JP2007180127A - 光学素子モジュール及びその光学素子モジュールを備える電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学素子の大型化や製造コストの増加を招くことなく、実装時に光学素子の表面に傷や汚れがつくのを防ぐことができる光学素子モジュール及びその光学素子モジュールを備える電子部品を提供する。
【解決手段】回折格子パターン21bが形成された光学素子21の表面に、所定温度以上で昇華する材料である分散染料を静電塗装によって付着させて粉体保護層12を形成した。
【選択図】図1

Description

この発明は光学素子モジュール及びその光学素子モジュールを備える電子部品に関する。
回折素子等の微小な光学素子はLED(Light Emitting Diode)、PD(Photo Diode)等の電子素子と組み合わせて使用されることがある。光学素子は電子素子をプリント基板に配置し、半田リフロー処理した後に電子素子に組み付けられたり、リフロー処理の前に予め電子素子に組み付けられたりする。
電子素子のプリント基板への実装は一般に次のように行なわれる。
まず、リールテープ上に配置された電子素子をロボットアームの吸着ピックアップで掴み上げ、次に、電子素子をプリント基板の所定の位置に置き、その後、リフロー処置を行なって電子素子をプリント基板に実装する。
このプリント基板に実装された電子素子に光学素子を組み付ける場合、光学素子を吸着ピックアップで掴み上げるときに、吸着ピックアップが接触することによって光学素子の表面が傷付いたり、汚れたりすることがある。
また、予め電子素子に組み付けられた光学素子を吸着ピックアップで掴み上げるときも、 光学素子の表面が傷付いれたり、汚れたりすることがある。
光学素子の表面の傷や汚れを防止する方法の一つとして、光学素子の表面に保護ガラスを付けるという方法がある。
しかし、上述の保護ガラスを付ける方法だと、その保護ガラスの分だけ光学素子は大型化する。更に、保護ガラスを付けたことによる光の入射効率の低下(5%程度)を防ぐため、保護ガラスの両面に反射防止処理を施さなければならず、その分光学素子の製造コストが増加する。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は光学素子の大型化や製造コストの増加を招くことなく、実装時に光学素子の表面に傷や汚れがつくのを防ぐことができる光学素子モジュール及びその光学素子モジュールを備える電子部品を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、表面に所定形状が形成された光学素子と、前記表面上に形成された除去容易な紛体保護層とを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の光学素子モジュールにおいて、前記紛体保護層の材料は所定温度以上で昇華する材料であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の光学素子モジュールにおいて、前記紛体保護層の材料は分散染料であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の光学素子モジュールを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、光学素子の大型化や製造コストの増加を招くことなく、実装時に光学素子の表面に傷や汚れがつくのを防ぐことができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)〜(c)は種々の製造方法によって製造された光学素子モジュールの断面を示す概念図である。
図1(a)に示される光学素子モジュール10は回折格子パターン(所定形状)11bを有する光学素子11と粉体保護層12とを備えている。
光学素子11は石英基板11aと石英基板11aの表面にフォトリソグラフィー法によって形成された回折格子パターン11bとで構成されている。回折格子パターン11bは、石英基板11aの表面に所定ピッチ(例えば5μmピッチ)で直方体(又は立方体)状の凸部(断面が四角形)を2次元的かつ連続的に形成してなる。
石英基板11aの表面上に紛体保護層12が形成されている。紛体保護層12はナフタリンや分散染料等の昇華性を有する粉体の材料からなる。分散染料は印刷等で用いられる昇華性を有する材料であり、一般に分子量が比較的小さい。分散染料にはアゾ系、アントラキノン系のものがある。
粉体である分散染料を例えば静電紛体塗装法を用いて石英基板11aの表面に付着させることによって紛体保護層12が形成される。なお、分散染料を分散剤(界面活性剤)を用いて水に微粒子状に分散させ、それを石英基板11aの表面にハケやスピナを用いて塗布することによって紛体保護層12を形成してもよい。
図1(b)に示される光学素子モジュール20は回折格子パターン(所定形状)21bを有する光学素子21と粉体保護層22とを備えている。
光学素子21はガラス基板21Aとガラス基板21A上に形成された紫外線硬化型樹脂層21Bとからなる。回折格子パターン21bは紫外線硬化型樹脂層21Bの表面に所定ピッチ(例えば5μmピッチ)で直方体(立方体)状の凸部(断面が四角形)を2次元的かつ連続的に形成してなる。紫外線硬化型樹脂層21Bの表面上に紛体保護層22が形成されている。
図1(c)に示される光学素子モジュール30は回折格子パターン(所定形状)31bが形成された光学素子31と粉体保護層32とを備えている。
光学素子31はガラス基板31Aとガラス基板31A上に形成された紫外線硬化型樹脂層31Bとからなる。回折格子パターン31bは紫外線硬化型樹脂層31Bの表面に所定ピッチ(例えば5μmピッチ)で凸部(断面がほぼ半円形)を2次元的かつ連続的に形成してなる。紫外線硬化型樹脂層31Bの表面上に紛体保護層32が形成されている。
次に、図1(a)に示す回折格子パターン11bの形成方法の一例を示す。
まず、石英基板11a上に紫外線硬化型樹脂(図示せず)を塗布する。
次に、凹凸パターンが形成されたモールド(図示せず)を紫外線硬化型樹脂に押し付ける。
そして、石英基板11aを介して紫外線を照射し、紫外線硬化型樹脂を硬化させる。
紫外線硬化型樹脂が硬化した後、紫外線硬化型樹脂からモールドを剥離する。その結果、モールドの凹凸形状が紫外線硬化型樹脂に転写される。
その後、モールドで圧縮された紫外線硬化型樹脂の領域の残渣をドライエッチングで除去し、石英基板11aの表面を露出させる。
石英基板11a上にNi等の金属膜を蒸着した後、紫外線硬化型樹脂を有機溶媒で除去する。その結果、石英基板11aには蒸着された金属膜だけが残る。
残った金属膜をマスクパターンとして、エッチング法により石英基板11aを加工する。その結果、石英基板11aの表面に回折格子パターン11bが形成される。
次に、図1(b)に示す回折格子パターン21bの形成方法の一例を示す。
まず、ガラス基板21A上に紫外線硬化型樹脂を塗布する。
次に、回折格子パターン21bに対応した凹凸パターンが形成されたモールド(図示せず)を紫外線硬化型樹脂に押し付けることにより、モールド表面の凹凸パターンを紫外線硬化型樹脂に転写する。
そして、ガラス基板21Aを介して紫外線を照射し、紫外線硬化型樹脂を硬化させて紫外線硬化型樹脂21Bを形成する。
その後、紫外線硬化型樹脂21Bからモールドを剥離する。その結果、紫外線硬化型樹脂21Bの表面に回折格子パターン21bが形成される。
なお、図1(c)に示される回折格子パターン31bの形成方法についてはモールドのパターン形状が異なるだけであり、図1(b)に示す回折格子パターン21bの形成方法と同様の方法で紫外線硬化型樹脂31Bに回折格子パターン31bを形成することができる。
また、回折格子パターン11b,21b,31bの形成方法は上記方法に限られるものではなく、上記方法以外に例えば研削、射出成形、エンボス加工等の方法がある。
次に、図1(b)に示す光学素子モジュールを備える電子部品を説明する。
図2は電子部品の断面を示す概念図である。
電子部品40はLED50と光学素子モジュール20とを備えている。
LED50は、PN接合されたチップ51と、チップ51のp電極にワイヤ52aを介して接続された正極側リード52bと、チップ51のn電極にワイヤ53aを介して接続された負極側リード53bと、チップ51を収容するセラミック製のパッケージ54と、パッケージ54の凹部に充填された蛍光剤入り樹脂55とを備える。
正極側リード52bに正、負極側リード53bに負の電圧を印加すると、約2Vの電圧でチップ51に電流が流れはじめ、チップ51が発光する。光はチップ51の表面から放出され、樹脂55内の蛍光を励起する。光がガラス基板21Aを透過し、光学素子モジュール20に入射すると、回折格子パターン21bの凸部の間隔と光の波長とで定まる方向に回折光束が生じる。
次に、上記電子部品40の製造方法を説明する。
まず、複数の光学素子21が2次元的に一体に連結されたものをダイシングして所定の形状・大きさの回折格子パターン21bを有する複数個に分離された状態の光学素子21を作製する。
次に、光学素子21をエポキシ樹脂等の接着剤でLED50の表面に固定する。
その後、紫外線硬化型樹脂21Bの表面に昇華性を有する材料からなる粉体保護層22を形成する(図2参照)。
その結果、LED50と光学素子モジュール20とで構成される電子部品40が完成する。図示しないが、テーピング装置によって完成品としての電子部品40がエンボステープ上に配置され、その後、そのテープがリールに巻き取られる。
電子部品40は以下のようにしてプリント基板60に実装される。
まず、図示しないマウンタの吸着ピックアップでエンボステープ内の電子部品40を掴み上げる。
次に、予めはんだが塗布されたプリント基板60上の所定の位置に電子部品40を配置する。
その後、電子部品40が配置されたプリント基板60を260℃に設定されたリフロー炉に通し、LED50のリード52b,53bをプリント基板60に半田付けするとともに、紛体保護層22を昇華させる。
その結果、回折格子パターン21bが剥き出しにされた電子部品40がプリント基板60上に実装される。
この実施形態によれば、光学素子モジュール20をLED50等の電子素子に組み付けるときや光学素子モジュール20を備える電子部品40をプリント基板60に実装する とき、光学素子21の表面は粉体保護層22によって覆われているため、保護ガラスを付けることなく回折格子パターン21bの表面の損傷、塵埃の付着を防止できる。その結果、製造コストを低減することができるとともに、光学素子21は所期の光学特性を維持することができる。また、電子部品40をプリント基板60に実装後に粉体保護層12は昇華するので、光学素子21(延いては電子部品40)の大型化を防止することができる。
なお、回折格子パターン21bを形成した後、直ぐに粉体保護層12を形成するようにしてもよい。このようにすると、ダイシング時に発生するくず等が紫外線硬化型樹脂21Bの表面に付着せず、ダイシング後の工程における傷や汚れ等を防ぐことができるので、紫外線硬化型樹脂21Bの表面を洗浄する等の工程を省略することができる。また、光学素子モジュール20を組み付ける電子素子としてLEDに代えてPD等を用いてもよい。
また、上記実施形態では回折格子パターン11b,21b,31bを有する光学素子10,20,30を例示したが、例えばレンズ、拡散素子等の光学素子であってもよい。
図1(a)〜(c)は種々の製造方法によって製造された光学素子モジュールの断面を示す概念図である。 図2は電子部品の断面を示す概念図である。
符号の説明
11,21,31:光学素子、11b,21b,31b:回折格子パターン(所定形状)、12,22,32:紛体保護層、40:電子部品。

Claims (4)

  1. 表面に所定形状が形成された光学素子と、前記表面上に形成された除去容易な紛体保護層とを備えていることを特徴とする光学素子モジュール。
  2. 前記紛体保護層の材料は所定温度以上で昇華する材料であることを特徴とする請求項1記載の光学素子モジュール。
  3. 前記紛体保護層の材料は分散染料であることを特徴とする請求項1又は2記載の光学素子モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の光学素子モジュールを備えていることを特徴とする電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013093583A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Lg Innotek Co Ltd 光源モジュール及びこれを備えた照明装置

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