JP2007199226A - 立体画像観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運動視差の効果を利用して、観察者が画像を立体的に把握し易くするとともに撮影装置を小型化することができ、更に製造コストを低くすることができる立体画像観察装置を提供する。
【解決手段】物体側から順に、対物光学系1とレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子2と撮像素子4で構成される撮影装置と、観察者側から順にレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子8と表示素子6で構成される表示装置からなり、撮像素子の撮像面は対物光学系1と光学素子2との合成の結像面よりも物体側に配置され、表示素子の表示面は光学素子8の焦点位置又は焦点位置より光学素子側に配置され、以下の条件式を満足する。
0.95 ≦ (b/B)×(D/d) ≦ 1.05
ただし、b:撮像素子の画素間隔、B:表示素子の表示絵素間隔、d:光学素子2のレンズ作用のある部材どうしの間隔、D:光学素子8のレンズ作用のある部材どうしの間隔。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体画像観察装置に関し、更に詳しくは、撮影装置と表示装置から構成される立体観察用顕微鏡システムおよび立体観察用内視鏡システムに関するものである。
従来、顕微鏡下での微細加工や、患部付近の狭い領域での正確な作業が求められる顕微鏡下での手術には、実体顕微鏡が用いられてきた。近年、これらの作業を遠隔操作で行うことが望まれている。というのは、遠隔操作で作業を行うことができれば、加工技能者や医師が現場へ移動することなく、遠隔地から対応できるようになるからである。このような遠隔操作を実現するためには、実体顕微鏡により観察される被写体の像を画像化して表示装置上に表示できるようにするのが望ましい。
このような用途に適用されるものとしては、観察者の両眼視差を利用して表示画像を立体的に観察させる装置が知られている。例えば、両眼視差の効果が現れる程度に被写体に対する角度を変えて撮影した2つの画像を表示装置上に表示し、観察者が左右の目で夫々の画像を見ることにより被写体を立体的に観察するステレオ画像観察装置などがある。
このようなステレオ画像観察装置によるステレオ画像は、観察者の視線方向で立体的に見えにくいことが知られている。すなわち、被写体の境界部分(例えば物体の輪郭)の画像は比較的立体として捉え易いが、観察者の視線方向に連続的に物体が存在するような被写体では、平面に絵を書いたような立体感の無い画像が視線方向にいくつも並んでいるように見えてしまい、観察者が被写体を立体として認識することができない。この現象は、一般に「書割効果」として知られている。このような観察者の視線方向の立体感の欠如した画像は、術者が観察物体の形状を誤認する可能性があるため、この種の用途のステレオ画像としては適さない。
ステレオ画像における「書割効果」を改善してより実際に近い立体感をもたせるため、新たに運動視差の効果を付加して画像を構築する方法が提案されている。例えば、特許文献1の第2実施例等には、運動視差の効果を利用して、観察者が画像を立体的に把握し易くした実体顕微鏡の構成が開示されている。
すなわち、可変WD対物レンズと、対物レンズと同軸に配置されたアフォーカル変倍系と、アフォーカル変倍系から射出された光束の垂直断面上に配置された5つの結像レンズと、結像レンズの結像面に配置された撮像素子で構成される撮影装置により、被写体を異なる角度から撮影し、観察者が覗く角度を変えると見える像が変わるように製作されたレンチキュラー表示素子と、レンチキュラー表示素子を観察するための接眼レンズで構成される表示装置により、撮影装置で撮影した画像を表示することで、運動視差の効果を付加した画像を提供できるようにしている。
特開2001-66513号公報
先行文献1に開示される実体顕微鏡の撮影装置は、被写体を異なる角度から撮影するために複数の撮像素子を配置している。そのため、撮影装置が大型化してしまうとともに、製造コストが高いという問題がある。
本発明の目的は、運動視差の効果を利用して、観察者が画像を立体的に把握し易くするとともに撮影装置を小型化することができ、更に製造コストを低くすることができる立体画像観察装置を提供することである。
第1の発明の立体画像観察装置は、物体側から順に、対物光学系と、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、撮像素子で構成される撮影装置と、観察者側から順に、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、表示素子で構成される表示装置からなり、前記撮像素子の撮像面は、前記対物光学系と、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子との合成の結像面よりも物体側に配置され、前記表示素子の表示面は、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の焦点位置、または、焦点位置より光学素子に配置され、以下の条件式を満足することを特徴としている。
0.95 ≦ (b/B)×(D/d) ≦ 1.05
ただし、bは撮像素子の画素間隔、Bは表示素子の表示絵素間隔、dは撮影装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔、Dは表示装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔である。
また、第1の発明の立体画像観察装置は、対物光学系が物体側と像側ともにテレセントリックであることが望ましい。
また、第1の発明の立体画像観察装置は、以下の条件式を満足するのが望ましい。
0.95 ≦ (e/E)×(B/b) ≦ 1.05
0.95 ≦ (e/E)×(D/d) ≦ 1.05
ただし、eはレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の中心軸から撮像素子の撮像面上の任意の画素Xnまでの距離、Eはレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の中心軸から表示素子の表示面上で前記画素Xnが撮像した画像を表示する絵素Ynまでの距離である。
また、本発明の立体画像観察装置は、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子が、レンチキュラーレンズまたは、マイクロレンズアレーであることが望ましい。
また、第1の発明の立体画像観察装置は、撮影装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の有するパワーと、表示装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の有するパワーが異なるとより望ましい。
第2の発明の立体画像観察装置は、物体側から順に、対物光学系と、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、リレー光学系と、撮像素子で構成される撮像装置と、観察者側から順に、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、表示素子で構成される表示装置からなり、前記撮像素子の撮像面と共役な面が、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、前記対物レンズと前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子との合成の結像面との間に配置され、前記表示素子の表示面は、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の焦点位置に配置され、以下の条件式を満足することを特徴としている。
0.95 ≦ (b/(βr×B))×(D/d) ≦ 1.05
ただし、bは撮像素子の画素間隔、Bは表示素子の表示絵素間隔、dは撮影装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔、Dは表示装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔、βrはリレー光学系のリレー倍率である。
また、第2の発明の立体画像観察装置は、対物光学系が開口絞りを有し、前記開口絞りと光学的に共役な位置に前記リレー光学系の絞りを設けられているのが望ましい。
また、第2の発明の立体画像観察装置は、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子が、レンチキュラーレンズまたは、マイクロレンズアレーであるのが望ましい。
本発明の立体画像観察装置に採用される光学系の基本構成について、図8、図9を用いて説明する。図8(a)は、撮影装置を構成する光学部材の配置関係を説明するための光線図であり、図8(b)は、撮像素子の撮像面近傍を拡大表示した光線図である。また、図9(a)は、表示装置を構成する光学部材の配置関係を説明するための光線図であり、図9(b)は、表示素子の表示面近傍を拡大表示した光線図である。
図8(a)に示すように、撮影装置は、物体側から順に、対物光学系と、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子(以下、単に光学素子Aと記述する)と、撮像素子で構成されている。
対物光学系と光学素子Aにより、物体Oの像が撮像素子の撮像面に結像する。このとき、撮像素子の撮像面は、対物光学系と光学素子Aによる光線の結像位置よりも物体O側に配置される。その結果、物体O上の物点Onの像は、図8(b)に示すように、撮像素子の撮像面上の複数の画素により撮像される。
例えば、画素cは撮像面に対する入射角度が0°の光線k1による像を撮像し、画素bは、画素cに入射する光線よりも撮像面に対する入射角度が大きく、且つ、図8(b)上で左側から入射する光線k2による像を撮像する。また、画素dは、画素cに入射する光線よりも撮像面に対する入射角度が大きく、且つ図8(b)上で右側から入射する光線k3による像を撮像する。すなわち、上記のような配置とすることで、物点Onをそれぞれ異なる方向から見た像を、それぞれの画素により撮像することができる。
一方、撮影装置が撮影した画像を表示する表示装置は、図9(a)に示すように、観察者側から順に、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子(以下、単に光学素子Bと記述する)と、表示素子で構成されている。観察者は、表示素子の表示面に表示される画像を、光学素子Bを通して観察する。このとき、表示素子の表示面は光学素子Bの焦点位置に配置される。例えば、撮影装置で撮影した物点Onの画像を表示する場合には、表示面の絵素に撮像素子の画素a〜eが撮像した画像を割り当てて表示する。ここでは、簡単のために、撮像素子の画素a〜eが撮像した画像を表示素子の絵素a〜eに1対1で割り当てる場合を例にとって説明する。
図9(b)に示される表示面の絵素の符号は、撮像素子の画素の符号に対応している。すなわち、撮像素子の画素bで撮像した画像は、表示面の絵素bに表示される。図9(b)に示すように、絵素bを射出する光線は光学素子Bによって所定の角度に曲げられ、観察者に到達する。同様に、各絵素a〜eを射出する光線は、光学素子Bによりそれぞれ異なる角度で曲げられて観察者に到達するので、観察者が表示素子の表示面を覗く角度を変えることにより、物点Onを異なる方向から観察することが可能になる。
また、絵素bに表示される画像と、絵素dに表示される画像は両眼視差の効果が現れる程度に角度を変えて撮像されているので、観察者が表示面に表示される画像を左右の眼で観察することにより、物点Onを立体的に観察することができる。
なお、物点Onの像を撮像する画素の数が多いほど、観察者が表示素子の表示面を覗く角度を変えたときの画像の変化が連続的になり、滑らかな立体画像を観察することができる。例えば、光学素子A、Bとしてレンチキュラーレンズを採用する場合には、物点Onの像を少なくとも5画素以上で撮像するのが望ましく、光学素子A、Bとしてマイクロレンズアレーを採用する場合には、物点Onの像を20画素以上で撮像するのが望ましい。
また、光学素子Aが有する屈折力に対して光学素子Bが有する屈折力を異ならせることにより、観察者が観察する画像の立体感を調整することが可能である。
以上のような装置構成により、立体画像に運動視差の効果を加えた画像を提供することができる。
本発明によれば、運動視差の効果を利用して、観察者が画像を立体的に把握し易くするとともに撮影装置を小型化することができ、更に製造コストを低くすることができる立体画像観察装置を提供することができる。
(実施例1)
本発明の実施例1の立体観察装置の構成を図1、図2を用いて説明する。図1は、本実施例の立体観察装置の撮影装置部分の構成を説明する図であり、図2は、本実施例の立体観察装置の表示装置部分の構成を説明する図である。
本実施例の撮像装置は、図1に示すように、対物光学系1とレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子2と撮像素子4により構成されている。対物光学系1は、明るさ絞り10を挟んで、全体として負の屈折力を有する前群レンズ系11と、全体として正の屈折力を有する後群レンズ系12で構成されている。レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子2として、マイクロレンズアレー(蝿の目レンズ)が用いられている。撮像素子4の撮像面5は対物光学系1とマイクロレンズアレー2の合成の結像位置3よりも物体側に配置されている。
上記のような構成により、運動視差の効果を含んだ立体画像を撮影することができるとともに、例えば、電子内視鏡の撮像ユニットとして採用可能な程度に小型化することが可能である。
本実施例の表示装置は、図2に示すように、マイクロレンズアレー8と表示素子6により構成されている。表示素子6の表示面は、マイクロレンズアレー8の焦点位置に配置されている。撮影装置により撮影した画像を表示素子6の表示面に表示することにより、観察者7は表示された画像を立体観察することが可能である。観察者7が観察する立体画像には運動視差の効果が付加されているので、観察者7が首を動かすなどの動作により表示素子6の表示面を見る方向を変えても、常に立体感が失われることなく観察を行うことができる。
更に、本実施例の撮影装置および表示装置は以下の条件式(1a)(1b)(1c)を満足するように構成されている。
0.95 ≦ (b/B)×(D/d) ≦ 1.05 …… (1a)
0.95 ≦ (e/E)×(B/b) ≦ 1.05 …… (1b)
0.95 ≦ (e/E)×(D/d) ≦ 1.05 …… (1c)
ここで、bは撮像素子の画素間隔、Bは表示素子の表示面の絵素間隔、dは撮影装置に配置されるマイクロレンズアレーのマイクロレンズどうしの間隔、Dは表示装置に配置されるマイクロレンズアレーのマイクロレンズどうしの間隔、eはマイクロレンズアレーの中心軸から撮像素子の撮像面上の任意の画素Xnまでの距離、Eはマイクロレンズアレーの中心軸から表示素子の表示面上で画素Xnが撮像した画像を表示する絵素Ynまでの距離である。
これらの符号の定義を明確にするために、図3にマイクロレンズアレー2と撮像素子4の撮像面5上の画素との関係を示し、図4にマイクロレンズアレー8と表示素子6の表示面上の絵素との関係を示した。
図3において、符号9は対物光学系1(図示せず)とマイクロレンズアレー2の合成の結像位置を示している。また、一点鎖線は、マイクロレンズアレー2を構成するマイクロレンズの光軸を示し、二点鎖線はマイクロレンズアレー2の中心軸を示している。図3に示すように、符号bは隣り合う画素の画素中心どうしの間隔であり、符号dはマイクロレンズの光軸どうしの間隔であり、符号eはマイクロレンズアレー2の中心軸から任意の画素Xnの画素中心まで距離である。
図4において、符号30はマイクロレンズアレー8の焦点位置を示している。また、一点鎖線はマイクロレンズアレー8を構成するマイクロレンズの光軸を示し、二点鎖線はマイクロレンズアレー8の中心軸を示している。図4に示すように、符号Dは隣り合う絵素の絵素中心どうしの間隔であり、符号Dはマイクロレンズの光軸どうしの間隔であり、符号Eはマイクロレンズアレー8の中心軸と絵素Ynの絵素中心までの距離である。
撮影装置および表示装置が条件式(1a)を満足することにより、観察者7が首を動かすなどの動作により表示素子6の表示面を見る方向を変えても、立体感が失われることなく、表示画像を正しく立体として認識可能な範囲を広範囲に確保することができる。この条件を外れると観察像にモアレが発生し、立体感が失われる。また、条件式(1b)、(1c)を満たすことにより、撮影装置が撮影した立体画像を表示装置で忠実に(画像が歪むことなく)再現することができる。この条件を外れると立体的な像の歪みが発生し、観察物体の正しい立体把握できない。
さらに 、以下の条件式(1d)(1e)(1f)を満足するように構成されているとよい。
0.98 ≦ (b/B)×(D/d) ≦ 1.02 …… (1d)
0.98 ≦ (e/E)×(B/b) ≦ 1.02 …… (1e)
0.98 ≦ (e/E)×(D/d) ≦ 1.02 …… (1f)
撮影装置および表示装置が条件式(1d)を満足することにより、観察者の観察像の「見かけの視野」を広げることで観察像を大きく見ることができ、よりリアルな立体像に見える。条件式(1e)、(1f)を満たすと、マイクロレンズアレー1要素に含む画素を増やして調節(accommodation)も再現した画像にした「超多眼立体」にした場合でも、自然な調節の再現が可能になる。
なお、マイクロレンズアレー2、8をレンチキュラーレンズに置き換えることもできる。この場合、表示装置側に配置されるレンチキュラーレンズは、レンチキュラーレンズのレンズ作用のない方向と観察者7の左右の眼を結ぶ方向とが垂直になるように調整されるのが望ましい。このようにすることで、表示装置が提供する画像の立体感が失われることがなく、観察者7が眼の疲労を感じるのを防止することができる。
また、マイクロレンズアレーやレンチキュラーレンズに限らず、同じレンズ作用のある光学要素を等間隔に並べて構成したものであればよい。例えば、マイクロレンズアレーのような配置の不均質レンズの集合板や、フレネルレンズの集合体を用いることもできる。

(実施例2)
本発明の実施例2の立体観察装置の構成を図5を用いて説明する。図5(a)は、本実施例の立体観察装置の撮影装置部分の構成を説明するための光線図であり、図5(b)は、撮影装置の配置される撮像素子の近傍の拡大図である。なお、本実施例の表示装置部分の構成は、実施例1に示した構成と同じであるので図示を省略する。
本実施例の撮像装置は、図5(a)に示すように、ズーム光学系13と、開口絞り14と、結像光学系15と、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子16と、撮像素子18により構成されている。ズーム光学系13は、物体側から順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第2レンズ軍と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群とで構成されている。
レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子16として、マイクロレンズアレー(蝿の目レンズ)が用いられている。撮像素子18の撮像面は、ズーム光学系13と、結像光学系15とマイクロレンズアレー16の合成の結像面(図5(b)における符号17の位置)よりも物体側に配置されている。
本実施例では、ズーム光学系13と、開口絞り14と、結像光学系15により、物体側と像側共にテレセントリックな光学系を形成している。すなわち、開口絞り14を挟んで、開口絞り14より物体側に配置されるズーム光学系13で物体側のテレセントリック条件を満足し、開口絞り14より像側に配置される結像光学系15で像側のテレセントリック条件を満足するように構成している。ズーム光学系13は、3つのレンズ群を適宜移動させることで物体側のテレセントリック条件を満足するように構成されている。
物体側と像側共にテレセントリックな光学系とすることで、撮影装置が物体Oを撮像する方向と、観察者が表示装置を通して物体Oを観察する方向との相関性を良くすることができる。例えば、観察者が表示装置に表示された物体Oの画像を見ながら物体Oに対して作業を施す場合、撮影装置が物体Oを撮像する方向と、観察者が表示装置を通して物体Oを観察する方向がずれていると、観察者が作業を施す位置を把握し難くなり、作業性が悪くなるとともに、観察者が著しい疲労を覚える原因となり好ましくない。
上記の構成によれば、このような不具合を改善することができる。特に、撮像装置に配置されるマイクロレンズアレー16が有する屈折力に対して表示装置に配置されるマイクロレンズアレー8が有する屈折力を異ならせて、観察者が観察する画像の立体感を調整する場合には、上記のような構成とすることで、広い範囲で画像が歪むことなく観察することができるので好ましい。

(実施例3)
本発明の実施例3の立体観察装置の構成を図6を用いて説明する。図6は、本実施例の立体観察装置の撮影装置部分の構成を説明するための図である。なお、本実施例の表示装置部分の構成は、実施例1に示した構成と同じであるので図示を省略する。
本実施例の撮像装置は、図6に示すように、対物光学系19と、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子20と、リレー光学系21と、撮像素子22により構成されている。レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子20として、マイクロレンズアレー(蝿の目レンズ)が用いられている。撮像素子22の撮像面23は、リレー光学系21を挟んで撮像面23と共役な面24が、対物光学系19とマイクロレンズアレー20の合成の結像面25よりも物体側にくるように配置されている。対物光学系19には明るさ絞り27が設置されており、リレー光学系21中で明るさ絞り27と共役な位置には、開口絞り26が設置されている。
本実施例では、開口絞り26の開口面積を可変にすることにより、撮像素子22が取得する物体Oの像の明るさを調整することができるように構成されている。
更に、本実施例の撮影装置および表示装置は以下の条件式(2)を満足するように構成されている。
0.95 ≦ (b/(βr×B))×(D/d) ≦ 1.05 …… (2a)
0.95 ≦ (e/E)×((βr×B)/b) ≦ 1.05 …… (2b)
0.95 ≦ (e/E)×(D/d) ≦ 1.05 …… (2c)
ここで、bは撮像素子の画素間隔、Bは表示素子の表示面の絵素間隔、dは撮影装置に配置されるマイクロレンズアレーのマイクロレンズどうしの間隔、Dは表示装置に配置されるマイクロレンズアレーのマイクロレンズどうしの間隔、βrはリレー光学系のリレー倍率である。また、撮像素子の任意の画素Xnがリレー光学系を通したときの共役位置をXn′とする。eはマイクロレンズアレーの中心軸から撮像素子の撮像面上の任意の画素Xn′までの距離、Eはマイクロレンズアレーの中心軸から表示素子の表示面上で画素Xnが撮像した画像を表示する絵素Ynまでの距離である。
これらの符号の定義を明確にするために、図7に、マイクロレンズアレー20と、リレー光学系21を通して撮像素子22の撮像面23と共役な面24上に投影される撮像素子の画素28との関係を示した。図7において、符号25は対物光学系19(図示せず)とマイクロレンズアレー20の合成の結像位置を示している。また、一点鎖線は、マイクロレンズアレー20を構成するマイクロレンズの光軸を示している。図7に示すように、符号(b/βr)は隣り合う画素の画素中心どうしの間隔であり、符号dはマイクロレンズの光軸どうしの間隔である。符号Bおよび符号Dは実施例1で図4を用いて説明したものと同様である。
撮影装置および表示装置が条件式(2a)を満足することにより、観察者7が首を動かすなどの動作により表示素子6の表示面を見る方向を変えても、立体感が失われることなく、表示画像を正しく立体として認識可能な範囲を広範囲に確保することができる。この条件を外れると観察像にモアレが発生し、立体感が失われる。また、条件式(2b)、(2c)を満たすことにより、撮影装置が撮影した立体画像を表示装置で忠実に(画像が歪むことなく)再現することができる。この条件を外れると立体的な像の歪みが発生し、観察物体の正しい立体把握できない。
さらに 、以下の条件式(2d)(2e)(2f)を満足するように構成されているとよい。
0.98 ≦ (b/(βr×B))×(D/d) ≦ 1.02 …… (2d)
0.98 ≦ (e/E)×((βr×B)/b) ≦ 1.02 …… (2e)
0.98 ≦ (e/E)×(D/d) ≦ 1.02 …… (2f)
撮影装置および表示装置が条件式(2d)を満足することにより、観察者の観察像の「見かけの視野」を広げることで観察像を大きく見ることができ、よりリアルな立体像に見える。条件式(2e)、(2f)を満たすと、マイクロレンズアレー1要素に含む画素を増やして調節(accommodation)も再現した画像にした「超多眼立体」にした場合でも、自然な調節の再現が可能になる。
また、実施例2と同様に、対物光学系19およびリレー光学系21により、物体側と像側共にテレセントリックな光学系を形成することができるのはいうまでもない。
実施例1の撮影装置部分の構成を示す図である。 実施例1の表示装置部分の構成を示す図である。 マイクロレンズアレーと撮像素子との関係を示す図である。 マイクロレンズアレーと表示素子との関係を示す図である。 実施例2の構成を示す図である。 実施例3の構成を示す図である。 マイクロレンズアレーと撮像面の共役面との関係を示す図である。 本発明の撮影装置の基本構成を示す図である。 本発明の表示装置の基本構成を示す図である。
符号の説明
1 対物光学系
2 光学素子
3 結像位置
4 撮像素子
5 撮像面
10 明るさ絞り
11 前群レンズ系
12 後群レンズ系

Claims (8)

  1. 物体側から順に、対物光学系と、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、撮像素子で構成される撮影装置と、
    観察者側から順に、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、表示素子で構成される表示装置からなる立体画像観察装置において、
    前記撮像素子の撮像面は、前記対物光学系と、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子との合成の結像面よりも物体側に配置され、
    前記表示素子の表示面は、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の焦点位置、または、焦点位置より光学素子側に配置され、
    以下の条件式を満足することを特徴とする立体画像観察装置。
    0.95 ≦ (b/B)×(D/d) ≦ 1.05
    ただし、
    b:撮像素子の画素間隔、
    B:表示素子の表示絵素間隔、
    d:撮影装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔、
    D:表示装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔
  2. 対物光学系が物体側と像側ともにテレセントリックであることを特徴とする請求項1に記載の立体画像観察装置。
  3. 更に以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の立体画像観察装置。
    0.95 ≦ (e/E)×(B/b) ≦ 1.05
    0.95 ≦ (e/E)×(D/d) ≦ 1.05
    ただし、
    e:レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の中心軸から撮像素子の撮像面上の任意の画素Xnまでの距離、
    E:レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の中心軸から表示素子の表示面上で前記画素Xnが撮像した画像を表示する絵素Ynまでの距離
  4. 前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子が、レンチキュラーレンズまたは、マイクロレンズアレーであることを特徴とする請求項3に記載の立体画像観察装置。
  5. 撮影装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の有するパワーと、表示装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の有するパワーが異なることを特徴とする請求項3に記載の立体画像観察装置。
  6. 物体側から順に、対物光学系と、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、リレー光学系と、撮像素子で構成される撮像装置と、
    観察者側から順に、レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、表示素子で構成される表示装置からなる立体画像観察装置において、
    前記撮像素子の撮像面と共役な面が、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子と、前記対物レンズと前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子との合成の結像面との間に配置され、
    前記表示素子の表示面は、前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子の焦点位置、または、焦点位置より光学素子側に配置され、
    以下の条件式を満足することを特徴とする立体画像観察装置。
    0.95 ≦ (b/(βr×B))×(D/d) ≦ 1.05
    ただし、
    b:撮像素子の画素間隔、
    B:表示素子の表示絵素間隔、
    d:撮影装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔、
    D:表示装置に配置されるレンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子におけるレンズ作用のある部材どうしの間隔、
    βr:リレー光学系のリレー倍率
  7. 前記対物光学系は開口絞りを有し、前記開口絞りと光学的に共役な位置に前記リレー光学系の絞りを設けたことを特徴とする請求項6に記載の立体画像観察装置。
  8. 前記レンズ作用のある部材を同一面上に等間隔に並べた光学素子が、レンチキュラーレンズまたは、マイクロレンズアレーであることを特徴とする請求項7に記載の立体画像観察装置。
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