JP2007163427A - 水車ランナ羽根面測定方法、ステーベーン羽根面測定方法、ガイドベーン羽根面測定方法、及び水車ランナ羽根面測定装置 - Google Patents

水車ランナ羽根面測定方法、ステーベーン羽根面測定方法、ガイドベーン羽根面測定方法、及び水車ランナ羽根面測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水車ランナ羽根の部分的な計測データから羽根面全体を確実に測定することのできる水車ランナ羽根面測定方法を提供する。
【解決手段】計測工程41は、水車ランナ羽根2の水車ランナ羽根面のうち、外方から視認できる視認可能領域を計測する。計測領域データ作成工程43は、計測工程41で計測された前記視認可能領域の形状をデータ化して、計測領域データを作成する。未計測領域データ作成工程44は、外方から視認できない前記水車ランナ羽根面の視認不可能領域に関し、前記計測領域データに基づいて形成される補間曲線を用いて未計測領域データを作成する。羽根面全域データ作成工程45は、前記計測領域データ作成工程によって作成された前記計測領域データと、前記未計測領域データ作成工程によって作成された前記未計測領域データとに基づいて、水車ランナ羽根面全体の全域データを作成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、羽根面の部分的な計測データから羽根面全体を測定することができる水車ランナ羽根面測定方法、ステーベーン羽根面測定方法、ガイドベーン羽根面測定方法、及び水車ランナ羽根面測定装置に関する。
従来より、水車ランナ羽根面の形状を測定する方法として、断面ゲージによって水車ランナ羽根の形状を測定する方法や、三次元計測装置を用いて水車ランナ羽根の入口付近と出口付近を測定する方法が知られている。
また、水車ランナ羽根面の測定装置としては、水車ランナ羽根面までの距離を測定する変位センサを用いたもの(例えば特許文献1)が知られている。
特開平2−184713
しかしながら、一般に水車ランナ羽根は、クラウン及びバンドにより覆われているため、三次元計測装置を用いて水車ランナ羽根面を測定する方法を用いても、水車ランナ羽根面のうち外方から視認できる部分のみしか計測することができず、水車ランナ羽根面全体を測定することは困難である。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、水車ランナ羽根面の部分的な計測データから水車ランナ羽根面全体を確実に測定することのできる水車ランナ羽根面測定方法を提供し、かつ当該測定方法を用いた水車ランナ羽根面測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、水車ランナ羽根の水車ランナ羽根面のうち、外方から視認できる視認可能領域を計測する計測工程と、当該計測工程で計測された前記視認可能領域の形状をデータ化して、計測領域データを作成する計測領域データ作成工程と、外方から視認できない前記水車ランナ羽根面の視認不可能領域に関し、前記計測領域データに基づいて形成される補間曲線を用いて未計測領域データを作成する未計測領域データ作成工程と、前記計測領域データ作成工程によって作成された前記計測領域データと、前記未計測領域データ作成工程によって作成された前記未計測領域データとに基づいて、水車ランナ羽根面全体の全域データを作成する羽根面全域データ作成工程と、を備えたことを特徴とする水車ランナ羽根面測定方法である。
本発明は、ステーベーン羽根のステーベーン羽根面及びガイドベーン羽根のガイドベーン羽根面のうち、外方から視認できる視認可能領域を計測する計測工程と、当該計測工程で計測された前記視認可能領域の形状をデータ化して、計測領域データを作成する計測領域データ作成工程と、外方から視認できない前記ステーベーン羽根面及び前記ガイドベーン羽根面の視認不可能領域に関し、前記計測領域データに基づいて形成される補間曲線を用いて未計測領域データを作成する未計測領域データ作成工程と、前記計測領域データ作成工程によって作成された前記計測領域データと、前記未計測領域データ作成工程によって作成された前記未計測領域データとに基づいて、ステーベーン羽根面全体及びガイドベーン羽根面全体の全域データを作成する羽根面全域データ作成工程と、を備えたことを特徴とするステーベーン羽根面及びガイドベーン羽根面測定方法である。
本発明は、水車ランナ羽根の水車ランナ羽根面のうち、外方から視認できる視認可能領域を計測する計測手段を有する三次元計測装置と、当該三次元計測装置に接続され、前記計測手段で計測された前記視認可能領域の形状をデータ化して、計測領域データを作成する計測領域データ作成手段と、外方から視認できない前記水車ランナ羽根面の視認不可能領域に関し、前記計測領域データに基づいて形成される補間曲線を用いて未計測領域データを作成する未計測領域データ作成手段と、前記計測領域データ作成手段によって作成された前記計測領域データと、前記未計測領域データ作成手段によって作成された前記未計測領域データとに基づいて、水車ランナ羽根面全体の全域データを作成する羽根面全域データ作成手段とを有する羽根面生成装置と、を備えたことを特徴とする水車ランナ羽根面測定装置である。
本発明によれば、水車ランナ羽根面の部分的な計測データに基づいて、水車ランナ羽根面全域を確実に測定することができる水車ランナ羽根面測定方法を提供することができ、更に当該測定方法を用いた水車ランナ羽根面測定装置を提供することができる。
実施の形態
以下、本発明に係る水車ランナ羽根面測定方法の一実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図10は本発明の一実施の形態を示す図である。
図1(a)、(b)に示すように、フランシス水車ランナ1は、クラウン4と、バンド3と、クラウン4とバンド3との間に等間隔に複数枚(本実施の形態では15枚)配置された水車ランナ羽根2とを備えている。また、水車ランナ羽根2は、水車ランナ羽根面2aおよび水車ランナ羽根面2bで表される表面形状をしている。さらに、水車ランナ羽根面2a,2bは、それより外方である、例えばα点から視認できる視認可能領域m1、同様にβ点から視認できる視認可能領域m2、γ点から視認できる視認可能領域m3およびm4と、それらの点から視認できない視認不可能領域n1,n2とからなっている。ここで、フランシス水車ランナ1の中心部を上下方向に通過する軸(回転中心軸)を水車中心軸Zとする。なお、図1(a)は、フランシス水車ランナ1の外形を示した斜視図であり、図1(b)はフランシス水車ランナ1の前記中心軸Zに垂直な平面で切ったある断面を、中心軸Z方向から見た平面図である。
図2に示すように、水車ランナ羽根面測定装置30は、三次元計測装置5と、三次元計測装置5に接続された羽根面生成装置6とを備えている。なお、羽根面生成装置6には、少なくともキーボードやマウスで代表される入力装置61、三次元計測装置5で得られたデータを処理するための演算装置62、生成した羽根面を確認するための表示装置63およびそれらの結果やプログラムを格納するための記憶装置64を備えるものである。
このうち三次元計測装置5は、例えばCCDカメラやレーザ光等を用いて、水車ランナ羽根面2a,2bのうち、外方から視認できる視認可能領域m1,m2,m3,m4を計測する計測手段を有している(図1(b)参照)。
また羽根面生成装置6の前記演算装置64には、計測手段で計測された視認可能領域m1,m2,m3,m4の形状をデータ化して、計測領域データを作成する計測領域データ作成手段と、外方から視認できない水車ランナ羽根面2a,2bの視認不可能領域n1,n2に関し、計測領域データに基づいて形成される補間曲線CU,CV,Tを用いて未計測領域データを作成する未計測領域データ作成手段と、計測領域データ作成手段によって作成された計測領域データと、未計測領域データ作成手段によって作成された未計測領域データとに基づいて、水車ランナ羽根面全体の全域データを作成する羽根面全域データ作成手段とを有している。
本発明による水車ランナ羽根面測定方法について、以下説明する。
計測工程41(ステップ1)
まず図3に示すように、フランシス水車ランナ1の水車ランナ羽根面2a,2bのうち、外方から視認できる視認可能領域m1,m2,m3,m4を非接触又は接触式の三次元計測装置5を用いて計測する(図1及び図2参照)。
ここで図1(a)、(b)に示すように、フランシス水車ランナ1の水車ランナ羽根2は、バンド3とクラウン4により覆われているため、外方から視認可能領域m1,m2,m3,m4のみを視認することができる。
すなわち図1(b)及び図5(a)に示すように、水車ランナ羽根2の裏面2bにおいて、水車ランナ羽根2の入口端11から中央にかけての領域m2と、水車ランナ羽根2の中央から出口端12にかけての領域m3とは視認することができるが、領域m2と、領域m3との間に挟まれた領域(視認不可能領域)n2は外方から視認することができない。
また図1(b)及び図5(b)(c)に示すように、水車ランナ羽根2の表面2aについては、水車ランナ羽根2の入口端11から中央にかけての領域m1は視認することができるが、領域m1より出口端12側の領域(視認不可能領域)n1は外方から視認することができない。
なお、水車ランナ羽根2の表面2aの出口端12側は、隣接する水車ランナ羽根2に挟まれているため、外方から視認することができない。このため、図5(c)に示すように、水車ランナ羽根2の裏面2b側から水車ランナ羽根2の出口端12における側面領域m4の厚みdを数箇所測定する。
データ取込工程42(ステップ2)
次に図3に示すように、三次元計測装置5で計測された画像を羽根面生成装置6に転送して取り込む(図2参照)。
計測領域データ作成工程43(ステップ3)
次に図3に示すように、羽根面生成装置6において、三次元計測装置5から入力された画像を三次元座標値に変換して計測領域データを作成する。
未計測領域データ作成工程44(ステップ4)
次に、図4に示すように、フランシス水車ランナ1の水車中心軸Zとその水車中心軸Zに直交する軸Xからなる断面上において、バンド3とクラウン4間に複数の流線を生成し、この流線を水車中心軸Z周りに回転させて回転面Rを形成する(図1参照)。なお、この流線は、クラウン内面(すなわちランナ羽根側の面)の曲線形状とバンド内面(すなわちランナ羽根側の面)の曲線形状から算出される。
次に、図6(a)、(b)に示すように、視認可能領域m1,m2,m3,m4に関して、三次元座標値に変換された計測領域データに基づいて第一補間曲線CUを定義する。
次に、この第一補間曲線CUと一つの回転面Rとの交点Pを求め、求めた各交点Pを結ぶことによって流線に沿った第二補間曲線CVを生成する。なお、これらの補間曲線は、高次の最小二乗法による曲線、スプライン曲線、等を用いることが可能である。
ここで、水車ランナ羽根2の表面2aに関する未計測領域データを作成する方法について説明する。
まず、図6(a)に示すように、水車ランナ羽根2の表面2aにおける視認可能領域m1の出口端12側の端点Pにおける第二補間曲線CVの接線ベクトルVk1を求める。
次に、図6(a)に示すように、水車ランナ羽根2の裏面2bにおける出口端12の第一補間曲線CUを、厚みdだけ水車ランナ羽根2の表面2a方向にシフトさせた第一補間曲線CU’と回転面Rkとの交点Pにおける第二補間曲線CVの接線ベクトルVk2を求める。
次に、図7(a)に示すように、接線ベクトルVk1と接線ベクトルVk2を滑らかに繋ぎ、水車ランナ羽根2の表面2aにおける視認不可能領域n1に関する第三補間曲線Tkを生成する。
上述した手順を各回転面Rに対して繰り返し行うことによって、各回転面Rに対応する第三補間曲線Tを各々求めることができ、水車ランナ羽根2の表面2aに関する未計測領域データを作成することができる。
次に、水車ランナ羽根2の裏面2bに関する未計測領域データを作成する方法について説明する。
まず、図6(b)に示すように、視認可能領域m2の出口端12側の端点Pにおける第二補間曲線CVの接線ベクトルVl1と、視認可能領域m3の入口端11側の端点Pにおける第二補間曲線CVの接線ベクトルVl2を求める。
次に、図7(b)に示すように、接線ベクトルVl1と接線ベクトルVl2を滑らかに繋ぎ、水車ランナ羽根2の裏面2bにおける視認不可能領域n2に関する第三補間曲線Tを生成する。
上述した手順を各回転面Rに対して繰り返し行うことによって、各回転面Rに対応する第三補間曲線Tを各々求めることができ、水車ランナ羽根2の表面2aに関する未計測領域データを作成することができる。
羽根面全域データ作成工程45(ステップ5)
次に図3及び図9(a)、(b)に示すように、計測領域データ作成工程43によって作成された計測領域データと、未計測領域データ作成工程44によって作成された未計測領域データとに基づいて、水車ランナ羽根面2a,2b全体の全域データを作成する。
この際、図8(a)、(b)に示すように、計測工程41で求められた水車ランナ羽根2の表面2aの入口角度Tia’を満たすように各第三補間曲線Tiaを修正する。また同様に、裏面2bの入口角度Tib’を満たすように各第三補間曲線Tibを修正する。なお入口角度Tia’, Tib’の代わりに出口角度(図示せず)を用いて、第三補間曲線Tia,Tibを修正することもできる。
また図1(b)及び図8(a)、(c)に示すように、計測工程41で求められた水車ランナ羽根2の出口開度Dを考慮して、裏面2bの各第三補間曲線Tibを修正する。
すなわち図8(a)に示すように、まず、計測工程41で求められた水車ランナ羽根2の表面端部2aを、当該表面端部2aに対応する側面領域m4の厚みdだけシフトさせて、水車ランナ羽根2の裏面端部2bを求める。その後、当該裏面端部2bから、計測工程41で計測された出口開度Dだけシフトさせた点Pを通るように、裏面2bの各第三補間曲線Tibを第三補間曲線Tib”に修正する。
水車性能解析工程46(ステップ6)
次に図3に示すように、羽根面全域データ作成工程において作成された水車ランナ羽根面2a,2b全体の全域データに基づいて水車ランナ羽根の水車性能を解析する。
この場合、水車性能としては、水車ランナ羽根面2a,2b形状からシミュレーションを行って得られる水車効率、あるいはキャビテーション係数が考えられる。
評価工程47(ステップ7)
次に図3に示すように、水車性能解析工程46で解析された水車性能、すなわち水車ランナ羽根面2a,2b形状から得られた水車効率あるいはキャビテーション係数が、所定の基準値を満たしているか否かについて評価する。
修正工程48(ステップ8)
評価工程47において水車性能が予め定めた基準値を満たさないと評価された場合には、図3に示すように、水車ランナ羽根2の入口角度Tia,Tib、出口角度及び出口開度D(図8参照)に関するデータを再設定することによって、水車ランナ羽根面2a,2b全体の全域データを修正する。
その後、評価工程47において、水車性能が予め定めた基準値を満たしていると評価されるまで、図3に示すように、上述した羽根面全域データ作成工程45、水車性能解析工程46、評価工程47を順次繰り返し行う。
一方、評価工程47において、水車性能が予め定めた基準値を満たすと評価された場合には、水車ランナ羽根面の測定を終了する。
なお、上述した水車ランナ羽根面測定方法を用いることによって、ポンプ水車ランナ(図示せず)及びカプラン水車ランナ(図示せず)の水車ランナ羽根面2a,2bも測定することができる。
本発明の水車ランナ羽根面測定方法を用いることによって、視認可能領域m1,m2,m3,m4に関する部分的な計測データから、水車ランナ羽根面2a,2b全体の形状を確実に測定することができる。
また、水車性能を解析評価し、フィードバックして測定結果を修正するため、水車ランナ羽根面2a,2b全体の形状をより確実に測定することができる。
また、計測された水車ランナ羽根面2a、2b全体に関する羽根面全域データを用いて、新たな水車ランナ羽根2や、改修した水車ランナ羽根2を設計することができるため、水車効率の優れ、キャビテーションの起こりにくい水車ランナ羽根2を、効率よく設計することができる。
変形例
なお、図10(a)乃至(c)に示すように、ステーベーン18及びガイドベーン19は各々、10〜30枚程の羽根から構成されているため、これらの羽根面8,9全体を測定することは容易ではない。しかしながら、発明の水車ランナ羽根面測定方法を用いることによって、容易かつ確実にステーベーン18及びガイドベーン19の羽根面8,9全体を測定することができる。
すなわち、ステーベーン18及びガイドベーン19を外方例えばδ点およびε点から観察した場合には、図10(c)に示すように、外方から測定できる測定可能領域は、ステーベーン18に関してはr1となり、ガイドベーン19に関してはr2となる。一方、外方から測定できない測定不可能領域は、ステーベーン18に関してはq1となり、ガイドベーン19に関してはq2となる。
これら測定可能領域r1,r2と、測定不可能領域q1,q2の測定結果に基づいて、上述した本発明の水車ランナ羽根面測定方法を用いることによって、ステーベーン18の羽根面8及びガイドベーン19の羽根面9の全体を容易かつ確実に測定することができる。
本発明によるフランシス水車ランナを示す構成図。 本発明による水車ランナ羽根面測定装置を示す概略図。 本発明による回転面Rを示す概略図。 本発明による水車ランナ羽根面測定方法のフローを示すブロック図。 本発明による視認可能領域と視認不可能領域との関係を示す概略図。 本発明による第一補間曲線CU及び第二補間曲線CVの関係を説明するための概略図。 本発明による第二補間曲線CV及び第三補間曲線Tの関係を説明するための概略図。 本発明による入口角度、出口角度及び出口開度を考慮した補間曲線を説明するための概略図。 本発明による水車ランナ羽根面測定方法によって作成される全域データを示す概略図。 本発明による水車ランナ羽根面測定方法をステーベーンとガイドベーンとに用いた変形例を説明するための概略図。
符号の説明
1 フランシス水車ランナ
2 水車ランナ羽根
2a 水車ランナ羽根表面
2b 水車ランナ羽根裏面
5 三次元計測装置
6 羽根面生成装置
8 ステーベーン
9 ガイドベーン
9a ガイドベーン羽根
30 水車ランナ羽根測定装置
41 計測工程
43 計測領域データ作成工程
44 未計測領域データ作成工程
45 羽根面全域データ作成工程
46 水車性能解析工程
47 評価工程
48 修正工程

Claims (6)

  1. 水車ランナ羽根の水車ランナ羽根面のうち、外方から視認できる視認可能領域を計測する計測工程と、
    当該計測工程で計測された前記視認可能領域の形状をデータ化して、計測領域データを作成する計測領域データ作成工程と、
    外方から視認できない前記水車ランナ羽根面の視認不可能領域に関し、前記計測領域データに基づいて形成される補間曲線を用いて未計測領域データを作成する未計測領域データ作成工程と、
    前記計測領域データ作成工程によって作成された前記計測領域データと、前記未計測領域データ作成工程によって作成された前記未計測領域データとに基づいて、水車ランナ羽根面全体の全域データを作成する羽根面全域データ作成工程と、
    を備えたことを特徴とする水車ランナ羽根面測定方法。
  2. 前記補間曲線は、前記計測工程で計測された水車ランナ羽根の出口開度を考慮して定められることを特徴とする請求項1記載の水車ランナ羽根面測定方法。
  3. 前記補間曲線は、前記計測工程で計測された出口角度及び入口角度を考慮して定められることを特徴とする請求項1記載の水車ランナ羽根面測定方法。
  4. 前記羽根面全域データ作成工程において作成された前記水車ランナ羽根面全体の全域データに基づいて、水車ランナ羽根の水車性能を解析する水車性能解析工程と、
    当該水車性能解析工程で解析された水車性能が、予め定めた基準を満たすかを評価する評価工程と、
    前記評価工程において水車性能が予め定めた基準を満たさないと評価された場合には、前記水車ランナ羽根面全体の全域データを修正する修正工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の水車ランナ羽根面測定方法。
  5. ステーベーン羽根のステーベーン羽根面及びガイドベーン羽根のガイドベーン羽根面のうち、外方から視認できる視認可能領域を計測する計測工程と、
    当該計測工程で計測された前記視認可能領域の形状をデータ化して、計測領域データを作成する計測領域データ作成工程と、
    外方から視認できない前記ステーベーン羽根面及び前記ガイドベーン羽根面の視認不可能領域に関し、前記計測領域データに基づいて形成される補間曲線を用いて未計測領域データを作成する未計測領域データ作成工程と、
    前記計測領域データ作成工程によって作成された前記計測領域データと、前記未計測領域データ作成工程によって作成された前記未計測領域データとに基づいて、ステーベーン羽根面全体及びガイドベーン羽根面全体の全域データを作成する羽根面全域データ作成工程と、
    を備えたことを特徴とするステーベーン羽根面及びガイドベーン羽根面測定方法。
  6. 水車ランナ羽根の水車ランナ羽根面のうち、外方から視認できる視認可能領域を計測する計測手段を有する三次元計測装置と、
    当該三次元計測装置に接続され、前記計測手段で計測された前記視認可能領域の形状をデータ化して、計測領域データを作成する計測領域データ作成手段と、外方から視認できない前記水車ランナ羽根面の視認不可能領域に関し、前記計測領域データに基づいて形成される補間曲線を用いて未計測領域データを作成する未計測領域データ作成手段と、前記計測領域データ作成手段によって作成された前記計測領域データと、前記未計測領域データ作成手段によって作成された前記未計測領域データとに基づいて、水車ランナ羽根面全体の全域データを作成する羽根面全域データ作成手段とを有する羽根面生成装置と、
    を備えたことを特徴とする水車ランナ羽根面測定装置。
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