JP2007207494A - Electromagnetic relay - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンタクトボルトを備え、電磁コイルの通電のオン・オフにより可動接点を有するプランジャを移動させ、可動接点とコンタクトボルトに設けた固定接点とを当接・離反する電磁継電器に関する。 The present invention relates to an electromagnetic relay that includes a contact bolt, moves a plunger having a movable contact by turning on / off an electromagnetic coil, and contacts and separates the movable contact and a fixed contact provided on the contact bolt.
この種の電磁継電器として、図12に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。 There exists what is shown in FIG. 12 as this kind of electromagnetic relay (for example, refer patent document 1).
この電磁継電器1は、図12(a),(b)に示すように、ボビン4に巻き回された電磁コイル4aと、ボビン4内に収容されたプランジャ5と、ケース蓋3に貫通して外側よりワッシャWで加締め固定された接触面(固定接点)6aを有する一対のコンタクトボルト6,6と、この各接触面6aに当接、離反する可動接点としてのコンタクトプレート7とをケース2内に収容して構成されている。
As shown in FIGS. 12A and 12B, the
プランジャ5はリターンスプリング8により図中左方向に付勢され、コンタクトプレート7はコンタクトスプリング9により図中右方向に付勢されている。ここで、リターンスプリング8の付勢力はコンタクトスプリング9の付勢力より大きく設定されているので、図12(a)に示すように、非通電時には、プランジャ5によりコンタクトプレート7が常時図中左方向に押圧されて一対のコンタクトボルト6,6の各フランジ部6aから離反した状態に保持されるようになっている。また、図12(b)に示すように、ボビン4の電磁コイル4aへの通電時には、プランジャ5がボビン4内に吸引されて収容され、プランジャ5の押圧状態が解除されてコンタクトプレート7が一対のコンタクトボルト6,6の各接触面6aに接触するようになっている。
The
しかしながら、前記従来の電磁継電器1では、コンタクトボルト6をケース蓋3に加締め固定するワッシャWが該コンタクトボルト6に図示しないナットを介して接続される図示しない相手側端子の接触面になるため、通電する際にワッシャWからコンタクトボルト6への電気抵抗(接触抵抗)が大きくなって発熱するおそれがあり、連続の通電には向いていなかった。また、ワッシャWを加締め固定するために、コンタクトボルト6は鋼材を用いることになり、この点も発熱を発生する要因となっていた。
However, in the conventional
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、コンタクトボルトのカバーへの保持力を損なうことがなく、連続通電でも発熱することのない電磁継電器を提供することを目的とする。 Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide an electromagnetic relay that does not lose the holding force to the cover of the contact bolt and does not generate heat even when continuously energized. To do.
請求項1の発明は、中央の円筒状のコイル巻胴部にコイルを巻き回したボビンと、このボビンのコイル巻胴部内に収容されて可動接点を移動させるプランジャと、前記可動接点が当接・離反する固定接点を有した一対のコンタクトボルトと、この一対のコンタクトボルトを貫通させて固定すると共に、前記ボビンの少なくとも上面側を覆うカバーとを備えた電磁継電器において、前記一対のコンタクトボルトの前記カバーより外側に相手側端子を当接させるフランジ部をそれぞれ一体に形成したことを特徴とする。 According to the first aspect of the present invention, there is provided a bobbin having a coil wound around a central cylindrical coil winding body, a plunger accommodated in the coil winding body of the bobbin and moving the movable contact, and the movable contact abutting An electromagnetic relay comprising a pair of contact bolts having fixed contact points that separate from each other and a cover that passes through and fixes the pair of contact bolts and covers at least the upper surface side of the bobbin. A flange portion for contacting the mating terminal on the outside of the cover is formed integrally with each other.
請求項2の発明は、請求項1記載の電磁継電器であって、前記各コンタクトボルトのフランジ部を角形に形成すると共に、前記カバーに該角形のフランジ部を嵌合させる角形穴状の凹部を形成したことを特徴とする。
The invention according to
請求項3の発明は、請求項1記載の電磁継電器であって、前記各コンタクトボルトの前記カバーより内側をワッシャで加締め固定したことを特徴とする。 A third aspect of the invention is the electromagnetic relay according to the first aspect, wherein the inside of the cover of each contact bolt is fixed by caulking with a washer.
請求項4の発明は、請求項1記載の電磁継電器であって、前記各コンタクトボルトを銅材で形成したことを特徴とする。 A fourth aspect of the present invention is the electromagnetic relay according to the first aspect, wherein each of the contact bolts is made of a copper material.
以上説明したように、請求項1の発明によれば、一対のコンタクトボルトのカバーより外側に相手側端子を当接させるフランジ部をそれぞれ一体に形成したことにより、連続通電時の電気抵抗を小さくすることができるため、各コンタクトボルトへの連続通電時に発生する発熱を低減することができる。 As described above, according to the first aspect of the present invention, since the flange portions that contact the mating terminal are integrally formed outside the cover of the pair of contact bolts, the electric resistance during continuous energization is reduced. Therefore, the heat generated during continuous energization of each contact bolt can be reduced.
請求項2の発明によれば、各コンタクトボルトのフランジ部を角形に形成すると共に、カバーに該角形のフランジ部を嵌合させる角形穴状の凹部を形成したことにより、カバーに対して各コンタクトボルトを回り止めさせて確実に保持することができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、各コンタクトボルトのカバーより内側をワッシャで加締め固定したことにより、カバーに各コンタクトボルトを位置決めして確実に固定することができる。 According to the third aspect of the present invention, the inner side of the cover of each contact bolt is fixed by caulking with the washer, so that the contact bolt can be positioned and securely fixed to the cover.
請求項4の発明によれば、各コンタクトボルトを銅材で形成したことにより、各コンタクトボルトへの連続通電時に発生する発熱を銅材製の各コンタクトボルトにより確実に低減することができる。 According to the invention of claim 4, since each contact bolt is formed of a copper material, heat generated during continuous energization of each contact bolt can be reliably reduced by each contact bolt made of copper material.
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は本発明の一実施形態の電磁継電器を示す断面図、図2は同電磁継電器の斜視図、図3は同電磁継電器の要部の断面図、図4は同電磁継電器に用いられる電磁リレーユニットの正面図、図5は同電磁リレーユニットの側面図、図6は同電磁リレーユニットに用いられるボビン上に突設された端子取付部の斜視図、図7は同端子取付部を裏側から見た斜視図、図8は同電磁継電器に用いられるカバーの斜視図、図9は同カバーにコンタクトボルトを固定する前の状態を示す斜視図、図10は同コンタクトボルトを固定したカバーを裏側から見た斜視図、図11は同カバーにコンタクトボルトを加締め固定するワッシャの断面図である。 1 is a cross-sectional view showing an electromagnetic relay according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view of the electromagnetic relay, FIG. 3 is a cross-sectional view of a main part of the electromagnetic relay, and FIG. 4 is an electromagnetic used in the electromagnetic relay. FIG. 5 is a side view of the electromagnetic relay unit, FIG. 6 is a perspective view of a terminal mounting portion projecting on a bobbin used in the electromagnetic relay unit, and FIG. 7 is a rear view of the terminal mounting portion. FIG. 8 is a perspective view of a cover used for the electromagnetic relay, FIG. 9 is a perspective view showing a state before the contact bolt is fixed to the cover, and FIG. 10 is a cover with the contact bolt fixed. FIG. 11 is a cross-sectional view of a washer for crimping and fixing a contact bolt to the cover.
図1〜図3に示すように、電磁継電器10は、基台プレート11と、この基台プレート11の中央の突出部11aに環状の緩衝ゴム体12を介してネジ13で締結固定された電磁リレーユニット20と、この電磁リレーユニット20の上面側を覆う天井壁41を有した円筒状で合成樹脂製のカバー40とを備えている。
As shown in FIG. 1 to FIG. 3, the
図1,図3〜図7に示すように、電磁リレーユニット20は、上下のフランジ部21a,21bの中央に円筒状のコイル巻胴部21cを一体形成すると共に、上フランジ部21aに端子取付部22を一体形成した合成樹脂製のボビン21と、このボビン21のコイル巻胴部21cに巻き回されると共に、両端末27a,27aを該ボビン21の端子取付部22に取り付けられた一対のコイル給電用端子(コイル用端子)25,25の各電線接続部25aにフュージングによりそれぞれ接続したコイル(電磁コイル)27と、ボビン21のコイル巻胴部21c内の下部から下フランジ部21b及び外側に沿うように折り曲げられてカバー40の周壁42の下端部42aに加締め固定されるケースを兼ねた円筒状のヨーク28と、ボビン21のコイル巻胴部21c内の上部から上フランジ部21aに掛け渡されてヨーク28とで磁路を形成する矩形板状のフランジ受板29と、ボビン21の円筒状のコイル巻胴部21c内に戻り圧縮スプリング(リターンスプリング)32を介して出没自在に配置されたプランジャ30と、このプランジャ30の凹部30b内に嵌合されたプランジャロッド31に沿って上下方向にブッシュ34を介して摺動すると共に、両側に可動接点35,35を固着した可動板36とで構成されている。この可動板36はブッシュ34に固定されている。
As shown in FIGS. 1, 3 to 7, the
図1,図3に示すように、プランジャ30の上面30aの中央には円形で段差状の凹部30bを形成してあり、この凹部30b内の下部にプランジャロッド31の下端部31aを嵌合してある。また、プランジャ30の凹部30b内の上部とフランジ受板29との間には戻り圧縮スプリング32を介在してあると共に、プランジャロッド31の中央のフランジ部31bと該プランジャロッド31の上端部31cにワッシャ37を介して抜け止めされたブッシュ34との間には戻り圧縮スプリング(リターンスプリング)33を介在してある。これら各戻り圧縮スプリング32,33の付勢力により、コイル27に励磁電流が通電されないときは、可動板36の一対の可動接点35,35と後述する一対のコンタクトボルト45,45の下面に固着された各固定接点47は離反しており、コイル27に励磁電流が通電されたときは、プランジャ30の上面30aがフランジ受板29に吸着されて該プランジャ30及びプランジャロッド31が上方へ移動し、一対の可動接点35,35が一対の固定接点47,47に接触するようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 3, a
図3〜図7に示すように、ボビン21の上フランジ部21a上の該上フランジ部21aの外縁と中央のコイル巻胴部21cとの間の位置には、端子取付部22の取付壁22aを垂直に起立するように一体突出形成してある。この取付壁22aの左右両側の上部と中途部には一対のコイル給電用端子25,25を保持する端子保持部23,23を前方に突出するように一体形成してある。この各上下一対の端子保持部23,23の中央には上下に延びる圧入凹部23aをそれぞれ形成してある。この各上下一対の端子保持部23,23の各圧入凹部23a内に一対のコイル給電用端子25,25がそれぞれ圧入されるようになっている。
As shown in FIGS. 3 to 7, the
また、一対のコイル給電用端子25,25の各上下一対の端子保持部23,23間にはスリット溝状の圧接部25b,25bがそれぞれ位置するように形成されている。この一対のコイル給電用端子25,25の各圧接部25bには抵抗(サージ吸収素子)38の一対のリード部38a,38aをそれぞれ圧接により接続してある。これにより、端子取付部22の取付壁22aの前方に位置する一対のコイル給電用端子25,25間に抵抗38が配置されるようになっている。
In addition, slit groove-shaped
図1〜図3,図8〜図10に示すように、ボビン21を内蔵した電磁リレーユニット20の上面側を覆うカバー40の天井壁41の中央から周壁42にかけて仕切壁43を一体突出形成してある。この天井壁41の仕切壁43を挟んだ両側にはボルト貫通孔44,44をそれぞれ形成してあり、この一対のボルト貫通孔44,44内には一対のコンタクトボルト45,45を貫通してある。この各コンタクトボルト45は銅材により円柱状に形成してあり、その中央に六角形(角形)のフランジ部45aを一体突出形成してある。さらに、各コンタクトボルト45のフランジ部45a上には相手側端子50が当接すると共に、該フランジ部45aより上側に形成されたネジ部45bに相手側端子50を固定するナット51が螺着されるようになっている。
As shown in FIGS. 1 to 3 and FIGS. 8 to 10, a
また、各コンタクトボルト45の六角形のフランジ部45aは、カバー40の各ボルト貫通孔44の上部に形成された六角穴状(角形穴状)の凹部44aに嵌合されると共に、該各ボルト貫通孔44よりカバー40の天井壁41の内側に突出した各コンタクトボルト45の下部45cをワッシャ46により加締め固定してある。図11に示すように、ワッシャ46は円錐環状に形成してあり、各コンタクトボルト45のカバー40より内側に嵌めて平らに潰すことで該各コンタクトボルト45に食い込ませて固定するものである。または、合成樹脂性のカバー40にコンタクトボルト45をインサート成形して固定することもできる。さらに、各コンタクトボルト45の下面には、各可動接点35が当接・離反する固定接点47を固着してある。
Further, the
さらに、カバー40の周壁42の下端部42aとヨーク28との間にはゴム製で円環板状のパッキン60を介在してある。また、各コイル給電用端子25の上片部には丸孔25cを形成してある。この各コイル給電用端子25の上片部の丸孔25cはカバー40の天井壁41に貫通して外側に露出していると共に、該丸孔25cの背面に対向するカバー40の天井壁41には六角形のナット61を嵌め込んである。さらに、各コイル給電用端子25の上片部とカバー40の天井壁41とはゴム製のグロメット62によりシールされている。
Further, an annular plate-
以上実施形態の電磁継電器10によれば、図1に示すように、ボビン21のコイル27に励磁電流が通電されない場合には、可動板36の一対の可動接点35,35と一対のコンタクトボルト45,45の各固定接点47は離反している。また、ボビン21のコイル27に励磁電流が通電され、コイル27が励磁されると、プランジャ30aがフランジ受板29に吸着されて該プランジャ30及びプランジャロッド31が上方へ移動して、可動板26の一対の可動接点35,35が一対のコンタクトボルト45,45の各固定接点47,47に接触する。
According to the
この電磁継電器10では、一対のコンタクトボルト45,45のカバー40より外側に相手側端子50を当接させるフランジ部45aをそれぞれ一体突出形成したことにより、連続通電時の電気抵抗を小さくすることができる。このため、各コンタクトボルト45への連続通電時に発生する発熱を低減することができる。これにより、例えば、大電流が流れる自動車のスタータモータの始動スイッチ等に上記電磁継電器10を用いても連続通電による発熱を確実に低減することができる。
In this
また、各コンタクトボルト45のフランジ部45aを六角形に形成すると共に、カバー40の天井壁41に該六角形のフランジ部45aを嵌合させる六角形穴状の凹部44aを形成したことにより、カバー40に対して各コンタクトボルト45を回り止めさせて確実に保持することができる。
In addition, the
さらに、各コンタクトボルト45のカバー40より内側をワッシャ46で加締め固定したことにより、カバー40に各コンタクトボルト45を位置決めして確実に固定することができる。
Furthermore, by crimping and fixing the inner side of the
さらに、各コンタクトボルト45を銅材で形成したことにより、各コンタクトボルト45への連続通電時に発生する発熱を銅材製の各コンタクトボルト45により確実に低減することができる。
Furthermore, since each
尚、前記実施形態によれば、コンタクトボルトのフランジ部を六角形に形成すると共に、カバーの天井壁に六角形のフランジ部を嵌合させる六角形穴状の凹部を形成したが、フランジ部を四角形に形成したり、凹部を四角穴状等に形成しても良い。 According to the above embodiment, the flange portion of the contact bolt is formed in a hexagonal shape, and the hexagonal hole-shaped recess for fitting the hexagonal flange portion is formed in the ceiling wall of the cover. You may form in a rectangle and may form a recessed part in square hole shape etc.
10 電磁継電器
21 ボビン
21c コイル巻胴部
27 コイル
30 プランジャ
35 可動接点
40 カバー
44a 凹部
45,45 一対のコンタクトボルト
45a フランジ部
46 ワッシャ
47 固定接点
50 相手側端子
10
Claims (4)
前記一対のコンタクトボルトの前記カバーより外側に相手側端子を当接させるフランジ部をそれぞれ一体に形成したことを特徴とする電磁継電器。 There is a bobbin in which a coil is wound around a central cylindrical coil winding body, a plunger which is accommodated in the coil winding body of the bobbin and moves a movable contact, and a fixed contact where the movable contact abuts and separates. In the electromagnetic relay provided with a pair of contact bolts and a cover that penetrates and fixes the pair of contact bolts and covers at least the upper surface side of the bobbin,
The electromagnetic relay according to claim 1, wherein a flange portion for abutting the mating terminal is integrally formed outside the cover of the pair of contact bolts.
前記各コンタクトボルトのフランジ部を角形に形成すると共に、前記カバーに該角形のフランジ部を嵌合させる角形穴状の凹部を形成したことを特徴とする電磁継電器。 The electromagnetic relay according to claim 1,
An electromagnetic relay characterized in that a flange portion of each contact bolt is formed in a square shape, and a rectangular hole-shaped recess for fitting the square flange portion is formed in the cover.
前記各コンタクトボルトの前記カバーより内側をワッシャで加締め固定したことを特徴とする電磁継電器。 The electromagnetic relay according to claim 1,
An electromagnetic relay characterized in that the inner side of the cover of each contact bolt is fixed with a washer.
前記各コンタクトボルトを銅材で形成したことを特徴とする電磁継電器。 The electromagnetic relay according to claim 1,
An electromagnetic relay characterized in that each contact bolt is made of a copper material.
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