JP2007184795A - Screen speaker system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、外部から投射された映像を映し出すスクリーンから音を放出するスクリーンスピーカシステムに関する。 The present invention relates to a screen speaker system that emits sound from a screen that displays an image projected from the outside.
従来から、スクリーンの中央に配置されるボイスコイルにセンタースピーカ用の信号を加え、その左右に配置されるボイスコイルに左右チャンネル用の信号を加えて、スクリーンの前方より音を放出させる直接駆動型スクリーンスピーカシステムが存在する。このようなタイプのスクリーンスピーカシステムとしては、例えば、特許文献1に開示されているものが知られている。 Conventionally, a direct drive type that emits sound from the front of the screen by adding a signal for the center speaker to the voice coil arranged in the center of the screen and adding a signal for the left and right channels to the voice coil arranged on the left and right There is a screen speaker system. As such a type of screen speaker system, for example, the one disclosed in Patent Document 1 is known.
近年、より迫力ある映像と音響を提供するために、ホームシアターシステムにおいて、当該映像を映し出すためのスクリーンの大型化が要求されており、上述の直接駆動型スクリーンスピーカシステムにおいても更なる画面の大型化が要求される。 In recent years, in order to provide more powerful video and sound, home theater systems have been required to increase the size of the screen for projecting the video, and the above-described direct drive screen speaker system has further increased screen size. Is required.
しかしながら、特許文献1記載のスクリーンスピーカシステムの場合、スクリーンの大型化は、スクリーンの材料となるアルミニウム薄板の外形寸法に規制される。例えば、現在市販されているアルミニウム板の外形の最大寸法は、2500mm(長さ)×1250mm(幅)である。そのため、特許文献1記載のスクリーンスピーカシステムの構造では、上記外形寸法以上のものは望めない。 However, in the case of the screen speaker system described in Patent Document 1, the enlargement of the screen is restricted by the outer dimensions of the aluminum thin plate that is the material of the screen. For example, the maximum dimension of the outer shape of an aluminum plate currently on the market is 2500 mm (length) × 1250 mm (width). Therefore, the structure of the screen speaker system described in Patent Document 1 cannot be expected to exceed the above-mentioned outer dimensions.
本発明者は、かかる問題を解決するために、特許文献1に記載されるスクリーンスピーカを複数台用意して、これらを接合することによって、より大型の画面を備えるスクリーンスピーカシステムを製造した。 In order to solve such a problem, the present inventor prepared a plurality of screen speakers described in Patent Document 1 and joined them to manufacture a screen speaker system having a larger screen.
しかし、このような大型画面を有するスクリーンスピーカのスクリーン全面より音を放出させる場合、スクリーンに正対した視聴者に対して、スクリーンの上下の音圧バランスをより良好にすることが求められている。 However, when sound is emitted from the entire screen of a screen speaker having such a large screen, it is required that the sound pressure balance between the top and bottom of the screen be improved with respect to the viewer facing the screen. .
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、視聴者がスクリーンから放出される音声をよりバランスのとれた音声として聞くことが可能なスクリーンスピーカシステムを提供しようとするものである。 The present invention has been made based on the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a screen speaker system that enables a viewer to hear the sound emitted from the screen as a more balanced sound. Is.
上記課題を解決するために、本発明は、投影機にて映像を投射するスクリーンと、スクリーンを駆動する駆動体と、を有し、スクリーンから音を放出するスクリーンスピーカシステムにおいて、駆動体は、スクリーンの上下方向に少なくともと2つ以上配置されており、上下方向に配置された駆動体に入力される音響信号の出力を変化させる出力ボリュームを備えるものである。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention includes a screen for projecting an image by a projector and a driving body that drives the screen, and in the screen speaker system that emits sound from the screen, the driving body includes: At least two or more are arranged in the vertical direction of the screen, and an output volume for changing the output of the acoustic signal input to the drive body arranged in the vertical direction is provided.
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、スクリーンスピーカシステムは、スクリーンと、駆動体のうちの一部から構成されるスクリーンスピーカを1つのユニットとし、当該スクリーンスピーカを複数接合して構成されているものである。 In addition to the above-mentioned invention, in another invention, the screen speaker system further comprises a screen speaker constituted by a screen and a part of the drive unit as one unit, and a plurality of the screen speakers are joined. It is configured.
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、スクリーンには、複数に分割される領域となる分割領域が形成されており、当該分割領域毎にチャンネルが割り当てられると共に、チャンネル毎に音響信号を増幅するプリアンプと、プリアンプから出力されるチャンネル毎の音響信号を増幅するパワーアンプとを備え、プリアンプからの出力後の音響信号の出力を変化させるものである。 According to another invention, in addition to the above-described invention, the screen is further provided with a divided area that is divided into a plurality of areas, and a channel is assigned to each divided area and an acoustic signal is provided for each channel. A preamplifier for amplifying the signal and a power amplifier for amplifying the acoustic signal for each channel output from the preamplifier are provided, and the output of the acoustic signal after output from the preamplifier is changed.
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、スクリーンには、複数に分割される領域となる分割領域が形成されており、当該分割領域毎にチャンネルが割り当てられると共に、チャンネル毎に音響信号を増幅するプリアンプと、プリアンプから出力されるチャンネル毎の音響信号を増幅するパワーアンプとを備え、出力ボリュームは、パワーアンプに入力される前の音響信号の出力を変化させるものである。 Further, according to another invention, in addition to the above-mentioned invention, the screen is further provided with a divided area which is divided into a plurality of areas, and a channel is assigned to each divided area and an acoustic signal is provided for each channel. A preamplifier for amplifying the signal and a power amplifier for amplifying the acoustic signal for each channel output from the preamplifier are provided, and the output volume changes the output of the acoustic signal before being input to the power amplifier.
本発明によると、視聴者がスクリーンから放出される音声をよりバランスのとれた音声として聞くことができる。 According to the present invention, the viewer can hear the sound emitted from the screen as a more balanced sound.
以下、本発明の一実施の形態に係るスクリーンスピーカシステム10について、図面を参照しながら説明する。スクリーンスピーカシステム10は、1つのユニットとなるスクリーンスピーカ11を4台接合することにより構成される。まず、スクリーンスピーカ11の構成について説明する。
Hereinafter, a
図1は、スクリーンスピーカ11を示す斜視図であり、図2は、スクリーンスピーカ11からスクリーン12を取り除いた状態を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図1および図2において、一端側とは矢示X1方向を指し、他端側とは矢示X2方向を指すものとする。また、本実施の形態では、スクリーン12を駆動させるための駆動体の一例としては、磁気回路30とボイスコイル(不図示)とを有する駆動体が採用されており、また、ハウジングとしては磁気回路30を保持するための磁気回路ハウジング40が採用されている。
FIG. 1 is a perspective view showing the
スクリーンスピーカ11は、直接駆動型のスクリーンスピーカであり、図1および図2に示すように、外部からの映像を映し出すスクリーン12と、スクリーン12を保持する筐体14と、スクリーン12を振動させる駆動体と、から主に構成されている。
The
筐体14は、図2に示すように、3つの領域に分割された3枚の裏板15と、当該3枚の裏板15を囲う枠体16と、から構成されている。裏板15は、長方形の形状をした板状部材であり、ラワンを芯材とし、その表面にシナを重ね合わせた厚さ4mmの合板となっており、さらにその表面には厚さ1mmのアルミニウム板が接着されている。また、枠体16は、長方形の形状をした枠部材となる側枠17と、その側枠17の内側に長方形の短手方向に沿って配置される2つの中桟18とから構成されている。側枠17および中桟18は、アッシュ材を任意の厚さに削りだして3枚積層させた合板からなっている。裏板15は、枠体16の複数の箇所にネジ止めすることによって取り付けられている。
As shown in FIG. 2, the
中桟18は、上述したように、側枠17の内側に短手方向に向かって2本配置され、側枠17の内側の領域を長手方向に沿って等間隔に3分割している。また、中桟18の長手方向に向かう両端の端面は、共に長手側枠17の内側の側面に接着剤により接合されており、枠体16の強度を向上させる役割を果たしている(図2参照)。なお、スクリーン12は、筐体14の上方から当該筐体14を塞ぐ形で取り付けられる。
As described above, the two
さらに、図2に示すように、筐体14において2つの中桟18により3つの等しい体積に分割された分割部14aのそれぞれに、磁気回路30が配置されると共に、この磁気回路30を保持するための磁気回路ハウジング40が配置されている。磁気回路30は、磁気回路ハウジング40の裏側から裏板15の中央に設けられた不図示の孔を通して磁気回路ハウジング40の内部に配置される。また、スクリーン12の裏面には、磁気回路ハウジング40の位置と対応するように、3つのボイスコイル(不図示)が配置されている。ボイスコイル(不図示)は、スクリーン12を駆動させる駆動体の一部を構成するもので、所定の寸法のコイルボビンに、コイル線を巻きつけることにより形成されている。
Further, as shown in FIG. 2, the
また、図2において各裏板15における上方の端面の近傍には、裏板15における一端側と他端側方向の中心を通り、短手方向に向かう中心線に対して左右対称となるように2つの端子用孔15qが設けられている。当該端子用孔15qは、ボイスコイル(不図示)に電圧を付加するための入力端子用基板(不図示)を配置するための孔である。
Further, in FIG. 2, in the vicinity of the upper end face of each
また、裏板15に形成された2つの端子用孔15qのそれぞれに入力端子基板が装着(不図示)されると共に、スクリーン12の裏面12aに取り付けたボイスコイル(不図示)に入力するための入力信号用のリード線(不図示)が、裏板15の表面に這うように取り付けられている。そして、各リード線(不図示)の一端は、ボイスコイル(不図示)に接続され、各リード線(不図示)の他端は、入力端子用基板(不図示)に接続されている。
Also, an input terminal board is mounted (not shown) in each of the two
次に、スクリーンスピーカシステム10の構成について説明する。図3は、スクリーンスピーカシステムの基本ユニット70を示す図である。
Next, the configuration of the
図3に示すように、スクリーンスピーカシステム10は、1つのユニットとなる直接駆動型のスクリーンスピーカ11を4台接合することによって構成される。スクリーンスピーカ11の外形寸法は、幅168.09mm、高さ896.5mm、奥行き35mmであり、75インチサイズの直接駆動型スクリーンスピーカである。なお、スクリーンスピーカ11の外形寸法は、これに限られるものではなく、他の外形寸法としても良い。
As shown in FIG. 3, the
以下、図3において、左下に配置されているスクリーンスピーカ11をスクリーンスピーカ11a、左上に配置されているスクリーンスピーカ11をスクリーンスピーカ11b、右下に配置されているスクリーンスピーカ11をスクリーンスピーカ11c、右上に配置されているスクリーンスピーカ11をスクリーンスピーカ11dとする。スクリーンスピーカ11a〜11dの各側枠17には、不図示の貫通孔が設けられている。そのため、図3に示すように、上下左右にスクリーンスピーカ11a〜11dを配置させ、隣接する側枠17の貫通孔(不図示)にボルトを挿通させ、当該ボルトをナットにて締結することにより当該上下左右に配置されたスクリーンスピーカ11a〜11dを固定することができる。以上のようにスクリーンスピーカ11a〜11dを接合することによって、外形寸法が150インチとなるスクリーンスピーカシステム10の基本ユニット70が完成する。
In FIG. 3, the
基本ユニット70のスクリーン部73には、スクリーンスピーカ11aとスクリーンスピーカ11bの接合部71a、スクリーンスピーカ11cとスクリーンスピーカ11dの接合部71b、スクリーンスピーカ11aとスクリーンスピーカ11cの接合部71cおよびスクリーンスピーカ11bとスクリーンスピーカ11dの接合部71dが形成されている。何らの手段も施さなければ、スクリーン部73の表面には、当該4箇所の接合部71a,71b,71c,71dが、当該スクリーン部73の中心部から十字状に現れる。また、当該状態における接合部71a,71b,71c,71dのそれぞれには、隙間や段差等が発生している。そのため、何らの手段も施さなければ、基本ユニット70のスクリーン部73に投射機からの映像を投射した場合、スクリーン部73には、接合部71a,71b,71c,71d(以下、接合部71a,71b,71c,71dをまとめていう場合には単に接合部71という。)の部分に十字状の黒線が明確に現れる。
The
したがって、接合部71に発生した隙間部分や段差部分にパテを充填して、当該パテを充填した部分を研磨材により研磨することによって、接合部71をスクリーン部73の面と同一平面としている。その後、スクリーン部73の表面全体に塗料を均一に塗布すると、スクリーン部73からは、接合部71の隙間あるいは段差は、完全に消滅する。そのため、塗装後には、あたかも1枚の大きなスクリーンの如く見えるスクリーン部73を備えたスクリーンスピーカシステム10が完成する。
Accordingly, the joint portion 71 is flush with the surface of the
次に、スクリーンスピーカシステム10における配線の接続ついて説明する。
Next, wiring connection in the
図4は、スクリーンスピーカシステム10における配線の構成を示す図である。図4において表記されているL,R,Cはそれぞれ左チャンネル、右チャンネルおよび中央チャンネルを意味するものとする。
FIG. 4 is a diagram illustrating a wiring configuration in the
図4は、スクリーンスピーカシステム10を基本ユニット70の裏側から見た状態の配線の構成を示している。スクリーンスピーカシステム10には、基本ユニット70に形成された12個の分割部14aを左右および中央の3つに大きく分割された各チャンネルに対応した分割領域となる左チャンネル領域75、右チャンネル領域77および中央チャンネル領域79が形成されている。左チャンネル領域75、右チャンネル領域77および中央チャンネル領域79のそれぞれに配置されている各4つの駆動体50には、左チャンネル用、右チャンネル用および中央チャンネル用の音声信号と音圧信号(以下、音声信号と音圧信号をまとめて指す場合、単に音響信号という。)がそれぞれプリアンプ80から出力されている。さらに、左チャンネル領域75、右チャンネル領域77および中央チャンネル領域79のそれぞれは、各領域75,77,79において上段の領域となる左上チャンネル領域75a、右上チャンネル領域77aおよび中上チャンネル領域79aと、各領域75,77,79において下段の領域となる左下チャンネル領域75b、右下チャンネル領域77bおよび中下チャンネル領域79bとに分割される。
FIG. 4 shows a wiring configuration when the
プリアンプ80は、図4に示すように、左チャンネルに音響信号を出力する左チャンネル用プリアンプ80aと、右チャンネルに音響信号を出力する右チャンネル用プリアンプ80bと、中央チャンネルに音響信号を出力する中央チャンネル用プリアンプ80cと、を有している。プリアンプ80は、音質を調整するトーン・コントロール、音量制御を行うボリューム・コンロール、左右の音量バランスを調整するバランス・コントロール、入力ソースの切り替え選択を行い、希望する音響信号を選択するセレクタなどの機能を備えている。左チャンネル用プリアンプ80a、右チャンネル用プリアンプ80bおよび中央チャンネル用プリアンプ80cのそれぞれには、すでに信号処理がなされた音響信号が入力される。
As shown in FIG. 4, the
また、スクリーンスピーカシステム10には、6つのパワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bが配置されている。パワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bのそれぞれには、出力を変化させるための出力ボリューム88が設けられている。そのため、パワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bのそれぞれに入力される信号を出力ボリューム88によって、それぞれ異なった増幅率で増幅できる。
In the
左チャンネル用プリアンプ80aの出力側とパワーアンプ85a,85bの入力側、右チャンネル用プリアンプ80bの出力側とパワーアンプ86a,86bの入力側および中央チャンネル用プリアンプ80cの出力側とパワーアンプ87a,87bの入力側とは、それぞれ配線90,91,92によって接続されている。具体的には、左チャンネル用プリアンプ80aの出力側に接続される配線90は、分岐点Aで2つの配線に分岐され、分岐された配線の一方は、パワーアンプ85aの入力側に接続されている。また、分岐された他方の配線は、パワーアンプ85bの入力側に接続されている。同様に、右チャンネル用プリアンプ80bの出力側に接続される配線91は、分岐点Bで2つの配線に分岐され、分岐された配線の一方は、パワーアンプ86aの入力側に、分岐された他方の配線は、パワーアンプ86bの入力側に接続されている。さらに、中央チャンネル用プリアンプ80cの出力側に接続される配線92は、分岐点Cで2つの配線に分岐され、分岐された配線の一方は、パワーアンプ87aの入力側に、分岐された他方の配線は、パワーアンプ87bの入力側に接続されている。
The output side of the
また、パワーアンプ85aの出力側と左上チャンネル領域75aに配置されている2つの駆動体50は、配線93によって接続されている。さらに、パワーアンプ85bの出力側と左下チャンネル領域75bに配置されている2つの駆動体50は、配線94よって接続されている。同様に、パワーアンプ86aの出力側と右上チャンネル領域77aに配置されている2つの駆動体50は、配線95によって接続されると共に、パワーアンプ86bの出力側と右下チャンネル領域77bに配置されている2つの駆動体50は、配線96よって接続されている。また、同様に、パワーアンプ87aの出力側と中上チャンネル領域79aに配置されている2つの駆動体50は、配線97によって接続されると共に、パワーアンプ87bの出力側と中下チャンネル領域79bに配置されている2つの駆動体50は、配線98よって接続されている。
The two driving
具体的には、パワーアンプ85aの出力側に接続される配線93は、分岐点Dで2つの配線に分岐され、左上チャンネル領域75aに配置されている2つの駆動体50に接続されている。また、パワーアンプ85bの出力側に接続される配線94は、分岐点Eで2つの配線に分岐され、左下チャンネル領域75bに配置されている2つの駆動体50に接続されている。右チャンネルおよび中央チャンネルの場合も同様に、プリアンプ86a,86b,87a,87bのそれぞれの出力側に接続されている配線95,96,97,98は、分岐点F,G,H,Iでそれぞれ2つの配線に分岐され、それぞれの分岐点F,G,H,Iで分岐された配線は、右上チャンネル領域77a、右下チャンネル領域77b、中上チャンネル領域79aおよび中下チャンネル領域79bのそれぞれに配置されている2つの駆動体50に接続されている。
Specifically, the
図5は、スクリーンスピーカシステム10においてボリューム調整を行った後の状況を示す図である。図5において表記されているL,R,Cは、それぞれ左チャンネル、右チャンネルおよび中央チャンネルを意味するものとする。
FIG. 5 is a diagram illustrating a situation after the volume adjustment is performed in the
パワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bの増幅率は、出力ボリューム88によって、それぞれの基準値に対する適した値に設定されている。そのため、当該パワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bから出力された信号によって、各駆動体50は、視聴者にバランス良い音声を提供するように駆動する。
The amplification factors of the
次に、プリアンプ80に入力された信号伝達の経緯について説明する。
Next, the background of signal transmission input to the
予め信号処理された音響信号が左チャンネル用プリアンプ80a、右チャンネル用プリアンプ80bおよび中央チャンネル用プリアンプ80cのそれぞれに入力されると、各プリアンプ80a,80b,80cにおいてコントロールまたはセレクト等された音響信号が、各プリアンプ80a,80b,80cから出力される。
When an acoustic signal subjected to signal processing in advance is input to each of the
左チャンネル用プリアンプ80aから出力された音響信号は、配線90の分岐点Aで分岐され、パワーアンプ85aおよびパワーアンプ85bのそれぞれに入力される。そして、パワーアンプ85aおよびパワーアンプ85bのそれぞれに入力された音圧信号は、各パワーアンプ85a,85bに設けられた出力ボリューム88によってそれぞれ適切な音圧レベルに増幅される。その後、パワーアンプ85aから出力される音響信号は、配線93の分岐点Dで分岐され、左上チャンネル領域75aに配置される2つの駆動体50のそれぞれに入力される。そして、それらの音響信号に基づいて当該2つの駆動体50が駆動する。一方、パワーアンプ85bから出力される音響信号は、配線94の分岐点Eで分岐され、左下チャンネル領域75bに配置される2つの駆動体50のそれぞれに入力される。そして、それらの音響信号に基づいて当該2つの駆動体50が駆動する。
The acoustic signal output from the
また、右チャンネル用プリアンプ80bから出力された音響信号は、配線91の分岐点Bで分岐され、パワーアンプ86aおよびパワーアンプ86bのそれぞれに入力される。そして、パワーアンプ86aおよびパワーアンプ86bのそれぞれに入力された音圧信号は、各パワーアンプ86a,86bに設けられた出力ボリューム88によってそれぞれ適切な音圧レベルに増幅される。その後、パワーアンプ86aから出力される信号は、配線95の分岐点Fで分岐され、右上チャンネル領域77aに配置される2つの駆動体50のそれぞれに入力される。そして、それらの音響信号に基づいて当該2つの駆動体50が駆動する。一方、パワーアンプ86bから出力される音響信号は、配線96の分岐点Gで分岐され、右下チャンネル領域77bに配置される2つの駆動体50のそれぞれに入力される。そして、それらの音響信号に基づいて当該2つの駆動体50が駆動する。
The acoustic signal output from the right channel preamplifier 80b is branched at the branch point B of the
さらに、中央チャンネル用プリアンプ80cから出力された音響信号は、配線92の分岐点Cで分岐され、パワーアンプ87aおよびパワーアンプ87bのそれぞれに入力される。そして、パワーアンプ87aおよびパワーアンプ87bのそれぞれに入力された音圧信号は、各パワーアンプ87a,87bに設けられた出力ボリューム88によってそれぞれ適切な音圧レベルに増幅される。その後、パワーアンプ87aから出力される音響信号は、配線97の分岐点Hで分岐され、中上チャンネル領域79aに配置される2つの駆動体50のそれぞれに入力される。そして、それらの音響信号に基づいて当該2つの駆動体50が駆動する。一方、パワーアンプ87bから出力される音響信号は、配線98の分岐点Iで分岐され、中下チャンネル領域79bに配置される2つの駆動体50のそれぞれに入力される。そして、それらの音響信号に基づいて当該2つの駆動体50が駆動する。
Furthermore, the acoustic signal output from the
以上のようにして構成されたスクリーンスピーカシステム10では、左上チャンネル領域75a、左下チャンネル領域75b、右上チャンネル領域77a、右下チャンネル領域77b、中上チャンネル領域79aおよび中下チャンネル領域77bのそれぞれに配置されている2つの駆動体50を1つの単位として異なる音圧レベルで駆動させることができる。したがって、基本ユニット70の縦方向と横方向の両方向において異なる音圧分布を得ることができる。そのため、例えば、スクリーン部73における下方側の各チャンネル領域75b,77b,79bの音圧レベルが大きい場合、上方側の各チャンネル領域75a,77a,79aに対応するパワーアンプ85a,86a,87aの出力ボリューム88を基準値より大きくすると共に、下方側の各チャンネル領域75b,77b,79bに対応するパワーアンプ85b,86b,87bの出力ボリューム88によって、出力を基準値より小さくすることにより、スクリーン部73からの音圧レベルを低くできる。したがって、スクリーン部73から視聴者に到達する音声のバランスはより良好なものになる。
In the
また、スクリーンスピーカシステム10では、プリアンプ80から各チャンネル毎に出力された信号を、分岐点A,B,Cで分岐した後に、各パワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bに設けられた出力ボリューム88によって音圧レベルを調整している。このため、音圧調整を容易に行うことが可能となる。したがって、スクリーンスピーカシステム10が配置される室内の環境が変化した場合でも、迅速かつ簡便に音圧レベルの調整を行うことができる。
Further, in the
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上述の形態に限定されることなく、種々変形した形態にて実施可能である。 Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be implemented in various modifications.
上述の実施の形態では、音響信号がプリアンプ80によって各チャンネル用に出力された後、当該音響信号の音圧レベルをパワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bに設けられた出力ボリューム88を用いて調整しているが、これに限定されない。プリアンプ80内に出力ボリューム88を設け、パワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bよりも上流側にて音響信号の音圧レベルの調整を行った後、各駆動体50に該音響信号を出力するようにしても良い。
In the above-described embodiment, after the acoustic signal is output for each channel by the
また、上述の実施の形態では、出力ボリューム88を個別に調整するような構成となっているが、これに限定されることなく、上方側の各チャンネル領域75a,77a,79aおよび下方側の各チャンネル領域75b,77b,79bのそれぞれに配置されている各6つの駆動体50を、同じ出力に調整できるような構成を採用しても良い。
In the above-described embodiment, the
また、上述の実施の形態では、パワーアンプ85a,85b,86a,86b,87a,87bは6つ設けられているが、これに限定されることはない。例えば、パワーアンプを4つ設けるようにして、それぞれのパワーアンプで3つの駆動体50の音圧レベルを調整するようにしても良い。また、各駆動体50に対して1つずつのパワーアンプを設けるようにしても良い。
In the above-described embodiment, six
また、上述の各実施の形態では、4つのスクリーンスピーカ11を接合することによりスクリーンスピーカシステム10が構成されているが、これに限られることなく、スクリーンスピーカ11の数を5つ以上としても良いし、3つ以下としても良い。また、スクリーンスピーカ11の大きさを75インチに限ることなく、さらに大きくしても、さらに小さくしても良い。また、異なる大きさのスクリーンスピーカ11を複数組み合わせてスクリーンスピーカシステム10を構成するようにしても良い。
In each of the above-described embodiments, the
また、上述の各実施の形態では、チャンネルの数を左チャンネル、右チャンネルおよび中央チャンネルの3つとしているが、これに限ることなく、2つ以下としても良いし、4つ以上としても良い。 In the above-described embodiments, the number of channels is three, that is, the left channel, the right channel, and the center channel. However, the number of channels is not limited to this, and may be two or less, or may be four or more.
また、上述の各実施の形態では、分割部14aは、筐体14の内部に3つ設けられているが、これに限られることなく、2つあるいは、4つ以上としても良い。さらには分割しなくても良い。また、中桟18を側枠17の短手方向および長手方向に複数配置させ、中桟18のみによって囲まれた部分を分割部14aとするようにしても良い。それに伴い、スクリーンスピーカシステム10に配置される駆動体50の数を13個以上としても良いし、11個以下としても良い。
Further, in each of the above-described embodiments, three
本発明のスクリーンスピーカは、スクリーンの全面より音を放出するスピーカ等の音響変換装置において利用することができる。 The screen speaker of the present invention can be used in an acoustic conversion device such as a speaker that emits sound from the entire surface of the screen.
10…スクリーンスピーカシステム
12…スクリーン
50…駆動体
80…プリアンプ
85a,85b,86a,86b,87a,87b…パワーアンプ
88…出力ボリューム
DESCRIPTION OF
Claims (4)
上記駆動体は、上記スクリーンの上下方向に少なくともと2つ以上配置されており、上下方向に配置された上記駆動体に入力される音響信号の出力を変化させる出力ボリュームを備えることを特徴とするスクリーンスピーカシステム。 In a screen speaker system having a screen for projecting an image by a projector and a driving body for driving the screen, and emitting sound from the screen,
At least two of the driving bodies are arranged in the vertical direction of the screen, and the driving body includes an output volume that changes an output of an acoustic signal inputted to the driving body arranged in the vertical direction. Screen speaker system.
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