JP2007199348A - 動画像変換装置、動画像変換方法、動画像変換プログラム、動画像変換プログラムの記録媒体、動画像記録装置、及び動画像再生装置 - Google Patents

動画像変換装置、動画像変換方法、動画像変換プログラム、動画像変換プログラムの記録媒体、動画像記録装置、及び動画像再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】動画像の途中で表示サイズが変わる表現力のある動画像に変換する。
【解決手段】動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像を当該フレーム画像の形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換する動画像変換装置であって、前記動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得手段と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出手段と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成することにより、前記対象フレーム画像を前記表示フレーム画像に変換する画像変換手段と、を有し、前記画像変換手段は、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像の各フレーム画像の解像度、表示サイズを変換する技術に関する。
従来、動画像の制作者が意図的に指定した、動画像の各フレーム画像の表示位置及び表示サイズに従って、動画像を適切に再生する再生装置が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の再生装置は、同じサイズで制作された動画像の各フレーム画像と共に、動画像の制作者により指定された各フレーム画像の表示位置及び表示サイズの情報を読み込み、各フレーム画像を指定された表示位置及び表示サイズのフレーム画像に変換してディスプレイなどの表示装置で再生する。この再生装置を用いることにより、動画像の制作者は、例えば、ディスプレイの1/4のサイズで中央に表示していた映像を急に1/2のサイズまで大きくし表示位置も右上に移動させる等、表現力を高めた迫力のある動画像を制作することができる。また、再生するディスプレイのサイズ等の都合で、動画像の制作者の意図したとおりの表示位置及び表示サイズで映像を再生できない場合でも、特許文献1の再生装置は、ディスプレイのサイズを考慮して適切な表示位置及び表示サイズに動画像を再生する。
特開2004−242117号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、動画像の途中で表示位置及び表示サイズが変わる表現力のある動画像を制作するためには、制作者がフレームごとに表示位置や表示サイズを指定しなければならず、動画像の制作が煩雑になるという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、フレームごとに表示位置や表示サイズが指定されていない動画像を、動画像の途中で表示サイズが変わる表現力のある動画像に変換することができる動画像変換装置、動画像変換方法、動画像変換プログラム、動画像変換プログラムの記録媒体、動画像記録装置、及び動画像再生装置を提供することにある。
本発明に係る動画像変換装置は、上記課題を解決すべく、基本的に、動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像を当該フレーム画像の形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換する動画像変換装置であって、前記動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得手段と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出手段と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成することにより、前記対象フレーム画像を前記表示フレーム画像に変換する画像変換手段と、を有し、前記画像変換手段は、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを要旨とする。
本発明に係る動画像変換装置によれば、前記画像変換手段は、前記動き検出手段が対象フレーム画像と参照フレーム画像から検出した画像全体の動きに基づいて変えた形又は大きさの表示フレーム画像を、合成画像から切り出した切出画像又は対象フレーム画像から生成することで、対象フレーム画像を表示フレーム画像に変換する。
画像全体の動きは、動画像を撮影したと想定されるカメラなど撮影機器のパン、チルト、ズームなどのカメラワークを表わしているので、対象フレーム画像をカメラワークに応じて形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換することができる。そのため、フレームごとに表示位置や表示サイズが指定されていない動画像を、カメラワークに応じて動画像の途中で表示サイズが変わる表現力のある動画像に変換することができる。
また、上記した本発明に係る動画像変換装置では、前記画像変換手段は、前記画像全体の動きの量が所定の量よりも大きい場合に前記表示フレーム画像の形又は大きさを変える。
こうすれば、画像全体の動きの量が所定の量より大きい場合、すなわち、カメラのパン、チルト、ズームのスピードが所定のスピードよりも速いときにだけ、表示フレーム画像の形又は大きさを変えることができる。そのため、必要以上にフレーム画像の大きさを変えることがなくなるので、フレーム画像の大きさを変えたいときのカメラの動きと、通常の大きさで動画像を表示したいときのカメラの動きを明確に区別することができる。
また、上記した本発明に係る動画像変換装置では、前記画像変換手段は、前記画像全体の動きが実質的に一方向への動きである場合に、前記画像全体の動きの方向と実質的に同じ方向の長さが前記対象フレーム画像よりも長い形状の前記切出画像を前記合成画像から切り出し、前記切出画像から前記表示フレーム画像を生成する。
こうすれば、画像全体の動きが一方向への動きを示しているとき、すなわち、カメラがパン又はチルトしている場合は、カメラがパン又はチルトした方向の長さが対象フレーム画像よりも長い切出画像を合成画像から切り出す。そのため、切出画像は、カメラがパン又はチルトした方向に大きな画像となり、切出画像から生成された表示フレーム画像もカメラがパン又はチルトした方向の画像を多く含んだ画像となるので、カメラのパン或いはチルトの効果をより強調した表示フレーム画像に変換することができる。
また、上記した本発明に係る動画像変換装置では、前記画像変換手段は、前記画像全体の動きが前記対象フレーム画像を拡大又は縮小する動きである場合に、前記表示フレーム画像の大きさを、前記対象フレーム画像を拡大又は縮小した大きさとする。
こうすれば、画像全体の動きが対象フレーム画像を拡大する動きを示している場合、すなわち、カメラがズームしているときに、対象フレーム画像を拡大した大きな表示フレーム画像を出力することができる。そのため、カメラのズームの効果をより強調した表示フレーム画像に変換することが可能になる。
また、上記した本発明に係る動画像変換装置では、前記画像変換手段は、前記対象フレーム画像内に表示される文字、又は動画像の音声、又は動画像にメタデータとして付加された文字に基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変える。
こうすれば、動画像に文字や音声を入れることで発揮することができる表現上の効果を、文字や音声に加えて表示フレーム画像の形又は大きさを変えることでより強調できる。また、通常、メタデータの中の文字で動画像の各フレームの場面の説明がされるので、動画像の場面に応じて表示フレーム画像の形又は大きさを変えることが可能になる。
また、上記した本発明に係る動画像変換装置では、前記画像変換手段は、時系列順で前に変換した表示フレーム画像の形及び大きさと、前記画像全体の動きとに基づいて、前記表示フレーム画像の形及び大きさを決定する。
こうすれば、表示フレーム画像の形又は大きさを前のフレームの表示フレーム画像の形又は大きさに基づいて決定することができる。そのため、急激に表示フレーム画像の大きさが変わるなど見づらい動画像となってしまうことを防ぐことができる。
また、上記した本発明の動画像変換装置に対応する動画像変換方法は、動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像を当該フレーム画像の形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換する動画像変換方法であって、前記動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得工程と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出工程と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成することにより、前記対象フレーム画像を前記表示フレーム画像に変換する画像変換工程と、を有し、前記画像変換工程は、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを要旨とする。
また、上記した本発明の動画像変換装置に対応する動画像変換プログラムは、動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像を当該フレーム画像の形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換する処理をコンピュータに実行させる動画像変換プログラムであって、前記動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得ステップと、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出ステップと、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成することにより、前記対象フレーム画像を前記表示フレーム画像に変換する画像変換ステップと、を前記コンピュータに実行させ、前記画像変換ステップは、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを要旨とする。
また、本発明は、上記した動画像変換プログラムを記録した記録媒体としても捉えることができる。記録媒体としてはフレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、ICカード、パンチカードなど、コンピュータが読み取り可能な様々な媒体を利用できる。
上記した動画像変換方法、動画像変換プログラム、及び記録媒体によれば、本発明の動画像変換装置と同等の効果が得られる。
また、本発明に係る動画像変換装置は、動画像記録装置としても捉えることができる。動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像と共に、当該フレーム画像から表示フレーム画像を生成するための情報を記録する動画像記録装置であって、動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得手段と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出手段と、前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像、又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成するための表示フレーム生成情報を算出する表示フレーム生成情報算出手段と、前記対象フレーム画像と共に、前記表示フレーム生成情報を記録する記録手段と、を有し、表示フレーム生成情報算出手段は、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさが変わる前記表示フレーム生成情報を算出することを要旨とする。
本発明に係る動画像記録装置によれば、表示フレーム生成情報算出手段は、前記動き検出手段が対象フレーム画像と参照フレーム画像から検出した画像全体の動きに基づいて変えた形又は大きさの表示フレーム画像を、合成画像から切り出した切出画像又は対象フレーム画像から生成するための表示フレーム生成情報を算出する。記録手段は、対象フレーム画像と共に、表示フレーム生成情報を記録する。こうすれば、本発明に係る動画像変換装置と同様の効果が得られるばかりでなく、記録手段が記録する対象フレーム画像は変更されないので、形又は大きさが変更された表示フレーム画像を記録する場合よりも、動画像の記録容量を少なくすることができる。
また、本発明に係る動画像再生装置は、上記発明に係る動画像記録装置で記録した前記対象フレーム画像と前記表示フレーム生成情報からなる動画像から、前記対象フレーム画像及び前記表示フレーム生成情報と、前記対象フレーム画像に時系列順で前後する前記参照フレーム画像とを取得する表示フレーム生成情報取得手段と、前記表示フレーム生成情報を用いて、前記表示フレーム画像を前記対象フレーム画像又は前記参照フレーム画像から生成する表示フレーム画像生成手段と、前記表示フレーム画像を表示する表示手段と、を有する。
こうすれば、動画像記録装置により対象フレーム画像と表示フレーム生成情報をセットにして記録された動画像をディスプレイ、プロジェクタなどの映像表示装置で表示可能なフレーム画像に変換することができる。
以下、本発明を具体化した実施例について図面を用いて説明する。
図1は、実施例1の動画像変換装置の構成概略を説明する説明図である。動画像変換装置100は、フレーム画像取得手段110、動き検出手段120、画像変換手段130を備える。
フレーム画像取得手段110は、動画像から時系列順に連続する2つのフレーム画像を対象フレーム画像150及び参照フレーム画像160として取得する。取得した2つのフレーム画像のうち、時系列順で新しい方のフレーム画像が対象フレーム画像150になり、古い方のフレーム画像が参照フレーム画像160になる。
動き検出手段120は、対象フレーム画像150と参照フレーム画像160の間の画像全体の動き170を検出する。画像全体の動き170は、動画像を撮影したカメラのズーム、パン、チルトなどの動きを表わしている。そのため、動き検出手段120が画像全体の動き170を検出することにより、動画像を撮影したカメラのズーム、パン、チルトの動きが把握できることになる。
画像変換手段130は、対象フレーム画像150の形、大きさを変更した表示フレーム画像を画像全体の動き170に基づいて生成する。対象フレーム画像150の形、大きさの変更は、動画像を撮影したカメラの動きを強調するように行う。例えば、動画像を撮影したカメラがズームしているときは、対象フレーム画像150を拡大した表示フレーム画像を生成し、カメラがパンしているときは、パンしている方向に画像を広くした表示フレーム画像を生成する。
図2は、動画像変換装置100で処理した動画像と表示フレーム画像の例である。図2の上部は、動画像を構成するフレーム画像F(1)〜F(6)であり、図2の下部は、動画像変換装置100が生成した表示フレーム画像D(1)〜D(6)である。フレーム画像F(1)〜F(6)と表示フレーム画像D(1)〜D(6)の括弧内の数字はフレームの時系列順を表わしており、それぞれ時系列順に左から右に並べられている。また、図2からあきらかなように、フレーム画像F(1)〜F(6)を撮影したカメラは、F(2)〜F(6)にかけて、左方向にパンをしている。
最初に、フレーム画像取得手段110は、フレーム画像F(1)を対象フレーム画像150として取得する。この時、時系列順で前のフレームがないので、参照フレーム画像160、及び動き検出手段120が検出する画像全体の動き170はない。画像全体の動き170がない場合は、画像変換手段130は、フレーム画像F(1)をそのまま表示フレーム画像D(1)とする。
次に、フレーム画像取得手段110は、フレーム画像F(2)を対象フレーム画像150として取得する。同時に、フレーム画像F(2)の前のフレームのフレーム画像F(1)を参照フレーム画像160として取得する。動き検出手段120は、フレーム画像F(2),F(1)の間の画像全体の動き170を検出する。図2の場合、カメラの左方向へのパンが検出されることになる。画像変換手段130は、カメラのパンの方向に画像を広くした表示フレーム画像D(2)をフレーム画像F(1),F(2)から生成する。このようにして、対象フレーム画像150、即ち、フレーム画像F(2)から表示フレーム画像D(2)が生成される。3フレーム目以降、対象フレーム画像150を順次、時系列順にずらしながら処理していくことにより、フレーム画像F(2)〜F(6)から表示フレーム画像D(3)〜D(6)が生成される。その結果、カメラがパンしている2フレーム目から6フレーム目にかけて、フレーム画像F(2)〜F(6)から、パンしている方向に画像を広げた表示フレーム画像D(2)〜D(6)が生成される。
以上の構成の動画像変換装置100は、上記の各部における処理をソフトウェアプログラムで実現し、その処理プログラムである動画像変換プログラムをインストールしたコンピュータにより構成される。このコンピュータ(図示なし)は、CPU,ROM,RAM,ハードディスク、インターフェース等を備え、キーボード、ディスプレイ等と接続された一般的な計算機である。このコンピュータのROMには動画像変換プログラムが記憶され、CPUが動画像変換プログラムを実行することにより、動画像変換装置100として機能する。以下に、このコンピュータでCPUにより実行される上記各部の処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
処理を開始すると、動画像変換装置100は、ステップS100からステップS140までのループで動画像を時系列順に1フレームづつ処理して表示フレーム画像を生成する。以下の説明では、ステップS100からステップS140までのループが処理しているフレームの時系列順を1から始める整数nで表わすことにする。まず最初に、時系列順で最初のフレームを示すn=1として、ステップS100からステップS140までの処理を実行する。次にn=2として、2番目のフレームに対する処理をステップS100からステップS140で実行する。このようにnをインクリメントしながらステップS100からステップS140までのループで動画像の全てのフレームに対して処理を実行する。
まず、ステップS100にて、フレーム画像取得手段110は、動画像から対象フレーム画像150と参照フレーム画像160を取得する。n番目のフレームに対する処理をするときの対象フレーム画像150は、n番目のフレーム画像F(n)であり、参照フレーム画像160は対象フレーム画像150の一つ前のフレームのフレーム画像F(n−1)である。
次に、ステップS110にて、動き検出手段120は、フレーム画像F(n−1)とフレーム画像F(n)の間の動きベクトルを算出し、動きベクトルを用いてフレーム画像F(n)の画像全体の動き170を検出する。図5を用いて動きベクトルの算出とフレーム画像F(n)の画像全体の動き170の検出方法を説明する。
まず最初に動きベクトルの算出の基本的な考え方について説明する。フレーム画像F(n−1)の画素を示す参照代表点220と、参照代表点220と同じ位置にあるフレーム画像F(n)内の画素である探索代表点225を中心として設定された探索ブロック210を用意する。そして、参照代表点220の画素と探索ブロック210内の全ての画素との組合せについて、画素の相関、すなわち、2つの画素の輝度値の差などにより計算される画素データの差を計算する。この差は、探索ブロック210と同一形状の計数値テーブル240に格納される。次に、参照代表点220をフレーム画像F(n−1)内の別の画素に変えて、同じように画素データの差を計算し、計数値テーブル240に加算していく。このように複数の参照代表点220について計算が終了したら、計数値テーブル240の中で最も小さな値をとるデータを見つける。計数値テーブル240の中心から、この最も小さな値を取るデータへ向かうベクトルが複数の参照代表点220周辺の画像の動きを示す動きベクトルとなる。
次に、実際にフレーム画像F(n−1)とフレーム画像F(n)の間の動きベクトルを算出する方法を説明する。まず、フレーム画像F(n−1)を複数の区画に分割し、複数の区画の各々について、区画の中に複数の参照代表点220を満遍なく配置して動きベクトルを算出する。図5は、フレーム画像F(n−1)を縦3、横4の12の区画に分割し、その中の1つの区画に参照代表点220を9個配置した状態を示している。これらの9個の参照代表点220についてフレーム画像F(n)との相関を計算し計数値テーブル240に格納することによって、この区画の中の画像の動きを示す動きベクトルが算出される。他の区画についても同様に参照代表点220を配置して動きベクトルを算出することにより、12の区画の中の画像のそれぞれの動きを示す12個の動きベクトルが算出される。
12個の動きベクトルがほぼ同じ方向を向いている場合は、(n−1)番目のフレームからn番目のフレームにかけて画像全体が一方向に動いている、即ち、動画像を撮影したカメラがパン又はチルトしていると判断できる。このときの画像全体が動いている移動量は、12個の動きベクトルを平均したベクトルの長さとなる。
一方、12個の動きベクトルがフレーム画像F(n−1)の中心から放射線状に外側又は内側に向かっている場合は、(n−1)番目のフレームからn番目のフレームにかけて画像全体を拡大又は縮小する動き、即ち、カメラがズームしていると判断できる。このときの画像全体を拡大又は縮小する倍率を示すズーム量は、フレーム画像F(n−1)とフレーム画像F(n)の両方に撮影されている物体の大きさの比で示される。例えば、フレーム画像F(n−1)に撮影されていた鳥の大きさが、フレーム画像F(n)で2倍の大きさになっていれば、ズーム量は2となる。1つの区画の中の画像のズーム量は、フレーム画像F(n−1)の中心から区画の中心へ向かうベクトルを区画ベクトルとして、区画のズーム量=(|区画ベクトル+動きベクトル|)/(|区画ベクトル|)で算出できる。12の区画の各々について、区画のズーム量を算出し、12個の区画のズーム量を平均した値が画像全体のズーム量となる。
このようにして、動きベクトルから、フレーム画像F(n)の画像全体の動き170を検出する。また、画像全体の動き170がパン、チルトの場合は、画像全体の動き170は、動きの種類(パン又はチルト)、動きの方向(角度)、移動量で示される。画像全体の動き170がズームの場合は、画像全体の動き170は、動きの種類(ズーム)、ズーム量で示される。
また、図5では、説明のため、区画の数を12個、区画の中の参照代表点220の数を9個と少なくしたが、実際に画像全体の動き170を精度よく検出するためには、区画の数を増やすことが望ましい。例えば、区画の大きさを、JPEGなどの画像圧縮でよく使われる8画素×8画素、或いは16画素×16画素の大きさにすれば、動き検出のための画素の計算が簡単になり画像全体の動き170の検出精度も良くすることができる。
なお、画像全体の動き170の検出方法は、図5を用いて説明した動きベクトルから画像全体の動き170を検出する方法に限らない。例えば、カメラのパン、チルトによる画像の動き170は、画像のパターンマッチングや特徴点追跡といった周知の処理技術で検出することもできる。また、オプティカルフロー推定とパターンマッチングの組合せを使えば、ズームも検出することができる。
次に、画像変換手段130は、ステップS120にて、表示フレーム画像D(n)を生成する。図4のフローチャートを用いて、表示フレーム画像D(n)を生成する処理の詳細を説明する。
ステップS200にて、ステップS110で検出したフレーム画像F(n)の画像全体の動き170の動きの種類がズームであるかどうかを調べる。動きの種類がズームである場合は、ステップS210に進む。一方、動きの種類がズームでない場合は、ステップS230に進む。
ステップS210にて、2つの予め定めておいた所定の値Z1,Z2を使って、ズーム量がZ1より小さいか又はZ2より大きいかを調べる。ズーム量がZ1より小さいか又はZ2より大きい場合は、ステップS220に進む。一方、ズーム量がZ1以上かつZ2以下の場合は、ステップS260に進む。
ステップS220にて、対象フレーム画像150であるフレーム画像F(n)をズーム量で示されている倍率で拡大又は縮小して表示フレーム画像D(n)を生成する。また、Z1,Z2は、ズーム量、即ち、フレーム画像F(n)とフレーム画像F(n−1)とに撮影されている物体の大きさの比を示している。例えば、Z1=0.9,Z2=1.1とすると、約10%以上拡大又は縮小された場合に、ステップS220に進み、表示フレーム画像D(n)を拡大又は縮小することになる。Z1,Z2の値は、動画像変換装置100で処理する動画像で使われているズームの数、ズーム量等を考慮して決められる。Z1,Z2を1に近づければ、倍率の小さなズームでも、表示フレーム画像D(n)の大きさが変わることになり、表示フレーム画像D(n)の大きさが変わる回数が大きくなる。一方、Z1,Z2を1から遠い値にすれば、動画像の中で大きなズームのときだけ、表示フレーム画像D(n)の大きさが変わることになる。また、Z1,Z2の値は、動画像変換装置100を使用するたびに、利用者が指示しても良い。利用者が指示することにより、対象とする動画像のズームの使い方に応じた動画像の変換処理を行うことができる。
図6は、動画像と表示フレーム画像の例である。図6の上部は、動画像を構成するフレーム画像F(1)〜F(4)であり、図6の下部は、動画像変換装置100が生成した表示フレーム画像D(1)〜D(4)である。フレーム画像F(1)〜F(4)を撮影したカメラは、F(2)〜F(4)にかけて、ズームをしている。この場合は、ステップS110にて、フレーム画像F(2)〜F(4)のズームが検出される。図7は、ズーム量をグラフにした図である。このグラフから明らかなように、ズーム量は2フレーム目から4フレーム目にかけて、あらかじめ定めてある値Z2を超えている。そのため、ステップS220で、フレーム画像F(2)〜F(4)を拡大した表示フレーム画像D(2)〜D(4)が生成される。
このように、カメラがズームしているときに、フレーム画像F(n)を拡大又は縮小して表示フレーム画像D(n)を生成することにより、カメラのズームの効果をより強調することが可能になる。また、予め、決めておいたZ1,Z2とズーム量により、フレーム画像F(n)を拡大又は縮小するかどうかを判断するので、必要以上にフレーム画像の大きさを変えることがなくなる。
また、時系列順で前のフレームの表示フレーム画像D(n−1)の大きさと、ズーム量を用いて、フレーム画像F(n)から表示フレーム画像D(n)を生成しても良い。例えば、フレーム画像F(n)を拡大又は縮小する率であるフレーム画像拡大率Z(n)は、時系列順で一つ前のフレームに対する処理で使用したフレーム画像拡大率Z(n−1)とズーム量から次の式(1)で算出される。
Z(n)=(Z(n−1)+フレーム画像F(n)のズーム量)/2 …(1)
式(1)でフレーム画像拡大率Z(n)を算出することで、フレーム画像F(n)で急に大きなズームが行われた場合も、表示フレーム画像D(n)が急に大きくなることを防ぐことができる。そのため、動画像変換装置100により変換された動画像を観る人にとっては観やすい映像となる。
ステップS230にて、ステップS110で検出したフレーム画像F(n)の画像全体の動き170の動きの種類がパン又はチルトであるかどうかを調べる。動きの種類がパン又はチルトである場合は、ステップS240に進む。一方、動きの種類がパン又はチルトでない場合は、ステップS260に進む。
ステップS240にて、予め定めておいた所定の値Lを使って、パン又はチルトの移動量がLより大きいかを調べる。移動量がLより大きい場合は、ステップS250に進む。一方、移動量がL以下の場合は、ステップS260に進む。
ステップS250にて、動きの種類がパン又はチルトであり移動量がLより大きいフレームの表示フレーム画像D(n)を生成する。表示フレーム画像D(n)を生成する方法を図5を用いて、以下に説明する。まず、フレーム画像F(n−1),F(n)から上述したように画像全体の動き170が検出される。この画像全体の動き170の動きの向きと移動量に基づいて、フレーム画像F(n−1)とF(n)とを重ね合わせた合成画像250を生成する。この合成画像250をトリミングして長方形になるように切り出した切出画像255が表示フレーム画像D(n)になる。
図8は、図2の動画像の場合の移動量とフレームを表わしたグラフである。このグラフからあきらかなように、移動量は2フレーム目から6フレーム目にかけてLを超えている。そのため、2フレーム目から6フレーム目に対して画像の合成をした表示フレーム画像D(2)〜D(6)(図2)が生成される。
このように、カメラがパン又はチルトしているときに、フレーム画像F(n−1),F(n)を合成して表示フレーム画像D(n)を生成するので、パン又はチルトの方向に広い表示フレーム画像D(n)を生成することができる。そのため、カメラのパン又はチルトの効果をより強調することが可能になる。また、予め、決めておいたLと移動量により、フレーム画像F(n−1),F(n)を合成するどうかを判断するので、必要以上にフレーム画像の大きさを変えることがなくなる。
ステップS260にて、フレーム画像F(n)を表示フレーム画像D(n)として表示フレーム画像生成処理を終了する。表示フレーム画像生成処理が終了すると、ステップS130(図3)にて、表示フレーム画像D(n)を記録装置、ディスプレイなどに出力する。
ステップS140にて、全てのフレームについて表示フレーム画像D(n)を出力したかどうか調べる。全てのフレームについて表示フレーム画像D(n)を出力してあるならば、処理を終了する。一方、全てのフレームについて表示フレーム画像D(n)を出力していない場合は、ステップS100に進み、次のフレームの処理を進める。
このようにして、全てのフレーム画像F(n)について、ズーム、パン、チルトなどのカメラワークに基づいてフレーム画像F(n)の大きさを変えた迫力のある表示フレーム画像D(n)を出力することができる。
以下、実施例1における動画像変換装置に関する変形例を記載する。
(変形例1)
ステップS100にて、対象フレーム画像150と共に対象フレーム画像150に関連する文字情報を取得する。そして、文字情報が予め定めておいたキーワードと一致する場合に、対象フレーム画像150を拡大した表示フレーム画像D(n)を生成し、ステップS140に進む。例えば、”ホームラン”というキーワードを定めておけば、野球中継などでホームランという文字情報がある場合、即ち、ホームランが出た場合に表示フレーム画像が拡大でき、迫力のある映像とすることができる。また、対象フレーム画像150に関連する文字情報には、次のものがある。
(1)フレーム画像を文字認識して得られる文字
(2)動画像に付属するメタデータに格納された文字
(3)動画像の音声を音声認識して得られる文字
図9は、実施例2の動画像記録装置320の構成概略を説明する説明図である。動画像記録装置320では、実施例1の動画像変換装置100の動画像変換手段130に代えて、表示フレーム生成情報算出手段300と記録手段310を備える。実施例1の動画像変換装置100と同様に、フレーム画像取得手段110は、動画像から対象フレーム画像150と参照フレーム画像160を取得する。動き検出手段120は、対象フレーム画像150と参照フレーム画像160から画像全体の動き170を検出する。
表示フレーム生成情報算出手段300は、対象フレーム画像150と参照フレーム画像160から表示フレーム画像を生成するための情報である表示フレーム生成情報340を算出する。記録手段310は、対象フレーム画像150と共に表示フレーム生成情報340を記録する。
図3と図4のフローチャートを用いて、動画像記録装置320の処理手順を、実施例1の動画像変換装置100の処理手順と違う個所を中心に説明する。図3のステップS100、S110にて、対象フレーム画像150と参照フレーム画像160を取得し、画像全体の動き170を検出する。ステップS120にて、表示フレーム生成情報算出手段300は、表示フレーム画像D(n)を生成するための情報である表示フレーム生成情報340を算出する。
動画像変換装置100の画像変換手段130は、図4のステップS220、S250、S260において、表示フレーム画像D(n)を生成していたが、表示フレーム生成情報算出手段300では、表示フレーム画像D(n)を生成するための情報である表示フレーム生成情報340を算出する。図10は、表示フレーム生成情報340の例を説明する説明図である。表示フレーム生成情報340の内容は、上からフレームの時系列順、動きの種類、表示フレームの生成方法が記述される。図10の例では、フレーム画像F(3)の(0,0)から横640画素と縦480画素の画像の右側に、フレーム画像F(2)の(500,0)から横140画素と縦480画素の画像を配置した合成画像250を切出画像255とすることが指定されている。ズームの場合は、拡大率が記述されることになる。
次にステップS130(図3)にて、フレーム画像F(n)と表示フレーム生成情報340を記録媒体に記録する。こうすれば、対象フレーム画像150は変更されないので、形又は大きさが変更された表示フレーム画像を記録する場合よりも、動画像の記録容量を少なくすることができる。
図11は、動画像再生装置440の構成概略を説明する説明図である。動画像再生装置440は、実施例2の動画像記録装置320が記録した対象フレーム画像150と表示フレーム生成情報340を再生する。表示フレーム生成情報取得手段400は、動画像記録装置320が記録した対象フレーム画像150、対象フレーム画像の時系列順で一つ前のフレーム画像である参照フレーム画像160、および表示フレーム生成情報340を取得する。
表示フレーム画像生成手段410は、表示フレーム生成情報340に基づいて、対象フレーム画像150と参照フレーム画像160から表示フレーム画像D(n)を生成する。表示手段420は、表示フレーム画像D(n)をディスプレイなどの表示装置に出力する。こうすれば、動画像記録装置320で記録したカメラワークに応じてサイズの変わる表現力のある映像を再生することができる。
動画像変換装置の構成概略を説明する説明図。 動画像と表示フレーム画像の例を説明する説明図。 動画像変換装置の処理手順を説明するフローチャート。 画像変換手段の処理手順を説明するフローチャート。 画像全体の動きの検出方法を説明する説明図。 ズームの場合の表示フレーム画像の例を説明する説明図。 フレームとズーム量のグラフ。 フレームと移動量のグラフ。 動画像記録装置の構成概略を説明する説明図。 表示フレーム生成情報の例を説明する説明図。 動画像再生装置の構成概略を説明する説明図。
符号の説明
100…動画像変換装置、110…フレーム画像取得手段、120…動き検出手段、130…画像変換手段、150…対象フレーム画像、160…参照フレーム画像、170…画像全体の動き、F(n)…フレーム画像、D(n)…表示フレーム画像、210…探索ブロック、220…参照代表点、225…探索代表点、240…計数値テーブル、250…合成画像、255…切出画像、300…表示フレーム生成情報算出手段、310…記録手段、340…表示フレーム生成情報、320…動画像記録装置、400…表示フレーム生成情報取得手段、410…表示フレーム画像生成手段、440…動画像再生装置。

Claims (11)

  1. 動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像を当該フレーム画像の形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換する動画像変換装置であって、
    前記動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得手段と、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出手段と、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成することにより、前記対象フレーム画像を前記表示フレーム画像に変換する画像変換手段と、を有し、
    前記画像変換手段は、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを特徴とする動画像変換装置。
  2. 請求項1に記載の動画像変換装置であって、
    前記画像変換手段は、前記画像全体の動きの量が所定の量よりも大きい場合に、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを特徴とする動画像変換装置。
  3. 請求項1に記載の動画像変換装置であって、
    前記画像変換手段は、前記画像全体の動きが実質的に一方向への動きである場合に、前記画像全体の動きの方向と実質的に同じ方向の長さが前記対象フレーム画像よりも長い形状の前記切出画像を前記合成画像から切り出し、前記切出画像から前記表示フレーム画像を生成することを特徴とする動画像変換装置。
  4. 請求項1に記載の動画像変換装置であって、
    前記画像変換手段は、前記画像全体の動きが前記対象フレーム画像を拡大又は縮小する動きである場合に、前記表示フレーム画像の大きさを、前記対象フレーム画像を拡大又は縮小した大きさとすることを特徴とする動画像変換装置。
  5. 請求項1に記載の動画像変換装置であって、
    前記画像変換手段は、前記対象フレーム画像内に表示される文字、動画像の音声、動画像にメタデータとして付加された文字に基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを特徴とする動画像変換装置。
  6. 請求項1に記載の動画像変換装置であって、
    前記画像変換手段は、時系列順で前に変換した前記表示フレーム画像の形又は大きさと、前記画像全体の動きとに基づいて、前記表示フレーム画像の形及び大きさを決定することを特徴とする動画像変換装置。
  7. 動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像を当該フレーム画像の形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換する動画像変換方法であって、
    前記動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得工程と、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出工程と、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成することにより、前記対象フレーム画像を前記表示フレーム画像に変換する画像変換工程と、を有し、
    前記画像変換工程は、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを特徴とする動画像変換方法。
  8. 動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像を当該フレーム画像の形又は大きさを変えた表示フレーム画像に変換する処理をコンピュータに実行させる動画像変換プログラムであって、
    前記動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得ステップと、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出ステップと、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成することにより、前記対象フレーム画像を前記表示フレーム画像に変換する画像変換ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記画像変換ステップは、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさを変えることを特徴とする動画像変換プログラム。
  9. 請求項8に記載の動画像変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 動画像の各フレーム画像について、当該フレーム画像と共に、当該フレーム画像から表示フレーム画像を生成するための情報を記録する動画像記録装置であって、
    動画像から、対象フレーム画像と、当該対象フレーム画像に時系列順で前後する参照フレーム画像とを取得するフレーム画像取得手段と、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像の間の画像全体の動きを検出する動き検出手段と、
    前記対象フレーム画像と前記参照フレーム画像とをつなぎ合わせた合成画像から切り出した切出画像、又は前記対象フレーム画像から前記表示フレーム画像を生成するための表示フレーム生成情報を算出する表示フレーム生成情報算出手段と、
    前記対象フレーム画像と共に、前記表示フレーム生成情報を記録する記録手段と、を有し、
    表示フレーム生成情報算出手段は、前記画像全体の動きに基づいて、前記表示フレーム画像の形又は大きさが変わる前記表示フレーム生成情報を算出することを特徴とする動画像記録装置。
  11. 請求項10に記載の動画像記録装置で記録した前記対象フレーム画像と前記表示フレーム生成情報からなる動画像から、前記対象フレーム画像及び前記表示フレーム生成情報と、前記対象フレーム画像に時系列順で前後する前記参照フレーム画像とを取得する表示フレーム生成情報取得手段と、
    前記表示フレーム生成情報を用いて、前記表示フレーム画像を前記対象フレーム画像又は前記参照フレーム画像から生成する表示フレーム画像生成手段と、
    前記表示フレーム画像を表示する表示手段と、を有することを特徴とする動画像再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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