JP2007191802A - 繊維ロープ端末固定具 - Google Patents

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Takao Terasaka
隆夫 寺坂
Toshio Nishida
俊夫 西田
Fumihiro Mitamura
文寛 三田村
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NISHIDA SHOKUSAN KK
OFAA SEKKEI JIMUSHO KK
Fukui Prefecture
Ofaa Sekkei Jimusho KK
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NISHIDA SHOKUSAN KK
OFAA SEKKEI JIMUSHO KK
Fukui Prefecture
Ofaa Sekkei Jimusho KK
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Abstract

【課題】ソケット口元部での切断が生じず高い強度保持率を得ることができ、しかも実施も容易な繊維ロープの端末締結方法を提供することにある。
【解決手段】本発明の繊維ロープ端末固定具は、ソケットとピンとバンドを備え、該ソケットにはロープを通す穴を備え、該ピンには一ヶ所以上の細径部を備え、ソケット内に通した繊維ロープの端末部をばらし、ばらした繊維ロープの中にピンを差し込み、ピンの回りを繊維ロープで囲み、さらに繊維ロープの外側からピンの細径部に相当する部分に締め付け部材を掛け、締め付け部材をかけた繊維ロープ部をソケット内に戻すことを最も主要な特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、ポリエステル繊維、ポリアリレート繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維、生分解性繊維等の合成繊維からなるロープの端末を繋留部材に固定するための繊維ロープの端末固定具に関する。
近年、アラミド繊維に代表される高剛性・高強度の合成繊維からなるロープが、軽量性、防錆性、電気絶縁性等の優れた特性を活用するために、金属製繊維に代わって、海上ブイの繋留、電線支持、橋梁支持等、様々の用途に使用されるようになってきた。このような用途において、繊維ロープの端末を固定部材に繋留しようとすると、繊維の端末部に大きな引っ張り力が発生する。したがって、繊維ロープの端末部に大きな力が発生しても、この部分の応力集中が小さくなるような方法が要求される。
そうした端末の締結法として、従来、アイスプライス、ショートプライスのほか、ソケットとよばれる金属製の筒状体にロープの端末を挿入し、熱硬化性樹脂をソケット内に注入硬化させることで固定する手法が採用されている。この場合、端末の強度をロープの強度に近づけることが重要であり、この対策として、ソケットの内部形状をテーパー状にしたり、ソケットの内面に螺旋状の溝を形成したり、ロープの端末をばらばらに解したりしていた。しかし、これらの方法を採用しても、ほとんどがソケットにロープを挿入した口元部で切断し、ロープ強度の70〜80%の保持率しか得られないのが実情であった。
また、円錐状のテーパー形状を有する嵌入部材(円錐状の楔材)を使用する方法が知られている。特開平7−119798号。繊維ロープの端末をときほぐしてテーパー状の貫通孔を持つ被嵌入部材(以下、ソケットと称する)に挿入した後、該ソケットに溶融金属を充填して鋳込むことことによって繊維ロープの端末を固定することが知られている。特開平11−335987号、特開2000−234284号。
特開平7−119798号 特開平11−335987号 特開2000−234284号
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ソケット口元部での切断が生じず高い強度保持率を得ることができ、しかも実施も容易な繊維ロープの端末締結方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の繊維ロープ端末固定具は、ソケットとピンと締め付け部材を備え、該ソケットにはロープを通す穴を備え、該ピンには一ヶ所以上の細径部を備え、ソケット内に通した繊維ロープの端末部をばらし、ばらした繊維ロープの中にピンを差し込み、ピンの回りを繊維ロープで囲み、さらに繊維ロープの外側からピンの細径部に相当する部分に締め付け部材を掛け、締め付け部材をかけた繊維ロープ端末部をソケット内に戻すことを最も主要な特徴とする。
また、熱硬化性樹脂、あるいはエポキシ樹脂をばらした繊維ロープに注入する、あるいは、ソケットと繊維ロープ間に熱硬化性樹脂あるいはエポキシ樹脂注入するとさらに締結力がアップする。
繊維ロープとしては汎用の合成繊維ロープのほか、高強度低伸度繊維ロープ、生分解性繊維ロープが含まれる。
本発明の繊維ロープ端末固定具は、ソケット口元部での切断が生じず高い強度保持率を得ることができ、しかも実施も容易な繊維ロープの端末締結方法を提供できる。
ピンの細径部の数を増やし、繊維ロープをばらした時ばらした一本一本のロープに熱硬化樹脂を絡め、細径部の数の締め付け部材をロープの外側から、ピンの細径部に相当する部分にかけ、ロープ端末部をソケット内に戻し、熱硬化樹脂を硬化させ、ソケットの内壁部及びピン、締め付け部材にはエッジ部を削除し、極力大きなRの面取りを行う。
本発明の実施形態について詳しく説明する。本実施例で説明する形状は、これを限定する物ではない。
図1は、ソケットの断面側視図である。21はソケットを示し、22は前面穴、23はテーパー部、24はねじ山である。ソケット21の内部は繊維ロープが入る為、エッジ部を残さず、極力大きなRを配することが望ましい。テーパー部23はソケット21に対し、別部材で作製する場合もある。
ネジ山24は、ソケットと他の部材との接続用であって、図1では、ソケットの内側にあるが、ソケットの外側に配する場合もあり、ネジ以外の方法にて他部材と接続する場合もある。
図2は、ピンの斜視図である。31はピンを示し、32は最外径部、33は細径部である。図2では細径部33を二ヶ所持つピン31としているが、細径部の数はこれに限定しない。ピン31の周囲には繊維ロープが来る為、エッジ部を残さず、極力大きなRを配することが望ましい。
図3は、ソケットに繊維ロープを通した状態を示す側視図である。1は繊維ロープを示している。図3では、繊維ロープ1の外形寸法に対し、ソケット21の前面穴22が細くなっているが、繊維ロープ1の繊維の込み具合条件による物であり、繊維ロープ1の外形より、前面穴22が大きい場合もある。
図4は、図3の状態に対し、ロープ先端をばらした状態を示す側視図である。2はロープの解きほぐし部(素線)を示している。図の繊維ロープ1は、ストレート繊維の集合ロープの図となっているが、繊維ロープ1を、ストレート繊維の集合ロープに限定する物ではない。
図5は、図4の状態に対し、ばらした部分にピンを差し込んだ状態を示す側視図である。31は差し込んだピンを示している。繊維ロープ端とピンの端面位置を概ね合わせることが望ましいが、これを限定する物ではない。
図6は、図5の状態に対し、ピンを含めた繊維ロープ端末付近にエポキシ樹脂を浸透させた状態を示す側視図である。41は熱硬化樹脂又はエポキシ樹脂である。工程の順として、解きほぐし部(素線)2に先に熱硬化樹脂又はエポキシ樹脂41を浸透させる場合もある。この状態において、熱硬化樹脂又はエポキシ樹脂41は解きほぐし部(素線)2の一本一本のロープ周囲に浸透していることがのぞましい。
図7は、図6の状態に対し、ピンの絞り部付近に締め付け部材をかけた状態を示す側視図である。図7において、ピン31の細径部33に相当する、ロープの解きほぐし部(素線)2の外側から、締め付け部材51をかけている。図7では、締め付け部材51の断面形状を円形としているが、断面形状はこれに限るものではない。
締め付け部材51は、当初C字の形状を持たせ、解きほぐし部(素線)2の外側からかけた後、締め付け部材51にて解きほぐし部(素線)2を絞っている。この時締め付け部材51の外形寸法はソケット21の内径寸法以内に納める必要がある。また締め付け部材は、針金を何重にも巻きつける場合もある。
図8は、図7の状態に対し、ロープ先端部をソケット内に引き込んだ状態を示す側視図である。締め付け部材51の外形寸法はソケット21の内径寸法以内に納めているため、ソケット内に引き込むことができる。ロープ先端部をソケット内に引き込んだ状態において、熱硬化性樹脂の場合は、加熱し、熱硬化性樹脂を硬化させる。また、エポキシ樹脂の場合は硬化までの時間放置し硬化させる。
熱硬化樹脂又はエポキシ樹脂41が硬化した後、繊維ロープ1をソケット21から引き抜く方向に力を加えた場合、ロープ1の端末は、ピン31を抱えた状態にて、ソケット21の前面穴22から出ようとする。しかし、繊維ロープ1の端末部は、ピン31を抱えており、ロープが圧力によってつぶれても前面穴22からは引き出せない。
図9は、図8の状態に対し、ソケットの後端部の係止部(ネジ山)24にアイボルト61を係止した状態を示す側視図である。62は固定蓋を示し、63は平ワッシャ、64はナットを示している。図9では、ソケットの後端部の係止箇所に係止部(ネジ山)24を配しているが、係止方法は、ネジに限る物ではない。さらに固定蓋62も形状を限定する物ではない。固定蓋62を円錐形状にし、アイボルト61の代わりにボルトを固定し、ターンバックルを付け、繊維ロープ固定部と接続させる場合もある。
本発明の繊維ロープ端末固定具は、繊維ロープの端末を高い強度保持率を持って確実に締結でき、ガードロープ、橋梁の転落防止ロープなどに使用でき安全確保などに貢献できる。
ソケットの断面側視図である。 ピンの側視図である。 ソケットに繊維ロープを通した状態を示す側視図である。 図3の状態に対し、ロープ先端をばらした状態を示す側視図である。 図4の状態に対し、ばらした部分にピンを差し込んだ状態を示す側視図である。 図5の状態に対し、ピンを含めた繊維ロープ端末付近にエポキシ樹脂を浸透させた状態を示す側視図である。 図6の状態に対し、ピンの絞り部付近に締め付け部材をかけた状態を示す側視図である。 図7の状態に対し、ロープ先端部をソケット内に引き込んだ状態を示す側視図である。 図8の状態に対し、ソケットの後端部の係止部(ネジ山)24にアイボルト61を係止した状態を示す側視図である。
符号の説明
1 繊維ロープ
2 解きほぐし部(素線)
21 ソケット
22 前面穴
23 テーパー部
24 係止部(ネジ山)
31 ピン
32 最外径部
33 細径部
41 熱硬化樹脂又はエポキシ樹脂
51 締め付け部材
61 アイボルト
62 固定蓋
63 平ワッシャ
64 ナット

Claims (4)

  1. 繊維ロープの端末をソケットを使用して締結する方法であって、ソケットとピンと締め付け部材を備え、該ソケットにはロープを通す穴を備え、該ピンには一ヶ所以上の細径部を備え、ソケット内に通した繊維ロープの端末部をばらし、ばらした繊維ロープの中にピンを差し込み、ピンの回りを繊維ロープで囲み、さらに繊維ロープの外側からピンの細径部に相当する部分に締め付け部材を掛け、締め付け部材をかけた繊維ロープ端末部をソケット内に戻すことを特徴とする繊維ロープ端末固定具。
  2. 請求項1に記載の繊維ロープ端末固定具であって、ロープ端部付近に熱硬化性樹脂を注入硬化させることを特徴とする繊維ロープ端末固定具。
  3. 請求項1に記載の繊維ロープ端末固定具であって、ロープ端部付近にエポキシ樹脂を注入硬化させることを特徴とする繊維ロープ端末固定具。
  4. 請求項1から3に記載の繊維ロープ端末固定具であって、ソケットにソケットと接続する部位を持つこと特徴とする繊維ロープ端末固定具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009235631A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fukui Prefecture 繊維ロープ端末固定具
JP2012246575A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hara Doki Kk 弾性ロープと外部部材との接続方法
JP2013087380A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Senyo Kk 繊維ロープ用締結具
KR101544422B1 (ko) 2015-01-27 2015-08-13 한우코리아(주) 와이어로프와 앵커볼트를 이용한 구조물 보강장치 및 이를 이용한 구조물 보강공법

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