを特徴とする無線伝送装置
  13. HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、有線インタフェース及び無線インタフェースを備えた無線伝送装置において、
    上記有線インタフェースによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、上記有線インタフェースに‘0’出力を保持する手段を備えたことを特徴とする無線伝送装置。
  14. 他の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに上記有線インタフェースに‘0’出力を保持する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項13記載の無線伝送装置。
  15. 他の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに上記有線インタフェースに‘0’出力を解除する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項13記載の無線伝送装置。
  16. HDMIにおけるCECメッセージを送受信し、無線インタフェース及び内部バスを備えた無線伝送装置において、
    上記内部バスによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、上記内部バスに‘0’出力を保持する手段を備えたことを特徴とする無線伝送装置。
  17. 他の伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに上記内部バスに‘0’出力を保持する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項16記載の無線伝送装置。
  18. 他の伝送装置から受信失敗を示す無線NACKパケットを受信したときに上記内部バスに‘0’出力を解除する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項16記載の無線伝送装置。
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