JP2007167935A - Pressing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プレス加工装置に関するものである。 The present invention relates to a press working apparatus.
一般に、プレス加工装置は、雌雄関係を有するパンチとダイとにより、それらの間に配置されたプレス材(例えば、鋼板シート)に打ち抜き加工を施すことによってワークを形成するようになっている。そして、こうして形成された複数のワークを順次に積層して積層体を形成する場合には、前記プレス加工装置に打ち抜き用のパンチ(第1パンチ)に加えて半抜き用のパンチ(第2パンチ)を設け、この第2パンチによってプレス材から打ち抜かれるワークの所定箇所に突起を形成するようにしている。そのため、突起が形成されたワークの裏面側には凸部が形成される一方、そのワークの表面側には裏面側の凸部に対応した形状をなす凹部が形成される。 In general, a press working apparatus forms a workpiece by punching a press material (for example, a steel sheet) disposed between them with a punch and a die having a male and female relationship. When a plurality of workpieces thus formed are sequentially stacked to form a laminated body, the punching device (second punch) is added to the punching device in addition to the punch for punching (first punch). ) And a projection is formed at a predetermined position of the workpiece punched from the press material by the second punch. Therefore, a convex portion is formed on the back surface side of the workpiece on which the protrusion is formed, while a concave portion having a shape corresponding to the convex portion on the back surface side is formed on the front surface side of the workpiece.
そして、複数のワークを順時積層した場合、積層方向において互いに隣り合うワーク同士は、積層方向へ加圧されることにより、一方のワークの凸部が他方のワークの凹部に嵌合して固着され、積層体を形成するようになっている。その後、ワークの積層枚数が予め設定された所定枚数になった場合、又は複数のワークからなる積層体の厚みが予め設定された所定厚みになった場合、その次にプレス材から打ち抜かれるワークの所定箇所に貫通孔が第2パンチによって形成されるようになっている(例えば、特許文献1)。 When a plurality of workpieces are sequentially stacked, the workpieces adjacent to each other in the stacking direction are pressed in the stacking direction, so that the convex portion of one workpiece is fitted and fixed to the concave portion of the other workpiece. Thus, a laminated body is formed. After that, when the number of stacked workpieces reaches a predetermined number set in advance, or when the thickness of a laminated body composed of a plurality of workpieces reaches a predetermined thickness set in advance, the workpiece to be punched from the press material is then A through hole is formed by a second punch at a predetermined location (for example, Patent Document 1).
この特許文献1に記載のプレス加工装置は、第1パンチにおける上死点の上下方向位置を変更せずに、第2パンチにおける上死点の上下方向位置を変更自在とする変更機構を備えている。すなわち、変更機構には、第2パンチの上端部に当接するスライド板と、このスライド板を第2パンチの移動方向と略直交する方向に進退移動させるためのアクチュエータとが設けられている。また、スライド板において第2パンチに当接する側には、第2パンチの上端部を収容可能な形状の凹部が形成されている。
The press working apparatus described in
そのため、第2パンチの上端部が凹部の底面に当接する場合には、第2パンチの上死点が上方に移動するため、この状態でプレス材の打ち抜き加工が施されたときには、ワークの所定位置が半抜きされることにより、ワークに突起が形成される。一方、第2パンチの上端部がスライド板における凹部の非形成部位に当接する場合には、第2パンチの上死点が下方に移動するため、この状態でプレス材の打ち抜き加工が施されたときには、ワークの所定位置が打ち抜かれることにより、ワークに貫通孔が形成されるようになっている。
ところで、特許文献1に記載のプレス加工装置では、ワークの所定位置に突起を形成したい場合及び貫通孔を形成したい場合の各場合に応じて、スライド板を移動させることにより、第2パンチにおける上死点の上下方向位置の変更を行っている。しかしながら、このように第2パンチの上死点のみを移動自在とするための変更機構を設けた場合には、プレス加工装置自体の構成が複雑化してしまうという問題があった。
By the way, in the press working apparatus described in
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置自体の構成の複雑化を抑制しつつ、プレス材から打ち抜かれるワークの所定箇所に対して、一つのパンチによって、突起を形成したり、貫通孔を形成したりすることができるプレス加工装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and its purpose is to use a single punch for a predetermined portion of a workpiece to be punched from a press material while suppressing the complexity of the configuration of the apparatus itself. An object of the present invention is to provide a press working apparatus capable of forming protrusions and forming through holes.
上記目的を達成するために、プレス加工装置にかかる請求項1に記載の発明は、パンチとダイとの間にプレス材を配置し、該プレス材に対する打ち抜き方向に沿って前記パンチとダイとを相対移動させることにより、前記プレス材に打ち抜き加工を施すプレス加工装置であって、相対する前記ダイとの間の距離が所定距離となるように配置される第1パンチと、該第1パンチが前記プレス材を挟んで前記ダイと相対した場合に、同じく前記プレス材を挟んで相対する前記ダイとの間の距離が前記第1パンチよりも長くなるように配置される第2パンチと、前記各パンチと前記ダイとを相対移動させる駆動手段と、前記プレス材から打ち抜かれるワークの予め設定された所定位置に前記第2パンチによって突起を半抜き形成する場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が第1の距離となるように前記駆動手段を制御する一方、前記所定位置に前記第2パンチによって貫通孔を打ち抜き形成する場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が前記第1の距離よりも長い第2の距離となるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを要旨とする。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプレス加工装置において、前記プレス材からスクラップ材を打ち抜くための第1加工ユニットと、該第1加工ユニットから順送りされた前記プレス材から前記ワークを打ち抜くための第2加工ユニットとを備え、前記第1加工ユニットには、前記各パンチが設けられ、前記第1パンチによって前記プレス材からスクラップ材が打ち抜かれると共に、前記第2パンチによって前記所定位置に前記突起又は貫通孔が形成され、前記第2加工ユニットには、前記各パンチのうち前記第1パンチのみが設けられ、該第1パンチによって前記プレス材からワークが打ち抜かれ、前記各加工ユニットにおける前記各パンチとダイとの相対移動は、前記駆動手段によって同時に実行されることを要旨とする。
The invention according to claim 2 is the press working apparatus according to
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のプレス加工装置において、前記プレス材から打ち抜かれた前記ワークが順時積層されるダイ孔を有し、該ダイ孔内に積層された前記ワークの枚数、又は前記各ワークからなる積層体の厚みを計測する計測手段と、該計測手段によって計測された前記ワークの枚数が予め設定された所定枚数になったか否か、又は前記積層体の厚みが予め設定された所定厚み以上になったか否かを判定する判定手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果が否定判定である場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が前記第1の距離となるように前記駆動手段を制御する一方、前記判定手段による判定結果が肯定判定である場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が前記第2の距離となるように前記駆動手段を制御することを要旨とする。
Invention of Claim 3 has the die hole in which the said workpiece | work punched out from the said press material is laminated | stacked sequentially in the press processing apparatus of
請求項4に記載の発明は、パンチとダイとの間にプレス材を配置し、該プレス材に対する打ち抜き方向に沿って前記パンチとダイとを相対移動させることにより、前記プレス材に打ち抜き加工を施すプレス加工装置であって、相対する前記ダイとの間の距離が所定距離となるように配置される第1パンチと、該第1パンチが前記プレス材を挟んで前記ダイと相対した場合に、同じく前記プレス材を挟んで相対する前記ダイとの間の距離が前記第1パンチよりも長くなるように配置される第2パンチと、前記各パンチと前記ダイとを相対移動させる駆動手段と、前記各パンチの打ち抜き方向における位置を共に変更させる位置変更手段と、前記プレス材から打ち抜かれるワークの予め設定された所定位置に前記第2パンチによって突起を半抜き形成する場合には前記各パンチの打ち抜き方向における位置を予め設定した第1の位置にするために前記位置変更手段を制御した後に前記駆動手段によって前記各パンチとダイとを相対移動させる一方、前記所定位置に前記第2パンチによって貫通孔を打ち抜き形成する場合には前記各パンチの打ち抜き方向における位置を共に前記第1の位置よりも前記ダイに接近する第2の位置にするために前記位置変更手段を制御した後に前記駆動手段によって前記各パンチとダイとを相対移動させる制御手段とを備えたことを要旨とする。 According to a fourth aspect of the present invention, a press material is disposed between a punch and a die, and the punch and die are relatively moved along a punching direction with respect to the press material, thereby punching the press material. A press working device for applying a first punch disposed so that a distance between the opposing dies is a predetermined distance, and when the first punch is opposed to the die across the press material A second punch disposed so that a distance between the press die and the die opposed to each other is longer than that of the first punch, and driving means for relatively moving the punch and the die. A position changing means for changing the positions of the punches in the punching direction, and a half punching of the protrusion by the second punch at a preset predetermined position of the workpiece punched from the press material In the case of forming, each of the punches and the die are moved relative to each other by the driving means after controlling the position changing means in order to set the position in the punching direction of each punch to the first position set in advance. When a through hole is punched and formed at a predetermined position by the second punch, the position change is performed so that the positions of the punches in the punching direction are both closer to the die than the first position. The gist of the present invention is that it comprises control means for moving the punches and the die relative to each other by the driving means after controlling the means.
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のプレス加工装置において、前記プレス材からスクラップ材を打ち抜くための第1加工ユニットと、該第1加工ユニットから順送りされた前記プレス材から前記ワークを打ち抜くための第2加工ユニットとを備え、前記第1加工ユニットには、前記各パンチが設けられ、前記第1パンチによって前記プレス材からスクラップ材が打ち抜かれると共に、前記第2パンチによって前記所定位置に前記突起又は貫通孔が形成され、前記第2加工ユニットには、前記各パンチのうち前記第1パンチのみが設けられ、該第1パンチによって前記プレス材からワークが打ち抜かれることを要旨とする。
The invention according to claim 5 is the press working apparatus according to
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載のプレス加工装置において、前記プレス材から打ち抜かれた前記ワークが順時積層されるダイ孔を有し、該ダイ孔内に積層された前記ワークの枚数、又は前記各ワークからなる積層体の厚みを計測する計測手段と、該計測手段によって計測された前記ワークの枚数が予め設定された所定枚数になったか否か、又は前記積層体の厚みが予め設定された所定厚み以上になったか否かを判定する判定手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果が否定判定である場合には前記各パンチを前記第1の位置に配置するために前記位置変更手段を制御する一方、前記判定手段による判定結果が肯定判定である場合には前記各パンチを前記第2の位置に配置するために前記位置変更手段を制御することを要旨とする。
Invention of Claim 6 has the die hole in which the said workpiece | work punched out from the said press material is laminated | stacked sequentially in the press processing apparatus of
請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6のうち何れか一項に記載のプレス加工装置において、前記駆動手段は前記位置変更手段を兼用する構成とされていることを要旨とする。 A seventh aspect of the present invention is the press working apparatus according to any one of the fourth to sixth aspects, wherein the driving means is configured to also serve as the position changing means. To do.
本発明によれば、装置自体の構成の複雑化を抑制しつつ、プレス材から打ち抜かれるワークの所定箇所に対して、一つのパンチによって、突起を形成したり、貫通孔を形成したりすることができる。 According to the present invention, a protrusion or a through hole is formed by a single punch for a predetermined portion of a workpiece punched from a press material while suppressing the complication of the configuration of the apparatus itself. Can do.
(第1の実施形態)
以下、本発明をロータ用鉄心板及びステータ用鉄心板を打ち抜き成形する際に用いられる順送りプレス加工装置に具体化した第1の実施形態を図1〜図7に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「上下方向」及び「左右方向」は図1における上下方向及び左右方向をそれぞれ示すものとする。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment in which the present invention is embodied in a progressive press working apparatus used when stamping and forming a rotor core plate and a stator core plate will be described with reference to FIGS. In the following description of the present specification, “vertical direction” and “horizontal direction” indicate the vertical direction and horizontal direction in FIG. 1, respectively.
図1に示すように、本実施形態の順送りプレス加工装置11には、ベースプレート12上に複数(図1には4つを図示)の加工ユニット13A,13B,13C,13Dが所定方向(図1では左右方向)へ並設されている。これら各加工ユニット13A〜13Dは、基本的に略同一構造をなすユニットであって、下型14がベースプレート12上にそれぞれ支持されると共に、各下型14上にダイ15(15A,15B,15C,15D)がそれぞれ取付固定されている。また、各下型14上の四隅には柱状のコラム16がそれぞれ立設されている。
As shown in FIG. 1, in the progressive
そして、各下型14に立設された各コラム(本実施形態では16本のコラム)16を介して上型17が各下型14の上方域で上下移動自在に支持されている。この上型17の上面側には、制御装置(制御手段)18からの制御信号に基づき上型17(及びパンチ19)を上死点位置と下死点位置との間でストローク移動させるための油圧シリンダ(駆動手段)20が設けられている。一方、上型17の下面側には、図3(a)に示すように、ダイ15(15A,15B,15C,15D)に相対するようにパンチ19(19A,19B,19C,19D)がバッキングプレート21を介してそれぞれ取付固定されている。また、バッキングプレート21の下面側には、パンチ19を取り囲むようにしてストリッパ22がコイルスプリング23を介して取り付けられている。
An
順送りプレス加工装置11の稼働時には、シート状のプレス材24が、パンチ19(19A〜19D)とダイ15(15A〜15D)との間に配置され、各加工ユニット13A〜13D間を上流側から下流側(図1では左側から右側)へ間欠的に順送りされる。プレス材24は、例えば厚さが約0.3mmに冷間圧延された鋼板シートであって、順送りプレス加工装置11の各加工ユニット13A〜13Dで分担する所定の打ち抜き箇所が、各加工ユニット13A〜13Dのパンチ19及びダイ15により打ち抜き加工又は半抜き加工されるようになっている。そのため、各加工ユニット13A〜13Dに装備される各パンチ19(19A〜19D)及び各ダイ15(15A〜15D)は、それぞれの加工ユニット13A〜13Dにおけるプレス材24からの打ち抜き箇所に対応した形状に刃部(図示略)が形成されている。
When the
図2は、プレス材24に対する各加工ユニット13A〜13Dでの打ち抜きレイアウトを打ち抜き工程順(つまり、加工ユニット13A→13B→13C→13Dの順)に示したものである。同図からも理解されるように、プレス材24の幅方向の両側縁には長さ方向へ一定の間隔をおいて複数のパイロット孔25が穿孔されている。これらの各パイロット孔25は、通常、プレス材24に対する最初の打ち抜き工程で穿孔されるものであって、本実施形態では最も左側(上流側)の加工ユニット13Aよりも更に上流側に位置する所定の加工ユニット(図示略)で穿孔される。
FIG. 2 shows the punching layout of the
そして、プレス材24は、各ダイ15(15A〜15D)から上方へ僅かに浮き上がった状態にて間欠的に順送りされ、打ち抜き加工時には浮き上がった状態から下降されて、各加工ユニット13A〜13Dの下型14に設けられたパイロットピン(図示略)にパイロット孔25を係合させるようになっている。したがって、プレス材24は、パイロットピンにパイロット孔25が係合することにより位置決め停止状態となり、その停止状態において所要の打ち抜き加工が行われる。
Then, the
そこで次に、上記のように構成された順送りプレス加工装置11の各加工ユニット13A〜13Dで行われる打ち抜き加工の内容を、図2を参照しながら工程順に説明する。
さて、図2に示す4つの工程S1〜工程S4のうち、工程S1及び工程S2はワークとしてのロータ用鉄心板(工程S2に符号30で示す)を打ち抜き加工する工程である一方、工程S3及び工程S4はワークとしてのステータ用鉄心板(工程S4に符号38で示す)を打ち抜き加工する工程である。
Then, next, the content of the punching performed in each
Now, among the four steps S1 to S4 shown in FIG. 2, the step S1 and the step S2 are steps for punching a rotor core plate (indicated by
まず、加工ユニット13Aにおける工程S1では、パンチ19A及びダイ15Aによりプレス材24からスクラップ材26が打ち抜かれる結果、プレス材24には一つの軸孔27と複数の周辺孔(貫通孔)28及び複数の磁石挿入孔29が打ち抜き加工される。また、プレス材24における各周辺孔28の形成部位には、パンチ(後述する第2パンチ51)の半抜き加工によって、貫通孔(周辺孔28)ではなく突起28Aがそれぞれ形成されることもある。この工程S1での打ち抜き加工が終了すると、プレス材24は再び浮き上がり状態となり、パイロット孔25がパイロットピンに対して非係合の状態となるため、順送り方向(下流側方向)への移動が許容され、プレス材24は軸孔27などを打ち抜き加工された箇所が次の加工ユニット13B内に位置するように移動する。
First, in step S1 in the
すると次に、加工ユニット13Bにおける工程S2では、パンチ19B及びダイ15Bにより、各磁石挿入孔29の外側にロータ用鉄心板30の外径を規定する円孔31が打ち抜き加工される。すなわち、この工程S2における円孔31の打ち抜きによりロータ用鉄心板30がプレス材24から打ち抜かれ、打ち抜かれたロータ用鉄心板30は、ダイ15Bから下型14及びベースプレート12に亘って連続形成されたダイ孔48内に落下して順次に積層される。そして、積層された各ロータ用鉄心板30は図示しない取り出し口を介して積層状態で回収される。したがって、本実施形態では、最も左側に配置された加工ユニット13Aが第1加工ユニットとして機能すると共に、左から2番目に配置された加工ユニット13Bが第2加工ユニットとして機能するようになっている。
Then, in step S2 of the
一方、工程S2でロータ用鉄心板30を打ち抜きされたプレス材24は再び浮き上がり状態とされ、ロータ用鉄心板30を打ち抜きされた箇所が次の加工ユニット13C内に位置するように移動する。すると次に、この加工ユニット13Cにおける工程S3では、パンチ19C及びダイ15Cにより、ステータ用鉄心板38の内径を規定する内周側円弧部32、内周側円弧部32に沿う複数のスロット33、ステータ用鉄心板38の外径に沿う複数の円弧穴34、及び所定の円弧穴34同士の間に位置する複数のボルト穴35が打ち抜き加工される。なお、内周側円弧部32は、ステータ用鉄心板38の内径を規定するものであるため、ロータ用鉄心板30の外径を規定する円孔31よりも僅かに大径とされる。また、各円弧穴34は同心円上に離間して位置するように打ち抜きされ、それらの内周縁はステータ用鉄心板38の外径を規定する外周側円弧部34aになる。
On the other hand, the
そして、この工程S3での打ち抜き加工が終了すると、プレス材24は再び浮き上がり状態とされ、円弧穴34などを打ち抜きされた箇所が次の加工ユニット13D内に位置するように移動する。すると次に、この加工ユニット13Dにおける工程S4では、パンチ19D及びダイ15Dにより、各円弧穴34の内周縁(すなわち、ステータ用鉄心板38の外径を規定する外周側円弧部34a)の間を繋ぐように位置する耳部36と溶接部37が打ち抜き加工される。具体的には、ボルト穴35が形成された箇所(本実施形態では3箇所)に耳部36が打ち抜き加工され、それ以外の箇所(本実施形態では6箇所)に溶接部37が打ち抜き加工される。
When the punching process in step S3 is completed, the
そして、これら耳部36と溶接部37及び各円弧穴34の内周縁である各外周側円弧部34aとにより、ステータ用鉄心板38の製品形状(打ち抜き成形される形状)を画定する外郭縁部39が構成される。すなわち、この工程S4での外郭縁部39の打ち抜きによりプレス材24からステータ用鉄心板38が打ち抜かれ、ステータ用鉄心板38は図示しない取り出し口を介して積層状態で回収される。したがって、本実施形態では、左から3番目に配置された加工ユニット13Cが加工ユニット13Aと同様に第1加工ユニットとして機能すると共に、左から4番目(最も右側)に配置された加工ユニット13Dが加工ユニット13Bと同様に第2加工ユニットとして機能するようになっている。
The outer edge of the stator core plate 38 is defined by the
また、各加工ユニット13A〜13Dの下型14には、パンチ19とダイ15との間にプレス材24が配置された場合に、このプレス材24から見て側方となる位置に矩形板状のガイド部材40が取付固定されている。これら各ガイド部材40は、図3(a)に示すように、プレス材24の短手方向における両側に配置され、プレス材24の左側から右側への移動を各ガイド部材40の内面に沿わせてガイドするようになっている。また、各ガイド部材40は、パンチ19及びダイ15によりプレス材24に打ち抜き加工が施された場合に発生する切断粉(鉄粉)の加工ユニット13A〜13D外への飛散を抑制する機能を有している。この点で、本実施形態では、各ガイド部材40が、飛散抑制部材として機能するようになっている。
Further, in the
また、図1において紙面手前側に位置する各ガイド部材40の左右方向における略中央部には、パンチ19とダイ15との間の空間S(図3(b)参照)に臨むように吸引口41が貫通形成されている。そして、これら各吸引口41には、各加工ユニット13A〜13Dの外部から後述する吸引管47が連結されている。なお、図3(a)は工程S2を実行する加工ユニット13Bについて図示したものであるが、他の加工ユニット13A,13C,13Dにおいても、加工ユニット13Bの場合と同様に、それぞれの下型14に前述したガイド部材40が取付固定されている。
In addition, a suction port is provided at a substantially central portion in the left-right direction of each
本実施形態の順送りプレス加工装置11には、図3(a)(b)に示すように、パンチ19及びダイ15によりプレス材24に打ち抜き加工を施した場合にプレス材24から発生する切断粉(鉄粉)42を回収するための吸引回収機構43が設けられている。この吸引回収機構43には、切断粉42を回収する回収部44と、この回収部44に送風管45を介して連結される送風部46とが設けられている。この送風部46は、順送りプレス加工装置11の駆動中(すなわち、パンチ19とダイ15とが相対移動する間中)は常に駆動するようになっており、図3(a)の破線の矢印で示すように、送風管45を介して回収部44内に空気(気体)を圧送するようになっている。
In the
また、送風管45の中途部位には、上流端部47aがガイド部材40の吸引口41に連通する吸引管47が連結されている。この吸引管47は、その管径が送風管45の管径よりも小さくなるように形成されている。そして、送風部46の駆動に基づき送風管45内を空気が回収部44内に向けて流動する場合、送風管45に連通する吸引管47内に負圧が発生し、その結果、パンチ19、ダイ15及び各ガイド部材40によって包囲された空間S内の空気及び切断粉42が吸引口41を介して吸引管47内に吸引されるようになっている。
Further, a
また、本実施形態における加工ユニット(最も左側の加工ユニット)13Aには、図4に示すように、工程S1において、プレス材24に軸孔27及び磁石挿入孔29を打ち抜き形成するための第1パンチ50と、プレス材24に周辺孔28を打ち抜き形成したり、突起28Aを半抜き形成したりするための第2パンチ51とが設けられている。すなわち、加工ユニット13Aのパンチ19Aは、第1パンチ50と第2パンチ51とから構成されている。
Further, in the processing unit (the leftmost processing unit) 13A in the present embodiment, as shown in FIG. 4, the first hole for punching and forming the
そして、この第2パンチ51は、バッキングプレート21から下方への長さが第1パンチ50に比して長さh分だけ短くなるように形成されている。すなわち、第2パンチ51は、相対するダイ15Aとの間の距離が第1パンチ50よりも長さh分だけ長くなるように配置されている。また、図4に示すように、加工ユニット13Aにおけるダイ15Aには、第1パンチ50と対応する位置に第1ダイ孔52が、第2パンチ51と対応する位置に第2ダイ孔53が、それぞれ形成されている。
The
さらに、本実施形態では、後述するように上型17(パンチ19)のストローク長(上死点と下死点との間の距離)が必要に応じて変更されるようになっているが、第1パンチ50は、上型17のストローク長が変更された場合でも対応する第1ダイ孔52内まで挿通されるようになっている。すなわち、第1パンチ50は、ストローク長が短く変更された場合でも、プレス材24に対して軸孔27及び磁石挿入孔29を確実に打ち抜き加工することが可能な長さを有している。なお、図4(図6(a)(b)、図11(a)(b))では、第2パンチ51及び磁石挿入孔29を打ち抜き形成するために使用される第1パンチ50並びにそれらと対応する第2ダイ孔53及び第1ダイ孔52について、図面理解の便宜上、それぞれ2つずつ簡略図示している。
Furthermore, in this embodiment, as will be described later, the stroke length of the upper die 17 (punch 19) (the distance between the top dead center and the bottom dead center) is changed as necessary. The
次に、本実施形態の制御装置18が実行する打ち抜き前処理ルーチンについて図5に示すフローチャートに基づき以下説明する。
さて、制御装置18は、上型17(パンチ19)が上死点位置に到達する毎に打ち抜き前処理ルーチンを実行する。そして、この打ち抜き前処理ルーチンにおいて、制御装置18は、加工ユニット13Bでの工程S2でプレス材24から打ち抜かれてダイ孔48内に積層されるロータ用鉄心板30の積層枚数WCをロータ用鉄心板30が打ち抜かれる毎に計測する(ステップS11)。この点で、本実施形態では、制御装置18が、積層されたロータ用鉄心板30の積層枚数WCを計測する計測手段としても機能する。
Next, a punching pre-processing routine executed by the
The
続いて、制御装置18は、ステップS11にて計測された積層枚数WCが予め設定された所定枚数KWC(例えば100枚)になったか否かを判定する(ステップS12)。この所定枚数KWCは、ロータ用鉄心板30を積層してなる積層体としてのロータコア54(図3(a)及び図7参照)の高さに対応する値であって、制御装置18内の記憶手段(例えばROM)に予め設定される。この点で、本実施形態では、制御装置18が、ロータ用鉄心板30の積層枚数WCが所定枚数KWCになったか否かを判定する判定手段としても機能する。
Subsequently, the
そして、ステップS12の判定結果が否定判定(WC≠KWC)である場合、制御装置18は、上型17のストローク長を第1のストローク長(第1の距離)DST1に設定する(ステップS13)。すなわち、制御装置18は、図6(a)に示すように、油圧シリンダ20のストローク量を調整することにより、上型17の下死点位置を第1の下死点位置UPS1に設定する。その後、制御装置18は、打ち抜き前処理ルーチンを終了する。なお、第1のストローク長DST1及び第1の下死点位置UPS1とは、第1パンチ50によってプレス材24に対して打ち抜き加工が可能であると共に、第2パンチ51によってプレス材24に対して半抜き加工が可能(すなわち、打ち抜き加工は不能)なストローク長及び下死点位置のことである。
If the determination result in step S12 is negative (WC ≠ KWC), the
一方、ステップS12の判定結果が肯定判定(WC=KWC)である場合、制御装置18は、それまで計測した積層枚数WCを「0」にセットする(ステップS14)。そして、制御装置18は、上型17のストローク長を第1のストローク長DST1よりも長い第2のストローク長(第2の距離)DST2に設定する(ステップS15)。すなわち、制御装置18は、図6(b)に示すように、上型17の下死点位置を第1の下死点位置UPS1よりも下方になる第2の下死点位置UPS2に設定する。その後、制御装置18は、打ち抜き前処理ルーチンを終了する。なお、第2のストローク長DST2及び第2の下死点位置UPS2とは、第1パンチ50によってプレス材24に対して打ち抜き加工が可能であると共に、第2パンチ51によってもプレス材24に対して打ち抜き加工が可能なストローク長及び下死点位置のことである。
On the other hand, when the determination result of step S12 is affirmative (WC = KWC), the
次に、本実施形態の順送りプレス加工装置11の作用について図6(a)(b)及び図7に基づき以下説明する。
さて、順送りプレス加工装置11によるプレス材24の打ち抜き加工が開始されると、吸引回収機構43の送風部46の駆動が開始される。すると、吸引回収機構43から各加工ユニット13A〜13Dに向けて延びる各吸引管47内に負圧が発生する。そして、この状態で各加工ユニット13A〜13Dにおいてパンチ19A〜19D及びダイ15A〜15Dによるプレス材24への打ち抜き加工及び半抜き加工が実行される。
Next, the operation of the
Now, when the punching process of the
すなわち、プレス材24からスクラップ材26、ロータ用鉄心板30及びステータ用鉄心板38が打ち抜かれ、その際に、切断粉42がプレス材24から発生する。ところが、この切断粉42は、パンチ19A〜19D、ダイ15A〜15D及び各ガイド部材40によって囲まれた空間S内の空気がガイド部材40の吸引口41を介して各吸引管47内に吸引される際に、その吸引される空気の流れに引かれて吸引口41が形成されたガイド部材40側へと流動する。そして、ガイド部材40側へ流動した切断粉42は、吸引口41が形成されたガイド部材40の内面に沿って吸引口41内へとガイドされ、加工ユニット13A〜13D外への流出が抑制される。その結果、切断粉42は、ガイド部材40の吸引口41を介して各吸引管47内に吸引され、その後、送風管45内に引き込まれて該送風管45内を流動する空気(気体)と共に回収部44内に回収される。
That is, the
したがって、例えば工程S2を実行する加工ユニット13Bにおいては、プレス材24から打ち抜かれたロータ用鉄心板30に切断粉42が付着することが抑制される。また、プレス材24の打ち抜き加工時に切断粉42がダイ孔48内を自然落下し、その切断粉42がダイ孔48内に積層されている複数のロータ用鉄心板30からなる積層体(ロータコア54)に付着してしまうことも抑制される。同様に、工程S4を実行する加工ユニット13Dにおいては、プレス材24から打ち抜かれたステータ用鉄心板38に切断粉42が付着することが抑制される。また、プレス材24の打ち抜き加工時に切断粉42がダイ孔(図示略)内を自然落下し、その切断粉42がダイ孔(図示略)内に積層されている複数のステータ用鉄心板38からなる積層体(ステータコア)に付着してしまうことも抑制される。
Therefore, for example, in the processing unit 13 </ b> B that executes step S <b> 2, the cutting
また、工程S1を実行する加工ユニット13Aでは、最初に、油圧シリンダ20の駆動により上型17(パンチ19A)が第2のストローク長DST2だけストローク移動する。すると、図6(b)に示すように、プレス材24におけるロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位には、上型17が第2の下死点位置UPS2まで下降することにより、その部位の所定位置に第2パンチ51によって周辺孔28が打ち抜き形成される。また、同時に、第1パンチ50により軸孔27及び磁石挿入孔29が打ち抜き形成される。その後、プレス材24が下流側に順送りされると、工程S2を実行する加工ユニット13Bにおいて、軸孔27、周辺孔28及び磁石挿入孔29が形成されたロータ用鉄心板30(図7における最下層のロータ用鉄心板30a)がパンチ19B及びダイ15Bによりプレス材24から打ち抜かれてダイ孔48内に落下する。
In the
一方、この加工ユニット13Bにおいて1枚目のロータ用鉄心板30aが打ち抜かれたとき、工程S1を実行する上流側の加工ユニット13Aでは、上型17(パンチ19A〜19D)のストローク長が、第2のストローク長DST2よりも短い第1のストローク長DST1に設定変更される。すると、各パンチ19A〜19Dの下死点位置が、ストローク長を第2のストローク長DST2に設定された場合の第2の下死点位置UPS2よりも上方になる第1の下死点位置UPS1に設定される。
On the other hand, when the first
そして、油圧シリンダ20が駆動されると、上型17(パンチ19A)が第1のストローク長DST1だけストローク移動する。すると、図6(a)に示すように、プレス材24におけるロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位には、上型17(パンチ19A)が第1の下死点位置UPS1まで下降することにより、その部位の所定位置に第2パンチ51により突起28Aが半抜き形成される。また、同時に、第1パンチ50により軸孔27及び磁石挿入孔29が打ち抜き形成される。
When the
その後、プレス材24が下流側に順送りされると、工程S2を実行する加工ユニット13Bにおいて、軸孔27、突起28A及び磁石挿入孔29が形成されたロータ用鉄心板30がパンチ19B及びダイ15Bによりプレス材24から打ち抜かれ、このロータ用鉄心板30がダイ孔48内に落下する。すなわち、図7における下から二番目のロータ用鉄心板30bがダイ孔48内に落下し、そのダイ孔48内において前述した1枚目のロータ用鉄心板30aの上に積層される。以後、同様に、複数(例えば、99枚。なお、本実施形態では図面簡略化のため、図7には3枚だけ図示)のロータ用鉄心板30bが順次に打ち抜かれ、それらがダイ孔48内において順時積層される。
Thereafter, when the
そして、ロータ用鉄心板30の積層枚数WCが所定枚数(例えば、100枚。図7では4枚)KWCになると、所定厚みのロータコア54が完成したと判断され、上型17(パンチ19A〜19D)のストローク長が、第1のストローク長DST1よりも長い第2のストローク長DST2に設定変更される。すると、各パンチ19A〜19Dの下死点位置が、ストローク長を第1のストローク長DST1に設定された場合の第1の下死点位置UPS1よりも下方になる第2の下死点位置UPS2に設定される。そのため、図6(b)に示すように、プレス材24におけるロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位には、上型17が第2の下死点位置UPS2まで下降することにより、その部位の所定位置に第2パンチ51によって周辺孔28が打ち抜き形成される。
When the laminated number WC of the
そして次に、上型17(パンチ19A〜19D)が上死点位置まで上昇すると、上型17のストローク長が再び第1のストローク長DST1に設定変更されると共に、上型17の下死点位置が再び第1の下死点位置UPS1に設定変更される。すなわち、本実施形態の順送りプレス加工装置11では、上型17(パンチ19A〜19D)のストローク長(すなわち、下死点位置)を変更することにより、プレス材24におけるロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位の所定位置への突起28Aの形成及び周辺孔(貫通孔)28の形成が自在に設定変更される。なお、その後、図示しない取り出し口から積層状態のまま取り出された各ロータ用鉄心板30(30a,30b)は、1枚のロータ用鉄心板30aと、その上に順次積層された複数(例えば、99枚。図7では3枚)のロータ用鉄心板30bからなる積層体単位のロータコア54として積層方向に加圧されて互いに固着される。
Then, when the upper die 17 (
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、パンチ19及びダイ15によりプレス材24に打ち抜き加工を施した際に発生する切断粉42を吸引回収機構43によって吸引することにより、プレス材24から打ち抜かれたワークとしてのロータ用鉄心板30やステータ用鉄心板38に切断粉42が付着してしまうことが抑制される。そのため、ロータ用鉄心板30やステータ用鉄心板38への切断粉42の付着を抑制すべく空気を吹き付ける方式の場合にはプレス材24がばたつくことがあるが、切断粉42の吸引のみを行う本実施形態の場合にはプレス材24のばたつきが抑制される。その結果、ロータ用鉄心板30やステータ用鉄心板38に公差以上の寸法誤差が発生することを抑制できる。
Therefore, in this embodiment, the following effects can be obtained.
(1) In the present embodiment, as a workpiece punched from the
(2)また、吸引口41は、パンチ19とダイ15との間に配置されたプレス材24に対して側方から切断粉42が吸引されるように配置されている。そのため、プレス材24の上方から空気を吹き付ける場合とは異なり、パンチ19に空気の流路を形成する必要が無いのでパンチ19の形状の複雑化を抑制できる。したがって、パンチ19の形状の複雑化の回避及びプレス材24の打ち抜き不良の発生の抑制を図りつつ、ロータ用鉄心板30やステータ用鉄心板38への切断粉42の付着を抑制できる。
(2) Further, the suction port 41 is arranged so that the cutting
(3)吸引回収機構43の送風部46は、パンチ19及びダイ15によるプレス材24への打ち抜き加工が実行されている間、常に切断粉42を吸引回収すべく駆動している。そのため、プレス材24の打ち抜き加工時に発生する切断粉42をタイムリーに吸引回収できる。
(3) The
(4)各加工ユニット13A〜13Dには、プレス材24から見て側方となる位置にガイド部材(飛散抑制部材)40がそれぞれ設けられている。そのため、プレス材24の打ち抜き加工時に発生した切断粉42が加工ユニット13A〜13Dの外部に飛散してしまうことを抑制できる。そのため、加工ユニット13A〜13D外に飛散する切断粉42の量が激減する結果、加工ユニット13A〜13D外に飛散した切断粉42を回収するための清掃に係る時間の短縮及び清掃回数の低減に貢献できる。
(4) Each processing unit 13 </ b> A to 13 </ b> D is provided with a guide member (scattering suppression member) 40 at a side position when viewed from the
(5)また、ガイド部材40は、パンチ19、ダイ15及び各ガイド部材40によって形成された空間S内を吸引回収機構43の駆動に基づき吸引口41側に流動してきた切断粉42をガイド部材40の内面に沿わせて吸引口41内へとガイドできる。すなわち、吸引回収機構43は、ガイド部材40による吸引口41への切断粉42のガイド機能により、効率良く切断粉42を回収できる。
(5) The
(6)ロータ用鉄心板30をプレス材24から打ち抜く加工ユニット13B及びステータ用鉄心板38をプレス材24から打ち抜く加工ユニット13Dには吸引回収機構43に連なる吸引口41が設けられている。そのため、プレス材24から打ち抜かれたワークとしてのロータ用鉄心板30及びステータ用鉄心板38に切断粉42が付着してしまうことを良好に抑制できる。
(6) The
(7)上型17(パンチ19)のストローク長を、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置に突起28Aを形成したいときには第1のストローク長DST1に設定する一方、所定位置に周辺孔(貫通孔)28を形成したいときには第2のストローク長DST2に設定する。すなわち、上型17のストローク長を変更するだけで突起28Aの半抜き加工と周辺孔28の打ち抜き加工との切り換えが可能な構成であるため、装置自体が複雑な構成になってしまうことを回避できる。したがって、装置自体の構成の複雑化を抑制しつつ、一つの第2パンチ51によってプレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置に対して突起28Aを形成したり、周辺孔28を形成したりすることができる。
(7) The stroke length of the upper die 17 (punch 19) is set to the first stroke length DST1 when it is desired to form the
(8)各加工ユニット13A〜13Dのパンチ19A〜19Dは、一つの油圧シリンダ(駆動手段)20によって同時にストローク移動する。そのため、加工ユニット13A〜13D毎に油圧シリンダ20を設ける場合に比して、装置の大型化及びコストの増加を良好に回避できる。
(8) The
(9)ロータ用鉄心板(ワーク)30の積層枚数WC<所定枚数KWCの場合には、上型17(パンチ19)のストローク長を第1のストローク長DST1に設定する一方、積層枚数WC=所定枚数KWCの場合には、上型17(パンチ19)のストローク長を第2のストローク長DST2に設定する。すなわち、制御装置18からの制御信号に基づき油圧シリンダ(駆動手段)20が駆動するため、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置への突起28A及び周辺孔28の形成を確実に切り換えることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図8〜図11に従って説明する。なお、第2の実施形態は、プレス材(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置に突起28Aを形成したり、周辺孔28を形成したりするための構成及び制御が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(9) When the number of laminated iron core plates (workpieces) 30 for the rotor WC <predetermined number KWC, the stroke length of the upper die 17 (punch 19) is set to the first stroke length DST1, while the number of laminated sheets WC = In the case of the predetermined number KWC, the stroke length of the upper die 17 (punch 19) is set to the second stroke length DST2. That is, since the hydraulic cylinder (driving means) 20 is driven based on the control signal from the
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the second embodiment, the configuration and control for forming the
図8及び図9に示すように、本実施形態の順送りプレス加工装置11は、ベースプレート12上に複数(図8及び図9には4つ図示)の加工ユニット13A〜13Dが並設されている。これら各加工ユニット13A〜13Dには、各下型14の上方で各コラム16を介して上下移動可能に支持される上型17がそれぞれ設けられ、これら各上型17(パンチ19)は、上型17毎に設けられた油圧シリンダ20によって上死点位置と下死点位置との2位置間でそれぞれストローク移動するようになっている。すなわち、本実施形態の順送りプレス加工装置11は、第1の実施形態とは異なり、各加工ユニット13A〜13Dの上型17(パンチ19)が個別にストローク移動可能に構成されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, in the progressive
そして、各加工ユニット13A〜13Dのうち、第1加工ユニットとして機能する加工ユニット13Aでは、上型17(パンチ19)の上死点位置と下死点位置が変更可能に構成され、その他の各加工ユニット13B,13C,13Dでは、上型17(パンチ19)の上死点位置と下死点位置が変更不能に構成されている。そして、全ての加工ユニット13A〜13Dにおいて、各上型17(パンチ19)における上死点位置と下死点位置との間の距離であるストローク長は変更されないように構成されている。
Of the
また、工程S2を実行する加工ユニット(左から2番目の加工ユニット)13Bのダイ15Bから下型14及びベースプレート12に亘って連続形成されたダイ孔48内には、加工ユニット13Bにてプレス材24から打ち抜かれたロータ用鉄心板30からなる積層体(ロータコア54)の重量を計測するための重量センサ55が設けられている。
Further, in the
次に、本実施形態の制御装置18が実行する打ち抜き前処理ルーチンについて図10に示すフローチャートに基づき以下説明する。
さて、制御装置18は、上型17(パンチ19)が下死点位置に到達する毎に打ち抜き前処理ルーチンを実行する。そして、この打ち抜き前処理ルーチンにおいて、制御装置18は、加工ユニット13Bでの工程S2でプレス材24から打ち抜かれてダイ孔48内に積層されるロータ用鉄心板30からなる積層体(ロータコア54)の重量WTをロータ用鉄心板30が打ち抜かれる毎に重量センサ55からの信号に基づき計測する(ステップS20)。この点で、本実施形態では、制御装置18及び重量センサ55が、積層体の重量WTを計測する計測手段として機能する。
Next, a punching pre-processing routine executed by the
The
続いて、制御装置18は、ステップS20にて計測された重量WTが予め設定された所定重量KWT(例えば200g)以上になったか否かを判定する(ステップS21)。この所定重量KWTは、ロータ用鉄心板30を積層してなるロータコア54の高さに対応する値であって、制御装置18内の記憶手段(例えばROM)に予め設定される。この点で、本実施形態では、制御装置18が、積層体(ロータコア54)の重量WTが所定重量KWT以上になったか否かを判定する判定手段としても機能する。
Subsequently, the
そして、ステップS21の判定結果が否定判定(WT<KWT)である場合、制御装置18は、図11(a)に示すように、油圧シリンダ20を駆動させて上型17の上死点位置を第1の上死点位置(第1の位置)OPS1に設定する(ステップS22)。そして、制御装置18は、第1の上死点位置OPS1と該第1の上死点位置OPS1に対応する第1の下死点位置UPS1との間で上型17(パンチ19A)をストローク移動させるべく工程S1用の油圧シリンダ20を駆動させる。その後、制御装置18は、打ち抜き前処理ルーチンを終了する。なお、第1の上死点位置OPS1及び第1の下死点位置UPS1とは、上型17のストローク長が一定の加工ユニット13Aにおいて、第1パンチ50によってプレス材24に対して打ち抜き加工が可能である一方、第2パンチ51によってプレス材24に対して打ち抜き加工が不能で半抜き加工が可能とされる上死点位置及び下死点位置のことである。
If the determination result in step S21 is negative (WT <KWT), the
一方、ステップS21の判定結果が肯定判定(WT≧KWT)である場合、制御装置18は、図11(b)に示すように、油圧シリンダ20を駆動させて上型17の上死点位置を第1の上死点位置OPS1よりも下方になる第2の上死点位置(第2の位置)OPS2に設定する(ステップS23)。そして、制御装置18は、第2の上死点位置OPS2と該第2の上死点位置OPS2に対応する第2の下死点位置UPS2との間で上型17(パンチ19A)をストローク移動させるべく工程S1用の油圧シリンダ20を駆動させる。この点で、本実施形態では、工程S1用の油圧シリンダ20が、上型17(各パンチ50,51)の打ち抜き方向(上下方向)における位置を変更させる位置変更手段としても機能する。なお、第2の上死点位置OPS2及び第2の下死点位置UPS2とは、第1パンチ50によってプレス材24に対して打ち抜き加工が可能であると共に、第2パンチ51によってもプレス材24に対して打ち抜き加工が可能な上死点位置及び下死点位置のことである。すなわち、第2の下死点位置UPS2は、第1の下死点位置UPS1よりも下方に設定される。なお、その後、制御装置18は、打ち抜き前処理ルーチンを終了する。
On the other hand, if the determination result in step S21 is affirmative (WT ≧ KWT), the
次に、本実施形態の順送りプレス加工装置11の作用について、工程S1を実行する加工ユニット13Aにおける上型17(パンチ19A)の上死点位置(及び下死点位置)を変更する場合の作用を中心に以下説明する。
Next, regarding the operation of the progressive
さて、順送りプレス加工装置11によるプレス材24の打ち抜き加工が開始されると、工程S1を実行する加工ユニット13Aでは、最初に、上型17(パンチ19A)の上死点位置が第2の上死点位置OPS2に設定される。すなわち、上型17の下死点位置が第2の下死点位置UPS2に設定される。そして、この状態で油圧シリンダ20の駆動に基づき、上型17がストローク移動する。すると、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位周辺)には、その所定位置に第2パンチ51により周辺孔28が打ち抜き形成されると共に、第1パンチ50により軸孔27及び磁石挿入孔29が打ち抜き形成される。その後、プレス材24が下流側に順送りされると、工程S2を実行する加工ユニット13Bでは、軸孔27、周辺孔28及び磁石挿入孔29が形成されたロータ用鉄心板30aがパンチ19B及びダイ15Bによりプレス材24から打ち抜かれてダイ孔48内に落下する。
Now, when punching of the
また、工程S1を実行する加工ユニット13Aでは、前述したように、上型17がその上死点位置を第2の上死点位置OPS2に設定された状態で下死点位置(第2の下死点位置UPS2)まで下降した際に、その上型17の上死点位置が、第2の上死点位置OPS2よりも上方になる第1の上死点位置OPS1に設定変更される。すなわち、油圧シリンダ20の駆動により、上型17の下死点位置が、第2の下死点位置UPS2よりも上方になる第1の下死点位置UPS1に設定変更される。そして、上型17は、第1の上死点位置OPS1と第1の下死点位置UPS1との間でストローク移動をするようになる。
Further, in the
すると、図11(a)に示すように、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位周辺)には、その所定位置に第2パンチ51により突起28Aが半抜き形成されると共に、第1パンチ50により軸孔27及び磁石挿入孔29が打ち抜き形成される。その後、プレス材24が下流側に順送りされると、工程S2を実行する加工ユニット13Bにおいて、突起28Aが形成されたロータ用鉄心板30bがパンチ19B及びダイ15Bによりプレス材24から打ち抜かれ、このロータ用鉄心板30bがダイ孔48内に落下する。そして、そのダイ孔48内において前述した1枚目のロータ用鉄心板30aの上に積層される。以後、同様に、複数枚のロータ用鉄心板30bが順次に打ち抜かれ、それらがダイ孔48内において順時積層される。
Then, as shown in FIG. 11 (a), the
そして、複数枚のロータ用鉄心板30(30a,30b)が積層してなる積層体の重量WTが所定重量KWT以上になると、所定厚みのロータコア54が完成したと判断され、上型17(パンチ19A〜19D)の上死点位置は第2の上死点位置OPS2に設定変更される。すなわち、上型17の下死点位置が第2の下死点位置UPS2に設定変更される。そのため、図11(b)に示すように、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置には、第2パンチ51によって周辺孔28が打ち抜き形成されるようになる。そして、上型17(パンチ19A)が上死点位置に向けての上昇を開始する前に、油圧シリンダ20の駆動により、上型17の上死点位置が第1の上死点位置OPS1に設定変更されると共に、下死点位置が第1の下死点位置UPS1に設定変更される。
When the weight WT of the laminate formed by laminating the plurality of rotor core plates 30 (30a, 30b) is equal to or greater than the predetermined weight KWT, it is determined that the
すなわち、本実施形態の順送りプレス加工装置11では、上型17の上死点位置(及び下死点位置)を変更することにより、上型17のストローク長そのものを変更することなく、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置への突起28Aの形成及び周辺孔(貫通孔)28の形成が自在に設定変更される。そして、プレス材24が下流側へ順送りされると、工程S2を実行する加工ユニット13Bでは、軸孔27、周辺孔28及び磁石挿入孔29が形成されたロータ用鉄心板30aがパンチ19B及びダイ15Bによりプレス材24から打ち抜かれる。すると、このロータ用鉄心板30がダイ孔48内に落下し、そのダイ孔48内において積層体たるロータコア54を形成するべく順次積層される。
That is, in the progressive
本実施形態では、上記第1の実施形態の効果(1)〜(6)に加え、さらに以下に示す効果をも得ることができる。
(10)上型17(パンチ19)の上死点位置を、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置に突起28Aを形成したいときには第1の上死点位置OPS1に設定する一方、所定位置に周辺孔(貫通孔)28を形成したいときには第2の上死点位置OPS2に設定する。すなわち、上型17のストローク長を変更することなく上死点位置を変更させるだけで、上型17の下死点位置を第1の下死点位置UPS1と第2の下死点位置UPS2との何れかに切り換え可能な構成であるため、装置自体が複雑な構成になってしまうことを回避できる。したがって、装置自体の構成の複雑化を抑制しつつ、一つの第2パンチ51によってプレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置に対して突起28Aを形成したり、周辺孔28を形成したりすることができる。
In this embodiment, in addition to the effects (1) to (6) of the first embodiment, the following effects can also be obtained.
(10) When the top dead center position of the upper die 17 (punch 19) is to be formed at a predetermined position of the press material 24 (the portion punched out in step S2 as the rotor core plate 30), the first top dead center is formed. On the other hand, when it is desired to form the peripheral hole (through hole) 28 at a predetermined position, the point position OPS1 is set to the second top dead center position OPS2. That is, only by changing the top dead center position without changing the stroke length of the
(11)ロータ用鉄心板(ワーク)30からなる積層体の重量WT<所定重量KWTの場合には、上型17(パンチ19)の上死点位置を第1の上死点位置OPS1に設定する一方、積層体の重量WT≧所定重量KWTの場合には、上型17(パンチ19)の上死点位置を第2の上死点位置OPS2に設定する。すなわち、制御装置18からの制御信号に基づき油圧シリンダ(駆動手段)20が上型17の上死点位置変更のために駆動するため、プレス材24(ロータ用鉄心板30として工程S2にて打ち抜かれる部位)の所定位置への突起28A及び周辺孔28の形成を確実に切り換えることができる。
(11) When the weight WT of the laminated body composed of the rotor core plates (workpieces) 30 is smaller than the predetermined weight KWT, the top dead center position of the upper die 17 (punch 19) is set to the first top dead center position OPS1. On the other hand, when the weight WT of the laminate is equal to or greater than the predetermined weight KWT, the top dead center position of the upper die 17 (punch 19) is set to the second top dead center position OPS2. That is, since the hydraulic cylinder (driving means) 20 is driven for changing the top dead center position of the
(12)工程S1用の油圧シリンダ20が、駆動手段として機能するだけではなく、位置変更手段としても機能する。そのため、駆動手段と位置変更手段とを別途設けた場合のように装置が大型化してしまうことを良好に回避できる。
(12) The
なお、各実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・各実施形態において、各加工ユニット13A〜13Dのうちプレス材24からワーク(ロータ用鉄心板30やステータ用鉄心板38)を打ち抜く加工ユニット13B及び加工ユニット13Dのみに吸引口41を設けてもよい。すなわち、ワークとしてのロータ用鉄心板30及びステータ用鉄心板38を打ち抜く加工ユニット13B,13Dにおいてのみプレス材24に打ち抜き加工が実行された際に発生する切断粉42を吸引回収機構43によって吸引回収するようにしてもよい。
Each embodiment may be changed to another embodiment (another example) as follows.
In each embodiment, even if the suction port 41 is provided only in the
・各実施形態において、吸引口41は、プレス材24に打ち抜き加工が実行された際に発生する切断粉42を回収できるのであれば、ガイド部材40のうち任意の場所(例えば、図1において左端側)に形成されてもよい。
-In each embodiment, as long as the suction port 41 can collect | recover the cutting
・また、吸引口41を、各加工ユニット13A〜13Dに設けられた両ガイド部材40にそれぞれ形成してもよい。この場合、両側からの吸引となるため、より効率良く切断粉42を回収できる。
-Moreover, you may form the suction port 41 in the both
・各実施形態において、各加工ユニット13A〜13Dにガイド部材40を設けなくてもよい。
・各実施形態において、吸引回収機構43の送風部46は、油圧シリンダ20の駆動中のみに駆動する構成であってもよい。
-In each embodiment, it is not necessary to provide the
In each embodiment, the
・第1の実施形態において、工程S2を実行する加工ユニット13Bでは、該加工ユニット13Bにてプレス材24から打ち抜かれたロータ用鉄心板30を積層してなる積層体の重量WTを計測し、その計測結果が所定重量KWT以上になった場合に、積層体が所定厚みになったと判断するようにしてもよい。
-In 1st Embodiment, in the
・第2の実施形態において、工程S2を実行する加工ユニット13Bでは、該加工ユニット13Bにてプレス材24から打ち抜かれたロータ用鉄心板30の積層枚数WCを計測し、その計測結果が所定枚数KWCになった場合に、所定厚みのロータコア54が形成されたものと判断するようにしてもよい。
In the second embodiment, in the
・各実施形態では順送りプレス加工装置11に具体化されているが、一つの加工ユニットしか有しないプレス加工装置に具体化してものであってもよい。
・各実施形態において、パンチ19に向けてダイ15の方が移動することにより、プレス材24に打ち抜き加工及び半抜き加工を施すようにしてもよい。また、パンチ19及びダイ15が連動することにより、プレス材24に打ち抜き加工及び半抜き加工を施すようにしてもよい。
-In each embodiment, although it is actualized in the progressive
In each embodiment, the
・また、パンチ19が下型14に取付固定されると共に、ダイ15が上型17に取付固定されたものであってもよい。
・第2の実施形態において、駆動手段と位置変更手段とを別途に設けた構成であってもよい。
The
-In 2nd Embodiment, the structure which provided the drive means and the position change means separately may be sufficient.
11…順送りプレス加工装置、13A,13C…加工ユニット(第1加工ユニット)、13B,13D…加工ユニット(第2加工ユニット)、15,15A〜15D…ダイ、18…制御装置(制御手段、計測手段、判定手段)、19,19A〜19D…パンチ、20…油圧シリンダ(駆動手段、位置変更手段)、24…プレス材、26…スクラップ材、28…周辺孔(貫通孔)、28A…突起、30…ロータ用鉄心板(ワーク)、38…ステータ用鉄心板(ワーク)、40…ガイド部材(飛散抑制部材)、41…吸引口、42…切断粉、43…吸引回収機構、44…回収部、47…吸引管、47a…上流端部、48…ダイ孔、50…第1パンチ、51…第2パンチ、54…ロータコア(積層体)、55…重量センサ(計測手段)、DST1…第1のストローク長(第1の距離)、DST2…第2のストローク長(第2の距離)、KWC…所定枚数、KWT…所定重量、OPS1…第1の上死点位置(第1の位置)、OPS2…第2の上死点位置(第2の位置)、WC…積層枚数、WT…重量。
DESCRIPTION OF
Claims (7)
相対する前記ダイとの間の距離が所定距離となるように配置される第1パンチと、
該第1パンチが前記プレス材を挟んで前記ダイと相対した場合に、同じく前記プレス材を挟んで相対する前記ダイとの間の距離が前記第1パンチよりも長くなるように配置される第2パンチと、
前記各パンチと前記ダイとを相対移動させる駆動手段と、
前記プレス材から打ち抜かれるワークの予め設定された所定位置に前記第2パンチによって突起を半抜き形成する場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が第1の距離となるように前記駆動手段を制御する一方、前記所定位置に前記第2パンチによって貫通孔を打ち抜き形成する場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が前記第1の距離よりも長い第2の距離となるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備えたプレス加工装置。 A press working apparatus that performs a punching process on the press material by disposing a press material between the punch and the die, and relatively moving the punch and the die along a punching direction with respect to the press material,
A first punch arranged such that a distance between the opposing dies is a predetermined distance;
When the first punch is opposed to the die with the press material interposed therebetween, the first punch is also arranged so that the distance between the die opposite to the press material is longer than that of the first punch. 2 punches,
Driving means for relatively moving each punch and the die;
In the case where a protrusion is half-punched by the second punch at a predetermined position of a workpiece punched from the press material, the relative movement distance between each punch and the die is the first distance. While controlling the driving means, when a through hole is punched and formed at the predetermined position by the second punch, a second distance in which the relative movement distance between each punch and the die is longer than the first distance; A press working apparatus comprising control means for controlling the drive means.
前記第1加工ユニットには、前記各パンチが設けられ、前記第1パンチによって前記プレス材からスクラップ材が打ち抜かれると共に、前記第2パンチによって前記所定位置に前記突起又は貫通孔が形成され、
前記第2加工ユニットには、前記各パンチのうち前記第1パンチのみが設けられ、該第1パンチによって前記プレス材からワークが打ち抜かれ、
前記各加工ユニットにおける前記各パンチとダイとの相対移動は、前記駆動手段によって同時に実行される請求項1に記載のプレス加工装置。 A first processing unit for punching scrap material from the press material, and a second processing unit for punching the workpiece from the press material fed forward from the first processing unit,
Each punch is provided in the first processing unit, and scrap material is punched from the press material by the first punch, and the projection or through hole is formed at the predetermined position by the second punch,
The second machining unit is provided with only the first punch among the punches, and a workpiece is punched from the press material by the first punch,
The press working apparatus according to claim 1, wherein the relative movement between each punch and the die in each working unit is simultaneously performed by the driving unit.
該ダイ孔内に積層された前記ワークの枚数、又は前記各ワークからなる積層体の厚みを計測する計測手段と、
該計測手段によって計測された前記ワークの枚数が予め設定された所定枚数になったか否か、又は前記積層体の厚みが予め設定された所定厚み以上になったか否かを判定する判定手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記判定手段による判定結果が否定判定である場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が前記第1の距離となるように前記駆動手段を制御する一方、前記判定手段による判定結果が肯定判定である場合には前記各パンチと前記ダイとの相対移動距離が前記第2の距離となるように前記駆動手段を制御する請求項1又は請求項2に記載のプレス加工装置。 A die hole in which the workpieces punched from the press material are sequentially stacked;
Measuring means for measuring the number of the workpieces laminated in the die hole, or the thickness of the laminate composed of each workpiece;
Determining means for determining whether or not the number of workpieces measured by the measuring means has reached a predetermined number set in advance, or whether or not the thickness of the laminated body has exceeded a predetermined thickness set in advance; In addition,
The control means controls the driving means so that the relative movement distance between each punch and the die becomes the first distance when the determination result by the determination means is negative, while the determination 3. The press according to claim 1, wherein when the determination result by the means is an affirmative determination, the driving means is controlled so that a relative movement distance between each punch and the die becomes the second distance. Processing equipment.
相対する前記ダイとの間の距離が所定距離となるように配置される第1パンチと、
該第1パンチが前記プレス材を挟んで前記ダイと相対した場合に、同じく前記プレス材を挟んで相対する前記ダイとの間の距離が前記第1パンチよりも長くなるように配置される第2パンチと、
前記各パンチと前記ダイとを相対移動させる駆動手段と、
前記各パンチの打ち抜き方向における位置を共に変更させる位置変更手段と、
前記プレス材から打ち抜かれるワークの予め設定された所定位置に前記第2パンチによって突起を半抜き形成する場合には前記各パンチの打ち抜き方向における位置を予め設定した第1の位置にするために前記位置変更手段を制御した後に前記駆動手段によって前記各パンチとダイとを相対移動させる一方、前記所定位置に前記第2パンチによって貫通孔を打ち抜き形成する場合には前記各パンチの打ち抜き方向における位置を共に前記第1の位置よりも前記ダイに接近する第2の位置にするために前記位置変更手段を制御した後に前記駆動手段によって前記各パンチとダイとを相対移動させる制御手段とを備えたプレス加工装置。 A press working apparatus that performs a punching process on the press material by disposing a press material between the punch and the die, and relatively moving the punch and the die along a punching direction with respect to the press material,
A first punch arranged such that a distance between the opposing dies is a predetermined distance;
When the first punch is opposed to the die with the press material interposed therebetween, the first punch is also arranged so that the distance between the die opposite to the press material is longer than that of the first punch. 2 punches,
Driving means for relatively moving each punch and the die;
Position changing means for changing both positions in the punching direction of the punches;
In the case where the protrusion is half-punched by the second punch at a preset predetermined position of the workpiece punched from the press material, the punch in the punching direction is set to the preset first position. After controlling the position changing means, the driving means moves the punches and the die relative to each other. On the other hand, when the through holes are punched and formed at the predetermined positions, the positions of the punches in the punching direction are set. A press provided with control means for relatively moving the punches and the die by the driving means after controlling the position changing means to make the second position closer to the die than the first position. Processing equipment.
前記第1加工ユニットには、前記各パンチが設けられ、前記第1パンチによって前記プレス材からスクラップ材が打ち抜かれると共に、前記第2パンチによって前記所定位置に前記突起又は貫通孔が形成され、
前記第2加工ユニットには、前記各パンチのうち前記第1パンチのみが設けられ、該第1パンチによって前記プレス材からワークが打ち抜かれる請求項4に記載のプレス加工装置。 A first processing unit for punching scrap material from the press material, and a second processing unit for punching the workpiece from the press material fed forward from the first processing unit,
Each punch is provided in the first processing unit, and scrap material is punched from the press material by the first punch, and the projection or through hole is formed at the predetermined position by the second punch,
5. The press working apparatus according to claim 4, wherein the second working unit is provided with only the first punch among the punches, and the workpiece is punched from the press material by the first punch.
該ダイ孔内に積層された前記ワークの枚数、又は前記各ワークからなる積層体の厚みを計測する計測手段と、
該計測手段によって計測された前記ワークの枚数が予め設定された所定枚数になったか否か、又は前記積層体の厚みが予め設定された所定厚み以上になったか否かを判定する判定手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記判定手段による判定結果が否定判定である場合には前記各パンチを前記第1の位置に配置するために前記位置変更手段を制御する一方、前記判定手段による判定結果が肯定判定である場合には前記各パンチを前記第2の位置に配置するために前記位置変更手段を制御する請求項4又は請求項5に記載のプレス加工装置。 A die hole in which the workpieces punched from the press material are sequentially stacked;
Measuring means for measuring the number of the workpieces laminated in the die hole, or the thickness of the laminate composed of each workpiece;
Determining means for determining whether or not the number of workpieces measured by the measuring means has reached a predetermined number set in advance, or whether or not the thickness of the laminated body has exceeded a predetermined thickness set in advance; In addition,
When the determination result by the determination means is negative, the control means controls the position changing means to place the punches at the first position, while the determination result by the determination means is positive. The press working apparatus according to claim 4 or 5, wherein in the case of determination, the position changing means is controlled in order to arrange the punches at the second position.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8013696B2 (en) | 2008-10-14 | 2011-09-06 | Nexteer (Beijing) Technology Co., Ltd. | Magnetic apparatus and method of manufacturing the magnetic apparatus |
CN103042838A (en) * | 2011-10-17 | 2013-04-17 | 昆山西钛微电子科技有限公司 | Jack-falling and overturning jig for camera module |
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CN105537372A (en) * | 2015-12-16 | 2016-05-04 | 天津苑航科技有限公司 | Pneumatic punching machine capable of being used for plates with different thicknesses |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005372352A patent/JP2007167935A/en active Pending
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