JP2007186969A - 住宅等建物の断熱遮音工法 - Google Patents
住宅等建物の断熱遮音工法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】住宅等建物で真空を利用した断熱遮音工法を大きく前進させるため・外壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネルなどの複層高気密断熱部材と真空制御装置とを組み合わせ高い断熱性能と遮音性能を半永久的に安定維持させる住宅等建物の断熱遮音工法の提供。
【解決手段】真空引き可能な気密空間部を有する複層高気密断熱部材3の・外壁パネル31・屋根パネル32・床パネル33・嵌め込み硝子パネル34・サッシ35・ドアー36どの全部または一部を真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段により高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法である。
【選択図】図1
【解決手段】真空引き可能な気密空間部を有する複層高気密断熱部材3の・外壁パネル31・屋根パネル32・床パネル33・嵌め込み硝子パネル34・サッシ35・ドアー36どの全部または一部を真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段により高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、真空可能な気密空間部を有する・壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネルなどを使用した住宅等建物の断熱遮音工法に関する。
特に、人類だけが生活の快適さを得るために暖房や冷房に膨大な石油や石炭また天然ガスなどの多くのエネルギー消費し続けている。
自然災害の少ない地球に優しい環境の維持継続を考えた場合、この再生不可能な貴重な地下資源である石油や石炭また天然ガスの消費をこれからも続ければ大気汚染が進み地球温暖化が加速する。このことが生物にとって致命的な風水害や砂漠化など異常気象に伴う自然災害に見舞われる可能性が格段に高くなると言われている。
石油や石炭また天然ガスなどの貴重な地下資源は大切に利用すべきで燃料に使用するよりも生物が共栄共存し人類が豊かになるための製品を生みだすことに振り向けられるべきもので、限りある地球資源の有効利用に関し人類は基本的な指標を世界的に合意しなければならない段階にあると言ってよい。
自然災害の少ない地球に優しい環境の維持継続を考えた場合、この再生不可能な貴重な地下資源である石油や石炭また天然ガスの消費をこれからも続ければ大気汚染が進み地球温暖化が加速する。このことが生物にとって致命的な風水害や砂漠化など異常気象に伴う自然災害に見舞われる可能性が格段に高くなると言われている。
石油や石炭また天然ガスなどの貴重な地下資源は大切に利用すべきで燃料に使用するよりも生物が共栄共存し人類が豊かになるための製品を生みだすことに振り向けられるべきもので、限りある地球資源の有効利用に関し人類は基本的な指標を世界的に合意しなければならない段階にあると言ってよい。
ところで近年、社会的ニーズは広範囲におよび地球温暖化の抑制に関してもその意識が高まってきている。
その中で住宅など建築物においては便利さや快適さの要求も強く、例えば・安全・安心・健康・癒し・省エネルギーに関する多くの工夫を取り入れた住宅建築工法の開発が進められているのが現状である。
特に、地球温暖化の抑制に関しては、適切な24時間機械換気システムの基で高気密化と高断熱化への取り組みが盛んで地球温暖化抑制には他にさまざまな建築工法と対策が講じられている。しかし、現状の高気密高断熱化住宅の多くはグラスウール、ロックウールでの断熱化、また、石油系の発泡ウレタンや発泡スチロールなどを多量に用いる被覆断熱化工法が主流で、このような被覆断熱化工法では火災にも弱く、また、再生利用が難しい多くの建材を使用するなど決して地球環境に優しい住宅建築工法とは言えないのである。
その中で住宅など建築物においては便利さや快適さの要求も強く、例えば・安全・安心・健康・癒し・省エネルギーに関する多くの工夫を取り入れた住宅建築工法の開発が進められているのが現状である。
特に、地球温暖化の抑制に関しては、適切な24時間機械換気システムの基で高気密化と高断熱化への取り組みが盛んで地球温暖化抑制には他にさまざまな建築工法と対策が講じられている。しかし、現状の高気密高断熱化住宅の多くはグラスウール、ロックウールでの断熱化、また、石油系の発泡ウレタンや発泡スチロールなどを多量に用いる被覆断熱化工法が主流で、このような被覆断熱化工法では火災にも弱く、また、再生利用が難しい多くの建材を使用するなど決して地球環境に優しい住宅建築工法とは言えないのである。
そこで、真空を利用した真空断熱化工法に着目した。
真空断熱の考えは昔からあるものの実用化されたものとしては工場で真空化した窓ガラスを取り付けたサッシなど一部だけで、未だに住宅全体を真空断熱材で覆い徹底した省エネルギー住宅化までには至っていないのが現状である。
真空断熱の考えは昔からあるものの実用化されたものとしては工場で真空化した窓ガラスを取り付けたサッシなど一部だけで、未だに住宅全体を真空断熱材で覆い徹底した省エネルギー住宅化までには至っていないのが現状である。
上記の事情に鑑み、住宅等建物で真空を利用した断熱遮音工法を大きく前進させるため・外壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネルなどの複層高気密断熱部材と真空制御装置とを組み合わせ高い断熱性能と遮音性能を半永久的に安定維持させる住宅等建物の断熱遮音工法の提供にある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じた。
第1に、真空引き可能な気密空間部を有する複層高気密断熱部材の・外壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネル・サッシ・ドアー・間仕切りパネル・天井パネルなどの全部または一部を真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段により高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法とした。
第2に、前記の真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段は、1〜複数の各気密空間部を有する複層高気密断熱部材の・外壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネル・サッシ・ドアー・間仕切りパネル・天井パネルなとの前記各気密空間部を各設定真空度系統毎にチューブで真空度制御装置に連通接続し高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法とした。
第1に、真空引き可能な気密空間部を有する複層高気密断熱部材の・外壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネル・サッシ・ドアー・間仕切りパネル・天井パネルなどの全部または一部を真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段により高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法とした。
第2に、前記の真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段は、1〜複数の各気密空間部を有する複層高気密断熱部材の・外壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネル・サッシ・ドアー・間仕切りパネル・天井パネルなとの前記各気密空間部を各設定真空度系統毎にチューブで真空度制御装置に連通接続し高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法とした。
本発明により、住宅等建物の断熱工法で真空を利用した真空断熱化を大きく前進させることが可能で・外壁パネル・屋根パネル・床パネル・嵌め込み硝子パネルなどの複層高気密断熱部材と真空制御装置との組み合わせにより高い断熱性能と遮音性能を半永久的に、しかも少ないエネルギーで安定維持させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、真空制御装置を用いた住宅等建物の断熱遮音工法の概略図。
図2は、複層高気密断熱部材に液封式真空制御装置を連通接続した概念図である。
図1は、真空制御装置を用いた住宅等建物の断熱遮音工法の概略図。
図2は、複層高気密断熱部材に液封式真空制御装置を連通接続した概念図である。
図1の住宅等建物の断熱遮音工法は、設定真空度の異なる2台の真空ポンプ51、52の真空制御装置1を用いた断熱方法で、例えば・外壁パネル31・屋根パネル32・床パネル33などは2枚のステンレス薄板材の間にリサイクル古紙製ハニカム構造の断熱材に輻射熱の遮断効果を高めるため片面にアルミニウムシートを貼った隙間保持部材41を挟み、四方を溶接した高真空度に耐える複層高気密断熱部材3となっていて、その全ての吸引ノズルをチューブ21によって高真空度用の真空ポンプ(51)に連通接続している。
また一方、嵌め込み硝子パネル34など気密空間部を保持する隙間保持部材42をできるだけ少なくしたい。その為、断熱遮音性能が多少低下してでも隙間保持部材42による違和感をなくしたい場合の嵌め込み硝子パネル34では高真空度に耐えない複層高気密断熱部材3となるので、低真空度用の真空ポンプ52にチューブ22を通じて連通接続した状態を図示している。
これらの方法によって高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法としている。
これらの方法によって高い断熱性能や遮音性能を得る住宅等建物の断熱遮音工法としている。
図2は・外壁パネル31・屋根パネル32・床パネル33など1つの気密空間部を持つ1層パネルと、また、嵌め込み硝子パネル44など3つの気密空間部を持つ3層パネルの複層高気密断熱部材3に真空制御装置1の液封式真空制御装置10を連通接続した図である。
この液封式真空制御装置10には液封をしていないチューブ21と液封をしたチューブ22で構成した真空制御装置1で、一台の真空ポンプ15によって2つの違った真空度を得ることができる液封式真空制御装置10となっている。
チューブ21系は、真空ポンプ15と直結しているので真空度が最も高い高真空度である。
チューブ22系は、液封の深さで調整する低真空度となっている。
この液封式真空制御装置10には液封をしていないチューブ21と液封をしたチューブ22で構成した真空制御装置1で、一台の真空ポンプ15によって2つの違った真空度を得ることができる液封式真空制御装置10となっている。
チューブ21系は、真空ポンプ15と直結しているので真空度が最も高い高真空度である。
チューブ22系は、液封の深さで調整する低真空度となっている。
液封方式では液の密度によって真空度が左右される次の関係がある。例えば、水銀の場合は絶対真空度は760mmHgだが、水では略10mに相当する。
住宅の場合、取り扱い上の安全、安心面から水を使用し、冬場の凍結を考慮しなければならない場合には不凍液水での液封式が望ましい。
液封式真空制御装置10のパイプ高さは略11m以上とし不凍液水の液高さは絶対真空度に相当する略10mとすれば幅広い真空度を得ることができる。
図示した通り液封式真空制御装置10のパイプ上部の気相部19の真空度は真空ポンプ15の性能に左右されることになる。そして、液封式真空制御装置10の液中には逆流防止弁を経由したチューブ22が挿入し液封されている。
住宅の場合、取り扱い上の安全、安心面から水を使用し、冬場の凍結を考慮しなければならない場合には不凍液水での液封式が望ましい。
液封式真空制御装置10のパイプ高さは略11m以上とし不凍液水の液高さは絶対真空度に相当する略10mとすれば幅広い真空度を得ることができる。
図示した通り液封式真空制御装置10のパイプ上部の気相部19の真空度は真空ポンプ15の性能に左右されることになる。そして、液封式真空制御装置10の液中には逆流防止弁を経由したチューブ22が挿入し液封されている。
この状態で、真空ポンプ15を稼働させると嵌め込み硝子パネル44の気密空間部90は高真空度となり気密空間部99は低真空度となる。
従って、真空度制御可能な構造の嵌め込み硝子パネル44は、前記図1の第一実施形態の嵌め込み硝子パネル34より高い断熱性能や遮音性能を確保することができる。
図2の嵌め込み硝子パネル44などはガラス一枚一枚の強度と最少の隙間保持部材42とで構成し真空度制御のバランスを適切に確保することによって、最高の断熱と遮音性能を有する違和感を感じない透明ガラス部を多く有する複層の嵌め込み硝子パネル44となっている。
従って、真空度制御可能な構造の嵌め込み硝子パネル44は、前記図1の第一実施形態の嵌め込み硝子パネル34より高い断熱性能や遮音性能を確保することができる。
図2の嵌め込み硝子パネル44などはガラス一枚一枚の強度と最少の隙間保持部材42とで構成し真空度制御のバランスを適切に確保することによって、最高の断熱と遮音性能を有する違和感を感じない透明ガラス部を多く有する複層の嵌め込み硝子パネル44となっている。
そして、図1の真空ポンプ51、52の真空制御装置1や図2の真空ポンプ15の真空制御装置1とチューブで連通接続している各複層高気密断熱部材3の系統に漏れなどの異常がない限りは真空度を保持するので真空ポンプ51、52、15の停止状態が続くのである。
尚、本発明の実施形態に限らず、以下のような変更が可能である。
本発明の図1、図2では、2系統の真空度制御としたが・高真空度・中真空度・低真空度と3系統の真空度制御でもよく、これを更に複数の真空度を得ることができる液封式真空制御装置としてもよい、また、チューブで連通接続する複層高気密断熱部材の種類や数に関しても上記の実施形態に制約や制限されるものではない。
本発明の図1、図2では、2系統の真空度制御としたが・高真空度・中真空度・低真空度と3系統の真空度制御でもよく、これを更に複数の真空度を得ることができる液封式真空制御装置としてもよい、また、チューブで連通接続する複層高気密断熱部材の種類や数に関しても上記の実施形態に制約や制限されるものではない。
本発明は、住宅等建物の複層高気密断熱部材の開発促進に結び付く。
建物で高気密高断熱化や高い遮音性能を得ることのできる・安全・安心・健康・癒し・省エネルギー住宅の開発は、地球環境に優しい革新的な建物の建築工法の開発に結び付く。
建物で高気密高断熱化や高い遮音性能を得ることのできる・安全・安心・健康・癒し・省エネルギー住宅の開発は、地球環境に優しい革新的な建物の建築工法の開発に結び付く。
1 真空度制御装置
3 複層高気密断熱部材
10 液封式真空制御装置
15、51、52 真空ポンプ
19 気相部
21、22 チューブ
31 外壁パネル
34、44 嵌め込み硝子パネル
41、42 隙間保持部材
90、99 気密空間部
3 複層高気密断熱部材
10 液封式真空制御装置
15、51、52 真空ポンプ
19 気相部
21、22 チューブ
31 外壁パネル
34、44 嵌め込み硝子パネル
41、42 隙間保持部材
90、99 気密空間部
Claims (2)
- 住宅等建物の断熱方法であって、
真空引き可能な気密空間部を有する複層高気密断熱部材(3)の・外壁パネル(31)・屋根パネル(32)・床パネル(33)・嵌め込み硝子パネル(34)(44)・サッシ(35)・ドアー(36)・間仕切りパネル(37)・天井パネル(38)などの全部または一部を真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段により高い断熱性能や遮音性能を得ることを特徴とする住宅等建物の断熱遮音工法。 - 前記の真空ポンプで減圧し真空状態を保持管理する手段は、1〜複数の各気密空間部を有する複層高気密断熱部材(3)の・外壁パネル(31)・屋根パネル(32)・床パネル(33)・嵌め込み硝子パネル(34)(44)・サッシ(35)・ドアー(36)・間仕切りパネル(37)・天井パネル(38)などの前記各気密空間部を各設定真空度系統毎にチューブで真空度制御装置(1)に連通接続し高い断熱性能や遮音性能を得ることを特徴とする請求項1に記載の住宅等建物の断熱遮音工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028931A JP2007186969A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | 住宅等建物の断熱遮音工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028931A JP2007186969A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | 住宅等建物の断熱遮音工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007186969A true JP2007186969A (ja) | 2007-07-26 |
Family
ID=38342315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006028931A Pending JP2007186969A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | 住宅等建物の断熱遮音工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007186969A (ja) |
-
2006
- 2006-01-11 JP JP2006028931A patent/JP2007186969A/ja active Pending
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