JP2007181589A - 瞼引き上げ介助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
装着が簡易で取り扱いも楽に行え、眼瞼下垂患者にやさしく、広く使ってもらえる瞼引き上げ介助具を提供する点にある。
【解決手段】
一般的に普及している眼鏡9を用い、これに瞼を引き上げる柔軟な弾性薄板4を取り付け、これを瞼表面に押し当て、たわませながら引き上げることにより瞼を引き上げる瞼引き上げ介助具
【選択図】図1
装着が簡易で取り扱いも楽に行え、眼瞼下垂患者にやさしく、広く使ってもらえる瞼引き上げ介助具を提供する点にある。
【解決手段】
一般的に普及している眼鏡9を用い、これに瞼を引き上げる柔軟な弾性薄板4を取り付け、これを瞼表面に押し当て、たわませながら引き上げることにより瞼を引き上げる瞼引き上げ介助具
【選択図】図1
Description
本発明は先天性または後天性の眼瞼下垂患者、即ち何らかの障害で眼の瞼を上げる筋肉が働かなくて瞼を上げられない者、または十分に瞼が開かない者が、自分の手指や身体の他の部位を使って瞼を引き上げる介助具に関する。
瞼引き上げ介助具としては、例えば、特許文献1に示されるように瞼に介助具の一部を付着させてそれを引き上げて瞼を吊上げるか、ゴーグルのリングフレームを押し付けて瞼を押上げ固定、手で引き上げた瞼を透明柔軟シートを貼り付けて固定する方法が提案されている。
特開平10−216164
特許文献1のように、上記構成の介助具では瞼や額などに粘着剤を用いて貼り付けることでの不快感や、人によっては皮膚に悪い影響を与える恐れがある。
装具が頭上部全体を使うタイプは帽子を被るのが困難であったり、動きの速い運動をする時には外れ易いことが考えられる。
また瞼を押上げて固定するタイプは、眼表面が乾くなどして瞼をすぐに閉じたいと思うときに素早く出来ないなどの不便さがあった。
装具が頭上部全体を使うタイプは帽子を被るのが困難であったり、動きの速い運動をする時には外れ易いことが考えられる。
また瞼を押上げて固定するタイプは、眼表面が乾くなどして瞼をすぐに閉じたいと思うときに素早く出来ないなどの不便さがあった。
本発明が前述に鑑み、解決しようとするところは、装着が簡易であることや、瞼皮膚や顔面に悪影響を与えるのが少ないこと、また瞼引き上げと、引き下ろしが素早くできることなど、使う者にやさしく、且つ簡便に使えるものであること。
また、瞼引き上げ中でも手を開放して生活の質を上げることと合わせ、製作費が安価で対象者に広く使ってもらえる瞼引き上げ介助具を提供する点にある。
また、瞼引き上げ中でも手を開放して生活の質を上げることと合わせ、製作費が安価で対象者に広く使ってもらえる瞼引き上げ介助具を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、第一に、一般的によく使われている眼鏡フレームと、これにネジ止めまたは接着剤で固着させた軸受けと、この軸受けで支持する軸に柔軟な弾性薄板と手指で摘んで回すハンドルが装着してある軸部材からなる、瞼引き上げ介助具を構成した。
従って、先ず眼鏡フレームを顔面に装着したあと、ハンドルを手指で摘んで回すと、瞼直前の離れた位置にあった柔軟な弾性薄板は瞼に接触し、更にハンドルを回すとこの弾性薄板は瞼に押し当たると同時に軸を中心にたわみ始め、瞼に押し付け力を与えて摩擦力を生み出し、次に弾性薄板は軸に巻きつく形状にたわみながら上方に巻き上げられ、これに従って摩擦力で保持された瞼も引き上げられる。
摘んでいた手指を離すと弾性薄板は弾力でたわみが元に戻り、これに従って瞼も下り、簡易な操作で瞼の引き上げと引き下げが出来る。
摘んでいた手指を離すと弾性薄板は弾力でたわみが元に戻り、これに従って瞼も下り、簡易な操作で瞼の引き上げと引き下げが出来る。
第二に、軸受けに回転抵抗調整ネジを設け、このネジを調整して軸受けと軸間に摩擦抵抗を生じさせて、前記の操作で瞼を引き上げた後、ハンドルから手指を離したとき、弾性薄板のたわみが元に戻ろうとする力と、瞼が下りようとする力とで生ずる軸の逆回転力に低抗して、弾性薄板が下りるのを抑止する。
この抵抗は僅かなものであり調整後も手指の力でハンドルを回すのには支障を生じない。
これにより瞼を引上げた状態で保持でき、手を自由に使える様にして生活の質の向上が図れる。
この抵抗は僅かなものであり調整後も手指の力でハンドルを回すのには支障を生じない。
これにより瞼を引上げた状態で保持でき、手を自由に使える様にして生活の質の向上が図れる。
第三に、前述のハンドルを小型電動モーターに置き換えて、手または身体の他の部位に電気スイッチを持たせ、これにより瞼引き上げ引き下げの意思情報を電気信号に変えて電動モーターを駆動することにより、瞼引き上げ引き下げが素早く容易に行え、一層の生活の質向上を図れる。
請求項1の発明によれば、本介助具は眼鏡式で身体への装着が簡単であり、動きの速い運動をしても外れることが少なく、合わせて、瞼引き上げ引き下ろし動作もハンドルを手指で回すだけで簡易に行えることである。
更に、特許文献1のような粘着剤などで貼るタイプや、瞼を押上げて固定するタイプは、瞼や額皮膚などに介助具の一部を常に接触させておく必要があり、皮膚への悪影響が心配されるが、本発明では、引き上げる時だけ、瞼に弾性薄板を接触させるタイプであるので皮膚への悪影響が少くない。
更に、特許文献1のような粘着剤などで貼るタイプや、瞼を押上げて固定するタイプは、瞼や額皮膚などに介助具の一部を常に接触させておく必要があり、皮膚への悪影響が心配されるが、本発明では、引き上げる時だけ、瞼に弾性薄板を接触させるタイプであるので皮膚への悪影響が少くない。
請求項2の発明によれば、瞼を引上げた状態にしたままで手指を離すことができ、瞼を開いて、ものを見ながら両手が自由に使えるので、生活の質向上が図れる。
請求項3の発明によれば、瞼引上げ引下ろしに電動モーターを用いるので、手指で行うよりも瞼の引上げ引下げが速くでき、一層の生活質向上が図れる。
本発明は、患者自身から、また実物を見て頂いた大阪市にある大学病院の担当医師からも評価を得ており、眼瞼下垂患者に広く活用が図れ、生活質向上に貢献をなすものと考える。
以下、実施例に関する図面に基づいて本発明を説明する。
図1に本発明による瞼引上げ機能を備えた瞼引上げ介助具を示している。
この瞼引上げ介助具は、一般的に使われている眼鏡9を用い、そのフレーム1の前面上部には合成樹脂製(軽金属製でも可)の軸受け2L、2Rが接着剤またはネジ止めで固着してあり、軸受け2L、2Rには竹製(軽金属製でも可)の回転軸5が通してある。
回転軸5は図3および図4、図5で示す如く、軸受け2L、2Rの間が断面中心で軸方向に2分割されており、この分割された間に透明合成樹脂製の柔軟な弾性薄板4を両瞼の間隔で挟んでいる。
また、回転軸5には弾性薄板4の両側に、回転軸5の外径より小さい内径のゴム製Oリング8を嵌めることにより弾性薄板4を締め付けて固定している。
更に、回転軸5の端にはハンドル6が装着されており瞼を吊上げる時にはこれを指で
摘んで回す。
図1に本発明による瞼引上げ機能を備えた瞼引上げ介助具を示している。
この瞼引上げ介助具は、一般的に使われている眼鏡9を用い、そのフレーム1の前面上部には合成樹脂製(軽金属製でも可)の軸受け2L、2Rが接着剤またはネジ止めで固着してあり、軸受け2L、2Rには竹製(軽金属製でも可)の回転軸5が通してある。
回転軸5は図3および図4、図5で示す如く、軸受け2L、2Rの間が断面中心で軸方向に2分割されており、この分割された間に透明合成樹脂製の柔軟な弾性薄板4を両瞼の間隔で挟んでいる。
また、回転軸5には弾性薄板4の両側に、回転軸5の外径より小さい内径のゴム製Oリング8を嵌めることにより弾性薄板4を締め付けて固定している。
更に、回転軸5の端にはハンドル6が装着されており瞼を吊上げる時にはこれを指で
摘んで回す。
図6(a)、(b)に軸受け2L、2Rが眼鏡9のフレーム1とレンズ7に嵌めて接着剤で固着した状態の断面を示している。
図6(a)は軸受け2Lを示していて、回転軸5の貫通孔より上は隙間を持って切断されており、回転抵抗調整ネジ3はこれを回すことによって回転軸5と軸受け2L間の摩擦抵抗の調整を行う。
図6(b)は軸受け2Rを示していて、回転軸5の回転を支えるだけでよく、前述の回転抵抗調整ネジ3を設ける必要はない。
図6(a)は軸受け2Lを示していて、回転軸5の貫通孔より上は隙間を持って切断されており、回転抵抗調整ネジ3はこれを回すことによって回転軸5と軸受け2L間の摩擦抵抗の調整を行う。
図6(b)は軸受け2Rを示していて、回転軸5の回転を支えるだけでよく、前述の回転抵抗調整ネジ3を設ける必要はない。
図7に瞼引上げを電動モーター10で行うものを示している。
これは前述のハンドル6を置き換えたもので、手または身体の他の部位に操作スイッチ
12を持たせ、これからの信号で衣服のポケットなどに携帯した電源箱(電池収納)11から、電気を供給して電動モーターを回して、瞼の引上げ引下ろしを素早く行える。
これは前述のハンドル6を置き換えたもので、手または身体の他の部位に操作スイッチ
12を持たせ、これからの信号で衣服のポケットなどに携帯した電源箱(電池収納)11から、電気を供給して電動モーターを回して、瞼の引上げ引下ろしを素早く行える。
従って瞼引き上げ介助具を顔面に装着した後、ハンドル6を手指で摘んで回すと、回転軸5に把持された柔軟な弾性薄板4の下部面は瞼に押し当って瞼との間で摩擦力を生じ、更に回すと弾性薄板4はたわんで回転軸に巻きつく形状となり、瞼に押し当たった部分が巻き上げられ、同時に瞼も引き上げられる。
その後、手指を離しても、前述の回転抵抗調整ネジ3の力で生じた回転軸5と軸受け2L間の摩擦抵抗により回転軸5は逆転することなく止ったままとなり、瞼は引き上げられた状態を維持できる。
次に瞼を引き下げる時は、回転ハンドル6を手指で摘んで逆方向に回すと、弾性薄板4はたわみが開放されて瞼が下がり、弾性薄板4は瞼表面から離れる。
その後、手指を離しても、前述の回転抵抗調整ネジ3の力で生じた回転軸5と軸受け2L間の摩擦抵抗により回転軸5は逆転することなく止ったままとなり、瞼は引き上げられた状態を維持できる。
次に瞼を引き下げる時は、回転ハンドル6を手指で摘んで逆方向に回すと、弾性薄板4はたわみが開放されて瞼が下がり、弾性薄板4は瞼表面から離れる。
図1では眼鏡を活用したものを示したが、視力矯正用眼鏡に限らずこれに類似した眼鏡式フレームであれば、本発明は応用が図れる。
1 フレーム
2L 、2R 軸受け
3 回転抵抗調整ネジ
4 弾性薄板
5 回転軸
6 ハンドル
7 レンズ
8 Oリング
9 眼鏡
10 小型電動モーター
11 電源箱
12 スイッチ
2L 、2R 軸受け
3 回転抵抗調整ネジ
4 弾性薄板
5 回転軸
6 ハンドル
7 レンズ
8 Oリング
9 眼鏡
10 小型電動モーター
11 電源箱
12 スイッチ
Claims (3)
- 眼鏡フレーム前面上方に設けた軸受け部と、この軸受け部に支持された軸に、柔軟に変形する弾性薄板を瞼直前の離れた位置に装着し、前記軸の端に設けたハンドルを手指で回転させて前記弾性薄板を瞼に押し当てて摩擦力を生じさせた後、更に軸を回転させ弾性薄板を巻き上げて瞼を引き上げる瞼引き上げ介助具。
- 前記軸受け部に軸との回転抵抗を調節するネジを取り付け、瞼を引き上げた後でハンドルから手指を離しても、瞼が下りる力と、弾性薄板の変形が元に戻ろうとする力とで軸が逆回転するのを抑止する軸受け部を設けてなる請求項1記載の瞼引き上げ介助具。
- 前記ハンドルに小型モーターを取り付け、手または他の自らの意思で動かせる身体の部位に電気スイッチを持たせて電気信号を取り出し、その信号により携帯した電池から電気を供給し、前記軸を回転させてなる請求項1または請求項2の瞼引き上げ介助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006002185A JP2007181589A (ja) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | 瞼引き上げ介助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006002185A JP2007181589A (ja) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | 瞼引き上げ介助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007181589A true JP2007181589A (ja) | 2007-07-19 |
Family
ID=38338162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006002185A Pending JP2007181589A (ja) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | 瞼引き上げ介助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007181589A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109223068A (zh) * | 2018-09-12 | 2019-01-18 | 贵州省人民医院 | 一种用于结膜下注射的辅助装置 |
KR101949172B1 (ko) * | 2018-01-15 | 2019-02-18 | 인제대학교 산학협력단 | 안검하수 교정기 |
-
2006
- 2006-01-10 JP JP2006002185A patent/JP2007181589A/ja active Pending
Cited By (3)
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KR101949172B1 (ko) * | 2018-01-15 | 2019-02-18 | 인제대학교 산학협력단 | 안검하수 교정기 |
CN109223068A (zh) * | 2018-09-12 | 2019-01-18 | 贵州省人民医院 | 一种用于结膜下注射的辅助装置 |
CN109223068B (zh) * | 2018-09-12 | 2020-12-15 | 李林 | 一种用于结膜下注射的辅助装置 |
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