JP2007200019A - 検索クライアント - Google Patents

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Abstract

【課題】検索処理速度を低下させることなく、高精度でかつユーザ固有の特性を反映させた検索処理を実行させることが可能な検索クライアントを提供することを目的としている。
【解決手段】検索クライアント30は、ユーザより検索文字列を含む検索要求が入力されると、検索コマンド生成部32において、前記検索文字列と、ユーザにより編集可能なユーザ辞書36と、標準辞書38とに基づいて検索コマンド生成し、この検索コマンドを検索サーバ20へ送出するものとした。
【選択図】図1

Description

本発明は検索技術に係り、より詳細にサーバークライアント型の索引を利用する検索クライアントに関する。
大量の文書中から所望の情報を得るための技術に、検索技術がある。この検索技術は、ユーザに示された文字列あるいは単語を、文書中の文字列あるいは単語と比較し、完全に一致した文書あるいは一致の度合いが高い文書をユーザに提示するものである。
検索技術において、検索処理速度に影響を与えるものが索引の存在の有無である。索引とは、ある特定の情報を検索するために、その情報を示す語句または記号等を一定の順次に配列し、その情報の所在を指示するものである。
例えば単語Aを含む文書を検索する場合、索引が予め作成されていれば、索引において単語Aを調べればよいが、索引が作成されていない場合、すべての文書について単語Aの存在を調べる必要があり、時間がかかる。
このため、高速で同時に複数の検索処理を行うサーバークライアント型の検索システムでは、一般に索引を保持している。
一方、日本語に限らず、自然言語では表記の揺れや同義語が存在する。表記の揺れについては、大文字/小文字、半角/全角などの文字単位で現れるもの、英語の単数型/複数型などのように、単語単位で文法的に現れるもの、片仮名、外来語の揺れのように単語単位で不規則に現れるものがある。そして同義語については、「電子計算機」と「コンピュータ」のように意味は同じだが表記がまったく異なるものがある。これらの表記の揺れや同義語は、検索漏れを引き起こす原因であり、検索に悪影響を及ぼす。
例えば、索引を有する検索システムにおいて、検索対象である検索語を「computer」として、索引検索を行ったとき、頭文字が大文字の「Computer」ではヒットしない。また、検索語を「コンピューター」とした場合、「コンピュータ」はヒットしない。
このため、多くの場合において、索引の作成時に正規化処理を施し、このような検索漏れを少なくしている。
このように正規化された索引を有する文書群は、高速に漏れの少ない検索を行うことが可能であるが、その反面、正規化処理の方法に変更が生じた場合、索引を作り直さなくてはならない、という問題点がある。また、一度正規化処理を施して作成された索引は、ユーザ固有の特性を反映させることができず、利便性が悪い、等の問題点がある。
このような問題点を解決する方法として、正規化処理を行わず、検索時にすべての検索語を可能なバリエーションに展開する方法が挙げられるが、この方法の場合、展開した結果の語群が膨大になる可能性があり、処理速度が要求される場合には適切ではない。
検索技術に関する従来文献として、例えば、次の文献があげられる。
特開2001−236358号公報(特許文献1)には、ユーザのニーズに応じて検索語および索引語に関し正規化レベルを指定できる方法と検索語の関連表記への展開を指定できる方法とを具備することにより、検索精度と検索効率および再現率と適合率とのトレードオフを実現することが可能な文書検索方法および装置が開示されている。
特開2002−230021号公報(特許文献2)には、ベクトル空間モデルを応用した類似文書検索において共起情報に従って検索クエリを解析し多義解消することによりユーザの意図に沿った検索精度の高い情報検索を行うことが可能な情報検索措装置及び情報検索方法並びに記憶媒体が開示されている。
特開2001−236358号公報 特開2002−230021号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、ユーザ固有の特性を反映させることができず、特許文献2に開示された発明では、検索処理速度を上げることができないという問題点がある。
本発明は、このような問題点を鑑みて、これらを解決すべくなされたものであり、高精度の検索処理を高速で実行させ、かつユーザ固有の特性を反映させることが可能な検索クライアントを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は次の如き構成を採用した。
本発明の検索クライアントは、標準辞書を用いて正規化された文字列により生成された標準索引と、文字単位の正規化を行うための文字正規化辞書を用いて正規化された文字列により生成された文字単位正規化索引と、を有する検索サーバにアクセスして検索を行う検索クライアントにおいて、前記検索クライアントは、編集可能なユーザ辞書と、前記標準辞書と、前記文字正規化辞書と、検索コマンドを生成する検索コマンド生成手段とを有し、前記検索コマンド生成手段は、前記ユーザ辞書および前記標準辞書を用いて、複数の文書が格納された文書データベースを検索するための検索文字列を有する検索要求を展開して検索コマンドを生成し、前記検索コマンドを前記検索サーバへ送信する構成とすることができる。
これにより、検索処理速度の低下を抑えつつ、ユーザ固有の特性を反映させ、かつ検索漏れを減少させ、より高い精度の検索処理を実行させることが可能な検索クライアントを提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の検索クライアントは、さらに、前記検索コマンド生成手段は、前記検索文字列を前記標準辞書と前記ユーザ辞書においてそれぞれ独立に検索し、前記標準辞書における検索結果を標準検索結果集合、前記ユーザ辞書における検索結果をユーザ検索結果集合として抽出し、前記標準検索結果集合の要素と、前記ユーザ検索結果集合の要素とに対して論理処理を行って、前記検索コマンドを生成する構成とすることができる。
これにより、ユーザ固有の特性を反映させた検索処理を実行させることが可能な検索クライアントを提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の検索クライアントは、n個の標準辞書を用いて正規化された文字列により生成された、前記n個の標準辞書に対応したn個の標準索引と、文字単位の正規化を行うための文字正規化辞書を用いて正規化された文字列により生成された文字単位正規化索引とを有する検索サーバにアクセスして検索を行う検索クライアントにおいて、前記検索クライアントは、編集可能なユーザ辞書と、前記n個の標準辞書と、前記文字正規化辞書と、検索コマンドを生成する検索コマンド生成手段と、を有し、前記検索コマンド生成手段は、前記ユーザ辞書および前記n個の標準辞書を用いて、複数の文書が格納された文書データベースを検索するための検索文字列を有する検索要求を展開して検索コマンドを生成し、前記検索コマンドを前記検索サーバへ送信する構成とすることができる。
これにより、検索処理速度の低下を抑えつつ、ユーザ固有の特性を反映させ、かつ検索漏れを減少させ、より高い精度の検索処理を実行させることが可能な検索クライアントを提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の検索クライアントは、さらに、前記検索コマンド生成手段は、前記検索文字列を、前記n個の標準辞書のうち一の標準辞書と前記ユーザ辞書においてそれぞれ独立に検索し、前記一の標準辞書における検索結果を一標準検索結果集合、前記ユーザ辞書における検索結果をユーザ検索結果集合として抽出し、前記一標準検索結果集合の要素と前記ユーザ検索結果集合の要素とに対して行われる論理処理を行い、当該検索クライアントは、前記論理処理における演算回数を検出する演算回数検出手段を有し、前記検索コマンド生成手段は、前記演算回数検出手段により検出された前記論理処理の演算回数に基づき検索コマンドを生成する構成とすることができる。
これにより、前記演算回数の少ない検索コマンドを生成することで、前記検索サーバに対する負荷を少なくすることが可能な検索クライアントを提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の検索クライアントは、さらに、前記検索サーバから配信された標準辞書更新データに基づき前記標準辞書を更新するための標準辞書更新手段を有する構成とすることができる。
これにより、前記標準辞書に変更があった場合でも、前記標準辞書更新データに基づき前記標準辞書を更新することがきる。これにより、これまでの発明により得られた効果を継続させることができる。すなわち、検索処理速度の低下を抑えつつ、ユーザ固有の特性を反映させ、かつ検索漏れを減少させ、より高い精度の検索処理を実行させることが可能な検索クライアントを提供することができる。
本発明の検索クライアントによれば、検索処理速度の低下を抑えつつ、より高い精度の検索処理を実行させ、かつユーザ固有の特性を反映させることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の検索クライアントは、検索処理を行う際に、ユーザにより編集可能なユーザ辞書と標準辞書に基づいて生成した検索コマンドを検索サーバへ送出し、検索サーバにて検索処理を実行させるものである。
図1は本発明の実施例1の検索クライアントを有する検索システムの機能ブロック図の例である。
検索システム10は、検索サーバ20と検索クライアント30から構成されており、検索サーバ20と検索クライアント30は、ネットワークを介して接続されている。
検索システム10は検索処理を行うものであって、検索クライアント30において、ユーザから入力された検索要求に基づき検索コマンドが生成され、この検索コマンドが、検索クライアント30より検索サーバ20へ送出されると、検索サーバ20がこれを受けて検索処理を行うものである。
ここで、検索要求とは、ユーザから入力されるものであって、ユーザが検索システム10において検索処理を行う検索対象を文字列で表したものである。この文字列が本実施例において、検索対象である検索文字列となる。
検索サーバ20は、索引A1、索引B、文書データベース26(以下、文書DB26)および標準辞書配信部28を有する。検索サーバ20は、検索クライアント30より送出された検索コマンドを受けて、索引A1と索引Bを検索する処理を行い、その結果として文書DB26内に存在するユーザが所望する文書の位置情報(所在情報)を得る。そして、この位置情報を検索結果として検索クライアント30へ送出する。ユーザは、この検索結果である文書の位置情報に基づき、文書DB26内に格納された所望の文書を簡単に閲覧することができる。
索引A1は、標準辞書を用いて標準的な正規化処理が施された文字列により生成された索引である。ここで標準辞書とは、例えば言語を解析する際の基本的な単語データおよびその正規化結果を集めたものなどである。また、索引A1には、文書DB26に格納された文書データの標準辞書による正規化結果のほか、文書データの名前、大きさなどの属性と、この文書データの記録場所を示す位置情報であるURL(Uniform Resource Locator)等が保持されている。
索引Bは、文字単位の正規化のみを行う文字正規化辞書を用いて正規化処理が施された文字列により生成された索引である。また、索引Bには、文書DB26に格納された文書データの文字正規化辞書による制覇か結果のほか、文書データの名前、大きさなどの属性と、その文書データの記録場所を示す位置情報であるURL等が保持されている。
以上において、索引A1および索引Bに保持された情報のうち、正規化結果以外は同一であるので、正規化結果以外の情報は索引A1および索引Bに共有されて保持されている。共有の具体的方法は、後述するSQLによるCreat文に示される。
文書DB26には、多数の文書データが格納されており、索引A1および索引Bのそれぞれからたどることが可能となっている。尚、本実施例において文書DB26は、検索サーバ20内に保持されたものとしたが、文書DB26は、適切な接続方法により検索サーバ20の外部に接続されていても良い。
標準辞書配信部28は、標準辞書の変更などにより、索引A1の正規化処理方法に変更が生じた場合、ネットワークを通して新しい標準辞書を検索クライアント30へ配信する。
検索クライアント30は、検索コマンド生成部32、標準辞書更新部34、ユーザ辞書36、標準辞書38および文字正規化辞書39を有する。検索クライアント30では、ユーザからの検索要求としての検索文字列が入力されると、検索コマンドを生成し、その検索コマンドを検索サーバ20へ送出している。
検索コマンド生成部32は、ユーザ辞書36と標準辞書38を用いて検索文字列を関連用語に展開し、その結果に基づき検索コマンドを生成する。
標準辞書更新部34では、標準辞書配信部28より配信された新しい標準辞書に基づいて、標準辞書38を更新する。
ユーザ辞書36は、ユーザが、ユーザ固有の言葉を追加登録することが可能であり、各個人ごとの特別な単語データを集めたものである。
標準辞書38は、検索サーバ20において索引A1の生成に用いられる辞書である。また標準辞書38は、例えば言語を解析する際の基本的な単語データを集めたものなどであり、ユーザ辞書との比較に用いられる。
文字正規化辞書39は、検索サーバ20において索引Bの生成に用いられる辞書である。また、文字正規化辞書39は、検索要求に含まれる検索文字列に対し、文字単位の正規化処理を施すために用いられる。
ここで、本実施例において、検索サーバ20では、SQLコマンドを受け取るものである。検索サーバ20では、文書DB26に格納されている文書データの属性や文書データの位置情報であるURLが示されたテーブルが予め作成されている。テーブルを作成することを示すコマンドは、「create table table1(document URI text, IA1 text, IB text)」である。ここで、「IA1」とは索引A1を示し、「IB」とは索引Bを示すものである。
また、検索サーバ20における索引A1と索引Bは以下のように生成される。
検索サーバ20では、ユーザにより入力された文書から、索引A1および索引Bに登録される文字列がテキストT1として抽出される。抽出されたテキストT1は、まず文字正規化辞書により正規化処理を施され、文字単位の正規化処理を施された文字列として索引Bに登録される。ここで、文字正規化辞書により正規化処理を施されたテキストT1を「IB1」と示す。
尚このとき索引Bでは、IB1と、ユーザが入力した文字列の記録場所を示す位置情報URL1が関連付けられて登録される。
このIB1は、さらに標準辞書により正規化処理が施され、標準的な正規化処理が施された文字列として索引A1に登録される。ここで、標準辞書により正規化処理を施されたテキストIB1を「IA11」と示す。このとき、索引A1では、索引Bと同様に、IA11と、ユーザが入力した文字列の記録場所を示す位置情報URL1が関連付けられて登録される。
この結果、索引A1および索引Bには、上述したそれぞれの正規化処理を施された文字列が格納されることとなる。
図2は、検索システム10における検索処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザが検索クライアント30に対して検索要求を入力すると、検索コマンド生成部32は、この検索要求を受けて検索コマンドを生成する(S210)。ここで、検索コマンドの生成方法は、入力された検索要求に応じて変化するものであり、本実施例においては、複数の検索文字列が空白によって連結されたものを検索要求とした。
すなわち、S210における検索要求は、文字列a、文字列b、文字列cおよび文字列dを空白により連結したものである。文字列a、文字列b、文字列cおよび文字列dは、それぞれが検索文字列に該当するものである。
検索コマンド生成部32は、「a b c d」なる検索要求から「select*from table1 where A and B and C and D」なる検索コマンドを生成する。ここで、A、B、C、Dは、検索サーバ20において、各検索文字列ごとに検索処理を行うための部分検索コマンドである。部分検索コマンドは、検索文字列ごとに生成されるものである。よって、部分検索コマンドは、検索コマンド生成部32において、検索要求に含まれる検索文字列の数と同じ数だけ生成される。以下に部分検索コマンドA、部分検索コマンドB、部分検索コマンドCおよび部分検索コマンドDについて具体的に説明する。
部分検索コマンドA、部分検索コマンドB、部分検索コマンドCおよび部分検索コマンドDは、文字列a、文字列b、文字列cおよび文字列dを検索文字列として、索引Wを用いて検索することを示すものである。尚ここで、索引Wなるものは存在しないが、後に説明するユーザ辞書展開処理によって索引A1または索引Bと置き換えられるものであり、前記部分検索コマンドの説明にあたり便宜的に用いたものである。
すなわち、部分検索コマンドAは文字列aを検索文字列とした部分検索コマンドであって、「IW like ‘%nB(a)%’」と示される。部分検索コマンドBは、文字列bを検索文字列とした部分検索コマンドであって、「IW like ‘%nB(b)%’」と示される。部分検索コマンドCは、文字列cを検索文字列とした部分検索コマンドであって、「IW like ‘%nB(c)%’」と示される。部分検索コマンドDは、文字列dを検索文字列とした部分検索コマンドであって、「IW like ‘%nB(d)%’」と示される。
ここで、上述した各部分検索コマンドにおけるIWは、索引Wを示すものであり、nB(a)、nB(b)、nB(c)およびnB(d)は、検索文字列である文字列a、文字列b、文字列cおよび文字列dのそれぞれに対して、文字正規化辞書39を用いて正規化処理を施した後の文字列を示すものである。
次に、検索コマンド生成部32は、S210で生成された部分検索コマンドA、部分検索コマンドB、部分検索コマンドC、および部分検索コマンドDに含まれる各検索文字列に、ユーザ辞書展開処理を施し、「select*from table1 where A´ and B´ and C´ and D´」なる送出用の検索コマンドを生成する(S220)。
ここで、A´、B´、C´およびD´は、部分検索コマンドA、部分検索コマンドB、部分検索コマンドCおよび部分検索コマンドDそれぞれについてユーザ辞書展開処理を施したことを示すものである。
S220での処理についての詳細は後に説明する。
このようにして生成された送出用の検索コマンドは、ネットワークを介して検索サーバ20へ送出される(S230)。そして、送出された検索コマンドは、検索サーバ20により受信され、これを受けた検索サーバ20は索引A1および索引Bにおいて検索処理を開始する(S240)。この検索処理により、検索サーバ20は文書DB26における検索文字列の位置情報を得る。
検索サーバ20は、検索処理終了後、ネットワークを介して、この位置情報を検索結果として検索クライアント30へ送出し、検索クライアント30は、この検索結果を受信する(S250)。そして、検索クライアント30において、この検索結果がユーザに表示される。ユーザは、この検索結果である検索文字列の位置情報に基づき、文書DB26内に格納された所望の文書を簡単に閲覧することができる。
ここで、S220における処理について図3を参照して詳細を説明する。
図3はS220におけるユーザ辞書展開処理を説明するフローチャートである。図3において、部分検索コマンドに含まれる検索文字列をSi(i=0,1,2,・・・,m)とする。
検索コマンド生成部32は、複数ある部分検索コマンドのうち、最初の部分検索コマンドに含まれる検索文字列をS0とし、処理を開始する(S310)。 本実施例において、最初の部分検索コマンドとは、部分検索コマンドAに該当する。
次に検索コマンド生成部32は、最後の部分検索コマンドに含まれる検索文字列まで、ユーザ辞書展開処理が施されているかを判断し、ユーザ辞書展開処理が施されていない、部分検索コマンドに含まれる検索文字列に対してユーザ辞書展開処理を開始する(S320)。本実施例において、最後の部分検索コマンドとは、部分検索コマンドDに該当する。
検索コマンド生成部32は、まず検索文字列Siで標準辞書38を検索する処理を行う(S330)。この検索結果として、標準辞書38より得られた文字列を文字列nA(Si)と示す。次に、検索コマンド生成部32は、標準辞書38の中から、文字列nA(Si)を代表語とし、文字列nA(Si)に関連する文字列の集合である文字列集合Xiを抽出する展開処理を行う。(S340)。
次に、検索コマンド生成部32は、検索文字列Siでユーザ辞書36を検索する処理をう。そして、検索コマンド生成部32は、ユーザ辞書36の中から、この検索処理により得られた文字列を代表語とする文字列の集合である文字列集合Yiを抽出する展開処理を行う(S350)。
検索コマンド生成部32は、文字列集合Xiに含まれ、文字列集合Yiに含まれない文字列を抽出し、その結果の文字列集合をSUBiとする(S360)。次に、検索コマンド生成部32は、文字列集合Xiに含まれず、文字列集合Yiに含まれる文字列を抽出し、その結果の文字列集合をADDiとする(S370)。
ここで、各部分検索コマンドは、検索コマンド生成部32により、文字列集合SUBiと文字列集合ADDiを用いて「(IA1 like ‘%nA(Si)%’ and not (IB like ‘%SUBi0%’ or IB like ‘%SUBi1%’ or ・・・))or(IB like ‘%ADDi0%’ or IB like ‘%ADDi1%’or・・・)」に置き換えられる。
ここで、「IA1 like ‘%nA(Si)%’」とは、文字列nA(Si)を検索文字列として索引A1を検索する処理を示す。また、「IB like ‘%SUBi%’」、「IB like ‘%ADDi%’」は、文字列集合SUBiおよび文字列集合ADDiを構成する要素となる文字列を検索文字列として、それぞれの検索文字列について索引Bを検索する処理を示す。
検索コマンド生成部32は、この置き換えられた部分検索コマンドの論理演算処理を行う(S380)。
S380において行われる論理演算処理の結果が、ユーザ辞書展開処理後の部分検索コマンドとなる。検索コマンド生成部32は、S380までの処理を、個々の部分検索コマンドについて行う(S390)。本実施例において、個々の部分検索コマンドとは、部分検索コマンドA、部分検索コマンドB、部分検索コマンドCおよび部分検索コマンドDに該当する。
そして、検索コマンド生成部32は、検索文字列にユーザ辞書展開処理が施された個々の部分検索コマンドの論理和をとる処理を行い、その結果を検索サーバ20への送出用の検索コマンドとする。
以下に、ユーザ辞書展開処理に関し、具体例を挙げて表1、表2を参照しつつ説明する。例えば本実施例において、検索要求が「コンピュータ ヘビーメタル 解析」なる文字列である。
表1は、標準辞書38からそれぞれの検索文字列に関連する関連文字列を抽出した結果の文字列集合を示す例である。表2は、ユーザ辞書36からそれぞれの検索文字列に関連する文字列を抽出した結果の文字列集合を示す例である。
Figure 2007200019
Figure 2007200019
検索コマンド生成部32は、最初に「select*from table1 where IW like ‘%コンピュータ%’ and IW like ‘%ヘビーメタル%’ and IW like ‘%解析%’」という検索コマンドを生成する。この検索コマンドにおいて、部分検索コマンドとなるコマンドは、「IW like ‘%コンピュータ%’」、「IW like ‘%ヘビーメタル%’」および「IW like ‘%解析%’」である。
部分検索コマンド生成部32は、上記の各部分検索コマンドごとにユーザ辞書展開処理を行う。部分検索コマンド「IW like ‘%コンピュータ%’」におけるユーザ辞書展開処理について以下に説明する。
検索コマンド生成部32が、検索文字列「コンピュータ」で標準辞書38を検索する処理を行う。この結果、得られた文字列nA(Si)は「コンピュータ」となる。検索コマンド生成部32は、標準辞書38の中から、文字列「コンピュータ」を代表語とし、文字列「コンピュータ」に関連する文字列の集合である文字列集合Xを抽出する。
次に、検索コマンド生成部32は、検索文字列「コンピュータ」でユーザ辞書36を検索する処理を行う。この検索処理により、検索コマンド生成部32は、文字列「コンピュータ」を得る。検索コマンド生成部32は、ユーザ辞書36の中から、文字列「コンピュータ」を代表語とし、文字列「コンピュータ」に関連する文字列の集合である文字列集合Yを抽出する。
このとき、表1および表2に示されるように、文字列集合Xと文字列集合Yは、どちらとも「コンピューター、コンピュータ、電子計算機、computer」なる要素から構成されている。
本実施例において、このように各文字列集合が同様の要素で構成されているとき、検索コマンド生成部32は、ユーザ辞書展開処理後の部分検索コマンドを、「IA1 like ‘%コンピュータ%’」とする。
部分検索コマンド「IW like ‘%解析%’」も同様に、標準辞書38の中から抽出される文字列集合Xと、ユーザ辞書36の中から抽出される文字列集合Yのどちらとも、「解析、分析」なる要素から構成されている。
すなわち、文字列集合Xと文字列集合Yは同一の要素で構成されているので、ユーザ辞書展開処理後の部分検索コマンドは、「IA1 like ‘%解析%’」とする。
次に、部分検索コマンド「IW like ‘%ベビーメタル%’」におけるユーザ辞書展開処理について説明する。
まず、検索コマンド生成部32が、検索文字列「ヘビーメタル」で標準辞書38を検索する処理を行う。この結果、得られた文字列nA(Si)は「ヘビーメタル」となる。
次に、検索コマンド生成部32は、標準辞書38の中から、文字列「ヘビーメタル」を代表語とし、文字列「ヘビーメタル」に関連する文字列の集合である文字列集合Xを抽出する。ここで、文字列集合Xは、「ヘビーメタル、へビィメタル、ヘビメタ」なる要素で構成されている。
さらに、検索コマンド生成部32は、検索文字列「ヘビーメタル」でユーザ辞書36を検索する処理を行う。この結果、得られた文字列は「タングステン合金」である。次に、検索コマンド生成部32は、ユーザ辞書36の中から、文字列「タングステン合金」を代表語とし、文字列「タングステン合金」に関連する文字列の集合である文字列集合Yを抽出する。ここで、文字列集合Yは、「タングステン合金、ヘビーメタル、へビィメタル」なる要素で構成されている。
検索コマンド生成部32は、文字列集合Xに含まれ、文字列集合Yに含まれない文字列集合SUBを抽出する。このとき、文字列集合SUBは「ヘビメタ」である。
次に、検索コマンド生成部32は、文字列集合Xに含まれず、文字列集合Yに含まれる文字列集合ADDを抽出する。このとき、文字列集合ADDは「タングステン合金」である。
ここで、検索コマンド生成部32は、文字列集合SUBと文字列集合ADDを用いて論理演算処理を行い、ユーザ辞書展開処理後の部分検索コマンドを生成する。
すなわち、部分検索コマンド「IW like ‘%ベビーメタル%’」は、「(IA1 like ‘%ベビーメタル%’ and not(IB like ‘%ヘビメタ%’))orIB like ‘%タングステン合金%’」となる。
検索コマンド生成部32は、各検索文字列にユーザ辞書展開処理が施された個々の部分検索コマンドの論理和をとる処理を行い、検索サーバ20へ送出するための送出用の検索コマンドを生成する。
すなわち、検索コマンド生成部32において最終的に生成される検索コマンドは、「select*from table1 where IA1 like ‘%コンピュータ%’ and ((IA1 like ‘%ベビーメタル%’ and not(IB like ‘%ヘビメタ%’))orIB like ‘%タングステン合金%’) and IA1 like ‘%解析%’」である。
この検索コマンドが、検索サーバ20への送出用の検索コマンドとなり、検索クライアント30から検索サーバ20に送出される。
このように、本発明の検索クライアント30は、ユーザ固有の言葉を追加登録でき、ユーザが自由に編集することが可能なユーザ辞書36を用いて検索コマンドを生成するため、ユーザ固有の言葉などを反映させた検索コマンドを生成することができ、ひいてはユーザがカスタマイズ可能な検索処理を実行させることができる。
また、本発明の検索クライアント30は、検索文字列ごとに、標準辞書38とユーザ辞書36の両方から関連する文字列集合を抽出し、その文字列集合に基づき検索サーバ20に送出する検索コマンドを生成している。このため、検索漏れが少なく精度の高い検索を行うことが可能であり、かつ検索処理速度の低下を抑えることができる。
以下に、本発明の実施例2について図面を参照して説明する。図4は、本発明の実施例2における検索クライアントを有する検索システムの機能ブロック図の例である。
図4に示す検索システム10Aにおいて、実施例1に記載の検索システム10と同様の構成である部分の説明は省略する。また、図4において実施例1に記載の検索システム10と同様の構成である部分には、図1の説明に用いた符号と同様の符号をつけた。
図4に示す検索システム10Aにおける検索クライアント30Aは、標準辞書38、標準辞書38A、演算回数検出部33を有するものである。演算回数検出部33では、検索コマンド生成部32において生成された検索コマンドに含まれる論理演算処理の回数を検出する。
また、検索システム10Aにおける検索サーバ20Aは、標準辞書38を用いて標準的な正規化処理が施された文字列により生成された索引A1と、標準辞書38Aを用いて標準的な正規化処理が施された文字列により生成された索引A2を有する。
なお、ここでは、検索クライアントにおいて保持される標準辞書の数を2つとしたが、検索クライアントにおいて保持される標準辞書の数に制限はなく、より多くの標準辞書を保持しているものであってもよい。
さらに、検索サーバにおいては、検索クライアントに保持された標準辞書に対応して、それぞれの標準辞書に基づき正規化処理を施された文字列により生成された索引があることが好ましいが、それに限定されるものではない。
検索システム10Aでの検索処理の流れは、図2を参照して説明した検索システム10における検索処理の流れと同様であるので説明を省略する。
本発明の実施例2における検索クライアント20Aは、検索文字列に対して複数の標準辞書およびユーザ辞書を用いてユーザ辞書展開処理を行う点で、実施例1の検索クライアント20と異なっている。
以下に、本発明の実施例2におけるユーザ辞書展開処理について図5を参照して説明する。図5は、本発明の実施例2におけるユーザ辞書展開処理を説明するフローチャートである。
図5における部分検索コマンドに含まれる検索文字列をSi(i=0,1,2,・・・,mとする。)とし、検索クライアント20Aに保持された標準辞書をDICp(p=0,1,2,・・・,mとする。)とする。
検索コマンド生成部32は、複数ある部分検索コマンドのうち、最初の部分検索コマンドに含まれる検索文字列をS0とする(S510)。次に検索コマンド生成部32は、最後の部分検索コマンドに含まれる検索文字列まで、ユーザ辞書展開処理が施されているかを判断し、ユーザ辞書展開処理が施されていない、検索文字列に対してユーザ辞書展開処理を開始する(S511)。
検索コマンド生成部32は、検索文字列Siに対して、展開処理を行う際に用いる1つ目の標準辞書をDIC0として(S512)、検索クライアント20Aに保持されている標準辞書が検索文字列Siのユーザ辞書展開処理に用いられているかを判断する。そして、検索クライアント20A内に、ユーザ辞書展開処理に用いられていない標準辞書があった場合、その標準辞書を用いたユーザ辞書展開処理を開始する(S513)。
ここで、S514からS519までの処理は、実施例1における図3のS330からS370までの処理と同様なので、説明を省略する。
S519において部分検索コマンドが生成されると、演算回数検出部33は、前記部分検索コマンドに含まれる論理演算処理の回数を検出する。そして、検索コマンド生成部32は、ここで検出された論理演算処理の回数と、これまで生成された部分検索コマンドにおける論理演算処理の回数のうち最小の論理演算処理の回数と、を比較する(S520)。
検索コマンド生成部32は、ここで部分検索コマンドに含まれる論理演算処理の回数が最小となる方の部分検索コマンドを検索文字列Siにおける部分検索コマンドとする(S521)。
検索コマンド生成部32は、S514からS521までの処理を、すべての標準辞書を用いて検索文字列Siのユーザ辞書展開処理が施されるまで繰り返す(S522)。
本実施例においては、すべての標準辞書とは、標準辞書38と標準辞書38Aの2つに該当する。よって、S522において繰り返される処理の回数は2回である。尚このとき、検索クライアントにn個の標準辞書が保持されていた場合には、S522において繰り返される処理の回数はn回となる。
検索文字列Siに対して、すべての標準辞書を用いてユーザ辞書展開処理が施され、論理演算処理回数が最小となる部分検索コマンドに生成されると、検索コマンド生成部32は、次の部分検索コマンドに含まれる検索文字列に対してS512からS522の処理を繰り返す。
このようにして、検索文字列にユーザ辞書展開処理が施された個々の部分検索コマンドが生成されると、検索コマンド生成部32は、各部分検索コマンドの論理和をとる処理を行い、検索サーバへ送出する送出用の検索コマンドを生成する。
以下に、具体例をあげて本発明の実施例2について説明する。実施例2において、実施例1と同様に、検索要求が「コンピュータ ヘビーメタル 解析」なる文字列である。
表1、表2については実施例1で説明した通りである。表3は、標準辞書38Aからそれぞれの検索文字列に関連する文字列を抽出した結果の文字列集合を示す例である。
Figure 2007200019
検索コマンド生成部32は、最初に「select*from table1 where IW like ‘%コンピュータ%’ and IW like ‘%ヘビーメタル%’ and IW like ‘%解析%’」という検索コマンドを生成する。
次に、検索コマンド生成部32は、各部分検索コマンドごとにユーザ辞書展開処理を行う。部分検索コマンド「IW like ‘%コンピュータ%’」におけるユーザ辞書展開処理について以下に説明する。
検索コマンド生成部32が、検索文字列「コンピュータ」で標準辞書38を検索する処理を行う。この結果、得られた文字列は「コンピュータ」となる。検索コマンド生成部32は、標準辞書38の中から、文字列「コンピュータ」を代表語とし、文字列「コンピュータ」に関連する文字列の集合である文字列集合Xを抽出する。
次に、検索コマンド生成部32は、検索文字列「コンピュータ」でユーザ辞書36を検索する処理を行う。この検索処理により、検索コマンド生成部32は、文字列「コンピュータ」を得る。検索コマンド生成部32は、ユーザ辞書36の中から、文字列「コンピュータ」を代表語とし、文字列「コンピュータ」に関連する文字列の集合である文字列集合Yを抽出する。
このとき、表1および表2に示されるように、文字列集合Xと文字列集合Yは、どちらとも「コンピューター、コンピュータ、電子計算機、computer」なる要素から構成されている。
本実施例において、このように各文字列集合が同様の要素で構成されているとき、検索コマンド生成部32は、ユーザ辞書展開処理後の部分検索コマンドを、「IA1 like ‘%コンピュータ%’」とする。
ここで、演算回数検出部33は、前記部分検索コマンドにおける論理演算処理回数を検出する。ここでの論理演算処理回数は1回である。
次に、検索コマンド生成部32は、検索文字列「コンピュータ」で標準辞書38Aを検索する処理を行う。この結果、得られた文字列は「コンピュータ」となる。検索コマンド生成部32は、標準辞書38Aの中から、文字列「コンピュータ」を代表語とし、文字列「コンピュータ」に関連する文字列の集合である文字列集合Zを抽出する。
このとき、文字列集合Zは「コンピューター、コンピュータ」なる要素で構成されており、その要素においてユーザ辞書36の中から抽出された文字列集合Yと異なる。よって、ここでは文字列集合Yと文字列集合Zに基づいて部分検索コマンドを生成するにあたり、実施例1で説明したように、複数回の論理演算処理を行う必要がある。
そこで、検索コマンド生成部32は、検索文字列「コンピュータ」に関する部分検索コマンドを、演算処理回数が1回である「IA1 like ‘%コンピュータ%’」とする。
部分検索コマンド「IW like ‘%解析%’」も同様に、標準辞書38とユーザ辞書36のそれぞれから抽出される文字列集合X、文字列集合Yは、どちらも「解析、分析」なる要素で構成されている。すなわち、ここで生成される部分検索コマンドは、「IA1 like ‘%解析%’」であり、論理演算処理回数が1回となる。
次に、検索コマンド生成部32は、検索文字列「解析」で標準辞書38Aを検索して得られた文字列「解析」を代表語とし、文字列「解析」に関連する文字列の集合である文字列集合Zを抽出する。このとき、文字列集合Z、文字列集合Yが、どちらも「解析、分析」なる要素で構成されている。すなわち、ここで生成される部分検索コマンドの論理演算処理回数も1回となる。
よって、検索コマンド生成部32は、検索文字列「解析」に関する部分検索コマンドを、「IA1 like ‘%解析%’」とする。
次に、部分検索コマンド「IW like ‘%ヘビーメタル%’」のユーザ辞書展開処理について以下に説明する。
標準辞書38とユーザ辞書36に基づきユーザ辞書展開処理を施した際に生成される部分検索コマンドは、実施例1で説明したように、「(IA1 like ‘%ベビーメタル%’ and not(IB like ‘%ヘビメタ%’))orIB like ‘%タングステン合金%’」である。
次に、検索コマンド生成部32は、検索文字列「ヘビーメタル」で標準辞書38Aを検索する処理を行う。この結果、得られた文字列は「タングステン合金」となる。検索コマンド生成部32は、標準辞書38Aの中から、文字列「タングステン合金」を代表語とし、文字列「タングステン合金」に関連する文字列の集合である文字列集合Zを抽出する。このとき、文字列集合Zは「タングステン合金、ヘビーメタル、へビィメタル」なる要素で構成されており、その要素において文字列集合Yと同じである。
すなわち、ここで文字列集合Yと文字列集合Zに基づいて生成される部分検索コマンドは、「IA2 like ‘%ヘビーメタル%’」となり、論理演算処理回数が1回である。
よって、検索コマンド生成部32は、検索文字列「ヘビーメタル」に関する部分検索コマンドを、「IA2 like ‘%ヘビーメタル%’」とする。このようにして部分検索コマンドが生成されると、検索コマンド生成部32は、これらの論理積をとる処理を行い、検索サーバ20Aへ送出するための検索コマンドを生成する。
ここで、検索サーバ20Aに送出される検索コマンドは、「select*from table1 where IA1 like ‘%コンピュータ%’ and IA2 like ‘%ヘビーメタル%’ and IA1 like ‘%解析%’」となる。
このように、実施例2の検索クライアント30Aにおいては、演算処理回数が最も少ない部分検索コマンドを生成し、これを検索サーバ20Aへ送出している。これにより、検索サーバ20Aにかかる負荷が軽減され、より高速な検索処理を行うことができる。
また、本発明の実施例1および実施例2で説明した標準辞書38、標準辞書38Aに関しては、標準辞書更新部34により更新することができる。すなわち、検索クライアント20、検索クライアント20Aに保持された標準辞書に変更があった場合に、標準辞書配信部28より、変更された標準辞書情報である標準辞書更新データが配信される。標準辞書更新部34は、この標準辞書更新データに基づき標準辞書38、標準辞書38Aを更新する。
以上のように、本発明によれば、検索漏れの少ない高精度の検索処理を実行することができ、かつ検索処理速度の低下を抑えることが可能な検索クライアントを提供することができる。
また、ユーザが自由に編集できるユーザ辞書を用いて検索コマンドを生成することで、ユーザ固有の特性を反映させ、ユーザ側でカスタマイズされた検索処理を実行させることが可能な検索クライアントを提供することができる。
また、論理演算処理回数の最も少ない検索コマンドを生成することで、検索サーバの負担を軽減でき、かつ検索処理速度の低下を抑えることが可能な検索クライアントを提供することができる。
さらに、検索クライアントに保持された標準辞書を更新することで、常に最新の情報に基づいた検索処理を実行させることが可能であり、かつその他の本発明の効果を継続させることが可能な検索クライアントを提供することができる。
以上、各実施例に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施例に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明は、検索処理を行う検索システムを構成する検索クライアントに応用可能である。
本発明の実施例1における検索クライアントを有する検索システムの機能ブロック図である。 検索システム10における検索処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例1におけるユーザ辞書展開処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施例2なおける検索クライアントを有する検索システムの機能ブロック図である。 本発明の実施例2におけるユーザ辞書展開処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10、10A 検索システム
20、20A 検索サーバ
21 標準辞書配信部
30、30A 検索クライアント
32 検索コマンド生成部
33 演算回数検出部
34 標準辞書更新部
36 ユーザ辞書
38、38A 標準辞書
39 文字正規化辞書
A1、A2、B 索引

Claims (5)

  1. 標準辞書を用いて正規化された文字列により生成された標準索引と、文字単位の正規化を行うための文字正規化辞書を用いて正規化された文字列により生成された文字単位正規化索引と、を有する検索サーバにアクセスして検索を行う検索クライアントにおいて、
    前記検索クライアントは、編集可能なユーザ辞書と、前記標準辞書と、前記文字正規化辞書と、検索コマンドを生成する検索コマンド生成手段とを有し、
    前記検索コマンド生成手段は、前記ユーザ辞書および前記標準辞書を用いて、複数の文書が格納された文書データベースを検索するための検索文字列を有する検索要求を展開して検索コマンドを生成し、
    前記検索コマンドを前記検索サーバへ送信することを特徴とする検索クライアント。
  2. 前記検索コマンド生成手段は、前記検索文字列を前記標準辞書と前記ユーザ辞書においてそれぞれ独立に検索し、
    前記標準辞書における検索結果を標準検索結果集合、前記ユーザ辞書における検索結果をユーザ検索結果集合として抽出し、
    前記標準検索結果集合の要素と、前記ユーザ検索結果集合の要素とに対して論理処理を行って、前記検索コマンドを生成することを特徴とする請求項1に記載の検索クライアント。
  3. n個の標準辞書を用いて正規化された文字列により生成された、前記n個の標準辞書に対応したn個の標準索引と、文字単位の正規化を行うための文字正規化辞書を用いて正規化された文字列により生成された文字単位正規化索引とを有する検索サーバにアクセスして検索を行う検索クライアントにおいて、
    前記検索クライアントは、編集可能なユーザ辞書と、前記n個の標準辞書と、前記文字正規化辞書と、検索コマンドを生成する検索コマンド生成手段と、を有し、
    前記検索コマンド生成手段は、前記ユーザ辞書および前記n個の標準辞書を用いて、複数の文書が格納された文書データベースを検索するための検索文字列を有する検索要求を展開して検索コマンドを生成し、
    前記検索コマンドを前記検索サーバへ送信することを特徴とする検索クライアント。
  4. 前記検索コマンド生成手段は、前記検索文字列を、前記n個の標準辞書のうち一の標準辞書と前記ユーザ辞書においてそれぞれ独立に検索し、
    前記一の標準辞書における検索結果を一標準検索結果集合、前記ユーザ辞書における検索結果をユーザ検索結果集合として抽出し、
    前記一標準検索結果集合の要素と前記ユーザ検索結果集合の要素とに対して行われる論理処理を行い、
    当該検索クライアントは、前記論理処理における演算回数を検出する演算回数検出手段を有し、
    前記検索コマンド生成手段は、前記演算回数検出手段により検出された前記論理処理の演算回数に基づき検索コマンドを生成することを特徴とする請求項3に記載の検索クライアント。
  5. 前記検索サーバから配信された標準辞書更新データに基づき前記標準辞書を更新するための標準辞書更新手段を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検索クライアント。
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