JP2007150633A - 無線lanアクセスポイント、これを用いたipアドレスの管理方法並びに管理プログラム - Google Patents

無線lanアクセスポイント、これを用いたipアドレスの管理方法並びに管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単一の無線LANアクセスポイントにおいて、複数組のサービス識別子、IPアドレス、VLAN識別子を、相互に対応付けする処理により、同時並行的に利用可能とする。
【解決手段】APの制御部C(制御手段)が、設定テーブルTに基いて、各無線端末a,b,cとの通信ではそれぞれのサービス識別子に対応するIPアドレス群を用いるとともに、これら無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と有線接続ポートL側(SW側)のVLAN識別子との相互変換を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、単一の無線LANアクセスポイントにおいて、複数組のサービス識別子、IPアドレス、VLAN識別子を、相互に対応付けする処理により、同時並行的に利用可能にする技術に関する。
近年、インターネットを中心とするネットワーク技術の発展に伴い、ケーブル引廻しによる場所的制約や負担を軽減する無線LANが普及してきている。無線LANの構築では、無線LANアクセスポイントが用いられる。1台の無線LANアクセスポイントにおいてグループ分けを行い、複数の各グループに属する無線LAN端末群を、1台の無線LANアクセスポイントの下に同時並行的に接続できるようにした無線VLANシステムを持つものもある(特許文献1参照)。
特開2004−23366
しかし、上記のような従来の無線VLANシステムでは、1台の無線LANアクセスポイントで複数のグループ分けを行い、グループごとにサービスを行うことはできるが、IPアドレスは1つしか持たず、全てのサービスは同一ネットワーク内での提供に限られた。ここでいうIPアドレス「1つ」というのは、典型的には、デフォルトゲートウェイとなるアクセスポイント自身のIPアドレスと、同じサブネットに属し各無線端末に割り当てられる各IPアドレス群と、を含むプライベートアドレス空間である。
サービス提供事業者が提供する実際のサービスについては、サービス提供事業者ごとにアドレス体系(例えばIPアドレスの数値範囲やサブネットマスクのビット数など。条件によってはプライマリやセカンダリのDNSのアドレス等も含む)が異なる。このため、従来のVLANシステムでは対応することができず、サービス提供事業者ごとに無線LANアクセスポイントを設置しなければならないという問題点があった。
また無線LANアクセスポイントを複数設置する際には、相互に電波干渉しないように、各無線LANアクセスポイントに異なるチャネルを設定しなければならず、その負担や、チャネル数の限界といったチャネル割り当てに関する問題点もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、その目的は、単一の無線LANアクセスポイントにおいて、複数組のサービス識別子、IPアドレス、VLAN識別子を、相互に対応付けする処理により、同時並行的に利用可能にすることである。
上記の目的を達成するため、請求項1の無線LANアクセスポイントは、無線端末と通信するための無線通信部と、有線接続ポートと、サービスのために、無線通信におけるサービス識別子と、対応するVLAN識別子と、IPアドレスと、の対応を所定のメモリに記録する設定テーブルと、前記設定テーブルに基いて、前記無線端末との通信ではそのサービス識別子に対応するIPアドレスを用いるとともに、無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と前記有線接続ポート側のVLAN識別子との相互変換を行う、制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、無線端末と通信するための無線通信部と、有線接続ポートと、を備えた無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法において、サービスのために、無線通信におけるサービス識別子と、対応するVLAN識別子と、IPアドレスと、の対応を所定のメモリに記録する設定テーブルを用い、前記設定テーブルに基いて、前記無線端末との通信ではそのサービス識別子に対応するIPアドレスを用いるとともに、無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と前記有線接続ポート側のVLAN識別子との相互変換を行う、制御処理を含むことを特徴とする。
請求項9の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラムは、請求項1,5の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、無線端末と通信するための無線通信部と、有線接続ポートと、制御部と、を備えた無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラムにおいて、サービスのために、無線通信におけるサービス識別子と、対応するVLAN識別子と、IPアドレスと、の対応を所定のメモリに記録する設定テーブルを用い、前記設定テーブルに基いて、前記無線端末との通信ではそのサービス識別子に対応するIPアドレスを用いるとともに、無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と前記有線接続ポート側のVLAN識別子との相互変換を行う、制御処理を前記制御部に行なわせることを特徴とする。
このように、ひとつのケーブル接続を持つ一台の無線LANアクセスポイントが、無線端末からの接続におけるサービス識別子ごとに、予め対応付けたIPアドレスやVLAN識別子の適用等の処理を行うことにより、互いにアドレス体系の異なる複数のサービスを同じ場所や同じチャネル(周波数帯)で電波干渉無く効率よく実施可能となる。
請求項2の発明は、請求項1記載の無線LANアクセスポイントにおいて、前記制御手段は、前記サービスのための前記VLAN識別子とは別に、設定用に用いる所定の共通のVLAN識別子及びIPアドレスを対応付けるとともに、前記共通のVLAN識別子によるアクセスから無線LANアクセスポイントの設定を受け付けることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項5記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法において、前記制御処理は、前記サービスのための前記VLAN識別子とは別に、設定用に用いる所定の共通のVLAN識別子及びIPアドレスを対応付けるとともに、前記共通のVLAN識別子によるアクセスから無線LANアクセスポイントの設定を受け付けることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項2,6の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項9記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラムにおいて、前記制御処理は、前記サービスのための前記VLAN識別子とは別に、設定用に用いる所定の共通のVLAN識別子及びIPアドレスを対応付けるとともに、前記共通のVLAN識別子によるアクセスから無線LANアクセスポイントの設定を受け付けることを特徴とする。
このように、サービスのためのVLANのグループとは別に、所定の共通VLAN識別子及びIPアドレスで、設定テーブルの内容など設定を集中的に受け付けることにより、無線LANアクセスポイントの設定が容易になる。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の無線LANアクセスポイントにおいて、複数のサービス識別子に対し、同一のVLAN識別子を割り当てることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項3の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項5又は6記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法において、複数のサービス識別子に対し、同一のVLAN識別子を割り当てることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項3,7の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項9又は10記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラムにおいて、複数のサービス識別子に対し、同一のVLAN識別子を割り当てることを特徴とする。
このように、複数のサービス識別子を同じVLANグループに割り当てることにより、同じアドレス体系で異なる複数のサービスを同時並行的に実施可能となる。
請求項4の発明は、請求項2又は3記載の無線LANアクセスポイントにおいて、前記サービスのための又は共通の前記VLAN識別子同士が同じ値を取ったときに、それら同じ値の各VLAN識別子について、異なるIPアドレスの設定を持つことを禁止する規制手段を、前記制御手段が備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項6又は7記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法において、前記サービスのための又は共通の前記VLAN識別子同士が同じ値を取ったときに、それら同じ値の各VLAN識別子について、異なるIPアドレスの設定を持つことを禁止する規制処理を、前記制御処理が含むことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項4,8の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項10又は11記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラムにおいて、前記サービスのための又は共通の前記VLAN識別子同士が同じ値を取ったときに、それら同じ値の各VLAN識別子について、異なるIPアドレスの設定を持つことを禁止する規制処理を、前記制御処理が含むことを特徴とする。
このように、同一のVLANグループすなわちネットワーク内では必ず単一のアドレス体系を扱うことにより、異常なネットワーク設定を抑制しつつ、複数のサービスも扱い可能となる。
以上のように、本発明によれば、単一の無線LANアクセスポイントにおいて、複数組のサービス識別子、IPアドレス、VLAN識別子を、相互に対応付けする処理により、同時並行的に利用可能となる。
次に、本発明の無線アクセスポイント(以下、符号を兼ねて「AP」と表す)を実施するための最良の実施形態(以下「本実施形態」と呼ぶ)について図を参照して説明する。なお、背景技術や課題で既に説明した内容と共通の前提事項は繰り返さない。
〔1.構成〕
本実施形態は、本APを用いて、互いに異なる複数のIPアドレス群を同時並行的に活用するシステム(マルチIPシステム)であり、その構成例を図1に示す。すなわち、本APは、無線端末と通信するための無線通信部Wと、有線接続ポートLと、所定のメモリに記録した設定テーブルTと、この設定テーブルTに基いて無線通信部Wの制御を含む情報処理を行う制御部Cと、を備え、有線接続ポートLにはスイッチングハブ(以下、符号を兼ねて「SW」と表す)を接続する。
設定テーブルTは、図2に示すように、無線端末側で異なるサービスごとに用いる3つのサービス識別子と、これら各サービス識別子に対応しSW側についてVLANのグループを識別する各VLAN識別子と、各VLAN識別子すなわちVLANのグループごとに対応して割り当てて用いるアクセスポイントのIPアドレスならびにMACアドレスと、を組にして相互に対照するものである。
また、この設定テーブルは、同様に、本APの設定受付用に用いる共通のVLANに対応するものとして、所定のサービス識別子(共通サービス識別子とも呼び、図2中で「(共通)」と表す)と、これに対応する所定の共通のVLAN識別子(共通VLAN識別子とも呼ぶ)“10”と、IPアドレス(共通IPアドレスとも呼ぶ)「192.168.1.1」ならびにMACアドレス「xx-xx-xx-xx-xx-00」と、を対応させている。
各サービス識別子は、少なくとも一台以上の無線端末の接続に用いる。例えば、
サービス識別子「VAP1」 : 無線端末a
サービス識別子「VAP2」 : 無線端末b
サービス識別子「VAP3」 : 無線端末c

のように接続する。
また、本APの有線側である有線接続ポートLは、IEEE802.3(イーサネット(商標))の接続ポートと単一のLANケーブルにより、SWのLANポートの一つ(「AP側ポート」と呼ぶ)に接続され、このSWでは、他の各ポートに異なるVLAN識別子を設定する。この設定内容としては、例えば、ポート1は共通のVLANと同一のVLAN識別子“10”を設定し、ポート2にはサービス識別子「VAP1」と同一のVLAN識別子“21”を設定、といった具合であり、次のように、それぞれ、対応する認証サーバなどを接続する。

ポート1 : VLAN識別子“10” : AP用の設定端末
ポート2 : VLAN識別子“21” : 認証サーバA(A社)
ポート3 : VLAN識別子“22” : 認証サーバB(B社)
ポート4 : VLAN識別子“23” : 認証サーバC(C社)
〔2.作用効果〕
〔2−1.基本的作用〕
以上のような本実施形態では、APの制御部C(制御手段)が、設定テーブルTに基いて、各無線端末a,b,cとの通信ではそれぞれのサービス識別子に対応するIPアドレス群を用いるとともに、これら無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と有線接続ポートL側(SW側)のVLAN識別子との相互変換を行う(制御処理)。
例えば、無線端末aがサービス識別子「VAP1」でAPへ接続すると、APの設定テーブルT(図2)では、このサービス識別子「VAP1」に対し、VLAN識別子“21”のグループと、IPアドレス「162.16.1.1」が対応している。
このため、このサービス識別子「VAP1」を用いる無線端末aに対しては、AP自身はIPアドレス「162.16.1.1」として動作するとともに、例えばDHCP機能により無線端末aにIPアドレスを割り当て(リース)するときは、自身のIPアドレス「162.16.1.1」と同じサブネット内の例えば「162.16.1.10」を割り当てる。この無線端末aとのパケットは、設定テーブルT(図2)にしたがい、SWのVLAN識別子21(ポート2)にあたるA社の認証サーバAと転送仲介される。
また、例えば、無線端末bの用いるサービス識別子「VAP2」については、VLAN識別子“22”が対応している。したがって、B社のサービス専用の認証サーバBをSWのポート3に設置したとすると、無線端末bからの認証要求パケットを受信したAPは、対応するIPアドレス「172.16.1.1」として動作し、この認証要求パケットにVLAN識別子“22”の情報を追加してSWに接続された認証サーバBに宛てて転送する。
この転送を受けたSWでは、認証サーバBが接続しているポート3にVLAN識別子“22”というグループ設定を事前に行っておくことにより、APから転送されてきたVLAN識別子“22”を持つ要求パケットを識別して、ポート3の認証サーバBへ転送する。これにより、APを経て、サービス識別子「VAP2」に対応する認証サーバBによって無線端末bの認証を行い、接続が許可されている端末であれば、通信を開始する。
このように、ひとつのケーブル接続を持つ一台のAPが、無線端末からの通信接続における各サービス識別子ごとに対して、予め対応付けたIPアドレスの適用やVLAN識別子の追加などの処理を行うことにより、複数のサービス提供事業者が提供するような、互いにアドレス体系の異なる複数のサービスを同じ場所やチャネル(周波数帯)で電波干渉無く効率よく実施可能となる。
特に、各無線端末からすれば、送信パケットに特定のサービス識別子を用いた接続により、目的のVLAN識別子による所望のネットワークに自動的に所属し通信することが可能となるので、APが持つ他のグループを意識する必要がなく、通信の設定や処理が容易になる。
〔2−2.APの設定〕
設定テーブルTの内容をどのように設定するかは自由であるが、上記のようにAPにおいて、各サービスのための各VLAN識別子とは別に、設定用に用いる所定の共通VLAN識別子及び共通IPアドレスを相互に対応付け、また、SWにおいても、例えば、前記共通VLAN識別子に対応するVLAN識別子(例えば“10”)をポート1に事前に設定する。
そのうえで、このポート1に接続した所定の設定用端末d(例えば「192.168.1.10」)から、前記共通VLAN識別子“10”により前記共通IPアドレス(例えば「192.168.1.1 」)にアクセスし、APの制御部CがこのアクセスからAPの設定テーブルTの内容など、設定を集中的に受け付けることにより、全てのサービスについてAPの設定が容易になる。
〔2−3.処理手順の例〕
次に、APがパケットを受け取って送り出す処理手順の概要を図3のフローチャートに示す。また、図4は、APにおいて、各サービス識別子と無線端末のMACアドレスを対応させているMACアドレステーブルの概要を例示する図である。
図3の処理手順では、APがパケットを受信したとき(ステップ1)、はじめに受信したパケットにVLAN識別子が付加されているかどうかを確認し(ステップ2)、VLAN識別子が付加されていなかったとき、このパケットは無線端末から送られてきたと判断できるので、受信したパケットの送信元MACアドレスを確認し(ステップ3)、MACアドレステーブル(図4)及び設定テーブル(図2)に基づき、その送信元MACアドレスが属するサービス識別子の情報を得て、そのサービス識別子のVLAN識別子を確認し受信パケットに付加したうえ(ステップ4)、送信元MACアドレスが属するサービス識別子のIPアドレスから、認証サーバなど送信先のMACアドレスへパケットを送信する(ステップ5)。
一方、ステップ2において、VLAN識別子が付加されていたとき、このパケットは、例えば該当するサービスの認証サーバやメールサーバ、中継サーバなどから、SWを経由してきたと判断できるので、受信したパケットの送信先MACアドレスを確認し(ステップ6)、MACアドレステーブル(図4)及び設定テーブルTに基き、この送信先MACアドレスが属するサービス識別子やIPアドレスの情報を得て(ステップ7)、受信したパケットに付加されているVLAN識別子を削除し、送信先MACアドレスが属するサービス識別子のIPアドレスから、送信先MACアドレスへパケットを送信する(ステップ8)。
〔3.異なるサービス識別子によるVLAN識別子の共有〕
また、APにおいて、複数のサービス識別子について同じVLAN識別子を対応付けて設定するようにすれば、複数のサービスを、同じアドレス体系の同一ネットワーク内に存在させ同時並行的に実施することが可能となる。
図5は、本APにおいて、このように2つのサービスを同一のグループに設定する例を示し、この場合のAPにおける設定テーブルの概要を図6に例示する。図5では、APは、IEEE802.11a(以下「11a」と表す)とIEEE802.11g(以下「11g」と表す)の2つの無線インターフェースWa,Wgを持ち、11gのインターフェースWgには、2つのサービス識別子「VAP−G1」、「VAP−G2」、11aについて1つのサービス識別子「VAP−A1」を持つ。
これら3つのサービスのうち、サービス識別子「VAP−G1」と「VAP−A1」の2つのサービスのVLAN識別子を同じ値とし、また、サービス識別子「VAP−G2」は、共通VLAN識別子と同じ値を対応付ける。
この状態で、一台の無線端末c2が、当初、サービス識別子「VAP−G1」でAPに接続するが、この無線端末c2は、11aと11gの2つの規格に対応している。
この場合、図5のように、あるサービス提供事業者が同じサービスを2つの通信規格で同時並行的に提供し、11aはサービス識別子「VAP−A1」、11gはサービス識別子「VAP−G1」を用いながら、図6のように両サービス識別子で同じVLAN識別子を設定することにより、2つの規格に対応した無線端末c2の利用者は、ネットワークを意識せずに通信状況の良い方を選択し、例えばサービス識別子「VAP−G1」で通信が不十分なときは「VAP−A1」に変更して試みるなど、2つの規格を利用することができる。
但し、複数のサービスは、同じVLANグループ内に存在するときには、必ず同一のネットワーク内に存在しなければ問題が生じる。このため、制御部Cが規制手段として、同じ値の各VLAN識別子間では異なるIPアドレスの設定を禁止して検出し、検出時には設定画面にエラー表示し再設定を要求するなどの規制処理を行う。この規制は、一般のサービス用のVLAN識別子と共通VLAN識別子との間にも適用する。
例えば、図6では、サービス識別子[VAP−G1]と[VAP−A1]は、同一のVLAN識別子の値を持ち、同じグループに属する。この場合、IPアドレスは異なる値を設定することを禁止し、同一のIPアドレス「182.16.1.1」とする。また、共通VLANとサービス識別子[VAP−G2]のVLAN識別子の値を等しく設定したときにも、異なるIPアドレスの設定を禁止し「192.168.1.1 」に統一する。
このように、同一のVLANグループすなわちネットワーク内では必ず単一のアドレス体系を扱うことにより、異常なネットワーク設定を抑制しつつ、複数のサービスも扱い可能となる。
〔4.他の実施形態〕
なお、上記実施形態は概要的例示に過ぎず、本発明を限定するものではないので、本発明は、以下に例示するもの及びそれ以外を含め、他の実施形態も包含するものである。例えば、上記実施形態に示した構成、処理手順、データ内容などは適宜変更実施可能であり、例えば、SWに接続するのは設定用端末や認証サーバには限定されず、外部WAN回線との接続ゲートウェイなど自由である。
本発明の実施形態の構成を示す図。 本発明の実施形態における設定テーブルを例示する図。 本発明の実施形態におけるAPによるパケットの処理手順を示す図。 本発明の実施形態において、各サービス識別子と、対応する無線端末のMACアドレスを対応させたMACアドレステーブルを例示する図。 本発明の他の一実施形態を示す図。 図5に対応する設定テーブルを例示する図。
符号の説明
AP…無線LANアクセスポイント
W…無線接続部
T…設定テーブル
C…制御部
L…有線接続ポート
SW…スイッチングハブ
a,b,c…無線端末
d…設定用端末
A,B,C…各社の認証サーバ

Claims (12)

  1. 無線端末と通信するための無線通信部と、
    有線接続ポートと、
    サービスのために、無線通信におけるサービス識別子と、対応するVLAN識別子と、IPアドレスと、の対応を所定のメモリに記録する設定テーブルと、
    前記設定テーブルに基いて、前記無線端末との通信ではそのサービス識別子に対応するIPアドレスを用いるとともに、無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と前記有線接続ポート側のVLAN識別子との相互変換を行う、制御手段と、
    を備えたことを特徴とする無線LANアクセスポイント。
  2. 前記制御手段は、前記サービスのための前記VLAN識別子とは別に、設定用に用いる所定の共通のVLAN識別子及びIPアドレスを対応付けるとともに、前記共通のVLAN識別子によるアクセスから無線LANアクセスポイントの設定を受け付けることを特徴とする請求項1記載の無線LANアクセスポイント。
  3. 複数のサービス識別子に対し、同一のVLAN識別子を割り当てることを特徴とする請求項1又は2記載の無線LANアクセスポイント。
  4. 前記サービスのための又は共通の前記VLAN識別子同士が同じ値を取ったときに、それら同じ値の各VLAN識別子について、異なるIPアドレスの設定を持つことを禁止する規制手段を、前記制御手段が備えることを特徴とする請求項2又は3記載の無線LANアクセスポイント。
  5. 無線端末と通信するための無線通信部と、有線接続ポートと、を備えた無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法において、
    サービスのために、無線通信におけるサービス識別子と、対応するVLAN識別子と、IPアドレスと、の対応を所定のメモリに記録する設定テーブルを用い、
    前記設定テーブルに基いて、前記無線端末との通信ではそのサービス識別子に対応するIPアドレスを用いるとともに、無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と前記有線接続ポート側のVLAN識別子との相互変換を行う、制御処理を含む
    ことを特徴とする無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法。
  6. 前記制御処理は、前記サービスのための前記VLAN識別子とは別に、設定用に用いる所定の共通のVLAN識別子及びIPアドレスを対応付けるとともに、前記共通のVLAN識別子によるアクセスから無線LANアクセスポイントの設定を受け付けることを特徴とする請求項5記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法。
  7. 複数のサービス識別子に対し、同一のVLAN識別子を割り当てることを特徴とする請求項5又は6記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法。
  8. 前記サービスのための又は共通の前記VLAN識別子同士が同じ値を取ったときに、それら同じ値の各VLAN識別子について、異なるIPアドレスの設定を持つことを禁止する規制処理を、前記制御処理が含むことを特徴とする請求項6又は7記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理方法。
  9. 無線端末と通信するための無線通信部と、有線接続ポートと、制御部と、を備えた無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラムにおいて、
    サービスのために、無線通信におけるサービス識別子と、対応するVLAN識別子と、IPアドレスと、の対応を所定のメモリに記録する設定テーブルを用い、
    前記設定テーブルに基いて、前記無線端末との通信ではそのサービス識別子に対応するIPアドレスを用いるとともに、無線端末側のIPアドレス又はサービス識別子と前記有線接続ポート側のVLAN識別子との相互変換を行う、制御処理を前記制御部に行なわせる
    ことを特徴とする無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラム。
  10. 前記制御処理は、前記サービスのための前記VLAN識別子とは別に、設定用に用いる所定の共通のVLAN識別子及びIPアドレスを対応付けるとともに、前記共通のVLAN識別子によるアクセスから無線LANアクセスポイントの設定を受け付けることを特徴とする請求項9記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラム。
  11. 複数のサービス識別子に対し、同一のVLAN識別子を割り当てることを特徴とする請求項9又は10記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラム。
  12. 前記サービスのための又は共通の前記VLAN識別子同士が同じ値を取ったときに、それら同じ値の各VLAN識別子について、異なるIPアドレスの設定を持つことを禁止する規制処理を、前記制御処理が含むことを特徴とする請求項10又は11記載の無線LANアクセスポイントを用いたIPアドレスの管理プログラム。
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