JP2007194972A - 学習リモートコントロール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的低性能のマイコンと低容量のメモリーで所望の機器のリモコンのバーストパルス信号周期を測定、記憶し、模倣、再現する学習リモートコントロール装置を提供するものである。
【解決手段】学習リモートコントロール装置は、所望の外部機器のリモートコントロール装置から出力されるコントロール信号を受信する受信手段と、バーストパルス信号を含むコントロール信号を取り込み、信号変化の時間情報を測定する時間情報測定手段とその時間情報を解析しバーストパルス信号の時間情報とバーストパルス信号を除いたコントロール信号の時間情報に分離するバーストパルス信号分離手段とバーストパルス信号の時間情報を記録するバーストパルス信号記録手段とコントロール信号の時間情報を記録するコントロール信号記録手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所望の外部機器のリモートコントロール装置より出力されるコントロール信号を受信し、記録する学習機能を有するリモートコントロール装置において、特にコントロール信号に含まれるバーストパルス信号を効率よく取り込み、低性能のマイコン、低容量のメモリーで処理し、その周期を判別するものに関する。
しかし、近年、エアコン、テレビ、ビデオなど家電製品にリモートコントロール装置(リモコン)対応した機器が増加し、各家庭で所有するリモコンの数が増加したため、特定の機器用のリモコンを探しだすのに時間がかかる、あるいは、それぞれのリモコンのボタン位置、操作方法の違いから、使い方を覚えることが困難になるなどの不都合が生じているため、各リモコンの操作に対応する赤外線発行方法を記憶し、模倣できる学習機能を備えた学習リモートコントロール装置(学習リモコン)が販売されている。
この学習リモコンは、家電製品に付属のリモコンから出力される赤外光のコントロール信号を受信し、学習リモコン内部のメモリーに記録することができ、また、ユーザーの操作によって、内部メモリーに記録された信号を再び赤外光として出力することが可能である。
この学習リモコンに複数の家電製品のリモコンのコントロール信号を記録することにより、1つの学習リモコンで複数の家電製品をコントロールすることが可能になり、前記の不都合を解消することができる。
家電製品のリモコン操作に使用されるコントロール信号は、一般に二進化された信号を使用しており、メーカー毎、及びメーカー内では機器毎に異なるコントロール信号を使用することにより、他機器用のリモコン信号で機器が誤動作するのを防止している。ただし、このコントロール信号はメーカーや団体によって複数のフォーマットが規定され、同一メーカーでも機器によって異なるフォーマットを使用していたり、変形フォーマットを使用したりして、統一されていない例が多い。
コントロール信号の出力には、一般に赤外発光ダイオード(赤外LED)が使用されているが、赤外LEDの発光時間を短くし、低消費電力化するとともに、赤外LEDを連続発光させる時よりも、より大きな電流を流し赤外光の発光強度を増すことにより、到達範囲を広げるためや距離を伸ばすために、コントロール信号は、特定の周期を持ったバーストパルス信号と呼ばれるパルス信号で構成されている。
例えば、国内の家電製品で広く採用されている家電製品協会が規定したフォーマットでは、バーストパルス信号周波数は33〜40kHzが使用されており、コントロール信号の伝送には、パルス位置変調と呼ばれる変調方式が使用されている。
これは、赤外LEDの発光時間と同じ消灯時間があった場合は信号を『0』、発光時間の3倍の消灯時間があった場合は信号を『1』と規定してコントロール信号の伝送を行う方法である。
これらのコントロール信号を学習リモコンで取り込む場合、一般には、バーストパルス信号を含めた全ての信号を学習リモコン側で取り込み、内蔵のメモリーに記録していた。
また、一部の学習リモコンでは、学習リモコンに実装された赤外受光モジュールにてコントロール信号から内蔵フィルター回路でバーストパルス信号を除いたコントロール信号を内蔵メモリーに記録し、出力する際は、内蔵メモリーに記録されたコントロール信号に、規定の周波数、例えば一般によく使用される38kHzのバーストパルス信号を載せて出力していた。
バーストパルス信号の周期を測定する周期測定手段によりバーストパルス信号の周期を測定し、その周期データに基づいて予め設定したデューティのバーストパルス信号を生成するバーストパルス信号生成手段を持ち、異なるバーストパルス信号周期の機器に対応する方法が、特開平7−240976号(特許文献1)において提案されている。
特開平7−240976号
リモコンのコントロール信号には、最大40kHzのバーストパルス信号が含まれているため、バーストパルス信号を含めた全ての信号をサンプリングし内蔵メモリーに記録する方式では、比較的高速で高性能なマイコンを使用する必要があり、また、大容量のメモリーが必要となるため、コストアップの大きな要因となっていた。
バーストパルス信号を除いたコントロール信号のみをメモリーに記録し、出力する際に既定周波数のバーストパルス信号に載せる方法では、使用するマイコンは比較的低性能でもよく、メモリー容量も小さくてよいが、規定周波数と異なるキャリア周波数を持つ機器のコントロール信号を学習した際、バーストパルス信号の周波数が異なるため、対象機器が受信できない可能性があり、また、受信できるとしても、コントロール信号の到達範囲や距離に制限が生じる可能性が高い。
また、特開平7−240976号(特許文献1)で提案されている方法では、バーストパルス信号の周期を測定し、再現するため、学習リモコンで対応できる機器が広がり、メモリー容量も小さくてよいが、バーストパルス信号周期を測定するための特別な回路が必要になるため、機器の大型化や、コストアップの要因となっていた。
本発明は、これらの課題を解決するためのものであり、比較的低性能のマイコンと低容量のメモリーで所望の機器のリモコンのバーストパルス信号周期を測定、記憶し、模倣、再現する学習リモートコントロール装置を提供するものである。
本発明の学習リモートコントロール装置では、(請求項1)コントロール信号に含まれるバーストパルス信号及びバーストパルス信号を除いたコントロール信号を効率よく取り込むためのものであり、そのために、所望の外部機器のリモートコントロール装置から出力されるコントロール信号を受信する受信手段と、バーストパルス信号を含むコントロール信号を取り込み、信号変化の時間情報を測定する時間情報測定手段とその時間情報を解析しバーストパルス信号の時間情報とバーストパルス信号を除いたコントロール信号の時間情報に分離するバーストパルス信号分離手段とバーストパルス信号の時間情報を記録するバーストパルス信号記録手段とコントロール信号の時間情報を記録するコントロール信号記録手段を有することを特徴とするものである。
また、(請求項2)コントロール信号中のバーストパルス信号周期測定のために使用するメモリー容量を削減するためのものであり、そのために、請求項1と同様の手段を有し、バーストパルス信号の時間情報を記録するバーストパルス信号記録手段には、予め定められたバーストパルス信号数のみ記録することを特徴とするものである。
また、(請求項3)コントロール信号中のバーストパルス信号の周期測定精度を向上させるためのものであり、そのために、請求項1と同様の手段を有し、バーストパルス信号の時間情報を記録するバーストパルス信号記録手段は、予め定められた信号の初期部分を除いて記録することを特徴とするものである。
また、(請求項4)コントロール信号中のバーストパルス信号の周期測定精度を向上させるためのものであり、そのために、請求項1と同様の手段を有し、バーストパルス信号の時間情報を記録するバーストパルス信号記録手段は、少なくともコントロール信号のリーダ部の一部を記録することを特徴とするものである。
また、(請求項5)コントロール信号中のバーストパルス信号の周期測定を比較的低性能のマイコンで行うためのものであり、そのために、請求項1と同様の手段を有し、バーストパルス信号の時間情報を記録するバーストパルス信号記録手段は、バーストパルス信号の立上り時間、または、立下り時間のいずれか一方のみ記録することを特徴とするものである。
また、(請求項6)コントロール信号中のバーストパルス信号の周期測定を比較的低性能のマイコンで行い、かつ、使用するメモリー容量を削減するためのものであり、そのために、バーストパルス信号の時間情報を記録するバーストパルス信号記録手段は、予め定められた2パルス以上のバーストパルス信号周期をまとめたバーストパルス信号の時間情報を記録することを特徴とするものである。
本発明は、請求項1に記載されるように、所望の家電製品に付属のリモコンのコントロール信号を学習する際、バーストパルス信号とバーストパルス信号を除いたコントロール信号を分離し、それぞれの時間情報を記録することによって、特別な回路を必要とせず、比較的低性能なマイコンで効率よくバーストパルス信号とコントロール信号を取り込むことが可能となる。
また、請求項2に記載されるように、バーストパルス信号の時間情報を記録する際、予め定められたバーストパルス信号数のみ記録することによって、バーストパルス信号記録部の容量を削減し、また、バーストパルス信号の周期算出を容易にすることが可能となる。
また、請求項3に記載されるように、バーストパルス信号の時間情報を記録する際、予め定められたバーストパルス信号の初期部分をバーストパルス信号記録部に記録しないことにより、バーストパルス信号の周期測定を精度よく行うことが可能となる。
また、請求項4に記載されるように、バーストパルス信号の時間情報を記録する際、少なくともコントロール信号のリーダ部の一部を記録することにより、安定したバーストパルス信号の取り込みが可能となり、バーストパルス信号の周期測定を精度よく行うことが可能となる。
また、請求項5に記載されるように、バーストパルス信号の時間情報を記録する際、バーストパルス信号の立上り時間の情報、または、立下り時間の情報のどちらか一方のみ記録することによって、バーストパルス信号記録部の容量を削減するとともに、処理の簡略化ができ、比較的低性能なマイコンでも実現することが可能となる。
また、請求項6に記載されるように、バーストパルス信号の時間情報を記録する際、2パルス以上のバーストパルス信号の時間情報をまとめてバーストパルス信号記録部に記録することによって、バーストパルス信号記録部の容量を削減し、処理を簡略化でき、比較的低性能なマイコンでも実現することが可能となる。
本発明の実施の形態として、学習リモートコントロール装置におけるバーストパルス信号周期の取り込み、及び測定方法に関する説明を行う。
図1は、本実施の形態の構成図である。
図1において、1は、所望の家電製品に付属のリモコン装置から出力される赤外光のコントロール信号を受光し、電気信号に変換する赤外光受光部である。2は、赤外光受光部1で電気信号に変換されたコントロール信号を整形し、ディジタル信号に変換する信号整形部である。3は、信号整形部2でディジタル信号に変換されたコントロール信号を取り込み、コントロール信号の立上り部分と立下り部分の時間情報を測定する信号取込みタイマ部である。
4は、コントロール信号の学習時に信号取込みタイマ3からのコントロール信号の時間情報をバーストパルス信号部分とバーストパルス信号を除いたコントロール信号部分に分離し、それぞれバーストパルス信号記録部とコントロール信号記録部に書き込み、コントロール信号学習後は、バーストパルス信号記録部に記録されたバーストパルス信号の時間情報よりバーストパルス信号の周期を算出し、コントロール信号記録部よりコントロール信号の時間情報を読み出し、不揮発性メモリー部に書き込み、さらに、操作スイッチ部によりコントロール信号の出力が指示されると不揮発性メモリー部よりバーストパルス信号の周期とコントロール信号の時間情報を読み出し、信号出力タイマ部に出力する他、装置全体の制御を行うシステム制御部である。
5は、コントロール信号学習時、システム制御部4にて、分離されたバーストパルス信号の時間情報を一時記録するバーストパルス信号記録部である。6は、コントロール信号学習時、システム制御部5にて、分離されたバーストパルス信号を除いたコントロール信号を一時記録するコントロール信号記録部である。7は、コントロール信号学習時、システム制御部4がコントロール信号の時間情報からバーストパルス信号を分離するために使用するバーストパルス信号分離タイマ部である。
8は、ユーザーが所望の家電製品に付属のリモコン装置から出力される赤外光のコントロール信号を学習させたり、コントロール信号の出力を操作したりするための操作スイッチ部である。9は、コントロール信号学習時、学習したコントロール信号の時間情報と算出されたバーストパルス信号の周期を記録する不揮発性メモリー部である。10は、コントロール信号出力時、バーストパルス信号を作成し、システム制御部4から出力されるバーストパルス信号を除いたコントロール信号にしたがって、赤外光発光部へ信号を出力する信号出力タイマ部である。11は、信号出力タイマ部10からの信号に従って赤外光を発光させる赤外光発光部である。
次に、本装置でのコントロール信号の学習方法について説明を行う。
初めに、操作スイッチ部8によって、コントロール信号の学習が指示されるとシステム制御部4は学習モードとなり、赤外受光部1、信号整形部2、信号取込みタイマ部3を介して入力される赤外光のコントロール信号の入力待ちとなる。赤外受光部1に赤外光のコントロール信号が入力されると、赤外光のコントロール信号は、電気信号に変換され、信号整形部2に入力される。信号整形部2では、赤外受光部1で電気信号に変換されたコントロール信号のレベル調整を行い、システム制御部4で扱いやすいよう2値のディジタル信号に変換する。ディジタル信号に変換されたコントロール信号は、信号取込タイマ部3に入力される。信号取込タイマ部3に入力されたコントロール信号は、コントロール信号の立上り部分と立下り部分の時間情報に変換される。
図2にこれらの時間情報への変換の様子を示す。
図2において12は、信号整形部2でディジタル信号に変換され、信号取込タイマ部3に入力されるバーストパルス信号を含むコントロール信号である。13は、コントロール信号12のリーダ部を拡大した波形である。14は、コントロール信号12のデータ部を拡大した波形である。15は、コントロール信号12のリーダ部をさらに拡大した波形である。16は、信号取込タイマ部3のタイマカウント値である。17は、信号取込タイマ部3に入力された信号の立上り時のタイマカウント値を記録する取込レジスタ1の変化の様子を示す。18は、信号取込タイマ部3に入力された信号の立下り時のタイマカウント値を記録する取込レジスタ2の変化の様子を示す。19は、信号取込タイマ部3に入力された信号の立下り時に発生する割り込み信号を示す。
13,14に示したように、コントロール信号のHレベル部分は、複数のバーストパルス信号によって構成されている。信号取込タイマ部3は、バーストパルス信号周期と比較して十分短い周期のクロックによってカウントされている。
初めに、信号取込タイマ部3に入力されているコントロール信号の立上りを検知すると、信号取込タイマ部3はカウントを開始すると共に、取込レジスタ1に立上り時のカウント値を書き込む。次に、信号取込タイマ部3に入力されているコントロール信号の立下りを検知すると、信号取込タイマ部3は、取込レジスタ2に立下り時のカウント値を書き込むと共に、割り込み信号を出力し、システム制御部4へ割り込みをかける。
割り込みをかけられたシステム制御部4は、取込レジスタ1,2からカウント値の読み出しを行う。この読み出しは、取込レジスタ1に関しては、信号取込タイマ部3に入力されているコントロール信号の次の立上りを検知する前に、取込レジスタ2に関しては、信号取込タイマ部3に入力されているコントロール信号の次の立下りを検知する前に完了する必要がある。なぜなら、これらの次の立上り、立下りが検知されると、それぞれ取込レジスタ1,2の値が上書きされてしまうためである。
また、本装置では、コントロール信号の立下り時のみ、システム制御部へ割り込みをかけるようにしているが、これは、立上り時、立下り時の両方に割り込みをかけることによる割り込み開始、復帰処理によるロス時間が増加するのを防止し、比較的低性能なマイコンでも処理を可能にするためである。信号取込みタイマ部3で時間情報に変換されたバーストパルス信号を含むコントロール信号は、システム制御部によって、バーストパルス信号とバーストパルス信号を除くコントロール信号の時間情報に分離される。
図3にこれらの分離の様子を示す。
図3において、20は信号取込タイマ部3より時間情報に変換されたバーストパルス信号を含むコントロール信号全体である。21は、コントロール信号全体20からバーストパルス信号を分離したバーストパルス信号を含まないコントロール信号である。22は、リーダ部のバーストパルス信号のみ分離したバーストパルス信号である。23は、バーストパルス信号を含むコントロール信号20の拡大波形である。
24は、バーストパルス信号分離タイマ部7の動作を示したものである。25は、信号取込タイマ部3に入力された信号の立上り時のタイマカウント値を記録する取込レジスタ1の変化の様子を示す。26は、信号取込タイマ部3に入力された信号の立下り時のタイマカウント値を記録する取込レジスタ2の変化の様子を示す。27は、バーストパルス信号を含むコントロール信号20からバーストパルス信号を分離したコントロール信号波形である。
信号取込タイマ部3にて、バーストパルス信号を含むコントロール信号の立下りを検知すると、システム制御部4に割り込みがかかる。割り込みを検知したシステム制御部4は、取込レジスタ1、2よりカウント値を読み出すと共に、バーストパルス信号分離タイマ部7のカウントを開始する。バーストパルス信号分離タイマ部7は、一般的なバーストパルス信号周期の1.5倍から2倍程度でオーバーフローするよう設定されており、オーバーフロー時には、システム制御部4へ割り込みをかけるようになっている。また。システム制御部は、取込レジスタ1,2より読み出した時間情報のうち、立上り時の時間情報をバーストパルス信号記録部5へ書き込みを行う。
ここで立下り時の時間情報の記録を行わないのは、バーストパルス信号の周期を測定するには、立上りまたは立下りのいずれか一方の時間情報があれば十分であり、またバーストパルス信号記録部5の容量削減や、時間内に行わなければならない処理内容を少なくすることによって比較的低性能なマイコンにおいても処理を可能にするためである。
信号取込タイマ部3より、バーストパルス信号分離タイマ部7がオーバーフローする前に再び、コントロール信号の立下り信号を検知した場合は、バーストパルス信号分離タイマ部7のカウンターをクリアし、再度カウントを開始し、前記処理を繰り返す。信号取込タイマ部3がコントロール信号の立下りを検知する前にバーストパルス信号分離タイマ7がオーバーフローした場合は、コントロール信号のリーダ部、または、データ部のHレベル期間が終了し、Lレベルになったことを示す。バーストパルス信号分離タイマ7がオーバーフローし、システム制御部4に割り込みをかけた場合、システム制御部4は、取込レジスタ2の時間情報をコントロール信号記録部6に書込む。
次に、信号取込タイマ部3がコントロール信号の立下りを検知した場合、システム制御部4は、取込レジスタ1の時間情報をコントロール信号記録部6に書き込む。以上の処理をコントロール信号が終了するまで繰り返す。
ここで、システム制御手段4は、バーストパルス信号の時間情報をコントロール信号の初めから、最初にバーストパルス信号が途切れる場所、つまりリーダ部のみ記録している、これは、バーストパルス信号周期は、基本的に機器によって一定であり、すべてのバーストパルス信号を取り込まなくても周期測定は可能であり、このような処理を行うことによりバーストパルス信号記録部5の容量を削減することが可能なためである。
本実施の形態では、バーストパルス信号の時間情報の記録は、コントロール信号のリーダ部全体を行ったが、別の方法として、予めバーストパルス信号の取込数を例えば16パルス分と決めておき、それ以上のバーストパルス信号の時間情報は取得しない方法もある。この場合、バーストパルス信号記録部6の容量を予め規定することができ、効率的にメモリーを使用することができる。
また、別の方法として、コントロール信号の初めの部分のバースト信号は、不安定な場合があるため、予め定めた最初の数パルス分は、バーストパルス信号記録部に記録しない方法がある。この場合、バーストパルス信号の不安定な部分を削除することができ、バーストパルス信号の周期測定を精度よく行うことが可能になる。
また、別の方法として、予めバーストパルス信号の取込数を例えば16パルス分と定めておき、その初めと終わりの時間情報のみ記録する方法がある。この場合、バーストパルス信号の時間情報を記録するためのバーストパルス信号記録部の容量はほとんど必要なくなり、低コスト化を図ることができる。
バーストパルス信号記録部5に記録されたバーストパルス信号の時間情報を元にしたバーストパルス信号の周期算出は、全てのコントロール信号の取込完了後に行われる。
例えば、バーストパルス信号の立上りの時間情報をA(n)、バーストパルス信号の取込数をnとすると、バーストパルス信号の平均周期tは、
t = {A(1)−A(0)+ A(2)−A(1)・・・
+A(n)−A(n−1)}÷n
= {A(n)−A(0)}÷n ・・・(式1)
となる。
実際の周期はバーストパルス信号の周期tに、信号取込タイマ部3のカウント周期をかけたものになるが、システム制御部4では、内部で扱いやすいバーストパルス信号の平均周期tを使用する。コントロール信号の取込、及び、バーストパルス信号の平均周期の算出が終了すると、これらのデータを不揮発性メモリー部9へ書き込みを行う。
図4に不揮発性メモリー部9への書込み例を示す。
これらのデータを不揮発性メモリー部9へ書き込むことにより、電源がOFFされてもコントロール信号の情報を保持することが可能になる。
次に、記録したコントロール信号の再生方法について説明を行う。
操作スイッチ部8の操作によって、記録したコントロール信号の出力が指示されると、システム制御部4は、不揮発性メモリー部9からバーストパルス信号の平均周期データ(アドレス0)を読み出し、信号出力タイマ部10に設定する。次に、信号取込タイマ部3のカウントを開始し、信号出力タイマ部10より赤外光発光部11へバーストパルス信号を出力し赤外光を発光させる。
この時、信号取込タイマ3の設定は、コントロール信号取込時と同様の設定にする。不揮発性メモリー部9から読み出した初めの時間情報(アドレス1)と信号取込タイマ部3のカウント値が一致すると、システム制御部4は、信号出力タイマ部10からのバーストパルス信号の出力を休止させ、赤外光発光部11の発光を止める。次に、不揮発性メモリー部9から読み出した次の時間情報(アドレス2)と信号取込タイマ部3のカウント値が一致すると、システム制御部4は、信号出力タイマ部10から再びバーストパルス信号を出力させ、赤外光発光部11を発光させる。
以上の動作を不揮発性メモリー部9に記録されたコントロール信号の時間情報が終わるまで繰り返すことにより、学習したコントロール信号を再現することが可能となる。
本実施の形態では、便宜上、バーストパルス信号記録部とコントロール信号記録部を分けたが、これを1つの記録部内でバーストパルス信号記録領域とコントロール信号記録領域の2つに分けて実現することも可能である。
本実施の形態によれば、図1の12の範囲に含まれる構成は、一般的なワンチップマイコンであればほとんどの機種が装備しているものであり、特別な外付け回路を必要とせず、また、比較的低性能なマイコンでも実現することが可能であるため低コスト化を図ることが可能となる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
本発明の実施の形態である学習リモートコントロール装置の構成図である。 信号取込タイマ部3の時間情報への変換の様子を示した波形図である。 コントロール信号とバーストパルス信号の分離の様子を示した波形図である。 不揮発性メモリー部9の記録例である。
符号の説明
1 赤外光受光部
2 信号整形部
3 信号取込タイマ部
4 システム制御部
5 バーストパルス信号記録部
6 コントロール信号記録部
7 バーストパルス信号分離タイマ部
8 操作スイッチ部
9 不揮発性メモリー部
10 信号出力タイマ部
11 赤外光発光部
12 コントロール信号全体の波形図
13 リーダ部拡大波形図1
14 データ部拡大波形図
15 リーダ部拡大波形図2
16 信号取込タイマ部カウント波形図
17 取込レジスタ1波形図
18 取込レジスタ2波形図
19 割り込み信号波形図
20 コントロール信号全体の波形図(バーストパルス信号あり)
21 コントロール信号全体の波形図(バーストパルス信号なし)
22 バーストパルス信号(リーダ部のみ)
23 コントロール信号拡大波形図(バーストパルス信号あり)
24 バーストパルス信号分離タイマ部7動作波形
25 取込レジスタ1波形図
26 取込レジスタ2波形図
27 コントロール信号拡大波形図(バーストパルス信号なし)

Claims (6)

  1. リモコン装置から出力されるコントロール信号を受信する受信手段と、
    該コントロール信号を解析した解析情報を記憶する記憶手段と、
    自身のコントロール信号を発信する発信手段と、
    該記憶手段に記憶された該解析情報を基に前記コントロール信号を模倣した再現コントロール信号を作成し該発信手段から発信する制御手段と、を有し、
    該リモコン装置のコントロール対象である外部機器を遠隔制御する機能を有する学習リモートコントロール装置において、
    該受信手段は、前記コントロール信号を取り込み、前記コントロール信号の信号時間情報を測定する時間情報測定手段と、該信号時間情報を解析し前記コントロール信号に含まれたバーストパルス信号の時間情報である第一の時間情報と前記コントロール信号から該バーストパルス信号を除いた信号の時間情報である第二の時間情報に分離する時間情報分離手段と、を有し、
    該記憶手段は、該第一の時間情報を記録する第一の記録手段と、該第二の時間情報を記録する第二の記録手段と、を有し、
    該制御手段は、第一の記憶手段に記憶された第一の時間情報によりバーストパルス信号の平均周期データを設定し、かつ、第二の記憶手段に記憶された第二の時間情報により、該バーストパルス信号の発信実行と発信停止を制御することにより前記再現コントロール信号を作成し前記発信手段から発信する
    ことを特徴とする学習リモートコントロール装置
  2. 前記第一の記録手段は、予め定められたバーストパルス信号数のみ記録することを特徴とする請求項1に記載の学習リモートコントロール装置
  3. 前記第一の記録手段は、予め定められた信号の初期部分を除いて記録することを特徴とする請求項1に記載の学習リモートコントロール装置
  4. 前記第一の記録手段は、少なくともコントロール信号のリーダ部の一部を記録することを特徴とする請求項1に記載の学習リモートコントロール装置
  5. 前記第一の記録手段は、バーストパルス信号の立上り時間、または、立下り時間のいずれか一方のみ記録することを特徴とする請求項1に記載の学習リモートコントロール装置。
  6. 前記第一の記録手段は、予め定められた2パルス以上のバーストパルス信号の周期をまとめた時間情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の学習リモートコントロール装置。
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