JP2007189397A - パネルディスプレイ装置およびコンテンツ提供方法 - Google Patents

パネルディスプレイ装置およびコンテンツ提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007189397A
JP2007189397A JP2006004656A JP2006004656A JP2007189397A JP 2007189397 A JP2007189397 A JP 2007189397A JP 2006004656 A JP2006004656 A JP 2006004656A JP 2006004656 A JP2006004656 A JP 2006004656A JP 2007189397 A JP2007189397 A JP 2007189397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
viewer
type
display device
panel display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006004656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4929721B2 (ja
Inventor
Yukio Yokozawa
幸男 横澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006004656A priority Critical patent/JP4929721B2/ja
Publication of JP2007189397A publication Critical patent/JP2007189397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4929721B2 publication Critical patent/JP4929721B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 視聴者の嗜好に適合したコンテンツを自動的に選択してパネルディスプレイ装置に表示する。
【解決手段】 視聴態様類型識別手段AUC(システムコントローラ170)によって、所謂5W1Hの視点から視聴者による視聴の類型が識別され、コンテンツ選択供給手段(システムコントローラ170+入力切換部161)によって、該識別された類型に対応したコンテンツが選択されて、適用された映像表示部160または音声出力部142の何れか一方または双方に該選択されたコンテンツが供給されて、映像が表示され、および/または、音声が出力される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、視聴者による視聴の類型を自動的に識別し、該識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部または音声出力部での再生に供するようにするパネルディスプレイ装置およびコンテンツ提供方法に関する。
近年、例えば、家庭内で用いられる種々の制御対象機器を手許の遠隔制御装置(リモートコントローラ)でリモートコントロールすることが普通に行われるようになってきている。テレビジョン装置やビデオ録画装置などのマルチメディア機器の多くは、リモートコントロール機能を備えている。
これらの機器では、同種の機器であっても誤動作を防止するために識別番号を割り当てることによって対応するリモートコントローラを区別している。更に、マルチメディア機器で管理する制御情報に識別情報を付加することにより、マルチメディア機器は特定のリモートコントローラの操作のみを受け付ける。
また一方、複数のユーザーが使用する一台のマルチメディア機器において、リモートコントローラ自体の識別情報とは別に、使用者のID若しくはパスワード等の識別情報の認証を行うようにしている。即ち、マルチメディア機器内にユーザー個人及びユーザーグループのプライベートのデータ情報を記憶し、これらの記憶情報に対応する入力を俟って認証が成立するようにしている。
このような認証は煩雑であるため、マルチメディア機器のユーザービリティを向上させるべく、リモートコントローラにユーザーの認証情報を設定しておき、被制御装置をこのリモートコントローラによってリモートコントロール可能とし、リモートコントローラからマルチメディア機器を操作する際、リモートコントローラから送信されたユーザーの認証情報に従い、ユーザーを認証するようにして、その認証結果に従い、正当な使用者であると認証された場合、マルチメディア機器の使用を許可することが提案されている(特許文献1参照)。
他方、リモートコントローラ側に、操作対象機器から送信された機器特定信号を受信する受信部と、受信した信号から操作対象機器を認証する認証部とを備えるようにして、このリモートコントローラから機器特定要求を操作対象機器へと送信し、操作対象機器からの機器固有信号をリモートコントローラ側で受け取り、該受け取った信号から操作対象機器を認識し、当該リモートコントローラにおける設定をその操作対象機器の制御コードへと切り替えることにより、目下の対象機器をリモートコントロールできるようにして、操作対象の切り替え操作をすることなく、簡易に操作対象機器を設定することができるようにするといった提案もなされている(特許文献2参照)。
特開2004−165754号公報(段落0002〜段落0010、図1) 特開2005−210576号公報(段落0005〜段落0008、図1)
しかしながら、特許文献1におけるように、制御対象となる機器側からユーザーの認証を行ったり、特許文献2におけるように、リモートコントローラによって複数種類の制御対象機器のうちから目下の遠隔操作の対象とする機器を認証することを可能にする提案はなされているが、これらの認証に基づいて表示器に出力するコンテンツの選択を自動的に行って視聴者の便宜に供するといった着想は皆無である。
また一方、パネルディスプレイ装置に供給されるコンテンツは放送系ばかりでなく、通信系のプロバイダーを通しての入力や、パッケージ系メディア、更には、プライベートコンテンツが有り、同一コンテンツに対しての取得方法も多様になって来ており、装置に不慣れな視聴者にとっては、所望のコンテンツを視聴するに至るまでの操作は煩瑣に耐えない。
通常、使用者に提供されたコンテンツの履歴はパネルディスプレイ装置には全く記憶されていないので、どの様なコンテンツが何時、何処で、どの様に視聴者に提供されたかはパネルディスプレイ装置自体では全く認識され得ない。勿論、有料放送コンテンツの視聴制御は然るべき手段で行われるが、履歴としてパネルディスプレイ装置には記録されていないため、このような履歴に依拠して視聴者の嗜好に合ったコンテンツを選択するといったようなことは原理的にできない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、視聴者によるコンテンツの選択の傾向や再生しようとする映像などの供給元としての情報源の選択の状況等々に関する視聴の類型を視聴の履歴に基づいて自動的に識別し、該識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部または音声出力部での再生に供するようにするパネルディスプレイ装置およびコンテンツ提供方法を具現することを目的とする。
上記課題を解決するべく、本願では次に列記するような技術を提案する。尚、本願において「パネルディスプレイ装置」の語は、デジタルテレビジョン受像機として具現される場合の装置を包摂し、更に、携帯電話機や携帯情報端末として具現される場合のものを包摂する広義の概念として用いている。
(1)視聴者による視聴の類型を識別する視聴態様類型識別手段と、前記視聴態様類型識別手段によって識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部または音声出力部の何れか一方または双方に供給するコンテンツ選択供給手段と、を備えていることを特徴とするパネルディスプレイ装置。
上記(1)のパネルディスプレイ装置では、視聴態様類型識別手段によって、視聴者による視聴の類型が識別され、コンテンツ選択供給手段によって、該識別された類型に対応したコンテンツが選択されて、適用された映像表示部または音声出力部の何れか一方または双方に該選択されたコンテンツが供給されて、映像が表示され、および/または、音声が出力される。
(2)前記視聴態様類型識別手段は、リモートコントローラから視聴者を識別する視聴者識別情報を得て、該得られた視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとして予め蓄積された類型情報に依拠して視聴の類型を識別するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(2)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、リモートコントローラがその目下の使用者である視聴者を例えば特定の認証操作等に基づいて認識していて、この認識をパネルディスプレイ装置側の視聴態様類型識別手段が取得して、該取得された視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとしてパネルディスプレイ装置(本体)側に予め蓄積された類型情報との照合などによって視聴の類型を識別する。
(3)前記視聴態様類型識別手段は、カメラによる撮影画像から視聴者を識別する視聴者識別情報を得て、該得られた視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとして予め蓄積された類型情報に依拠して視聴の類型を識別するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(3)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、視聴態様類型識別手段は、適用されたカメラによって視聴者を撮影して得られる撮影画像から例えば画像認識技術等によって視聴者を識別した結果としての視聴者識別情報を得て、この視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとしてパネルディスプレイ装置に予め蓄積された類型情報との照合などによって視聴の類型を識別する。
(4)前記視聴態様類型識別手段は、RF−ID装置から視聴者を識別する視聴者識別情報を得て、該得られた視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとして予め蓄積された類型情報に依拠して視聴の類型を識別するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(4)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、視聴態様類型識別手段は、例えば、視聴者が保有する腕時計等に組み込まれる等して構成されたRF−ID装置からこれに対応する検出装置等によって視聴者を識別した結果としての視聴者識別情報を取得し、この視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとしてパネルディスプレイ装置に予め蓄積された類型情報との照合などによって視聴の類型を識別する。
(5)前記視聴態様類型識別手段は、GPS装置または電波時計情報受信装置から得た標準時刻情報を、視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(5)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、視聴態様類型識別手段は、例えば、デジタルテレビジョン受像機等の形態をとるパネルディスプレイ装置に設置時点での調整用に備えられているGPS装置または電波時計情報受信装置から標準時刻情報を取得して、この標準時刻情報たる時を表す情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用する。
(6)前記視聴態様類型識別手段は、GPS装置またはIP網の情報を受信するIP網情報受信装置から得た当該パネルディスプレイ装置の設置位置を表す設置位置情報を、視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(6)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、視聴態様類型識別手段は、例えば、デジタルテレビジョン受像機等の形態をとるパネルディスプレイ装置に設置時点での調整用に備えられているGPS装置または
IP網の情報を受信するIP網情報受信装置から得た当該パネルディスプレイ装置の設置位置を表す設置位置情報を取得して、この設置位置情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用する。
(7)前記視聴態様類型識別手段は、視聴履歴のあるコンテンツに係るメタデータまたは該コンテンツを表す番組情報が掲載された番組データもしくは視聴者によるコンテンツの選択切換え状況を表す切換え操作データのうちの何れかのデータを視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(7)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、視聴態様類型識別手段は、デジタルテレビジョン放送のコンテンツに通常付加されているメタデータ、または、該コンテンツを表す番組情報が掲載された例えばEPGにおける番組データ、もしくは、視聴者による例えばリモートコントローラでのコンテンツの選択切換え状況を表す切換え操作データのうちの何れかのデータを視聴の類型を識別するための一つの条件として利用する。
(8)前記視聴態様類型識別手段は、コンテンツの供給元を表すソース情報または視聴者によるリモートコントローラの操作状況を表す切換え操作情報のうちの何れかの情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(8)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、視聴態様類型識別手段は、例えばアンテナケーブルか、セットトップボックスか或いはPVRかといったようなコンテンツの供給元を表すソース情報、または、視聴者によるリモートコントローラでの例えばコンテンツの選択切換え操作等の状況を表す切換え操作情報のうちの何れかの情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用する。
(9)前記視聴態様類型識別手段は、前記映像表示部に供給する映像の画質の等級を表す画質情報または映像および音声の双方の再生か何れか一方の再生かの別を表す映像/音声情報のうちの何れかの情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする(1)のパネルディスプレイ装置。
上記(9)のパネルディスプレイ装置では、(1)のパネルディスプレイ装置による作用において特に、視聴態様類型識別手段は、例えば通常画質か或いは高精細画質かといったような映像表示部に供給する映像の画質の等級を表す画質情報、または、映像と音声との双方の再生か或いは何れか一方だけの再生かといった別を表す映像/音声情報のうちの何れかの情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用する。
(10)視聴者による視聴の類型を識別し、該識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部および音声出力部の何れか一方または双方に供給することを特徴とするコンテンツ提供方法。
上記(10)のコンテンツ提供方法では、例えば、リモートコントローラでの使用者認証による視聴者の識別に係る情報やカメラによる撮影情報や、或いは、RF−ID装置を利用した使用者の認証情報、更には、現在時刻の情報、設置位置の情報、コンテンツを表す情報、視聴者の意図を表す情報、画質を表す情報等々を利用して視聴者による視聴の類型を識別し、該識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部および音声出力部の何れか一方または双方に供給する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に参照する図においては、便宜上、説明の主題となる要部は適宜誇張し、要部以外については適宜簡略化し乃至省略されている。
図1は、本発明の一つの実施の形態としてのパネルディスプレイ装置とその使用状況を表す図である。
図1において、パネルディスプレイ装置としてのデジタルテレビジョン受像機(以下、デジタルテレビという)100はこれに対応するリモートコントローラ200から赤外光等による制御信号を受けてその動作が制御され得るように構成されている。
デジタルテレビ100は、その筐体101に、映像を映出するスクリーン102を持つ例えば液晶表示器あるいはプラズマディスプレイ等の表示器160を備えている。
本例では、デジタルテレビ100の、スクリーン102の上方中央の筐体101の部分にカメラ190が備えられている。カメラ190は、一点鎖線で示されているようにその撮像視野内に通常視聴者が位置する領域が含まれるように設置されている。更に、スクリーン102の上方右側に寄った位置の筐体101の部分にはRF−ID検出部660が設けられている。
また、デジタルテレビ100の、スクリーン102の下方の右側に寄った位置の筐体101の部分にはリモートコントローラ200からの例えば赤外光によるリモートコントロール信号を受けるリモートコントロール信号検出用窓180が設けられている。
図示の場面では、視聴者GFがリモートコントローラ200に対する、例えば所定のキー操作或いは後述するようにリモートコントローラ200自体を所定の運動軌跡を描くように振り動かす操作によるユーザーの認証操作を行うと、リモートコントローラ200におけるこの認証に応じて、リモートコントロール信号にのせてこの認証結果がデジタルテレビ100に供給され、該供給された認証結果の情報に基づいてデジタルテレビ100に自動的に所望のコンテンツ候補が表示される。
この場合、視聴者GFは、表示されるコンテンツを、放送から得るのか、後述するPVRやセットトップボックスから得るのか、更には、放送から得るとしても、地上デジタル放送か或いは衛星放送なのかといった、映像情報の源(ソース)を選択するといた煩雑な操作から開放され、自動的に装置側(パネルディスプレイ装置としてのデジタルテレビ100)が選択したコンテンツが表示される。
この実施の形態では更に、視聴者の識別を上述のようにリモートコントローラ200におけるユーザーの認証によって行うモードの他に、カメラ190によって視聴者を撮影して得られる撮影画像から例えば画像認識技術等によって視聴者を識別するモード、更にまた、視聴者GFがユーザーを特定するRF−IDタグが搭載された腕時計600を、二点鎖線で示すように、既述のRF−ID検出部660にかざすことによって視聴者を識別するモードが選択的に機能し得るように構成されている。この種の腕時計自体は、例えば、本出願人が先に提案した特開2002−300651号公報所載の腕時計のようなRF信号の授受によってユーザー認証を行う機能を搭載した形態のものとして実現される。
上述の何れのモードの場合でも、リモートコントローラ200に対する更なる操作によって、表示器160に表示されるコンテンツを切換えたり、或いは電源をオフにしたりすることができることは通常のこの種のデジタルテレビジョン受像機とリモートコントローラにおけると全く同様である。
また図示の場面では、視聴者GFの孫のような他の視聴者GCがカメラ190の一点鎖線で示されたその撮像視野内に立ち入った状態にあるが、本実施の形態では、このような場合、カメラ190は視聴者GFおよび視聴者GCの双方を撮影し、複数の視聴者の存在する画像ないしこの画像に関する画像認識処理の結果を視聴履歴として保存し、このような場合にも適切に対応できる。
図2は、図1のパネルディスプレイ装置としてのデジタルテレビ100の構成を示すブロック図である。アンテナ110で受信された放送波は復調・フィルタリング部120で復調され、トランスポートストリームが抽出され、視聴者(ユーザー)による選局に応じた映像及び音声並びに番組情報を取得するためのフィルタリングが行われる。復調・フィルタリング部120の映像出力は映像処理部130に供給され、音声出力は音声処理部140に供給され、番組情報はOSD部131に供給される。
映像処理部130の出力にはOSD部131からの出力が重畳され、このような番組情報が重畳された映像信号により表示器160に映像が映出されるが、表示器160の前段には映像処理部130(チューナ出力)の他にPVR(Personal Video Recorder)300等のような他の種々の映像再生装置の出力のうちの何れか一のものを選択的に映像処理部130に供給する入力切換部161が介在している。
OSD部131の出力に基づいて表示器160の画面上に番組情報やその他の情報が映像に重畳するようにして、或いは、画面内の一画を占めるようにして表示される。また、ポインティングもOSD部131を介して表示器160の画面上の目的とする位置に特定のマーカ等を表示することにより行われる。更に、このデジタルテレビ100のGUI(Graphical User Interface)もこのOSD部131から表示器160に所定のパターンを映出するための信号を供給することによって実現されるように構成されている。
一方、復調・フィルタリング部120からの音声信号を処理する音声処理部140の出力は増幅器141を介して対応するスピーカ142に供給されて、ステレオ音声が発音される。このようにステレオ音声が発音されるために増幅器141及びスピーカ142は左チャンネルと右チャンネルとの2系統が用意されているが、図2では便宜的に、両系統を一まとめにして表現してある。
復調・フィルタリング部120、音声処理部140、OSD部131、及び、入力切換部161を含むデジタルテレビ100の系全体を統括的に制御するマイクロプロセッサを主要な構成要素として含むシステムコントローラ170が設けられている。
このシステムコントローラ170には視聴者(ユーザー)による操作を受け付ける操作キー等を含んで構成される操作部171の出力が供給されるようになされ、また、メモリ172がアクセス可能に接続されて所要のタイミングでデータ(情報)の格納と読み出しが実行される。
一方、図1を参照して既述のリモートコントロール信号検出用窓180の背後にリモートコントロール信号を受けるように設けられたリモートコントロール信号受信部181の出力が信号増幅回路等を含んで構成され、リモートコントロール信号受信部181で受けた信号をシステムコントローラ170における取り扱いに適合した信号に変換するリモートコントロール信号デコード部182を介してシステムコントローラ170に供給されるように接続されている。
システムコントローラ170はその各該当する機能部の働きによって本発明の枢要な構成要件としての各手段乃至それを構成する部分として機能するようになされている。上述のGUIを実現するためにOSD部131から表示器160に供給される所定のパターンを表す信号も、このシステムコントローラ170からOSD部131に供給される信号に基づいて生成されるものである。
リモートコントロール信号受信部181で受信した制御信号(リモートコントロール信号デコード部182でデコードされた信号)に応じて表示装置の画面における指標の移動・確定操作を認識し、該認識に基づいて行われる被制御動作もこのシステムコントローラ170によって実行される。
また、ユーザーによる操作部171に対する映像情報源を選択するための操作、或いは、遠隔操作に基づいてリモートコントロール信号受信部181で受けた映像情報源を選択する信号に応じて、システムコントローラ170から入力切換部161に与えられる指令に応じて、この入力切換部161が表示器160に供給する映像情報源を選択する。
このような映像情報源の選択によって、映像処理部の出力(チューナ出力)、又は、PVR300の再生出力、若しくは、その他の映像信号源からの出力がユーザーの任意に応じて選択されて表示器160に供給され映像が映出されることになる。このデジタルテレビ100(システムコントローラ170)は、現在時点で表示器160に映出されている映像の情報源を常時認識している。
更に、システムコントローラ170には、この種の映像機器において通常の仕様とされるIP網400との接続を可能にするためのIP網インターフェース部151が接続されている。本例のデジタルテレビ100は、このIP網インターフェース部151を通してIP網400と、従って、IP網400を介してサーバ450のような情報源と結ばれて広範囲に情報の授受を行うことが可能である。
更にまた、近年急速に普及の兆しが明らかになりつつある所謂ホーム・ネットワークでデジタルAV機器同士やパーソナルコンピュータを相互に接続し、動画、音楽、静止画等のデータを相互利用する仕様に係るDLNA(Digital Living Network Alliance)所定のガイドラインに準拠した通信方式でPVR等の外部機器との接続を行うためのDLNAインターフェース部152もシステムコントローラ170に接続されている。
図示の例では、このDLNAインターフェース部152を通してデジタルテレビ100とPVR300とはその操作に係る制御信号の授受を行う。
また、セットトップボックス(STB)310もシステムコントローラ170と結ばれてシステムコントローラ170の制御下で動作するように構成され、このSTB310の出力も入力切換部161によって選択的に切換えられて表示器160に供給される。即ち、STB310も既述の映像情報源のうちの一のものに該当する。
尚、図1を参照して既述のカメラ190もシステムコントローラ170の制御下で動作するように構成され、撮影によって得られた画像の信号がシステムコントローラ170に供給されるようになっている。更に、RF−ID検出部660の出力もシステムコントローラ170に供給される。
図3は、図1中のリモートコントローラ200の構成を示すブロック図である。リモートコントローラ200の筐体201には自己の位置の相対的変化を非接触で検出する公知の慣性センサや所謂ジャイロ等で構成される相対位置検出手段211が設けられている。昨今開発されて公知の慣性センサの中には極めて小型で検出精度に優れたものがあるため、このようなセンサを適用すれば遠隔制御装置の位置や姿勢が的確に検出され得る。
この相対位置検出手段211における検出特性を例えば特性可変のフィルタでフィルタリング処理する等して調整する検出特性調整部212が設けられ、その出力がシステムコントローラ230に供給されるように接続されている。
この検出特性調整部212によって、筐体201の位置及び姿勢に係る相対的変化を非接触で検出するに際しての当該相対的変化の量乃至速度に対する検出値の対応関係を適宜に変更することによって、リモートコントローラ200を用いる目的、場所、時間、使用者の個性や直感等の諸条件によく適合した遠隔制御のための操作を操作者の任意により選択することが可能になる。
システムコントローラ230はリモートコントローラ200の回路系を統括的に制御し種々の演算を実行するマイクロプロセッサを主要な構成要素として含んで構成され、その各該当する機能部の働きによってこのリモートコントローラ200の枢要な構成要件としての各手段として機能するようになされている。
図1を参照して説明した赤外光等によるリモートコントロール信号を発する赤外LED等の発光素子を含んでなるリモートコントロール信号投射部220は、上述のシステムコントローラ230からの指令に応じて所要のリモートコントロール信号を発する。
システムコントローラ230には、リモートコントローラ200の筐体201に設けられた操作キーと液晶表示器を有する操作・表示部231が制御や表示のための信号の授受が行われるように接続され、更に、アクセスしてデータの授受を行い得るようにメモリ232が接続され、また、パーソナルコンピュータのような外部の情報処理装置との交信を行うための外部機器インターフェース240が接続されている。
このリモートコントローラ200には特に、外部機器に接続されているときには、接続状態であることを検出する接続検出部251が設けられ、その検出出力がシステムコントローラ230に入力されるように接続されている。
本例のリモートコントローラ200では、ユーザーが筐体201を持って空間に意図的に軌跡を描くが如く上下左右に振ってその位置や姿勢を変える操作に応じて相対位置検出手段211における検出値に対応する変位データがシステムコントローラ230で生成される。このようにして生成される変位データのうちのひとつが、図1を参照して既述のユーザーの認証のためのデータであり、リモートコントロール信号にのせてこの認証結果がデジタルテレビ100に供給され、該供給された認証結果の情報に基づいてデジタルテレビ100に自動的に所望のコンテンツ候補が表示される。
システムコントローラ230は更に、この変位データに基づいて所定の複数の制御対象機器(デジタルテレビ100、PVR300、STB310、或いはその他の同種又は異種の機器)のうち選択した一の制御対象機器に対する操作に適用する制御信号を生成する制御信号生成手段をその該当する機能部によって構成している。生成された制御信号は制御信号送出手段を構成する赤外光等による制御信号を発する制御信号投射部220から当該制御対象機器に向けて送出される。
図4は、本発明の実施の形態としてのパネルディスプレイ装置の動作を説明するためのフローチャートである。
このフローチャートにおける各ステップの処理は、図2のシステムコントローラ170の該当する機能部によって実行される。図1の、リモートコントローラ200からのパネルディスプレイ装置の操作に関する信号(情報)、または、RF−IDタグを搭載した腕時計600によるユーザー認識の情報、或いは、カメラ190による撮影情報が取得される(ステップS401)。
このステップS401での処理は、リモートコントローラ200からの情報をリモートコントロール信号受信部181によって検出し、または、RF−IDタグを搭載した腕時計600からの情報をRF−ID検出部660で検出し、或いは、カメラ190で撮像視野を撮影して取得した画像情報をシステムコントローラ170における該当する機能部によって画像認識処理した結果として取得されるが、これらは必ずしも全てが取得されることを要するものではなく、これらのうちの一のものが取得されればよい。
次いで、パネルディスプレイ装置100の映像を視聴するに適するものとして適宜に設定された視聴領域内に視聴者が存在する状態になっていることが、ステップS401で取得された何れか一の、或いは、複数の、情報に基づいて判断される(ステップS402)。
ステップS402における判断は、ステップS401での処理に基づく情報に依拠して行うほか、例えば図示しない公知の赤外線人体感知装置や超音波センサー等によって検出される情報に依拠してこれを行ってもよい。
このステップS402で、視聴領域内に視聴者が存在するものと判断されるまではその状態で待機し(ステップS402:No)、視聴領域内に視聴者が存在するものと判断されたときには(ステップS402:Yes)、ステップS403に移行する。
ステップS403では、パネルディスプレイ装置100について、既に、その時点における設置位置の情報が取得されているか否かが、メモリ172等に保存された履歴情報に基づいて判断される。
本例のパネルディスプレイ装置100はデジタルテレビジョン受像機として具現されているものであるため、通常は、当初の設置時点における調整操作に関係して、その設置位置の情報が取得されている。
しかしながら、当初の設置時点以降においても、所有者(視聴者)の都合で移転されることもあるため、改めて、この現在時点でステップS403の判断を行う。
ステップS403で現在時点での自己の設置位置が取得されていないと判断されたときには(ステップS403:No)、次いで、この設置位置の情報が取得される(ステップS404)。
ステップS404における位置情報の取得について更に説明する。近年、大型パネルディスプレイ装置の設置時には、郵便番号や電話番号を入力する事により、設置場所情報を得て、受信周波数、通信経路等を設定するため、このような入力に基づいて設置位置の情報が取得され得る。一方、携帯用パネルディスプレイ装置については、移動場所に応じての情報の授受が行われる様になって来ているので、種々のパネルディスプレイ装置についてその現在位置の情報は取得が可能である。
例えば、図示しない公知のGPSシステムや、IP網を通しての地図情報表示等を用いて正確な設置位置(所在位置)を取得し、メモリ172に保存することにより設定記録させて種々の所要の初期調整に供する。
この情報は、pi:ISO6709(+360306.189+1380704.322+600/)という様な標準的な位置情報記述フォーマットによりメモリ172に保存しておき、所要に応じて、外部情報機器に提供することが可能な形で取り扱うことは推奨される。
外部情報機器への提供は、例えば、QRコード等で、携帯電話に供給したり、図5を参照して後述する5W1Hの視聴履歴として、コンテンツ供給解析用のパーソナルコンピュータ等に情報を提供するような場合がこれに該当する。
ステップS404で位置情報が取得されると、次いで、現在時点における時刻情報が取得される(ステップS405)。尚、ステップS403で、位置情報が既に取得されていると判断されたときには(ステップS403:Yes)、直ちにこのステップS405に移行する。
ステップS405における時刻情報の取得は、例えば、GPSシステムや電波時計、或いはIP網等から取得するようにして実行され、このようにして取得した標準時刻を高精度に保持する。
ステップS405で時刻情報が取得されると、次いで、ステップS405までの処理で取得した情報をも併せ考慮して、その時点での視聴者を予測する視聴者予測処理を実行する(ステップS406)。ステップS406の視聴者予測処理の詳細については、図5を参照しつつ後述する。
次いで、システムコントローラ170によるステップS406の処理で予測された視聴者に応じて、予め学習等の演算処理によって形成され、或いはまた、所謂デフォルトとして設定された視聴者による視聴の類型が識別され、システムコントローラ170とこの指令に応答して作動する入力切換部161等で構成されるコンテンツ選択供給手段によって、該識別された類型に対応したコンテンツが選択されて(ステップS407)、適用された映像表示部としての表示器160または音声出力部としてのスピーカ142の何れか一方または双方に該選択されたコンテンツが供給されて、映像が表示され、および/または、音声が出力される。
ステップS408で表示器160に表示が行われると、この表示に係るコンテンツの予定された継続時間内での視聴者によるコンテンツの変更操作の発生が監視される(ステップS409)。
ステップS409でコンテンツの変更操作の発生が認識されたときには(ステップS409:Yes)、表示器160に供給するコンテンツがこの変更操作によって指定されたものとなるように入力切換部161を制御して、表示器160に変更によって選択されたコンテンツが表示されるようにする(ステップS410)。
ステップS410での表示器160に表示するコンテンツの切換えに伴って、このときの視聴者について、当該コンテンツの選択ないし視聴態様に関連して逐次蓄積されメモリ172に保存された情報を更新する(ステップS411)。
このようなコンテンツの変更が発生したということは、即ち、この視聴者は、少なくとも変更前のコンテンツについては、予定された全経過時間に亘って視聴する意思がない程度の関心しか示さず、或いはまた、その時間帯には、ゆっくりと全部を視聴する時間的余裕がない状況にあるといったことが推定されるため、上述のようなコンテンツの変更が発生したことを以て、当該視聴者と選択を欲するコンテンツとの相関についての情報を更新するようにしている。
ステップS411の後、変更後のコンテンツの表示を継続するか終了するかが判断され(ステップS412:継続)、継続するときにはステップS409に戻る。一方、終了するときには(ステップS412:終了)この処理を終了する。
既述のステップS409でこの表示に係るコンテンツの予定された継続時間内での視聴者によるコンテンツの変更操作が発生しないときには、予定時間が経過するのを待って(ステップS413)更に切換えて他のコンテンツを見るか終了するかが判断され(ステップS414)、継続すると判断されたときには(ステップS414:継続)ステップS407に戻る。一方、終了するときには(ステップS414:終了)この処理を終了する。
図5は図4のフローチャートにおける視聴者予測処理に関係する動作の詳細を説明するための概念図である。
本発明の実施の形態としてのパネルディスプレイ装置では、システムコントローラ170の該当する機能部を主体に構成される視聴態様類型識別手段によって、視聴者による視聴の類型が識別され、システムコントローラ170とこの制御下で作動する入力切換部161を主体に構成されるコンテンツ選択供給手段によって、該識別された類型に対応したコンテンツが選択されて、適用された映像表示部としての表示器160または音声出力部としてのスピーカ142の何れか一方または双方に該選択されたコンテンツが供給されて、映像が表示され、および/または、音声が出力される。
茲に視聴の類型の識別とは、典型的には、視聴者毎の視聴の態様の類型であり、具体的には、ある一の視聴者が特定されれば、この視聴者については、或る曜日の或る時間帯ではどのようなコンテンツをどのような画質乃至は情報ソースから取得して視聴する蓋然性が高いのかといったような種々の観点からの視聴の経歴に基づいて形成される類型のことであり、端的には、目下の視聴者は誰かといった認識に付帯する傾向であるとも言える。
そこで、本発明の実施の形態では、典型的には、パネルディスプレイ装置によってその映像の表示を現実に視聴したという履歴(実績)に注目して、この視聴履歴に関連する所謂5W1Hといった6つの視座からこの視聴履歴を解析し、更には、学習に該当する情報処理手法をも利用して、視聴態様の類型に係る情報を整理して保有し、該保有された情報に基づいて、視聴者を特定し、従って、この視聴者に対応する視聴態様の類型を識別して、その視聴者にその時点ないしその他の状況では最も適合すると推定されるコンテンツを自動的に選択して表示ないし発音に供する。
図5において、アイテムW1は、5W1HのうちのWhen(いつ、若しくは、どんなときに)といった視座で見たときの視聴態様に係る情報の取得処理を表している。これは、図4のフローチャートにおけるステップS405について既述の標準時刻情報の取得処理がこれに該当するものであり、GPSの情報や電波時計の情報を利用する。
また、アイテムW2は、5W1HのうちのWhere(どこで、どこに、若しくは、どこから)といった視座で見たときの視聴態様に係る情報の取得処理を表しており、図4のフローチャートにおけるステップS404について既述の位置情報の取得がこれに該当するものであり、GPSの情報やIP網からの地図情報を利用する。
アイテムW3は、5W1HのうちのWho(だれが、若しくは、どんな人が)といった視座で見たときの視聴態様に係る情報の取得処理を表しており、リモートコントローラ200において取得されるユーザー認証情報、または、RF−IDタグを備えた腕時計600をRF−ID検出部660にかざしたことによって取得されるユーザー認証情報、もしくは、カメラ190によって撮影した視聴領域内の人物の画像に対して画像認識処理を施して識別されるような情報の取得である。尚、特段に認証情報を取得せずとも、リモートコントローラへの操作態様に基づいて、例えば、朝のニュース等と夕方のアニメ、夜の映画放送等の視聴履歴を得て、これらの時間帯毎の供給コンテンツの種別から視聴者を推定するようにしても良い。
アイテムW4は、5W1HのうちのWhat(なにを、どんなことを、若しくは、どんなものを)といった視座で見たときの視聴態様に係る情報の取得処理を表しており、デジタルコンテンツに多く付随しているコンテンツを表す情報であるメタデータ情報や番組欄(ラテ欄)所載のような情報を入力切換部161の出力から分離するなどして取得する処理であり、或いはまた、リモートコントローラに対する切換操作によって認識される切換操作情報の取得である。メタデータ情報の分離抽出は、視聴者が選択したコンテンツに対応するものについて実行すればよい。
アイテムW5は、5W1HのうちのWhy(なぜ、どうして、若しくは、なんのために)といった視座で見たときの視聴態様に係る情報の取得処理を表しており、視聴者の意図に係る情報の取得であって、視聴したコンテンツのソース(その選択の仕方)の情報や、リモートコントローラへの操作(その操作の仕方)の情報の取得である。
その番組(コンテンツ)を意識的に選択視聴したのか、或いは、選局中のザッピング(テレビを視聴するときにCMや番組の途中で次々にチャンネルを切換えること)で偶々見たのかの識別に関する履歴情報の取得、或いはまた、選択にどの様なメタデータを使ったのかといった情報の取得などもこれに該当する。
アイテムH1は、5W1HのうちのHow(どのように、どんなふうに、若しくは、どうやって)といった視座で見たときの視聴態様に係る情報の取得処理を表しており、例えば、通常画質(SD)か或いは高精細画質(HD)かといったような映像表示部に供給する映像の画質の等級を表す画質情報、または、映像と音声との双方の再生か或いは何れか一方だけの再生かといった別を表す映像/音声情報のうちの何れかの情報の取得等である。
システムコントローラ170の視聴態様類型機能部AUCは、上述のような取得された各アイテムW1〜W5,H1の情報に基づいて視聴態様の類型を識別して視聴態様類型(視聴者分類)COAに関する履歴を蓄積し、学習して、この蓄積された履歴ないし学習された情報に依拠して、パネルディスプレイ装置100の視聴領域内に居る視聴者に対応する視聴態様の類型、および、時刻や曜日その他の条件を勘案して、そのときの条件に最も適合すると推定されるコンテンツを選択して、表示器160に表示し、および/または、スピーカ142から音声を出力させる。
尚、上述のパネルディスプレイ装置に係る技術的手法は、視聴者による視聴の類型を識別し、該識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部または音声出力部の何れか一方または双方に供給することを特徴とするコンテンツ提供方法としても観念される。
このようなコンテンツ提供方法では、例えば、リモートコントローラ200での使用者認証による視聴者の識別に係る情報やカメラ190による撮影情報や、或いは、RF−ID装置を利用した使用者の認証情報(W3)、更には、現在時刻の情報(W1)、設置位置の情報(W2)、コンテンツを表す情報(W4)、視聴者の意図を表す情報(W5)、画質を表す情報(H1)等々を利用して視聴者による視聴の類型を識別し(AUC)、該識別された類型(COA)に対応したコンテンツを選択して映像表示部160または音声出力部142の何れか一方または双方に供給する。
以上説明した本発明のパネルディスプレイ装置によれば、この装置の導入の当初においては、通常のリモートコントローラでコンテンツを選択するような使用感と大きな差異がないが、使うほどに学習が進み、例えば翌日には、少なくとも定時のニュース、天気予報、連続テレビドラマのチャンネル選択は自動化できる様に成長するといったように、経時的に一段と適切なコンテンツを自動的に選択できるようになることが期待できる。
また、実施の形態の装置では、DLNAインターフェース部152やIP網インターフェース部151を備えているため、上述した履歴の情報や学習によって形成される情報を複数の位置に設置された(例えば、書斎、居間、携帯用)パネルディスプレイ装置間でネットワークを通して相互に共有できる。このため、これら複数パネルディスプレイ装置において、より簡便に所望のコンテンツの提供を受けることが可能になる。
同様に、上述した履歴の情報や学習によって形成される情報を他のパネルディスプレイ装置等とネットワークを通して相互に共有できるので、例えば、公衆浴場、理髪店、レストラン、旅館、出張時のホテル等に設置された固定のパネルディスプレイ装置等に視聴者の履歴から推定される希望コンテンツが自動的に供給されるようにする事も可能である。
この場合、例えば、食堂では、視聴者の嗜好(視聴態様類型)について、各一の視聴態様類型に該当する人数に着目して、その多数決で映像コンテンツが選択されるようにしてもよい。
上述のようなネットワークを通しての視聴履歴の情報や学習によって形成される情報の共有技術を応用すれば、例えば、駅構内の移動時間に無線LANからのコンテンツ(ニュース、天気予報)の視聴が可能であったという「履歴記録」から、その時刻、場所に、自動的に無線LAN回路を起動して最新のコンテンツ(ニュース、天気予報)を自動提供するようなインフラストラクチャを構築すれば、視聴者は、この「履歴記録」に対応するコンテンツ(ニュース、天気予報)を自動的に提供されるといった便益を享受できる。
更に、履歴及び将来の予約に関しては、これらの情報の授受や参照に供される標準フォーマットを設定しておけば、パネルディスプレイ装置間及び外部情報機器との情報交換が円滑にできるため、パーソナルコンピュータ等を用いて視聴者の予約データを修正するといったことも可能となる。
他方、上述のパネルディスプレイ装置におけるように、位置情報、時刻情報、提供コンテンツと視聴者との対応情報を記録できるように構成されていれば、コンテンツ提供者がそのコンテンツに関しての一般視聴者の注目度、利用度、等に関する正確な情報をネットワークを通して入手可能となる。
この場合、上述の実施の形態のパネルディスプレイ装置では、コンテンツ提供履歴を記録できる電子機器として機能するものであり、且つ、利用者へのコンテンツ提供状況を実態に即して記録できるため、コンテンツが利用者に視聴されたか否かの事実を確認でき、提供コンテンツの最適な提供方法等を検討する事が出来る。
例えば、パネルディスプレイ装置による掲示場所に提供されたコンテンツを見ていない人を例えばRF−ID等を用いての認証との併用により識別する事も可能となる。このような機能はコンテンツ提供機器側のシステムで実現することも可能であるが、実施の形態の装置では、実際にパネルディスプレイ装置からコンテンツが提供されたかという実態に即した履歴をパネルディスプレイ装置が記録しているため、これに依拠して正確な認識を行うことができる。
この場合、少なくとも、パネルディスプレイ装置のコンテンツ提供時に、該当する視聴者がコンテンツを視聴する可能性があったかといった情報が履歴として参照できるので、非常に確実で有益な情報を得ることができる。
また将来的には、大小様々なこの種のパネルディスプレイ装置が数多く設置されることが想定され、このような場合、各々が場所、時刻、提供コンテンツと視聴者の対応情報を記録できるように構成すれば、視聴者の必要としない時間でのディスプレーの消灯、待機モードへの自動移行、及び映像提供状態への自動移行が可能となり、これによる省電力効果は非常に大きい。
何れにしても、視聴者に提供されたコンテンツに関しての履歴情報をコンテンツを視聴者に提供する最前線のパネルディスプレイ装置で記録するので、そのコンテンツのソース、入手手段に関係無く、コンテンツ視聴履歴を類型別に蓄積する事が可能となる。これらの情報の解析によって、視聴者に対してより適切なコンテンツの提供が可能となる。
本発明の一つの実施の形態としてのパネルディスプレイ装置とその使用状況を表す図である。 図1のパネルディスプレイ装置としてのデジタルテレビの構成を示すブロック図である。 図1中のリモートコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態としてのパネルディスプレイ装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図4のフローチャートにおける視聴者予測処理に関係する動作の詳細を説明するための概念図である。
符号の説明
100…デジタルテレビ 101…筐体 102…スクリーン 110…アンテナ 120…復調・フィルタリング部 130…映像処理部 131…OSD部 140…音声処理部 141…増幅器 142…スピーカ 151…IP網インターフェース部 152…DLNAインターフェース部 160…表示器 161…入力切換部 170…システムコントローラ 171…操作部 172…メモリ 180…リモートコントロール信号検出用窓 181…リモートコントロール信号受信部 182…リモートコントロール信号デコード部 190…カメラ 200…リモートコントローラ 201…筐体 211…相対位置検出手段 212…検出特性調整部 220…リモートコントロール信号投射部 230…システムコントローラ 231…操作・表示部 232…メモリ 240…外部機器インターフェース 251…接続検出部 300…PVR 310…STV(セットトップボックス)400…IP網 450…サーバ 600…腕時計 660…RF−ID検出部

Claims (10)

  1. 視聴者による視聴の類型を識別する視聴態様類型識別手段と、前記視聴態様類型識別手段によって識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部または音声出力部の何れか一方または双方に供給するコンテンツ選択供給手段と、を備えていることを特徴とするパネルディスプレイ装置。
  2. 前記視聴態様類型識別手段は、リモートコントローラから視聴者を識別する視聴者識別情報を得て、該得られた視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとして予め蓄積された類型情報に依拠して視聴の類型を識別するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  3. 前記視聴態様類型識別手段は、カメラによる撮影画像から視聴者を識別する視聴者識別情報を得て、該得られた視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとして予め蓄積された類型情報に依拠して視聴の類型を識別するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  4. 前記視聴態様類型識別手段は、RF−ID装置から視聴者を識別する視聴者識別情報を得て、該得られた視聴者識別情報に基づいて、該視聴者に対応するものとして予め蓄積された類型情報に依拠して視聴の類型を識別するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  5. 前記視聴態様類型識別手段は、GPS装置または電波時計情報受信装置から得た標準時刻情報を、視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  6. 前記視聴態様類型識別手段は、GPS装置またはIP網の情報を受信するIP網情報受信装置から得た当該パネルディスプレイ装置の設置位置を表す設置位置情報を、視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  7. 前記視聴態様類型識別手段は、視聴履歴のあるコンテンツに係るメタデータまたは該コンテンツを表す番組情報が掲載された番組データもしくは視聴者によるコンテンツの選択切換え状況を表す切換え操作データのうちの何れかのデータを視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  8. 前記視聴態様類型識別手段は、コンテンツの供給元を表すソース情報または視聴者によるリモートコントローラの操作状況を表す切換え操作情報のうちの何れかの情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  9. 前記視聴態様類型識別手段は、前記映像表示部に供給する映像の画質の等級を表す画質情報または映像および音声の双方の再生か何れか一方の再生かの別を表す映像/音声情報のうちの何れかの情報を視聴の類型を識別するための一つの条件として利用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルディスプレイ装置。
  10. 視聴者による視聴の類型を識別し、該識別された類型に対応したコンテンツを選択して映像表示部および音声出力部の何れか一方または双方に供給することを特徴とするコンテンツ提供方法。
JP2006004656A 2006-01-12 2006-01-12 パネルディスプレイ装置 Expired - Fee Related JP4929721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006004656A JP4929721B2 (ja) 2006-01-12 2006-01-12 パネルディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006004656A JP4929721B2 (ja) 2006-01-12 2006-01-12 パネルディスプレイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007189397A true JP2007189397A (ja) 2007-07-26
JP4929721B2 JP4929721B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=38344277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006004656A Expired - Fee Related JP4929721B2 (ja) 2006-01-12 2006-01-12 パネルディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4929721B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013180354A1 (en) * 2012-05-31 2013-12-05 Lg Electronics Inc. Method and home device for outputting response to user input

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003219287A (ja) * 2002-01-25 2003-07-31 Sharp Corp 放送受信装置
JP2004274775A (ja) * 2004-03-15 2004-09-30 Hitachi Ltd 情報サービスシステムおよび放送受信システム
JP2004312208A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像提示装置、映像提示方法及び映像提示プログラム
JP2005151098A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Nec Corp 視聴情報収集方法、視聴情報収集システム
JP2005222112A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Yamaha Corp 記録再生装置
WO2005122579A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 番組選択支援装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003219287A (ja) * 2002-01-25 2003-07-31 Sharp Corp 放送受信装置
JP2004312208A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像提示装置、映像提示方法及び映像提示プログラム
JP2005151098A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Nec Corp 視聴情報収集方法、視聴情報収集システム
JP2005222112A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Yamaha Corp 記録再生装置
JP2004274775A (ja) * 2004-03-15 2004-09-30 Hitachi Ltd 情報サービスシステムおよび放送受信システム
WO2005122579A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 番組選択支援装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013180354A1 (en) * 2012-05-31 2013-12-05 Lg Electronics Inc. Method and home device for outputting response to user input

Also Published As

Publication number Publication date
JP4929721B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11134294B2 (en) Image display apparatus and mobile terminal
CN102957956B (zh) 图像显示装置及其操作方法
CN102905186B (zh) 便携终端、影像视听系统和信息处理方法
US8646000B2 (en) Augmented remote controller and method for operating the same
US8935727B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US20120072944A1 (en) Method and apparatus for providing seamless viewing
US20180359515A1 (en) Display apparatus and display method
KR20160132809A (ko) 컨텐츠의 재생 제어 방법 및 이를 수행하기 위한 컨텐츠 재생 장치
CN108886632B (zh) 数字装置以及在所述数字装置中处理数据的方法
MX2013007084A (es) Metodos y aparatos para facilitar la preseleccion de preferencias de programacion.
KR20120116613A (ko) 영상표시장치 및 이를 이용한 콘텐츠 관리방법
CN107005674B (zh) 视听系统、广播接收装置、以及节目录像和视听方法
US20130105567A1 (en) Media apparatus, content server and method for operating the same
KR20150145616A (ko) 디스플레이 장치 및 그의 동작 방법
US10448107B2 (en) Display device
CN105472433A (zh) 提供节目内容的方法、装置及智能电视
CN101513043B (zh) 广播接收机及其操作方法
JP2013247544A (ja) 携帯端末装置
CN105376122A (zh) 服务器、家庭装置访问服务器、终端以及包括其的家庭装置遥控系统
KR20160090123A (ko) 선호채널 설정 장치 및 방법
EP2621180A2 (en) Electronic device and audio output method
KR20150117582A (ko) 서버, 영상제공장치, 및 이를 포함하는 영상 제공 시스템
KR20150008769A (ko) 영상표시장치 및 그 동작방법
JP4929721B2 (ja) パネルディスプレイ装置
KR20140094132A (ko) 영상표시장치 및 그 동작 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees