JP2007144619A - Stapler - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、紙等の薄い物を綴じる為のステープラーに関する。 The present invention relates to a stapler for binding thin objects such as paper.
紙等の薄い物を綴じる為のステープラーとしては、特許文献1から特許文献3のように操作ストローク量の増加を許容して操作力のピーク値を抑える、いわゆる倍力機構を用いて操作力を軽減するアイデアが知られている。
As a stapler for binding thin objects such as paper, the operation force is increased by using a so-called booster mechanism that allows an increase in the operation stroke amount and suppresses the peak value of the operation force as in
また、ステープラーにおいては、待機状態においてステープルを押出す押刃とステープルの間隔を保つ為の付勢力と、ステープルが押出される押出し口と押出されたステープルの両端部を受ける針受け部の間隔を保つ為の付勢力が必要とされてきた。これらの付勢力は2つの戻しバネによるものが多く、ステープラー摺動部の製造上のバラツキや経年劣化による摺動抵抗増加を見越して付勢力が設定されていると考えられる。
また、近年ユニバーサルデザインという考え方のもと、ステープラーにおいて操作力を軽減する為に、指が掛けられる一対のハンドルが離れる方向に付勢する付勢部材の付勢力が弱められる傾向にある。
Further, in the stapler, in the standby state, the pressing force for pushing the staples and the urging force for maintaining the distance between the staples, and the gap between the pushing port from which the staples are pushed out and the needle receiving part for receiving both ends of the pushed staples are set. An energizing force to keep it has been needed. These urging forces are mostly due to two return springs, and it is considered that the urging forces are set in anticipation of variations in manufacturing of the stapler sliding portion and an increase in sliding resistance due to aging.
In recent years, based on the idea of universal design, the biasing force of a biasing member that biases a pair of handles on which a finger is put away tends to be weakened in order to reduce the operating force in the stapler.
近年の製造精度向上や設計の工夫等によって、ステープルを押出す押刃とステープルの間隔を保つ為の付勢力と、ステープルが押出される押出し口と押出されたステープルの両端部を受ける針受け部の間隔を保つ為の付勢力を弱めることが可能になったが、特にストローク量の長い後者の付勢が弱められると、一対のハンドルを軽く握りステープルを押出す前の待機状態では、手からステープラーが滑り落ちそうになることがよくある。 Due to recent improvements in manufacturing accuracy, design innovations, etc., the urging force for maintaining the distance between the pushing blade that pushes the staple and the staple, the extrusion port from which the staple is pushed out, and the needle receiving portion that receives both ends of the pushed staple It is now possible to weaken the biasing force to maintain the interval between the two, but when the latter biasing, which has a long stroke, is weakened, it is difficult to grasp the pair of handles lightly and wait in the waiting state before pushing out the staples. Often the stapler is about to slip.
また、例えばステープラーに倍力機構を用いて、操作ストローク量の増加と引き換えにステープルを押出す際の操作力のピーク値を抑えた場合、前記付勢力が一対のハンドルを戻す力まで軽減されることが多く、これが手からステープラーが滑り落ちそうになる原因になるからといって単純に前記付勢力を強めると、増加された操作ストローク量と相まって必要な操作エネルギーが増加してしまい、操作者の負担が大きくなる。 For example, when a booster mechanism is used in the stapler to suppress the peak value of the operation force when pushing the staple in exchange for an increase in the operation stroke amount, the urging force is reduced to a force for returning the pair of handles. In many cases, this may cause the stapler to slip out of the hand. If the biasing force is simply increased, the required operation energy increases in combination with the increased operation stroke amount. The burden of.
本発明の実施形態図等を用いて以下に説明するが、これは本発明の内容をより把握しやすいようにする為で、添付の特許請求の範囲を縮小するものではない。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings and the like, but this is intended to make the contents of the present invention easier to understand, and does not reduce the scope of the appended claims.
発明1に係るステープラーは、例えば図1のように、
一端部が軸線1を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面7及び内側に押刃8を備えるハンドル4と、
一端部が軸線1に略平行且つ近接した軸線2を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面9及び内側に針受け部10を備えるハンドル5と、
一端部が軸線1に略平行且つ近接した軸線3を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口11を備え、ステープル(12,20)を収納可能で、ハンドル4及び5の間に配置される収納部6と、
押圧面7及び9の少なくとも一方に設けられ、指を挿入可能な挿入口(13,14,16,17)を有する指係止部(15,18)と、
を具備し、
収納されたステープル12は押圧面7及び9を押圧することで押刃8に押出され、針受け部10は押出されたステープル12の両端部を受けて前記両端部を折り曲げるように案内する、ステープラーである。
The stapler according to the
One end is supported so as to be swingable about the
One end of the
One end is supported so as to be able to swing around an axis 3 that is substantially parallel to and close to the
A finger locking part (15, 18) provided on at least one of the
Comprising
The
発明2に係るステープラーは、発明1のステープラーにおいて、例えば図1のように、
指係止部15及び18はそれぞれ、押圧面7及び9に設けられる、
ステープラーである。
The stapler according to the second aspect of the present invention is the stapler according to the first aspect of the present invention, for example, as shown in FIG.
It is a stapler.
発明3に係るステープラーは、例えば図2及び3、又は、図4及び5のように、
一端部が軸線1を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面7と、中間部に押圧伝達部33と、を備えるハンドル4と、
一端部が軸線1に略平行な軸線2を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面9及び内側に針受け部10を備えるハンドル5と、
一端部が軸線2に略平行且つ近接した軸線3を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口11を備え、ステープル(12,20)を収納可能で、ハンドル4及び5の間に配置される収納部6と、
一端部が軸線3に略平行且つ近接した軸線26を中心に揺動可能に支持され、他端部に押刃8と、中間部に押圧伝達部33から力を受ける押圧被伝達部34と、を備え、ハンドル4及び収納部6の間に配置される押刃部25と、
押圧面7及び9の少なくとも一方に設けられ、指を挿入可能な挿入口(13,14)を有する指係止部15と、
を具備し、
収納されたステープル12は押圧面7及び9を押圧することで押刃8に押出され、針受け部10は押出されたステープル12の両端部を受けて前記両端部が曲がるように案内する、ステープラーである。
The stapler according to the invention 3 is, for example, as shown in FIGS. 2 and 3 or FIGS. 4 and 5,
One end is supported so as to be swingable about the
A
One end is supported to be swingable about an axis 3 that is substantially parallel to and close to the axis 2, the other end is provided with an
One end portion is supported so as to be able to swing around an
A
Comprising
The
発明4に係るステープラーは、発明3のステープラーにおいて、例えば図2及び3、又は、図4及び5のように、
軸線26方向から見た投影図において、押出し口11及び針受け部10の間が開いた図2又は4のような待機状態から、押出し口11及び針受け部10の間が閉じた図3又は5のような挟持状態までの、押刃8先端の回転軌道30上の点32から点36までの移動距離よりも、押圧面7を含む平面29の回転軌道30上の点31から点35までの移動距離の方が長い、ステープラーである。
The stapler according to the
3 or FIG. 3 in which the space between the
発明5に係るステープラーは、発明1から4のいずれかのステープラーにおいて、例えば図1、又は、図2及び3、又は、図4及び5のように、
軸線1及び2は同心であり、ハンドル4は軸線1を中心に揺動可能にハンドル5に支持される、ステープラーである。
The stapler according to the
The
さらに好ましい案1に係るステープラーは、発明1から5のいずれかのステープラーにおいて、例えば図1、又は、図4及び5のように、
指係止部15及び18の少なくとも一方は、選択された指係止部(15,18)が設けられる押圧面(7,9)に略垂直な軸線(21,41)を中心に回動可能に支持される、ステープラーである。
Further, the stapler according to the
At least one of the
以上のように本発明では、指を挿入することで指を係止可能な指係止部15及び18の少なくとも一方が設けられるので、ステープラーの操作力を軽減する為に、例えば指が掛けられる一対のハンドル(4,5)が離れる方向に付勢する付勢部材を極端に弱める、又は使用しないというような方法をとっても、簡便な操作性を有し手から滑り落ちにくいステープラーを得ることができる。
As described above, in the present invention, since at least one of the finger locking
また、発明2では、本発明の効果に加えて、さらに手から滑り落ちにくく簡便なステープラーを得ることができる。 In addition, in the invention 2, in addition to the effects of the present invention, it is possible to obtain a simple stapler that is more difficult to slip from the hand.
また、発明4では、本発明の効果に加えて、操作エネルギーの軽減と上質な操作性を同時に得ることができる。
In addition, in the
また、案1では、本発明の効果に加えて、手の形状の個人差、ステープラーの握り方の違い、手のどの指を挿入するかによる違い、利き腕の違い、があっても理想的な挿入方向を有する指係止部(15,18)を得やすい。
In addition, in
〔第1実施形態〕
図1において、ハンドル4及び5はそれぞれグラスファイバー強化ナイロンの射出成型によって一体成形したものである。
また、ハンドル4の他端部の外側の押圧面7に、ハンドル4の長手方向に挿入口13及び挿入口14の開けられた割り22入りのC字状の指係止部15が設けられている。この指係止部15は親指が挿入されることを想定しているが、親指以外の指を想定する場合はハンドル4の揺動中心である軸線1に対して略平行な方向に挿入口13及び挿入口14を開けるのが好ましい。しかし、この指係止部15は円盤状部23がハンドル4の他端部に隙間嵌合され、ハンドル4の内側から円盤状部23が回動可能なようにネジ止めされているので、押圧面7に略垂直な軸線21を中心に回動可能であり、指の挿入方向を変更するのは容易である。
また、ハンドル5の他端部の外側の押圧面9にも、指係止部15と同様な指係止部18が軸線41を中心に回動可能に設けられているが、輪状であり割りは入っていない。
また、指係止部(15,18)を、弾力性に富んだポリプロピレン等の樹脂や、伸縮性に富んだゴム等で成形して、より指にフィットするようにしてもよい。
また、指係止部(15,18)を輪状、C字状、挿入口(13,16)又は挿入口(14,17)をふさいだキャップ形状等、適材適所で形状を選択して使用することが好ましい。
[First Embodiment]
In FIG. 1,
Further, a C-shaped
Further, a
In addition, the finger locking portions (15, 18) may be molded with a resin such as polypropylene having a high elasticity, rubber having a high elasticity, or the like so as to fit the finger more.
In addition, the finger locking portion (15, 18) is used in a suitable shape, such as a ring shape, a C-shape, a cap shape with the insertion port (13, 16) or the insertion port (14, 17) blocked. It is preferable.
また、ハンドル4及び5の一端部にそれぞれ設けられる軸線1及び2は同心である。
また、収納部6の一端部が軸線3を中心に揺動可能に支持されており、軸線3も軸線1及び2と同心であり、実際には軸線1、2及び3を中心とする軸ピン24がこれらの揺動中心軸として挿入されている。
しかし、ここで同心とした軸線が、公知の様々なステープラー、特に倍力機構や平行リンク等の機構を採用する場合に同心でないことが多いことは、当業者であれば明らかである。
Also, the
Further, one end of the storage portion 6 is supported so as to be swingable about the axis 3, and the axis 3 is also concentric with the
However, it will be apparent to those skilled in the art that the axes that are concentric here are often not concentric when using various known staplers, particularly mechanisms such as a booster mechanism and a parallel link.
また、先頭のステープル12及び最後尾のステープル20等から成るステープル集合体、及び収納部6のスライド片19は収納部6の溝に収納されており、ステープル20がスライド片19に付勢されることでステープル12は収納部6の他端部方向に付勢されている。
また、収納部6の他端部に設けられた押出し口11からステープル12を押出し可能な押刃8は、ハンドル4の他端部の内側に一部が埋め込まれた金属製の板である。
また、ステープル12の両端部が折れ曲がるように案内する溝が設けられた針受け部10は、ハンドル5の他端部の内側に一部が埋め込まれた金属製の部材である。
また、ステープル12を押出す前の待機状態において、押刃8及びステープル12が適度な間隔を保つ為の戻しバネや、押出し口11及び針受け部10が適度な間隔を保つ為の戻しバネを設けてもよい。
Further, the staple assembly including the leading
The
Further, the
Further, in a standby state before pushing out the staple 12, a return spring for keeping the
〔第2実施形態〕
図2及び3において、ハンドル4及び5、収納部6及び押刃部25はそれぞれ鉄板をプレス成型したものである。
また、ハンドル4の他端部の外側の押圧面7に、ハンドル4の長手方向に挿入口13及び14の開けられたゴム成型製の輪状の指係止部15が設けられている。
[Second Embodiment]
2 and 3, the
Further, on the
また、ハンドル4及び5の一端部にそれぞれ設けられる軸線1及び2は同心であり、ハンドル5の溝28内で移動可能な軸線1を中心とする円柱突起27は待機状態からステープル12を押出すまでの操作では溝28の一端付近にとどまり、ステープル(12,20)を補充する際は溝28の他端付近に移動する。
また、収納部6の一端部が軸線3を中心に揺動可能に支持されており、軸線3は軸線26と同心であり、実際には軸線3及び26を中心とする軸ピンがこれらの揺動中心軸として挿入され、ハンドル5上の軸線2に近接したところで支持されている。
Also, the
Further, one end of the storage portion 6 is supported so as to be swingable about the axis 3, the axis 3 is concentric with the
また、収納部6の他端部に設けられた押出し口11からステープル12を押出し可能な押刃8は、押刃部25の他端部に一体成型されている。
また、ステープル12の両端部が折れ曲がるように案内する溝が設けられた針受け部10は、ハンドル5の他端部の内側に一体成型されている。
また、ステープル12を押出す前の待機状態において、押刃8及びステープル12が適度な間隔を保つ為の戻しバネや、押出し口11及び針受け部10が適度な間隔を保つ為の戻しバネを設けてもよい。
Further, the
Further, the
Further, in a standby state before pushing out the staple 12, a return spring for keeping the
また、押圧部7からの押圧を押刃部25の押圧被伝達部34に伝える為のハンドル4の押圧伝達部33には凸形状が一体成型されており、直線37で押圧被伝達部34に線接触して摺動可能である。
Further, a convex shape is integrally formed in the
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、第2実施形態の押圧伝達部33及び押圧被伝達部34における伝達機構を図4及び5のようにしたのが大きな変更点であり、細かな変更点は当業者には明らかであるので記載は省略する。
[Third Embodiment]
In the third embodiment, the transmission mechanism in the
押圧部7からの押圧を押刃部25の押圧被伝達部34に伝える為のハンドル4の押圧伝達部33には軸線39を中心とする軸ピンが挿入されており、押圧被伝達部34には軸線40を中心とする軸ピンが挿入されている。また一端が軸線39を中心とする軸ピンに揺動可能に、他端が軸線40を中心とする軸ピンに揺動可能に支持されるリンク38を介して、押圧伝達部33から押圧被伝達部34に押圧が伝えられる。
A shaft pin centering on the
1,2,3,21,26,
39,40,41. 軸線
4,5. ハンドル
6. 収納部
7,9. 押圧面
8. 押刃
10. 針受け部
11. 押出し口
12,20. ステープル
13,14,16,17. 挿入口
15,18. 指係止部
19. スライド片
22. 割り
23,42. 円盤状部
24. 軸ピン
25. 押刃部
27. 円柱突起
28. 溝
29. 平面
30. 回転軌道
31,32,35,36. 点
33. 押圧伝達部
34. 押圧被伝達部
37. 直線
38. リンク
1,2,3,21,26,
39,40,41.
本発明は、紙等の薄い物を綴じる為のステープラーに関する。 The present invention relates to a stapler for binding thin objects such as paper.
紙等の薄い物を綴じる為のステープラーとしては、特許文献1から特許文献3のように操作ストローク量の増加を許容して操作力のピーク値を抑える、いわゆる倍力機構を用いて操作力を軽減するアイデアが知られている。
As a stapler for binding thin objects such as paper, the operation force is increased by using a so-called booster mechanism that allows an increase in the operation stroke amount and suppresses the peak value of the operation force as in
また、ステープラーにおいては、待機状態においてステープルを押出す押刃とステープルの間隔を保つ為の付勢力と、ステープルが押出される押出し口と押出されたステープルの両端部を受ける針受け部の間隔を保つ為の付勢力が必要とされてきた。これらの付勢力は2つの戻しバネによるものが多く、ステープラー摺動部の製造上のバラツキや経年劣化による摺動抵抗増加を見越して付勢力が設定されていると考えられる。
また、近年ユニバーサルデザインという考え方のもと、ステープラーにおいて操作力を軽減する為に、指が掛けられる一対のハンドルが離れる方向に付勢する付勢部材の付勢力が弱められる傾向にある。
Further, in the stapler, in the standby state, the pressing force for pushing the staples and the urging force for maintaining the distance between the staples, and the gap between the pushing port from which the staples are pushed out and the needle receiving part for receiving both ends of the pushed staples are set. An energizing force to keep it has been needed. These urging forces are mostly due to two return springs, and it is considered that the urging forces are set in anticipation of variations in manufacturing of the stapler sliding portion and an increase in sliding resistance due to aging.
In recent years, based on the idea of universal design, the biasing force of a biasing member that biases a pair of handles on which a finger is put away tends to be weakened in order to reduce the operating force in the stapler.
近年の製造精度向上や設計の工夫等によって、ステープルを押出す押刃とステープルの間隔を保つ為の付勢力と、ステープルが押出される押出し口と押出されたステープルの両端部を受ける針受け部の間隔を保つ為の付勢力を弱めることが可能になったが、特にストローク量の長い後者の付勢が弱められると、一対のハンドルを軽く握りステープルを押出す前の待機状態では、手からステープラーが滑り落ちそうになることがよくある。 Due to recent improvements in manufacturing accuracy, design innovations, etc., the urging force for maintaining the distance between the pushing blade that pushes the staple and the staple, the extrusion port from which the staple is pushed out, and the needle receiving portion that receives both ends of the pushed staple It is now possible to weaken the biasing force to maintain the interval between the two, but when the latter biasing, which has a long stroke, is weakened, it is difficult to grasp the pair of handles lightly and wait in the waiting state before pushing out the staples. Often the stapler is about to slip.
また、例えばステープラーに倍力機構を用いて、操作ストローク量の増加と引き換えにステープルを押出す際の操作力のピーク値を抑えた場合、前記付勢力が一対のハンドルを戻す力まで軽減されることが多く、これが手からステープラーが滑り落ちそうになる原因になるからといって単純に前記付勢力を強めると、増加された操作ストローク量と相まって必要な操作エネルギーが増加してしまい、操作者の負担が大きくなる。 For example, when a booster mechanism is used in the stapler to suppress the peak value of the operation force when pushing the staple in exchange for an increase in the operation stroke amount, the urging force is reduced to a force for returning the pair of handles. In many cases, this may cause the stapler to slip out of the hand. If the biasing force is simply increased, the required operation energy increases in combination with the increased operation stroke amount. The burden of.
本発明の実施形態図等を用いて以下に説明するが、これは本発明の内容をより把握しやすいようにする為で、添付の特許請求の範囲を縮小するものではない。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings and the like, but this is intended to make the contents of the present invention easier to understand, and does not reduce the scope of the appended claims.
発明1に係るステープラーは、例えば図1のように、
一端部が軸線1を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面7及び内側に押刃8を備えるハンドル4と、
一端部が軸線1に略平行且つ近接した軸線2を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面9及び内側に針受け部10を備えるハンドル5と、
一端部が軸線1に略平行且つ近接した軸線3を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口11を備え、ステープル(12,20)を収納可能で、ハンドル4及び5の間に配置される収納部6と、
押圧面7及び9の一方に設けられ、前記一方を備えるハンドル4又は5の長手方向に開けられて指を挿入可能な挿入口(13,14)を有する指係止部15と、
を具備し、
収納されたステープル12は押圧面7及び9を押圧することで押刃8に押出され、針受け部10は押出されたステープル12の両端部を受けて前記両端部を折り曲げるように案内する、ステープラーである。
The stapler according to the
One end is supported so as to be swingable about the
One end of the
One end is supported so as to be able to swing around an axis 3 that is substantially parallel to and close to the
A
Comprising
The stored
発明2に係るステープラーは、発明1のステープラーにおいて、例えば図1のように、
押圧面7及び9の他方に、指を挿入可能な挿入口(16,17)を有する指係止部18が設けられる、
ステープラーである。
The stapler according to the second aspect of the present invention is the stapler according to the first aspect of the present invention, for example, as shown in FIG.
On the other of the
It is a stapler.
発明3に係るステープラーは、例えば図2及び3、又は、図4及び5のように、
一端部が軸線1を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面7と、中間部に押圧伝達部33と、を備えるハンドル4と、
一端部が軸線1に略平行な軸線2を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面9及び内側に針受け部10を備えるハンドル5と、
一端部が軸線2に略平行且つ近接した軸線3を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口11を備え、ステープル(12,20)を収納可能で、ハンドル4及び5の間に配置される収納部6と、
一端部が軸線3に略平行且つ近接した軸線26を中心に揺動可能に支持され、他端部に押刃8と、中間部に押圧伝達部33から力を受ける押圧被伝達部34と、を備え、ハンドル4及び収納部6の間に配置される押刃部25と、
押圧面7及び9の一方に設けられ、前記一方を備えるハンドル4又は5の長手方向に開けられて指を挿入可能な挿入口(13,14)を有する指係止部15と、
を具備し、
収納されたステープル12は押圧面7及び9を押圧することで押刃8に押出され、針受け部10は押出されたステープル12の両端部を受けて前記両端部が曲がるように案内する、ステープラーである。
The stapler according to the invention 3 is, for example, as shown in FIGS. 2 and 3 or FIGS. 4 and 5,
One end is supported so as to be swingable about the
A
One end is supported to be swingable about an axis 3 that is substantially parallel to and close to the axis 2, the other end is provided with an
One end portion is supported so as to be able to swing around an
A
Comprising
The stored
発明4に係るステープラーは、発明3のステープラーにおいて、例えば図2及び3、又は、図4及び5のように、
軸線26方向から見た投影図において、押出し口11及び針受け部10の間が開いた図2又は4のような待機状態から、押出し口11及び針受け部10の間が閉じた図3又は5のような挟持状態までの、押刃8先端の回転軌道30上の点32から点36までの移動距離よりも、押圧面7を含む平面29の回転軌道30上の点31から点35までの移動距離の方が長い、ステープラーである。
The stapler according to the
3 or FIG. 3 in which the space between the
発明5に係るステープラーは、発明1から4のいずれかのステープラーにおいて、例えば図1、又は、図2及び3、又は、図4及び5のように、
軸線1及び2は同心であり、ハンドル4は軸線1を中心に揺動可能にハンドル5に支持される、ステープラーである。
The stapler according to the
The
さらに好ましい案1に係るステープラーは、発明1から5のいずれかのステープラーにおいて、例えば図1、又は、図4及び5のように、
指係止部15及び18の少なくとも一方は、選択された指係止部(15,18)が設けられる押圧面(7,9)に略垂直な軸線(21,41)を中心に回動可能に支持される、ステープラーである。
Further, the stapler according to the
At least one of the
以上のように本発明では、指を挿入することで指を係止可能な指係止部15が設けられるので、ステープラーの操作力を軽減する為に、例えば指が掛けられる一対のハンドル(4,5)が離れる方向に付勢する付勢部材を極端に弱める、又は使用しないというような方法をとっても、簡便な操作性を有し手から滑り落ちにくいステープラーを得ることができる。
As described above, in the present invention, since the
また、発明2では、本発明の効果に加えて、さらに手から滑り落ちにくく簡便なステープラーを得ることができる。 In addition, in the invention 2, in addition to the effects of the present invention, it is possible to obtain a simple stapler that is more difficult to slip from the hand.
また、発明4では、本発明の効果に加えて、操作エネルギーの軽減と上質な操作性を同時に得ることができる。
In addition, in the
また、案1では、本発明の効果に加えて、手の形状の個人差、ステープラーの握り方の違い、手のどの指を挿入するかによる違い、利き腕の違い、があっても理想的な挿入方向を有する指係止部(15,18)を得やすい。
In addition, in
〔第1実施形態〕
図1において、ハンドル4及び5はそれぞれグラスファイバー強化ナイロンの射出成型によって一体成形したものである。
また、ハンドル4の他端部の外側の押圧面7に、ハンドル4の長手方向に挿入口13及び挿入口14の開けられた割り22入りのC字状の指係止部15が設けられている。この指係止部15は親指が挿入されることを想定しているが、親指以外の指を想定する場合はハンドル4の揺動中心である軸線1に対して略平行な方向に挿入口13及び挿入口14を開けるのが好ましい。しかし、この指係止部15は円盤状部23がハンドル4の他端部に隙間嵌合され、ハンドル4の内側から円盤状部23が回動可能なようにネジ止めされているので、押圧面7に略垂直な軸線21を中心に回動可能であり、指の挿入方向を変更するのは容易である。
また、ハンドル5の他端部の外側の押圧面9にも、指係止部15と同様な指係止部18が軸線41を中心に回動可能に設けられているが、輪状であり割りは入っていない。
また、指係止部(15,18)を、弾力性に富んだポリプロピレン等の樹脂や、伸縮性に富んだゴム等で成形して、より指にフィットするようにしてもよい。
また、指係止部(15,18)を輪状、C字状、挿入口(13,16)又は挿入口(14,17)をふさいだキャップ形状等、適材適所で形状を選択して使用することが好ましい。
[First Embodiment]
In FIG. 1, handles 4 and 5 are each integrally molded by injection molding of glass fiber reinforced nylon.
Further, a C-shaped
Further, a
In addition, the finger locking portions (15, 18) may be molded with a resin such as polypropylene having a high elasticity, rubber having a high elasticity, or the like so as to fit the finger more.
In addition, the finger locking portion (15, 18) is used in a suitable shape, such as a ring shape, a C-shape, a cap shape with the insertion port (13, 16) or the insertion port (14, 17) blocked. It is preferable.
また、ハンドル4及び5の一端部にそれぞれ設けられる軸線1及び2は同心である。
また、収納部6の一端部が軸線3を中心に揺動可能に支持されており、軸線3も軸線1及び2と同心であり、実際には軸線1、2及び3を中心とする軸ピン24がこれらの揺動中心軸として挿入されている。
しかし、ここで同心とした軸線が、公知の様々なステープラー、特に倍力機構や平行リンク等の機構を採用する場合に同心でないことが多いことは、当業者であれば明らかである。
Also, the
Further, one end of the storage portion 6 is supported so as to be swingable about the axis 3, and the axis 3 is also concentric with the
However, it will be apparent to those skilled in the art that the axes that are concentric here are often not concentric when using various known staplers, particularly mechanisms such as a booster mechanism and a parallel link.
また、先頭のステープル12及び最後尾のステープル20等から成るステープル集合体、及び収納部6のスライド片19は収納部6の溝に収納されており、ステープル20がスライド片19に付勢されることでステープル12は収納部6の他端部方向に付勢されている。
また、収納部6の他端部に設けられた押出し口11からステープル12を押出し可能な押刃8は、ハンドル4の他端部の内側に一部が埋め込まれた金属製の板である。
また、ステープル12の両端部が折れ曲がるように案内する溝が設けられた針受け部10は、ハンドル5の他端部の内側に一部が埋め込まれた金属製の部材である。
また、ステープル12を押出す前の待機状態において、押刃8及びステープル12が適度な間隔を保つ為の戻しバネや、押出し口11及び針受け部10が適度な間隔を保つ為の戻しバネを設けてもよい。
Further, the staple assembly including the leading
The
Further, the
Further, in a standby state before pushing out the staple 12, a return spring for keeping the
〔第2実施形態〕
図2及び3において、ハンドル4及び5、収納部6及び押刃部25はそれぞれ鉄板をプレス成型したものである。
また、ハンドル4の他端部の外側の押圧面7に、ハンドル4の長手方向に挿入口13及び14の開けられたゴム成型製の輪状の指係止部15が設けられている。
[Second Embodiment]
2 and 3, the
Further, on the
また、ハンドル4及び5の一端部にそれぞれ設けられる軸線1及び2は同心であり、ハンドル5の溝28内で移動可能な軸線1を中心とする円柱突起27は待機状態からステープル12を押出すまでの操作では溝28の一端付近にとどまり、ステープル(12,20)を補充する際は溝28の他端付近に移動する。
また、収納部6の一端部が軸線3を中心に揺動可能に支持されており、軸線3は軸線26と同心であり、実際には軸線3及び26を中心とする軸ピンがこれらの揺動中心軸として挿入され、ハンドル5上の軸線2に近接したところで支持されている。
Also, the
Further, one end of the storage portion 6 is supported so as to be swingable about the axis 3, the axis 3 is concentric with the
また、収納部6の他端部に設けられた押出し口11からステープル12を押出し可能な押刃8は、押刃部25の他端部に一体成型されている。
また、ステープル12の両端部が折れ曲がるように案内する溝が設けられた針受け部10は、ハンドル5の他端部の内側に一体成型されている。
また、ステープル12を押出す前の待機状態において、押刃8及びステープル12が適度な間隔を保つ為の戻しバネや、押出し口11及び針受け部10が適度な間隔を保つ為の戻しバネを設けてもよい。
Further, the
Further, the
Further, in a standby state before pushing out the staple 12, a return spring for keeping the
また、押圧部7からの押圧を押刃部25の押圧被伝達部34に伝える為のハンドル4の押圧伝達部33には凸形状が一体成型されており、直線37で押圧被伝達部34に線接触して摺動可能である。
Further, a convex shape is integrally formed in the
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、第2実施形態の押圧伝達部33及び押圧被伝達部34における伝達機構を図4及び5のようにしたのが大きな変更点であり、細かな変更点は当業者には明らかであるので記載は省略する。
[Third Embodiment]
In the third embodiment, the transmission mechanism in the
押圧部7からの押圧を押刃部25の押圧被伝達部34に伝える為のハンドル4の押圧伝達部33には軸線39を中心とする軸ピンが挿入されており、押圧被伝達部34には軸線40を中心とする軸ピンが挿入されている。また一端が軸線39を中心とする軸ピンに揺動可能に、他端が軸線40を中心とする軸ピンに揺動可能に支持されるリンク38を介して、押圧伝達部33から押圧被伝達部34に押圧が伝えられる。
A shaft pin centering on the
1,2,3,21,26,
39,40,41. 軸線
4,5. ハンドル
6. 収納部
7,9. 押圧面
8. 押刃
10. 針受け部
11. 押出し口
12,20. ステープル
13,14,16,17. 挿入口
15,18. 指係止部
19. スライド片
22. 割り
23,42. 円盤状部
24. 軸ピン
25. 押刃部
27. 円柱突起
28. 溝
29. 平面
30. 回転軌道
31,32,35,36. 点
33. 押圧伝達部
34. 押圧被伝達部
37. 直線
38. リンク
1,2,3,21,26,
39,40,41.
本発明は、紙等の薄い物を綴じる為のステープラーに関する。 The present invention relates to a stapler for binding thin objects such as paper.
紙等の薄い物を綴じる為のステープラーとしては、特許文献1から特許文献3のように操作ストローク量の増加を許容して操作力のピーク値を抑える、いわゆる倍力機構を用いて操作力を軽減するアイデアが知られている。
As a stapler for binding thin objects such as paper, the operation force is increased by using a so-called booster mechanism that allows an increase in the operation stroke amount and suppresses the peak value of the operation force as in
また、ステープラーにおいては、待機状態においてステープルを押出す押刃とステープルの間隔を保つ為の付勢力と、ステープルが押出される押出し口と押出されたステープルの両端部を受ける針受け部の間隔を保つ為の付勢力が必要とされてきた。これらの付勢力は2つの戻しバネによるものが多く、ステープラー摺動部の製造上のバラツキや経年劣化による摺動抵抗増加を見越して付勢力が設定されていると考えられる。
また、近年ユニバーサルデザインという考え方のもと、ステープラーにおいて操作力を軽減する為に、指が掛けられる一対のハンドルが離れる方向に付勢する付勢部材の付勢力が弱められる傾向にある。
Further, in the stapler, in the standby state, the pressing force for pushing the staples and the urging force for maintaining the distance between the staples, and the gap between the pushing port from which the staples are pushed out and the needle receiving part for receiving both ends of the pushed staples are set. An energizing force to keep it has been needed. These urging forces are mostly due to two return springs, and it is considered that the urging forces are set in anticipation of variations in manufacturing of the stapler sliding portion and an increase in sliding resistance due to aging.
In recent years, based on the idea of universal design, the biasing force of a biasing member that biases a pair of handles on which a finger is put away tends to be weakened in order to reduce the operating force in the stapler.
近年の製造精度向上や設計の工夫等によって、ステープルを押出す押刃とステープルの間隔を保つ為の付勢力と、ステープルが押出される押出し口と押出されたステープルの両端部を受ける針受け部の間隔を保つ為の付勢力を弱めることが可能になったが、特にストローク量の長い後者の付勢が弱められると、一対のハンドルを軽く握りステープルを押出す前の待機状態では、手からステープラーが滑り落ちそうになることがよくある。 Due to recent improvements in manufacturing accuracy, design innovations, etc., the urging force for maintaining the distance between the pushing blade that pushes the staple and the staple, the extrusion port from which the staple is pushed out, and the needle receiving portion that receives both ends of the pushed staple It is now possible to weaken the biasing force to maintain the interval between the two, but when the latter biasing, which has a long stroke, is weakened, it is difficult to grasp the pair of handles lightly and wait in the waiting state before pushing out the staples. Often the stapler is about to slip.
また、例えばステープラーに倍力機構を用いて、操作ストローク量の増加と引き換えにステープルを押出す際の操作力のピーク値を抑えた場合、前記付勢力が一対のハンドルを戻す力まで軽減されることが多く、これが手からステープラーが滑り落ちそうになる原因になるからといって単純に前記付勢力を強めると、増加された操作ストローク量と相まって必要な操作エネルギーが増加してしまい、操作者の負担が大きくなる。 For example, when a booster mechanism is used in the stapler to suppress the peak value of the operation force when pushing the staple in exchange for an increase in the operation stroke amount, the urging force is reduced to a force for returning the pair of handles. In many cases, this may cause the stapler to slip out of the hand. If the biasing force is simply increased, the required operation energy increases in combination with the increased operation stroke amount. The burden of.
本発明の実施形態図等を用いて以下に説明するが、これは本発明の内容をより把握しやすいようにする為で、添付の特許請求の範囲を縮小するものではない。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings and the like, but this is intended to make the contents of the present invention easier to understand, and does not reduce the scope of the appended claims.
発明1に係るステープラーは、例えば図1のように、
一端部が軸線1を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面7及び内側に押刃8を備えるハンドル4と、
一端部が軸線1に略平行且つ近接した軸線2を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面9及び内側に針受け部10を備えるハンドル5と、
一端部が軸線1に略平行且つ近接した軸線3を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口11を備え、ステープル(12,20)を収納可能で、ハンドル4及び5の間に配置される収納部6と、
押圧面7及び9の一方に設けられ、前記一方に略垂直な軸線21を中心に回動可能に支持され、指を挿入可能な挿入口(13,14)を有する指係止部15と、
を具備し、
収納されたステープル12は押圧面7及び9を押圧することで押刃8に押出され、針受け部10は押出されたステープル12の両端部を受けて前記両端部を折り曲げるように案内する、ステープラーである。
The stapler according to the
One end is supported so as to be swingable about the
One end of the
One end is supported to be swingable about an axis 3 that is substantially parallel to and close to the
A
Comprising
The stored
発明2に係るステープラーは、発明1のステープラーにおいて、例えば図1のように、
押圧面7及び9の他方に、指を挿入可能な挿入口(16,17)を有する指係止部18が設けられる、
ステープラーである。
The stapler according to the second aspect of the present invention is the stapler according to the first aspect of the present invention, for example, as shown in FIG.
On the other of the
It is a stapler.
発明3に係るステープラーは、例えば図4及び5のように、
一端部が軸線1を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面7と、中間部に押圧伝達部33と、を備えるハンドル4と、
一端部が軸線1に略平行な軸線2を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に押圧面9及び内側に針受け部10を備えるハンドル5と、
一端部が軸線2に略平行且つ近接した軸線3を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口11を備え、ステープル(12,20)を収納可能で、ハンドル4及び5の間に配置される収納部6と、
一端部が軸線3に略平行且つ近接した軸線26を中心に揺動可能に支持され、他端部に押刃8と、中間部に押圧伝達部33から力を受ける押圧被伝達部34と、を備え、ハンドル4及び収納部6の間に配置される押刃部25と、
押圧面7及び9の一方に設けられ、前記一方に略垂直な軸線21を中心に回動可能に支持され、指を挿入可能な挿入口(13,14)を有する指係止部15と、
を具備し、
収納されたステープル12は押圧面7及び9を押圧することで押刃8に押出され、針受け部10は押出されたステープル12の両端部を受けて前記両端部が曲がるように案内する、ステープラーである。
The stapler according to the invention 3 is, for example, as shown in FIGS.
One end is supported so as to be swingable about the
A
One end is supported to be swingable about an axis 3 that is substantially parallel to and close to the axis 2, the other end is provided with an
One end portion is supported so as to be able to swing around an
A
Comprising
The stored
発明4に係るステープラーは、発明3のステープラーにおいて、例えば図4及び5のように、
軸線26方向から見た投影図において、押出し口11及び針受け部10の間が開いた図4のような待機状態から、押出し口11及び針受け部10の間が閉じた図5のような挟持状態までの、押刃8先端の回転軌道30上の点32から点36までの移動距離よりも、押圧面7を含む平面29の回転軌道30上の点31から点35までの移動距離の方が長い、ステープラーである。
The stapler according to the
In the projection viewed from the axial 26 direction, such as from the standby state shown in FIG. 4 that during the
発明5に係るステープラーは、発明1から4のいずれかのステープラーにおいて、例えば図1、又は、図4及び5のように、
軸線1及び2は同心であり、ハンドル4は軸線1を中心に揺動可能にハンドル5に支持される、ステープラーである。
The stapler according to the
The
以上のように本発明では、指を挿入することで指を係止可能な指係止部15が設けられるので、ステープラーの操作力を軽減する為に、例えば指が掛けられる一対のハンドル(4,5)が離れる方向に付勢する付勢部材を極端に弱める、又は使用しないというような方法をとっても、簡便な操作性を有し手から滑り落ちにくいステープラーを得ることができる。
また、手の形状の個人差、ステープラーの握り方の違い、手のどの指を挿入するかによる違い、利き腕の違い、があっても理想的な挿入方向を有する指係止部15を得やすい。
As described above, in the present invention, since the
In addition, it is easy to obtain a
また、発明2では、本発明の効果に加えて、さらに手から滑り落ちにくく簡便なステープラーを得ることができる。 In addition, in the invention 2, in addition to the effects of the present invention, it is possible to obtain a simple stapler that is more difficult to slip from the hand.
また、発明4では、本発明の効果に加えて、操作エネルギーの軽減と上質な操作性を同時に得ることができる。
In addition, in the
〔第1実施形態〕
図1において、ハンドル4及び5はそれぞれグラスファイバー強化ナイロンの射出成型によって一体成形したものである。
また、ハンドル4の他端部の外側の押圧面7に、ハンドル4の長手方向に挿入口13及び挿入口14の開けられた割り22入りのC字状の指係止部15が設けられている。この指係止部15は親指が挿入されることを想定しているが、親指以外の指を想定する場合はハンドル4の揺動中心である軸線1に対して略平行な方向に挿入口13及び挿入口14を開けるのが好ましい。しかし、この指係止部15は円盤状部23がハンドル4の他端部に隙間嵌合され、ハンドル4の内側から円盤状部23が回動可能なようにネジ止めされているので、押圧面7に略垂直な軸線21を中心に回動可能であり、指の挿入方向を変更するのは容易である。
また、ハンドル5の他端部の外側の押圧面9にも、指係止部15と同様な指係止部18が軸線41を中心に回動可能に設けられているが、輪状であり割りは入っていない。
また、指係止部(15,18)を、弾力性に富んだポリプロピレン等の樹脂や、伸縮性に富んだゴム等で成形して、より指にフィットするようにしてもよい。
また、指係止部(15,18)を輪状、C字状、挿入口(13,16)又は挿入口(14,17)をふさいだキャップ形状等、適材適所で形状を選択して使用することが好ましい。
[First Embodiment]
In FIG. 1, handles 4 and 5 are each integrally molded by injection molding of glass fiber reinforced nylon.
Further, a C-shaped
Further, a
In addition, the finger locking portions (15, 18) may be molded with a resin such as polypropylene having a high elasticity, rubber having a high elasticity, or the like so as to fit the finger more.
In addition, the finger locking portion (15, 18) is used in a suitable shape, such as a ring shape, a C-shape, a cap shape with the insertion port (13, 16) or the insertion port (14, 17) blocked. It is preferable.
また、ハンドル4及び5の一端部にそれぞれ設けられる軸線1及び2は同心である。
また、収納部6の一端部が軸線3を中心に揺動可能に支持されており、軸線3も軸線1及び2と同心であり、実際には軸線1、2及び3を中心とする軸ピン24がこれらの揺動中心軸として挿入されている。
しかし、ここで同心とした軸線が、公知の様々なステープラー、特に倍力機構や平行リンク等の機構を採用する場合に同心でないことが多いことは、当業者であれば明らかである。
Also, the
Further, one end of the storage portion 6 is supported so as to be swingable about the axis 3, and the axis 3 is also concentric with the
However, it will be apparent to those skilled in the art that the axes that are concentric here are often not concentric when using various known staplers, particularly mechanisms such as a booster mechanism and a parallel link.
また、先頭のステープル12及び最後尾のステープル20等から成るステープル集合体、及び収納部6のスライド片19は収納部6の溝に収納されており、ステープル20がスライド片19に付勢されることでステープル12は収納部6の他端部方向に付勢されている。
また、収納部6の他端部に設けられた押出し口11からステープル12を押出し可能な押刃8は、ハンドル4の他端部の内側に一部が埋め込まれた金属製の板である。
また、ステープル12の両端部が折れ曲がるように案内する溝が設けられた針受け部10は、ハンドル5の他端部の内側に一部が埋め込まれた金属製の部材である。
また、ステープル12を押出す前の待機状態において、押刃8及びステープル12が適度な間隔を保つ為の戻しバネや、押出し口11及び針受け部10が適度な間隔を保つ為の戻しバネを設けてもよい。
Further, the staple assembly including the leading
The
Further, the
Further, in a standby state before pushing out the staple 12, a return spring for keeping the
〔第1参考例〕
図2及び3において、ハンドル4及び5、収納部6及び押刃部25はそれぞれ鉄板をプレス成型したものである。
また、ハンドル4の他端部の外側の押圧面7に、ハンドル4の長手方向に挿入口13及び14の開けられたゴム成型製の輪状の指係止部15が設けられている。
[ First Reference Example ]
2 and 3, the
Further, on the
また、ハンドル4及び5の一端部にそれぞれ設けられる軸線1及び2は同心であり、ハンドル5の溝28内で移動可能な軸線1を中心とする円柱突起27は待機状態からステープル12を押出すまでの操作では溝28の一端付近にとどまり、ステープル(12,20)を補充する際は溝28の他端付近に移動する。
また、収納部6の一端部が軸線3を中心に揺動可能に支持されており、軸線3は軸線26と同心であり、実際には軸線3及び26を中心とする軸ピンがこれらの揺動中心軸として挿入され、ハンドル5上の軸線2に近接したところで支持されている。
Also, the
Further, one end of the storage portion 6 is supported so as to be swingable about the axis 3, the axis 3 is concentric with the
また、収納部6の他端部に設けられた押出し口11からステープル12を押出し可能な押刃8は、押刃部25の他端部に一体成型されている。
また、ステープル12の両端部が折れ曲がるように案内する溝が設けられた針受け部10は、ハンドル5の他端部の内側に一体成型されている。
また、ステープル12を押出す前の待機状態において、押刃8及びステープル12が適度な間隔を保つ為の戻しバネや、押出し口11及び針受け部10が適度な間隔を保つ為の戻しバネを設けてもよい。
Further, the
Further, the
Further, in a standby state before pushing out the staple 12, a return spring for keeping the
また、押圧部7からの押圧を押刃部25の押圧被伝達部34に伝える為のハンドル4の押圧伝達部33には凸形状が一体成型されており、直線37で押圧被伝達部34に線接触して摺動可能である。
Further, a convex shape is integrally formed in the
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、第1参考例の押圧伝達部33及び押圧被伝達部34における伝達機構を図4及び5のようにしたのが大きな変更点であり、細かな変更点は当業者には明らかであるので記載は省略する。
[ Second Embodiment]
In the second embodiment, the transmission mechanism in the
押圧部7からの押圧を押刃部25の押圧被伝達部34に伝える為のハンドル4の押圧伝達部33には軸線39を中心とする軸ピンが挿入されており、押圧被伝達部34には軸線40を中心とする軸ピンが挿入されている。また一端が軸線39を中心とする軸ピンに揺動可能に、他端が軸線40を中心とする軸ピンに揺動可能に支持されるリンク38を介して、押圧伝達部33から押圧被伝達部34に押圧が伝えられる。
A shaft pin centered on the
1,2,3,21,26,
39,40,41. 軸線
4,5. ハンドル
6. 収納部
7,9. 押圧面
8. 押刃
10. 針受け部
11. 押出し口
12,20. ステープル
13,14,16,17. 挿入口
15,18. 指係止部
19. スライド片
22. 割り
23,42. 円盤状部
24. 軸ピン
25. 押刃部
27. 円柱突起
28. 溝
29. 平面
30. 回転軌道
31,32,35,36. 点
33. 押圧伝達部
34. 押圧被伝達部
37. 直線
38. リンク
1,2,3,21,26,
39,40,41.
Claims (5)
一端部が前記第1軸線に略平行且つ近接した第2軸線を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に第2押圧面及び内側に針受け部を備える第2ハンドルと、
一端部が前記第1軸線に略平行且つ近接した第3軸線を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口を備え、ステープルを収納可能で、前記第1ハンドル及び前記第2ハンドルの間に配置される収納部と、
前記第1押圧面及び前記第2押圧面の少なくとも一方に設けられ、指を挿入可能な挿入口を有する指係止部と、
を具備し、
収納された前記ステープルは前記第1押圧面及び前記第2押圧面を押圧することで前記押刃に押出され、前記針受け部は押出された前記ステープルの両端部を受けて前記両端部を折り曲げるように案内する、ステープラー。 A first handle having one end supported so as to be swingable about a first axis, a first pressing surface on the outside of the other end and a pressing blade on the inside;
A second handle having one end supported pivotably about a second axis substantially parallel to and close to the first axis, a second pressing surface on the outside of the other end, and a needle receiving portion on the inside;
One end of the first handle and the second handle are supported so as to be swingable about a third axis that is substantially parallel to and close to the first axis, and has an extrusion port at the other end so that staples can be stored. A storage unit arranged between
A finger locking portion provided on at least one of the first pressing surface and the second pressing surface, and having an insertion port into which a finger can be inserted;
Comprising
The stored staple is pushed onto the pressing blade by pressing the first pressing surface and the second pressing surface, and the needle receiving portion receives both ends of the extruded staple and bends the both ends. To guide the stapler.
請求項1に記載のステープラー。 The finger locking portion is provided on both the first pressing surface and the second pressing surface.
The stapler according to claim 1.
一端部が前記第1軸線に略平行な第2軸線を中心に揺動可能に支持され、他端部の外側に第2押圧面及び内側に針受け部を備える第2ハンドルと、
一端部が前記第2軸線に略平行且つ近接した第3軸線を中心に揺動可能に支持され、他端部に押出し口を備え、ステープルを収納可能で、前記第1ハンドル及び前記第2ハンドルの間に配置される収納部と、
一端部が前記第3軸線に略平行且つ近接した第4軸線を中心に揺動可能に支持され、他端部に押刃と、中間部に前記押圧伝達部から力を受ける押圧被伝達部と、を備え、前記第1ハンドル及び前記収納部の間に配置される押刃部と、
前記第1押圧面及び前記第2押圧面の少なくとも一方に設けられ、指を挿入可能な挿入口を有する指係止部と、
を具備し、
収納された前記ステープルは前記第1押圧面及び前記第2押圧面を押圧することで前記押刃に押出され、前記針受け部は押出された前記ステープルの両端部を受けて前記両端部が曲がるように案内する、ステープラー。 A first handle having a first end supported so as to be swingable about a first axis, a first pressing surface on the outside of the other end, and a pressing transmission portion on an intermediate portion;
A second handle having one end portion supported so as to be swingable about a second axis substantially parallel to the first axis, a second pressing surface outside the other end portion, and a needle receiving portion inside.
One end of the first handle and the second handle are supported so as to be swingable about a third axis that is substantially parallel to and close to the second axis, the other end includes an extrusion port, and can store staples. A storage unit arranged between
One end portion is supported so as to be swingable about a fourth axis that is substantially parallel to and close to the third axis, a pressing blade at the other end, and a pressed transmission portion that receives a force from the pressing transmission portion at an intermediate portion And a pressing blade portion disposed between the first handle and the storage portion,
A finger locking portion provided on at least one of the first pressing surface and the second pressing surface, and having an insertion port into which a finger can be inserted;
Comprising
The stored staple is pushed onto the pressing blade by pressing the first pressing surface and the second pressing surface, and the needle receiving portion receives both ends of the pushed staple and the both ends are bent. To guide the stapler.
請求項3に記載のステープラー。 In the projection view seen from the fourth axis direction, the pressing blade from a standby state in which the space between the extrusion port and the needle receiving portion is open to a clamping state in which the space between the extrusion port and the needle receiving portion is closed The moving distance on the rotating orbit of the plane including the first pressing surface is longer than the moving distance on the rotating orbit of the tip.
The stapler according to claim 3.
請求項1から請求項4のいずれかに記載のステープラー。 The first axis and the second axis are concentric, and the first handle is supported by the second handle so as to be swingable about the first axis.
The stapler according to any one of claims 1 to 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007002912A JP2007144619A (en) | 2006-12-03 | 2007-01-10 | Stapler |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP2006326392 | 2006-12-03 | ||
JP2006326392 | 2006-12-03 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007144619A true JP2007144619A (en) | 2007-06-14 |
Family
ID=38206622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011161575A (en) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Plus Corp | Stapler |
-
2007
- 2007-01-10 JP JP2007002912A patent/JP2007144619A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011161575A (en) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Plus Corp | Stapler |
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