JP2007141386A - Recording disk cartridge - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、記録ディスクカートリッジに関し、より詳しくは記録ディスクメディアと、記録ディスクメディアを収容するカートリッジケースとを備える記録ディスクカートリッジに関する。 The present invention relates to a recording disk cartridge, and more particularly to a recording disk cartridge including a recording disk medium and a cartridge case for storing the recording disk medium.
従来、ポリエステルシート等からなる円盤状の支持体の両面に磁性層を形成したフレキシブルな磁気ディスクメディアや、光記録ディスクメディア、相変化ディスクメディア等の記録ディスクメディアをカートリッジケースに収容した記録ディスクカートリッジが知られている。これらの記録ディスクメディアは、年々、高密度記録化されており、その記録トラック幅はより狭くなってきていると共にその記録長はより短くなってきている。 Conventionally, a recording disk cartridge in which a recording disk medium such as a flexible magnetic disk medium in which a magnetic layer is formed on both sides of a disk-shaped support made of a polyester sheet, an optical recording disk medium, a phase change disk medium, etc. is housed in a cartridge case It has been known. These recording disk media have been recorded with high density year by year, and the recording track width has become narrower and the recording length has become shorter.
従来の記録ディスクカートリッジとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1に記載の記録ディスクカートリッジ800は、図6(a)及び(b)に示すように、カートリッジケース810と、このカートリッジケース810の内部に回動可能に配置されたロータリシャッタ820と、このロータリシャッタ820の内部に回転自在に配置された記録ディスクメディア830と、を主に備えている。そして、ロータリシャッタ820の底面には、図6(b)に示すように、カートリッジケース810の底面に形成された溝814から外部へ突出する開閉駆動用突起822が設けられており、この開閉駆動用突起822を溝814に沿って外部から操作することで、カートリッジケース810に対してロータリシャッタ820が回動するようになっている。詳しくは、この開閉駆動用突起822は、図7(a)に示すように、記録ディスクカートリッジ800が専用のドライブ装置900に挿入されていく際に、ドライブ装置900の開口部周りの壁902で係止されるようになっている。そして、この壁902で開閉駆動用突起822が係止されてから、さらに記録ディスクカートリッジ800がドライブ装置900内へ挿入されていくと、図7(b)に示すように、内部へ移動していくカートリッジケース810の溝814に沿って、壁902で係止されている開閉駆動用突起822が相対移動して、ロータリシャッタ820がカートリッジケース810に対して相対的に回動するようになっている。
As a conventional recording disk cartridge, for example, the one described in
As shown in FIGS. 6A and 6B, a
また、図6(b)に示すように、かかる記録ディスクカートリッジ800では、前記したようにロータリシャッタ820が回動してロータリシャッタ820の切欠821とカートリッジケース810のアクセス用開口部813とが一致すると、記録ディスクメディア830が外部に露出するようになっている。そして、このようなロータリシャッタ820を備えた記録ディスクカートリッジ800内の適所には、非使用時において記録ディスクメディア830が外部に露出しないように、ロータリシャッタ820の回動を規制するロック部材840が設けられている。
As shown in FIG. 6B, in the
ロック部材840は、図7(a)に示すように、ピボット841を中心に揺動自在に支持される本体842と、この本体842の一端に形成され、かつ、ロータリシャッタ820の側壁に形成される係合孔823に係合する係合部843と、この係合部843を常時ロータリシャッタ820側に付勢するばね部844と、を備え、その本体842の他端部845がカートリッジケース810の側壁811に形成される孔から外部へ露出するように構成されている。そして、このロック部材840は、その係合部843がロータリシャッタ820の係合孔823に係合することでロータリシャッタ820の回動を規制し、その他端部845がカートリッジケース810内に押し込まれることで、係合孔823から係合部843を離反させてロータリシャッタ820の回動を許容するようになっている。
As shown in FIG. 7A, the
このような記録ディスクカートリッジ800では、図7(a)に示すように、挿入時においてロック部材840の他端部845とドライブ装置900のロック解除部材(凸状部901)とが係合することで、ロック部材840によるロックが解除されると共に、ロータリシャッタ820の開閉駆動用突起822がドライブ装置900の開口部周りの壁902に係合することで、ロータリシャッタ820の回動が開始される。ここで、前記した凸状部901は、ドライブ装置900の側壁から内側に向かって先細りとなる台形形状に形成されており、その斜面によってケース外に突出するロック部材840の他端部845をケース内に押し込むようになっている。そして、その後、さらに記録ディスクカートリッジ800を押し込んでいくと、図7(b)に示すように、ロック部材840の他端部845がドライブ装置900の凸状部901から外れることで、ばね部844によってロック部材840の係合部843がロータリシャッタ820側に押圧されることとなる。このとき、ロータリシャッタ820の回動によってその係合孔823がロック部材840の係合部843の軌道から外れた位置まで移動しているので、この係合部843は、回動するロータリシャッタ820の側壁に摺接するようになっている。
しかしながら、前記した技術では、記録ディスクカートリッジ800の挿入時又は取出時において、ロック部材840の係合部843とロータリシャッタ820の側壁とが摺接するので、その摺接による削りカスが発生し、それが記録ディスクメディア830に付着すると記録再生が良好に行われないおそれがあった。
However, in the technique described above, when the
そこで、本発明は、ロック部材とロータリシャッタとの摺接を防止することができる記録ディスクカートリッジを提供することを課題とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a recording disk cartridge that can prevent sliding contact between a lock member and a rotary shutter.
前記した課題を解決するため、本発明は、記録ディスクメディアを収容すると共に、この記録ディスクメディアを外部に臨ませるケース開口を有するカートリッジケースと、前記記録ディスクメディアと前記カートリッジケースとの間で回動することで、前記ケース開口を開閉するロータリシャッタと、このロータリシャッタに形成された係合部と係合又は離脱することで、前記ロータリシャッタの回動を規制又は許容するロック機構と、を備えた記録ディスクカートリッジであって、前記ロック機構は、円弧状に形成される弓状弾性体と、ロック位置と非ロック位置との間を揺動するように構成されると共に、前記弓状弾性体の一端部を押し引き自在に支持し、かつ、その先端が前記カートリッジケースの周壁に形成されるロック機構用切欠を介してドライブ装置のシャッターロック操作部材と係合する剛性体と、前記弓状弾性体の外周部を支持する外周側支持体と、この外周側支持体から前記弓状弾性体の他端部側にずれて配置されると共に、前記弓状弾性体の内周部を支持する内周側支持体と、を備え、前記剛性体は、前記ロック位置に位置するときに、円弧状となっている前記弓状弾性体の他端部を前記ロータリシャッタの係合部に係合させ、前記ロック位置から前記非ロック位置に移動するときに、前記外周側支持体と前記内周側支持体との間で前記弓状弾性体を真っ直ぐ伸ばすように変形させることで、前記弓状弾性体の他端部を前記ロータリシャッタの係合部から離脱させ、前記非ロック位置に位置するときに、前記剛性体、前記外周側支持体及び前記内周側支持体によって前記弓状弾性体を支持することで、前記弓状弾性体を戻り変形不能に保持するように構成されることを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention accommodates a recording disk medium, and has a cartridge case having a case opening for exposing the recording disk medium to the outside, and a rotation between the recording disk medium and the cartridge case. A rotary shutter that opens and closes the case opening, and a lock mechanism that restricts or permits rotation of the rotary shutter by engaging or disengaging with an engaging portion formed on the rotary shutter. The recording disk cartridge is provided, wherein the lock mechanism is configured to swing between an arcuate elastic body formed in an arc shape and a locked position and an unlocked position, and the arcuate elastic body A lock mechanism cut-off that supports one end of the body so that it can be pushed and pulled, and whose tip is formed on the peripheral wall of the cartridge case. A rigid body that engages with the shutter lock operating member of the drive device via the outer periphery, an outer peripheral support that supports the outer peripheral portion of the arched elastic body, and the other end of the arched elastic body from the outer peripheral support And an inner peripheral side support that supports an inner peripheral part of the arcuate elastic body, and the rigid body has an arc shape when positioned at the lock position. When the other end of the arched elastic body is engaged with the engaging portion of the rotary shutter and moved from the locked position to the unlocked position, the outer peripheral support and the inner peripheral support The arcuate elastic body is deformed so as to extend straight, so that the other end of the arcuate elastic body is detached from the engaging part of the rotary shutter, and when it is positioned in the unlocked position, Rigid body, outer peripheral support and inner peripheral support Therefore, by supporting the arch-shaped elastic body, characterized in that it is configured to hold the non deformed back the bow-like elastic body.
このような記録ディスクカートリッジによれば、非使用時においては、剛性体がロック位置に位置することにより、円弧状となっている弓状弾性体の他端部がロータリシャッタの係合部に係合されて、ロータリシャッタの回動が規制されている。また、ドライブ装置に記録ディスクカートリッジを挿入するときには、ドライブ装置のシャッターロック操作部材と剛性体の先端が係合することで、剛性体がロック位置から非ロック位置へと移動して、弓状弾性体の他端部がロータリシャッタの係合部から離脱される。そして、剛性体が非ロック位置まで移動すると、剛性体、外周側支持体及び内周側支持体によって弓状弾性体が戻り変形不能に保持されることとなる。そのため、その後、さらに記録ディスクカートリッジをドライブ装置内に押し込んでいって、シャッターロック操作部材と剛性体の先端との係合が解除されたとしても、剛性体が弓状弾性体の戻り変形によりロック位置に戻ることがない。これにより、弓状弾性体の他端部がロータリシャッタから離反された状態に維持されるので、弓状弾性体(ロック部材)とロータリシャッタとの摺接を防止することができる。 According to such a recording disk cartridge, when the recording disk cartridge is not in use, the rigid body is positioned at the lock position, so that the other end of the arcuate elastic body having an arc shape is engaged with the engaging portion of the rotary shutter. In combination, the rotation of the rotary shutter is restricted. When inserting the recording disk cartridge into the drive device, the shutter lock operating member of the drive device and the tip of the rigid body engage with each other, so that the rigid body moves from the locked position to the unlocked position, resulting in an arcuate elasticity. The other end of the body is disengaged from the engaging portion of the rotary shutter. When the rigid body moves to the unlocked position, the arcuate elastic body is returned and held in an indestructible manner by the rigid body, the outer peripheral support and the inner peripheral support. Therefore, even if the recording disk cartridge is further pushed into the drive device after that and the engagement between the shutter lock operating member and the distal end of the rigid body is released, the rigid body is locked by the return deformation of the arcuate elastic body. Never return to position. As a result, the other end of the arcuate elastic body is maintained in a state of being separated from the rotary shutter, so that sliding contact between the arcuate elastic body (lock member) and the rotary shutter can be prevented.
また、本発明は、前記弓状弾性体の一端部が、外周部側へ屈曲形成されていてもよい。
これによれば、屈曲形成により略V字状に形成される部分で、剛性体を常時ロック位置に強く保持しておくことができる。すなわち、記録ディスクカートリッジの非使用時において、剛性体にものが誤って引っ掛かった場合であっても、屈曲形成部による付勢力によって剛性体が揺動しづらくなっているので、ロータリシャッタの誤ったロック解除を抑制することができる。
In the present invention, one end of the bow-shaped elastic body may be bent toward the outer peripheral side.
According to this, the rigid body can be strongly held at the locked position at all times by the portion formed in the substantially V shape by the bending. That is, even when the recording disk cartridge is not used, even if the object is caught by mistake on the rigid body, the rigid body is difficult to swing due to the urging force of the bending portion. Unlocking can be suppressed.
本発明によれば、非ロック位置において弓状弾性体が戻り変形不能に保持されることで、弓状弾性体の他端部がロータリシャッタから離反された状態に維持されるので、弓状弾性体(ロック部材)とロータリシャッタとの摺接を防止することができる。 According to the present invention, the arcuate elastic body is held in the non-locking position so as not to return and deform, so that the other end of the arcuate elastic body is kept away from the rotary shutter. The sliding contact between the body (lock member) and the rotary shutter can be prevented.
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、本実施形態に係る記録ディスクカートリッジを示す斜視図であり、(a)は前方斜め上方からみた図、(b)は後方斜め下方からみた図をそれぞれ示している。図2は、本実施形態に係る記録ディスクカートリッジの分解斜視図である。
なお、本実施形態において方向を説明する場合は、図1に示す前、後、右、左、上、下、を基準として説明する。
The best mode for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
In the drawings to be referred to, FIG. 1 is a perspective view showing a recording disk cartridge according to the present embodiment, (a) is a view seen from the upper front and (b) is a view seen from the lower rear. . FIG. 2 is an exploded perspective view of the recording disk cartridge according to the present embodiment.
In addition, when describing a direction in this embodiment, it demonstrates on the basis of front, back, right, left, upper, and lower shown in FIG.
≪記録ディスクカートリッジ1の構成≫
本実施形態に係る記録ディスクカートリッジ1は、図1及び図2に示すように、カートリッジケース10と、このカートリッジケース10の内部に回動可能に配置されたロータリシャッタ20と、このロータリシャッタ20の内部に回転自在に配置された記録ディスクメディア30と、カートリッジケース10の内部であってロータリシャッタ20の下方に配置されたハブ孔シャッタ40と、ロータリシャッタ20の回動を規制又は許容するロック機構70と、を主に備えている。そして、このような記録ディスクカートリッジ1は、専用のドライブ装置D(図4参照)に、その前側から挿入されて使用される。
<< Configuration of
As shown in FIGS. 1 and 2, the
<カートリッジケース10>
カートリッジケース10は、図1に示すように、記録ディスクメディア30を収容するための厚さの薄い箱状体である。そして、カートリッジケース10は、前端部10aが平面視で円弧(アーチ)状に形成されると共に、後端部10b、右端部10c及び左端部10dが平面視で略直線状に形成されている。なお、後端部10bの中間部は、その両側に比してやや後側に膨らんでおり、記録ディスクカートリッジ1をドライブ装置Dから取り出す際に把持し易くなっている(図4参照)。
<
As shown in FIG. 1, the
また、カートリッジケース10は、その内部に収容された記録ディスクメディア30を外部に臨ませるための、平面視でくさび形(中心角が略90°の略扇形)に切り欠かれたアクセス用開口部101(ケース開口)を有している。なお、このアクセス用開口部101は、ドライブ装置DのスイングアームSA(図4参照)の動作に干渉しない形状となっている。
The
このようなカートリッジケース10は、図2に示すように、互いに対向して配置される金属製の上シェル11及び下シェル12と、この上シェル11及び下シェル12の間に介在した合成樹脂製のフレーム部材13と、を備えて構成されている。
As shown in FIG. 2, the
[上シェル11、下シェル12]
上シェル11は、主に、カートリッジケース10の上壁を構成する部材である。下シェル12は、主に、カートリッジケース10の下壁を構成する部材である。このような上シェル11及び下シェル12は、例えばステンレス鋼等の金属プレートが、打ち抜き加工され、後記するように折り曲げ加工されることで、所定の形状に形成されている。
[Upper shell 11, lower shell 12]
The upper shell 11 is a member mainly constituting the upper wall of the
上シェル11は、その前側左寄りの部分に、平面視でくさび形に切り欠かれたアクセス用開口部111を有している。これと同様に、下シェル12は、その前側左寄りの部分に、平面視でくさび形に切り欠かれたアクセス用開口部121を有している。そして、アクセス用開口部111とアクセス用開口部121とで、前記したカートリッジケース10のアクセス用開口部101が構成されている。
The upper shell 11 has an access opening 111 cut out in a wedge shape in a plan view at a portion on the left side of the front side. Similarly, the
また、上シェル11は、その右側に、金属プレートを折り曲げ加工して一体形成された平面視直線状の折り曲げ部112cを有しており、その左側に、折り曲げ部112dを有している。これと同様に、下シェル12は、その右側に折り曲げ部122cを、その左側に折り曲げ部122dを有している。
そして、カートリッジケース10が組み立てられたときに、折り曲げ部112cと折り曲げ部122cが重なり合って、カートリッジケース10の右端部10cにおける周壁の一部を構成するようになっている。これと同様に、折り曲げ部112dと折り曲げ部122dとが重なり合って、左端部10dにおける周壁の一部を構成するようになっている。
Further, the upper shell 11 has a
When the
さらに、上シェル11は、その中央部に、ロータリシャッタ20を回動可能に止め付けるセンタピン50と係合する係合孔113を有している。
Furthermore, the upper shell 11 has an
一方、下シェル12は、その中央部に、記録ディスクメディア30のハブ32を外部に臨ませるハブ孔123を有している。そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに装着された際に、このハブ孔123を介して、ドライブ装置Dのスピンドル(図示省略)が、ハブ32に係合するようになっている。
また、下シェル12は、ロータリシャッタ20のシャッタノブ24の軌道に沿って形成されたガイド孔124と、ハブ孔シャッタ40を軸支するための内側(記録ディスクメディア30側)に突出した2つの回動軸部125a,125bとを有している。
On the other hand, the
Further, the
[フレーム部材13]
フレーム部材13は、図2に示すように、主に前端部10aの周壁となるアーチ状フレーム131と、主に後端部10bの周壁となるベースフレーム132と、主に左端部10dの前側の周壁の一部となるVノッチ部材133と、を備えて構成されている。
[Frame member 13]
As shown in FIG. 2, the frame member 13 includes an arch-shaped
アーチ状フレーム131の内壁面131a(記録ディスクメディア30側の面)は、ロータリシャッタ20の外形に沿って円弧状に形成されており、アーチ状フレーム131の外壁面131b(記録ディスクカートリッジ1の外側の面)は、カートリッジケース10の前端部10aの形状に沿って平面視で円弧状に形成されている。そして、このアーチ状フレーム131の後端部分には、本発明に係るロック機構70が設けられている。
The
また、ベースフレーム132の内壁面132a(記録ディスクメディア30側の面)は、ロータリシャッタ20の外形に沿って円弧状に形成されており、ベースフレーム132の外壁面132b(記録ディスクカートリッジ1の外側の面)はカートリッジケース10の後端部10bの形状に沿って平面視で略直線形状に形成されている。
Vノッチ部材133は、閉方向に付勢されるロータリシャッタ20を閉位置で止めるストッパとしての役割と、ドライブ装置Dとの係合部としての役割とを備える部材であり、左端部10dの前側に位置している。
Further, the
The V-notch member 133 is a member having a role as a stopper for stopping the
そして、このような上シェル11及び下シェル12とフレーム部材13とは、公知の技術によって、それぞれ固定されている。例えば、(1)フレーム部材13にボスを設けると共に、上シェル11及び下シェル12にボス孔を設け、ボスをボス孔に挿通した状態でボスの先端をかしめたり、(2)上シェル11及び下シェル12とフレーム部材13とを接着剤により接着したりして、上シェル11及び下シェル12とフレーム部材13とが固定されている。
The upper shell 11 and the
<ロータリシャッタ20>
ロータリシャッタ20は、アクセス用開口部101を開閉するためのシャッタであり、図1に示すように、中空構造の略円盤形状に形成されている。そして、ロータリシャッタ20の中空部に、記録ディスクメディア30が、回転自在に収容されている。
<
The
また、ロータリシャッタ20は、記録ディスクメディア30を開位置で外部に臨ませる切欠部201を有すると共に、上シェル11の中央部付近にセンタピン50によって回動自在に固定されている。なお、切欠部201は、カートリッジケース10のアクセス用開口部101と略同形状である。
The
さらに説明すると、ロータリシャッタ20が閉位置にある場合、ロータリシャッタ20の切欠部201と、カートリッジケース10のアクセス用開口部101とが周方向にずれ、ロータリシャッタ20がカートリッジケース10のアクセス用開口部101を閉じるようになっている。
これに対し、ロータリシャッタ20が開位置にある場合、記録ディスクカートリッジ1の厚み方向(記録ディスクメディア30の軸方向)において、切欠部201とアクセス用開口部101とが一致し、ロータリシャッタ20がアクセス用開口部101を開くようになっている。そして、このようにアクセス用開口部101が開かれると、記録ディスクメディア30が外部に臨むようになっている。
More specifically, when the
On the other hand, when the
なお、ロータリシャッタ20は、図示しない付勢手段(例えば渦巻きばね)によって、閉方向に付勢されている。そして、このように閉方向に付勢されたロータリシャッタ20は、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入される前の通常時では、Vノッチ部材133と周方向において当接することで閉位置に配置され、アクセス用開口部101を閉じるようになっている。ちなみに、本発明において、前記付勢手段は必須の構成要素ではなく、ドライブ装置Dから記録ディスクカートリッジ1を抜き出す際に、ロータリシャッタ20が閉方向A1に回動するように、ドライブ装置D側にシャッタノブ24の係止手段を設けることによって、前記付勢手段は省略することができる。
The
このようなロータリシャッタ20は、図2に示すように、金属プレートからなる上シャッタ21及び下シャッタ22と、これらの間に介在してロータリシャッタ20の周壁を構成する合成樹脂製のシャッタウォール23と、を備えて構成されている。
As shown in FIG. 2, the
[上シャッタ21、下シャッタ22]
上シャッタ21は、ロータリシャッタ20の上壁を構成する部材であり、くさび形に切り欠かれた切欠部211を有している。下シャッタ22は、ロータリシャッタ20の下壁を構成する部材であり、くさび形に切り欠かれた切欠部221を有している。
そして、切欠部211と切欠部221とで、前記したロータリシャッタ20の切欠部201が構成されている。
[
The
The
また、上シャッタ21は、その中央部に、前記したセンタピン50を挿通させるための挿通孔212を有している。
Further, the
下シャッタ22は、その中央部に、記録ディスクメディア30の後記するハブ32を外部に臨ませるためのハブ孔222を有している。
また、下シャッタ22の下シェル12側には、ハブ孔シャッタ40の係合長孔413に係合する係合突起223aと、係合長孔423に係合する係合突起223bとが形成されている。そして、このように、係合突起223aが係合長孔413に、係合突起223bが係合長孔423に、それぞれ係合することで、ロータリシャッタ20の回動に連動して、ハブ孔シャッタ40が回動するようになっている。
The lower shutter 22 has a hub hole 222 at its center for allowing a
On the
さらに、下シャッタ22の下面には、ロータリシャッタ20を回動させるためのシャッタノブ24が取り付けられている。このシャッタノブ24は、カートリッジケース10の下シェル12に形成されたガイド孔124を通って、記録ディスクカートリッジ1の下面から突出している(図1(b)参照)。そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入される際に、シャッタノブ24がドライブ装置Dのシャッタノブ係止部D1に係止されるようになっている(図4参照)。
Further, a
なお、前記した上シャッタ21及び下シャッタ22の内側(記録ディスクメディア30側)には、記録ディスクメディア30をクリーニングすると共に、記録ディスクメディア30を保護するライナ60,60が設けられている。そして、このライナ60,60は、例えば、不織布等から形成されている。
Inside the
[シャッタウォール23]
シャッタウォール23は、ロータリシャッタ20の周壁を構成する部材であり、図2に示すように、ロータリシャッタ20の切欠部201に相当する部分が切り欠かれた、平面視「C」字形状の樹脂製の部材である。そして、シャッタウォール23の上下には、上シャッタ21と下シャッタ22とが、カートリッジケース10と同様に、適宜な方法によって固定されており、このようなシャッタウォール23が上シャッタ21と下シャッタ22との間に介在されることにより、記録ディスクメディア30を収容するスペースが形成されている。なお、このシャッタウォール23の適所には、図3に示すように、後で詳述するロック機構70の弓状弾性体71と係合するための係合凹部(係合部)23aが形成されている。
[Shutter Wall 23]
The
<記録ディスクメディア30>
記録ディスクメディア30は、データを記録する記録媒体であり、本実施形態では、図2に示すように、フレキシブルディスク31と、このフレキシブルディスク31を支持するハブ32と、を備えて構成されている。
<
The
フレキシブルディスク31は、例えば、ポリエステルシート等からなる円盤状の支持体の両面に磁性層等の記録層を形成したものである。
ハブ32は、フレキシブルディスク31を支持する金属製の円筒状部材である。また、ハブ32は、上面にフレキシブルディスク31の取り付け部(図示省略)を備えると共に、下面にドライブ装置Dのスピンドルにチャックされるチャック部を備えている。
The
The
<ハブ孔シャッタ40>
ハブ孔シャッタ40は、下シェル12のハブ孔123の周縁部とハブ32との間の隙間S(図4参照)を開閉するシャッタであり、図2に示すように、第1シャッタ41と、第2シャッタ42とを備えて構成されている。ハブ孔シャッタ40は、ロータリシャッタ20の回動によるアクセス用開口部101の開閉に連動して、隙間Sを開閉するようになっている。
<
The
第1シャッタ41及び第2シャッタ42は、それぞれ、平面視で半円状の板状部材である。第1シャッタ41は、その一方側に、軸孔411を有している。同様に、第2シャッタは、その一方側に、軸孔421を有している。そして、軸孔411には、下シェル12の内側面に設けられた回動軸部125aが差し込まれており、同様に、軸孔421には下シェル12の回動軸部125bが差し込まれている。このようにして、第1シャッタ41は回動軸部125aに回動自在に軸支されており、第2シャッタ42は回動軸部125bに回動自在に軸支されている。
Each of the
また、第1シャッタ41は、その他方側に、ハブ32と嵌り合うように半円形状に切り欠かれた嵌合部412を有している。同様に、第2シャッタは、その他方側に、嵌合部422を有している。そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入される前の通常時では、第1シャッタ41と第2シャッタ42とで、ハブ32を、その両側から挟むと共に、隙間Sを閉じるようになっている。
Further, the
さらに、第1シャッタ41は、下シャッタ22の下側面に設けられた係合突起223aが係合する係合長孔413を有している。同様に、第2シャッタ42は、係合突起223bが係合する係合長孔423を有している。なお、係合長孔413,423の平面視における形状は、後記するように、ロータリシャッタ20と一体に回動する係合突起223a,223bの回動により、第1シャッタ41及び第2シャッタ42が回動し、ハブ孔シャッタ40が隙間Sを開閉するように設計されている。
Further, the
<ロック機構70>
次に本発明に係るロック機構70の詳細について説明する。参照する図面において、図3は、ロック機構の詳細を示す部分拡大断面図である。
<
Next, details of the
図3に示すように、ロック機構70は、円弧状に形成される弓状弾性体71と、この弓状弾性体71の一端部71aに接合される剛性体72と、弓状弾性体71の外周部71bを支持する外周側支持部(外周側支持体)131cと、弓状弾性体71の内周部71cを支持する内周側支持部(内周側支持体)131dと、を備えて構成されている。なお、以下の説明においては、便宜上、弓状弾性体71の一端部71aを「基端部71a」と呼び、他端部71dを「先端部71d」と呼ぶこととする。
As shown in FIG. 3, the
弓状弾性体71は、その外周部71bがロータリシャッタ20の径方向外側へ向くようにアーチ状フレーム131の凹部131e内に配置されており、剛性体72がロック位置(図の位置)に位置するときにおいて、非変形状態(外力により弾性変形していない状態)でその先端部71dがロータリシャッタ20のシャッタウォール23に形成された係合凹部23aに入り込んで係合するようになっている。また、弓状弾性体71は、その先端部71dが内周部71cに密着するように内周部71c側に折り返されており、これにより先端部71dの剛性が高められるとともに、その先端形状が滑らかとなって、先端部71dによるシャッタウォール23の係合凹部23aの削れが防止されるようになっている。なお、係合凹部23aの削れを防止するには、必ずしも本実施形態のように先端部71dを折り返す必要はなく、例えば折り返していない先端部の端縁をバリ処理などすることで対応してもよい。さらに、弓状弾性体71は、その基端部71aが外周部71b側に折り曲げられており(詳しくは、ロック位置に位置する剛性体72の側縁部に沿うように、剛性体72の先端側へ屈曲形成されており)、これにより、弓状部分がばねとして機能する他、折り曲げられた直線状の基端部71aと弓状部分とで形成される略V字状の部分もばねとして機能するようになっている。
The arcuate
剛性体72は、ロック位置(図の位置)と非ロック位置(図5(c)の位置)との間を揺動するように、その基端部72aがアーチ状フレーム131の凹部131eに突設される回動ピン131fに揺動自在に支持されている。そのため、この剛性体72は、その揺動動作に連動して、弓状弾性体71の基端部71aを押し引きするように構成されている。また、剛性体72の先端には、二股に分岐したロック解除用係合部72bとロック用係合部72cが形成されている。そして、これらの係合部72b,72cは、アーチ状フレーム131の凹部131eと、この凹部131eに被せられる下シェル12(図2参照)とによってカートリッジケース10の周縁部の開口として形成されるロック機構用切欠RCから外部に臨むように配置されることで、ドライブ装置Dのシャッターロック操作部材SRと係合するようになっている。
The
ここで、シャッターロック操作部材SRは、その基端部SR1がドライブ装置Dの側壁に固定されることで片持ち梁状に支持される板ばね部材であり、その先端部SR2が非変形状態において常時ドライブ装置Dの側壁から所定量だけ離れた位置に維持されるように形成されている。また、この先端部SR2は、ドライブ装置Dの内側へ突出するようなV字状に屈曲形成されており、その内側に突出する角部付近が剛性体72の各係合部72b,72cに係合することで、剛性体72の揺動動作に寄与するようになっている。
Here, the shutter lock operation member SR is a leaf spring member that is supported in a cantilever shape by fixing the base end portion SR1 to the side wall of the drive device D, and the distal end portion SR2 is in a non-deformed state. It is formed so as to be always maintained at a position away from the side wall of the drive device D by a predetermined amount. Further, the distal end SR2 is bent and formed in a V shape so as to protrude inward of the drive device D, and the vicinity of the corner protruding inward is engaged with the engaging
外周側支持部131cは、アーチ状フレーム131の大部分を構成する本体部131g(凹部131eよりも前側に位置する部分)の一部として形成されている。具体的に、この外周側支持部131cは、剛性体72がロック位置から非ロック位置に移動するときの弓状弾性体71の弓状部分の基端側の一部(詳しくは、弓状部分の頂部と基端部71aとの略中間に位置する部分)を外周部71b側から支持するように形成されている(図5(b)及び(c)参照)。そして、この外周側支持部131cから斜め前側へ向かって延びる側壁面131hは、弓状弾性体71の外周部71bに沿いつつ、かつ、アーチ状フレーム131の内壁面131aに滑らかに繋がるように形成されると共に、外周側支持部131cから斜め後側へ延びる側壁面131jは、剛性体72の揺動により変形、かつ、移動する弓状弾性体71と干渉しないように外側に逃げるように形成されている。
The outer peripheral
内周側支持部131dは、前記した外周側支持部131c(角部)から弓状弾性体71の先端部71d側にずれた位置、詳しくは外周側支持部131cとの間で、ロック位置に位置する弓状弾性体71の弓状部分の頂部を挟み込むような位置に配置されるように、アーチ状フレーム131の凹部131eから突出形成されている。また、この内周側支持部131dは、弓状弾性体71側の部分が円弧状に形成されており、これにより弓状弾性体71との摺動がスムーズに行われるようになっている。
The inner
そして、前記した剛性体72、外周側支持部131c及び内周側支持部131dは、剛性体72が非ロック位置に位置するときに(図5(c)参照)、それらの剛性体72、外周側支持部131c及び内周側支持部131dで弓状弾性体71を支持することによって、弓状弾性体71を略直線状に伸ばしたまま(戻り変形不能)に保持できるように構成されている。具体的には、非ロック位置であるときの剛性体72の角度や、外周側支持部131c及び内周側支持部131dの位置や、弓状弾性体71のばね定数等が、非ロック位置で剛性体72、外周側支持部131c及び内周側支持部131dによって弓状弾性体71を戻り変形不能に保持できるように適宜設定されている。なお、本実施形態では、非ロック位置において、弓状弾性体71の先端部71dがアーチ状フレーム131の側壁面131hに接しているが、この側壁面131hによる弓状弾性体71の先端部71dの支持は特に必要はない。すなわち、例えば、この側壁面131hが前方へオフセットされて形成されることで、この側壁面131hによる弓状弾性体71の支持ができなくなった場合であっても、前記した剛性体72、外周側支持部131c及び内周側支持部131dによって弓状弾性体71が支持されていれば、この弓状弾性体71は非ロック位置において戻り変形不能に保持されることとなる。
The
≪記録ディスクカートリッジの動作≫
次に、記録ディスクカートリッジ1の動作について説明する。まず、ロータリシャッタ20及びハブ孔シャッタ40の動作について、図4を主に参照して説明し、その後、ロック機構70の動作の詳細について説明する。参照する図面において、図4は、本実施形態に係る記録ディスクカートリッジをドライブ装置に挿入した状態を示す斜視図である。
≪Operation of recording disk cartridge≫
Next, the operation of the
[ロータリシャッタ20の動作]
ロータリシャッタ20は、図4右側に示すように、記録ディスクカートリッジ1の通常時(ドライブ装置Dへの挿入前)において、閉位置に配置されており、アクセス用開口部101が閉じられている。さらに説明すると、通常時において、カートリッジケース10のアクセス用開口部101と、ロータリシャッタ20の切欠部201とは、一致しておらず、アクセス用開口部101は閉状態となっている。これにより、アクセス用開口部101からカートリッジケース10内への塵埃の侵入が防止されており、その結果として、記録ディスクメディア30等が保護されている。
なお、このようにロータリシャッタ20が閉位置に配置される場合、シャッタノブ24は、下シェル12のガイド孔124の前方に位置する。
[Operation of Rotary Shutter 20]
As shown on the right side of FIG. 4, the
When the
そして、記録ディスクカートリッジ1をドライブ装置DのカートリッジスロットDSに挿入すると、ドライブ装置Dのシャッターロック操作部材SR(図3参照)によって、ロック機構70によるロータリシャッタ20のロックが解除された後、シャッタノブ24がドライブ装置Dのシャッタノブ係止部D1に引っ掛かって係止される。このようにシャッタノブ24がシャッタノブ係止部D1に係止されたまま、記録ディスクカートリッジ1をさらに挿入すると、シャッタノブ24はガイド孔124に沿って摺動する。
Then, when the
そうすると、シャッタノブ24が固定されたロータリシャッタ20は、カートリッジケース10内でセンタピン50を軸として回動する。つまり、ロータリシャッタ20がカートリッジケース10に対して相対的に回動する。このようなロータリシャッタ20の回動に伴って、アクセス用開口部101が、ドライブ装置D内で徐々に開く。
Then, the
そして、図4左側に示すように、記録ディスクカートリッジ1が、完全に挿入され、ドライブ装置Dに装着されると、ロータリシャッタ20の切欠部201とカートリッジケース10のアクセス用開口部101とが一致し、ロータリシャッタ20が開位置に配置され、アクセス用開口部101が完全に開かれる。その結果として、記録ディスクメディア30が、切欠部201及びアクセス用開口部101を介して、ドライブ装置D内で、外部に臨んだ状態となる。そして、ドライブ装置DにおけるスイングアームSAのヘッドは、記録ディスクメディア30に書き込み/読み取り可能となる。
なお、このようにロータリシャッタ20が開位置に配置される場合、ロータリシャッタ20に固定されたシャッタノブ24は、下シェル12のガイド孔124の後方に位置する。
Then, as shown on the left side of FIG. 4, when the
When the
また、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dから取り出されると、ロータリシャッタ20が付勢手段(図示しない)によって閉方向に付勢され、閉位置に戻り、アクセス用開口部101を閉じる。そして、このようにロータリシャッタ20が閉位置に戻ると、ロック機構70がロータリシャッタ20をロックする。
When the
[ハブ孔シャッタ40の動作]
次に、このようなロータリシャッタ20の動作に連動するハブ孔シャッタ40について説明する。
ハブ孔シャッタ40は、図4右側に示すように、記録ディスクカートリッジ1の通常時(ドライブ装置Dへの挿入前、ロータリシャッタ20が閉位置にあるとき)において、カートリッジケース10の下シェル12とハブ32との、隙間Sを塞いでいる。さらに説明すると、ハブ孔シャッタ40を構成する第1シャッタ41と第2シャッタ42とは、下シェル12と記録ディスクメディア30との間でハブ32を挟んでおり、隙間Sを塞いでいる。これにより、この隙間Sからカートリッジケース10内への塵埃の侵入が防止されており、その結果として、記録ディスクメディア30等が保護されている。
[Operation of Hub Hole Shutter 40]
Next, the
As shown on the right side of FIG. 4, the
そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入されて、前記したように、ロータリシャッタ20が回動すると、この回動に連動して、ハブ孔シャッタ40が開く。さらに説明すると、ロータリシャッタ20が回動すると、下シャッタ22の係合突起223a、223bも回動する。
When the
ここで、前記したように、係合突起223aは第1シャッタ41の係合長孔413と係合しているため、回動する係合突起223aは係合長孔413内を摺動し、第1シャッタ41が下シェル12の回動軸部125aを軸として回動する。
また、係合突起223bは第2シャッタ42の係合長孔423と係合しているため、回動する係合突起223bは係合長孔423内を摺動し、第2シャッタ42が下シェル12の回動軸部125bを軸として回動する。
Here, as described above, since the engaging
Further, since the engaging
このように第1シャッタ41及び第2シャッタ42がそれぞれ回動すると、ハブ孔シャッタ40は隙間Sを開き、これと共に、ハブ孔シャッタ40によるハブ32の挟持状態は解除される(図4左側参照)。その結果として、ハブ32及びこれを備える記録ディスクメディア30は、ハブ32にチャックするドライブ装置Dのスピンドルにより、良好に回転することができる。
なお、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dから取り出されると、閉位置に戻るロータリシャッタ20に連動して、ハブ孔シャッタ40は隙間Sを閉じる。
When the
When the
[ロック機構70の動作の詳細]
次に、ロック機構70の動作の詳細について、図5を主に参照して説明する。参照する図面において、図5は、ロック機構の動作を示す部分拡大断面図であり、(a)はロック状態であるロック機構を示す図、(b)はロータリシャッタとロック機構との係合が解除された状態を示す図、(c)はロック機構とドライブ装置のシャッターロック操作部材との係合が解除された状態を示す図をそれぞれ示している。
[Details of operation of lock mechanism 70]
Next, details of the operation of the
図3に示すように、記録ディスクカートリッジ1の非使用時においては、剛性体72がロック位置に位置することにより、円弧状となっている弓状弾性体71の先端部71dがロータリシャッタ20の係合凹部23aに係合されて、ロータリシャッタ20の回動が規制されている。そして、図5(a)に示すように、ドライブ装置Dに記録ディスクカートリッジ1を挿入すると、ドライブ装置Dの所定位置においてシャッターロック操作部材SRと剛性体72のロック解除用係合部72bが係合することで、図5(b)に示すように、シャッターロック操作部材SRによってそのロック解除用係合部72bが係止された剛性体72が基端部72aを中心に揺動することとなる。これにより、弓状弾性体71の基端部71aが剛性体72により引っ張られて、弓状弾性体71が外周側支持部131cと内周側支持部131dとの間で真っ直ぐ伸びるように変形していくと共に、この変形により弓状弾性体71の先端部71dがロータリシャッタ20の係合凹部23aから離脱されることとなる。なお、この係合凹部23aは、その後の記録ディスクカートリッジ1の押し込み動作に伴うロータリシャッタ20の回動により、初期位置(図5(a)の位置)から後方へと移動するようになっている。
As shown in FIG. 3, when the
そして、その後、さらに記録ディスクカートリッジ1をドライブ装置D内に押し込んでいくと、図5(c)に示すように、剛性体72が非ロック位置まで移動するとともに、剛性体72とシャッターロック操作部材SRとの係合が解除されることとなる。このとき、剛性体72が非ロック位置に位置することにより、剛性体72、外周側支持部131c及び内周側支持部131dによって弓状弾性体71が戻り変形不能に保持されているので、シャッターロック操作部材SRと剛性体72との係合が解除されたとしても、剛性体72が弓状弾性体71の戻り変形によりロック位置に戻ることがない。これにより、弓状弾性体71の先端部71dがロータリシャッタ20から離反された状態に維持されるので、記録ディスクカートリッジ1を正規位置(書き込み/読み取り位置)まで押し込むまでの間における弓状弾性体71とロータリシャッタ20との摺接を防止することができるようになっている。
Then, when the
なお、ドライブ装置Dから記録ディスクカートリッジ1を取り出す際には、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dの排出機構(図示せず)によって、剛性体72(ロック用係合部72c)とシャッターロック操作部材SRとが係合する位置に移動されるまでの間、弓状弾性体71の先端部71dがロータリシャッタ20から離反された状態に維持される。そのため、その間における弓状弾性体71とロータリシャッタ20との摺接を防止することができるようになっている。また、その後は、剛性体72のロック用係合部72cとシャッターロック操作部材SRとが係合して、剛性体72がロック位置に戻されることで、図5(a)に示すように、弓状弾性体71の先端部71dと、初期位置まで戻ってきたロータリシャッタ20の係合凹部23aとが係合して、ロータリシャッタ20がロックされることとなる。なお、剛性体72が、非ロック位置からロック位置に移動する際には、シャッターロック操作部材SRで引っ張られる力の他、弓状弾性体71の復帰力も作用して、確実にロック位置に戻るようになっている。
When the
また、本実施形態では、弓状弾性体71の弓状部分と、この弓状部分から折り曲げられた基端部71aとで略V字状のばね部が構成されるので、剛性体72が常時ロック位置に強く保持されることとなる。すなわち、本実施形態においては、記録ディスクカートリッジ1の非使用時において、剛性体72の先端にものが誤って引っ掛かった場合であっても、前記した略V字状のばね部による付勢力によって剛性体72が揺動しづらくなっているので、ロータリシャッタ20の誤ったロック解除を抑制することができるといった効果も奏するようになっている。
In the present embodiment, the arcuate portion of the arcuate
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように変更することもできる。 The preferred embodiment of the present invention has been described above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be modified as follows, for example, without departing from the spirit of the present invention.
前記実施形態では、弓状弾性体71の外周部71bを支持する外周側支持体を、アーチ状フレーム131の本体部131gに一体形成される外周側支持部131cとしたが、本発明はこれに限定されず、別体であってもよい。すなわち、前記実施形態における外周側支持部131cを形成する代わりに、その位置(尖った部分の辺り)に棒状の別部材を設けて弓状弾性体71の外周部71bを支持させてもよい。なお、この場合は、本体部131gを、弓状弾性体71に沿うような形状にする必要はなく、弓状弾性体71から離れるように薄く形成して、軽量化を図ってもよい。また、内周側支持部131dも同様に、アーチ状フレーム131に一体形成するのではなく、別体としてもよい。
In the above embodiment, the outer peripheral side support body that supports the outer peripheral portion 71b of the arcuate
前記実施形態では、ロータリシャッタの係合部を、係合凹部23aとしたが、本発明はこれに限定されず、凸部としてもよい。この場合は、弓状弾性体71の先端部71dは、凸部の後側に係合させればよい。すなわち、ロータリシャッタ20の閉方向側への回動は、Vノッチ部材133によって規制されるため、弓状弾性体71の先端部71dと凸部との係合によって、ロータリシャッタ20の開方向側への回動が規制されればよい。
In the above embodiment, the engaging portion of the rotary shutter is the
1 記録ディスクカートリッジ
10 カートリッジケース
101 アクセス用開口部(ケース開口)
20 ロータリシャッタ
23 シャッタウォール
23a 係合凹部(係合部)
30 記録ディスクメディア
70 ロック機構
71 弓状弾性体
71a 基端部(一端部)
71b 外周部
71c 内周部
71d 先端部(他端部)
72 剛性体
72a 基端部
72b ロック解除用係合部
72c ロック用係合部
131 アーチ状フレーム
131c 外周側支持部(外周側支持体)
131d 内周側支持部(内周側支持体)
131e 凹部
131f 回動ピン
D ドライブ装置
RC ロック機構用切欠
SR シャッターロック操作部材
DESCRIPTION OF
20
30
71b Outer peripheral part 71c Inner
72
131d Inner peripheral side support (inner peripheral side support)
131e
Claims (2)
前記記録ディスクメディアと前記カートリッジケースとの間で回動することで、前記ケース開口を開閉するロータリシャッタと、
このロータリシャッタに形成された係合部と係合又は離脱することで、前記ロータリシャッタの回動を規制又は許容するロック機構と、を備えた記録ディスクカートリッジであって、
前記ロック機構は、
円弧状に形成される弓状弾性体と、
ロック位置と非ロック位置との間を揺動するように構成されると共に、前記弓状弾性体の一端部を押し引き自在に支持し、かつ、その先端が前記カートリッジケースの周壁に形成されるロック機構用切欠を介してドライブ装置のシャッターロック操作部材と係合する剛性体と、
前記弓状弾性体の外周部を支持する外周側支持体と、
この外周側支持体から前記弓状弾性体の他端部側にずれて配置されると共に、前記弓状弾性体の内周部を支持する内周側支持体と、を備え、
前記剛性体は、
前記ロック位置に位置するときに、円弧状となっている前記弓状弾性体の他端部を前記ロータリシャッタの係合部に係合させ、
前記ロック位置から前記非ロック位置に移動するときに、前記外周側支持体と前記内周側支持体との間で前記弓状弾性体を真っ直ぐ伸ばすように変形させることで、前記弓状弾性体の他端部を前記ロータリシャッタの係合部から離脱させ、
前記非ロック位置に位置するときに、前記剛性体、前記外周側支持体及び前記内周側支持体によって前記弓状弾性体を支持することで、前記弓状弾性体を戻り変形不能に保持するように構成されることを特徴とする記録ディスクカートリッジ。 A cartridge case having a case opening for accommodating the recording disk medium and facing the recording disk medium to the outside;
A rotary shutter that opens and closes the case opening by rotating between the recording disk medium and the cartridge case;
A recording disk cartridge comprising: a lock mechanism that restricts or permits rotation of the rotary shutter by engaging or disengaging with an engaging portion formed on the rotary shutter;
The locking mechanism is
An arcuate elastic body formed in an arc shape;
It is configured to swing between a locked position and an unlocked position, supports one end of the bow-like elastic body so as to be able to be pushed and pulled, and its tip is formed on the peripheral wall of the cartridge case. A rigid body that engages with the shutter lock operating member of the drive device through the notch for the lock mechanism;
An outer peripheral side support that supports an outer peripheral part of the bow-shaped elastic body;
The outer peripheral side support body is disposed so as to be shifted to the other end side of the arcuate elastic body, and includes an inner peripheral side support body that supports the inner peripheral part of the arcuate elastic body,
The rigid body is
When positioned at the locked position, the other end of the arcuate elastic body that is arcuate is engaged with the engaging portion of the rotary shutter,
When moving from the locked position to the unlocked position, the arched elastic body is deformed so that the arched elastic body extends straight between the outer peripheral support and the inner peripheral support. The other end portion of the rotary shutter is detached from the engaging portion of the rotary shutter,
When the arched elastic body is supported by the rigid body, the outer peripheral side support body and the inner peripheral side support body, the arched elastic body is held in an unreturnable state when positioned at the unlocked position. A recording disk cartridge characterized by being configured as described above.
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