JP2007179935A - 燃料電池およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 積層部品の位置決め精度を向上させることができる燃料電池およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 燃料電池(100)は、矩形状のセル(11)を含む積層部品が積層されたスタック(10)を備え、スタック(10)の第1の側壁には、セル(11)の積層方向に繋がる第1の切欠き部(70a)が形成され、第1の側壁と反対側のスタック(10)の第2の側壁には、セルの積層方向に繋がる第2の切欠き部(70b)が形成され、第1の側壁に垂直な方向から見た場合に、第1の切欠き部(70a)と第2の切欠き部(70b)とが互いに重複しないことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池およびその製造方法に関する。
燃料電池は、一般的には水素及び酸素を燃料として電気エネルギーを得る装置である。この燃料電池は、環境面において優れかつ高いエネルギー効率が実現できることから、今後のエネルギー供給システムとして広く開発が進められてきている。
燃料電池は、積層された複数の単セルの両端にターミナル、インシュレータおよびエンドプレートが順に積層された構造を有する。この単セル、ターミナル、インシュレータおよびエンドプレートは、ガス漏れ防止等の観点から、位置決めして積層することが必要である。そこで、2本のガイドポストを用いて燃料電池の組み付けを行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術によれば、ガイドポストを用いて単セル、ターミナル、インシュレータおよびエンドプレートの位置決めをすることができる。また、燃料電池の組み付け後にガイドポストを取り外すことによって燃料電池を小型化することができる。
特開2000−48849号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ガイドポスト同士の距離が小さくなってしまう。したがって、単セル等の積層部品における所望の位置決め精度が得られない場合がある。
本発明は、単セル等の積層部品の位置決め精度を向上させることができる燃料電池およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、矩形状のセルを含む積層部品が積層されたスタックを備え、スタックの第1の側壁にはセルの積層方向に繋がる第1の切欠き部が形成され、第1の側壁と反対側のスタックの第2の側壁にはセルの積層方向に繋がる第2の切欠き部が形成され、第1の側壁に垂直な方向から見た場合に第1の切欠き部と第2の切欠き部とが互いに異なる部位に形成されていることを特徴とするものである。本発明に係る燃料電池においては、第1の切欠き部と第2の切欠き部との距離が、第1の側壁と第2の側壁との距離よりも大きくなる。それにより、スタックの各積層部品の位置決めの精度が向上する。
セルの第1の側壁側および第2の側壁側のそれぞれに複数のマニホールドが形成され、第1の切欠き部および第2の切欠き部は、第1の側壁および第2の側壁のそれぞれにおいて、2つのマニホールドの間に形成されていてもよい。この場合、各積層部品において、第1の切欠き部および第2の切欠き部を形成するための領域を新たに確保する必要がなくなる。それにより、本発明に係る燃料電池を小型化することができる。
第1の切欠き部は、第1の側壁のいずれか一方の第1の角部と第1の側壁の中央部との間に形成され、第2の切欠き部は、第1の角部と対角をなす第2の角部と第2の側壁の中央部との間に形成されていてもよい。この場合、第1の切欠き部と第2の切欠き部との距離がさらに大きくなる。それにより、スタックの各積層部品の位置決めの精度がさらに向上する。
本発明に係る他の燃料電池は、矩形状のセルを含む積層部品が積層されたスタックを備え、スタックの第1の側壁にはセルの積層方向に繋がる第1の切欠き部が形成され、第1の側壁と隣り合う側壁のいずれか一方である第2の側壁にはセルの積層方向に繋がる第2の切欠き部が形成され、第1の切欠き部と第2の切欠き部との距離は、第1の側壁と第1の側壁の反対側の側壁との距離よりも大きいことを特徴とするものである。本発明に係る他の燃料電池においては、第1の切欠き部と第2の切欠き部との距離が大きくなる。それにより、スタックの各積層部品の位置決めの精度が向上する。
セルの第1の側壁側に複数のマニホールドが形成され、第1の切欠き部は、第1の側壁において、2つのマニホールドの間に形成されていてもよい。この場合、各積層部品において、第1の切欠き部を形成するための領域を新たに確保する必要がなくなる。それにより、本発明に係る燃料電池を小型化することができる。
本発明に係る燃料電池の製造方法は、矩形状であって第1の側辺に第1の切欠き部が形成され第1の側辺と反対側の第2の側辺に第2の切欠き部が形成され第1の側辺と垂直に第2の側辺の方向を見た場合に第1の切欠き部と第2の切欠き部とが互いに重複しないセルを準備する工程と、2つのガイドシャフトを略平行に所定の間隔を空けて配置する行程と、2つのガイドシャフトのそれぞれに第1の切欠き部および第2の切欠き部を当接させてセルの位置決めをする工程とを含むことを特徴とするものである。
本発明に係る燃料電池の製造方法においては、セルが準備され、2つのガイドシャフトが略平行に所定の間隔を空けて配置され、2つのガイドシャフトのそれぞれに第1の切欠き部および第2の切欠き部を当接させてセルの位置決めがなされる。この場合、第1の切欠き部と第2の切欠き部との距離が、第1の側壁と第2の側壁との距離よりも大きくなることから、スタックの各積層部品の位置決めの精度が向上する。
本発明に係る燃料電池の他の製造方法は、矩形状であって第1の側辺に第1の切欠き部が形成され第1の側辺と隣り合う側辺のいずれか一方である第2の側辺に第2の切欠き部が形成され第1の切欠き部と第2の切欠き部との距離が第1の側辺と第1の側辺と反対側の側辺との距離よりも大きいセルを準備する工程と、2つのガイドシャフトを略平行に所定の間隔を空けて配置する行程と、2つのガイドシャフトのそれぞれに第1の切欠き部および第2の切欠き部を当接させてセルの位置決めをする工程とを含むことを特徴とするものである。
本発明に係る燃料電池の他の製造方法においては、セルが準備され、2つのガイドシャフトが略平行に所定の間隔を空けて配置され、2つのガイドシャフトのそれぞれに第1の切欠き部および第2の切欠き部を当接させてセルの位置決めがなされる。この場合、第1の切欠き部と第2の切欠き部との距離が大きいことから、スタックの各積層部品の位置決めの精度が向上する。
2つのガイドシャフトのそれぞれが第1の切欠き部および第2の切欠き部に当接するように、セルを、ガイドシャフトと略垂直をなす面に沿って2つのガイドシャフトの間に搬送する行程をさらに含んでいてもよい。この場合、各積層部品をガイドシャフトの上方まで持ち上げる必要がない。それにより、各積層部品の搬送距離を小さくすることができる。その結果、作業効率が大幅に向上する。また、ガイドシャフトと第1の切欠き部および第2の切欠き部を当接させたままセルを上下させる必要がなくなる。それにより、各積層部品とガイドシャフトとの間で発生する磨耗粉量を低減させることができる。
セルを積層し、積層されたセルを組み付けてスタックを形成する工程と、スタックを形成した後にガイドシャフトと略垂直をなす面に沿ってスタックを回転させて、スタックとガイドシャフトとを分離する工程とをさらに含んでいてもよい。この場合、ガイドシャフトを配置したままガイドシャフトからスタックを分離することができる。この場合、ガイドシャフトを分解する作業を行う必要がなくなる。それにより、ガイドシャフトを配置したまま、次々に燃料電池を製造することができる。その結果、作業効率が大幅に向上する。また、ガイドシャフトが燃料電池に残らないことから、燃料電池を小型軽量化することができ、コストの低減を図ることができるとともに、燃料電池の短絡を防止することができる。
本発明によれば、スタックの各積層部品の位置決めの精度が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る燃料電池100を説明するための図である。図1(a)は燃料電池100の模式的平面図であり、図1(b)は燃料電池100の模式的正面図であり、図1(c)は後述する単セル11の模式的平面図である。図1(a)および図1(b)に示すように、燃料電池100は、発電部10、ターミナル20a,20b、インシュレータ30a,30b、エンドプレート40a,40b、テンションプレート50a,50bおよび複数の配管60を含む。単セル11、ターミナル20a,20b、インシュレータ30a,30bおよびエンドプレート40a,40bのそれぞれのことを以下、積層部品と呼ぶ。また、単セル11、ターミナル20a,20b、インシュレータ30a,30bおよびエンドプレート40a,40bの全体を以下、スタックと呼ぶ。
発電部10は、複数の単セル11が積層された構造を有する。単セル11は、セパレータ、アノード、電解質、カソードおよびセパレータが順に積層された構造を有する。ターミナル20aは発電部10上に設けられ、ターミナル20bは発電部10下に設けられている。ターミナル20a,20bは、発電部10の発生電力を外部に取り出すための配線等を備える。インシュレータ30aはターミナル20a上に設けられ、インシュレータ30bはターミナル20b下に設けられている。インシュレータ30a,30bは、絶縁体から構成され、発電部10の発生電力の漏電を防止する。
エンドプレート40aはインシュレータ30a上に設けられ、エンドプレート40bはインシュレータ30b下に設けられている。テンションプレート50aは発電部10の前面側に設けられ、テンションプレート50bは発電部10の後面側に設けられている。エンドプレート40aとエンドプレート40bとの間には所定の圧力が加圧されている。テンションプレート50a,50bのそれぞれは、エンドプレート40aおよびエンドプレート40bに複数の締結ボルト51によって締結されている。それにより、各積層部品の位置ずれを防止することができる。
複数の配管60は、エンドプレート40a上に設けられている。各配管60は、エンドプレート40aに形成された複数の配管孔41のそれぞれに接続されている。各配管孔41は、単セル11に形成された複数のマニホールド42のそれぞれに接続されている。各マニホールド42においては、燃料ガス、酸化剤ガスおよび冷却水のいずれか1つが流動する。それにより、単セル11において発電が行われる。
燃料電池100の左面側の各積層部品の側辺には、切欠き部が形成されている。各積層部品の切欠き部は、発電部10の積層方向に繋がって溝状の切欠き部70aを形成する。燃料電池100の右面側の積層部品の側辺にも切欠き部が形成されている。各積層部品の切欠き部は、発電部10の積層方向に溝状の切欠き部70bを形成する。切欠き部70a,70bの断面は、略U字状でもよく、略V字状でもよく、特に限定されない。
ここで、図1(a)に示すように、エンドプレート40aが形成する面上において矢印Xを設定する。矢印Xは、燃料電池100の前面側から後面側に伸びている。燃料電池100の左面における切欠き部70aは、切欠き部70bと矢印Xの方向において異なる位置に形成されている。すなわち、切欠き部70aと切欠き部70bは、燃料電池100の左面または右面に垂直な方向から見た場合に互いに異なる部位に形成されている。
切欠き部70aと切欠き部70bとの距離は大きいことが好ましい。すなわち、切欠き部70a,70bは、2つの対角のそれぞれに近い部位に形成されていることが好ましい。例えば、切欠き部70aは発電部10の左面の中央よりも発電部10の後面側に形成され、切欠き部70bは発電部10の右面の中央よりも発電部10の前面側に形成されていてもよい。この場合、切欠き部70aと切欠き部70bとの距離が大きくなる。また、各マニホールド42の間に切欠き部70a,70bを形成すれば、切欠き部70a,70bのための領域を確保する必要がなくなる。この場合、単セル11を小型化することができる。なお、各積層部品の角部は、丸みを帯びるように形成されていることが好ましい。
本実施例に係る燃料電池100においては切欠き部70a,70bが形成されていることから、各積層部品の位置決めの精度が向上する。また、製造工程における作業効率が向上するとともに、ガイドシャフトの分離工程が簡略化される。以下、その詳細を説明する。
続いて、燃料電池100の製造方法について説明する。図2は、燃料電池100の製造方法について説明するための模式図である。まず、図2(a)に示すように、ガイドシャフト80a,80bを切欠き部70aと切欠き部70bとの距離の間隔を空けて略平行に配置して固定する。ガイドシャフト80a,80bは、ステンレス等の剛性の高い金属等から構成されていることが好ましい。ガイドシャフト80a,80bは円柱形状を有していることが好ましい。
次に、エンドプレート40bをガイドシャフト80a,80bと垂直な平面(以下、平面Yと称する)においてガイドシャフト80a,80bに対して傾斜させ、ガイドシャフト80a,80bの間に搬送する。次いで、図2(b)に示すように、切欠き部70bをガイドシャフト80bに当接させる。次に、切欠き部70bをガイドシャフト80bに当接させたまま、切欠き部70aがガイドシャフト80aに当接するようにエンドプレート40bを平面Yにおいて回転させる。以上の工程により、図2(c)に示すように、ガイドシャフト80a,80bによってエンドプレート40bの位置を決定することができる。
以下、同様の方法により、インシュレータ30b、ターミナル20b、単セル11、ターミナル20a、インシュレータ30aおよびエンドプレート40aをエンドプレート40b上に順に積層する。その後、テンションプレート50a,50bによってエンドプレート40a,40bを締結することによって各積層部品の積層工程が完了する。
図2に示した方法によれば、各積層部品をガイドシャフト80a,80bの上方まで持ち上げる必要がない。この場合、各積層部品の搬送距離を小さくすることができる。それにより、作業効率が大幅に向上する。また、ガイドシャフト80a,80bと切欠き部70a,70bとを当接させたまま各積層部品を上下させる必要がなくなる。それにより、各積層部品とガイドシャフト80a,80bとの間で発生する磨耗粉量を低減させることができる。
さらに、切欠き部70a,70bを用いて各積層部品の位置決めをできることから、位置決めの作業効率が向上する。また、切欠き部70a,70bが矢印X方向において異なる部位に形成されていることから、切欠き部70a,bが矢印X方向において同一の部位に形成されている場合に比較して、切欠き部70aと切欠き部70bとの距離が大きくなる。それにより、各積層部品の位置決めの精度が向上する。
図3は、燃料電池100の他の製造方法を示す図である。図3に示すように、ガイドシャフト80a,80bの上方から順に各積層部品を積層させてもよい。この場合においても切欠き部70a,70bを用いて各積層部品の位置決めができることから、位置決めの作業効率が向上する。また、切欠き部70aと切欠き部70bとの間の距離が大きいことから、各積層部品の位置決めの精度が向上する。
図4は、ガイドシャフト80a,80bから燃料電池100を分離する方法を示すための図である。まず、図4(a)に示すように、切欠き部70bをガイドシャフト80bに当接させたまま燃料電池100を平面Y上において回転させる。それにより、図4(b)に示すように、ガイドシャフト80aから燃料電池100を取り外すことができる。その後、図4(c)に示すように、ガイドシャフト80a,80bから燃料電池100を分離する。以上の工程により、燃料電池100が完成する。
このように、ガイドシャフト80a,80bを固定させたままガイドシャフト80a,80bから燃料電池100を分離することができる。この場合、固定してあるガイドシャフト80a,80bを分解する作業を行う必要がなくなる。それにより、ガイドシャフト80a,80bを固定したまま再利用して、次々に燃料電池100を製造することができる。その結果、作業効率が大幅に向上する。また、ガイドシャフト80a,80bが燃料電池100に残らないことから、燃料電池100を小型軽量化することができ、コストの低減を図ることができるとともに、燃料電池100の短絡を防止することができる。
図5は、ガイドシャフト80a,80bから燃料電池100を分離する他の方法を示すための図である。図5に示すように、テンションプレート50a,50bによる締結後にガイドシャフト80a,80bを取り外すことによって、ガイドシャフト80a,80bから燃料電池100を分離することができる。
本実施例においては、発電部10の左面が第1の側壁および第1の側辺に相当し、切欠き部70aが第1の切欠き部に相当し、発電部10の右面が第2の側壁および第2の側辺に相当し、切欠き部70bが第2の切欠き部に相当し、発電部10の左後面側の角部が第1の角部に相当し、発電部10の右前面側の角部が第2の角部に相当する。
図6は、本発明の第2実施例に係る燃料電池100aを説明するための図である。図6(a)は燃料電池100aの模式的平面図であり、図6(b)は燃料電池100aの模式的正面図であり、図6(c)は単セル11の模式的平面図である。燃料電池100aが図1の燃料電池100と異なる点は、切欠き部70bの代わりに切欠き部70cが形成されている点およびテンションプレート50a,50bの代わりに、保持部材50c〜50fが設けられている点である。
燃料電池100aの前面側の各積層部品の側辺には、切欠き部が形成されている。各積層部品の切欠き部は、発電部10の積層方向に繋がって溝状の切欠き部70cを形成する。切欠き部70cの断面は、略U字状でもよく、略V字状でもよく、特に限定されない。保持部材50c〜50fのそれぞれは、燃料電池100の各角部に設けられている。エンドプレート40aとエンドプレート40bとの間には適当な圧力が加圧されている。保持部材50c〜50fのそれぞれは、エンドプレート40aおよびエンドプレート40bに複数の締結ボルト51によって締結されている。それにより、各積層部品の位置ずれを防止することができる。
切欠き部70aと切欠き部70cとの距離は、発電部10の左右側壁間の距離よりも大きく設定されている。切欠き部70a,70cは、2つの対角のそれぞれに近い部位に形成されていることが好ましい。例えば、切欠き部70aは発電部10の左面の中央よりも発電部10の後面側に形成され、切欠き部70cは発電部10の前面の中央よりも発電部10の右面側に形成されていてもよい。この場合、切欠き部70aと切欠き部70cとの距離が大きくなる。また、各マニホールド42の間に切欠き部70aを形成すれば、単セル11に切欠き部70aのための領域を確保する必要がなくなる。この場合、単セル11を小型化することができる。なお、各積層部品の角部は、丸みを帯びるように形成されていることが好ましい。
本実施例に係る燃料電池100aにおいては切欠き部70a,70cが形成されていることから、各積層部品の位置決めの精度が向上する。また、製造工程における作業効率が向上するとともに、ガイドシャフトの分離工程が簡略化される。以下、その詳細を説明する。
続いて、燃料電池100aの製造方法について説明する。図7は、燃料電池100aの製造方法について説明するための模式図である。まず、図7(a)に示すように、ガイドシャフト80a,80bを切欠き部70aと切欠き部70cとの距離の間隔を空けて略平行に配置して固定する。次に、エンドプレート40bを平面Yにおいてガイドシャフト80a,80bの間に搬送する。
次いで、図7(b)に示すように、切欠き部70aをガイドシャフト80aに当接させ、切欠き部70cをガイドシャフト80bに当接させる。以上の工程により、ガイドシャフト80a,80bによってエンドプレート40bの位置を決定することができる。
以下、同様の方法により、インシュレータ30b、ターミナル20b、単セル11、ターミナル20a、インシュレータ30aおよびエンドプレート40aをエンドプレート40b上に順に積層する。その後、保持部材50c〜50fによってエンドプレート40a,40bを締結することによって各積層部品の積層工程が完了する。
図7に示した方法によれば、各積層部品をガイドシャフト80a,80bの上方まで持ち上げる必要がない。この場合、各積層部品の搬送距離を小さくすることができる。それにより、作業効率が大幅に向上する。また、ガイドシャフト80a,80bと切欠き部70a,70cとを当接させたまま各積層部品を上下させる必要がなくなる。それにより、各積層部品とガイドシャフト80a,80bとの間で発生する磨耗粉量を低減させることができる。さらに、切欠き部70a,70cを用いて各積層部品の位置決めができることから、位置決めの作業効率が向上する。また、切欠き部70aと切欠き部70cとの間の距離を大きいことから、各積層部品の位置決めの精度が向上する。
図8は、ガイドシャフト80a,80bから燃料電池100aを分離する方法を示すための図である。図8(a)に示すように、ガイドシャフト80a,80bから燃料電池100aを平面Yに沿って分離してもよい。この場合、ガイドシャフト80a,80bを固定させたままガイドシャフト80a,80bから燃料電池100aを分離することができる。それにより、ガイドシャフト80a,80bを分解する作業を行う必要がなくなる。それにより、ガイドシャフト80a,80bを固定したまま再利用して、次々に燃料電池100を製造することができる。その結果、作業効率が大幅に向上する。また、ガイドシャフト80a,80bが燃料電池100aに残らないことから、燃料電池100aを小型軽量化することができ、コストの低減を図ることができるとともに、燃料電池100aの短絡を防止することができる。
また、図8(b)に示すように、保持部材50c〜50fによる締結後にガイドシャフト80a,80bを取り外すことによって、ガイドシャフト80a,80bから燃料電池100aを分離することができる。
本実施例においては、発電部10の左面が第1の側壁および第1の側辺に相当し、切欠き部70aが第1の切欠き部に相当し、発電部10の前面が第2の側壁および第2の側辺に相当し、切欠き部70cが第2の切欠き部に相当し、発電部10の左後面側の角部が第1の角部に相当し、発電部10の右前面側の角部が第2の角部に相当する。
続いて、本発明の第3実施例に係る燃料電池100bについて説明する。図9は、燃料電池100bを説明するための図である。図9(a)は燃料電池100bの模式的平面図であり、図9(b)は燃料電池100bの模式的正面図である。燃料電池100bが図1の燃料電池100と異なる点は、ガイドシャフト80a,80bが燃料電池100bに組み込まれている点である。
図9(a)および図9(b)に示すように、ガイドシャフト80aは切欠き部70aに当接するように配置され、ガイドシャフト80bは切欠き部70bに当接するように配置されている。エンドプレート40a,40bは、ガイドシャフト80a,80bを覆うように実施例1に比較して大きく形成されている。ガイドシャフト80a,80bはエンドプレート40a,40によって固定されている。本実施例においては、ガイドシャフト80a,80bはセラミックス等の絶縁体から構成されている。それにより、燃料電池100bの短絡を防止することができる。燃料電池100bは、図2または図3で説明した方法により製造することができる。
本実施例においては、切欠き部70a,70bを用いて各積層部品の位置決めができることから、位置決めの作業効率が向上する。また、切欠き部70aと切欠き部70bとの距離が大きいことから、各積層部品の位置決めの精度が向上する。さらに、ガイドシャフト80a,80bが燃料電池100bに組み込まれていることから、燃料電池100bの使用中における各積層部品の位置ずれを防止することができる。
続いて、本発明の第4実施例に係る燃料電池100cについて説明する。図10は、燃料電池100cを説明するための図である。図10(a)は燃料電池100cの模式的平面図であり、図10(b)は燃料電池100cの模式的正面図である。燃料電池100cが図6の燃料電池100aと異なる点は、ガイドシャフト80a,80bが燃料電池100cに組み込まれている点である。
図10(a)および図10(b)に示すように、ガイドシャフト80aは切欠き部70aに当接するように配置され、ガイドシャフト80bは切欠き部70cに当接するように配置されている。エンドプレート40a,40bは、ガイドシャフト80a,80bを覆うように実施例2に比較して大きく形成されている。ガイドシャフト80a,80bはエンドプレート40a,40によって固定されている。本実施例においては、ガイドシャフト80a,80bはセラミックス等の絶縁体から構成されている。それにより、燃料電池100cの短絡を防止することができる。燃料電池100cは、図7で説明した方法により製造することができる。
本実施例においては、切欠き部70a,70cを用いて各積層部品の位置決めができることから、位置決めの作業効率が向上する。また、切欠き部70aと切欠き部70cとの距離が大きいことから、各積層部品の位置決めの精度が向上する。さらに、ガイドシャフト80a,80bが燃料電池100cに組み込まれていることから、燃料電池100cの使用中における各積層部品の位置ずれを防止することができる。
本発明の第1実施例に係る燃料電池を説明するための図である。 第1実施例に係る燃料電池の製造方法について説明するための模式図である。 第1実施例に係る燃料電池の他の製造方法を示す図である。 ガイドシャフトから燃料電池を分離する方法を示すための図である。 ガイドシャフトから燃料電池を分離する他の方法を示すための図である。 本発明の第2実施例に係る燃料電池を説明するための図である。 第2実施例に係る燃料電池の製造方法について説明するための模式図である。 ガイドシャフトから燃料電池を分離する方法を示すための図である。 本発明の第3実施例に係る燃料電池を説明するための図である。 本発明の第4実施例に係る燃料電池を説明するための図である。
符号の説明
10 スタック
11 単セル
20a,20b ターミナル
30a,30b インシュレータ
40a,40b エンドプレート
42 マニホールド
50a,50b テンションプレート
50c,50d,50e,50f 保持部材
70a,70b,70c 切欠き部
80a,80b ガイドシャフト
100,100a,100b,100c 燃料電池

Claims (9)

  1. 矩形状のセルを含む積層部品が積層されたスタックを備え、
    前記スタックの第1の側壁には、前記セルの積層方向に繋がる第1の切欠き部が形成され、
    前記第1の側壁と反対側の前記スタックの第2の側壁には、前記セルの積層方向に繋がる第2の切欠き部が形成され、
    前記第1の側壁に垂直な方向から見た場合に、前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部とが互いに異なる部位に形成されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記セルの前記第1の側壁側および前記第2の側壁側のそれぞれに複数のマニホールドが形成され、
    前記第1の切欠き部および前記第2の切欠き部は、前記第1の側壁および前記第2の側壁のそれぞれにおいて、2つの前記マニホールドの間に形成されていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記第1の切欠き部は、前記第1の側壁のいずれか一方の第1の角部と前記第1の側壁の中央部との間に形成され、
    前記第2の切欠き部は、前記第1の角部と対角をなす第2の角部と前記第2の側壁の中央部との間に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
  4. 矩形状のセルを含む積層部品が積層されたスタックを備え、
    前記スタックの第1の側壁には、前記セルの積層方向に繋がる第1の切欠き部が形成され、
    前記第1の側壁と隣り合う側壁のいずれか一方である第2の側壁には、前記セルの積層方向に繋がる第2の切欠き部が形成され、
    前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部との距離は、前記第1の側壁と前記第1の側壁の反対側の側壁との距離よりも大きいことを特徴とする燃料電池。
  5. 前記セルの前記第1の側壁側に複数のマニホールドが形成され、
    前記第1の切欠き部は、前記第1の側壁において、2つの前記マニホールドの間に形成されていることを特徴とする請求項4記載の燃料電池。
  6. 矩形状であって、第1の側辺に第1の切欠き部が形成され、前記第1の側辺と反対側の第2の側辺に第2の切欠き部が形成され、前記第1の側辺と垂直に前記第2の側辺の方向を見た場合に前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部とが互いに異なる部位に形成されているセルを準備する工程と、
    2つのガイドシャフトを略平行に所定の間隔を空けて配置する行程と、
    前記2つのガイドシャフトのそれぞれに前記第1の切欠き部および前記第2の切欠き部を当接させて前記セルの位置決めをする工程とを含むことを特徴とする燃料電池の製造方法。
  7. 矩形状であって、第1の側辺に第1の切欠き部が形成され、前記第1の側辺と隣り合う側辺のいずれか一方である第2の側辺に第2の切欠き部が形成され、前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部との距離が前記第1の側辺と前記第1の側辺と反対側の側辺との距離よりも大きいセルを準備する工程と、
    2つのガイドシャフトを略平行に所定の間隔を空けて配置する行程と、
    前記2つのガイドシャフトのそれぞれに前記第1の切欠き部および前記第2の切欠き部を当接させて前記セルの位置決めをする工程とを含むことを特徴とする燃料電池の製造方法。
  8. 前記2つのガイドシャフトのそれぞれが前記第1の切欠き部および前記第2の切欠き部に当接するように、前記セルを、前記ガイドシャフトと略垂直をなす面に沿って前記2つのガイドシャフトの間に搬送する行程をさらに含むことを特徴とする請求項6または7記載の燃料電池の製造方法。
  9. 前記セルを積層し、積層された前記セルを組み付けてスタックを形成する工程と、
    前記スタックを形成した後、前記ガイドシャフトと略垂直をなす面に沿って前記スタックを回転させて、前記スタックと前記ガイドシャフトとを分離する工程とをさらに含むことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
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