JP2007205653A - 室内機ユニットのリッド取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部接続部材を通す複数の打抜部21を形成した略L字形断面形状のリッド20が室内機ユニット10のケーシング角部に着脱可能に取り付けられている室内機ユニットのリッド取付構造において、リッド20をケーシング角部に固定する手段が、少なくとも一箇所のねじ止め部を備えている。
【選択図】図1
Description
このうち、空調対象の室内に設置される室内機ユニットは、ファンモータ(電動機)を駆動源とする室内ファンの運転により吸込口から室内の空気(室内気)を導入し、この室内気を冷媒が通過する室内熱交換器で冷却または加熱して得られる空調空気を吹出口から室内に吹き出すように構成されている。
しかし、リッドを取り外して露出するケーシングの内部には、コントロールユニットの端子部等を配設することが多い。このため、上述した従来構造のリッドを採用した場合、安全上の観点から、リッドを取り外した状態で端子部等の電気部品が露出しないようにするため、リッドの内側に別部品となる内部カバーを取り付けておく必要があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、手作業のみではリッド着脱作業を実施できないようにした室内機ユニットのリッド取付構造を提供することにある。
本発明に係る室内機ユニットのリッド取付構造は、外部接続部材を通す複数の打抜部を形成した略L字形断面形状のリッドが室内機ユニットのケーシング角部に着脱可能に取り付けられている室内機ユニットのリッド取付構造において、前記リッドを前記ケーシング角部に固定する手段が、少なくとも一箇所のねじ止め部を備えていることを特徴とするものである。
また、リッドを固定する手段として、ケーシング角部に係合する係止爪を設けるとともに、係止爪の近傍に突設され係止状態で先端部がケーシング側壁面に当接する突起部を設けたので、着脱作業に工具が必要となるねじ止めの固定部を最少の一箇所にして良好な作業性を得ることができる。しかも、係止爪が係止された状態では、突起部の先端部がケーシング側壁面に当接してリッドの弾性変形を抑制するので、ねじ止め部の着脱作業時にリッドの弾性変形により係止部の係合が外れることを防止できる。
図4は、室内機ユニット10の外観を示す斜視図である。この室内ユニット10は、ベース11と前面パネル12とが一体化されることにより、各種の機器類を収納するケーシングが形成されている。
一方のベース11には、図示しない室内熱交換器、クロスフローファン及びコントロールユニット等の各種機器が設置されている。
これらの打抜部21a,21bは、設置現場の状況に応じて最適な外部接続部材の通路位置(取出方向)を選択し、現場で容易に切断除去して開口部を形成できるようにするため、開口部の形状に合わせた貫通溝部22及び薄肉部23が交互に形成されている。
リッド20のねじ止めは、下面の打抜部21aからずらした位置にねじ穴26を設けておき、このねじ穴26にねじ(不図示)を通し、ベース側に設けた雌ねじ部(不図示)にねじ込むことによってなされる。ここで使用するねじは、ドライバー等の工具を使用しなければねじ込み等の操作ができないもの、すなわち手作業により取り外しができないものとする。
なお、図示の例では左右一対の突起部27を設けてあるが、これに限定されることはない。
続いて、ねじ止めねじを取り外した後には、リッド20の下面に設けた係止爪25の付近に設定された所定位置(たとえば、図1の「PUSH」位置)を外側から押し込む。この結果、係止爪25の係合が外れるので、上部の係止爪24を支点としてリッド20を外側へ回転させる動きが可能となり、最終的には係止爪24の係合が係止受部15から外れるので、リッド20をケーシングから取り外す作業は完了する。
また、リッド20を固定する手段として、ケーシング角部に係合する係止爪24を設けるとともに、係止爪24の近傍に突設され係止状態で先端部27aがケーシング側壁面の突当面16に当接する突起部27を設けたので、着脱作業に工具が必要となるねじ止めの固定部を最少の一箇所にして良好な作業性を得ることができる。しかも、係止爪24が係止された状態では、突起部27の先端部27aが突当面16に当接してリッド20の弾性変形を抑制するので、ねじ止め部の着脱作業時にリッド20の弾性変形により係止部24の係合が外れることはない。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、たとえばケーシング角部の位置など、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
11 ベース
12 前面パネル
15 係止受部
16 突当面
20 リッド
21 打抜部
24,25 係止爪
26 ねじ穴
27 突起部
Claims (2)
- 外部接続部材を通す複数の打抜部を形成した略L字形断面形状のリッドが室内機ユニットのケーシング角部に着脱可能に取り付けられている室内機ユニットのリッド取付構造において、
前記リッドを前記ケーシング角部に固定する手段が、少なくとも一箇所のねじ止め部を備えていることを特徴とする室内機ユニットのリッド取付構造。 - 前記リッドは、前記ケーシング角部に係合する係止爪と、該係止爪の近傍に突設され係止状態で先端部がケーシング側壁面に当接する突起部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の室内機ユニットのリッド取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006025718A JP2007205653A (ja) | 2006-02-02 | 2006-02-02 | 室内機ユニットのリッド取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006025718A JP2007205653A (ja) | 2006-02-02 | 2006-02-02 | 室内機ユニットのリッド取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007205653A true JP2007205653A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38485277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006025718A Pending JP2007205653A (ja) | 2006-02-02 | 2006-02-02 | 室内機ユニットのリッド取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007205653A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019077745A1 (ja) * | 2017-10-20 | 2020-04-02 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000171053A (ja) * | 1998-12-02 | 2000-06-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 室内ユニット及び空気調和機 |
JP2003202151A (ja) * | 2002-01-10 | 2003-07-18 | Mitsubishi Electric Corp | 天井埋込形空気調和機 |
-
2006
- 2006-02-02 JP JP2006025718A patent/JP2007205653A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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