JP2007185735A - Sucking head for bar-like part - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、棒状部品を吸着して保持する吸着ヘッドに関する。 The present invention relates to a suction head that sucks and holds bar-shaped parts.
ストロボ装置の光源として用いられるキセノン管は、断面図である図7、及び分解斜視図である図8に示すように、筒状の透明なガラス管3と、このガラス管3の両端に形成された開口部4,5に挿入される陰極側電極棒6及び陽極側電極棒7と、陰極側電極棒6に取り付けられるカソード8と、ガラス管3の開口部4,5を密封するガラスビーズ9,10と、ガラス管3内に封入されるキセノンガスから構成されている。
A xenon tube used as a light source of a strobe device is formed in a cylindrical transparent glass tube 3 and both ends of the glass tube 3 as shown in FIG. 7 which is a cross-sectional view and FIG. 8 which is an exploded perspective view. The cathode
陰極側電極棒6は、ガラス管3内に納められる電極部12と、ガラス管3外に突出されてプリント基板等への配線に使用されるリード部13とからなり、電極部12とリード部13との間には、略ボール形状の溶接玉14が設けられている。電極部12は、例えばタングステン(W)を用いて棒状に形成されている。リード部13は、例えばニッケル(Ni)を用いて形成されており、電極部12と径が同等、もしくは若干太くされている。溶接玉14は、電極部12とリード部13とを溶接して接合する際に、リード部13が溶けて電極部12の端部を包み込むことで形成される。陽極側電極棒7は、陰極側電極棒6と同様に、電極部16,リード部17,溶接玉18からなり、電極部16の長さが異なる以外は、同じ材質、同様の製造方法で製造される。
The cathode-
ガラスビーズ9,10は、ガラスで略リング形状に形成されており、中央には電極棒6,7の電極部12,16が挿通される穴9a,10aが形成されている。このガラスビーズ9,10は、電極部12,16に挿入後、ヒーターで加熱されて電極棒12,16に溶着される。その後、ガラス管3の開口部4,5に挿入されてヒーターで加熱されることで溶融し、ガラス管3を密封する。
The
カソード8は、金属粉末を筒状に成型,焼結したものにセシウム化合物等を添加処理したもので、放電時の電子放出効率を高めるために用いられている。このカソード8は、ガラスビーズ9が溶着された後で電極部12の所定の位置に挿入され、外側からかしめられることにより電極部12に固着される。
The cathode 8 is formed by molding and sintering a metal powder into a cylindrical shape and adding a cesium compound or the like, and is used to increase the electron emission efficiency during discharge. The cathode 8 is inserted into a predetermined position of the
従来の陰極側電極棒6へのカソード8の取り付けは、次のような手順で行われている。まず、供給用パレットに1本ずつ立てられて収納されている陰極側電極棒6の電極部12をロボットハンドで把持して取り出し、組立台にセットする。図9に示すように、組立台21は、リード部13をリード支持穴21aで支えるとともに、下方に配置された受け板22でリード部13の下端を受けている。さらに電極部12を電極部位置決めチャック30により保持する。陰極側電極棒6を保持した組立台21は、次のステーションに搬送される。
Attachment of the cathode 8 to the conventional cathode
次のステーションでは、フィーダ25により整列されたカソード8が、カソード8の外径と微小なクリアランスを持つカソードガイドチャック26のカソードガイド部26bに挿入される。カソードガイドチャック26は左右に開閉することができ、電極部ガイド爪26aで電極部12とカソードガイド部26bの芯を一致させ、カソードガイドチャック26を振動させると同時に、上部より軽衝撃荷重ピン27でカソード8を叩いて陰極側電極棒6に押込み挿入し、カソードガイドチャック26を開き、上部に退避させた後、組立台21は次のステーションに搬送される。
In the next station, the cathode 8 aligned by the
図10に示すように、次のステーションでは、電極部12の先端径よりも太くカソード8の外径よりも細い穴31aが所定の深さで形成されたカソード位置決め治具31の穴31aに電極部12の先端が入り、カソード位置決め治具31の下端がカソード8の上端にあたり電極部位置決めチャック30と挟まれるまでカソード位置決め治具31を押し下げ、カソード8の位置調整を行う。このとき、電極部12の先端が治具31に押圧されると、陰極側電極棒6の下端を受けている受け板22がバネ32の付勢に抗して押し下げられる。このようにしてカソード8の位置決めが行われた後、カソード8の外周が仮かしめチャック33によって押圧され、仮かしめされる。
As shown in FIG. 10, in the next station, an electrode is formed in the
次のステーションでは、カソード8の外周が本かしめチャックによって仮かしめよりも強い力で押圧され、本かしめが行われる。更に次のステーションでは、カソード8が取り付けられた陰極側電極棒6が組立台21から取り出され、集積用パレットに集積される。
At the next station, the outer periphery of the cathode 8 is pressed with a force stronger than the temporary caulking by the main caulking chuck, and the main caulking is performed. Further, in the next station, the cathode-
上述したカソード8の取付方法は、比較的大型のキセノン管において用いられているが、例えばガラス管の直径が1.5mm以下の小形キセノン管では、陰極側電極棒にカソードを挿入する工程を手作業によって行い、その後の位置調整及びかしめ工程を機械によって行っている。これは、キセノン管の小型化により、上述した機械挿入では機構的な困難が生じるためである。
上述したように、従来は、ロボットハンドによって電極棒の搬送を行っていた。そのため、電極棒供給台もしくは組立台に立てられている電極棒をロボットハンドで把持する際に、電極棒とロボットハンドとの位置がずれていると、ロボットハンドによって電極棒が曲げられてしまい、NG品となることがあった。また、このような電極棒の屈曲を防止するには、電極棒供給台及び組立台とロボットハンドとの位置合せを厳密に行う必要があり、調整に時間がかかった。また、ロボットハンドで搬送する場合には、電極棒が電極棒供給台もしくは組立台から完全に抜けきるまでロボットを垂直に上昇させる必要がありタクトが延びるという問題があった。 As described above, conventionally, the electrode rod is transported by the robot hand. Therefore, when the electrode rod standing on the electrode rod supply table or the assembly table is gripped by the robot hand, if the position of the electrode rod and the robot hand is shifted, the electrode rod is bent by the robot hand, There were times when it became an NG product. Further, in order to prevent such bending of the electrode rod, it is necessary to strictly align the electrode rod supply table and assembly table with the robot hand, and adjustment takes time. Further, in the case of carrying with a robot hand, there is a problem that the tact is extended because it is necessary to raise the robot vertically until the electrode bar is completely removed from the electrode bar supply table or the assembly table.
本発明は、上記課題を解決するためのもので、厳密な位置合せを行わなくても、棒状部品を曲げることなく組立台にセットすることができ、ロボットの動線を短くしタクトを短縮することができる吸着ヘッドを提供する。 The present invention is for solving the above-described problems, and can be set on an assembly table without bending a rod-shaped part without strict alignment, shortening the flow line of the robot and shortening the tact. An adsorption head that can be provided.
上記課題を解決するために、本発明の棒状部品用吸着ヘッドは、棒状部品の最大外径部位よりも大きな内径と、棒状部品の少なくとも一部が収納可能な長さとを有する吸着穴が設けられた吸着ノズルと、この吸着穴から吸気して棒状部品を吸着穴内に収納し、吸気を継続して吸着穴内に棒状部品を保持するエアポンプとを備えたものである。 In order to solve the above problems, the suction head for a bar-shaped part of the present invention is provided with a suction hole having an inner diameter larger than the maximum outer diameter portion of the bar-shaped part and a length that can accommodate at least a part of the bar-shaped part. The suction nozzle, and an air pump that sucks air from the suction hole and stores the bar-shaped part in the suction hole, and continues the suction to hold the bar-shaped part in the suction hole.
また、吸着穴の深さは、棒状部品の略全体を収納できる深さを有するようにしたものである。 The depth of the suction hole is such that it can accommodate substantially the entire rod-shaped part.
さらに、エアポンプは、吸着ノズルから棒状部品を排出する際に、吸気動作から排気動作に切り換えるようにしたものである。 Further, the air pump is configured to switch from the intake operation to the exhaust operation when discharging the rod-shaped part from the suction nozzle.
また、吸着穴の奥に、棒状部品に当接して吸着穴への挿入量を規定する規定部材を設けたものである。 In addition, a regulating member that abuts the rod-shaped component and regulates the amount of insertion into the suction hole is provided behind the suction hole.
本発明によれば、吸着ヘッドで棒状部品を吸着して保持するようにしたので、吸着ヘッドと棒状部品との位置が多少ずれていても、棒状部品をほぼ垂直に持ち上げることができるので、棒状部品を曲げることなく保持することができる。また、ロボットハンドに比べ、構成が簡略化されるので、ローコストであり、故障時の復帰等のメンテナンス性も高くなる。 According to the present invention, since the stick-shaped part is sucked and held by the suction head, the stick-shaped part can be lifted substantially vertically even if the position of the suction head and the stick-shaped part is slightly shifted. Parts can be held without bending. In addition, since the configuration is simplified as compared with the robot hand, the cost is low, and the maintainability such as return at the time of failure is also improved.
また、吸着穴に棒状部品の略全体を収納することができるので、棒状部品を保持した後の吸着ヘッドの動線を短縮することができ、タクトに有利である。 In addition, since almost the entire bar-shaped part can be accommodated in the suction hole, the flow line of the suction head after holding the bar-shaped part can be shortened, which is advantageous for tact.
更に、棒状部品を排出する際に、エアポンプを排気動作させるようにしたので、スムーズに棒状部品を排出することができる。また、更に、吸着穴内に設けた規定部材で棒状部品の挿入量を規定するようにしたので、棒状部品が吸着穴の奥まで入って抜け出なくなるようなことはない。 Furthermore, since the air pump is exhausted when discharging the rod-shaped component, the rod-shaped component can be discharged smoothly. Further, since the insertion amount of the bar-shaped part is regulated by the regulating member provided in the suction hole, the bar-shaped part does not enter the back of the suction hole and cannot be pulled out.
図1は、本発明の挿入・かしめ装置の構成を示す外観斜視図である。この挿入・かしめ装置40は、図7,8に示すキセノン管2の陰極側電極棒(以下、電極棒と省略する)6にカソード8を挿入し、このカソード8をかしめて電極棒6に固着させる装置である。挿入・かしめ装置40は、架台41の上部台板41aに設置されて加工を行う加工部42と、下部台板41bに設置されて加工部42を制御するハードウェアである制御部43と、この制御部43をソフトウェア的に制御する制御コンピュータ44とから構成されている。上部台板41aの側縁には、挿入・かしめ装置40の操作に用いられる各種スイッチやモニタを備えた操作盤45が設けられている。
FIG. 1 is an external perspective view showing a configuration of an insertion / caulking device according to the present invention. This insertion / caulking device 40 inserts the cathode 8 into the cathode side electrode rod (hereinafter abbreviated as electrode rod) 6 of the xenon tube 2 shown in FIGS. It is a device to let you. The insertion / caulking device 40 includes a processing unit 42 that is installed on the upper base plate 41a of the
加工部42には、電極棒6を供給する電極棒供給台49と、カソード8が取り付けられた電極棒6(以下、加工済み電極棒48と呼ぶ)を集積する電極棒集積台50とが並んで配置されている。電極棒供給台49及び電極棒集積台50は、上面に設けられた多数の穴に電極棒6のリード部13を挿入させ、立てた状態で収納する。
In the processing section 42, an electrode
また、加工部42には、電極棒供給台49から取り出された電極棒6を保持して本かしめを行う組立台ユニット51と、この組立台ユニット51に保持された電極棒6とその軸方向のベクトルを検出するために撮像する第1電極棒認識カメラ52、第2電極棒認識カメラ53とが設けられている。これらのカメラの対面には、電極棒6に光を照射する照明54(図2参照)が配置されている。
The processing unit 42 also includes an assembly table unit 51 that holds the
更に、加工部42には、カソード8が供給されるカソード供給ユニット56が配置されている。また、電極棒供給台49から電極棒6を取り出して組立台ユニット51にセットし、カソード供給ユニット56からカソード8を取り出して組立台ユニット51の電極棒6に挿入して仮かしめを行ない、加工済み電極棒48を組立台ユニット51から取り出して電極棒集積台50に集積するスカラーロボット57が設置されている。
Further, a
制御部43には、スカラーロボット57と、組立台ユニット51のロボシリンダとを制御するロボットコントローラ60と、ロボット以外を制御する多数の制御基板が組み込まれたコントロールボックス61とが設置されている。制御コンピュータ44は、このロボットコントローラ60とコントロールボックス61に接続されている。なお、下部台板41bには、カソード供給ユニット56を構成するカソード認識カメラ62も設置されている。
The control unit 43 is provided with a robot controller 60 for controlling the scalar robot 57, the ROBO Cylinder of the assembly table unit 51, and a
図2は、組立台ユニット51の断面図である。組立台ユニット51は、組立台本体68、組立台69、電極棒6に取り付けられたカソード8を本かしめする本かしめチャック70、この本かしめチャック70をカソード8の高さ位置に合せて昇降させるロボシリンダ71等から構成されてユニット化されており、品種変更の際には、この組立台ユニット51ごと交換することで迅速に対応することができる。
FIG. 2 is a cross-sectional view of the assembly table unit 51. The assembling table unit 51 includes an assembling
組立台本体68は、架台41の上部台板41aに取り付けられる支持板74と、この支持板74の上面に取り付けられる上部フレーム75と、支持板74の下面に取り付けられ、上部台板41aに形成された組立台用開口76に挿入されて上部台板41aの下方に配置される一対の下部フレーム77とから構成されている。上部フレーム75は、支持板74に垂直に取り付けられる一対の支柱部75aと、これらの支柱部75aの上端を接続するように設けられる水平部75bとを備えており、水平部75bの上面中央には略円筒形状の組立台69が取り付けられる。
The
組立台69の断面を表す図3(A)に示すように、組立台69の上面中央には、溶接玉14よりも大きな径を有する円形の開口部69aが設けられ、その下方には、電極棒6のリード部13よりも径が大きく、かつ溶接玉14より小さな径を有する支持穴69bが形成されている。開口部69aと支持穴69bとの間は、略円錐状のテーパー面69cによって接続されている。組立台69の下面には、支持穴69bよりも大きな径を有する通気穴69eが設けられており、この通気穴69eは支持穴69bに接続されている。通気穴69eは、上部フレーム75の水平部75bに垂直方向に設けられた円形の垂直通気路75cに接続される。また、水平部75bには、垂直通気路75cに接続される水平通気路75dが設けられており、この水平通気路75dには、ホースやパイプ等を介して組立台用エアポンプ80が接続される。
As shown in FIG. 3A, which shows a cross section of the assembly table 69, a
垂直通気路75cと通気穴69eは同径とされ、これらで形成される空間内には、例えばステンレス等の金属で形成されたリフト球83が収納されている。このリフト球83は、通気穴69e及び垂直通気路75cよりも小さな径を有しており、通気穴69e及び垂直通気路75cとの間に通気可能な隙間が形成されるようになっている。なお、垂直通気路75cには、リフト球83が水平通気路75dを塞がないように高さ位置を規制する規制ネジ84が嵌合されている。
The
スカラーロボット57は、アームを水平方向で移動させる水平多間接ロボットであって、上部台板41aに固定される基台部57aと、この基台部57aに垂直に立設される円筒形状の支持部57bと、この支持部57bの上端に水平方向で回転自在に取り付けられる第1アーム57cと、この第1アーム57cの先端に回転自在に取り付けられる第2アーム57dと、この第2アーム57dの先端に回転及び昇降自在に設けられるリスト部57eと、このリスト部57eに取り付けられるロボットヘッド88とから構成されている。各アーム57c,57d及びリスト部57eは、モータやギヤ等からなる駆動機構によって駆動され、ロボットヘッド88は前述した加工部42上で移動される。
The scalar robot 57 is a horizontal multi-indirect robot that moves the arm in the horizontal direction, and a
図4は、ロボットヘッド88の外観形状を示す斜視図である。このロボットヘッド88は、リスト部57eに取り付けられたオートツールチェンジャ90を介してスカラーロボット57に取り付けられる。オートツールチェンジャ90は、ロボットヘッド88を保持する保持機構と、この保持機構にロボットヘッド88の保持動作と解除動作とを行わせるアクチュエータとを備えたもので、ロボットヘッド88の自動交換に用いられる。
FIG. 4 is a perspective view showing the external shape of the robot head 88. The robot head 88 is attached to the scalar robot 57 via an
ロボットヘッド88は、内部が空洞なフレーム状に形成されて軽量化されたヘッド本体93と、このヘッド本体93の上部に取り付けられてオートツールチェンジャ90に保持されるチェンジャアタッチメント94と、ヘッド本体93の下部に取り付けられる3爪チャック95と、ヘッド本体93の側面に取り付けられるヘッドシリンダ96と、このヘッドシリンダ96に保持される吸着ヘッド97、検査ヘッド98、NG用チャック99と、ヘッドシリンダ96と反対側でヘッド本体93の側面に取り付けられるキャリブレーション用照明100とを備えている。
The robot head 88 includes a
3爪チャック95は、カソード供給ユニット56からカソード8を把持して取り出す機構であり、組立台ユニット51の電極棒6にカソードを挿入した後で、把持圧力を強めて仮かしめを行う。検査ヘッド98は、電極棒6に取り付けられたカソード8を軸方向で押圧して、締結力を検査する。NG用チャック99は、NG品と判断された電極棒6を組立台ユニット51から除去する。キャリブレーション用照明100は、カソード供給ユニット56において、カソード認識カメラ62のカメラ座標と、スカラーロボット57のロボット座標とを一致させる際の指標として利用される。ヘッドシリンダ96は、吸着ヘッド97、検査ヘッド98、NG用チャック99を昇降させて、組立台ユニット51やカソード供給ユニット56と干渉するのを防止する。
The 3-
図5は、吸着ヘッド97の構成を示す断面図である。吸着ヘッド97は、電極棒供給台49にセットされている電極棒6を吸着して保持し、組立台ユニット51にセットし、加工済み電極棒48を組立台ユニット51から取り出して電極棒集積台50に集積する。この吸着ヘッド97は、垂直な貫通穴103aと、この貫通穴103aに直交して接続される給気穴103bとが形成された吸着ブロック103と、吸着ブロック103の下部から貫通穴103aに挿入される吸着ノズル104と、吸着ブロック103の上部から貫通穴103aに挿入されて封止する封止部材105と、貫通穴103aよりも径が細く、吸着ノズル104と封止部材105とに両端が保持される丸棒状のピン106とから構成されている。給気穴103bは、パイプやホースによってヘッド用エアポンプ107に接続されている。
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the configuration of the suction head 97. The suction head 97 sucks and holds the
吸着ノズル104には、ガラスビーズ9とカソード8とが取り付けられた電極棒6が挿入可能な径と、電極棒6の略全長がほぼ収容可能な深さとを有する吸着穴104aと、この吸着穴104aと貫通穴103aとを接続するスリット104bとが設けられている。また、吸着穴104aの開口部104cは、電極棒6を迎え入れやすくするために径が大きくされ、かつ電極棒6の引っ掛かりを防止するためにテーパー状に加工されている。
The
図6(A)に示すように、電極棒供給台49から電極棒6を取り出す際には、スカラーロボット57の動作によって吸着ヘッド97が電極棒供給台49の上に移動される。このときに、ヘッド用エアポンプ107が吸気動作を開始し、貫通穴103aとスリット104bと吸着穴104aとを経て吸着ノズル104の先端から吸気する。これにより、電極棒供給台49の電極棒6は、電極部12側から吸着穴104aに吸い込まれ、先端がピン106の下端に突き当たることによって吸着ヘッド97内の所定の位置で保持される。
As shown in FIG. 6A, when the
図6(B)に示すように、電極棒6を保持したスカラーロボット57は、吸着ヘッド97を組立台ユニット51の上に移動させ、ついで、ヘッド用エアポンプ107の動作が吸気動作から排気動作に切り換えられる。このときに、組立台用エアポンプ80が吸気動作を開始し、開口部69aから空気と一緒に電極棒6を吸引する。これにより、組立台69への電極棒6の挿入が的確に行えるようにアシストする。なお、組立台69と吸着ヘッド97との位置が多少ずれていても、テーパー面69cが電極棒6をガイドするので、挿入ミスが発生することはない。
As shown in FIG. 6B, the scalar robot 57 holding the
図6(C)に示すように、組立台69に吸引された電極棒6は、リード部13が支持穴69bに収容され、溶接玉14がテーパー面69cに当接される。これにより、電極棒6の軸方向及び水平方向が簡易に位置決めされ、電極部12が組立台69の上方に突出される。なお、支持穴69bは、リード部13よりも短くされているため、リード部13の先端は通気穴69e内に突出される。
As shown in FIG. 6C, in the
図6(D)に示すように、保持された電極棒6へのカソード8の挿入、仮かしめ、本かしめ、取付検査等を終了し、組立台69から加工済み電極棒48を取り出す際には、組立台用エアポンプ80が排気動作を開始し、組立台69からスムーズに電極棒6が排出されるようにアシストする。
As shown in FIG. 6D, when the insertion, provisional caulking, main caulking, mounting inspection, etc. of the cathode 8 to the held
なお、カソード8の本かしめが行われた後に、カソード8だけを下方に押圧して締結力を検査する取付検査が行われるが、この取付検査によって溶接玉14が支持穴69bに食い込み、排気だけでは電極棒6の排出をアシストできない場合がある。前述のリフト球83は、このような場合に電極棒6の組立台69への食い込みを解除するために設けられている。図3(B)に示すように、排気による圧力差によって通気穴69e内で押し上げられたリフト球83は、リード部13の先端を押圧して電極棒6を押し上げる。これにより、スカラーロボット57による組立台69からの電極棒6の取り出しに支障が生じることはない。
In addition, after the main caulking of the cathode 8 is performed, a mounting inspection is performed in which only the cathode 8 is pressed downward to inspect the fastening force. By this mounting inspection, the
図6(E)に示すように、組立台ユニット51の上方に移動された吸着ヘッド97は、ヘッド用エアポンプ107によって吸気を行ない、組立台69から加工済み電極棒48を吸引する。そして、電極棒集積台50に移動し、ヘッド用エアポンプ107の動作を排気動作に切り換えることにより、加工済み電極棒48を集積する。
As shown in FIG. 6E, the suction head 97 moved above the assembly table unit 51 sucks air by the
従来、電極棒を組立台まで搬送する際にロボットハンドを用いていたため、電極棒供給台に立てられている電極棒をロボットハンドで把持する際に、電極棒とロボットハンドとの位置がずれているとロボットハンドによって電極棒が曲げられてしまい、NG品となることがあった。また、このような電極棒の屈曲を防止するには、電極棒供給台とロボットハンドとの位置合せを厳密に行う必要があり、コストと時間とがかかるという問題があった。 Conventionally, since the robot hand was used to transport the electrode rod to the assembly table, when the electrode rod standing on the electrode rod supply table is gripped by the robot hand, the positions of the electrode rod and the robot hand are shifted. If it is, the electrode rod is bent by the robot hand, which may result in an NG product. In addition, in order to prevent such bending of the electrode rod, it is necessary to strictly align the electrode rod supply base and the robot hand, and there is a problem that it takes cost and time.
これに対し、本実施形態では、吸着ヘッド97で電極棒6を吸気動作によって保持するようにしたので、吸着ヘッド97と電極棒6との位置が多少ずれていても、電極棒6をほぼ垂直に持ち上げることができるので、電極棒6を曲げることなく保持することができる。また、吸着ヘッド97内に電極棒6の大部分を収納して搬送するようにしたので、電極棒6を誤ってぶつけて曲げてしまうこともない。また、ロボットハンドで搬送する場合には、電極棒6が支持穴から完全に抜けきるまでロボットを垂直に上昇させる必要があったが、吸着ヘッド97内に電極棒6の大部分を瞬間的に吸い込んでしまうため、その後のロボットの動線を短縮することができタクトに有利である。更に、ロボットハンドに比べ、構成が簡略化されるので、故障時の復帰等のメンテナンス性も高くなる。
On the other hand, in the present embodiment, since the
また、従来の組立台には、電極棒6を挟み込んで位置決めするエアチャックが設けられていた。これは、予め組立台に対して芯合せされたカソードガイドチャックによって電極棒にカソードを挿入し、同様に芯合せされたかしめチャックによってカソード8かしめを行うため、組立台に対する電極棒の位置ずれができるだけ少なくなるように保持するためである。
In addition, the conventional assembly table is provided with an air chuck that sandwiches and positions the
しかしながら、本実施形態の挿入・かしめ装置40では、組立台69によって保持された電極棒6の先端の位置座標を検出し、この検出された位置座標に合せて、スカラーロボット57が電極棒6にカソード8を挿入するので、電極棒6の厳密な位置決めは必要ない。よって、組立台69の支持穴69bに電極棒6を挿入するだけで電極棒6を保持することができるので、保持に必要な時間が非常に短く、比較的単純な構造のため、組立台69のコストも低くすることができる。また、テーパー面69cによって溶接玉14を受けるようにしたので、電極棒6の軸方向及び水平方向を比較的精度よく位置規定して保持することができる。
However, in the insertion / caulking device 40 of the present embodiment, the position coordinate of the tip of the
なお、上記実施形態では、キセノン管の電極棒にカソードを挿入する例について説明したが、その他の棒状部品に筒状部品を挿入してかしめる場合にも適用することができる。 In the above embodiment, an example in which the cathode is inserted into the electrode rod of the xenon tube has been described. However, the present invention can also be applied to a case where a cylindrical component is inserted into another rod-shaped component and caulked.
2 キセノン管
6 陰極側電極棒
8 カソード
40 挿入・かしめ装置
49 電極棒供給台
50 電極棒集積台
51 組立台ユニット
57 スカラーロボット
69 組立台
69a 開口部
69b 支持穴
69c テーパー面
80 組立台用エアポンプ
83 リフト球
97 吸着ヘッド
2
Claims (4)
この吸着穴から吸気して棒状部品を吸着穴内に収納し、吸気を継続して吸着穴内に棒状部品を保持するエアポンプを備えたことを特徴とする棒状部品用吸着ヘッド。 A suction nozzle provided with suction holes having an inner diameter larger than the maximum outer diameter portion of the rod-shaped component and a depth capable of accommodating at least a part of the rod-shaped component;
A suction head for a stick-shaped part, comprising an air pump that sucks air from the suction hole to store the stick-shaped part in the suction hole, and continues the suction to hold the stick-shaped part in the suction hole.
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2006
- 2006-01-12 JP JP2006005010A patent/JP2007185735A/en active Pending
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