JP2007172188A - 商品開発分析支援システム及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】
新たに開発する商品に対する期間やコスト等の制約因子を考慮し、新たな商品の開発の分析、判断に大きく寄与する商品開発分析支援システム及びそれを実現するためのプログラムを提供すること。
【解決手段】
商品開発分析支援システムにおいて、商品要素データを含む商品仕様データを複数格納してなる商品仕様データベース部と、商品仕様データベース部に格納された商品要素データに対応した加工コストデータ及び加工期間データを複数格納してなる加工コストデータベース部及び加工期間データベース部と、複数の商品仕様データ及び前記複数の加工コストデータ及び加工期間データに基づいてマッピングを行うマッピング部と、を有する。
【選択図】図1
新たに開発する商品に対する期間やコスト等の制約因子を考慮し、新たな商品の開発の分析、判断に大きく寄与する商品開発分析支援システム及びそれを実現するためのプログラムを提供すること。
【解決手段】
商品開発分析支援システムにおいて、商品要素データを含む商品仕様データを複数格納してなる商品仕様データベース部と、商品仕様データベース部に格納された商品要素データに対応した加工コストデータ及び加工期間データを複数格納してなる加工コストデータベース部及び加工期間データベース部と、複数の商品仕様データ及び前記複数の加工コストデータ及び加工期間データに基づいてマッピングを行うマッピング部と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、新たな商品を開発するために用いられる商品開発分析支援システム及びそれを実現するためのプログラムに関する。
従来、この種の支援システムとして、例えば特許文献1に記載のマーケティング分析支援システムがある。この支援システムは、因子分析や数量化理論III類等の多変量解析を用いて得た商品関連マップの上に、POSデータ等の市場に関する情報を反映させるシステムである。具体的には、評価因子データベースに、物理的因子及び心理的因子等の各種評価因子を格納し、評価表作成/編集部において、商品データベースに格納される各商品データに上記各種評価因子を対応付けてなる評価表を作成する。そして、解析/表示部が、チェック済みの評価表のデータに基づいて、数量化III類、クラスタ分析等の既知の多変量解析処理を行って因子マップ/商品マップを作成/表示する。しかる後、POSで得た売上げデータ等をこれら因子マップ/商品マップ上に反映させる。
しかしながら、上記従来の支援システムは、現実の商品群と現実の市場状況の関係を示し、これから開発する方向性の示唆は可能であるものの、開発者にとって関心の高い各商品における加工期間や加工コストについては何ら情報を与えるものではなく、それらについては別途検討が必要となるものであった。即ち、上記従来の支援システムでは、これから開発しようとする商品の制約因子となる加工期間や加工コスト等を考慮することは極めて困難である。
そこで本発明は、上記課題を解決し、新たに開発する商品に対する加工期間や加工コスト等の制約因子を考慮し、新たな商品の開発の分析、判断に大きく寄与する商品開発分析支援システム及びそれを実現するためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る商品開発分析支援システムは、商品要素データを含む商品仕様データを複数格納してなる商品仕様データベース部と、商品仕様データベース部に格納された商品要素データに対応した加工コストデータを複数格納してなる加工コストデータベース部と、複数の商品仕様データ及び複数の加工コストデータに基づいてマッピングを行うマッピング部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の一形態に係る商品開発分析支援システムは、商品要素データを含む商品仕様データを複数格納してなる商品仕様データベース部と、商品仕様データベース部に格納された商品要素データに対応した加工期間データを複数格納してなる加工期間データベース部と、複数の商品仕様データ及び複数の加工期間データに基づいてマッピングを行うマッピング部と、を有することを特徴とする。
前記商品要素データは、0又は1の2値のデータであることを特徴とする。
前記マッピング部は、多変量解析、とりわけ数量化理論III類もしくは主成分分析により2次元空間マップを作成し、更に、該作成した2次元空間マップに、前記商品仕様データに対応する前記複数の加工期間データ若しくは前記複数の加工コストデータを加味して3次元空間マップを作成することを特徴としている。
また、本発明の一形態に係る商品開発分析支援プログラムは、コンピュータに、商品要素データを含む商品仕様データを複数格納する手段、商品要素データに対応した加工コストデータを複数格納する手段、複数の商品仕様データ及び複数の加工コストデータに基づいてマッピングを行う手段、として機能させる。
また、本発明の他の一形態に係る商品開発分析支援プログラムは、コンピュータに、商品要素データを含む商品仕様データを複数格納する手段、商品要素データに対応した加工期間データを複数格納する手段、複数の商品仕様データ及び複数の加工期間データに基づいてマッピングを行う手段、として機能させる。
本発明の一形態に係る商品開発分析支援プログラムで扱う前記商品要素データは、0又は1の2値のデータであることを特徴とする。
本発明の一形態に係る商品開発分析支援プログラムの前記マッピングを行う手段は、多変量解析、とりわけ数量化理論III類もしくは主成分分析により2次元空間マップを作成し、更に、該作成した2次元空間マップに、前記商品仕様データに対応する前記複数の加工期間データ若しくは前記複数の加工コストデータを加味して3次元空間マップを作成することを特徴としている。
以上本発明により、新たに開発する商品に対する期間やコスト等の制約因子を考慮し、新たな商品の開発の分析、判断に大きく寄与する商品開発分析支援システム及びそれを実現するためのプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書においては同一又は同様の機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係る商品開発分析支援システムの機能ブロック図を示す。図1に示すように、本商品開発分析支援システムは、コンピュータ本体100と、キーボード111及びマウス112等の入力装置110と、モニタ120と、を備えている。コンピュータ100本体はハードディスク等の記録媒体を有しており、記録媒体には商品開発分析支援プログラム(以下本実施形態において単に「プログラム」ともいう。)が格納されている。本商品開発分析支援システムは、このプログラムを実行することにより実現される。即ち、本商品開発分析支援システムにおけるコンピュータ本体100は、プログラムを実行することにより、商品仕様データベース部1、加工コストデータベース部2、加工期間データベース部3、マッピング部4として機能する。
図1に、本実施形態に係る商品開発分析支援システムの機能ブロック図を示す。図1に示すように、本商品開発分析支援システムは、コンピュータ本体100と、キーボード111及びマウス112等の入力装置110と、モニタ120と、を備えている。コンピュータ100本体はハードディスク等の記録媒体を有しており、記録媒体には商品開発分析支援プログラム(以下本実施形態において単に「プログラム」ともいう。)が格納されている。本商品開発分析支援システムは、このプログラムを実行することにより実現される。即ち、本商品開発分析支援システムにおけるコンピュータ本体100は、プログラムを実行することにより、商品仕様データベース部1、加工コストデータベース部2、加工期間データベース部3、マッピング部4として機能する。
商品仕様データベース部1は、各商品に関するID等の属性を各商品に対応付ける部分であり、ユーザは各商品に関するデータを作成、更新することでこれを構築する。
図2は、メニューページPの一例を示す図である。特に限定されるわけではないが、メニューページPは本プログラムを起動するとこのページが最初にモニタ120に表示されるようにすることが望ましい。
図2に示すメニューページPは、商品仕様データベース入力ボタンB1、項目メンテナンスボタンB2、解析ボタンB3、終了ボタンBE、を少なくとも有して構成されている。ユーザは、これらボタンをクリックすることで商品仕様データベースへのデータ入力、項目メンテナンス等の各種処理を行うことができる。
まずユーザは、商品開発の分析を行うに際し、商品仕様データを複数入力し、データベースを作成する。図3に、上記メニューページPにおける商品仕様データベース入力ボタンB1をクリックしたときに表示される商品仕様データ入力ページP1の例を示す。
この商品仕様データ入力ページP1は、商品毎の商品仕様のデータ(以下「商品仕様データ」という。)が表示されるページであり、このページにおいて各商品の商品仕様データを入力、変更することで商品仕様データを更新することができる。
商品仕様データ入力ページP1は、図3で示すように、商品に関するIDを表示するIDテキストボックスt11、品名テキストボックスt12、形状等チェックボックス群t13、加工コスト表示ボックスh1、加工期間表示ボックスh2、商品画像g11、更新ボタンB11、削除ボタンB11d、メニュー移動ボタンB12、前又は次の商品の商品仕様データ入力ページへ移動するためのページ移動ボタンB13と、を有して構成されている。なお本商品仕様商品画像g11の下部には、例えば商品画像g11に表示させる商品画像データの読み出し動作を行わせるための参照ボタンg11rを備えておくのが好適である。表示した商品の加工仕様や画像等を変更して登録する場合には、更新ボタンB11を押下すると既保存していたデータに上書きするか、新規に新しいデータとして登録するかを確認するメッセージが出力される。作業者は必要に応じどちらかを選択して登録作業を完了させる。ここで新規登録を選択した場合にはIDを自動採番する機能を持たせておくのも好適である。また表示しているデータを抹消したい場合には、削除ボタンB11dを押下することにより行われる。尚、予め新規登録ボタンを本入力ページP1に設けておいても良いし、登録を決定する際に再度確認メッセージを出させる等、ページのボタン配列や登録手続きに関する上で確認の要否等は適宜変更しても構わない。
IDテキストボックスt11にはこの商品仕様データ入力ページP1に現在表示される商品のIDを、品名テキストボックスt12にはこのページP1に表示される商品の品名をそれぞれ入力する。IDテキストボックスについては自動的に付与する方式を採用しても良い。なお商品画像g11にはこのページP1に示される商品の画像データをリンクさせておく。この結果、IDテキストボックスt11に入力されたデータは商品IDデータとして、品名テキストボックスt12に入力されたデータは品名データとして把握され、当該商品に対応する商品仕様データの一部として商品仕様データベース部1に格納される。
また形状等チェックボックス群t13は、図3で示されるとおり、商品仕様データ入力ページP1に表示される商品の形状、材質及び色等(これを「形状等」という。)の商品に関する情報をデータとして入力するためのチェックボックス群であり、本実施形態の例では商品として化粧品の容器におけるボトルの形状、材質、色、キャップの形状、素材、色等についてそれぞれどのような情報が該当するか否かについてチェックを行うことができるようになっている。より具体的に説明すると、本チェックボックス群t13は、ボトルの形状等やキャップの形状等について更に細かく分類されたチェックボックスを複数有して構成されており、例えば、ボトルを正面から見た場合の形状が長方形、テーパー、逆テーパー、オーバル、変曲、アシンメトリー等である場合にチェックするチェックボックス、商品の横断面が円、キャッツアイ、楕円、トラック、長方形、偶数多角形、正方形等である場合にチェックするチェックボックス、商品を底面から見た場合における形状がスカート、底飾り、同素材足、R付足等である場合にチェックするチェックボックス、が設けられている。もちろんこれらチェックボックスはボトルだけでなくキャップにおいても同様に設けられ、更に、上記に限定されず商品の仕様として想定できるもの全てにチェックボックスを設けておくことが望ましい態様である。なお、これらチェックボックスの入力に関するデータは、各々のチェックボックスに対応した商品要素データとして商品IDデータに対応させて商品仕様データの一部となる。
図4は、商品仕様データベース部1に格納されたデータテーブルを示す図である。図4に示すデータテーブルは、複数の商品IDデータと、この商品IDデータ各々に対応した品名データ、複数の商品要素データ、商品画像データの位置データを有して構成されている。なおここで商品要素データの各々は、上記の通り、形状等チェックボックス群における各チェックボックスのチェックボックスにチェックがあるか否かに対応したデータであるため、それぞれ0又は1の2値のデータとすることがデータ処理の観点から望ましい。特に、このようにすることで、後述するマッピング部における処理において数量化理論III類を用いる簡略な処理が実現できる。
以上により、商品仕様データベース部1は、プログラムの実行により複数の商品仕様データを格納することができる。
一方、図2におけるメニューページPにおいて、項目メンテナンスボタンB2をクリックすると、図5で例示されるような項目メンテナンスページP2がモニタ120に表示され、このページへの入力を通じて加工コストデータベース部2、加工期間データベース部3が格納する加工コストデータ、加工期間データの入力及び更新を行うことができる。ここで本商品開発分析支援システムにおける加工コストデータとは、商品の形状等の加工を行うに際し必要となる加工のコストに関するデータをいい、加工期間データとは、商品の形状等の加工を行うに際し必要となる加工の期間に関するデータをいう。
図5の例で示される項目メンテナンスページP2は、分類ボックスb21、部位ボックスb22、加工仕様ボックスb23からなる商品要素ボックス群、加工コストボックスb24、加工期間ボックスb25、更新(登録)ボタンB29、メニューへ移動するメニュー移動ボタンB30を少なくとも有して構成されている。
分類ボックスb21、部位ボックスb22、加工仕様ボックスb23は、図3で示す商品仕様データ入力ページP1において設けられる形状等チェックボックス群t13に対応して設けられるボックスである。図5の例では、分類ボックスの表示例としてキャップ又はボトルのうちのボトルを、部位ボックスの表示例として正面(商品を正面から見た場合)を、加工仕様ボックスb23の例として正面の場合における「アシンメトリー」を、それぞれ選択した場合を示している。そしてユーザは、加工コストボックスb24に、この選択された分類ボックスb22、部位ボックスb22、加工仕様ボックスb23に対応した加工コストを入力し、同様に加工期間ボックスb25に加工期間を入力する。なお、ユーザはこれらデータを入力後、更新ボタンB29をクリックすることで加工コストデータ、加工期間データとして加工コストデータベース部2、加工期間データベース部3にそれぞれ格納させることができる。
またここで本商品開発分析支援システムは、加工期間データ及び加工コストデータにおいて、分類ボックスと部位ボックスにてグルーピングされた加工仕様の中で標準仕様を設定し、個々の加工仕様についてはこの標準仕様との差異を表示することを可能としている。具体的には、図5に示されている通り、本メンテナンスページP2には標準設定チェックボックスb28が設けられており、標準設定チェックボックスb28にチェックを入れることで、当該加工仕様が該当する分類ボックスと部位ボックスにてグルーピングされた加工仕様における標準加工仕様となる。標準設定されると、加工コストボックスb24に入力された加工コスト、及び加工期間ボックスb25に入力された加工期間は標準設定値となる。また、図5に示す項目メンテナンスページP2には分類ボックスと部位ボックスにてグルーピングされた加工仕様中における標準仕様名及び加工コスト、加工期間がそれぞれh3、h4、h5に示される。ここで標準設定について詳しく説明すると、例えば図3で示される形状等チェックボックス群t13のうちボトルやキャップで区分される分類の中で、正面や横断面等で区分される部位における代表加工仕様を標準設定として定めることを指し、図5の例では分類がボトルで部位が正面(から見た場合の形状)である場合の標準が『長方形』で、その加工コストが『0』、加工期間が『0』であることがh3、h4、h5にそれぞれ示されている。このようにすることで、登録しようとする加工仕様が標準設定と比べてどの程度異なるのかが把握しやすくなり便利である。図5の例では標準設定された加工コスト及び加工期間を『0』で設定されているが、実際のコストや期間の値を入力するようにしても良い。さらに図5の例において、設定した加工コストデータについては、各商品におけるコスト算出時において単純に加算するのか、最大値を採るのかという処理基準をコスト処理ボックスb26で定めることができる。また加工期間についても同様に、各商品における加工期間算出時において、加工の期間を単純に加算するのか、最大値を採るのかという処理基準を期間処理ボックスb27で定めることができる。図6に加工コストデータベース部2に格納されたデータテーブル(加工コストデータの集合)を、図7に加工期間データベース部3に格納されたデータテーブル(加工期間データの集合)をそれぞれ示す。
以上の通り、項目メンテナンスページP2に入力を行うことで、加工コストデータベース部2、加工期間データベース部3に加工コストデータ、加工期間データを格納させることができる。つまり図3で示す商品仕様データ入力ページP1では当該メンテナンスページP2で登録されたデータに基づき、形状等チェックボックス群t13にてチェックされている加工仕様の加工コストや加工期間について、それぞれの加工仕様に合わせたコスト処理や期間処理に応じて算出した各商品の加工コスト及び加工期間を加工コスト表示ボックスh1、加工期間表示ボックスh2、にそれぞれ表示する。
次に、図2におけるメニューページPにおいて、ユーザは解析ボタンB3をクリックすることで、上記商品仕様データベース部1、加工コストデータベース部2、加工期間データベース部3に格納された各データに基づきマッピング処理を行うことができる。具体的には、マッピング処理は本商品開発システムにおけるマッピング処理部4により行われる。
まずマッピング処理部4は、商品仕様データベース1に格納された各商品仕様データを多次元のベクトルとして把握し、これに多変量解析を用いてマッピング処理を行う。より具体的には、各商品仕様データのうち商品要素データが0又は1の2値のデータで表現されている場合、マッピング処理部4は商品仕様データの商品要素データを0又は1の2値の列からなる多次元ベクトルと把握し、数量化理論III類を用いてこれら2次元空間へのマッピングを行うことができる。この処理の結果作成される2次元空間マップのイメージ図を図8に示す。なおこの2次元空間マップは多変量解析処理を用いているため、複数の商品間の形状等の関係を維持しており、視覚的に商品の形状等の関係を把握しやすくなっている。
そして更に、マッピング処理部4は、上記で求めた2次元空間マップに対し、各商品仕様データに対応した加工コストデータ、加工期間データを加味し、3次元空間マップを作成する。
商品仕様データに対応した加工コストデータとは、商品仕様データにおける形状等の商品要素データに基づき、加工コストデータを加算等の処理を行うことで定められる加工コストデータである。マッピング処理部4は、この商品仕様データに対応した加工コストデータを3次元空間の縦軸としてマッピングし、モニタ120に表示させる。このイメージ図を図9に示す。
また一方、マッピング処理部4は、上記作成された2次元空間マップに各商品仕様データに対応した加工期間データを加味し、3次元空間マップを作成する。ここで商品仕様データに対応した加工期間データとは、商品仕様データにおける形状等の商品要素データに基づき、加工期間データについて加算等の処理を行うことで定められる加工コストデータである。マッピング処理部4は、この商品仕様データに対応した加工期間データを3次元空間の縦軸としてマッピングし、モニタ120に表示させる。このイメージ図を図10に示す。
なお本実施形態においては、分かりやすさのため商品仕様データに対応した加工コストデータと加工期間データとは別々の3次元空間マップとして表示させているが、もちろん、商品仕様データに対応した加工コストデータと加工期間データを加算等の処理を一つにまとめて行い3次元空間マップとして表示させることも可能であるし、コストと期間を切り替えて表示したり、また3次元表示をやめて図8のような元の2次元マップへ戻す事も可能である。
以上説明したとおり、本商品開発分析支援システムは、各商品の仕様を入力するとともに各商品の仕様のうちの形状等の商品要素について必要とされる加工コスト、加工期間等のデータを各商品要素に対応させて入力し、加えて、多変量解析を用いてマッピングすることで各商品間の形状等の関係を把握しやすく、開発にかかる加工コストや加工期間などを視覚的に分析することができる。特に、新たに商品を開発する場合においては、現状のマップを見た上で開発したい商品仕様を商品仕様データとして登録することで、既に開発した商品の商品仕様データを基に判断することができ、併せてより正確な開発コスト、開発期間を推定することができる。新規商品を提案する場合においてはマップから読み取れる商品のコンセプトに加え、それに伴う加工コスト・加工期間も同時に提案できるため、開発の作業としては非常に効率的である。つまり新たな商品の開発の分析、判断に大きく寄与する商品開発分析支援システム及びそれを実現するためのプログラムを提供することができる。なお、本実施形態において多変量解析として数量化理論III類を用いているが、これに限られず主成分分析、数量化I類、クラスター分析等様々な多変量解析を用いることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、ほぼ実施形態1と同様であるが、商品仕様データを構成する商品要素データに、寸法等のデータを加えている点が異なる。本実施形態では主に実施形態1と異なる点について説明する。
本実施形態は、ほぼ実施形態1と同様であるが、商品仕様データを構成する商品要素データに、寸法等のデータを加えている点が異なる。本実施形態では主に実施形態1と異なる点について説明する。
図11は、本実施形態における商品開発分析支援システムの商品仕様データ入力ページP1の例を示すものである。図11に係る商品仕様データ入力ページP1は、更に、寸法等テキストボックス群t14を有している点が特徴の一つである。
本実施形態における寸法等テキストボックス群t14は、図11で示されるとおり、商品仕様データ入力ページP1に表示される商品における高さ、幅、奥行き、等の寸法や体積などをデータとして入力するためのテキストボックス群であり、より具体的な本実施形態の例では商品として化粧品の容器におけるキャップの高さ、幅、奥行、最大幅、最小幅、ボトルの高さ、幅、奥行、最大幅、最小幅等について入力することができるようになっている。なお、これらチェックボックスの入力に関するデータは、各々の商品に対応した商品要素データとして商品IDデータに対応させて商品仕様データの一部となる。なお、この結果商品仕様データベース部1に格納されるデータテーブルについても図12に示しておく。
ここで、本実施形態においても上述の実施形態1と同様、マッピング処理部4によりマッピングが開始されるが、本実施形態では寸法等のデータをテキストデータとして格納するため、多変量解析として、主成分分析を用いることが有用である。なおそれ以外、2次元マップを作成し、商品仕様データに対応した加工コストデータ、加工期間データをそれぞれ3次元マップの縦軸とすることもほぼ同様に実施することができる。
なお、テキストボックス群t14は、図13に示すがごとく、チェックボックス化しておくことで、実施形態1で示した数量化理論III類の因子として扱えるようになる。
以上本実施形態によると、実施形態1による効果に加え、更に寸法等のデータをも含めることが可能となるため、より研究開発に必要なパラメータを導入することができるようになる。
本実施形態においては、数量化III類や主成分分析といった多変量解析により得られたマップに、加工コストや加工期間といったパラメータを3次元的に付与するという実施形態を示したが、それらに加えて各加工仕様にその技術的問題点や加工によるメリット・デメリット、最良の加工依託先やコスト的にメリットのある加工依託先名等のテキストデータを格納しておくことにより、例えば商品仕様データ入力ページP1でそれらのデータを表示させたり、3次元マップを描いた際に、グラフ中のデータをクリックするとそれらのテキストデータが表示されたり、開発者支援をより強化したプログラム作成も可能となる。またこれらのデータベース部分を各商品単位のレポート形式として出力するといったユーザビリティを付与させても構わないことも言うまでもない事項である。
(実施形態3)
本実施形態は、ほぼ実施形態1と同様であるが、商品仕様データを構成する商品要素データに囲うコストデータの重み付けを行っている点が異なる。本実施形態では主に実施形態1と異なる点について説明する。
本実施形態は、ほぼ実施形態1と同様であるが、商品仕様データを構成する商品要素データに囲うコストデータの重み付けを行っている点が異なる。本実施形態では主に実施形態1と異なる点について説明する。
本実施形態では、図14に示すようにメニューページPにおいて、重み付け設定ボタンB4が設けられている。本実施形態では、重み付け設定を行うことで表示されている加工仕様に対する重み付けを行うことができる。より具体的には、マッピング部によるマッピング作成時において考慮される加工コストデータ又は加工期間データに対して修正を加えることができる。図15に、重み付け設定ページP3の一例を示す。
図15に示す重み付け設定ページP3は、マッピングにおいて、加工コストデータの重み付けを行うか否かをチェックするためのチェックボックスb33、加工期間データの重み付けを行うか否かをチェックするためのチェックボックスb34、加工コストデータの重み付けを行う区間を設定するコスト級数ボックス群b35、所定の級数毎にどの程度の重み付けを行うのかを定めるコスト重み付け設定ボックス群b36、加工期間データの重み付けを行う区間を設定する期間級数ボックス群b37、所定の級数毎にどの程度の重み付けを行うのかを定める期間重み付け設定ボックス群b38を有して構成されている。尚、本重み付け設定ページP3は、更新のためのボタンB39、メユーページに戻るためのボタンB40も有している。本実施形態に係る商品開発分析支援システムは、所定の級数毎に対して重み付けを行うことで、所望の範囲にある又は所望の範囲にないものをより強調させた3次元空間マップを作成させることができるようになる。この例として重み付けがなされた加工コストデータを考慮した3次元空間マップの結果を図16に示す。尚、重み付けを行うか否かの選択は、メニューページPにおいて、解析ボタンB3をクリックしてマッピング処理させた画面でも可能である。これによりユーザは3次元マップを見ながら相応しいマップを選択することが可能である。
また、上記処理を実行する本実施形態に係る商品開発分析支援システムの機能ブロック図について図17に示す。本実施形態に係る商品開発分析支援システムは、実施形態1において既に述べた構成に加え、マッピング部によるマップ作成の前に加工期間データ及び加工コストデータに対して重み付けを行うための加工コストデータ重み付け設定部51、加工期間データ重み付け設定部52と、を有する重み付け設定部5を有している。加工コストデータ重み付け設定部51は、上記図15に示した重み付け設定ページP3における加工コストに対する重み付けの設定(コスト重み付け設定ボックス郡b35,コスト重み付け設定ボックスb36の値)を格納し、それぞれの加工コストデータに対して重み付けを行った重み付け加工コストデータを作成し格納する。また、加工期間データ重み付け設定部52も同様に、上記図15に示した重み付け設定ページP3における加工期間に対する重み付けの設定(期間重み付け設定ボックス郡b37,期間重み付け設定ボックスb38の値)を格納し、それぞれの加工期間データに対して重み付けを行った重み付け加工期間データを作成し格納する。このようにすることで、本実施形態に係る処理を実行することができるようになる。
上記したとおり本発明は、商品開発分析支援システム、それを実現するためのプログラムとして、化粧品容器はもとよりあらゆる産業の商品開発において利用可能性がある。
1…商品仕様データベース部、2…加工コストデータベース部、3…加工期間データベース部、4…マッピング部、5…重み付け設定部、100…コンピュータ本体、111…キーボード、112…マウス、110…入力装置、120…モニタ
Claims (12)
- 商品要素データを含む商品仕様データを複数格納してなる商品仕様データベース部と、
前記商品仕様データベース部に格納された前記商品要素データに対応した加工コストデータを複数格納してなる加工コストデータベース部と、
前記複数の商品仕様データ及び前記複数の加工コストデータに基づいてマッピングを行うマッピング部と、
を有することを特徴とする商品開発分析支援システム。 - 商品要素データを含む商品仕様データを複数格納してなる商品仕様データベース部と、
前記商品仕様データベース部に格納された前記商品要素データに対応した加工期間データを複数格納してなる加工期間データベース部と、
前記複数の商品仕様データ及び前記複数の加工期間データに基づいてマッピングを行うマッピング部と、
を有することを特徴とする商品開発分析支援システム。 - 前記商品要素データは、0又は1の2値のデータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品開発支援システム。
- 前記マッピング部は、数量化理論III類の処理により2次元空間マップを作成し、更に、該作成した2次元空間マップに、前記商品仕様データに対応する前記複数の加工期間データ若しくは前記複数の加工コストデータを加味して3次元空間マップを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の商品開発分析支援システム。
- 前記マッピング部は、多変量解析処理により2次元空間マップを作成し、更に、該作成した2次元空間マップに前記商品仕様データに対応する前記複数の加工期間データ若しくは前記複数の加工コストデータを加味して3次元空間マップを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の商品開発分析支援システム。
- 前記多変量解析処理は、主成分分析であることを特徴とする請求項5記載の商品開発分析支援システム。
- コンピュータに、
商品要素データを含む商品仕様データを複数格納する手段、
前記商品要素データに対応した加工コストデータを複数格納する手段、
前記複数の商品仕様データ及び前記複数の加工コストデータに基づいてマッピングを行う手段、
として機能させるための商品開発分析支援プログラム。 - コンピュータに、
商品要素データを含む商品仕様データを複数格納する手段、
前記商品要素データに対応した加工期間データを複数格納する手段、
前記複数の商品仕様データ及び前記複数の加工期間データに基づいてマッピングを行う手段、
として機能させるための商品開発分析支援プログラム。 - 前記商品要素データは、0又は1の2値のデータであることを特徴とする請求項6又は7に記載の商品開発分析支援プログラム。
- 前記マッピングは、数量化理論III類の処理により2次元空間マップを作成し、更に、該作成した2次元空間マップに、前記商品仕様データに対応する前記複数の加工期間データ若しくは前記複数の加工コストデータを加味して3次元空間マップを作成することを特徴とする請求項7又は8に記載の商品開発分析支援プログラム。
- 前記マッピングは、多変量解析処理により2次元空間マップを作成し、更に、該作成した2次元空間マップに前記商品仕様データに対応する前記複数の加工期間データ若しくは前記複数の加工コストデータを加味して3次元空間マップを作成することを特徴とする請求項7又は8に記載の商品開発分析支援プログラム。
- 前記多変量解析処理は、主成分分析であることを特徴とする請求項11記載の商品開発分析支援プログラム。
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2005
- 2005-12-21 JP JP2005367296A patent/JP2007172188A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111178661A (zh) * | 2018-11-09 | 2020-05-19 | 菲尼克斯电气公司 | 用于产生产品规格的中性数据的装置和方法 |
CN111178661B (zh) * | 2018-11-09 | 2023-09-19 | 菲尼克斯电气公司 | 用于产生产品规格的中性数据的装置和方法 |
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