JP2007172403A - デジタル資産管理システム及びデジタル資産管理方法 - Google Patents

デジタル資産管理システム及びデジタル資産管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】デジタル資産の受け渡しから選定までの一連のワークフローを効率的に行うための情報処理技術を提供しようとするものである。
【解決手段】本発明のデジタル資産管理システムは、デジタル資産の原本を格納するオリジナル記憶手段と、プロジェクトに関わる関係者の情報と、オリジナル記憶手段に格納されたデジタル資産のうち二以上のデジタル資産に関する情報と、をプロジェクトに対応付けて管理するプロジェクト管理手段と、関係者の間で、プロジェクトに対応付けて管理されるデジタル資産を共有して作業を進める共有手段と、デジタル資産の中から一又は二以上のデジタル資産を選定する選定手段と、を備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、画像データ等のデジタル資産の管理・共有・閲覧を行うためのデジタル資産管理システム及びその方法に関し、特に、デジタル資産に基づいたコミュニケーションを円滑に行うための情報処理技術に関する。
近年、デジタル機器の普及が進み、アナログからデジタルへの移行が急速に進んでいる。しかし、機器やデータのデジタル化は進んでいるが、デジタル機器又はデジタルデータを使用したワークフローは、従来のアナログ時代のスタイルとほとんど変わらないのが現状である。
図15は、雑誌に載せる写真を選定するにあたり、スタジオでの写真撮影から採用する写真を選定するまでのワークフローの従来例を示す図である。まず、撮影スタジオ等でフォトグラファーが被写体をデジタルカメラで写真撮影する(S910)。そして、撮影した画像データをCD−ROMやMO等の記録媒体に焼き付けて、当該記録媒体をバイク便等で現像所へ配送し、現像所での現像によって、数時間後にポジフィルムが仕上がる(S920)。その後、フォトグラファーやアートディレクター、クライアント、デザイナー等の関係者が、同じ時間に一つの場所に集まり、複数のポジフィルムをライトテーブルに並べて見比べ、お互いの意見を交わしながら、採用する写真の選定を行う(S930)。
なお、写真画像ワークフローに関する関連する文献として、特許文献1がある。
特開2004−117571号公報
上述のような従来のワークフローでは、画像データがデジタル化されたことを除いて、アナログ時代のワークフローとほとんど変わらない。このような場合、デジタル化したといっても作業効率が上がるわけではなく、余計な作業が増える分、かえって作業効率が下がりがちになるという問題が指摘されている。
また、デジタル化を一歩進めた例として、画像データをバイク便等で現像所に配送することに換えて、画像データをインターネットで現像所に送信することが考えられる。バイク便の代わりに電子メール等を利用して、撮影した画像データをすぐに現像にまわすことができるため、画像データをやり取りする作業効率は向上する。
しかし、雑誌に載せる写真等は高画質であり、画像データのファイルサイズは非常に大きいという特徴がある。このような大容量の画像データを大量に電子メールで送受信すると、電子メールボックスがすぐに一杯になってしまうばかりでなく、メールサーバの処理能力を超えてしまう場合には、システム全体のメール送受信ができなくなるおそれがある。それに、そもそも画像データのやり取りはワークフロー全体から見ればごく一部にとどまるものであるため、インターネットを介して画像データをやり取りする程度では、作業効率の向上は限定的である。
本発明は、かかる実情に鑑み、デジタル資産の管理、共有、配信を効率的に行うための情報処理システムを提供することを目的としている。特に、デジタル資産の受け渡しから選定までの一連のワークフローを効率的に行うための技術を提供しようとするものである。また、デジタル資産の原本を改変することなく、デジタル資産に対するメモの書き込みや複数のデジタル資産の比較検討等をインターネットを介してWeb上で行うことを可能とすることにより、デジタル資産の一次的及び二次的な利用を可能として、デジタル資産を有効に管理・活用する技術を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明のデジタル資産管理システムは、デジタル資産の原本を格納するオリジナル記憶手段と、プロジェクトに関わる関係者の情報と、オリジナル記憶手段に格納されたデジタル資産のうち二以上のデジタル資産に関する情報と、をプロジェクトに対応付けて管理するプロジェクト管理手段と、関係者の間で、プロジェクトに対応付けて管理されるデジタル資産を共有して作業を進める共有手段と、デジタル資産の中から一又は二以上のデジタル資産を選定する選定手段と、を備える。
好適には、プロジェクト管理手段は、関係者のそれぞれに対応付けて、プロジェクトに対する権限を管理し、共有手段は、権限に応じて、関係者が実行可能な作業を制限する、ことを特徴とする。
また、好適には、プロジェクトに関わる関係者それぞれの権限の設定と、当該関係者へのコメントの入力とを行う設定手段と、関係者に対して、電子メールを送信するためのメール手段と、をさらに備え、プロジェクト管理手段は、設定手段で設定された権限に基づいて、関係者の権限を設定し、メール手段は、送信先の関係者に対応する権限に関する情報と、設定手段で入力されたコメントとを含む電子メールを、関係者に送信する。このとき、設定手段は、権限の設定とコメントの入力を同一画面上で行えるよう構成するのが好ましい。
好適には、プロジェクトに含まれる任意のデジタル資産を、当該デジタル資産に対して書き込まれたメモ等の情報と重畳して表示するレビューア手段をさらに備える。
また、好適には、プロジェクトに含まれる任意の二以上のデジタル資産を並べて表示するための比較表示手段をさらに備える。このとき、比較表示手段は、二以上のデジタル資産の中から関係者により選択された任意の二以上のデジタル資産を略同時に拡大又は縮小して表示することが好ましい。
また、本発明のデジタル資産管理方法は、デジタル資産の原本を格納するオリジナル記憶手段と、システムの動作を制御するための制御手段と、を備えてなる情報処理システムにおいて、デジタル資産を管理する方法であって、プロジェクトに関わる関係者の情報と、オリジナル記憶手段に格納されたデジタル資産のうち二以上のデジタル資産に関する情報と、をプロジェクトに対応付けて制御手段が管理するステップと、制御手段が、プロジェクトに対応付けて管理されるデジタル資産を関係者の間で共有して作業を進めるよう機能するステップと、デジタル資産の中から一又は二以上のデジタル資産を制御手段が選定するステップと、を備える。
本発明のプログラムは、本発明のデジタル資産活用方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において、「手段」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
なお、本明細書等において、「デジタル資産」とは、画像データを含む各種のデジタルデータを指すものであり、そのフォーマットは問わない。実施例においては、デジタル資産として画像データを扱う例を示すが、デジタル資産は画像データに限定されるものではない。
本発明によれば、デジタル資産の管理、共有、配信を効率的に行うための情報処理システムを提供できる。特に、本発明によれば、デジタル資産の受け渡しから選定までの一連のワークフローを効率的に行うことが可能となる。また、デジタル資産の原本を改変することなく、デジタル資産に対するメモの書き込みや複数のデジタル資産の比較検討等をインターネットを介してWeb上で行うことが可能となり、デジタル資産の一次的及び二次的な利用を促して、デジタル資産を有効に管理・活用できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタル資産管理システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、本デジタル資産管理システム100は、少なくともデジタル資産管理サーバ10を含んで構成される。さらに、デジタル資産管理システム100は、ネットワーク30を介して、一以上のクライアント端末装置20と相互に接続されることにより構成される。
デジタル資産管理サーバ10は、少なくともデジタル資産の原本および後述の仮想グループに関する情報を格納するための記憶手段15を備え、さらに、デジタル資産を管理、共有、配信するための機能を備える。詳細は後述する。
クライアント端末装置20は、デジタル資産管理サーバ10の提供する各種機能を利用するためのクライアント装置である。本実施形態では、クライアント端末装置20は、例えばパーソナルコンピュータによって構成される。また、クライアント端末装置20は、Webブラウザを備え、Webページを閲覧することができる。さらに、メーラーを備え、電子メールの送受信を行うことができる。
ネットワーク30は、デジタル資産管理サーバ10とクライアント端末装置20との間でデジタル資産等のデータを送受信するための通信回線網である。例えば、インターネット、LAN、WAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
図2はデジタル資産管理サーバ10のシステム構成を示すブロック図である。デジタル資産管理サーバ10は、さらに、Webサーバ110、Webアプリケーションサーバ120、ファイルシステム130、イメージサーバ140、データベース150、及びメールサーバ160を含んで構成される。
Webサーバ110は、Webアプリケーションサーバ120と連携して、クライアント端末装置20からの要求に応えてWeb情報を配信する機能を備える。例えば、IIS(Internet Information Server)やApache等のWebサーバソフトウェアを実装したコンピュータにより、Webサーバ110が実現される。
Webアプリケーションサーバ120は、必要に応じてファイルシステム130、イメージサーバ140、データベース150及びメールサーバ160等と連携して、様々な処理を行う機能を備える。例えば、JRun等のWebアプリケーションサーバソフトウェアを実装したコンピュータにより、Webアプリケーションサーバ120が実現される。
ファイルシステム130は、画像ファイル等のデジタル資産の原本であるオリジナルファイル、プレビュー用のサムネール(縮小画像)、画像を高速に配信するために予め変換処理を施した表示用画像キャッシュファイルを蓄積格納し、管理する機能を備える。例えば、一以上の外部記憶装置と一以上のコンピュータを結ぶSAN(Storage Area Network)等のリポジトリ(システムが内部的に利用するためのデータ倉庫)により、ファイルシステム130が実現される。
イメージサーバ140は、画像配信を行う機能を有する。例えば、ImagePump等の画像配信エンジン(画像配信処理を実行する機構)を実装したコンピュータにより、イメージサーバ140が実現される。イメージサーバ140により、印刷物にも使用できる大容量のデータを、Web上で軽快に扱うことが可能となり得る。
データベース150は、デジタル資産管理サーバ10の管理するデジタル資産に関する各種情報を蓄積・管理する機能を有するものであり、ファイルシステム130からデジタル資産のファイル名、説明、ID、キーワード、登録日時、サイズなどのメタデータを受け取り、管理する。そして、Webサーバ110及びWebアプリケーションサーバ120を介してクライアント端末装置20から検索クエリーを受け取り、検索を実行する。また、後述のプロジェクトの関係者(仮想グループ)に関する情報や、ユーザ名(ユーザID)、パスワード及び電子メールアドレス等のユーザ情報等を蓄積・管理する。例えば、SQLサーバソフトウェアを実装したコンピュータ及びメタ情報等を蓄積する記憶装置により、データベース150が実現される。
メールサーバ160は、電子メールを送受信する機能を有する。本実施形態では、デジタル資産の管理及び共有をするとき、Webアプリケーションサーバ120からの指示に基づいて、所定のユーザ又はグループに電子メールを送信する。
なお、Webサーバ110、Webアプリケーションサーバ120、ファイルシステム130、イメージサーバ140、データベース150及びメールサーバ160の備える各機能は、複数のコンピュータに分散して各機能を備えるよう構成してもよいし、単一のコンピュータが複数の機能を備えるよう構成してもよい。
次に、上述のように構成されるデジタル資産管理サーバ10の処理によって提供される各種機能について説明する。
<ユーザ認証>
デジタル資産管理サーバ10は、ユーザがクライアント端末装置20からデジタル資産管理サーバ10にアクセスしてきたとき、ユーザ認証を行う。ユーザ認証は、ユーザが入力したユーザID及びパスワードを、データベース150に登録されているものと照合して、認証を行う。ユーザ認証を経てユーザがログインすると、ユーザはデジタル資産管理サーバ10の提供する各種の機能及びサービスを利用可能となる。
<デジタル資産の蓄積処理>
デジタル資産管理サーバ10は、デジタル資産を蓄積する機能を有する。ユーザは、画像ファイル等のデジタル資産の原本を、クライアント端末装置20からデジタル資産管理サーバ10にアップロードし、当該デジタル資産の原本をファイルシステム130に格納する。デジタル資産の原本がファイルシステム130に格納されるとき、デジタル資産に対応付けて、デジタル資産管理サーバ10内で当該デジタル資産を一意に特定するための識別子(以下「資産ID」という)が付与される。
図3は、デジタル資産管理サーバ10内でデジタル資産の原本を管理するためのテーブル(オリジナル管理テーブル300)の一例である。このオリジナル管理テーブル300には、デジタル資産管理サーバ10で管理される各デジタル資産毎に、資産ID310とファイル名320及びパス330とが対応付けて記録される。このオリジナル管理テーブル300は、ファイルシステム130にて記録・管理してもよいし、データベース150にて記録・管理してもよい。
デジタル資産管理サーバ10は、ユーザがデジタル資産をデジタル資産管理サーバ10に登録(アップロード)し終えたとき、アップロードを行ったユーザ及び当該ユーザに対して予め設定された所定のユーザに電子メールを送信することが好ましい。予め設定された所定のユーザとは、例えば、ユーザの上司や、取引先などである。これにより、登録したいデジタル資産が正しく登録されたことを、必要なユーザが即座に知ることができる。
ファイルシステム130に蓄積されたデジタル資産は、クライアント端末装置20からの操作入力により、いつでも保管、分類、閲覧、共有、ダウンロードなどを行うことができる。例えば、蓄積したデジタル資産は、サムネールやアイコン表示で管理できる。また、デジタル資産をフォルダに分けて、階層的に管理してもよい。
デジタル資産管理サーバ10は、一又は複数のファイルをサーバ上で画像サイズの変更、ファイルタイプの変更、圧縮等をした上で、ダウンロードする機能を有する。このとき、ダウンロードできる状態になったときに、ダウンロード用のURLを含む電子メールをユーザに送信する機能を備える。これにより、画像変換などでダウンロードできる状態になるまで時間がかかる場合であっても、画面上で変換が終了するまで待つ必要がなく、作業を効率的に行うことが可能となる。
<プロジェクト管理>
また、デジタル資産管理サーバ10は、プロジェクトを管理する機能を有する。本発明において、「プロジェクト」とは、複数の関係者が、ある目的のために複数のデジタル資産を利用して行うタスクを意味する。例えば、フォトグラファーやアートディレクター、クライアント、デザイナー等の複数の関係者が、インターネット等のネットワーク上でお互いの意見を交わしながら写真画像等のデジタルデータの選定をするというプロジェクトが想定できる。
このようなプロジェクトを開始するにあたり、デジタル資産管理サーバ10は、プロジェクト用の仮想スタジオともいうべきプロジェクトファイルを作成する。このプロジェクトファイルは、プロジェクトの進行状況と、作業を行う関係者のユーザの情報と、選定候補となるデジタル資産に関する情報と、作業記録とを含んで構成される。なお、デジタル資産管理サーバ10は、各プロジェクト毎に、プロジェクトファイルを作成する。
図4は、プロジェクトファイル400のデータ構成の一例を示す図である。プロジェクトファイル400は、プロジェクト名410、プロジェクトの進行状況420、作業を行う関係者のユーザに関する情報430、選定候補となるデジタル資産に関する情報440と、作業記録450とに関するフィールドを含んで構成される。プロジェクト名410は、プロジェクトファイルの名称であり、当該プロジェクトを識別するためのものである。進行状況420は、当該プロジェクトが進行中なのか完了したのかを示す情報である。
関係者となるユーザに関する情報430には、当該プロジェクト(選定作業)に参加する複数の関係者のユーザIDがそれぞれ登録される。さらに、ユーザID毎に、当該プロジェクトにおける共有権限を登録する。ここで、共有権限とは、各ユーザの立場(役割、位置付け)に応じてプロジェクトで許容される作業内容を規定するものであり、例えば、画像閲覧及びレビューのみ許可、画像閲覧及びレビュー+ダウンロードを許可、画像閲覧及びレビュー+ダウンロード+承認候補の選択及び承認して完了を許可等の共有権限がある。関係者は、当該共有権限の範囲内で作業等が可能となる。なお、共有権限の有効期限を設定してもよい。
選定候補となるデジタル資産に関する情報440には、選定候補となる複数のデジタル資産の資産IDをそれぞれ登録する。さらに、資産ID毎に、承認情報を登録可能である。承認情報とは、プロジェクトを進めた結果、最終的に選定・承認されたデジタル資産に対して、承認されたことを示す情報である。
作業記録450には、当該プロジェクトにおける作業の履歴が記録される。具体的には、当該プロジェクト中に行われる主要な作業、すなわち、レビューアを使用して候補画像にメモ(テキスト文)や図形(矩形、円形等)を入力、承認候補の設定又は解除、ダウンロード実行、承認候補の承認、テキスト文の追加等の情報は、作業日時とともに作業記録450に記録される。なお、プロジェクトの関係者は作業記録450を削除することはできない。これにより、記録された内容に虚偽の無いことが確保できる。作業記録の詳細は後述する。
図5は、プロジェクトの実行手順を示すフローチャートである。
まず、新規プロジェクトを作成する(S510)。具体的には、プロジェクトの幹事となるユーザがプロジェクトファイルを新規に作成する。このとき、プロジェクトに参加する複数のユーザを関係者(共有者)として登録し、ユーザ毎に当該プロジェクトにおける共有権限を設定する。
そして、ファイルシステム130に蓄積されている多数のデジタル資産の中から、今回のプロジェクトで選定候補とするデジタル資産を選択して、プロジェクトファイル400に登録する(S520)。なお、プロジェクトファイル400への選定候補の登録及び削除は、プロジェクトの途中の段階でも随時行うことができる。
プロジェクトファイル400が作成され、データベース150に登録されると、プロジェクトが開始される。プロジェクトが開始されるとき、当該プロジェクトに登録された関係者に対して、電子メールを送信して、プロジェクトの開始を伝えることができる。プロジェクトが進行している間は、進行状況フィールド420に進行中フラグを立てる。関係者は、プロジェクトファイル400に登録された選定候補を共有し、任意の時間に任意の場所で、ユーザごとに設定された共有権限の範囲内で作業を行う(S530)。例えば、選定候補の一覧表示、任意の選定候補の比較表示、選定候補へメモ・図形の書き込み、関係者へ作業記録等の通知、選定候補のダウンロード等を行うことができる。
その後、選定候補の中から、最終的に選定しようとする画像を決定する(S540)。具体的には、承認権限を有するユーザが、選定候補の中から選定しようとする画像を選択し、承認候補として登録する。承認候補とする画像は1つのみでもよいし、2以上の画像を承認候補としてもよい。そして、プロジェクトの完了権限を有するユーザが、プロジェクトを完了させると、承認候補が承認されて、プロジェクトが終了する(S550)。
以下、デジタル資産管理サーバ10がプロジェクト管理をするにあたり提供される各種機能について説明する。
<プロジェクトへの選択候補の登録及び削除>
図6は、デジタル資産をプロジェクトファイル400に登録するときの画面の一例である。図6において、画面の右側上部は、ファイルシステム130に蓄積されているデジタル資産をサムネールにより一覧表示するアセット領域610である。右側下部はプロジェクトファイル400に登録されている選定候補をサムネールにより一覧表示するライトボックス領域620である。つまり、アセット領域610には、ユーザが使用できるデジタル資産がプロジェクトとは無関係に一覧表示され、ライトボックス領域620には、プロジェクトに登録された選定候補のデジタル資産のみが一覧表示される。なお、図6は、まだプロジェクトファイル400に選定候補が登録されていない状態である。
プロジェクトの幹事ユーザまたは権限のある関係者ユーザは、アセット領域610のサムネールの中から、今回のプロジェクトで選定候補とする画像を選択する。選択された画像は、クライアント端末装置20上でハイライト表示される。画像選択後、幹事はライトボックスに追加するための下矢印ボタン630をマウス等のポインティングデバイスで押下(以下、「クリック」という)すると、当該選択した画像、すなわちハイライト表示されている画像を選定候補としてプロジェクトファイル400に登録する。さらに、プロジェクトファイル400に登録された画像のサムネールを、ライトボックス領域620に表示する。
なお、選択候補としてプロジェクトに加えた画像は、権限のあるユーザが任意の時点でプロジェクトから削除することができる。具体的には、プロジェクトから削除する画像をライトボックス領域620に一覧表示されている候補画像の中から選択し、上矢印ボタン635をクリックすると、当該選択された画像がプロジェクトファイル400から削除され、表示画面上でも、当該画像のサムネールがライトボックス領域620から削除される。
以上のように、本システムにおいては、プロジェクトを進める任意の時点で、選択候補の追加登録や、不必要な選択候補の削除等のプロジェクト管理を柔軟に行うことが可能である。
<選択処理>
画像を登録するとき、複数の画像を選択して、同時に登録してもよい。例えば、Ctrl(コントロール)キーを押しながらサムネール画像をクリックすることにより、複数の画像を同時に選択できる。しかし、本デジタル資産管理サーバ10は、大量のデジタル資産を迅速簡便に取り扱うために、より簡易な方法で複数の画像を選択するための選択機能を備える。
この選択機能は、サムネールを含む画像アイコンを予め2つの領域に分けておき、画像アイコンがクリックされたときに、2つの領域のうちのどちらをクリックされたかを検知して、第1の領域がクリックされたと検知した場合は、通常の選択と同様にクリックした画像アイコンのみを選択するのに対して、第2領域がクリックされたと検知した場合には、上記Ctrlキー+クリックと同様に、既に選択済みの画像アイコンに加えて、当該クリックした画像アイコンをも選択するように機能する。
図7は、選択機能のイメージ図である。同図(A)に示すように、画像アイコンのうち、画像のファイル名が表示される領域を第2領域570として、それ以外の領域を第1領域560とする。同図(B)に示すように、第1領域560をクリックすると、当該クリックした画像アイコンのみが選択されるが、同図(C)に示すように、第2領域570をクリックすると、既に選択されている画像アイコンと、当該クリックした画像アイコンの両者が選択される。
この選択機能を用いることによって、大量のデジタル資産の中から所望のものをクリック操作のみに効率的に選択することが可能となるため、作業効率が向上する。
<画像の比較表示>
図8は、複数の候補の中から任意の画像を選択して比較表示する画面の一例である。画面右側上部は、任意の画像を比較表示するための比較表示スロット640である。比較表示スロット640内に表示される画像は、ユーザの指示に基づいて任意の倍率で出力される。比較表示スロット640の下部はプロジェクトファイル400に登録されている候補画像を一覧表示するためのライトボックス領域620である。ライトボックス領域620の下部は、このプロジェクトに対してメモを書き込むための入力ボックス650と、当該プロジェクトに登録された作業記録を一覧表示する作業記録表示欄660とにより構成される。
関係者はライトボックス領域620に一覧表示される候補画像の中から比較表示しようとする画像を選択して、比較表示スロット640に入れるための上矢印ボタン670をクリックすると、選択された画像が比較表示スロット640内に表示される。ユーザは比較表示スロット640を使用して、当該スロットに入れられた2以上の画像をビジュアルに比較検討可能となる。なお、比較表示する画像を選択する際、上述の選択機能を利用できる。また、比較表示スロット640内で比較表示をする必要がなくなった画像を選択して、下矢印ボタン675をクリックすると、当該画像を比較表示スロット640から削除することができる。
図9は、比較表示スロット640における比較表示画面の一例である。比較表示スロット640は2以上の画像を同時または個別に比較表示することができ、高速表示エンジンなど画像を高速に拡大、縮小、移動等する技術を用いて、様々な画像を比較表示する。拡大トグルボタン680又は縮小トグルボタン690のいずれかを選択後、比較表示スロット640内の画像上の任意の箇所をクリックすると、当該クリックした箇所を中心に画像を拡大又は縮小して表示する。
また、上述の選択機能等を用いて、比較表示スロット640内の画像を複数選択してハイライト表示させた状態で(640a及び640b)、選択されている複数の画像のうちいずれか一の画像上の任意の箇所をクリックすると、デジタル資産管理サーバ10は、選択されている複数の画像を連動して略同時に同じ比率で拡大又は縮小表示する。クリックされた画像については、クリックされた箇所を中心に画像を拡大又は縮小する。クリックされた画像以外の画像については、クリックされた画像のクリック位置に対応する箇所を中心に、画像を拡大又は縮小する。
以上のように、プロジェクトに登録された選択候補画像の中から任意の画像を比較表示スロット640に入れて、比較表示スロット640内で、任意の複数の画像を連動して拡大又は縮小表示させることができるため、複数の候補画像の相違がわずかであっても、簡易かつ効率的に候補画像を比較検討することが可能となる。また、関係者の必要に応じて、比較表示スロット640に入れる画像を任意に設定できる。こうして、プロジェクトを効率的に進行させることができる。
<レビューア>
デジタル資産管理サーバ10は、プロジェクトファイル400に登録され、関係者の間で共有される候補画像に、図形やメモの書き込みをする機能を有する。ライトボックス領域620に表示される候補画像の中から一つが選択され、レビューアボタン700がクリックされると、デジタル資産管理サーバ10は選択された画像のレビューア画面を出力、表示する。
図10はレビューア画面の一例である。レビューア画面を使用して、ユーザは、表示された画像の任意の位置に四角や円などの図形やメモを書き込むことができる。ユーザが図形の書き込みを指定すると、画像上でユーザが指定した位置に、所望の図形580a,580bが書き入れられ、レビューア画面上で候補画像と重畳して表示される。ユーザがメモの書き込みを指定すると、画像上でユーザの指定した位置に、メモ記入用のボックスが表示される。ユーザが、当該ボックス内にメモを書き入れて、メモの内容を確定すると、メモが書き込まれたことを示すアイコン590a,590bが表示される。
メモの内容等はプロジェクトファイル400の作業記録450として、データベース150に即時に登録される。そのため、関係者は他のユーザの書き込みをリアルタイムで確認しながらプロジェクトを進めることができる。メモアイコン590a,590bをポインティングデバイス等で指定すると、指定されたメモアイコンに対応するメモの内容をプロジェクトファイル400の作業記録450から読み出して、ポップアップ表示する。なお、メモや図形等の書き込みがなされた画像には、ライトボックス領域620のサムネールにメモ等の書き込みがなされた旨のしるし(図13の730)が表示される。
また、デジタル資産管理サーバ10は、レビューア画面に表示される画像を、ユーザの操作に基づいて、任意に拡大又は縮小して表示する機能を備える。画像の一部のみを拡大表示する虫眼鏡機能も備える。また、表示する図形やメモは、誰がそのメモ等を書き入れたのかを識別し易いよう、ユーザ毎に色を変えて表示するのが好ましい。
このように、関係者の間で候補画像を共有し、共有された画像に、図形やメモの書き込みが簡単にできるので、制作・画像管理過程のチェック及び校正がWeb上で可能になる。また、ユーザごとに書き込みの色を変えて表示可能であり、さらに、画像に書き込まれた図形等は、サーバを介して、即座に更新されるので、他のユーザの書き込みをリアルタイムで確認しながらコミュニケーションが取ることができるという効果がある。
デジタル資産管理サーバ10はさらに、レビューア画面に表示される画像と当該画像に書き入れられた図形やメモとを合成した画像を形成する機能を有する。例えば、ユーザがブラウザからレビューア画面の印刷を指示すると、レビューア画面に表示中の画像をメモや図形とともに、クライアント端末装置20側で印刷出力される。その際、メモ等を作成したユーザ名、作成日、内容も同時に出力される。図形やメモの情報は、プロジェクトファイル400の作業記録450から取得される。さらに候補画像の一部だけを拡大した状態で印刷することも可能である。
図11はレビューア画面の印刷出力結果の一例である。画像に書き入れた図形やメモアイコンは、当該画像と重畳して印刷される(810)。また、メモを作成したユーザ名、作成日、メモの内容を、画像のイメージ出力とは別の箇所に、リスト形式で一覧出力される(820)。
<作業記録>
デジタル資産管理サーバ10は、レビューア画面におけるメモや図形の書き込みや、画像の承認等の作業履歴を、プロジェクトファイル400の作業記録450として、データベース150に登録する。
図12は作業記録450に記録されるデータの構成を示す図である。プロジェクトの関係者が所定の作業をする度に、作業記録が登録される。作業記録としては、作業をしたユーザ452、作業をした日時454、作業内容456、作業の対象となったデジタル資産458、作業の詳細460、メモや図形の位置462を含む情報が登録される。
作業記録450に記録された情報は、作業記録表示欄660にリスト表示される(図13)。また、入力ボックス650にコメントを入力すると、当該コメントが作業記録450に追加される。
なお、デジタル資産管理サーバ10は、作業記録が登録される度に、関係者の一部または全員に、作業記録を電子メールで通知してもよい。また、ユーザが作業記録送信ボタン(図13の750)をクリックしたときに、作業記録の全てを関係者に電子メールで通知してもよい。電子メールで通知される作業記録は、作業記録450から取得する。これにより、プロジェクトがその場その場で必要とされる情報を関係者に簡便に送信することができる。また、作業記録を受信した関係者は、作業記録に基づいて次のアクション(プロジェクトにアクセスするか、アクセスするまでの猶予を想定するか、既に承認候補アイテムをダウンロード等して進めている作業を継続するか停止するか、さらに再ダウンロードするか)をデジタル資産管理サーバ10にアクセスすることなく判断することができるため、作業効率が向上する。
<承認>
上述のように、比較表示スロット640を利用して複数の選定候補を比較表示し、適宜、画像にメモを書き入れる等して、関係者の間でプロジェクトを進めていく。そして、プロジェクトの終局段階において、プロジェクトファイルに登録された選定候補の中から最終的に承認しようとする画像を選定する。
図13は承認するときの画面の一例である。承認権限を有するユーザが、ライトボックス領域620に表示されたサムネールの中から、承認しようとする画像のサムネールを一以上選択し、承認ボタン710をクリックすると、当該選択された画像が承認候補として登録される。具体的には、デジタル資産管理サーバ10は、承認候補の画像に関して、プロジェクトファイル400に登録された当該画像の資産IDに対応付けて承認フラグを立てる。承認候補として登録された画像には、ライトボックス領域620のサムネールに承認候補である旨のしるし720が表示される。また、承認解除ボタン715をクリックすると、プロジェクトファイル400に立てられた承認フラグを削除して、非承認の状態に戻すことができる。なお、承認権限者は、通常、上司やとりまとめ幹事など関係者の中の一部の者のみに承認権限を与えるのが好ましいが、承認権限者を誰にするかは任意に設定可能である。
そして最後に、承認権限者が、プロジェクト完了ボタン740をクリックしたとき、デジタル資産管理サーバ10は、プロジェクトファイル400の進行状況420のフラグを、進行中から完了に変更する。これにより、プロジェクトが終了し、承認候補が確定される。なお、プロジェクトが完了(終了)した後であっても、プロジェクトを再度立ち上げ直すことができるようにしてもよい。例えば、プロジェクトが完了すると、プロジェクト完了ボタン740の代わりに再開ボタンが表示されるようにして、当該再開ボタンがクリックされることにより、プロジェクトを再開するようにしてもよい。
また、デジタル資産管理サーバ10は、承認権限者によって、プロジェクトが進行中から完了にステータスが変更されると、当該プロジェクトの関係者全てに完了の通知をその作業履歴と共に電子メールで送信する。プロジェクトが再開されたときも同様に、再開の通知と作業履歴を電子メール送信する。
<共有権限設定>
図14は、プロジェクトの関係者に共有権限を設定するための設定画面の一例である。共有権限を設定するものは、この設定画面左側の共有権限設定領域760で、プロジェクトの関係者の共有権限を設定する。また、画面右側のコメント入力領域770に、当該プロジェクトについて関係者全員に伝えたい情報等を入力する。
デジタル管理サーバ10は、プロジェクトが開始され、関係者に共有権限が設定されたとき、当該関係者に対して電子メールを送信する。電子メールには、各ユーザに割り当てられた共有権限のレベルが個別に記載される。また、権限設定者は、コメント入力領域770にコメントを入力した上で共有権限を設定すると、当該コメントも電子メールに記載される。こうして、プロジェクト関係者各人の役割とプロジェクトについて知らせたい情報を一度のアクションで通知でき、別途電子メールを送るなどの手間を削減し、プロジェクトを簡便かつ効果的に開始することができる。
なお、共有権限はプロジェクトの途中で変更可能である。プロジェクトの途中で権限を変更したときも、プロジェクト開始時と同様に、電子メールを送信して、プロジェクト関係者各人の役割とプロジェクトについて知らせたい情報を一度のアクションで通知できる。
<メール機能>
デジタル資産管理サーバ10は、プロジェクトに伴い所定の条件を満たしたとき、予め設定されたユーザに対して電子メールを送信する機能を有する。記述のとおり、ユーザがファイルを登録したとき、画像を変換してダウンロードするとき、プロジェクトを開始するとき、共有権限が変更されたとき、プロジェクトが完了したとき等に、各ユーザ毎に必要な情報を記載した電子メールを送信する。
また、保管されているファイルにユーザが期限付きの共有を設定した場合も、上記と同様の電子メールを送信する。このとき、メールの内容は、通常の共有権限の情報に加えて、期限情報を付加する。そして、その権限が到達すると、デジタル資産管理サーバ10は自動的に権限を削除し、その権限削除したファイル名、削除後の権限レベル等を記載した電子メールを送信する。
なお、各処理は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
以上のとおり、本デジタル資産管理システム100により、煩雑になりがちなデジタル資産を、Webデータベースとして一元化して管理するとともに、グラフィカルな分かりやすい画面構成で、ユーザがデジタル資産を簡単に活用することができるため、デジタル資産の一次利用はいうまでもなく、二次利用をも容易に行うことができる。また、コミュニケーション性を高めたネットワークによるデータ共有を実現し、多人数・複数の場所でのデータ共有ができる。これにより、社内はもちろん、クライアントや協力会社とのデータ連携が容易に行えるというデジタルの特性を活かし、これまで人的リソースに頼っていた作業を大幅に効率化することが可能である。
さらに、印刷物にも使用できる大容量のデータを、Web上で軽快に扱うことができ、よりインタラクティブな画像配信を可能にしている。また、本デジタル資産管理システムは、インターネットのような限られた帯域幅でも大容量の画像データを高速表示するためのImagePump等の画像高速表示技術(画像表示エンジン)を使用することにより、モニター上でも高い視認性と快適な閲覧環境を実現し、高精細画像を表示できる。これにより、文字確認などを含めた原稿の校正もWeb上で可能となり、原稿確認作業のロスを大幅に軽減できる。
なお、本発明のデジタル資産管理システムは、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るものである。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
本デジタル資産管理システムは、例えば以下のようなプロジェクトに適用可能である。商品画像やロゴ、ドキュメントまで、企業の全デジタル資産の一元管理。最新の商品画像をダウンロードし、訴求力ある企画書の作成。販売前の商品イメージを関係者で共有し、リアルタイムで意見交換。フィルムスキャニングした画像の登録と、オンライン校正。カタログなどに使用されたデジタルデータを再利用し、販売店毎に独自のカタログを作成。専用Webページや個別カタログを通じて、商品のより詳細なイメージを閲覧等。他にも、複数の関係者が、ある目的のために複数のデジタル資産を利用して行うものであれば、あらゆるプロジェクトに適用できる。
また、本実施形態において、ライトボックスを使用するユーザごとに権限を設定可能としたが、ファイルやフォルダ毎に、それぞれのユーザあるいはユーザのグループに対して詳細なアクセス権限を設定し、所有するファイルにアクセスを許可・制限してもよい。例えば、ファイルやフォルダ毎に、閲覧の可否やダウンロードの可否をユーザ毎に設定できる。これにより、デジタル資産の保護を適切に行い、情報の流出を抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、デジタル資産管理サーバ10は、Webサーバ110、Webアプリケーションサーバ120、ファイルシステム130、イメージサーバ140、及びデータベース150によって構成される例を示したが、これは単なる例示にすぎず、本実施形態において実現される処理と同等の処理又は機能を実現するものであれば、如何なる構成を採用してもよい。
なお、デジタル資産管理サーバ10において蓄積・管理するデジタル資産は、画像データだけでなく、様々なデジタルファイルを、フォーマットを問わず一元的に管理可能である。画像でないファイルをアセット領域610等に表示する場合は、サムネール又はファイルタイプを示す画像を表示するのが好ましい。
デジタル資産管理システム100の概略構成を示す図である。 デジタル資産管理サーバ10のシステム構成を示すブロック図である。 デジタル資産の原本を管理するためのテーブル300の一例である。 プロジェクトファイル400のデータ構成の一例を示す図である。 プロジェクトの実行手順を示すフローチャートである。 デジタル資産をプロジェクトファイルに登録するときの画面の一例である。 選択機能のイメージ図である。 複数の候補の中から任意の画像を選択して比較表示する画面の一例である。 比較表示スロット640における比較表示画面の一例である。 レビューア画面の一例である。 レビューア画面の印刷出力結果の一例である。 作業記録450に記録されるデータの構成を示す図である。 承認するときの画面の一例である。 プロジェクトの関係者に共有権限を設定するための設定画面の一例である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10 デジタル資産管理サーバ
20 クライアント端末装置
30 ネットワーク

Claims (9)

  1. デジタル資産の原本を格納するオリジナル記憶手段と、
    プロジェクトに関わる関係者の情報と、前記オリジナル記憶手段に格納されたデジタル資産のうち二以上のデジタル資産に関する情報と、を前記プロジェクトに対応付けて管理するプロジェクト管理手段と、
    前記関係者の間で、前記プロジェクトに対応付けて管理されるデジタル資産を共有して作業を進める共有手段と、
    前記デジタル資産の中から一又は二以上のデジタル資産を選定する選定手段と、
    を備えるデジタル資産管理システム。
  2. 前記プロジェクト管理手段は、前記関係者のそれぞれに対応付けて、前記プロジェクトに対する権限を管理し、
    前記共有手段は、前記権限に応じて、前記関係者が実行可能な作業を制限する、
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル資産管理システム。
  3. 前記プロジェクトに関わる関係者それぞれの権限の設定と、当該関係者へのコメントの入力とを行う設定手段と、
    前記関係者に対して、電子メールを送信するためのメール手段と、をさらに備え、
    前記プロジェクト管理手段は、前記設定手段で設定された権限に基づいて、前記関係者の権限を設定し、
    前記メール手段は、送信先の関係者に対応する権限に関する情報と、前記設定手段で入力されたコメントとを含む電子メールを、前記関係者に送信する
    ことを特徴とする請求項2記載のデジタル資産管理システム。
  4. 前記プロジェクトに含まれる任意のデジタル資産を、当該デジタル資産に対して書き込まれたメモ等の情報と重畳して表示するレビューア手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタル資産管理システム。
  5. 前記プロジェクトに含まれる任意の二以上のデジタル資産を並べて表示するための比較表示手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデジタル資産管理システム。
  6. 前記比較表示手段は、前記二以上のデジタル資産の中から前記関係者により選択された任意の二以上のデジタル資産を略同時に拡大又は縮小して表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載のデジタル資産管理システム。
  7. デジタル資産の原本を格納するオリジナル記憶手段と、システムの動作を制御するための制御手段と、を備えてなる情報処理システムにおいて、デジタル資産を管理する方法であって、
    プロジェクトに関わる関係者の情報と、前記オリジナル記憶手段に格納されたデジタル資産のうち二以上のデジタル資産に関する情報と、を前記プロジェクトに対応付けて前記制御手段が管理するステップと、
    前記制御手段が、前記プロジェクトに対応付けて管理されるデジタル資産を前記関係者の間で共有して作業を進めるよう機能するステップと、
    前記デジタル資産の中から一又は二以上のデジタル資産を前記制御手段が選定するステップと、
    を備えるデジタル資産管理方法。
  8. 請求項7に記載のデジタル資産管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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