JP2007155620A - 多チャンネル同時測定装置 - Google Patents

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悠超 関根
Toshiaki Kuroba
敏明 黒羽
Yoshitaka Kimura
吉孝 木村
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Abstract

【課題】多数の溶液などの対象物をまとめて1度に測定することのできる多チャンネル同時測定装置を提供する。
【解決手段】多チャンネル同時測定装置は、多数の対象物から個別に得られる光信号を、個々に対応する光ファイバを通して共通のラインセンサに入射することで同時に測定する。そのため、各光ファイバの端部を前記ラインセンサに対して、各光ファイバからラインセンサに入射する隣り合う光信号どうしが互いに干渉しない間隔で配置した。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば、各種溶液などの多数の対象物から個別に得られる光信号を同時に測定する多チャンネル同時測定装置に関するものである。
一般に、バイオ業界などの分野で、さまざまな溶液の濃度などを、光の吸収や反射の特性を利用して測定することが行われている。
これに関連した先行技術文献として、例えば、特許文献1、特許文献2に示すものがある。
特開2003−139689号公報 特開2000−338041号公報
しかしながら、従来の溶液などの測定装置には、つぎのような課題があった。
すなわち、溶液にプローブを浸漬して測定するものは、相当量の溶液が必要である。また、複数の溶液を測定対象とする場合は、それらの溶液を順番に測定しなければならず、しかも、測定と測定の間でプローブを洗浄することも必要になる。
そのため、例えば多数の溶液を測定する場合には、手間がかかるうえ長時間を要することが避けられず、効率がきわめて悪い。
この発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、多数の溶液などの対象物をまとめて1度に測定することのできる多チャンネル同時測定装置を提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係る多チャンネル同時測定装置は、多数の対象物から個別に得られる光信号を、個々に対応する光ファイバを通して共通のラインセンサに入射することで同時に測定する多チャンネル同時測定装置であって、前記各光ファイバの端部を前記ラインセンサに対して、各光ファイバからラインセンサに入射する隣り合う光信号どうしが互いに干渉しない間隔で配置したことを特徴とするものである。
この発明の請求項2に係る多チャンネル同時測定装置は、請求項1記載の多チャンネル同時測定装置において、前記多数の対象物には、同時測定の基準となるリファレンスが含まれることを特徴とするものである。
この発明の請求項3に係る多チャンネル同時測定装置は、請求項1または請求項2記載の多チャンネル同時測定装置において、前記各対象物は、おのおのセルに収容された液体であることを特徴とするものである。
この発明の請求項4に係る多チャンネル同時測定装置は、請求項1〜3のいずれか1項記載の多チャンネル同時測定装置において、前記各対象物から個別に得られる光信号は、対象物による光の吸収を示す当該対象物を透過した光信号であることを特徴とするものである。
この発明の請求項5に係る多チャンネル同時測定装置は、請求項1〜4のいずれか1項記載の多チャンネル同時測定装置において、前記各対象物から個別に得られる光信号は、対象物に所定の光信号を照射して当該対象物に反射した光信号であることを特徴とするものである。
この発明は以上のように、多数の対象物から個別に得られる光信号を、個々に対応する光ファイバを通して共通のラインセンサに入射することで同時に測定する多チャンネル同時測定装置であって、前記各光ファイバの端部を前記ラインセンサに対して、各光ファイバからラインセンサに入射する隣り合う光信号どうしが互いに干渉しない間隔で配置した構成としたので、例えば、多数の対象物をまとめて1度に測定することができる。
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明による多チャンネル同時測定装置の一実施形態を示す概略的説明図であり、この多チャンネル同時測定装置1は、装置本体10と、測定部20とを備えている。
測定部20は、多数の対象物として、例えば8個のセルに収容された8種類の液体による光の吸収を測定するため、各セルに収容された液体を透過した光信号を検出するものである。
そのため、測定部20は、8個のセル25a〜25hを一体にした一体化セル25が挿抜可能に構成されたホルダ21を備えている。
ホルダ21には、一体化セル25の一側面(入射側)において各セル25a〜25hに対応して配置された8個のフェルール24a〜24hと、一体化セル25の他側面(出射側)において各セル25a〜25hに対応して配置された8個のフェルール26a〜26hとが取り付けられている。
入射側のフェルール24a〜24hに一端が装着された光ファイバ23a〜23hの他端は、光源22に接続される。このような光ファイバ23には、例えば、8心のバンドルファイバを使用することができる。
出射側のフェルール26a〜26hに一端が装着された光ファイバ27a〜27hの他端は、装置本体10の多心コネクタ11に接続される。このような光ファイバ27には、例えば、8心のテープファイバを使用することができる。
図2に示すように、装置本体10は、CCDラインセンサ15と、CCDラインセンサ15の出力を処理する適宜の電子回路16とを備えている。
CCDラインセンサ15の前面には光ファイバアレイ14が、各光ファイバ14a〜14hからラインセンサ15に入射する隣り合う光信号どうしが互いに干渉しない間隔で配置され、光ファイバアレイ14に連なる各光ファイバ14a〜14hの他端は、多心コネクタ11に接続される。
つぎに、上記のように構成された多チャンネル同時測定装置1の作用について説明する。
まず、測定部20から取り外した一体化セル25の各セル25a〜25hに、測定する対象物として、それぞれ異なる溶液を入れる。
このとき、8個のセル25a〜25hすべてに測定溶液を入れることもできるが、1個のセル25hには、同時測定の基準となるリファレンスを入れることが好ましい。
そして、各セル25a〜25hに測定溶液およびリファレンスを入れた一体化セル25をホルダ21に位置決めすると、光源22から光ファイバ23a〜23hを通ってフェルール24a〜24hの先端から各セル25a〜25h内の測定溶液およびリファレンスを透過した光信号が、フェルール26a〜26hの先端から光ファイバ27a〜27hを通り、多心コネクタ11を経て、光ファイバアレイ14a〜14hの先端からCCDラインセンサ15に入射する。
そして、CCDラインセンサ15に入射したこれら8個の光信号が、電子回路16によって処理されることで、各セル25a〜25hの測定溶液およびリファレンスは同時に測定されることとなる。
この多チャンネル同時測定装置1によれば、1回のセッティングで多数の測定溶液を同時に測定することができる。
また、多数の測定溶液を同時に測定することで、効率的に測定することが可能である。
また、小さなセルを用いることで、必要な測定溶液の量を少量に抑えることができる。
このため、測定溶液の吸光(吸収)度の測定だけでなく、発光、反射、励起・蛍光などの測定に用いることができる。
そして、例えば、バイオ業界などに適用して、タンパク質を含む液体などを測定対象物とするのに適し、また、医療業界などに適用して、血液などを測定対象物とするのに適している。
上記の多チャンネル同時測定装置1において、CCDラインセンサ15としては、例えば、2014ピクセル、長さ約30mmのものを用いる。この場合、隣り合うピクセル間のピッチは、14μmである。
このようなピクセル間ピッチを有するCCDラインセンサ15による光信号の検出の様子を、つぎのようにして調べた。
[使用光ファイバ:50/125GI単心]
先端の被覆が10mmの長さで除去されクリーブカットされたGI型マルチモードファイバ(コア径50μm/クラッド径125μm)を、CCDラインセンサの受光面のガラス面に近接固定し、波長400nmの光を照射したところ、700μmの幅(50ピクセル)にわたってCCDラインセンサが受光した。(図3参照)
[使用光ファイバ:50/125GI6心]
実施例1と同様のファイバ(被覆除去およびクリーブカットされたGIファイバ)をクリーブカット面が同一平面状にくるように1mm間隔で6本整列させて、CCDラインセンサの受光面のガラス面に近接固定し波長400nmの光を照射したところ、互いに干渉し合わない6つのシグナルが得られた。(図4参照)
図4に示すように、ファイバへの入射部分の加工精度およびCCDラインセンサの受光感度精度の関係で、6つのシグナル強度は揃っていないが、このことはリファレンスをベースにする測定においてほとんど問題にならない。
[使用光ファイバ:φ105/125SI単心]
先端の被覆が10mmの長さで除去されクリーブカットされたSI型マルチモードファイバ(コア径105μm/クラッド径125μm)ファイバを、CCDラインセンサの受光面のガラス面に近接固定し、波長400nmの光を照射したところ、840μmの幅(60ピクセル)にわたってCCDが受光した。(図5参照)
[使用光ファイバ:φ105/125SI7心]
実施例3と同様のファイバ(被覆除去およびクリーブカットされたSIファイバ)を1mm間隔で7本整列させて、CCDラインセンサの受光面のガラス面に近接固定し波長400nmの光を照射したところ、互いに干渉し合わない7つのシグナルが得られた。(図6参照)
[使用光ファイバ:φ200/240SI単心]
先端の被覆が10mmの長さで除去されクリーブカットされたSI型マルチモードファイバ(コア径200μm/クラッド径240μm)を、CCDラインセンサの受光面のガラス面に近接固定し、波長400nmの光を照射したところ、1260μmの幅(90ピクセル)に亘ってCCDが受光した。(図7参照)
以上の実施例1〜5から、使用する光ファイバの種類により、1本のファイバから受光するCCDのピクセル数は異なるが、適当な間隔でファイバを整列することで互いに干渉しないシグナルを得ることができることを確認した。
[ローダミンBの吸収測定]
センサヘッドに6心のファイバアレイ対を使用しそれぞれに対応した6連の光路長10mmのセルをセンサヘッド間に挿入した。
それぞれのセルに精製水を充填して緑色LED(550nm)を用いて測定した値をリファレンスとする。続いてそれぞれのセルにローダミンB溶液の0.0025、0.005、0.01、0.02、0.04mmol/l濃度の試験液を充填したのち、緑色LED(550nm)を用いて測定したところ、各濃度の吸光度を同時に測定できることが確認できた。(図8参照)
[RGBのLEDを用いた反射測定]
それぞれのユニットを並列3心のファイバとし、両側の2心で照射し中心の1心で反射光を受光する構成とした3対のセンサヘッドに、各々RGBのLEDを接続し色の異なった3種類の表面から反射光を測定したところ、LEDと被測定物の色の組み合わせにより受光感度に差が出た。これによりRGBてのカラー測定ができることを確認した。(図9参照)
この発明による多チャンネル同時測定装置の一実施形態を示す概略的説明図である。 装置本体の概略的説明図である。 実施例1の測定結果を示すグラフである。 実施例2の測定結果を示すグラフである。 実施例3の測定結果を示すグラフである。 実施例4の測定結果を示すグラフである。 実施例5の測定結果を示すグラフである。 実施例6の測定結果を示すグラフである。 実施例7の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1 多チャンネル同時測定装置
10 装置本体
11 多心コネクタ
14 光ファイバアレイ
14a〜14h 光ファイバ
15 CCDラインセンサ
16 電子回路
20 測定部
21 ホルダ
22 光源
23a〜23h 光ファイバ
24a〜24h フェルール
25 一体化セル
25a〜25h セル
26a〜26h フェルール
27a〜27h 光ファイバ

Claims (5)

  1. 多数の対象物から個別に得られる光信号を、個々に対応する光ファイバを通して共通のラインセンサに入射することで同時に測定する多チャンネル同時測定装置であって、
    前記各光ファイバの端部を前記ラインセンサに対して、各光ファイバからラインセンサに入射する隣り合う光信号どうしが互いに干渉しない間隔で配置したことを特徴とする多チャンネル同時測定装置。
  2. 前記多数の対象物には、同時測定の基準となるリファレンスが含まれることを特徴とする請求項1記載の多チャンネル同時測定装置。
  3. 前記各対象物は、おのおのセルに収容された液体であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の多チャンネル同時測定装置。
  4. 前記各対象物から個別に得られる光信号は、対象物による光の吸収を示す当該対象物を透過した光信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の多チャンネル同時測定装置。
  5. 前記各対象物から個別に得られる光信号は、対象物に所定の光信号を照射して当該対象物に反射した光信号であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の多チャンネル同時測定装置。
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