JP2007141251A - プレゼンス情報提供システム、その方法およびサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のプレゼンスサービス側に特別の装置を設けることなくプレゼンスサービスを利用するアプリケーションごとに適したプレゼンス情報をもたらすプレゼンス情報提供システム、その方法およびサーバを提供する。
【解決手段】プレゼンスサーバ10Aとプレゼンスサーバ10Bの間に接続されるプレゼンス加工サーバ30は、プレゼンスサーバ10Aから受けとるクライアントAのプレゼンス情報とプレゼンスサーバ10Bから受けとるクライアントBのプレゼンス情報をそれぞれのアプリケーションごとに適したプレゼンス情報へ加工する。
【選択図】図5

Description

本発明は、提供されるプレゼンス情報の構成が異なる複数のアプリケーション間でそれぞれのアプリケーションが利用しやすい形でプレゼンス情報を提供することができるプレゼンス情報提供システム、その方法およびサーバに関する。
従来のプレゼンスサービスの構成について、図25を参照して説明する。これはIETF(Internet Engineering Task Force)が公開しているRFC2778:「A Model forPresence and Instant Messaging」で定義されている、プレゼンスサービスモデルに従っている。なお、以下の説明においてプレゼンスサービスの「プレゼンス情報」とは、機器の状態あるいは機器のユーザの状態を表す情報であり、例えば、機器がネットワークに接続されているか否かを表す「オンライン」および「オフライン」や、通信機器のユーザが直ちに応答できるか否かを表す「応答可」および「応答不可」等の情報である。用語の意味に疑義が生じた場合には、基本的にRFC2778:「A Model for Presence and Instant Messaging」で定義されている意味に従うが、それに限定されるものではない。
図25において、プレゼンスサービス100はウォッチャーWから要求されたプレゼンティティPのプレンゼンス情報を提供するサービスである。ここで、ウォッチャーとは、プレゼンスサービスに対して、所望のプレゼンティティのプレゼンス情報を要求し、また、プレゼンスサービスからプレゼンス情報を取得する主体であり、また、プレゼンティティとは、プレゼンスサービスに対して、自身のプレゼンス情報を提供する主体である。用語の意味に疑義が生じた場合には、基本的にRFC2778:「A Model for Presence and Instant Messaging」で定義されている意味に従うが、それに限定されるものではない。
図25に示すように、プレゼンスサービス100の実装形態の一例としてプレゼンスサーバ10がある。また、プレゼンティティP3とウォッチャーW3の機能を併せて有しているプレゼンスサービスクライアントPCがある。ここで、プレゼンスサービスクライアントとは、プレゼンティティが有している機能を利用して、クライアント自身の状態をプレゼンスサーバに提供し、また、ウォッチャーが有している機能を利用して、プレゼンスサーバから所望のプレゼンティティのプレゼンス情報を取得する主体である。
図25に示すように、プレゼンスサービス100にプレゼンス情報を提供するプレゼンティティPは複数存在し、またプレゼンス情報の提供を受けるウォッチャーWも複数存在してもよい。さらに、プレゼンスサービスクライアントPC等のプレゼンティティとウォッチャーが一つのサービスクライアントとしてプレゼンスサービスに接続されてもよい。
プレゼンスサービスの利用形態としては、例えば、インスタントメッセージ(IM)サービスおよびPush−To−Talk(以下、「PTT」という)サービス等において、通信相手に話しかける際に、まず、一のユーザが、通信相手となる他のユーザの状態を確認することが必要であり、その通信相手となるユーザの状態を確認するために利用されている。
PTTサービスを例として、プレゼンスサービスの利用形態をより詳細に説明すると、PTTサービスにおいては、プレゼンスサービスクライアントはPTT専用端末等上のPTTクライアントである。また、プレゼンスサーバはネットワーク上に配備されているPTTクライアントの状態管理を行うプレゼンスサーバである。
PTTクライアントは、自身のプレゼンティティ機能を利用して、現在そのPTTクライアントが、通話中、非通話中(応答可能)または圏外等のいかなる状態であるかについての情報をプレゼンスサーバに通知する。また、PTTクライアントは、自身のウォッチャー機能を利用して、通信相手のPTTクライアントの状態をプレゼンスサーバに要求し、そのPTTクライアントのプレゼンス情報の提供を受ける。そして、PTT専用端末等の画面等における表示により通信相手のPTTクライアントの状態を確認して、応答可能状態である場合には、新たなPTTセッションを確立して通信相手と通話を行うというようにプレゼンスサービスが利用されている。
上記のようなプレゼンスサービスは、単体のみでなく複数のプレゼンスサービスを組み合わせてプレゼンス情報の提供を行う構成とすることもできる。例えば、携帯電話機等を用いたコミュニケーションサービスでのプレゼンスサービスにおいて、携帯電話機等を用いて提供されるコミュニケーションサービスを含めた複数のアプリケーション、例えば、通話、PTT、電子メール、Webアクセス、ゲーム等の各アプリケーションについてのプレゼンスサービスが組み合わされる構成がある。
ここで、複数のプレゼンスサービスの組合せにおける双方のプレゼンスサービスについてのプレゼンス情報の構成が完全に一致しない場合がある。そのような場合にプレゼンティティが提供したプレゼンス情報をそのままウォッチャーに提供すると、ウォッチャーから見て適切な情報でない状態となるため、何らかの方法によりその不一致を吸収してプレゼンス情報のやりとりを可能とすることが必要となる。
上記のプレゼンス情報の構成の不一致を吸収する方法の1つとして、プレゼンス情報の構成方法が異なるプレゼンスサービス間を相互接続すべく、プレゼンス情報の内容を変換するプレゼンス情報変換装置をプレゼンスサービスに設けることにより、変換規則管理手段に管理されている変換規則に従い、プレゼンス情報同士の内容を相互に交換する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−186775号公報
しかしながら、プレゼンス情報の構成方法が異なる場合には、プレゼンス情報変換装置によりプレゼンス情報の内容を変換してプレゼンスサービス間を相互接続する従来の方法では、既存のプレゼンスサービス側に単体のプレゼンスサービスには不要であった特別の装置ないしは機構を設ける必要があり、その装置ないしは機構をシステムに組み込む作業手順の労力、時間および費用がかかるという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、既存のプレゼンスサービス側に特別の装置を設けることなくプレゼンスサービスを利用するアプリケーションごとに適したプレゼンス情報を提供することができるプレゼンス情報提供システム、その方法およびサーバを提供することを目的とする。
本発明によるプレゼンス情報提供システムは、プレゼンスサーバがクライアントと送受信するプレゼンス情報の構成が異なる複数のプレゼンスサービスのプレゼンスサーバ間に、一のプレゼンスサービスから受けとったプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに適合するように受けとったプレゼンス情報を加工するプレゼンス加工サーバを備え、そのプレゼンス加工サーバは仮想的にプレゼンティティとウォッチャーを実現することにより加工されたプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに提供する。
また、本発明によるプレゼンス情報提供システムは、プレゼンス加工サーバが、構成の異なるプレゼンス情報を複数のプレゼンスサービス間で利用可能に加工するための規則が設定される加工ポリシーを参照してプレゼンス情報を加工する。加工ポリシーは、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーションのプレゼンスサービス間において、マルチセッションが可能なアプリケーション間では新規セッション可能なプレゼンス情報としたとき、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーション間では新規セッション不可能なプレゼンス情報とする規則が設定されてもよく、また、複数のプレゼンスサービスから受けとったそれぞれの優先順位が設けられている複数のプレゼンス情報を参照して他のプレゼンスサービスに提供するプレゼンス情報に加工するための規則が設定されてもよい。
また、本発明によるプレゼンス情報提供システムは、プレゼンスサービスからの問合せを受け付けて、複数のプレゼンス加工サーバのうちから、一のプレゼンスサービスから受けとったプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに適合するように加工するプレゼンス加工サーバを特定するプレゼンス加工サーバ情報提供サービスを備える。
また、本発明によるプレゼンス情報提供システムは、複数のアプリケーションクライアントを有する第1のユーザ端末と第1のユーザ端末の有するアプリケーションクライアントとは異なるアプリケーションクライアントを含む一つ以上のアプリケーションクライアントを有する第2のユーザ端末間におけるプレゼンス情報の提供のルーティングを行うユーザ端末情報管理サーバを備える。
また、本発明によるプレゼンス情報提供システムは、プレゼンス加工サーバによって加工ポリシーを参照してプレゼンス情報が加工される際に参照されるプレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報を保持するジェネリックプレゼンスサーバを備える。
本発明によるプレゼンス情報提供方法は、プレゼンスサーバがクライアントと送受信するプレゼンス情報の構成が異なる複数のプレゼンスサービスのプレゼンスサーバ間に接続されるプレゼンス加工サーバが、一のプレゼンスサービスから受けとり、プレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに適合するように受けとったプレゼンス情報を加工して、仮想的にプレゼンティティとウォッチャーを実現することにより加工されたプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに提供する。
また、本発明によるプレゼンス情報提供方法は、プレゼンス加工サーバが、構成の異なるプレゼンス情報を複数のプレゼンスサービス間で利用可能に加工するための規則が設定される加工ポリシーを参照してプレゼンス情報を加工する。加工ポリシーは、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーションのプレゼンスサービス間において、マルチセッションが可能なアプリケーション間では新規セッション可能なプレゼンス情報としたとき、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーション間では新規セッション不可能なプレゼンス情報とする規則が設定されてもよく、また、複数のプレゼンスサービスから受けとったそれぞれの優先順位が設けられている複数のプレゼンス情報を参照して他のプレゼンスサービスに提供するプレゼンス情報に加工するための規則が設定されてもよい。
また、本発明によるプレゼンス情報提供方法は、プレゼンス加工サーバ情報提供サービスが、プレゼンスサービスからの問合せを受け付け、複数のプレゼンス加工サーバのうちから一の前記プレゼンスサービスから受けとったプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに適合するようにプレゼンス情報を加工するプレゼンス加工サーバを特定する。
また、本発明によるプレゼンス情報提供方法は、ユーザ端末情報管理サーバが、複数のアプリケーションクライアントを有する第1のユーザ端末と第1のユーザ端末の有するアプリケーションクライアントとは異なるアプリケーションクライアントを含む一つ以上のアプリケーションクライアントを有する第2のユーザ端末間におけるプレゼンス情報の提供のルーティングを行う。
また、本発明によるプレゼンス情報提供方法は、プレゼンス加工サーバが加工ポリシーを参照してプレゼンス情報を加工する際に、ジェネリックプレゼンスサーバが保持しているプレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報を参照する。ここで、プレゼンス加工サーバは、加工ポリシーを参照して一のプレゼンスサービスから受けとったプレゼンス情報をジェネリックプレゼンスサーバが保持するプレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報へ加工し、加工ポリシーを参照してその加工された基本となるプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに提供するプレゼンス情報へさらに加工してもよい。
本発明によるサーバは、プレゼンスサーバがクライアントと送受信するプレゼンス情報の構成が異なる複数のプレゼンスサービスのプレゼンスサーバ間に接続されて、一のプレゼンスサービスから受けとったプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに適合するように受けとったプレゼンス情報を加工し、加工されたプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに提供する。
また、本発明によるサーバは、プレゼンス加工サーバが、構成が異なるプレゼンス情報を複数のプレゼンスサービス間で利用可能に加工するための規則が設定される加工ポリシーを参照してプレゼンス情報を加工する。加工ポリシーは、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーションのプレゼンスサービス間において、マルチセッションが可能なアプリケーション間では新規セッション可能なプレゼンス情報とし、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーション間では新規セッション不可能なプレゼンス情報とする規則が設定されてもよく、また、複数のプレゼンスサービスから受けとったそれぞれの優先順位が設けられている複数のプレゼンス情報を参照して他のプレゼンスサービスに提供するプレゼンス情報に加工するための規則が設定されてもよい。
また、本発明によるサーバは、プレゼンスサービスからの問合せを受け付けたプレゼンス加工サーバ情報提供サービスによって、複数のプレゼンス加工サーバのうちから特定され、一のプレゼンスサービスから受けとったプレゼンス情報を他のプレゼンスサービスに適合するように受けとったプレゼンス情報を加工する。
また、本発明によるサーバは、加工ポリシーを参照してプレゼンス情報を加工する際に、ジェネリックプレゼンスサーバが保持しているプレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報を参照する。
本発明のプレゼンス情報提供システム、その方法およびサーバによれば、既存のプレゼンスサービス側に特別の装置を設けることなくプレゼンスサービスを利用するアプリケーションごとに適したプレゼンス情報を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1において、プレゼンスサーバ10Aは、任意のアプリケーションAを利用するクライアントのプレゼンス情報を管理する。また、クライアントA1〜n(nは任意の正の整数)は、プレゼンスサーバ10Aと通信し、自身のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ10Aに登録するとともに、アプリケーションAを利用している自身以外のクライアントのプレゼンス情報の提供をプレゼンスサーバ10Aから受ける。
例えば、クライアントA1が、プレゼンスサーバ10Aに対して、プレゼンティティとなるクライアントA2〜nのうち所望のもののプレゼンス情報を要求するウォッチャーであり、また、クライアントA2〜nのうちクライアントA1がプレゼンス情報を要求したものが、プレゼンスサーバ10Aに対して、自身のプレゼンス情報を提供するプレゼンティティである。これは、従来の単体のアプリケーションAについてのプレゼンスサーバ10Aの配下にあるプレゼンスサービスである。
同様に、プレゼンスサーバ10Bは、アプリケーションBを利用するクライアントのプレゼンス情報を管理する。また、クライアントB1〜n(nは任意の正の整数)は、プレゼンスサーバ10Bと通信し、自身のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ10Bに登録するとともに、アプリケーションBを利用している自身以外のクライアントのプレゼンス情報の提供をプレゼンスサーバ10Bから受ける。
例えば、クライアントB1が、プレゼンスサーバ10Bに対して、プレゼンティティとなるクライアントB2〜nのうち所望のもののプレゼンス情報を要求するウォッチャーであり、また、クライアントB2〜nのうちクライアントB1がプレゼンス情報を要求したものが、プレゼンスサーバ10Bに対して、自身のプレゼンス情報を提供するプレゼンティティである。これも、従来の単体のアプリケーションBについてのプレゼンスサーバ10Bの配下にあるプレゼンスサービスである。
なお、アプリケーションAを利用するクライアントAとアプリケーションBを利用するクライアントBのプレゼンス情報の構成は異なっているものとする。
ここで、まず、プレゼンスサーバ10の構成について説明する。図2に示すように、プレゼンスサーバ10は、プレゼンティティプレゼンス情報取得部11と、プレゼンス情報変化検出部12と、プレゼンス情報管理部13と、プレゼンス情報提供部14と、ウォッチャー情報管理部15から構成されている。
プレゼンティティプレゼンス情報取得部11は、プレゼンティティPからプレゼンティティPのプレゼンス情報を取得する機能を有している。
プレゼンス情報変化検出部12は、プレゼンティティプレゼンス情報取得部11がプレゼンティティPからプレゼンス情報の入力を受け付けた旨の信号をトリガとして、プレゼンス情報管理部13に記録されているそのプレゼンス情報と比較し、変化がある場合には、変化検出と判断してプレゼンス情報提供部14にそのプレゼンス情報をウォッチャーWに対して提供するよう指示する機能を有している。
プレゼンス情報管理部13は、プレゼンティティPから取得したプレゼンティティPのプレゼンス情報を登録して保持する機能を有している。
プレゼンス情報提供部14は、プレゼンス情報変化検出部12からのトリガを受けて、ウォッチャー情報管理部15に変化のあったプレゼンティティPのプレゼンス情報をいかなるウォッチャーWに提供すればよいのかを問い合わせるとともに、プレゼンス情報管理部13から提供すべきプレゼンス情報を取得して、ウォッチャーWに対して提供する機能を有している。
ウォッチャー情報管理部15は、ウォッチャーWからのサブスクライブを受け付けて、いかなるプレゼンティティPのプレゼンス情報をいかなるウォッチャーWに対して提供すべきかを管理する機能を有している。例えば、グループメンバのリスト等に関する情報を管理する。したがって、ウォッチャーWがプレゼンス情報を最初に要求した時点においてはプレゼンティティPのプレゼンス情報を必ずウォッチャーWに対して提供し、その後は継続的にプレゼンス情報を監視してプレゼンス情報管理部13に記録されているそのプレゼンス情報と比較し、変化がある場合にプレゼンス情報をウォッチャーWに対して提供することであってもよい。
次に、クライアントの構成について説明する。説明の便宜のためアプリケーションAに関するクライアントを前提とするが、アプリケーションの種類は任意である。図3に示すように、クライアントCaは、ウォッチャー部1と、プレゼンティティ部2と、Aアプリケーション部3aから構成されている。
ウォッチャー部1は、プレゼンスサービスに対して、所望のプレゼンティティのプレゼンス情報を要求し、また、プレゼンスサービスからプレゼンス情報を取得する機能を有している。
プレゼンティティ部2は、プレゼンスサービスに対して、自身のプレゼンス情報を提供する機能を有している。
Aアプリケーション部3aは、アプリケーションAの処理動作を制御する機能を有している。
さて、プレゼンスサーバ10Bの配下にある任意のクライアントBが、プレゼンスサーバ10Aの配下にある任意のクライアントAのプレゼンス情報の提供を受けることを所望する場合があるが、以下に、この場合の処理を詳述する。
まず、プレゼンス加工サーバ30の構成について説明する。図4は、プレゼンティティPAであるクライアントAのプレゼンス情報をウォッチャーWBであるクライアントBに提供する際のプレゼンス加工サーバ30の役割について説明する図であるが、その図4を参照すると、プレゼンス加工サーバ30は、代理ウォッチャー部31と、プレゼンス情報加工部32と、代理プレゼンティティ部33から構成されている。
代理ウォッチャー部31は、ウォッチャーWBの代わりにプレゼンスサーバ10Aから、自身が接続しているプレゼンスサーバ10Aに対してプレゼンス情報を提供しているプレゼンティティPAのプレゼンス情報の提供を受ける機能を有している。また、プレゼンスサーバ10Aに対するサブスクライブを行う機能も有している。
プレゼンス情報加工部32は、代理ウォッチャー部31が提供を受けたプレゼンティティPAのプレゼンス情報を受けとり、そのプレゼンス情報をプレゼンスサーバ10Bが行うプレゼンスサービスに適するように加工して代理プレゼンティティ部33に対して提供する機能を有している。
代理プレゼンティティ部33は、ウォッチャーWBに対してプレゼンティティPAのプレゼンス情報を提供するプレゼンスサーバ10Bに対してプレゼンス情報加工部32で加工されたプレゼンティティPAのプレゼンス情報を提供する機能を有している。
なお、プレゼンス情報の加工が必要なウォッチャーWBとプレゼンティティPAの組み合わせに対応する数の代理ウォッチャー部31と代理プレゼンティティ部33がプレゼンス加工サーバ30内に用意されてもよい。また、1つの代理ウォッチャー部31あるいは代理プレゼンティティ部33において、それらの数に応じた処理を実現可能な機構を構築することとしてもよい。
さらに、代理ウォッチャー部31および代理プレゼンティティ部33は、ソフトウエアにより実現される機能オブジェクトとして存在してもよい。
ここで、プレゼンス加工ポリシー40は、プレゼンス情報加工部32が、プレゼンス情報を所定のアプリケーションで利用しやすい形態に加工する際に参照する変換規則である。加工とは、例えば、プレゼンス情報を透過的にウォッチャーWBに渡す、プレゼンス情報を選択的にウォッチャーWBに渡さない、プレゼンス情報の有する意味を変換ないし合成するあるいはプレゼンス情報のフォーマットを変更することを含む。プレゼンス加工ポリシー40は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に格納されているデータベースのテーブルを用いて実現されてもよい。なお、プレゼンス加工ポリシー40は、プレゼンス加工サーバ30の内部に保持されても、また、外部ストレージ等に保存されてもよい。
プレゼンス加工ポリシー40は、通話、PTT、電子メール、Webアクセス、ゲーム等の複数のアプリケーションを取り扱う携帯電話機等が用いられ、その携帯電話機等の上でアプリケーションBを利用しているウォッチャーWBが、その携帯電話機等の上でアプリケーションAを利用しているプレゼンティティPAの状態を確認する場合等において、プレゼンティティPAがプレゼンスサービスに提供する情報と、ウォッチャーWBが必要とする情報との不一致を吸収するためのものである。
次に、処理動作のフローを図5および図6を参照して説明するが、理解の容易化のために、クライアントB1がクライアントA1のプレゼンス情報を要求するウォッチャーであり、また、クライアントA1が自身のプレゼンス情報を提供するプレゼンティティであるケースを想定して説明する。なお、フローチャートの各ステップについて「S」と略記する。
まず、クライアントB1がプレゼンスサーバ10Bに対してクライアントA1のプレゼンス情報要求を発行する(S601)。
次に、クライアントB1からクライアントA1のプレゼンス情報要求を受け付けたプレゼンスサーバ10Bは、プレゼンスサーバ10Bとプレゼンスサーバ10Aを仲立ちするプレゼンス加工サーバ30に対してプレゼンス情報の提供を要求する(S602)。
そして、プレゼンスサーバ10Bからプレゼンス情報の提供要求を受け付けたプレゼンス加工サーバ30は、プレゼンスサーバ10Aに対してクライアントA1のプレゼンス情報の提供を要求する(S603)。
そして、プレゼンス加工サーバ30からクライアントA1のプレゼンス情報の提供要求を受け付けたプレゼンスサーバ10Aは、自身の配下にあるクライアントA1のプレゼンス情報をプレゼンス加工サーバ30に提供する(S604)。
そして、プレゼンスサーバ10AからクライアントA1のプレゼンス情報の提供を受け付けたプレゼンス加工サーバ30は、クライアントA1とクライアントB1のプレゼンス情報の構成は異なるため、そのクライアントA1のプレゼンス情報をアプリケーションBで利用容易な形態に加工する(S605)。
そして、プレゼンス加工サーバ30は、アプリケーションBで利用容易な形態に加工したクライアントA1のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ10Bに提供する(S606)。
そして、プレゼンス加工サーバ30からアプリケーションBで利用容易な形態に加工したクライアントA1のプレゼンス情報の提供を受け付けたプレゼンスサーバ10Bは、要求元のクライアントB1に対して、そのアプリケーションBで利用容易な形態に加工したクライアントA1のプレゼンス情報を提供する(S607)。
従って、プレゼンスサーバ10Bは、プレゼンス加工サーバ30を、本来のプレゼンティティであるクライアントA1の代わりにクライアントA1のプレゼンス情報を提供するプレゼンティティ機能を有している主体と扱うことが可能となる。すなわち、図5に示すように、プレゼンスサーバ10Bは、本来のプレゼンティティであるクライアントA1のプレゼンス情報を提供するプレゼンス加工サーバ30を、自身の配下のアプリケーションBを利用するプレゼンティティであるクライアントB1aと擬制して扱うことが可能となる。
また、プレゼンスサーバ10Aは、プレゼンス加工サーバ30を、本来のウォッチャーであるクライアントB1の代わりにクライアントA1のプレゼンス情報の提供を受け付けるウォッチャー機能を有している主体と扱うことが可能となる。すなわち、図5に示すように、プレゼンスサーバ10Aは、本来のウォッチャーであるクライアントB1が受け付けるべきプレゼンス情報の提供を受け付けるプレゼンス加工サーバ30を、自身の配下のアプリケーションAを利用するウォッチャーであるクライアントA1bと擬制して扱うことが可能となる。
上記のようなプレゼンス加工サーバ30のプレゼンティティ機能およびウォッチャー機能により、図5に示すように、プレゼンスサーバ10Bは、クライアントA1をクライアントB1aとしてあたかも自身の配下のアプリケーションBを利用するクライアントであるかのように見ることができ、また、プレゼンスサーバ10Aは、クライアントB1をクライアントA1bとしてあたかも自身の配下のアプリケーションAを利用するクライアントであるかのように見ることができる。
これにより、アプリケーションAを利用するクライアントA1とアプリケーションBを利用するクライアントB1のプレゼンス情報の構成が異なる場合であっても、プレゼンスサーバ10Aおよびプレゼンスサーバ10Bに特別な装置あるいは機能を実装することなく、クライアントA1とクライアントB1間でプレゼンス情報のやりとりを行うことができる。
なお、上記の説明は、プレゼンスサーバ10Bの配下にある任意のクライアントBが、プレゼンスサーバ10Aの配下にある任意のクライアントAのプレゼンス情報の提供を受けることを所望する場合を例としたが、同様のプレゼンス情報のやりとりがプレゼンスサーバ10Aの配下にある任意のクライアントAが、プレゼンスサーバ10Bの配下にある任意のクライアントBのプレゼンス情報の提供を受けることを所望する場合にも適用されることはもちろんである。
以下、本発明の第一の実施例であるプレゼンス情報提供システムについて、図面を参照して説明する。上記の図5および図6を参照して説明した、クライアントB1がクライアントA1のプレゼンス情報を要求するウォッチャーであり、また、クライアントA1が自身のプレゼンス情報を提供するプレゼンティティであるケースにおける効率的な動作処理のフローである。
クライアントB1がクライアントA1のプレゼンス情報の提供を受けるときの通常の処理動作は、図7のシーケンス図に示す通りである。
すなわち、クライアントA1は、自身のプレゼンスに変化があったときはプレゼンスサーバ10Aにそのプレゼンス情報を提供する(S701)。
そして、プレゼンスサーバ10Aは、クライアントA1から提供されたプレゼンス情報を保持する(S702)とともにクライアントA1をウォッチしているすべてのウォッチャーに対してプレゼンス情報を提供する(S703)。
プレゼンス加工サーバ30内の代理ウォッチャー部31は、プレゼンスサーバ10Aから提供されたプレゼンス情報を添えてプレゼンス情報加工部32に対してプレゼンス情報加工処理要求を発行する(S704)。
プレゼンス情報加工部32は、代理ウォッチャー部31から提供されたプレゼンス情報を加工し(S705)、代理プレゼンティティ部33に対して加工後のプレゼンス情報を提供する(S706)。
代理プレゼンティティ部33は、プレゼンス情報加工部32から提供された加工後のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ10Bに対して提供する(S707)。
プレゼンスサーバ10Bは、代理プレゼンティティ部33から提供された加工後のクライアントA1のプレゼンス情報を保持する(S708)とともにクライアントB1に対して提供する(S709)。そして、クライアントB1は、クライアントA1のプレゼンス情報を利用する(S710)。
このような動作処理は、クライアントA1のプレゼンス情報の変化の度合いがクライアントB1がクライアントA1のプレゼンス情報を利用する頻度に対して小さい場合には問題を生じないが、クライアントA1のプレゼンス情報の変化の度合いがクライアントB1がクライアントA1のプレゼンス情報を利用する頻度に対して大きい場合には、プレゼンス情報加工処理が頻繁に発生し、それらの処理が無駄になるおそれがある。そこで、クライアントA1のプレゼンス情報の変化の度合いがクライアントB1がクライアントA1のプレゼンス情報を利用する頻度に対して大きい場合には、効率的な処理動作を実現すべく、図8のシーケンス図に示す通り、クライアントB1の要求に応じてクライアントA1のプレゼンス情報加工処理を行うこととするとよい。
すなわち、クライアントA1は、自身のプレゼンスに変化があったときはプレゼンスサーバ10Aにそのプレゼンス情報を提供する(S801)。
そして、プレゼンスサーバ10Aは、クライアントA1から提供されたプレゼンス情報を保持する(S802)とともにクライアントA1をウォッチしているすべてのウォッチャーに対してプレゼンス情報を提供する(S803)。
プレゼンス加工サーバ30内の代理ウォッチャー部31は、プレゼンスサーバ10Aから提供されたプレゼンス情報を保持し、クライアントB1からの要求があるまで待機する(S804)。
そして、クライアントB1にクライアントA1のプレゼンス情報が必要な状況が発生すると(S805)、クライアントB1は、プレゼンスサーバ10Bに対してクライアントA1のプレゼンス情報の提供を要求する(S806)。
クライアントB1からクライアントA1のプレゼンス情報の提供を要求されたプレゼンスサーバ10Bは、プレゼンス加工サーバ30に対してクライアントA1のプレゼンス情報の提供を要求する(S807)。
プレゼンスサーバ10BからクライアントA1のプレゼンス情報の提供を要求されたプレゼンス加工サーバ30内の代理ウォッチャー部31は、保持しているクライアントA1のプレゼンス情報を添えてプレゼンス情報加工部32に対してプレゼンス情報加工処理要求を発行する(S808)。
プレゼンス情報加工部32は、代理ウォッチャー部31から提供されたプレゼンス情報を加工し(S809)、代理プレゼンティティ部33に対して加工後のプレゼンス情報を提供する(S810)。
代理プレゼンティティ部33は、プレゼンス情報加工部32から提供された加工後のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ10Bに対して提供する(S811)。
プレゼンスサーバ10Bは、代理プレゼンティティ部33から提供された加工後のクライアントA1のプレゼンス情報を保持する(S812)とともにクライアントB1に対して提供する(S813)。そして、クライアントB1は、クライアントA1のプレゼンス情報を利用する(S814)。
このような動作処理により、クライアントA1のプレゼンス情報が変化するたびにクライアントB1に対してクライアントA1のプレゼンス情報を提供することなく、プレゼンス情報加工処理の無駄発生を回避して効率的な処理を実現することができる。
以下、本発明の第二の実施例であるプレゼンス情報提供システムについて、図面を参照して説明する。理解の容易化のため、具体的な電話サービスに関するプレゼンス情報と、PTTサービスに関するプレゼンス情報のやりとりについて詳述するが、これらのサービスに関するプレゼンス情報に限定されるものではない。
図9に示すように、電話プレゼンスサーバ10Tには複数の電話クライアントTが接続されている。ここでは2台接続されている。また、PTTプレゼンスサーバ10Pには、複数のPTTクライアントPが接続されている。ここでは4台接続されている。プレゼンス加工サーバ30は、電話プレゼンスサーバ10TとPTTプレゼンスサーバ10Pに接続されており、また、プレゼンス加工ポリシー40を参照している。
電話プレゼンスサーバ10Tは、電話アプリケーションを利用するユーザが必要とするプレゼンス情報の管理および提供を行う。そのプレゼンス情報は、電話による会話を望む相手と通話することが可能であるか否かという情報であり、具体的には、「オンライン」、「オフライン」および「通話中」の3つである。また、これらの3状態を読み替えて、「オンライン」を「応答可能」として、「オフライン」および「通話中」を「応答不可能」とした2状態としてもよい。
また、電話クライアントTは、ウォッチャー部1と、プレゼンティティ部2と、電話アプリケーション部3から構成されている。図10を参照すると携帯電話機7を用いて実現されているが、携帯電話機に限定されず、例えば、パーソナルコンピュータ、PHS(簡易型携帯電話)および携帯情報端末等の図10に示す機能を有している情報処理装置であってもよい。
図10に示すように、携帯電話機7は、通信機能部4と、データ入力部5と、データ出力部6から構成されている。
通信機能部4は、プレゼンスサーバとプレゼンス情報等のやりとりを行う機能を有している。通信手段は、有線または無線のいずれであってもよく、例えば、無線LAN通信、Bluetooth、赤外線通信等を含む。
データ入力部5は、データの入力を受け付ける機能を有している。例えば、文字データを受け付けるキーボードまたは音声データを受け付けるマイク等がある。
データ出力部6は、データの出力を行う機能を有している。例えば、文字、静止画あるいは動画等の画像データを出力する画面または音声データを出力するスピーカ等がある。なお、画面等のデータを表示する機構は、必須構成要素ではなく、ソフトウエアによる端末内部での処理等のユーザの視覚により認識されない処理が行われてもよい。
PTTプレゼンスサーバは、PTTアプリケーションを利用するユーザが必要とするプレゼンス情報の管理および提供を行う。そのプレゼンス情報は、PTTによる会話を望む相手にPTTで話しかけることが可能であるか否かという情報であり、具体的には「オフライン」、「オンライン」と「セッション参加中で他者発言聴取中(応答可能)」、「セッション参加中で発言中(応答不可能)」および「取り込み中(応答不可能)」の5つである。なお、PTTアプリケーションはマルチセッションサービスをサポートするものであり、PTTクライアントは複数のPTTセッションに参加可能である。
これらの5つのプレゼンスのうち前者4つは、PTTクライアントのネットワークの接続状態やPTTアプリケーションの利用状態からシステムが自動的に切り替えるものである。一方、最後の「取り込み中」のプレゼンスはPTTクライアントのユーザ自身が、PTTアプリケーションを利用したコミュニケーションをその時点において許可するか否かを自発的に設定するものである。なお、この設定は、ユーザ自身が行っても、また、所定のスケジューラや他のプレゼンスサービス等のその他の情報と連携して自動的に設定されてもよい。
図11に示すように、PTTプレゼンスサーバ10pは、上記の一般のプレゼンスサーバの構成にさらにPTTサーバとプレゼンス情報をやりとりするための付加インターフェースを有している。
ここで、PTTサーバ17は、PTTセッション情報管理部16において、セッションに参加しているPTTクライアントのプレゼンス情報の保持および制御を行っている。そして、PTTサーバ17は、PTTプレゼンスサーバ10pに対してセッションに参加しているPTTクライアントのプレゼンス情報を提供する。また、PTTサーバ17は、PTTプレゼンスサーバ10pから提供されるPTTクライアントのプレゼンス情報を参照してPTTセッションの制御行う。なお、PTTセッション制御の仕組みに関しては、公知の技術が用いられてよい。
また、図12に示すように、PTTプレゼンスサーバ10pはPTTサーバ17内に実装される構成であってもよい。
また、PTTクライアントは、ウォッチャー部1と、プレゼンティティ部2と、PTTアプリケーション部3pから構成されている。図10を参照するとPTT専用端末8を用いて実現されているが、PTT専用端末に限定されず、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PHS(簡易型携帯電話)、携帯情報端末等の図10に示す機能を有している情報処理装置であってもよい。
図10に示すように、PTT専用端末8は、通信機能部4と、データ入力部5と、データ出力部6から構成されている。
通信機能部4は、プレゼンスサーバとプレゼンス情報等のやりとりを行う機能を有している。通信手段は、有線または無線のいずれであってもよく、例えば、無線LAN通信、Bluetooth、赤外線通信等を含む。
データ入力部5は、データの入力を受け付ける機能を有している。例えば、文字データを受け付けるキーボードまたは音声データを受け付けるマイク等がある。
データ出力部6は、データの出力を行う機能を有している。例えば、文字、静止画あるいは動画等の画像データを出力する画面または音声データを出力するスピーカ等がある。なお、画面等のデータを表示する機構は、必須構成要素ではなく、ソフトウエアによる端末内部での処理等のユーザの視覚により認識されない処理が行われてもよい。
プレゼンス加工サーバ30は、電話プレゼンスサーバ10TとPTTプレゼンスサーバ10Pを仲立ちし、それぞれのプレゼンス情報をそれぞれのアプリケーションが利用しやすい形態に加工して提供する。加工の仕方はプレゼンス加工ポリシー40としてプレゼンス加工サーバ30が参照可能に登録されている。
本実施例におけるプレゼンス加工ポリシー40は、表1に示す通りである。なお、表1では、プレゼンス情報をやりとりする方向毎にそれぞれプレゼンス加工ポリシー40が設けられているが、両者を併せた形式であってもよい。
Figure 2007141251
電話ウォッチャーがPTTプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、PTTプレゼンスが「オフライン」のときは、電話プレゼンスを「オフライン」とする。また、PTTプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、電話プレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンスが「セッション参加中(他者発言聴取中)(応答可能)」のときは、電話プレゼンスを「通話中(応答不可能)」とする。ここで、PTTプレゼンスが「セッション参加中(他者発言聴取中)」とは、新規PTTセッションへ参加可能な状態をいう。また、PTTプレゼンスが「セッション参加中(発言中)(応答不可能)」のときは、電話プレゼンスを「通話中(応答不可能)」とする。ここで、PTTプレゼンスが「セッション参加中(発言中)」とは、新規PTTセッションへ参加不可能な状態をいう。また、PTTプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、電話プレゼンスを「通話中(応答不可能)」とする。
PTTウォッチャーが電話プレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、電話プレゼンスが「オフライン」のときは、PTTプレゼンスを「オフライン」とする。また、電話プレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、PTTプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、電話プレゼンスが「通話中(応答不可能)」のときは、PTTプレゼンスを「セッション参加中(発言中)(応答不可能)」とする。
本実施例におけるプレゼンス加工ポリシー40は、セッション参加中のPTTクライアントが新規PTTセッションへ参加することは、マルチセッション機能により、既存PTTセッションを妨げることなく参加可能であるが、電話での通話は既存PTTセッションを中断しなければならないため、新規のPTTセッションへの招待は受け入れても、電話着信を望まないユーザの需要に応えるものである。
すなわち、マルチセッションサービスをサポートするPTTアプリケーションにおいて、PTTセッションに参加中のユーザAが、他のPTTアプリケーションのユーザに対して「セッション参加中であるが新規セッション参加も可能」という状態を見せることにより、他のPTTアプリケーションのユーザは、ユーザAをPTTセッションに招待することができる。一方、ユーザAは、新規PTTセッションへは、マルチセッション機能により、既存PTTセッションを妨げることなく参加可能であるが、電話での通話は既存PTTセッションを中断しなければならないため、新規のPTTセッションへの招待は受け入れても、他の電話アプリケーションのユーザには「着信拒否」状態と見せることにより、電話着信を受け入れないプレゼンス情報とすることが可能となる。
以上のように構成された本実施例における処理動作のフローを図13を参照して説明する。以下、フローチャートの各ステップについて「S」と略記する。
電話クライアントT1がPTTクライアントP3のプレゼンス情報を要求する場合を想定する。なお、電話クライアントT1とPTTクライアントP3が、異なるユーザの異なる情報処理装置の上で動作している場合はもちろん、同一のユーザが利用する同一の情報処理装置の上で動作している場合を含む。
まず、電話クライアントT1は、電話プレゼンスサーバ10Tに対してPTTクライアントP3のプレゼンス情報を要求する(S131)。電話プレゼンスサーバ10Tは、PTTクライアントのプレゼンス情報は自身が管理するプレゼンス情報ではないので、プレゼンス加工サーバ30にプレゼンス情報を要求する(S132)。プレゼンス加工サーバ30の代理ウォッチャー部31は、電話プレゼンスサーバ10Tからの要求を受けてPTTプレゼンスサーバ10PにPTTクライアントP3のプレゼンス情報の提供を要求する(S133)。
そして、PTTクライアントP3が、例えば、PTTセッションに参加中でPTTクライアントP3のユーザが今まさに発言中である場合には、「セッション参加中(発言中)」というプレゼンス情報を提供し、また、PTTクライアントP3のユーザが発言中でない場合には、「セッション参加中(他者発言聴取中)」というプレゼンス情報をPTTプレゼンスサーバ10Pに提供し(S134)、PTTプレゼンサーバ10Pを電話クライアントT1の代わりに監視しているプレゼンス加工サーバ30の代理ウォッチャー部31は、PTTクライアントP3のプレゼンス情報をPTTプレゼンスサーバ10Pから取得する(S135)。
このとき、PTTクライアントP3のプレゼンス情報の提供を受けることになっている電話クライアントT1のために、プレゼンス加工サーバ30の内部に用意された代理ウォッチャー部31に対しても、同様のPTTクライアントP3のプレゼンス情報が提供されている。これは、PTTプレゼンスサーバ10Pにとってプレゼンス加工サーバ30内の代理ウォッチャー部31も、他のPTTクライアントのウォッチャー機能と同様に、PTTクライアントP3のプレゼンス情報の提供を受けるべくウォッチャー情報管理部15に登録されるからである。
また、PTTクライアントP3のプレゼンスが変更された場合にも、例えば、PTTクライアントP3が任意のPTTセッションに参加したときには、PTTプレゼンスサーバ10Pが管理するPTTクライアントP3のプレゼンス情報は「セッション参加中(発言中)」あるいは「セッション参加中(他者発言聴取中)」となり、PTTプレゼンサーバ10Pを電話クライアントT1の代わりに監視しているプレゼンス加工サーバ30は、PTTクライアントP3のプレゼンス情報を取得することであってもよい。
プレゼンス加工サーバ30の代理ウォッチャー部31がPTTクライアントP3のプレゼンス情報を取得すると、直ちに、プレゼンス情報加工部32にそのプレゼンス情報を引き渡す(S136)。プレゼンス情報加工部32は、表1に示したプレゼンス加工ポリシー40を参照してプレゼンス情報を加工し(S137)、加工後のプレゼンス情報を代理プレゼンティティ部33に提供する(S138)。この加工時に参照するプレゼンス加工ポリシー40は、表1のうちの「電話ウォッチャーがPTTプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受けるときに参照する加工ポリシー」である。代理プレゼンティティ部33は提供されたプレゼンス情報を電話プレゼンスサーバ10Tに提供する(S139)。電話プレゼンスサーバ10Tは、提供されたプレゼンス情報を電話クライアントT1に提供する(S140)。このようにして、電話クライアント2は、PTTクライアントP3のプレゼンス情報の提供を受ける。
上記のように、PTTクライアントP3のプレゼンス情報は、詳細には「(他者発言聴取中)」や「(発言中)」の情報を伴うが、電話アプリケーション側には、いずれも電話を着信することができない状態であると判断するようプレゼンス加工ポリシー40は設定されている。これにより、電話プレゼンスサーバ10Tは電話クライアントT1に、PTTクライアントP3は「通話中」であるというプレゼンスを提供し、電話クライアントT1のユーザはPTTクライアントP3のユーザが電話を着信することができない状態であることを理解する。
なお、PTTプレゼンスサーバ10Pのプレゼンス情報を参照しているPTTクライアント1、2および4は、PTTクライアントP3のプレゼンス情報を「セッション参加中(他者発言聴取中)」や「セッション参加中(発言中)」という詳細なレベルでのプレゼンス情報の提供を受けている。これは、PTTアプリケーションが1つのクライアントが複数セッションに参加することを許可しているためである。
上記実施例によれば、プレゼンス加工サーバ30が、あるプレゼンスサーバが持つ情報を他のプレゼンスサーバに提供する際に、提供先のプレゼンスサーバを用いているアプリケーションが利用容易な形態にプレゼンス情報を加工して提供することで、各アプリケーションの特徴に適合する利用が容易なプレゼンス情報を提供することができる。
PTTアプリケーションとインスタントメッセージ(IM)アプリケーションのプレゼンス情報をプレゼンス加工サーバ30で連携する場合について図14を参照して説明する。本実施例は、実施例2と基本的な構成は同様であるが、プレゼンス加工サーバ30が参照するプレゼンス加工ポリシー40が異なり、そのプレゼンス加工ポリシー40は表2の通りである。なお、表2では、プレゼンス情報をやりとりする方向毎にそれぞれプレゼンス加工ポリシー40が設けられているが、両者を併せた形式であってもよい。
Figure 2007141251
インスタントメッセージウォッチャーがPTTプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、PTTプレゼンスが「オフライン」のときは、インスタントメッセージプレゼンスを「オフライン」とする。また、PTTプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、インスタントメッセージプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンスが「セッション参加中(他者発言聴取中)(応答可能)」のときは、インスタントメッセージプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンスが「セッション参加中(発言中)(応答不可能)」のときは、インスタントメッセージプレゼンスを「退席中(しばらく応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、インスタントメッセージプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。
PTTウォッチャーがインスタントメッセージプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、インスタントメッセージプレゼンスが「オフライン」のときは、PTTプレゼンスを「オフライン」とする。また、インスタントメッセージプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、PTTプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、インスタントメッセージプレゼンスが「退席中(しばらく応答不可能)」のときは、PTTプレゼンスを「セッション参加中(発言中)(応答不可能)」とする。また、インスタントメッセージプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、PTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。
本実施例におけるプレゼンス加工ポリシー40は、セッション参加中のPTTクライアントが新規PTTセッションへ参加することは、マルチセッション機能により、既存PTTセッションを妨げることなく参加可能であるが、インスタントメッセージセッションへの参加は既存PTTセッションを中断する必要はないが、応答が滞る可能性があることを、インスタントメッセージクライアントに示したいというユーザの需要に応えるものである。また、退席中のインスタントメッセージクライアントを新規インスタントメッセージセッションへ招待する場合は、インスタントメッセージクライアントにはすぐに応答できない旨が示されているが、PTTサービスにはそのようなプレゼンスは存在しないためPTTクライアントには応答不可能であると見せたいというユーザの需要に応えるものである。
すなわち、マルチセッションサービスをサポートするPTTアプリケーションにおいて、PTTセッションに参加中のユーザAが、他のPTTアプリケーションのユーザに対して「セッション参加中であるが新規セッション参加も可能」という状態を見せることにより、他のPTTアプリケーションのユーザは、ユーザAをPTTセッションに招待することができる。一方、ユーザAは、新規PTTセッションへは、マルチセッション機能により、既存PTTセッションを妨げることなく参加可能であるが、インスタントメッセージアプリケーションは既存PTTセッションを中断する必要はないが、応答が滞る可能性があるので、他のインスタントメッセージアプリケーションのユーザには「退席中」状態と見せることにより、インスタントメッセージの受信は受け入れるものの応答できない可能性がある旨を示すプレゼンス情報とすることが可能となる。
また、マルチセッションサービスをサポートするインスタントメッセージアプリケーションにおいて、インスタントメッセージクライアント端末の席から離席しているユーザBが、他のインスタントメッセージアプリケーションのユーザに対して「退席中」という状態を見せることにより、他のインスタントメッセージアプリケーションのユーザは、ユーザBをインスタントメッセージセッションに招待することは可能であるが、ユーザBからの応答はすぐには期待できないことを理解することができる。一方、ユーザBに対する新規PTTセッションへの招待は、ユーザBは「退席中」のため、他のPTTアプリケーションのユーザが期待する応答時間を守れない可能性があるため、他のPTTアプリケーションのユーザには、実際にはセッションに参加しているわけではないが、最も適切なコミュニケーション可否状態の表明となる、「セッション参加中(応答不可能)」状態と見せることにより、PTTセッションへの参加はできない旨を示すプレゼンス情報とすることが可能となる。
PTTアプリケーションとゲームアプリケーションのプレゼンス情報をプレゼンス加工サーバ30で連携する場合について図15を参照して説明する。本実施例は、実施例2と基本的な構成は同様であるが、プレゼンス加工サーバ30が参照するプレゼンス加工ポリシー40が異なり、そのプレゼンス加工ポリシー40は表3の通りである。なお、表3では、プレゼンス情報をやりとりする方向毎にそれぞれプレゼンス加工ポリシー40が設けられているが、両者を併せた形式であってもよい。
Figure 2007141251
ここで、本実施例では、抽象的にゲームAとしてそのプレゼンス情報を規定して説明するが、ゲームアプリケーションのプレゼンス情報は、例えば、ドライブゲームあるいはシューティングゲーム等の特にリアルタイム性を要求されるゲームや、リアルタイム性には拘泥しないがシナリオ中の所定の部分には他からの割り込みを許可することをユーザが好まないゲームがあり、ゲームシナリオの性格により個々のゲームで異なるためすべてのゲームが同一のプレゼンス情報の構成を採用するとは限らない。
ゲームAウォッチャーがPTTプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、PTTプレゼンスが「オフライン」のときは、ゲームAプレゼンスを「オフライン」とする。また、PTTプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、ゲームAプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンスが「セッション参加中(他者発言聴取中)(応答可能)」のときは、ゲームAプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。これは、ユーザの設定によりPTTアプリケーションの優先度をゲームAよりも高く設定していることを意味する。また、PTTプレゼンスが「セッション参加中(発言中)(応答不可能)」のときは、ゲームAプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、ゲームAプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。
PTTウォッチャーがゲームプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、ゲームAプレゼンスが「オフライン」のときは、PTTプレゼンスを「オフライン」とする。また、ゲームAプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、PTTプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、ゲームAプレゼンスが「セッション参加中(応答可能)」のときは、PTTプレゼンスを「セッション参加中(他者発言聴取中)(応答可能)」とする。これは、ユーザの設定によりPTTアプリケーションの優先度をゲームAと少なくとも同等以上に高く設定していることを意味する。また、ゲームAプレゼンスが「セッション参加中(応答不可能)」のときは、PTTプレゼンスを「セッション参加中(発言中)(応答不可能)」とする。
本実施例におけるプレゼンス加工ポリシー40は、セッション参加中のPTTクライアントを新規PTTセッションへ招待する場合は、マルチセッション機能により、既存PTTセッションを妨げることなく参加可能であるが、セッション参加中のPTTクライアントをゲームAセッションに招待することは既存PTTセッションを中断しなければならないため、新規のPTTセッションへの招待は受け入れても、ゲームAの受信を望まないユーザの需要に応えるものである。一方、セッション参加中のゲームAクライントを新規PTTセッションへ招待する場合は、他のゲームAクライアントから見て応答可能状態であれば、PTTクライアントから見ても応答可能であるとすることができる。
すなわち、マルチセッションサービスをサポートするPTTアプリケーションにおいて、PTTセッションに参加中のユーザAが、他のPTTアプリケーションのユーザに対して「セッション参加中であるが新規セッション参加も可能」という状態を見せることにより、他のPTTアプリケーションのユーザは、ユーザAをPTTセッションに招待することができる。一方、ユーザAは、新規PTTセッションへは、マルチセッション機能により、既存PTTセッションを妨げることなく参加可能であるが、セッション参加中のPTTクライアントをゲームAセッションに招待することは既存PTTセッションを中断しなければならないため、新規のPTTセッションへの招待は受け入れても、他のゲームAアプリケーションのユーザには「セッション参加中(応答不可能)」状態と見せることにより、ゲームAの受信を受け入れないプレゼンス情報とすることが可能となる。
ゲームアプリケーションシナリオ中で、ゲームクライアントのプレゼンス情報の変化頻度によりゲームプレゼンスサーバを分割して管理している場合においてゲーム中プレゼンス変化頻度の高いユーザーグループとそれ以外のグループのプレゼンス情報をプレゼンス加工サーバ30で連携する場合について図16を参照して説明する。
ここで、ゲームアプリケーションをゲームBと想定する。本実施例は、実施例2と基本的な構成は同様であるが、ゲームシナリオ中に特定のステージに参加しているゲームクライアントのプレゼンス情報を管理するゲームBステージYプレゼンスサーバ10Gyと、それ以外のゲームクライアントのプレゼンス情報を管理しているゲームBステージXプレゼンスサーバ10Gxと、プレゼンス加工サーバ30とから構成されている。プレゼンス加工サーバ30が参照するプレゼンス加工ポリシー40は表4の通りである。なお、表4では、プレゼンス情報をやりとりする方向毎にそれぞれプレゼンス加工ポリシー40が設けられているが、両者を併せた形式であってもよい。
Figure 2007141251
なお、表4中にステージY参加中:状態1〜n(nは任意の正の整数)があるが、これらの状態1〜nはゲームシナリオ上設定された状態であり、ゲーム作者が任意に設定するものである。また、これらの状態1〜nは、ゲーム進行中に、例えば、数秒単位で変化する等の高い頻度で変化するためプレゼンスサーバの負荷を考慮して、同一ゲーム中ステージYに属していない参加者とは別のゲームBステージXプレゼンスサーバ10Gxが用意されている。
ゲームB中プレゼンス変化頻度の小さいステージXに参加しているウォッチャーがプレゼンス変化頻度の大きいステージYに参加しているプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、ゲームBステージYプレゼンスが「オフライン」のときは、ゲームBステージXプレゼンスを「オフライン」とする。また、ゲームBステージYプレゼンスが「オンライン:ステージYサスペンド中(応答可能)」のときは、ゲームBステージXプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、ゲームBステージYプレゼンスが「ステージY参加中:状態1(他のステージY参加者には応答可能)」のときは、ゲームBステージXプレゼンスを「ステージY参加中(応答不可能)」とする。また、ゲームBステージYプレゼンスが「ステージY参加中:状態2(他のステージY参加者には応答可能)」のときは、ゲームBステージXプレゼンスを「ステージY参加中(応答不可能)」とする。また、ゲームBステージYプレゼンスが「ステージY参加中:状態3(他のステージY参加者には応答可能)」のときは、ゲームBステージXプレゼンスを「ステージY参加中(応答不可能)」とする。また、ゲームBステージYプレゼンスが「ステージY参加中:状態4(応答不可能)」のときは、ゲームBステージXプレゼンスを「ステージY参加中(応答不可能)」とする。
ゲームB中プレゼンス変化頻度の小さいステージXに参加しているウォッチャーがプレゼンス変化頻度の大きいステージYに参加しているプレゼンティティのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、ゲームBステージXプレゼンスが「オフライン」のときは、ゲームBステージYプレゼンスを「オフライン」とする。また、ゲームBステージXプレゼンスが「オンライン:ステージXサスペンド中(応答可能)」のときは、ゲームBステージYプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、ゲームBステージXプレゼンスが「ステージX参加中(応答可能)」のときは、ゲームBステージYプレゼンスを「ステージX参加中(応答可能)」とする。また、ゲームBステージXプレゼンスが「ステージX参加中(応答不可能)」のときは、ゲームBステージYプレゼンスを「ステージX参加中(応答不可能)」とする。
本実施例におけるプレゼンス加工ポリシー40は、プレゼンス加工サーバ30内の代理プレゼンティティ部33がゲームBステージYプレゼンスサーバ10Gyから変化頻度の高いプレゼンス情報の提供を受けた際に、プレゼンス情報加工部32がプレゼンス加工ポリシー40を参照してゲームBステージXプレゼンスサーバ10Gx向けにプレゼンス情報を変換するが、もしその変換結果がその時点でプレゼンス情報管理部13に設定されているプレゼンス情報と同一の場合には、代理プレゼンティティ部33に、新しいが内容は同一のプレゼンス情報を提供しないことにより代理プレゼンティティ部33がゲームBステージXプレゼンスサーバ10Gxにプレゼンス情報を提供する頻度を下げ通信負荷を低減する需要に応えるものである。
上記の実施形態あるいは各実施例では、プレゼンスサーバBがアプリクライアントBにクライアントAのプレゼンス情報を提供する場合において、プレゼンスサーバBは既知のプレゼンス加工サーバ30から該当するプレゼンス情報の提供を受けることを前提とする構成に基づいて説明をした。本実施例は、プレゼンスサーバBがクライアントAのプレゼンス情報を提供する際に、クライアントAのプレゼンス情報の提供元となるプレゼンス加工サーバ30を知らないときの解決手法を示す。
図17を参照すると、プレゼンスサーバ10Bは、任意のクライアントBからクライアントAのプレゼンス情報の取得に関するサブスクライブを受けると、プレゼンス加工サーバ情報提供サービス34に問い合わせを行い、該当するプレゼンス情報の提供を受けるために適切なプレゼンス加工サーバ30の所在情報を獲得する。その後、プレゼンス加工サーバ30との間でプレゼンス情報の提供を受ける設定を行う。
プレゼンス加工サーバ情報提供サービス34は、既知のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバや、サービス発見プロトコル(SLP:Service Location Protocol RFC2608)等の技術を用いて実現されてもよい。
さらに、他の手法として、プレゼンスサーバ10Bは、任意のクライアントBからクライアントAのプレゼンス情報の取得に関するサブスクライブを受けると、プレゼンス加工サーバ情報提供サービス34に対して、「該当するプレゼンス情報の提供を受けるために適切なプレゼンス加工サーバ30に対して、プレゼンスサーバ10Bに該当するプレゼンス情報を提供するための設定を行う要求を発行すること」を要求する。そして、プレゼンス加工サーバ情報提供サービス34は、その要求を受けて適切なプレゼンス加工サーバ30に対して、「プレゼンスサーバ10Bに対してクライアントAのプレゼンス情報を提供するための設定を行うこと」を要求する。そして、プレゼンス加工サーバ30は、自身の内部に代理ウォッチャー部31と、代理プレゼンティティ部33と、プレゼンス情報加工部32を準備して、代理プレゼンティティ部33からプレゼンスサーバ10BにクライアントAとしてサブスクライブする。そして、プレゼンスサーバ10Bは、代理プレゼンティティ部33からのサブスクライブをプレゼンス加工サーバ情報提供サービス34に要求したプレゼンス加工サーバ30からの設定完了通知と解釈して、クライアントBに対してクライアントAのプレゼンス情報を提供することであってもよい。
異なる複数のアプリケーションクライアントを同一端末内に有しているユーザ端末9Aと、単一のアプリケーションクライアントのみを端末内に有しているユーザ端末9Bの間でのプレゼンス情報の提供のルーティング手法について図18を参照して説明する。
クライアントA2を内蔵するユーザ端末9Bが、ユーザ端末9Aに内蔵されたアプリケーションのプレゼンス情報の提供を受ける場合には、まず、クライアントA2は、ユーザ端末9Aのプレゼンス情報の提供を受けるためのサブスクライブをプレゼンス加工サーバ30に発行する。そして、プレゼンス加工サーバ30は、ユーザ端末情報管理サーバ35に対してユーザ端末9Bが有しているアプリケーションクライアント情報を問い合わせることにより、ユーザ端末9BがクライアントA1およびクライアントB1を有していることを検知する。そして、プレゼンス加工サーバ30は、プレゼンスサーバ10Bとの間ではクライアントB1のプレゼンス情報の提供を受けるように設定し、同時にプレゼンスサーバ10Aに対しては、クライアントA1のプレゼンス情報およびプレゼンス加工サーバ30がクライアントA2の代わりにプレゼンスサーバ10Bから提供を受けたクライアントB1の加工されたプレゼンス情報をクライアントA2に提供することを要求する。
以上のようにプレゼンス情報を受け渡すためのルーティングに関する設定が行われた後、プレゼンスサーバ10AからクライアントA1のプレゼンス情報とプレゼンス加工サーバ30で加工されたクライアントB1のプレゼンス情報がクライアントA2に提供される。
上記の実施例によれば、クライアントA2はクライアントA1とクライアントB1の2つのプレゼンス情報の提供を受けるためのサブスクライブを1度に実行することが可能となる。
また、複数のアプリケーションクライアントを内蔵するユーザ端末9Aのプレゼンス情報の提供をまとめて受けることにより、ユーザ端末9AがアプリケーションBを使用しているがアプリケーションAは使用していない状態の場合に、クライアントA1のプレゼンスのみについては「応答可能」であっても、クライアントB1のプレゼンスが「応答不可能」であるならば、ユーザ端末9AはアプリケーションAを利用することができない状態であることも考えられ、そのような状況ではユーザ端末9Bは、ユーザ端末9Aに対してアプリケーションAを用いてアクセスすることを見合わせることとする対応が可能となる。
上記の実施形態および各実施例では、2つのアプリケーションプレゼンスサーバを1つのプレゼンス加工サーバ30が仲介する構成であるシステムについて説明したが、ここでは、ネットワークを介して複数のアプリケーションのプレゼンスサーバを1つのプレゼンス加工サーバ30が仲介する構成である場合について図19を参照して説明する。
本実施例において、プレゼンス加工サーバ30が参照するプレゼンス加工ポリシー40は、図19に示すように、上記の2つのアプリケーションプレゼンスサーバ間における、プレゼンス加工ポリシー40を、例えば、変換テーブルとしてアプリケーションの組合せの数に応じて用意するものである。
任意のアプリケーションクライアント間のプレゼンス情報の提供をプレゼンス加工サーバ30を介して行う場合は、プレゼンス加工ポリシー40の必要な変換テーブルが参照される。プレゼンス加工ポリシー40の変換テーブルの参照を適切に行うために、例えば、プレゼンス加工サーバ30が各アプリケーションのプレゼンスサーバから受けとるそのアプリケーションを一意に識別するための識別データに基づいてアプリケーションを特定することにより行われてもよい。
上記の実施形態および各実施例では、1つのアプリケーションプレゼンスを別の1つのアプリケーションプレゼンスに加工するシステムについて説明したが、ここでは、プレゼンス加工サーバ30がプレゼンス加工処理を行うときに、必ず参照するジェネリックプレゼンスサーバ50が存在する構成である場合について図面を参照して説明する。
図20に示すように、プレゼンスサーバ10A、プレゼンスサーバ10Bおよびプレゼンスサーバ10Xと、プレゼンス加工サーバ30と、ジェネリックプレゼンスサーバ50は、ネットワーク200を介してそれぞれ接続されている。
ジェネリックプレゼンスサーバ50は、プレゼンスサービス全体を包括するプレゼンスサービスのユーザの基本となるプレゼンス情報を保持する機能を有している。
ユーザの基本的な行動状況のプレゼンスとは、例えば、仕事中、仕事外すなわちプライベートな時間、会議中、食事中、睡眠中、運転中、電車乗車中等である。また、高速道路サービスエリア内、病院内等のユーザの基本的な位置情報もある。これらのプレゼンス情報は、アプリケーションプレゼンス情報とは質的に異なるものである。
ジェネリックプレゼンスサーバ50は、ユーザが利用するユーザ端末の通信機能部、データ入力部またはデータ出力部の状況および能力または、法律および制度等による禁止事項および優先事項等を保持し、加工ポリシー40aにこれらのプレゼンス情報を導出するための基準となる属性にプレゼンス情報をマッピングする形式で利用してもよい。
図20を参照して、プレゼンティティであるクライアントA1とウォッチャーであるクライアントB1のプレゼンス情報のやりとりを具体的に説明すると、まず、プレゼンス加工サーバ30は、プレゼンス加工ポリシー40aを参照して、クライアントA1のアプリケーションAのプレゼンス情報をジェネリックプレゼンスに加工し、次に、プレゼンス加工サーバ30は、プレゼンス加工ポリシー40aを参照して、ジェネリックプレゼンスに加工されたアプリケーションAのプレゼンス情報をクライアントB1のアプリケーションBのプレゼンス情報に加工する。したがって、ジェネリックプレゼンスサーバ50を設けることにより、例えば、新しいアプリケーションプレゼンスをプレゼンスサービスに追加する際に、プレゼンス情報を加工してプレゼンス情報の交換を行う複数の相手側アプリケーションプレゼンスごとのプレゼンス加工ポリシー40bを用意することができなくとも、ジェネリックプレゼンスサーバ50との間のプレゼンス加工ポリシー40aさえ用意することができれば、そのジェネリックプレゼンスを介してその他のアプリケーションプレゼンスとの連携が可能となる。ここで、ジェネリックプレゼンスを介した連携によるプレゼンス加工ポリシー40aの精度の差異を解消すべく、ジェネリックプレゼンスサーバ50の存在に関わらず、一部または全部のアプリケーションプレゼンスサーバ間を直接連携させ、アプリケーションプレゼンス間で直接にプレゼンスの加工を行ってもよい。
以下に、PTTアプリケーションのプレゼンス情報とジェネリックプレゼンスサーバ50が保持するプレゼンス情報をプレゼンス加工サーバ30で連携する場合の構成および動作について図21を参照して説明する。すなわち、PTTプレゼンティティである任意のPTTクライアントCpが提供するプレゼンス情報にジェネリックプレゼンスサーバ50が保持するプレゼンス情報である、ユーザの自動車への「乗車状況プレゼンス」およびその自動車の「位置プレゼンス」を加味して、PTTウォッチャーである他のPTTクライアントCpに対して提供するプレゼンス情報へ加工する場合である。
図21に示すように、PTTプレゼンスサーバ10Pは、クライアント提供プレゼンス情報保持部37および加工後プレゼンス情報保持部38から構成されている。ここで、クライアント提供プレゼンス情報保持部37は、任意のPTTクライアントCpが提供するプレゼンス情報をそのまま保持する機能を有している。また、加工後プレゼンス情報保持部38は、プレゼンス加工サーバ30が加工した後の他のPTTクライアントCpまたは他のアプリケーションプレゼンスサーバに提供するプレゼンス情報を保持する機能を有している。
また、図21に示すように、プレゼンス加工サーバ30は、代理ウォッチャー部31と、プレゼンス情報加工部32と、代理プレゼンティティ部33から構成されている。代理ウォッチャー部31は、ジェネリックプレゼンスサーバ50のプレゼンス情報とPTTプレゼンスサーバ10P内のクライアント提供プレゼンス情報保持部37を参照する。代理プレゼンティティ部33は、プレゼンス加工サーバ30が加工した後のプレゼンス情報をPTTプレゼンスサーバ10Pの加工後プレゼンス情報保持部38に提供する。
プレゼンス加工サーバ30が参照するプレゼンス加工ポリシー40aは表5の通りである。なお、表5中の「*」で示したプレゼンス情報は任意のプレゼンス情報を表し、そのときの「乗車状況プレゼンス」または「位置プレゼンス」はPTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンス情報に影響を与えないことを意味している。
Figure 2007141251
乗車状況プレゼンスが「*」であり、かつ位置プレゼンスが「*」であり、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「オフライン」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「オフライン」とする。
また、乗車状況プレゼンスが「乗車中(運転中)」であり、かつ位置プレゼンスが「移動中」の場合であって、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「オンライン」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。
また、乗車状況プレゼンスが「乗車中(一時停車中)」であり、かつ位置プレゼンスが「交差点」の場合であって、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。
また、乗車状況プレゼンスが「乗車中(駐車中)」であり、かつ位置プレゼンスが「駐車場」の場合であって、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「セッション参加中(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。
また、乗車状況プレゼンスが「乗車中(同乗中)」であり、かつ位置プレゼンスが「*」の場合であって、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「オンライン(応答可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「オンライン(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「セッション参加中(応答可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「セッション参加中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「セッション参加中(応答不可能)」とする。また、PTTプレゼンティティのプレゼンスが「取り込み中(応答不可能)」のときは、PTTウォッチャーが提供されるPTTプレゼンスを「取り込み中(応答不可能)」とする。
次に、本実施例の動作を説明する。PTTプレゼンティティである任意のPTTクライアントCpが自身のプレゼンス情報をPTTプレゼンスサーバ10Pのクライアント提供プレゼンス情報保持部37に対して提供すると、クライアント提供プレゼンス情報保持部37は、そのプレゼンス情報を保持するとともにプレゼンス加工サーバ30の代理ウォッチャー部31に対してそのプレゼンス情報を提供する。
代理ウォッチャー部31は、クライアント提供プレゼンス情報保持部37から提供されたPTTプレゼンティティである任意のPTTクライアントCpのプレゼンス情報をプレゼンス加工サーバ30のプレゼンス情報加工部32に対して提供する。
プレゼンス情報加工部32は、代理ウォッチャー部31から提供されるPTTプレゼンティティである任意のPTTクライアントCpのプレゼンス情報およびジェネリックプレゼンスサーバ50から提供されるPTTプレゼンティティである任意のPTTクライアントCpのユーザの「乗車状況プレゼンス」、「位置プレゼンス」を参照し、さらにプレゼンス加工ポリシー40aを参照して、最終的にPTTプレゼンスサーバ10PがPTTプレゼンティティである任意のPTTクライアントCpのプレゼンス情報として保持すべきプレゼンス情報に加工する。
プレゼンス情報加工部32は、プレゼンス加工サーバ30の代理プレゼンティティ部33に対して加工後のプレゼンス情報を提供する。代理プレゼンティティ部33は、その加工後のプレゼンス情報をPTTプレゼンスサーバ10Pの加工後プレゼンス情報保持部38に対して提供する。
加工後プレゼンス情報保持部38は、PTTプレゼンティティである任意のPTTクライアントCpのプレゼンス情報として、加工後のプレゼンス情報を用いて、PTTウォッチャーである他のPTTクライアントCpに対してプレゼンス情報の提供を行う。
ここで、ジェネリックプレゼンスサーバ50の加工ポリシー40aの登録または更新方法の一例を図22を参照して説明する。
ユーザ端末9は、アプリケーションXのクライアントXとプレゼンス情報加工発行部36を備えている。プレゼンス情報加工発行部36は、他のアプリケーションプレゼンスサーバに対して加工されたプレゼンス情報を発行する機能を有している。プレゼンス情報加工発行部36は、例えば、ユーザ端末9が携帯電話機である場合には、iアプリ(登録商標)、Java(登録商標)アプリ、BREW(登録商標)アプリ等のダウンロードアプリケーションソフトを用いて実現されてもよい。
上記の他のアプリケーションプレゼンスサーバがジェネリックプレゼンスサーバ50である場合には、プレゼンス情報加工発行部36の加工されたアプリケーションXのプレゼンス情報を発行する機能を利用して、ジェネリックプレゼンスサーバ50のプレゼンス情報とアプリケーションXのプレゼンス情報を変換する規則であるプレゼンス加工ポリシー40aの登録および更新を、ジェネリックプレゼンスサーバ50に対して容易に行うことができる。
プレゼンス加工サーバ30が、複数のプレゼンスサーバが提供するプレゼンス情報を参照してプレゼンス情報を加工する場合であって、参照される複数のプレゼンス情報に優先順位が設定されている場合について図を参照して説明する。
図23に示すように、プレゼンス加工サーバ30は、プレゼンスサーバ10A、プレゼンスサーバ10Bおよびプレゼンスサーバ10Cからそれぞれのプレゼンス情報の提供を受けて、プレゼンス加工ポリシー40を参照して、プレゼンスサーバ10Xに提供するプレゼンス情報の加工処理を行う。
プレゼンス加工サーバ30が参照するプレゼンス加工ポリシー40は表6の通りである。なお、表6中の「*」で示したプレゼンス情報は任意のプレゼンス情報を表している。
Figure 2007141251
アプリケーションAプレゼンス、アプリケーションBプレゼンスおよびアプリケーションCプレゼンスを組み合わせて、アプリケーションXプレゼンスに加工する。アプリケーションAプレゼンスが「*」であり、かつアプリケーションBプレゼンスが「*(取り込み中以外)」であり、かつアプリケーションCプレゼンスが「*」のときは、アプリケーションXプレゼンスを「*」とする。これは参照される複数のプレゼンス情報に優先順位が設定されていない場合である。また、アプリケーションAプレゼンスが「*」であり、かつアプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」であり、かつアプリケーションCプレゼンスが「*」のときは、アプリケーションXプレゼンスを「取り込み中」とする。これはアプリケーションBプレゼンスの変化を優先する場合である。すなわち、アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」ある場合には、アプリケーションAプレゼンスおよびアプリケーションCプレゼンスがいかなるものであっても、それらには依存せずにアプリケーションXプレゼンスは「取り込み中」とされる。
本実施例における処理動作のフローを図24を参照して説明する。以下、フローチャートの各ステップについて「S」と略記する。まず、プレゼンス加工サーバ30は、アプリケーションBプレゼンスが変化しているか否かを判定する(S241)。アプリケーションBプレゼンスが変化している場合には、アプリケーションBプレゼンスの変化に応じてプレゼンス情報の加工処理を行う(S242)。
一方、アプリケーションBプレゼンスが変化していない場合には、プレゼンス加工サーバ30は、アプリケーションAプレゼンスが変化しているか否かを判定する(S243)。アプリケーションAプレゼンスが変化している場合には、アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」であるか否かをさらに判定する(S244)。アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」である場合には、プレゼンス情報の加工処理を行うことなくステップ241の処理ルーチンに戻る。一方、アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」でない場合には、アプリケーションAプレゼンスの変化に応じてプレゼンス情報の加工処理を行う(S242)。
さて、ステップ243における判定で、アプリケーションAプレゼンスが変化していない場合には、プレゼンス加工サーバ30は、アプリケーションCプレゼンスが変化しているか否かを判定する(S245)。アプリケーションCプレゼンスが変化している場合には、アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」であるか否かをさらに判定する(S244)。アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」である場合には、プレゼンス情報の加工処理を行うことなくステップ241の処理ルーチンに戻る。一方、アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」でない場合には、アプリケーションCプレゼンスの変化に応じてプレゼンス情報の加工処理を行う(S242)。
なお、ステップ245における判定で、アプリケーションCプレゼンスが変化していない場合には、いかなるアプリケーションプレゼンスも変化していないこととなるため、ステップ241の処理ルーチンに戻る。
このように、アプリケーションBプレゼンス「取り込み中」に高い優先順位が設定されている場合には、アプリケーションBプレゼンスが「取り込み中」であるときは、アプリケーションAプレゼンスおよびアプリケーションCプレゼンスに依存することなくアプリケーションXプレゼンスを「取り込み中」とし、その他のプレゼンス情報のときは、アプリケーションAプレゼンス、アプリケーションBプレゼンスまたはアプリケーションCプレゼンスをそれぞれ参照してプレゼンス情報の加工処理が行われる。
したがって、アプリケーションAプレゼンス、アプリケーションBプレゼンスまたはアプリケーションCプレゼンスのいずれかが変化した場合に毎回プレゼンス情報の加工処理を行う処理に比べて、複数のプレゼンス情報を参照して行われるプレゼンス情報の加工処理の効率化を図ることができる。
また、優先順位の高いプレゼンス情報が変化した場合には、例えば、図7に示すようなプレゼンス情報提供側がトリガとなってプレゼンス情報の加工処理が行われ、それ以外の場合には、例えば、図8に示すようなプレゼンス情報要求側がトリガとなってプレゼンス情報の加工処理が行われてもよい。さらに、優先順位の高いプレゼンス情報提供側の状態によって、それ以外のプレゼンス情報が変化した場合におけるプレゼンス情報の加工処理手順をプレゼンス情報提供側をトリガとするか、またはプレゼンス情報要求側をトリガとするかを決定してもよい。
なお、上記の実施形態および各実施例は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、クライアントがプレゼンティティまたはウォッチャーのいずれかの機能のみを有しており、一方向でのプレゼンス情報の受け渡しを簡素な構成で実現し、各種のセンサまたは監視サービス等に適用されてもよい。また、プレゼンス加工ポリシーが、同一のアプリケーションについての同一のプレゼンス情報であってもユーザにより異なる加工を行い、ユーザの差別化を図ってもよい。さらに、プレゼンスサーバとプレゼンス加工サーバが別個の装置として接続されているシステム構成について説明したが、各機能が1つのコンピュータシステムとして実現されている構成や機能毎に複数のサーバ装置等が追加された構成にも適用可能であることはもちろんである。
本発明の実施形態におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるプレゼンスサーバの構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるクライアントの構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるプレゼンス加工サーバの構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるプレゼンスサービスシステムの詳細な構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるプレゼンス加工サーバの処理動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるプレゼンス情報の加工処理動作の手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の第一の実施例におけるプレゼンス情報の加工処理動作の手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の第二の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第二の実施例におけるクライアントの構成を示す図である。 本発明の第二の実施例におけるPTTプレゼンスサーバの構成を示す図である。 本発明の第二の実施例におけるPTTサーバの構成を示す図である。 本発明の第二の実施例におけるプレゼンス加工サーバの処理動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第四の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第五の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第六の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第七の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第八の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第九の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第九の実施例におけるPTTプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第九の実施例におけるプレゼンス加工ポリシーを登録するシステムの構成を示す図である。 本発明の第十の実施例におけるプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の第十の実施例におけるプレゼンス加工サーバの処理動作の手順を示すフローチャートである。 従来のプレゼンスサービスシステムの構成を示す図である。
符号の説明
A1、A1b、A2、A3、An、B1、B1a、B2、B3、Bn、X1、X2 クライアント
Ca Aクライアント
Ga1、Ga2 ゲームAクライアント
Gb1、Gb2、Gb3、Gb4、Gb5 ゲームBクライアント
I1、I2 IMクライアント
P、PA プレゼンティティ
Cp、P1、P2、P3、P4 PTTクライアント
Ct、T1、T2 電話クライアント
W、WB ウォッチャー
1 ウォッチャー部
2 プレゼンティティ部
3 アプリケーション部
4 通信機能部
5 データ入力部
6 データ出力部
7 携帯電話機
8 PTT専用端末
9、9A、9B ユーザ端末
10A、10B、10X プレゼンスサーバ
10Ga ゲームAプレゼンスサーバ
10Gx ゲームBステージXプレゼンスサーバ
10Gy ゲームBステージYプレゼンスサーバ
10I IMプレゼンスサーバ
10P PTTプレゼンスサーバ
10T 電話プレゼンスサーバ
10、10A、10B プレゼンスサーバ
11 プレゼンティティプレゼンス情報取得部
12 プレゼンス情報変化検出部
13 プレゼンス情報管理部
14 プレゼンス情報提供部
15 ウォッチャー情報管理部
16 PTTセッション情報管理部
17 PTTサーバ
30 プレゼンス加工サーバ
31 代理ウォッチャー部
32 プレゼンス情報加工部
33 代理プレゼンティティ部
34 プレゼンス加工サーバ情報提供サービス
35 ユーザ端末情報管理サーバ
36 プレゼンス情報加工発行部
37 クライアント提供プレゼンス情報保持部
38 加工後プレゼンス情報保持部
40、40a、40b プレゼンス加工ポリシー
50 ジェネリックプレゼンスサービス
100 プレゼンスサービス
200 ネットワーク

Claims (51)

  1. プレゼンスサーバがクライアントと送受信するプレゼンス情報の構成が異なる複数のプレゼンスサービスが接続されているプレゼンス情報提供システムであって、
    前記複数のプレゼンスサーバ間に接続されて、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供するプレゼンス加工サーバを備えることを特徴とするプレゼンス情報提供システム。
  2. 前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が変化したときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供することを特徴とする請求項1記載のプレゼンス情報提供システム。
  3. 前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が必要となったときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供することを特徴とする請求項1記載のプレゼンス情報提供システム。
  4. 前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が変化したときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を、他の前記プレゼンスサービスからの要求に応じて、他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供することを特徴とする請求項1記載のプレゼンス情報提供システム。
  5. 前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が必要となったときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を、他の前記プレゼンスサービスからの要求に応じて、他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供することを特徴とする請求項1記載のプレゼンス情報提供システム。
  6. 前記プレゼンスサービスを利用するアプリケーション毎に前記プレゼンスサーバが設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供システム。
  7. 前記プレゼンス情報の変化の頻度に応じて複数の前記プレゼンスサーバが設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供システム。
  8. 前記プレゼンス加工サーバは、構成が異なる前記プレゼンス情報を前記複数のプレゼンスサービス間で利用可能にするための規則が設定される加工ポリシーを参照して前記プレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供システム。
  9. 前記加工ポリシーは、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーションのプレゼンスサービス間において、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントが一つ以上のセッションに参加中であって、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントの前記プレゼンス情報が、前記マルチセッションが可能なアプリケーション間では新規セッション可能な前記プレゼンス情報であるときに、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントの前記プレゼンス情報を前記その他のアプリケーションに対しては新規セッション不可能な前記プレゼンス情報とする規則が設定されることを特徴とする請求項8記載のプレゼンス情報提供システム。
  10. 前記加工ポリシーは、複数の前記プレゼンスサービスから受けとったそれぞれの優先順位が設けられている複数の前記プレゼンス情報を参照して他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報に加工するための規則が設定されることを特徴とする請求項8記載のプレゼンス情報提供システム。
  11. 前記プレゼンス加工サーバが、前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を加工するとき、優先度の高い前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が特定の値である場合には、優先度の低い他の前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が変化しても、前記プレゼンス情報を加工しないことを特徴とする請求項10記載のプレゼンス情報提供システム。
  12. 前記プレゼンス加工サーバが、前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を加工するとき、優先度の高い前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が特定の値である場合には、優先度の低い他の前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報を参照せずに、前記プレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項10記載のプレゼンス情報提供システム。
  13. 前記プレゼンス加工サーバが、前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を加工するとき、加工後の前記プレゼンス情報が、すでに保持されている加工後の前記プレゼンス情報と同一の場合には、加工後の前記プレゼンス情報を保持しないことを特徴とする請求10記載のプレゼンス情報提供システム。
  14. 前記プレゼンスサービスからの問合せを受け付けて、複数の前記プレゼンス加工サーバのうち、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工する前記プレゼンス加工サーバを特定するプレゼンス加工サーバ情報提供サービスを備えることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供システム。
  15. 一つ以上のアプリケーションクライアントを有する第1のユーザ端末と、前記第1のユーザ端末が有するアプリケーションクライアントとは異なるアプリケーションクライアントを含む一つ以上の前記アプリケーションクライアントを有する第2のユーザ端末間における前記プレゼンス情報の提供のルーティングを行うユーザ端末情報管理サーバを備えることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供システム。
  16. 前記プレゼンス加工サーバによって前記加工ポリシーを参照して前記プレゼンス情報が加工される際に参照される前記プレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報を保持するジェネリックプレゼンスサーバを備えることを特徴とする請求項8から15のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供システム。
  17. 前記プレゼンス加工サーバによって、前記加工ポリシーを参照して一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報が前記プレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報へ加工され、前記プレゼンス加工サーバによって前記加工ポリシーを参照してその加工された前記基本となるプレゼンス情報がさらに加工されて他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報とされるときの当該基本となるプレゼンス情報を保持するジェネリックプレゼンスサーバを備えることを特徴とする請求項8から15のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供システム。
  18. 前記加工ポリシーは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報に前記ジェネリックプレゼンスサーバが保持する前記プレゼンス情報を加味して他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報に加工する規則が設定されることを特徴とする請求項16または17記載のプレゼンス情報提供システム。
  19. プレゼンスサーバがクライアントと送受信するプレゼンス情報の構成が異なる複数のプレゼンスサービス間におけるプレゼンス情報提供方法であって、
    前記複数のプレゼンスサーバ間に接続されるプレゼンス加工サーバが、一の前記プレゼンスサービスから前記プレゼンス情報を受けとるステップと、
    前記受けとったプレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように加工するステップと、
    加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供するステップを有することを特徴とするプレゼンス情報提供方法。
  20. 前記受けとるステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が変化したときに、一の前記プレゼンスサービスから前記プレゼンス情報を受けとることを特徴とする請求項19記載のプレゼンス情報提供方法。
  21. 前記加工するステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が必要となったときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項19記載のプレゼンス情報提供方法。
  22. 前記受けとるステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が変化したときに、一の前記プレゼンスサービスから前記プレゼンス情報を受けとり、
    前記加工するステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を、他の前記プレゼンスサービスからの要求に応じて、他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項19記載のプレゼンス情報提供方法。
  23. 前記加工するステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が必要となったときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を、他の前記プレゼンスサービスからの要求に応じて、他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項19記載のプレゼンス情報提供方法。
  24. 前記プレゼンスサービスを利用するアプリケーション毎に前記プレゼンスサーバが設けられていることを特徴とする請求項19から23のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供方法。
  25. 前記プレゼンス情報の変化の頻度に応じて複数の前記プレゼンスサーバが設けられていることを特徴とする請求項19から23のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供方法。
  26. 前記加工するステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、構成が異なる前記プレゼンス情報を前記複数のプレゼンスサービス間で利用可能に加工するための規則が設定される加工ポリシーを参照して前記プレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項19から25のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供方法。
  27. 前記加工ポリシーは、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーションのプレゼンスサービス間において、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントが一つ以上のセッションに参加中であって、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントの前記プレゼンス情報が、前記マルチセッションが可能なアプリケーション間では新規セッション可能な前記プレゼンス情報であるときに、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントの前記プレゼンス情報を前記その他のアプリケーションに対しては新規セッション不可能な前記プレゼンス情報とする規則が設定されることを特徴とする請求項26記載のプレゼンス情報提供方法。
  28. 前記加工ポリシーは、複数の前記プレゼンスサービスから受けとったそれぞれの優先順位が設けられている複数の前記プレゼンス情報を参照して他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報に加工するための規則が設定されることを特徴とする請求項26記載のプレゼンス情報提供方法。
  29. 前記加工するステップにおいて、優先度の高い前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が特定の値である場合には、優先度の低い他の前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が変化しても、前記プレゼンス加工サーバは、前記プレゼンス情報を加工しないことを特徴とする請求項28記載のプレゼンス情報提供方法。
  30. 前記加工するステップにおいて、優先度の高い前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が特定の値である場合には、優先度の低い他の前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報を参照せずに、前記プレゼンス加工サーバは、前記プレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項28記載のプレゼンス情報提供方法。
  31. 前記加工するステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、加工後の前記プレゼンス情報が、すでに保持されている加工後の前記プレゼンス情報と同一の場合には、加工後の前記プレゼンス情報を保持しないことを特徴とする請求項28記載のプレゼンス情報提供方法。
  32. プレゼンス加工サーバ情報提供サービスが、前記プレゼンスサービスからの問合せを受け付けるステップと、
    複数の前記プレゼンス加工サーバのうち、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工する前記プレゼンス加工サーバを特定するステップを有することを特徴とする請求項19から31のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供方法。
  33. ユーザ端末情報管理サーバが、一つ以上のアプリケーションクライアントを有する第1のユーザ端末と、前記第1のユーザ端末が有するアプリケーションクライアントとは異なるアプリケーションクライアントを含む一つ以上の前記アプリケーションクライアントを有する第2のユーザ端末間における前記プレゼンス情報の提供のルーティングを行うステップを有することを特徴とする請求項19から32のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供方法。
  34. 前記加工するステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、前記加工ポリシーを参照して前記プレゼンス情報が加工される際に、ジェネリックプレゼンスサーバが保持している前記プレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報を参照することを特徴とする請求項26から33のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供方法。
  35. 前記加工するステップにおいて、前記プレゼンス加工サーバは、前記加工ポリシーを参照して一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を前記ジェネリックプレゼンスサーバが保持する前記プレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報へ加工し、そして前記プレゼンス加工サーバは、前記加工ポリシーを参照してその加工された前記基本となるプレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報へさらに加工することを特徴とする請求項26から33のいずれか1項に記載のプレゼンス情報提供方法。
  36. 前記加工ポリシーは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報に前記ジェネリックプレゼンスサーバが保持する前記プレゼンス情報を加味して他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報に加工する規則が設定されることを特徴とする請求項34または35記載のプレゼンス情報提供方法。
  37. プレゼンスサーバがクライアントと送受信するプレゼンス情報の構成が異なる複数のプレゼンスサービスのプレゼンスサーバ間に接続されて、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供することを特徴とするサーバ。
  38. 一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が変化したときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項37記載のサーバ。
  39. 一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が必要となったときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供することを特徴とする請求項37記載のサーバ。
  40. 一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が変化したときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を、他の前記プレゼンスサービスからの要求に応じて、他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項37記載のサーバ。
  41. 一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報が必要となったときに、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を、他の前記プレゼンスサービスからの要求に応じて、他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工し、加工された前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに提供することを特徴とする請求項37記載のサーバ。
  42. 構成が異なる前記プレゼンス情報を前記複数のプレゼンスサービス間で利用可能に加工するための規則が設定される加工ポリシーを参照して前記プレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項37から41のいずれか1項に記載のサーバ。
  43. 前記加工ポリシーは、マルチセッションが可能なアプリケーションと、その他のアプリケーションのプレゼンスサービス間において、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントが一つ以上のセッションに参加中であって、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントの前記プレゼンス情報が、前記マルチセッションが可能なアプリケーション間では新規セッション可能な前記プレゼンス情報であるときに、前記マルチセッションが可能なアプリケーションの前記クライアントの前記プレゼンス情報を前記その他のアプリケーションに対しては新規セッション不可能な前記プレゼンス情報とする規則が設定されることを特徴とする請求項42記載のサーバ。
  44. 前記加工ポリシーは、複数の前記プレゼンスサービスから受けとったそれぞれの優先順位が設けられている複数の前記プレゼンス情報を参照して他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報に加工するための規則が設定されることを特徴とする請求項42記載のサーバ。
  45. 前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を加工するとき、優先度の高い前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が特定の値である場合には、優先度の低い他の前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が変化しても、前記プレゼンス情報を加工しないことを特徴とする請求項44記載のサーバ。
  46. 前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を加工するとき、優先度の高い前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報が特定の値である場合には、優先度の低い他の前記プレゼンスサービスからの前記プレゼンス情報を参照せずに、前記プレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項44記載のサーバ。
  47. 前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を加工するとき、加工後の前記プレゼンス情報が、すでに保持されている加工後の前記プレゼンス情報と同一の場合には、加工後の前記プレゼンス情報を保持しないことを特徴とする請求項44記載のサーバ。
  48. 前記プレゼンスサービスからの問合せを受け付けたプレゼンス加工サーバ情報提供サービスによって、複数の前記プレゼンス加工サーバのうちから特定され、一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報を他の前記プレゼンスサービスに適合するように前記受けとったプレゼンス情報を加工することを特徴とする請求項37から47のいずれか1項に記載のサーバ。
  49. 前記加工ポリシーを参照して前記プレゼンス情報を加工する際に、ジェネリックプレゼンスサーバが保持している前記プレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報を参照することを特徴とする請求項42から48のいずれか1項に記載のサーバ。
  50. 前記加工ポリシーを参照して一の前記プレゼンスサービスから受けとった前記プレゼンス情報をジェネリックプレゼンスサーバが保持する前記プレゼンスサービス全体を包括する基本となるプレゼンス情報へ加工し、前記加工ポリシーを参照してその加工された前記基本となるプレゼンス情報をさらに加工されて他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報とすることを特徴とする請求項42から48のいずれか1項に記載のサーバ。
  51. 前記加工ポリシーは、一の前記プレゼンスサービスにおける前記クライアントの前記プレゼンス情報に前記ジェネリックプレゼンスサーバが保持する前記プレゼンス情報を加味して他の前記プレゼンスサービスに提供する前記プレゼンス情報に加工する規則が設定されることを特徴とする請求項49または50記載のサーバ。
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