JP2007213295A - マーケティング支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗形態の枠を越えたマーケティングを支援する。
【解決手段】(1)商品の購入者から、前記商品に関する数値化された評価情報と、商品購入先に関する数値化された評価情報と、当該購入者自身の連絡先を含む情報とを受け付ける受付手段と、(2)前記各情報のうちいずれか2つの相関分析を行う相関分析手段と、(3)前記受付手段によって受け付けた各情報のうち前記相関分析に用いられていない残りの情報と、前記相関分析手段による相関分析結果との回帰分析を行う回帰分析手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マーケティング支援装置に関する。
図8は、3人の顧客A〜Cに対して行った、例えばアンチエージング関連の商品を、どのような店舗で購入したかというアンケート結果を示す図である。顧客A〜Cは、以下のような人物であると仮定する。
顧客Aは、外出・出張が多めな職業に就いているサラリーマンである。顧客Aは、アンチエージング関連の商品に関しては、会社から昼休みにインターネットを介して仮想店舗a〜cのいずれかに注文することが多い。しかし、顧客Aは、外出等により会社から昼休みに上記注文ができない場合には、自宅の最寄り駅前に位置する或いは出張先等のドラッグストアで、アンチエージング関連の商品を購入することもある。さらに、顧客Aは、帰宅時間が遅くなる場合には、自宅周辺のコンビニエンスストアで、アンチエージング関連の商品を購入することもある。
顧客Bは、価格重視で買い物を行う主婦である。アンチエージング関連の商品に関しては、もっぱら、自宅からインターネットを介して、仮想店舗a〜cのいずれかに注文している。
顧客Cは、一人暮らしの大学生である。顧客Cは、自宅からインターネットを介して、いずれかの仮想店舗に注文することが多い。しかし、顧客Cは、コンビニエンスストアで弁当を購入する際に、一緒に、アンチエージング関連の商品を購入することもある。
この結果、図8に示すように、
顧客Aが、アンチエージング関連の商品を、インターネット上の仮想店舗a〜cで合計50%の割合で購入し、ドラッグストアd,eで合計30%の割合で購入し、コンビニエンスストアf〜iで合計20%の割合で購入していたという結果となる場合がある。
顧客Bが、アンチエージング関連の商品を、インターネット上の仮想店舗a〜cで100%の割合で購入していたという結果となる場合がある。
顧客Cが、アンチエージング関連の商品を、インターネット上の仮想店舗a〜cで合計80%の割合で購入し、コンビニエンスストアf〜iで合計20%の割合で購入していたという結果となる場合がある。
従来のマーケティング手法は、まず、図8に示すような情報収集を行い、それを用いたリサーチを行い、リサーチ結果に基づいて商品の販売活動の方法などを決定していた。このリサーチ結果は、仮想店舗aにおける販売活動をどのようにすれば、仮想店舗bへの顧客を獲得できるかということについて役立つ。
しかし、従来の技術は、同種の店舗間のマーケティングには役立つものの、店舗形態の枠を越えたマーケティングには役立っていなかった。店舗側と商品メーカとが、それぞれ顧客視点でリサーチを行っていなかったためである。
そこで、本発明は、店舗形態の枠を越えたマーケティングを支援することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のマーケティング支援装置は、
商品の購入者から、前記商品に関する数値化された評価情報と、商品購入先に関する数値化された評価情報と、当該購入者自身の連絡先を含む情報とを受け付ける受付手段と、
前記各情報のうちいずれか2つの相関分析を行う相関分析手段と、
前記受付手段によって受け付けた各情報のうち前記相関分析に用いられていない残りの情報と、前記相関分析手段による相関分析結果との回帰分析を行う回帰分析手段とを備える。
上記各手段は、ハードウェアで実現してもよいし、ソフトウェアで実現してもよい。一例としては、上記各手段は、図1の制御部240によって実現することができる。制御部240は、CPUとRAMなどとを含んでいて、RAMなどには上記各手段によってなされる機能を実現するためのソフトウェアが格納されている。CPUは、RAMなどに格納されているソフトウェアを用いて、上記機能を実現する。
また、上記マーケティング支援装置は、
商品又は商品購入先毎に用意された、前記商品に関する評価情報を取得するために必要な質問テンプレートが記憶されているメモリと、
当該商品又はその属性情報と、当該商品の購入者を特定する特定情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された属性情報に対応する質問テンプレートを前記メモリから読み出して、前記特定情報に基づいて割り出した前記連絡先宛てに送信する送信手段とを備えることができる。
係る場合、顧客リストなどが記憶されている既存のデータベースを利用して、ここに、前記商品に関する数値化された評価情報と、商品購入先に関する数値化された評価情報と、当該購入者自身の連絡先を含む情報とを記憶していくことで、新たなデータベースなどを用意しなくて済む。
前記送信手段によって送信された質問テンプレートに従ってなされた回答を記憶する記憶装置を備える。なお、記憶装置には、オブジェクトデータベース・ネットワークデータベース・リレーショナルデータベースを含むデータベース、ファイルなどが含まれる。
発明の実施の形態
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書では、商品という用語の意味に、役務又は役務に付帯するもの(例えば、飲食店で提供される飲食物)も含められるものとする。
図1は、本発明の実施形態のマーケティング支援システムの模式的な構成図である。図1には、以下説明する、POS端末100と、マーケティング支援装置200と、携帯電話機300と、顧客カード400と、管理装置500とを示している。
POS端末100は、各店舗に設置されている端末であって、店舗側が商品の売上管理及び在庫管理などに用いる。図1には、便宜上、一つのPOS端末100しか示していないが、実際には、複数のPOS端末100が存在している。POS端末100は、顧客カード400に記憶されているユニークIDを読み出す手段と、商品の購入代金に応じたポイントを顧客カード400に書き込む手段と、販売対象の商品から商品種別を特定する特定情報(例えば商品名)を読み出す手段と、特定情報及びユニークIDをマーケティング支援装置200へ送信する手段とを備えている。本実施形態では、商品販売時に、顧客カード400からユニークIDを読み出すと共に商品の購入代金に応じたポイントを顧客カード400に書き込み、かつ、販売対象の商品から商品種別を特定する特定情報(例えば商品名)を読み出し、特定情報及びユニークIDをマーケティング支援装置200へ送信する。
なお、仮想店舗では、POS端末100を、特定情報及びユニークIDを取得するために利用することができない。そのため、たとえば、マーケティング支援装置200側で、特定情報及びユニークIDの取得を、次のような手法を採用して取得するようにしている。すなわち、マーケティング支援装置200では、特定情報を取得するために、顧客からインターネットを介してなされる商品の発注情報を代用する。また、マーケティング支援装置200では、商品発注時に顧客に対して顧客カード400のカード番号を入力するように促すとともに、カード番号とユニークIDとを一対で関連づけして保持しておく。これにより、マーケティング支援装置200では、顧客からの注文時に入手したカード番号に基づいてユニークIDが特定可能となる。
マーケティング支援装置200は、以下説明する、顧客用メモリ210と、テンプレートメモリ220と、データベース230と、制御部240とを有している。
テンプレートメモリ220は、商品種別又は店舗種別を特定する特定情報と、当該特定情報に対応するテンプレートとが一組で記憶されているものである。このテンプレートは、顧客に対してなされる質問が含まれている。質問の例は、図2を用いて後に説明する。マーケティング支援装置200は、テンプレートメモリ220を用いることによって、商品種別又は店舗種別に応じた質問を行うことができ、例えば、健康食品を買った人には健康食品又はドラッグストアなどに対応する質問を行い、蕎麦屋で蕎麦を食べた人には蕎麦或いは飲食物などに対応する質問を行うことができる。
データベース230は、携帯電話機300から送信される上記質問に対する回答などと、携帯電話機300に対応するユニークIDとが一組で記憶されているものである。マーケティング支援装置200は、POS端末100から送信された特定情報に対応するテンプレートを、制御部240などを用いて携帯電話機300へ送信することで、携帯電話機300から質問に対する回答を回収するようにしている。
制御部240は、上記一部処理の他に、マーケティング支援装置200本体の動作の制御を司るものである。制御部240は、CPUとRAMなどとを含むものである。制御部240内のRAMには、後述する分析を行うための分析プログラムを含む種々のプログラムが格納されている。CPUは、管理装置500からの指示に応じて、この分析プログラムなどを実行することで、所望の動作を実現する。
携帯電話機300は、通常の通話を行うことはもとより、マーケティング支援装置200から送信されてくるテンプレートを受信し、それを表示部に表示し、さらに、そこに含まれている質問事項に対応してなされる顧客からの回答の入力を受け付け、マーケティング支援装置200宛に送信するものである。なお、本システムでは、携帯電話機300を例示しているが、PDA、パーソナルコンピュータなどの通信機器を用いることもできる。
顧客カード400は、顧客に対して、属性情報の提供時などに配布するものである。顧客カード400には、既述のように、ユニークIDが記憶されており、この他にも購入した商品の価格に応じたポイント及び上記回答時に付与されるポイントを示す情報が記憶されている。
管理装置500は、マーケティング支援装置200に対して、所定の条件を入力することで、当該条件に沿った出力をマーケティング支援装置200から得るための装置である。上記条件は、多岐にわたる。後述する例示内容のような典型的な条件については、テンプレート化しておくとよい。
図2は、テンプレートメモリ220に記憶されているテンプレートに含まれる質問内容の概要を示す図である。図2には、顧客が購入した商品の販売元の店舗が、飲食店の場合とドラッグストアの場合との2つの事例の概要を示している。
「飲食店」の場合には、
1.その販売元の店舗自体に対する意見を顧客から収集するための質問として、「オリジナルメニュー度合い」「立地アクセス度合い」「価格帯」「清潔度」「非日常性度合い・オケージョン」などを用意する。
2.その商品自体に対する意見を顧客から収集するための質問として、「品質(うまいを含む)・評判」「ボリューム」「価格」「和食度」「共感・驚き・感情訴求」などを用意する。
3.顧客自身に対する情報を顧客から収集するための質問として、「年齢」「性別」「職業」「地域」「平日行動パターン」などを用意する。
「ドラッグストア」の場合には、
1.その販売元の店舗自体に対する意見を顧客から収集するための質問として、「品揃え」「立地アクセス度合い」「価格帯」「欠品度合い」「好感度」などを用意する。
2.その商品自体に対する意見を顧客から収集するための質問として、「コストパフォーマンス」「ブランド」「機能度」「パッケージ(容量・デザイン)」「共感・驚き・感情訴求」などを用意する。
3.顧客自身に対する情報を顧客から収集するための質問として、「年齢」「性別」「職業」「独身/既婚」「平日行動パターン」などを用意する。
本実施形態では、上記質問に対して、例えば、顧客から5択で回答を促す。こうして、マーケティング支援装置200では、数値化された回答を得るようにしている。後述する相関分析、回帰分析を行うためには、数値化された回答を得ることが重要である。もっとも、「性別」については「1.男性 2.女性」というような2択となる。また、例えば「オリジナルメニュー度合い」については、「1.非常によい 2.よい 3.普通 4.悪い 5.非常に悪い」といった回答枝を用意してあり、「年齢」については、「1.10代 2.20代 3.30代 4.40代 5.50代」といった回答枝を用意してある。なお、上記各3.の顧客自身の情報に関する質問事項ついては、顧客カードの発行時に収集してある場合には、テンプレート上に設けておくことは必ずしも必要ない。
図3は、データベース230に記憶される情報の内容を示す図である。図3には、質問に対する回答順に、「顧客情報」、商品の「購入日時」、「商品情報」、「店舗情報」、「回答」が各行に示されている。
ここで、図3と図8とを比較すると、図3の場合には、図8に示す各情報に加えて、「購入日時」「回答」が含まれることになる。「購入日時」は、平日・休日・祭日の別、天候の良し悪し、店舗の開業時間などの、商品購入の際の外的要因を、「回答」から排除するために用いることができる。具体的には、「購入日時」などに応じて「回答」に重み付けを行うなどすれば、外的要因に左右されにくい「回答」に基づく分析を行うことができる。
「回答」を、「店舗」「商品」「顧客」というジャンルごとに収集することによって、第1に、これらの回答に亘る相関/回帰分析を行うことができる。
第2に、「回答」「店舗」と「店舗情報」とに基づいて、後述する「店舗分析」を行うことができる。
第3に、「回答」「商品」と「商品情報」とに基づいて、後述する「商品分析」を行うことができる。
第4に、「回答」「顧客」と「顧客種別」とに基づいて、後述する「顧客分析」を行うことができる。
本実施形態では、典型的な一例では、顧客からの「回答」「店舗」と「回答」「商品」とのそれぞれ5つの回答のうちいずれかの1つずつ(例えば、「品揃え」と「コストパフォーマンス」)を軸とした相関分析を行い、その相関分析結果と「回答」「顧客」との「回帰分析」を行う。この結果、複数の顧客をグループ化し、かつ、当該グループの属性がどのようなものであるかという仮説を立てることができる。
つぎに、図1に示すマーケティング支援システムの動作の一例について説明する。本システムは、顧客カード400を発行するまでの第1ステージと、顧客が店舗で商品を購入する第2ステージと、店舗及び商品に関する質問を顧客に送信して当該質問に対する回答を収集する第3ステージと、収集した回答を分析する第4ステージと、分析結果を報知する第5ステージという処理を含む。
まず、顧客カード400を発行するまでの第1ステージについて説明する。なお、ここでは、下記顧客が携帯電話機300の所持者であるとしている。
例えば、顧客が、POS端末100の設置店舗で、自己の性別・年齢・住所・携帯電話機300のメールアドレスを含む連絡先などの属性情報を、所定の用紙に記入する。店舗には、各々にユニークIDが記憶されている、未使用状態の顧客カード400が保管されている。店舗では、店員が、上記記入を行った顧客に対して、顧客カード400を付与する。
つぎに、店員は、顧客の属性情報を、上記顧客カード400のユニークID(及び/又はカード番号)とともに、マーケティング支援装置200に送信する。具体的には、一例としては、POS端末100に付帯する入力装置などを通じてPOS端末100へ属性情報等を入力し、POS端末100を通じてマーケティング支援装置200に属性情報等を送信するようにしている。なお、属性情報等は、顧客自身が、POS端末100に付帯する入力装置に入力し、マーケティング支援装置200に送信してもよい。マーケティング支援装置200では、属性情報及びユニークIDが一組で、顧客用メモリ210に記憶される。
顧客カード400の発行を仮想店舗を通じて行う場合には、マーケティング支援装置200が、インターネットなどを介して、商品の販売に先立って顧客から属性情報を取得する。そして、マーケティング支援装置200の管理者等が、当該顧客に対してユニークID及びカード番号が割り当てられている顧客カード400を付与するとともに、顧客から取得した属性情報をそのユニークIDと共に顧客用メモリ210に記憶すればよい。以上が、第1ステージの説明である。
つぎに、顧客が店舗で商品を購入するという第2ステージに移行する。ここでは、顧客カード400を付与された顧客が、POS端末100が設置されているドラッグストアdで、アンチエージング関連の商品を購入したとする。
ドラッグストアdでは、店員の操作により、POS端末100は、まず、商品の販売時(会計時)に、顧客カード400からユニークIDを読み出す。つづいて、POS端末100は、商品或いはその包装のバーコードなどから、商品代金と商品の特定情報とを読み出す。そして、POS端末100は、商品の特定情報等及びユニークIDを、マーケティング支援装置200へ送信する。その後、POS端末100は、商品の購入代金に応じたポイントを、顧客カード400に書き込む。
つづいて、店舗及び商品に関する質問を顧客に送信し、対応する回答を収集するという第3ステージに移行する。
マーケティング支援装置200では、商品の特定情報等及びユニークIDが受けられる。制御部240は、上記特定情報等を受けると、ユニークIDに基づいて顧客用メモリ210を参照して、対応するメールアドレス(携帯電話機300のメールアドレス)を取得する。また、制御部240は、特定情報に基づいてテンプレートメモリ220を参照し、対応するテンプレートを読み出す。そして、制御部240は、携帯電話機300のメールアドレス宛てに、読み出したテンプレートをeメールで送信する。
このため、携帯電話機300は、テンプレートを受信することができる。携帯電話機300は、受信したテンプレートの内容をディスプレイに表示などして、顧客に質問に対する回答を入力するように促す。これに応じて、顧客が回答を携帯電話機300の文字ボタンなどを通じて入力してから送信ボタンを押下すると、その回答が、携帯電話機300からマーケティング支援装置200宛にeメールで送信されるようにしてある。マーケティング支援装置200では、携帯電話機300からの回答を受け、これを対応するユニークIDとともにデータベース230に記憶していく。なお、回答者に対しては、顧客カード400に蓄積できるポイントなどを、回答の御礼として付与するとよい。
つづいて、収集した回答を分析するという第4ステージに移行する。
図4,図5は、第4,第5ステージの概要説明図である。図4は、図3の内容を「店舗情報」及び「商品情報」に従って並び替えた状態を示している。図5は、下記の相関分析結果及び回帰分析結果を示す分布図であり、たとえば管理装置500のディスプレイ等に表示されるものである。
第4ステージでは、一例として、第1に、顧客からの「回答」を、「回答」「店舗」に示す5つの回答のうちいずれかの項目と、「回答」「商品」に示す5つの回答のうちいずれかの項目とに基づく相関分析を、制御部240で行う。具体的には、この相関分析は、例えば、「仮想店舗aでアンチエージング関連の商品a(アンチエージングa)を購入した顧客からの『品揃え』の評価」と「仮想店舗aでアンチエージングaを購入した顧客からの『コストパフォーマンス』の評価との相関分析を行うといったものである。図4に示す例では、この相関分析は、1,2行目の回答を用いて行われる。
すなわち、1行目の顧客Cの「回答」「店舗」の「5」及び「回答」「商品」の「5」と、2行目の顧客Fの「回答」「店舗」の「4」及び「回答」「商品」の「3」との相関がとられる。この相関は、これらの平均値、標準偏差などを求めることでなされる。平均値の場合には、「4.5」及び「4.0」が算出される。
同様に、制御部240は、仮想店舗aでアンチエージングbを購入した顧客からの「品揃え」及び「コストパフォーマンス」の各評価の平均値、仮想店舗bでアンチエージングaを購入した顧客からの「品揃え」及び「コストパフォーマンス」の各評価の平均値といった具合に、各平均値を算出していく。
図5(a)には、
1.仮想店舗aでアンチエージングaを購入した顧客からの「品揃え」及び「コストパフォーマンス」の各評価の平均値と、
2.仮想店舗aでアンチエージングbを購入した顧客からの「品揃え」及び「コストパフォーマンス」の各評価の平均値と、
3.仮想店舗bでアンチエージングaを購入した顧客からの「品揃え」及び「コストパフォーマンス」の各評価の平均値と、
4.仮想店舗bでアンチエージングbを購入した顧客からの「品揃え」及び「コストパフォーマンス」の各評価の平均値とを、プロットした状態を示している。
更に、各種店舗と各種商品との相関分析を行っていくと、図5(b)に示すように、多数の「品揃え」及び「コストパフォーマンス」の各評価の平均値がプロットされていくことになる。このような分析が、上記相関分析の一形態である。
ここで、図5(b)に示すように、平均値の分布には、所定の傾向に従った偏りが現れ、多数の平均値を含むいくつかの群を形成することがある。一つの群内を見ると、実は、その群の中の「回答」「顧客」ベースで内訳を見ると、「20代の女性が40%」含まれ、「40代の女性が20%」含まれているといった傾向が見られる場合がある。このような分析が、上記回帰分析である。
第4ステージでは、一例として、第3に、上記回帰分析結果と、商品自体または店舗自体との相関又は回帰分析を行う。具体的には、実は、上記群内に含まれる「20代の女性が40%」の顧客は、赤いパッケージの商品を好んで購入している人が多いという傾向が見られる場合がある。この相関分析の結果、上記群に含まれる平均値に係る顧客をターゲットとした商品戦略を立てる場合には、パッケージに赤色を使用してみることがよいのではないかと仮説をたてることもできる。なお、ここでの相関分析は、上記「赤いパッケージの商品」という対象に代えて、「回答」「商品」の他の事項(たとえば、「ブランド」)または「回答」「店舗」の他の事項(たとえば、「立地アクセス度合い」)との相関又は回帰分析も含まれる。
なお、第4ステージでは、上記第1から第3の処理とともに、または、これに代えて、「店舗分析」、「商品分析」または「顧客分析」を行うことができる。
「店舗分析」とは、種々ある店舗の中で、顧客が商品を購入する店舗を最終決定するに至った動機を、顧客の視点で分析することをいう。
「商品分析」とは、種々ある商品の中で、顧客が購入対象の商品を最終決定するに至った動機を、顧客の視点で分析することをいう。
「顧客分析」とは、顧客がどのような視点で店舗または商品を選択しているかを分析することをいう。
図6は、図5の変形例を示す図である。図6に示すように、第5ステージによって管理装置500に出力される分析結果は、様々なものが考えられる。
図6(a)には、例えば、健康食品メーカに対して、売り上げを伸ばすためのアドバイスを行うときに用いるグラフ例を示している。
図6(a)に示すグラフを得るためには、管理装置500のユーザは、マーケティング支援装置200に対して、例えば「ダイエット関連の商品購入者」が利用する頻度が高い上位3つの店舗情報を示せという条件を入力したとする。この結果、例えば「ドラッグストア」「スーパー」「仮想店舗」の順に頻度が高いという結果が、マーケティング支援装置100から管理装置500へ出力されたとする。これは、既述の相関分析の一例である。
つぎに、ユーザは、管理装置500を操作することで、マーケティング支援装置100に対して、「ドラッグストアでの購入者」の母集団を示せという条件を入力したとする。この結果、「20代女性が35%」「20代男性が31%」という結果が、マーケティング支援装置100から管理装置500へ出力されたとする。これが、既述の回帰分析の一例である。
この事実から、若者世代がダイエット関連の商品を購入する際には、ドラッグストアを利用することが多いということがわかる。したがって、ドラッグストアで、例えば中年世代向けの販促又はPRを行ったりして、中年世代の顧客層を増やすようにするとよさそうであるというアドバイスを行うことができる。
さらに、ユーザは、管理装置500を操作することで、マーケティング支援装置100に対して、ダイエット関連商品とともに多く購入するものを示せという旨の条件を入力したとする。この結果、20代女性はダイエット関連商品とともにアンチエージング関連を購入することが多いが、その一方で、20代男性はダイエット関連商品とともにアンチエージング関連を購入することが少ないということがわかる。
更に、このような差が生じる原因は何かを探ろうとする場合には、商品自体または店舗自体との相関分析を行うこともできる。その結果、実は、男女間では内容量に対する意識に著しい相違があるのではなかろうかという仮説を立てることができ、男性が好みそうな内容量とした商品も製造販売した方がよさそうであるというアドバイスを行うことができる。
図6(b)は、図6(a)をさらに変形した例を示す図である。ここでは、図6(a)のグラフを得る際に当初行った「ダイエット関連の商品購入者」が利用する頻度が高い上位3つの店舗種別を示せという条件を「アンチエージング関連・ダイエット関連の商品購入者」が利用する頻度が高い上位3つの店舗種別を示せという条件に変更した例を示す。
上記条件の結果、例えば「スーパー」「ドラッグストア」「仮想店舗」の順に頻度が高いという結果が、マーケティング支援装置100から管理装置500へ出力されたとする。ここで、上位の順位に変動があることに気づくであろう。
つぎに、ユーザは、管理装置500を操作することで、マーケティング支援装置100に対して、「スーパーでの購入者」の母集団を示せという条件を入力したとする。この結果、「40代女性が50%」「30代女性が30%」「40代男性が10%」という上位3つが表示されたとする。
ここで、20代が健康食品の購入先をドラッグストアとすることが多いのに対して、30代・40代の場合にはスーパーが多いのは、30代・40代女性は、スーパーで日用品や食料品などを購入する際に、併せて、健康食品を購入することが多いのではなかろうかという仮説を立てることができる。さらには、40代男性が多少健康食品を購入しているものの、中年世代の男性は健康食品に対する興味が薄いのではなかろうかという仮説を立てることができる。
引き続き、「40代男性が10%」の商品「購入日時」を示せという条件が入力されたとする。この結果、「休日に70%」「平日に30%」の割合で購入されていたという履歴が表示されたとする。ユーザは、この表示を見て、40代男性は、休日に奥さんと一緒にスーパーに出向き、その際、健康食品を購入しるのではなかろうかという仮説を立てることができる。このことから、実は、「40代男性」の購入は、「30代・40代女性」の母集団と同視できるのではなかろうかという仮説を立てることもできる。
また、「休日」にどのようなものを一緒に購入しているかを示せという条件が入力されたとする。この結果、「醤油・みりん」を50%の割合で購入していることが判明したとする。この事実から、平日一人でスーパーに来る30代・40代女性は、重い物・嵩張る物については、休日ご主人と一緒にスーパーに来たときに買っていることが多いのではなかろうかという仮説を立てることもできる。この結果、全く別の話として、調味料メーカに対して、木曜日・金曜日あたりに集中的に、調味料のテレビCMを行うと、効率の良い広告が行えそうであるというアドバイスを行うこともできるようになる。
本実施形態では、「回答」「店舗」と「回答」「商品」との相関分析を行い、その相関分析結果と「回答」「顧客」との回帰分析を行う場合を例示したが、分析対象の組み合わせはこれに限定されるものではない。すなわち、「回答」「店舗」と「回答」「顧客」との相関分析を行い、その相関分析結果と「回答」「商品」との「回帰分析」を行うことができるし、「回答」「顧客」と「回答」「商品」との相関分析を行い、その相関分析結果と「回答」「店舗」との「回帰分析」を行うこともできる。
換言すると、分析対象をどのように設定するかは、もっぱら、管理装置500を通じて入力される条件による。すなわち、分析結果データベース230に記憶されている情報を、どのような切り口で分析するかは、管理装置500のユーザの条件如何となる。
図7は、図5の別の変形例を示す図である。図7には、データベース230に記憶されている情報に対して、「商品群」と「年代」と「店舗群」とに着目した分析結果を示している。
この分析結果から、
「有職女性既婚」が「アンチエージング」を購入するときには、「仮想店舗」を利用することが多く、
「有職女性既婚」が「ダイエット」を購入するときにも、「仮想店舗」を利用することが多く、
「有職女性既婚」が「栄養補助」を購入するときには、「ドラッグストア」を利用することが多いということがわかる。
このような事実から、「アンチエージング」又は「ダイエット」関連商品を「仮想店舗」で購入する「有職女性既婚」は、「会社のパーソナルコンピュータから、ご主人分の健康食品も纏めて注文し、休日か夜間に宅配で受け取りたい」と考えている人ではなかろうか、という仮説を立てることが可能となる。また、「有職女性既婚」をこのような仮説によってグルーピングすることができる。
この結果、マーケティング結果をサービス開発などに用いることが可能となり、例えば、「アンチエージング」関連商品と「ダイエット」関連商品とを、ホームページ上でセット販売すると、売上がアップしそうであるというアドバイスをすることができるようになる。
本発明のマーケティング支援装置は、マーケティング業において、利用できる可能性がある。
本発明の実施形態のマーケティング支援システムの模式的な構成図である。 テンプレートメモリ220に記憶されているテンプレートに含まれる質問内容の概要を示す図である。 データベース230に記憶される情報の内容を示す図である。 図3の内容を「店舗情報」及び「商品情報」に従って並び替えた状態を示している。 管理装置500のディスプレイ等に表示される相関分析結果及び回帰分析結果を示す分布図である。 図5の変形例を示す図である。 図5の別の変形例を示す図である。 従来のマーケティング手法の説明図である。
符号の説明
100 POS端末
200 マーケティング支援装置
210 顧客用メモリ
220 テンプレートメモリ
230 データベース
240 制御部
300 携帯電話機
400 顧客カード
500 管理装置

Claims (3)

  1. 商品の購入者から、前記商品に関する数値化された評価情報と、商品購入先に関する数値化された評価情報と、当該購入者自身の連絡先を含む情報とを受け付ける受付手段と、
    前記各情報のうちいずれか2つの相関分析を行う相関分析手段と、
    前記受付手段によって受け付けた各情報のうち前記相関分析に用いられていない残りの情報と、前記相関分析手段による相関分析結果との回帰分析を行う回帰分析手段とを備える、マーケティング支援装置。
  2. 商品又は商品購入先毎に用意された、前記商品に関する評価情報を取得するために必要な質問テンプレートが記憶されているメモリと、
    当該商品又はその属性情報と、当該商品の購入者を特定する特定情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された属性情報に対応する質問テンプレートを前記メモリから読み出して、前記特定情報に基づいて割り出した前記連絡先宛てに送信する送信手段とを備える請求項1記載のマーケティング支援装置。
  3. 前記送信手段によって送信された質問テンプレートに従ってなされた回答を記憶する記憶装置を備える、請求項2記載のマーケティング支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009205431A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Dentsu Inc 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
JP2017111675A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
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JP2019168879A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 装置、方法、およびプログラム

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