JP2007194958A - 入力装置および携帯端末装置 - Google Patents

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浩司 山本
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茂之 井上
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Abstract

【課題】操作性がよく、手軽に画像に手書き文字等の入力が可能な入力装置および携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯端末装置10の本体部11は、手書き図形等を入力する機能を有し、本体部11は、ROM、RAM、CPU、デジタルカメラ、送受信回路等を内蔵しており、通話、メールの送受信、インターネットへの接続およびカメラ撮影など従来の携帯電話機の機能を有すると共に、手書き入力機能を有する。表示部20は、表示パネル21を備え、画像やテキスト等を表示する。表示角度調整部13は、上記本体部11と表示部20とを接続し、表示部20を開閉するための前後方向および使用者から見やすくするために左右方向への回転を実現する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機やPDAなどの携帯端末装置に関し、特に、携帯端末装置に対する情報の入力技術に関する。
近年、移動通信インフラの高速化、大容量化に加え、通信コストの低廉化によって、携帯型情報端末では様々な情報の入力を可能とすることが必要とされてきている。特に文字や画像を簡単に入力し、これらの編集や加工をする際の操作における性能向上は重要な課題となる。
図14に示す携帯端末を例にして、従来の課題について説明する。図14に示されるように、従来の携帯端末100は、操作部101、表示部102、スピーカ103およびマイク104から構成されている。図14に示す従来の携帯端末100の操作部101には、「0」〜「9」までの数字キー、「*」キーおよび「#」キーから構成される12種類の入力キーと、「クリア」、「メモ」、「マナー」などの機能を呼び出すための機能キーと、方向キー105および決定キー106などが配置されており、文字入力を行う際には、片方の手によって端末を保持し、この片方の手の親指でこれらのキーを操作する方法が一般的である。
また、従来の携帯端末には、方向キー105と決定キー106を用いて画像の編集が可能な機種もあるが、画像に手書き文字やサイン、絵などを書き加える際は、方向キー105と決定キー106では使い勝手が悪い。このような問題を解決するために最近では、タッチパネル等の表示デバイスを重装し、そのタッチパネルにペン等で手書き入力する機能を備えるものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−336759号公報
しかしながら、タッチパネル等の表示デバイスを重装した場合、表示部の厚みが増し、重くなるといった携帯性/操作性の劣化や表示されている文字や画像が見難くなるといった視認性の劣化の問題が発生する。さらに携帯端末に付属する専用のペンを紛失するといった使い勝手の問題も発生する可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、操作性がよく、手軽に画像に手書き文字等の入力が可能な入力装置および携帯端末装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る入力装置は、使用者が把持しながら手書き図形を入力する入力装置であって、当該装置の移動による軌跡を検出する軌跡検出手段と、検出された前記軌跡を画面上に表示する表示手段と、前記軌跡を、入力する手書き図形として確定する入力確定手段とを備える。
これにより、携帯端末自身を動かした方向、移動量に基づき、表示ポインタを制御することで、携帯端末を筆記用具のように移動させてポインタを動かすことができ、直感的に解りやすい操作によって文字等の入力が可能な入力装置を実現することができる。
なお、本発明は、上記入力装置における特徴的な構成手段を備える携帯端末装置として実現したり、それらの構成手段をステップとする入力方法として実現することができるのは云うまでもない。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明について、以下の実施の形態および添付の図面を用いて説明を行うが、これは例示を目的としており、本発明はこれらに限定されることを意図しない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る携帯端末装置10の外観図である。図1に示される携帯端末装置10は、手書き図形、手書き文字又は手書き数字等(以下「手書き図形等」という。)を入力する機能を有し(即ち、手書き図形等を入力し得る入力装置としても利用が可能であり)、本体部11、表示部20およびこれらを連結する表示角度調整部13を備える。
本体部11は、平坦な長方体の筐体であり、ROM、RAM、CPU、デジタルカメラ、送受信回路等を内蔵しており、通話、メールの送受信、インターネットへの接続およびカメラ撮影など従来の携帯電話機の機能を有すると共に、後述する手書き入力機能を有している。なお、本体部11は、その前面に使用者から文字、記号および数字の入力や各種の操作を受け付けるためのキーやボタンを有する操作部12(図1における破線内)を備える。
表示部20は、表示パネル21を備え、画像やテキスト等を表示する。
表示角度調整部13は、上記本体部11と表示部20とを連結し、かつ相互の角度を調整し得る機構を備え、直交する2軸の回転を実現する。具体的には、表示部20を開閉するための前後方向(例えば、360°)、および使用者から見やすくするために左右方向(例えば、45°刻みで360°)への回転を実現する(後述の図2参照)。上記図1は、本装置10を携帯電話機として使用した場合の一般的な外観である。
図2は、本実施の形態に係る携帯端末装置10の使用例を表す図である。図2では、本装置10の手書き入力モードであって、使用者が見やすいように表示部20を左回りに45°回転させた場合の様子が示されている。
図2に示されるように、使用者は、本装置10を、筆記具を握るように把持し、本体部11の一部(図2の場合はポインタ19)をペン先と仮定しながら筆記用具で文字等を書くように動かす。すると、本体部11に内蔵されている加速度センサによって本装置10の少なくともX方向およびY方向の動き(加速度)が検出され、その軌跡が表示パネル21に表示される。
さらに、図2では、表示角度調整部13の内部構造の一例の拡大図を示す。
図2に例示する表示角度調整部13は、内部に表示部20側に嵌合されている溝付軸131と表示角度調整部13側の突起付き受治具132とから構成され、溝付軸131の溝に突起付き受治具132の突起が嵌ることによって溝毎に一定の回転角度(図2の例では45°)ずつ回転させ、表示部20を固定することができる。なお、本実施の形態では45°ずつ回転する実施例を示したが、溝付軸131の溝をなくし、突起付き受治具132の突起の軸への押し圧を通常の使用では表示部20が動かず、使用者が表示部20を持って動かそうとすれば動くようにすることで、回転させる角度を自由に設定できるような構造にしてもよい。
図3は、本実施の形態に係る携帯端末装置10の本体部11の機能構成を示すブロック図である。
本体部11は、加速度センサによって、互いに直交する方向における本装置10の加速度を検出する加速度検出部31aおよび加速度検出部31b、本装置10の移動方向を算出する移動方向算出部32、本装置10の移動量(移動距離)を算出する移動量算出部33、予め規定された所定の基準となる時間(以下「所定時間」という。)を表す情報(例えば、0.01[sec]や1[sec]などの単位時間の経過を表す情報)を出力する時間出力部34並びに所定時間経過毎のポインタ19の位置を算出するポインタ位置算出部35を備える。なお、時間出力部は、軌跡検出手段の一例である。
なお、図3では、本発明と直接関係がない携帯電話機の機能を実現するための機能構成は省略している。
また、加速度検出部31aおよび加速度検出部31bの本体への取り付け形態は、検出可能方向として、例えば図2におけるX方向、Y方向のように使用者が本体を動かす面に対して水平方向、垂直方向になるように、本体に取り付けられているものとする。
以下、図3を参照しながら、本装置10の機能について説明する。以下では、図3の表示部20(下位の破線内)に示すように、本装置10が、使用者によって、単位時間(例えば、1/100秒)内にポインタ位置0からポインタ位置1まで移動される場合を想定する。この場合、加速度検出部31aおよび加速度検出部31bは、本装置10がポインタ位置0からポインタ位置1まで移動する際の加速度を検出し、移動方向算出部32および移動量算出部33に出力する。
次に、移動方向算出部32は、単位時間における各方向の加速度の比を算出し、時間毎に本装置10がどの方向に動いたのか、即ち一同方向θを算出する。この場合の移動方向θは、次の(1)式で算出できる。
θ=tan-1(加速度センサ32bの出力/加速度センサ32aの出力) (1)
一方、移動量算出部33は、以下の(2)式〜(4)式に基づいて、加速度検出部31aおよび加速度検出部31bから受信した加速度を時間積分することによって各方向における移動量Laおよび移動量Lbを算出する。ここで、La は加速度検出部31aのセンシング方向(X方向)における移動量、Lbは加速度検出部31bのセンシング方向(Y方向)における移動量、tは単位時間、v(t-1)は1単位時間前の時刻における本装置10の移動速度、v(t-2)は2単位時間前の本装置10の移動速度である。なお、初期条件として、本装置10のポインタ位置1の時刻t0における移動速度は「0」とする。
La = v(t-1)×t+0.5×(加速度検出部31aの出力)×t2 (2)
Lb = v(t-1)×t+0.5×(加速度検出部31bの出力)×t2 (3)
v(t-1) = v(t-2)+(1単位時間前の加速度検出部の出力)×t (4)
なお、上記の移動方向算出部および移動量算出部は、軌跡検出手段における移動算出部の一例である。
ポインタ位置算出部35は、上記移動量算出部33で算出された各方向における移動量に対して、予め設定された縮尺率を乗ずることにより、表示部20の画面上における移動量を算出し、さらに前記画面上におけるポインタ位置1を加えることによって、表示部20の画面上における現在のポインタ位置を算出する。ここで、「縮尺率」とは、使用者による実際の単位移動量を表示パネル21上で表現するための画素数をいう。なお、ポインタ位置算出部は、軌跡検出手段における軌跡算出部の一例である。
表示部20は、現在のポインタ19の位置と共に、使用者による本装置10の軌跡を表示する。
次に、本装置10の動作について説明する。図4は、携帯端末装置10における「手書き入力処理」の流れを示すフローチャートである。
最初に、加速度検出部31aおよび加速度検出部31bは、使用者によって移動された本装置10の加速度を検出して、移動方向算出部32および移動量算出部33に出力する(S401)。
次に、移動方向算出部32は、本装置10の移動方向を算出し、移動量算出部33は、本装置10の移動量を算出する(S402)。
これにより、ポインタ位置算出部35は、単位時間経過毎の本装置10の位置を算出する(S403)。さらに、ポインタ位置算出部35は、本装置10の軌跡を算出して表示部20に表示する(S404)。
この後、使用者から入力した手書き図形等を確定する旨の指示を受け付けた場合は(S405)、本処理を終了する。
以上のようにして、本装置10を移動させることによって、手書き図形等の入力を行う。
なお、本実施の形態では、移動方向および移動量を検出するセンシングデバイスとして、加速度センサを使用する実施例を示したが、内蔵するボールの回転状況により移動方向や移動量を計測するトラックボール方式を用いたセンシングデバイスを用いることとしてもよい。具体的には、トラックボールの自在な回転を可能にしつつ当該トラックボールを保持する保持部を有する本装置10の移動に伴って、前記移動方向算出部32および移動量算出部33が、それぞれ単位時間毎の前記トラックボールの回転方向と回転量とを検出することによって、移動方向および移動量を算出する。
また、その他の具体例として、本装置10が発光部と受光部とを備え、所定時間毎に前記受光部により検出された、前記発光部から発光された光の反射光の変化に基づき、前記移動方向および移動量を算出することとしてもよい。具体的には、上記受光部に相当するイメージセンサ等を用いて所定時間毎のイメージデータを検出し、当該画像の特徴部について移動方向および移動量を算出する。
また、本実施の形態では、本体部11の一部の角を接地させながら本装置10を移動させる実施例を示したが、本体部11の下面にペン先のような突起部を設け、この突起部を接地させながら移動させる構成としてもよい。この場合には、使用者が本装置10のどの部分を基準として移動させればよいかが容易に認識でき、常に一定部位で接地させることが容易になり、使用者の把持状態のばらつき押さえてより好適な手書き文字を書くことが可能となる。
さらに、本実施の形態に係る表示角度調整部13において、使用者が本装置10を把持した場合に、通常の表示部20が前後に回転する機構に加え、表示部20が左右方向にも回転する機構を備えるため、表示パネル21を使用者が見やすい方向に向けて固定することが可能となるため、視認性よく、手書き結果を常に確認しながら手書き図形等の入力を行うことが可能となる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、本発明の基本機能および基本構成について説明したが、本実施の形態では、本発明の具体的な応用例について説明する。なお、以下では、上記実施の形態1との相違点について重点的に説明することとし、上記実施の形態1と同様の機能構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図5は、本実施の形態に係る、画像に手書き文字等の上書きを可能とする携帯端末装置110の本体部111の機能構成を示すブロック図である。
本体部111は、上記実施の形態1に係る本体部11が備える各部のほか、ポインタ位置メモリ41、ポインタ位置記録部42、軌跡算出部43、データメモリ44、座標変換部45、画像合成部46、合成画像メモリ47、データ書き込み部48を備える。
本実施の形態では、携帯端末装置110に内蔵されているデジタルカメラを用いて入力した画像、インターネット上のWEBサイトやメールを介して取得した画像に、本装置110を用いて入力した手書き図形等を上書きする実施例について説明する。
ポインタ位置メモリ41は、例えばRAMであり、ポインタ位置記録部42によって、基準時刻からの経過時間とポインタ位置メモリ41とを対応付けて記憶する。
ポインタ位置記録部42は、ポインタ位置算出部35において算出された単位時間経過毎のポインタ19の位置を基準時刻(即ち、初期設定された時刻)からの経過時間に対応付けてポインタ位置メモリ41に記録する。
軌跡算出部43は、隣り合うポインタの位置をポインタ位置メモリ41から読み出し、これら2つのポインタの位置に基づいて、この2点を結ぶ直線について、本装置110が移動し得る平面(以下「第1平面」ともいう。)上における位置を特定し、特定した位置を画像合成部46および座標変換部45に出力する。
データメモリ44は、例えば、RAMであり、携帯端末装置110に内蔵されているデジタルカメラを用いて入力した画像、インターネット上のWEBサイトやメールを介して取得した画像を記憶する。
座標変換部45は、縮尺率に基づいて、軌跡算出部43において算出された第1平面状における各直線の位置を表示パネル21上の平面(以下「第2平面」ともいう。)上の位置に変換し、合成画像メモリ47に出力する。さらに、座標変換部45は、画像データ上におけるポインタの軌跡位置の画素を軌跡の表示色に変換し、合成画像メモリ47に出力する。
画像合成部46は、データメモリ44から画像データを読み出して表示パネル21に表示する。さらに、画像合成部46は、使用者から手書き図形等が入力された場合は、手書き図形等と画像データとを合成して表示部20に出力する。
合成画像メモリ47は、例えばRAMであり、座標変換部45によって変換された単位時間経過毎のポインタの位置を記憶する。
データ書き込み部48は、使用者からの手書き図形等の入力確定の指示を受け付け、その時の合成画像メモリ47内の画像データを、入力が確定した手書き図形等の画像データとしてデータメモリ44に記録する。なお、データ書き込み部は、入力確定手段の一例である。
図6は、上記軌跡算出部43における処理の内容を説明するための図である。
最初に、初期位置としてポインタ位置0(座標:Px0,Py0)にポインタがあり、単位時間経過後にポインタがポインタ位置1(Px1,Py1)に移動した場合を想定する。この場合、ポインタ位置0とポインタ位置1を結ぶ直線の方程式は、以下の(5)式で表される。
(Py1−Py0)(Y−Py0)=(Px1−Px0)(X−Px0) (5)
次に、(5)式において、変数Xを(Px0+1)から(Px1−1)まで連続的に変化させ、その際の変数Yの値Yに最も近い整数値をY軸の座標値と決定する。但し、中間値となる場合は、どちらの値を採用してもよいものとする。
以上のように、本実施の形態に係る携帯端末装置110によって入力した手書き図形等と画像とを合成させることが可能となり、操作性や使い勝手に優れた手書き入力が実現できる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明における手書き図形等を入力する際の具体例について説明する。なお、以下では、上記実施の形態との相違点について重点的に説明することとし、上記実施の形態1又は2と同様の機能構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図7(a)は、本実施の形態に係る携帯端末装置に付加されるスイッチ部61の構成図である。図7(a)において、スイッチ部61は、接触部62、弾性発生部63、押し込み機構部64およびトリガ信号発生部65を備える。
図7(a)に示すように、通常は、弾性発生部63によって接触部62が離れているため、トリガ信号発生部65への回路が遮断されてトリガ信号は出力されないが、図7(b)に示すように、使用者が押し込み機構部64を押すことによって、接触部62が接続状態となり、トリガ信号発生部65がポインタ位置算出部35を駆動するためのトリガ信号を与える。さらに、使用者がスイッチ部61を「ON」の状態にしたことにより、手書き図形等の入力を確定したことを表すトリガ信号をデータ書き込み部48に与える。
なお、スイッチ部61は、上記実施の形態1における図1に示される操作部12にある既存の任意のキーを割り当てることとしてもよい。また、例えば、図8に示すスイッチ61aやスイッチ61bのように、使用者が手書き入力を行う際に指がかかる位置に新たに設置してもよい。この場合には、必要な手書き入力を行う時に使用者が本携帯端末装置を把持したままで、キーのON操作とOFF操作を行うことが容易にでき、不必要な持ち替え動作を除くことができ、使い勝手の良い入力操作を実現することができる。
なお、今回は押しながら入力を行うこととしたが、スイッチ部61を最初押した時には「ON」、次に押したと時には「OFF」というように、トグルスイッチで実現してもよい。この場合、使用者は、押しながら操作する必要がなくなるので、押す指の負担を軽減することができる。
また、本携帯端末装置を机などの平面に接地しながら移動させることを想定した場合には、図8に示すように、スイッチ61cを押圧センサで構成して配置することにより、携帯電話の本体を机等に接地し、一定値以上の押圧力を検知すると「ON」、一定値以下の場合は「OFF」とすることによって自動的な入力選択が可能となり、より筆記具で書いている感覚に近い操作を実現することができ、直感的に解りやすい操作を実現できる。さらに一定の値の幅で「ON」、「OFF」を判断することによってノイズ的な押圧力変動に強くなり、接点によるスイッチ機構に比べて耐久性を増大させることができる。
図9は、本実施の形態における他の変形例のスイッチ部161の構成図である。図9に示されるように、スイッチ部161は、加速度検出部81、閾値出力部82を備える。
加速度検出部81は、使用者が手書き入力操作を行う際の手書き平面に対して垂直方向(図9におけるZ軸方向)の加速度を検出して閾値出力部82に出力する。
閾値出力部82は、前記時間出力部34からの時間情報に基づき、所定の時間(例えば、0.5秒)当たりの加速度検出部81からの入力値の変動量を算出し、変動量が予め設定された値より大きい場合に、ポインタ位置算出部35およびデータ書き込み部48にトリガ信号を出力する。
次に、変動量の具体的算出処理について図9を用いて説明する。所定の時間を0.5秒とした場合、図10に示すように、変動量を「0.5秒の間に加速度検出部81の出力値が±0.3m/sec2のラインを超えた回数」と定義し、前記予め設定した値を例えば4回とした場合には、使用者が上下方向に±0.3m/sec2以上の加速度で各4回以上振った場合にトリガ信号を出力することとし、この設定により、使用者が上下方向に各4回以上強く振ることで、手書き入力操作の開始、終了を制御できる。なお、前記±0.3m/sec2の値は、予め設定することとするが、この値に限定するものではない。
図11は、本実施の形態に係る携帯端末装置における上下に複数回振ることによって入力の開始/終了に変更する操作を含む「手書き入力処理」の流れを示すフローチャートである。
最初に、上下に振る回数などの初期設定および加速度を検出する時間の特定がなされると(S1101、S1102)、加速度検出部81は、閾値を超える加速度の回数をカウントし(S1103、S1104)、規定数以上の加速度の入力があったか否かを判定する(S1105)。
規定数以上の加速度の入力があった場合は(S1105:Yes)、現在入力モードなら(S1106:Yes)、入力モードを「終了」に変更する(S1107)。一方、現在入力モードでないなら(S1106:No)、入力モードを「開始」に変更する(S1107)。
以下、上記実施の形態1と同様に手書き入力処理を実行する(S1109)。
以上のように、使用者によって上下に振られた回数に基づくスイッチを実現することにより、手書き入力の開始と終了をキーの押し込み操作を行うことなく、本体を下に振る動作で行うことができ、使用者の指が不自由な場合でも簡単に手書き入力操作を行うことができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明における手書き図形等を入力する際の初期設定の具体例について説明する。なお、以下では、上記実施の形態との相違点について重点的に説明することとし、上記実施の形態1〜3と同様の機能構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図12は、本実施の形態に係る携帯端末装置に付加される初期設定部90の構成図である。図12において、初期設定部90は、初期設定スイッチ91、表示画面スペックメモリ92、初期設定状態提示部93、縮尺率算出部94を備える。
初期設定部90は、ポインタ位置算出部35において、表示部5におけるポインタ位置を算出する際に使用する、本体の移動座標系と表示部5における表示座標との縮尺率を使用者の操作により設定する。まず、使用者は、初期設定スイッチ91を「ON」状態にすることによって、初期設定部90を駆動する。初期設定状態提示部93は、使用者に、現在は初期設定の開始状態にあること、および次に使用者がすべき操作内容を知らせるために「初期設定スタート、手書き入力を行う範囲の対角線上に本体を移動して下さい。」等の操作ガイダンスを表示部20に出力する。
次に使用者は、表示部20に表示された内容を確認し、図13に示すように本体を移動させる。この際に移動方向算出部32と移動量算出部33が上記で述べたように各方向の移動量を算出し、縮尺率算出部94に出力する。表示画面スペックメモリ92には、表示部20の表示画面における縦方向、横方向の最大画素数の値が記憶保持されており、縮尺率算出部94は、前記各方向の移動量と縦方向、横方向の最大画素数の値の比を算出することによって、本体の移動座標系に対する表示部20の表示座標系における各方向の縮尺率を求める。
図13に示すように、横方向の移動量をLx、縦方向の移動量をLy、表示部20の画面の横方向の最大画素数をNx、縦方向の最大画素数をNyとした場合には、横方向の縮尺率はNx/Lx、縦方向の縮尺率はNy/Lyとなる。
なお、移動量の単位によって縮尺率の取る値は変わるが、使用する単位は、予め設定されて座標系との縮尺計算に用いられるものとする。なお、ここでは横方向と縦方向の縮尺率を別々に算出して、ポインタ位置の算出に用いるようにしたが、どちらか大きいほうの値、あるいは小さいほうの値で縮尺率を統一してポインタ位置の算出に用いても良い。この場合は、本体の動いた軌跡と等倍の軌跡でポインタが動くことになる。
次に、縮尺率算出部94は、縮尺率を算出すると初期設定状態提示部93に信号を出力し、初期設定状態提示部93は、前記信号を受けて、使用者に現在は、初期設定の終了状態にあること、及び次に使用者がすべき操作内容を知らせるために「再度初期設定しますか?再度設定する場合には、初期設定スイッチ91を押して下さい。」等の操作ガイダンスを表示部20に出力する。使用者は、初期設定が適正に行われたかどうかを本携帯端末装置を動かしてみて、表示されているポインタの移動状態がよいか悪いかを確認することで行う。
この後、初期設定状態提示部93は、予め設定された一定時間の間に初期設定スイッチ91からの入力がないと初期設定が終了したものと判断し、表示部20に初期設定の終了を知らせるメッセージを出力する。
以上のように、本発明により、本携帯端末装置の移動量と表示画面の縮尺率を使用者が任意に設定でき、使用者の大きさ感覚にあったポインタ制御操作を行うことができ、使い勝手の良い手書き入力操作を実現できる。
なお、本実施の形態では、手書き入力を行う範囲を、本体を対角線上に移動させることで横方向と縦方向を動じに設定することにしたが、横方向、縦方向別々に移動させ、別々に設定するとしてもよい。
さらに、上記実施の形態1〜4では、画像に入力した手書き図形等を上書きする実施例について示したが、入力した手書き図形等を他の携帯端末装置に送信する機能を付加してもよい。
本発明は、携帯電話機をはじめとする携帯型の情報端末装置に利用が可能である。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の外観図である。 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の使用例を表す図である。 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の本体部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置における「手書き入力処理」の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る画像に手書き文字等の上書きを可能とする携帯端末装置の本体部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る軌跡算出部における処理の内容を説明するための図である。 (a)は、本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置に付加されるスイッチ部の構成図である。(b)は、本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置に付加されるスイッチ部が押下された場合の構成図である。 本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置に付加されるスイッチ部の設置位置の例である。 (a)は、本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置に付加されるスイッチ部を説明するための図である。(b)は、本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置に付加されるスイッチ部の構成図である。 本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置に付加される閾値出力部の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る携帯端末装置における、上下に複数回振ることによって、入力の開始/終了に変更する操作を含む「手書き入力処理」の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る携帯端末装置における縮尺率算出部の処理を説明するための図である。 従来例の携帯端末装置の外観図である。
符号の説明
10 携帯端末装置
11 本体部
12 操作部
13 表示角度調整部
19 ポインタ
20 表示部
21 表示パネル
31a 加速度検出部
31b 加速度検出部
32 移動方向算出部
33 移動量算出部
34 時間出力部
35 ポインタ位置算出部
41 ポインタ位置メモリ
42 ポインタ位置記録部
43 軌跡算出部
44 データメモリ
45 座標変換部
46 表示画像合成部
47 合成画像メモリ
48 データ書き込み部
61 スイッチ部
61a〜c スイッチ
62 接触部
63 弾性発生部
64 押し込み部
65 トリガ信号発生部
81 加速度検出部
82 閾値出力部
90 初期設定部
91 初期設定スイッチ
92 表示時画面スペックメモリ
93 初期設定状態提示部
94 縮尺率算出部
100 従来の携帯端末
101 操作部
102 表示部
103 スピーカ
104 マイク
105 方向キー
106 決定キー
110 携帯端末装置

Claims (14)

  1. 使用者が把持しながら手書き図形を入力する入力装置であって、
    当該装置の移動による軌跡を検出する軌跡検出手段と、
    検出された前記軌跡を画面上に表示する表示手段と、
    前記軌跡を、入力する手書き図形として確定する入力確定手段と
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記軌跡検出手段は、
    所定時間毎に当該装置の移動方向および移動量を算出し、当該移動方向および移動量に基づいて、所定時間経過毎の当該装置の位置を算出する移動算出部と、
    算出された前記所定時間経過毎の位置に基づいて、当該装置の軌跡を算出する軌跡算出部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 前記軌跡検出手段は、さらに、
    当該装置の移動について少なくとも2方向の加速度を検出する加速度検出部を備え、
    前記移動算出部は、前記加速度検出部により検出された前記加速度を2回積分することによって前記2方向の距離を算出し、算出された2方向の距離に基づいて、前記移動方向および前記移動量を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  4. 前記入力装置は、さらに、トラックボールの自在な回転を可能にしつつ当該トラックボールを保持する保持部を備え、
    前記移動算出部は、所定時間毎の前記トラックボールの回転方向と回転量とを検出することによって、前記移動方向および移動量を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  5. 前記入力装置は、さらに、発光部と受光部とを備え、
    前記移動算出部は、所定時間毎に前記受光部により検出された、前記発光部から発光された光の反射光の変化に基づき、前記移動方向および移動量を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  6. 前記軌跡算出部は、さらに、前記移動算出部において算出された2つの位置を直線近似して前記軌跡を補完する
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  7. 前記表示手段は、さらに、
    左右方向に所定の角度ずつ回転する表示角度調整機構を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  8. 前記軌跡検出手段は、さらに、前記軌跡の検出についての開始および終了のタイミングを決定するスイッチを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  9. 前記スイッチは、当該装置が接地された際に接地面で発生する押圧力に基づいて、前記開始および終了のタイミングを決定する
    ことを特徴とする請求項8記載の入力装置。
  10. 前記スイッチは、移動面に対して垂直方向の加速度変化を検知する加速度センサと前記加速度センサの出力における一定時間当たりの変化量が予め設定された値よりも大きい場合に、前記開始および終了のタイミングを決定する
    ことを特徴とする請求項9記載の入力装置。
  11. 前記入力装置は、さらに、
    当該装置が任意の平面に沿って移動する際に基準とする突起部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  12. 取得した画像を表示する表示手段を備える携帯端末装置であって、
    当該装置の移動による軌跡を検出する軌跡検出手段と、
    検出された前記軌跡を、前記表示手段において表示されている画像に合成する画像合成手段と、
    合成された前記手書き図形を表示する表示手段と
    前記手書き図形を入力する手書き図形として確定する入力確定手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  13. 前記画像合成手段は、
    当該装置の移動による実際の軌跡の長さと前記表示手段に表示される軌跡の長さとの関係を示す縮尺率に基づいて、前記合成を行う
    ことを特徴とする請求項12記載の携帯端末装置。
  14. 前記携帯端末装置は、さらに、
    使用者から受け付けた水平方向の長さ又は垂直方向の長さと、前記表示手段における垂直方向の最大値又は水平方向の最大値との比を算出することによって、前記垂直方向又は水平方向における縮尺率を初期設定する初期設定手段を備える
    ことを特徴とする請求項13記載の携帯端末装置。
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