JP2007211875A - ディスクブレーキ車の駐車制動装置。 - Google Patents

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Etsuro Ogawa
悦朗 小川
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Abstract

【課題】 軽量コンパクトであるにもかかわらず、強力な車両保持能力を得ることができる駐車制動装置を提供する。
【解決手段】 放射状に延びる複数のフィン3を介して一対のディスク2間を結合する一方、フィン3相互間に冷却穴4を開口させたベンチレーテッド形のロータ1を備えたディスクブレーキ車において、常時は前記冷却穴4に干渉しない離脱位置に保持されるロック7を設ける。また、前記ロック7を冷却穴4に突入係合する作動位置に移動操作する操作手段を設けたことにより、冷却穴4にロック7を突入係合させて車両保持力を得るようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明はディスクブレーキを備えた車両の駐車制動装置に係り、特に、外周面に冷却穴を開口させたベンチレーテッド形のロータを備えたディスクブレーキ車に最適な駐車制動装置に関するものである。
自動車の駐車制動装置としては、ホイールに設けたドラムブレーキのブレーキシューを拡縮作動させるようにしたホイールブレーキ方式と、トランスミッション直後のプロペラシャフト上に設けるセンターブレーキ方式のものがあり、特に、サービスブレーキをディスクブレーキで構成した車両にあっては、特許文献1に見られるようなセンターブレーキ方式の駐車制動装置を設けることが多い。
ところが、上記従来例のようなセンターブレーキ方式の駐車制動装置にあっては、滑り摩擦力を利用して保持力を得るようにしているために、駐車時の車両保持能力を大きくしようとすればセンターブレーキ自体を大型化し、あるいは、操作レバーのレバー比を大きくし、もしくは、パーキングブレーキの出力比を大きくする必要性がある。従って、スペースおよび重量などの制約を受ける車両用に充分に大きな車両保持能力を備えたセンターブレーキを組み込むことは困難であるとされていた。なお、ホイールブレーキ方式の駐車制動装置の場合は、機械的な保持力を確保するための構成が複雑になってしまうという不具合が生じる。
一方、特許文献2に見られるようにディスクブレーキのロータにラチェットを設け、このラチェットに係脱するアームを設けることにより、坂道発進などでの車両の後退を予防するようにしたものがある。しかしながら、この場合は通常用いられるロータをそのまま利用することができず、外周面を鋸歯状に加工した特殊な形状のロータを用いる必要性があるとともに、前方への移動に対しては保持作用を行わないために、これをそのまま駐車制動装置として採用することはできない。
特開2002−331922号公報 実開平3−26657号公報
本発明は、軽量コンパクトであるにもかかわらず、強力な車両保持能力を得ることができる簡潔構成の駐車制動装置を提供することを課題としている。
本発明は、複数の冷却穴を外周面に開口させたベンチレーテッド形のロータを備えたディスクブレーキ車において、常時は前記冷却穴に干渉しない解除位置に保持されるロックを設けている。そして、前記ロックを冷却穴に突入係合する作動位置に移動操作する操作手段を設けたことを主要な特徴としている。
本発明の駐車制動装置は、従来から用いられているベンチレーテッド形のロータをそのまま制動装置の構成部品として有効利用することにより、追加部品点数の少ない状態で強力な保持力を有する駐車制動装置を得ることができる。また、制動装置を各輪に取り付けた場合は、保持力がさらに強化されるとともに、例えば車両盗難などに対する予防効果がより高くなるという利点がある。
図1は本発明に係るディスクブレーキ車の駐車制動装置の一例を示す要部の断面図である。図1において、1はベンチレーテッド形のロータであり、一対のディスク2の間に放射状に延びる複数のフィン3を介在させてこれらを一体化するとともに、隣接するフィン3の間に冷却穴4を開口させて構成されており、従来公知のベンチレーテッド型のロータと同様に、ロータ1の回転にともなってフィン3の間の冷却穴4に存在する空気に遠心力を与えて外周に向けて通流させることにより、冷却効果を得るようにしている。
また、前記ロータ1を挟み込むように設けられたキャリパ5にピストン6を設けることにより、ブレーキペダルの踏込力に応じた推力で図示しない摩擦パッドをディスク2の表面に押し付けてロータ1を制動させる。なお、このようなディスクブレーキの構成および作用は従来のディスクブレーキと同様であるのでその詳細な構成および作用の説明を省略する。
前記ロータ1の外周にロック7を配設し、ロータ1の回転軸と平行なピン8を介してロック7の基端を前記キャリパ5に枢着することにより、常時はロック7の全体をロータ1と干渉しない解除位置に保持させている。従って、この状態ではロック7がロータ1に干渉することはなく、ロータ1の回転が許容される。なお、ロック7は、その先端をロータ1の中心側に向かって屈曲形成されている。
また、通常の状態ではリリース位置に保持されている図示しないロックレバーを駐車状態でロック位置に移動操作すると、ロック7がピン8を中心として図中時計回りの方向に回動して図に二点差線で示した作動位置まで回動してその位置に保持される。このような作動位置においては、ロック7の先端が冷却穴4に突入保持されるために、ロック7の先端とフィン3の係合作用でロータ1の回転が阻止されることになり、図示しない車輪の回転が阻止されて車両が保持される。
なお、フィン3およびロック7の形状によっては、図に実線で示した解除位置から二点鎖線で示した作動位置への移動に際して、ロック7の先端がフィン3に当接して冷却穴4に突入しないことも懸念されるが、このような場合は車両が前後いずれかの方向に僅かでも移動し、これにともなってロータ1が回動してロック7の先端がフィン3から外れた場合に、ロック7の先端が冷却穴4に自動的に突入係合するようにロック7を回動付勢する適宜の付勢手段を設けることが望ましい。
駐車状態の解除にともなって図示しないロックレバーをリリース位置に戻すと、ロック7がピン8を中心として反時計回りの方向に回動して図に実線で示した解除位置まで回動復帰する。すると、ロック7の先端が冷却穴4から脱出してフィン3と干渉しない位置に保持されるために、車両の保持力が解消されて発進可能となる。
なお、上記実施形態ではロック7をロックレバーで機械的に移動操作する場合について説明しているが、ロック7を電気的手段あるいは流体圧などで移動操作するようにすることもできる。また、ロック7は上記レバー形式のものに限定されるものではなく、例えばプランジャタイプのものあるいはくさびタイプのものなどを用いることができるものであり、ロック7が作動位置に保持されている状態ではその旨を表示する表示手段を運転室に設け、あるいは、作動状態ではエンジンを始動不能の状態に保持させて誤操作による不具合を予防することもできる。
さらに、上記実施形態ではロック7をキャリパ5に取り付けて制動装置の必要部品点数の増加を抑制するようにしているが、必ずしもロック7をキャリパ5に取り付ける必要性はなく、ロック7の形状および構造などに応じてその取り付け位置を任意に選定することができる。
さらにまた、上記実施形態ではディスク2とフィン3の組み合わせによるロータ1を例示しているが、生産段階であらかじめ冷却穴を設けたロータ、あるいは、生産途中での機械加工などで冷却穴を設ける形式のロータであってもよい。なお、実施形態では同一形状の冷却穴4をロータ1の周面に等ピッチで開口させているが、ロータ1の機械的強度、回転振動あるいは冷却性能を損なわないようにしたものであればよく、全ての冷却穴4の形状および開口ピッチを同一にする必要性はない。
本発明に係るディスクブレーキ車の駐車制動装置の一例を示す要部の断面図である。 図1に示したロータとロックの関係を示す要部の斜視図である。
符号の説明
1 ロータ
2 ディスク
3 フィン
4 冷却穴
5 キャリパ
6 ピストン
7 ロック
8 ピン

Claims (1)

  1. 複数の冷却穴(4)を外周面に開口させたベンチレーテッド形のロータ(1)を備えたディスクブレーキ車において、前記ロータ(1)の外周面に望む位置に配設されて常時は冷却穴(4)に干渉しない解除位置に保持されたロック(7)を設ける一方、該ロック(7)を冷却穴(4)に突入係合する作動位置に移動操作する操作手段を設けたことを特徴とするディスクブレーキ車の駐車制動装置。
JP2006031846A 2006-02-09 2006-02-09 ディスクブレーキ車の駐車制動装置。 Pending JP2007211875A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112227A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Siemens Ag ブレーキシステム、発電機、及び風車
WO2017152928A1 (en) * 2016-03-07 2017-09-14 Abb Schweiz Ag A brake for an actuator of an industrial robot

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