JP2007188430A - 具体的対象保証型バーコードシステムおよび具体的対象保証型バーコード処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】認証装置6はサービス提供装置4からの申請が正当であれば、装置4のURLとその企業名SおよびサービスAを署名し、URL、署名、S、A、装置6へのリンクの二次元バーコードデータを生成し、公開鍵を含む検証アプリケーションDを生成し、上記データを装置4へ送信する。装置6は装置4又はユーザ端末8からDが要求されると、要求元に、Dを送付し、受信した装置は、Dにより上記データを署名検証し、検証に成功すると、復号されたSとAを表示し、装置4は、上記データにより、媒体に、二次元バーコードを印刷し、端末8では、取り込んだバーコードより、装置4のURLへアクセスする。
【選択図】図8
Description
(1)携帯電話のアドレスとして、短く覚えやすいユニークなアドレスを公開することによって入力の負担を軽減する方法。
(2)非特許文献1に記されているように、ウェブアドレスが、QRコード(商標登録)のような二次元バーコードとして、例えば、チラシや広告の隅に印刷されており、その二次元バーコードをカメラつき携帯電話機のカメラで撮影すると、携帯電話機内で、その二次元バーコードを解析して、二次元バーコードが示すウェブアドレスに自動的に接続する。このようにして、ウェブアドレス入力の手間を軽減している方法がある。
http://mobile.goo.ne.jp/barcode.html 郵政研究所月報1999.5 59頁〜66頁
1点目は、短いアドレスにすればするほど、一見して、そのアドレスが、本当にユーザがアクセスしたい企業や事業のアドレスなのかが判別がつきにくいという問題がある。例えば、株式会社ABCDEFGの携帯電話用のアドレスは入力効率を重視して、http://123.jpというアドレスになっているが、パソコン用のアドレス(本来のURL)はhttp://ABCDEFG.ne.jp/となっている場合がある。どちらも、結局同じサーバに繋がるが、123.jpにアクセスしろ、といわれて、すぐに株式会社ABCDEFGのサーバに接続する、と認識するのは困難である。
前記従来技術の頁で、最後に紹介した電子切手の技術においては、「偽造」を防ぐために署名を付けているため、例えば、宛先が何らかのミスで誤っていても、それに対する署名が正しければ、正しいものと判別される。つまり、異なっているものと、正しいものを判別できるようにするためのものではない。
この発明の目的は、具体的対象と直感的対象が正しい関係のものであることを保証する二次元バーコード処理システムおよび、処理方法を提供することにある。
以下に実施例1を説明する。なお、ここでは、具体的対象提供装置をサービス提供装置とし直接的対象を企業Sとそのサービス名Aとし、具体的対象を企業SのウェブサイトのアドレスTとする。
図1にこの発明装置の実施形態のシステム構成例を示す。電子的なネットワーク2にサービス提供装置4と信頼できる機関の装置6(以下、認証装置又は、CA(Certificate Authorityという))が繋がっている。サービス提供装置4とCA6はネットワーク2を通じてデータのやり取りを行うことができる。
次に、生成された二次元バーコードをユーザが使用する場合を説明する。ユーザ端末8の機能構成例を図4に示す。この場合は、図1中に破線で示しているように、ユーザ端末8を、ネットワーク2に繋げる。ユーザは携帯電話機に内蔵されているカメラなどのバーコード取り込み部80で、二次元バーコードを取り込むと、その二次元バーコード画像データは、バーコード記憶部81に記憶される。記憶された二次元バーコードの画像データがバーコード解析部82に入力され、解析され、二次元バーコードのデータが得られ、バーコード解析部82内に、一時記憶される。この解析の結果中の検証アプリケーションのリンク(CA6のURL)が、検証アプリケーション要求信号生成部83に入力され、検証アプリケーション要求信号が生成され、通信部84中の送信部85より、検証アプリケーション要求信号がCA6に送信され、つまり、CA6に対して、検証アプリケーションの要求が行われる。
実施例3として、二次元バーコードをQRコードVer9誤り訂正Mに、ISO/IEC15946−4で規格化されている署名方式ECAOを利用した場合について説明する。この場合の二次元バーコードデータの構造を図5に示す。ここでQRコードVer9誤り訂正MはJIS(JIS−X−0510 タイトル:二次元コードシンボル(QRコード基本仕様))やISO(ISO/IEC18004)などで規格化されている。また、署名方式ECAOとは、メッセージリカバリー部分を持つ署名方式であり、メッセージリカバリーとは、署名が正しいと検証できたときに、メッセージの一部が自動的に復号できる仕組みのことである。
(c)公開鍵番号欄は、検証アプリケーションに含まれている公開鍵の通し番号が記入される。
(d)署名欄は企業名SとそのサイトアドレスTに対する署名が記入される。この署名のうち(d1)欄に記入された部分が、メッセージリカバリーされ、この例では、企業名S及びサービス名Aのデータが復号される。(d)署名欄のほかの部分(欄(d2))を署名Sという。
(e)平文長欄は(f)メッセージ欄に記入されるメッセージの長さがバイト単位で記入される。
(g)検証アプリケーションのリンク欄は、上述したとおり、検証アプリケーションが設けられている認証装置2のURLを表す検証アプリケーションへのリンクのデータが記入される。
以上の説明では、直感的対象を企業名、具体的対象を企業のウェブサイトのアドレスということで説明してきた。しかし本発明は、これに限られず、様々な直感的対象と具体的対象の組み合わせが想定される。直感的対象、具体的対象もデータとしては単なる数字、記号。文字などの配列であるため、直感的対象がどのようなもの(種類)、その具体的対象がどのようなもの(種類)であるかの組み合わせを示すアプリケーション識別子テーブルを用意する。直感的対象が表力するものをX、具体的対象が表力するものをYとし、これらの組み合わせを(X、Y)と表す。図7に示す例では、アプリケーション識別子「1」は(企業名、電子メールアドレス)、アプリケーション識別子「2」は(団体名、電話番号)、アプリケーション識別子「3」(人名、住基番号)などである。アプリケーション識別子「1」、「2」の提供対象は実施例1〜3のように、二次元バーコードを媒体に付して配布される状況が考えられる。アプリケーション識別子「3」のような提供対象の利用状況は以下の通りである。
なお、署名としては、データリカバリー署名方式のみならず、汎用の署名方式、例えば、楕円曲線を使ったECDSA署名でもよい。この場合は図5中の(g)メッセージ欄に直感的対象データも記入される。
次に、全体の流れを図8により説明する。CAが署名鍵とそれに対応する公開鍵を鍵生成部65により生成し(S800)、検証アプリケーション生成部68により公開鍵を含んだ検証アプリケーションを生成する(S802)。そして、具体的対象提供装置4の担当者が企業名Sと企業SのウェブサイトのアドレスTである必要書類をCAに提出すると(S804)、企業名Sと企業SのウェブサイトのアドレスTの関係等を正当性確認部64により確認し(S806)、企業名Sと企業SのウェブサイトのアドレスTの組み合わせを署名鍵により署名部67で署名を生成する(S808)。検証アプリケーションのリンクと署名と企業名Sと企業SのウェブサイトのアドレスTの4つに対する二次元バーコードをバーコード生成部73で、生成する(S810)。そして具体的対象提供装置4に二次元バーコードのデータを送信し(S812)、検証アプリケーションのリンクを基にCAに検証アプリケーションを要求する(S816)。CAは検証アプリケーションを具体的対象提供装置4に送付して(S818)、具体的対象提供装置4は受信した検証アプリケーションを使用して、二次元バーコードの署名が正当であるか否かを署名検証部46で検証する(S820)。検証が成功であれば、媒体付加部51で、チラシやウェブサイトの画像などに、二次元バーコードを付加して(S822)、宣伝、広告共に、配布する(S824)。
バーコード解析部82で解析して(S826)、検証アプリケーションのリンクを基にCAに検証アプリケーションを要求する(S828)。CAは検証アプリケーションをユーザに送付すると(S830)、ユーザは検証アプリケーションを使用して、二次元バーコードの署名が正当であるか否かを署名検証部88で検証する(S832)。検証成功であれば、企業名S、アドレスTを確認して(S834)、具体的対象提供装置4にアクセス要求を行い(S836)、具体的対象提供装置4は企業Sのサイトを公開する(S838)。
なお、具体的対象提供装置4、認証装置6、ユーザ端末8は、それぞれ、コンピュータにより機能させても良い。
Claims (10)
- 具体的対象提供装置と認証装置とがネットワークを通じて接続されるシステムにおいて、
上記認証装置は、署名鍵とこれに対応する公開鍵とを生成する鍵生成部と、
入力された直感的対象及び具体的対象に対する上記署名鍵で署名を生成する署名部と、
上記直感的対象と上記具体的対象と上記署名と上記認証装置の接続リンク(アドレス)を二次元バーコードデータとして生成するバーコード生成部と、
上記公開鍵を含み、上記署名の検証を行う検証アプリケーションを生成する検証アプリケーション生成部と、
上記検証アプリケーションを記憶する検証アプリケーション記憶部と、
上記二次元バーコードデータを上記具体的対象提供装置へ送信し、検証アプリケーション要求を受信し、受信した検証アプリケーションを要求元へ上記検証アプリケーションを送付する通信部を具備し、
上記具体的対象提供装置は、上記認証装置から送られてきた上記二次元バーコードデータを記憶するバーコード記憶部と、
上記二次元バーコードデータからの上記接続リンクに基づき、上記認証装置に、上記検証アプリケーション要求信号を生成する検証アプリケーション要求信号生成部と、
上記通信部により受信した検証アプリケーションを記憶する検証アプリケーション記憶部と、
上記検証アプリケーションを使用して、上記二次元バーコードデータに含まれる上記署名を検証する署名検証部と、
上記署名検証が成功すれば、上記二次元バーコードを媒体に付加する媒体付加部と、
上記二次元バーコードデータを受信し、上記検証アプリケーション要求信号を上記認証装置へ送信し、上記認証装置からの検証アプリケーションを受信する通信部と
を具備することを特徴とする具体的対象保証型バーコードシステム。 - 具体的対象提供装置と認証装置とがネットワークを通じて接続されるシステムにおいて、
上記認証装置は、署名鍵とこれに対応する公開鍵とを生成する鍵生成部と、
入力された直感的対象と具体的対象に対し、署名検証に成功すると、上記直感的対象が、自動的に復号されるメッセージリカバリー部分を持つ署名方式による署名を生成する署名部と、
上記具体的対象と上記署名と上記認証装置の接続リンク(アドレス)を二次元バーコードデータとして生成するバーコード生成部と、
上記公開鍵を含み、上記署名の検証を行う検証アプリケーションを生成する検証アプリケーション生成部と、
上記検証アプリケーションを記憶する検証アプリケーション記憶部と、
上記二次元バーコードデータを上記具体的対象提供装置へ送信し、検証アプリケーション要求を受信し、受信した検証アプリケーションを要求元へ上記検証アプリケーションを送付する通信部を具備し、
上記具体的対象提供装置は、上記認証装置から送られてきた上記二次元バーコードデータを記憶するバーコード記憶部と、
上記二次元バーコードデータからの上記接続リンクに基づき、上記認証装置に、上記検証アプリケーション要求信号を生成する検証アプリケーション要求信号生成部と、
上記通信部により受信した検証アプリケーションを記憶する検証アプリケーション記憶部と、
上記検証アプリケーションを使用して、上記二次元バーコードデータに含まれる上記署名を検証する署名検証部と、
上記署名検証が成功すれば、上記二次元バーコードを媒体に付加する媒体付加部と、
上記二次元バーコードデータを受信し、上記検証アプリケーション要求信号を上記認証装置へ送信し、上記認証装置からの検証アプリケーションを受信する通信部と
を具備することを特徴とする具体的対象保証型バーコードシステム。 - 請求項1又は2に記載のシステムにおいて、
上記ネットワークにユーザ端末が接続され、
上記ユーザ端末は、媒体に付加されている二次元バーコードを二次元バーコードデータとして取り込むバーコード取り込み部と、
上記取り込んだ二次元バーコードをデータとして記憶するバーコード記憶部と、
上記二次元バーコードデータを解析するバーコード解析部と、
上記解析されたバーコードデータから、上記認証装置に対し、上記検証アプリケーションを要求する検証アプリケーション要求信号生成部と、
受信した上記検証アプリケーションを記憶する検証アプリケーション記憶部と、
上記検証アプリケーションを使用して、上記二次元バーコードデータに含まれる上記署名を検証する署名検証部と、
上記署名検証が成功であれば、上記バーコードシステム解析部からの具体的対象を利用する利用部と、
上記バーコード解析部又は、上記署名検証部から得られる上記直感的対象と上記具体的対象を表示する表示部と、
上記検証アプリケーション生成信号を上記認証装置へ送信し、上記認証装置からの検証アプリケーションを受信する通信部と、
を具備することを特徴とする具体的対象保証型バーコードシステム。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のシステムにおいて、
上記バーコード生成部は、上記直感的対象と具体的対象との組ごとのアプリケーション識別子が入力され、上記二次元バーコードデータにアプリケーション識別子を組み込むものである
ことを特徴とする具体的対象保証型バーコードシステム。 - 請求項1〜4の何れかに記載のシステムにおいて、
上記具体的対象提供装置は、上記署名に成功すれば、上記バーコード解析部又はこれに加え、上記署名検証部からのデータにより、上記直感的対象と上記具体的対象を表示する表示部を備える
ことを特徴とする具体的対象保証型バーコードシステム。 - 具体的対象提供装置と認証装置がネットワークに接続されたシステムによる具体的対象保証型バーコード処理方法であって、
上記認証装置は、入力された直感的対象と具体的対象の組に対し、署名鍵で署名処理をして署名を生成し、
上記直感的対象と上記具体的対象と上記署名と上記認証装置の接続リンク(アドレス)とを二次元バーコードデータとして生成し、
上記二次元バーコードデータを上記具体的対象提供装置へ送信し、
上記署名鍵と対応する公開鍵を含み、上記署名を検証するための検証アプリケーションを生成し、記憶し、
上記二次元バーコードデータより得た上記接続リンクに基づき、上記認証装置に、検証アプリケーションを要求し、
上記認証装置は上記検証アプリケーション要求を受信すると、上記検証アプリケーションを上記具体的対象提供装置へ送信し、
上記具体的対象提供装置は受信した上記検証アプリケーションを用いて、上記二次元バーコードデータに対し、署名検証処理を行い、
上記検証処理が成功すれば、上記二次元バーコードを媒体に付加する
ことを特徴とする具体的対象保証型バーコード処理方法。 - 具体的対象提供装置と認証装置がネットワークに接続されたシステムによる具体的対象保証型バーコード処理方法であって、
上記認証装置は、入力された直感的対象と具体的対象の組に対し、署名検証に成功すると、上記直感的対象が、自動的に復号されるメッセージリカバリー部分を持つ署名方式による署名を生成し、
上記具体的対象と上記署名と上記認証装置の接続リンク(アドレス)とを二次元バーコードデータとして生成し、
上記二次元バーコードデータを上記具体的対象提供装置へ送信し、
上記署名鍵と対応する公開鍵を含み、上記署名を検証するための検証アプリケーションを生成し、記憶し、
上記二次元バーコードデータより得た上記接続リンクに基づき、上記認証装置に、検証アプリケーションを要求し、
上記認証装置は上記検証アプリケーション要求を受信すると、上記検証アプリケーションを上記具体的対象提供装置へ送信し、
上記具体的対象提供装置は受信した上記検証アプリケーションを用いて、上記二次元バーコードデータに対し、署名検証処理を行い、
上記検証処理が成功すれば、上記二次元バーコードを媒体に付加する
ことを特徴とする具体的対象保証型バーコード処理方法。 - 請求項6又は7記載の方法において、
上記ネットワークにユーザ端末が接続され、
上記ユーザ端末は、媒体に付加されている二次元バーコードを二次元バーコードデータとして取り込み、
上記取り込んだ二次元バーコードをデータとして記憶し、解析し、
上記解析されたバーコードデータから、上記認証装置に対し、上記検証アプリケーションを要求し、
上記認証装置は上記検証アプリケーション要求を受信すると、上記検証アプリケーションを上記ユーザ端末へ送信し、
上記ユーザ端末は、受信した上記検証アプリケーションを用いて、上記二次元バーコードに対して、署名検証処理を行い、
上記署名検証処理が成功すれば、上記具体的対象を利用し、かつ上記直感的対象と上記具体的対象を表示する
ことを特徴とする具体的対象保証型バーコード処理方法。 - 請求項6〜8のいずれかに記載の方法において、
上記二次元バーコードの生成は、上記直感的対象と具体的対象との組ごとのアプリケーション識別子が入力され、上記二次元バーコードデータにアプリケーション識別子を組み込む
ことを特徴とする具体的対象保証型バーコード処理方法。 - 請求項6〜9の何れかに記載の方法において、
上記具体的対象提供装置は、上記署名に成功すれば、上記署名検証からのデータにより、上記直感的対象と上記具体的対象を表示する
ことを特徴とする具体的対象保証型バーコード処理方法。
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