JP2007168550A - 車両の外壁構造 - Google Patents

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Katsunori Ishidoya
勝則 石戸谷
Kusuo Nagayoshi
九州男 永吉
Ryuichi Tanimoto
隆一 谷本
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Abstract

【課題】FRPに代替してその使用量を低減するとともに、効果的な断熱性を確保する。
【解決手段】室外側の外板2と、室内側の内板3と、外板2と内板3との間に介設された断熱材4とを備えており、外板2をケナフパネルで、内板3をアルミ板で、断熱材4を注入ポリウレタンフォームとする。外板の外面には断熱塗料層5を形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両の外壁構造に関し、特に、冷凍車の冷凍室の外壁等に使用して好適な車両の外壁構造に関する。
冷凍車の冷凍室の外壁は従来、室外側の外板にアルミ板や繊維強化プラスチック(FRP)板を使用するとともに、室内側の内板にはアルミ板を使用して、これら外板と内板の間に断熱材としてポリウレタンフォームを介設したものが多い。そして近年においては、軽量でかつ剛性を確保できるるとともに耐腐食性に優れていることから、FRPが特に大型の冷凍車で多用されている。ここで、特許文献1には、FRP等の内外板間に注入発泡材を介設した外壁構造を有する保冷用荷箱のパネル構造が記載されている。
実開昭61−161139
しかし、FRPはリサイクルが困難で、処理コストも大きいため、その使用を極力避けたいとの要請が強い。
そこで、本発明はこのような要請に鑑みたもので、FRPに代替してその使用量を低減し、また効果的な断熱性を確保できる車両の外壁構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本第1発明では、室外側の外板(2)と、室内側の内板(3)と、外板(2)と内板(3)との間に介設された断熱材(4)とを備える車両の外壁構造において、外板(2)を、外面に断熱塗料層(5)が形成された天然セルロ−ス繊維を主成分とするパネル材で構成する。
本第1発明では従来のFRPに代えて、非木材系植物である天然セルロ−ス繊維を主成分とするパネル材を使用する。したがって、環境汚染等を生じることなく廃棄処分が容易であり、処理コストを大幅に低減することができるとともに、有限資源を消耗するという問題も生じない。また、外板の外面に断熱塗料層を形成したから、外板を介した熱伝達を良好に遮断することができ、冷凍室の室内の温度上昇を有効に防止することができる。
本第2発明では、上記断熱塗料層(5)を、シラスバルーンを主成分とする水系塗料で構成する。シラスバルーンを主成分とする水系塗料は主成分が天然物であるため、これを塗布した上記パネル材は環境汚染等を生じることなく容易に廃棄処分することができる。
本第3発明では、上記内板(3)を、天然セルロース繊維を主成分とするパネル材で構成するとともに、上記断熱材(4)を、天然セルロース繊維を主成分とする繊維集合体で構成する。これによれば、車両の外壁全てを環境負荷の少ない材料で構成することができる。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明の車両の外壁構造によれば、FRPに代替してその使用量を低減し、また効果的な断熱性を確保することができる。
本発明は図1に示すような冷凍車の冷凍室Cの外壁に使用されるもので、その断面構造を図2に示す。図2において、冷凍室外壁1は室外側の外板2、室内側の内板3、およびこれらの間に介設された断熱材4より構成されている。本実施形態では内板3は厚さ0.65mmのアルミ板で構成され、また、断熱材4は厚さ100mmの注入ポリウレタンフォームで構成されている。なお、内板3を、厚さ0.65mmのアルミ板と強度が同程度になる厚さ3.5mmのFRPで構成しても良い。
外板2は厚さ3.5mmのケナフボードで構成されている。ケナフボードは、非木材系植物であるケナフを機械的に解繊あるいは切削した後、板状にプレス成形して得られる天然セルロース繊維を主成分とするもので、本実施形態ではケナフ繊維と、結合剤としてのリグニンを6:4の重量比率で混合した。その密度は0.7〜1.1(g/cm3)としてある。この密度範囲ではケナフボードのヤング率は4〜8(GPa)程度であり、従来使用されているFRPのヤング率が5.6〜12(GPa)であるから、ケナフボードの厚さはFRPとほぼ同程度にできる。
本実施形態においては外板2の外側面に厚さ0.5mmで断熱塗料層5が形成してある。断熱塗料としてはシラスバルーンを主成分とした水系塗料(以下、シラス断熱塗料という)が使用できる。シラスバルーンは堆積火山灰(シラス)を1000℃程度で加熱し発泡させたもので、これをバインダと混練したものである。シラス断熱塗料は主成分が天然物であるため、これを塗布したケナフボードは環境汚染等を生じることなく容易に廃棄処分することができる。
このような断熱塗料層5を形成すると、外板2の外面と内面との間の熱伝達を良好に遮断することができる。例えば、外壁を冷凍室C(図1)の天井に使用した場合に外板2の外面と内面の温度変化を測定すると、図3に示すように、断熱塗料層5がある場合には外板2の外面温度(線x)が75℃程度まで上昇しても外板2の内面温度(線y)は60℃程度までしか上昇しない。これに対して断熱塗料層5がない場合には、図4に示すように、外板2の内面温度(線y)は外面温度(線x)とほぼ同程度にまで上昇する。
なお、上記断熱塗料は必ずしもシラス断熱塗料である必要はないが、環境に与える影響が小さい点でシラス断熱塗料を使用するのが好ましい。また、断熱材としてはポリウレタンフォームを注入するのに代えて、発泡スチレンを接合するようにしても良い。さらに、内板にケナフボードを使用するとともに、断熱材による断熱を、ケナフ繊維を使用した真空断熱構造とすることも可能であり、この場合には、さらに廃棄の際の環境負荷を軽減することができる。なお、ケナフボードやケナフ繊維以外に、ラミーやジュート等の天然セルロース繊維によるものを使用することができる。
冷凍室を備える冷凍車の後方斜視図である。 冷凍室の外壁の垂直断面図である。 外板の内外面の温度変化を示す図である。 外板の内外面の温度変化を示す図である。
符号の説明
1…外壁、2…外板、3…内板、4…断熱材、5…断熱塗料層。

Claims (3)

  1. 室外側の外板と、室内側の内板と、外板と内板との間に介設された断熱材とを備える車両の外壁構造において、前記外板を、外面に断熱塗料層が形成された天然セルロ−ス繊維を主成分とするパネル材で構成した車両の外壁構造。
  2. 前記断熱塗料層を、シラスバルーンを主成分とする水系塗料で構成した請求項1に記載の車両の外壁構造。
  3. 前記内板を、天然セルロース繊維を主成分とするパネル材で構成するとともに、前記断熱材を、天然セルロース繊維を主成分とする繊維集合体で構成した請求項1又は2に記載の車両の外壁構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8173715B2 (en) 2008-05-27 2012-05-08 Nihon Plast Co., Ltd. Polyurethane resin moulding for vehicle interior part and method of manufacturing the same
CN103640277A (zh) * 2013-11-28 2014-03-19 张家港润盛科技材料有限公司 一种多功能铝板
JP2015099010A (ja) * 2015-02-26 2015-05-28 株式会社大木工藝 冷凍庫

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