JP2007143815A - 血液浄化装置及び血液浄化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】浄化処理または除水する血液処理手段と、ΔBV(循環血液量変化率)を経時的に測定する第1測定手段6と、除水速度を制御する制御手段9と、患者の脈拍または血圧を経時的に測定する第2測定手段7とを具備した血液透析装置であって、任意速度で除水を行う第1期間の治療と、ΔBVが所定値となるよう除水を行う第2期間の治療とを行うとともに、測定された脈拍または血圧が設定値(α)に到達したことを条件として、当該第1期間の治療条件から第2期間の治療条件へ移行させるよう制御手段9による制御がなされるものである。
【選択図】図2
Description
上述のように、循環血液量(循環血液量変化率)の低下は、血圧の低下と強い関連があるものの、必ずしも相関するわけではなく、例えば自律神経機能の異常、酢酸不耐性、透析膜の生体不適合、或いは心機能障害等により生じることもあることから、当該循環血液量(循環血液量変化率)のみを指標とした従来の血液浄化装置においては、患者の血圧低下を確実に防止するのには不十分であるという問題があった。
本実施形態に係る血液浄化装置は、透析治療を施すための血液透析装置に適用されたものであり、例えば図1及び図2に示すように、体外循環する患者の血液に対して浄化処理または除水する血液処理手段と、患者の血液の状態を示す血液パラメータを経時的に測定する第1測定手段6と、除水速度を制御する制御手段9と、患者の生体パラメータを経時的に測定する第2測定手段7とから主に構成されている。
まず、測定区間における循環血液量の変化量を、(患者の体重×血液循環量の体重比×測定区間における起点のΔBVと現時点のΔBVの変化量)なる演算式にて求め、この求められた循環血液量の変化量と測定区間の除水量とから血漿再充填速度(PRR)を求める。すなわち、血漿再充填速度(PRR)は、PRR=(測定区間の除水量+上記の如く求められた循環血液量の変化量)/(測定区間の時間)なる演算式にて求めることができる。尚、血液循環量の体重比は、一般に1/13とされるが、医師等医療従事者による判断にて任意設定することができる。
1a 動脈側血液回路
1b 静脈側血液回路
2 ダイアライザ
3 血液ポンプ
4 動脈側ドリップチャンバ
5 静脈側ドリップチャンバ
6 第1測定手段
7 第2測定手段
8 透析装置本体
9 制御手段
10 複式ポンプ
11 除水ポンプ
12 算出手段
13 入力手段
Claims (18)
- 体外循環する患者の血液に対して浄化処理または除水する血液処理手段と、
当該患者の血液の状態を示す血液パラメータを経時的に測定する第1測定手段と、
除水速度を制御する制御手段と、
患者の生体パラメータを経時的に測定する第2測定手段と、
を具備した血液浄化装置であって、
任意速度で除水を行う第1期間の治療と、
前記第1測定手段で測定される血液パラメータが所定値になるよう除水を行う第2期間の治療と、
を行うとともに、前記第2測定手段にて測定された生体パラメータが設定値に到達したことを条件として、当該第1期間の治療条件から第2期間の治療条件へ移行させるよう前記制御手段による制御がなされることを特徴とする血液浄化装置。 - 前記設定値は、予め患者毎に把握された生体パラメータの許容限界値近傍であることを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
- 前記第2測定手段は、測定された生体パラメータ、または前記血液処理手段による除水速度に基づき、測定間隔が可変とされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置。
- 前記第1期間の治療は、目標除水量を治療時間で除した平均除水速度の所定値倍の高速で除水が行われることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記第1測定手段により測定された血液パラメータに基づいて血漿再充填速度を算出する算出手段を具備するとともに、前記第2期間の治療は当該算出手段で算出された血漿再充填速度に基づき除水速度が設定されることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記第2期間の治療は、前記第1測定手段による血液パラメータの測定時点における目標値と測定値との差に基づき、前記制御手段によるフィードバック制御が行われることを特徴とする請求項5に記載の血液浄化装置。
- 前記第2期間の治療は、前記第2測定手段で測定された生体パラメータに基づき前記所定値が可変とされたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 患者の治療状況が一時的に変化するイベント情報を入力し得る入力手段を具備するとともに、イベント時には前記制御手段による制御を当該イベントの内容に基づき可変とすることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記血液パラメータは、血液の濃度から導き出される循環血液量変化率であることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 体外循環する患者の血液に対して浄化処理または除水する血液処理手段と、当該患者の血液の状態を示す血液パラメータを経時的に測定する第1測定手段と、除水速度を制御する制御手段と、患者の生体パラメータを経時的に測定する第2測定手段とを具備した血液浄化装置によって治療する血液浄化方法であって、
任意速度で除水を行う第1期間の治療と、
前記第1測定手段で測定される血液パラメータが所定値になるよう除水を行う第2期間の治療と、
が行われるとともに、前記第2測定手段にて測定された生体パラメータが設定値に到達したことを条件として、当該第1期間の治療条件から第2期間の治療条件へ移行させるよう前記制御手段による制御がなされることを特徴とする血液浄化方法。 - 前記設定値は、予め患者毎に把握された生体パラメータの許容限界値近傍であることを特徴とする請求項10記載の血液浄化方法。
- 前記第2測定手段は、測定された生体パラメータ、または前記血液処理手段による除水速度に基づき、測定間隔が可変とされたことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の血液浄化方法。
- 前記第1期間の治療は、目標除水量を治療時間で除した平均除水速度の所定値倍の高速で除水が行われることを特徴とする請求項10〜請求項12の何れか1つに記載の血液浄化方法。
- 前記第1測定手段により測定された血液パラメータに基づいて血漿再充填速度を算出するとともに、前記第2期間の治療は算出された血漿再充填速度に基づき除水速度が設定されることを特徴とする請求項10〜請求項13の何れか1つに記載の血液浄化方法。
- 前記第2期間の治療は、前記第1測定手段による血液パラメータの測定時点における目標値と測定値との差に基づき、前記制御手段によるフィードバック制御が行われることを特徴とする請求項14に記載の血液浄化方法。
- 前記第2期間の治療は、前記第2測定手段で測定された生体パラメータに基づき前記所定値が可変とされたことを特徴とする請求項10〜請求項15の何れか1つに記載の血液浄化方法。
- 患者の治療状況が一時的に変化するイベント時には前記制御手段による制御を当該イベントの内容に基づき可変とすることを特徴とする請求項10〜請求項16の何れか1つに記載の血液浄化方法。
- 前記血液パラメータは、血液の濃度から導き出される循環血液量変化率であることを特徴とする請求項10〜請求項17の何れか1つに記載の血液浄化方法。
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