JP2007138948A - シール部材、組立体及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転部材と該回転部材を囲む固定部材とを有するタービン機械用のブラシシール組立体及びその組立方法を提供する。
【解決手段】本シール組立体は、固定部材の半径方向内側領域に配置されたシール部材(146)を含み、シール部材の一部分(136)が、接触領域と摩擦接触状態になっている。シール部材(146)は、選択的な交換のために固定部材から取外し可能であり、また少なくとも1つの一体形に形成されたシール要素(131)が組込まれる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、総括的にはターボ機械で使用する型式の動的シールに関する。
蒸気タービン並びに航空機用及び工業用ガスタービンでは、ラビリンス型パッキンとブラシシールとを広く使用して、例えば蒸気タービンのロータ及びダイアフラム内側ウエブのような回転及び固定タービン構成要素間に動的シールを形成している。伝統的なラビリンスパッキンは、固定構成要素の内周面から半径方向内向きに回転構成要素に向けて突出しているがその回転構成要素と接触しない一連の(硬)歯を含み、それによって回転構成要素の表面に直ぐ隣接して蛇行軸方向流路を構成した一連の部分的障壁を形成する。
ブラシシールは一般的に、ラビリンスパッキンの歯と同様に固定構成要素の内周面から半径方向内向きに回転構成要素に向けて突出した金属ブリストルを含む。ラビリンスパッキンとは対照的に、ブラシシールは通常、回転構成要素の隣接する外周面と摩擦接触状態になって、回転構成要素の外周面の周りの流れに対する実質的に連続的な障壁を形成することを意図している。この点で、ブラシシールは、ラビリンスパッキンと比較して二次流れ損失に対してより有効な障壁を形成し、つまりより良好なシール性能をもたらし、従って性能を大きく向上させるための潜在能力を有する。
航空機用及び工業用ガスタービンのロータは、比較的剛性があり、その結果、ロータの動的挙動は一般的に、ブラシシールとの摩擦接触によって影響を受けない。対照的に、蒸気タービンのロータは一般的に、それに対してバケットが取付けられる連続した中実シャフトを含む。インパルス型蒸気タービンは一般的に、ロータの第1の曲げ臨界振動数以上で作動し、多くの場合には第2の曲げ臨界振動数近くで作動する。蒸気タービンのブラシシールとロータとの間の摩擦接触は、ロータの第1及び第2の臨界速度によるロータ振動を増幅させ、許容不能な半径方向ロータ移動を生じさせる可能性があることが分かっている。こうした作用は特に、ロータが熱的、動的又は製造環境の結果として湾曲した場合に発生しがちであると思われる。より具体的には、摩擦接触により生じた摩擦は、ロータの表面温度を局所的に上昇させ、その円周面に沿って一様でない表面温度を招く。湾曲したロータのハイ(膨大した)スポットは特に、このようにより激しい摩擦接触による加熱を受けやすくなるので、ブラシシールによって生じる局所的加熱は、ロータ円周面の周りでの一様でない熱膨張の結果としてロータの湾曲をさらに増大させ、それによって振動及びロータ動力学問題を悪化させるおそれがある。
その開示を参考文献として本明細書に組み入れている出本願と同一出願人の米国特許第6,821,086号には、ターボ機械の回転部材と摩擦接触状態になったシールによって生じる局所的加熱の結果として、例えば蒸気タービンのようなターボ機械に発生する振動及びロータ動力学問題を大きく減少させることができるシール組立体及びそのための組立方法が開示されている。
’086特許の構成は、多数の硬歯が必要とされる場合及び大型のダブテール硬歯キャリヤ用として十分なスペースがある場合には受け入れ可能である。しかしながら、僅かな数の硬歯しか必要でないような場合あるいは殆どスペースがないような場合には、’086特許の大型の硬歯キャリヤ及びブラシシールキャリヤ構成は、目的通りに機能させることができない。従って、より小型の設計が、望ましいことになる。図2に示すように、幾つかの硬歯は、実際にはノズル構造体に対して機械加工される。しかしながら、そのようなシール構造体が、摩擦により摩滅した場合には、硬歯シール構造体は、交換することができない。
米国特許第6,821,086号公報 米国特許第6,571,470号公報 米国特許第6,685,427号公報
上述のように、現在のブラシシールキャリヤは、大きなスペースを占め、キャリヤを所定の位置に保持するのに必要な材料の量を増大させかつシールを据付ける場所を制限している。また上述のように、幾つかの硬歯は、実際にはノズル組立体に対して機械加工され、従ってシールが摩滅した場合には、交換することができない。
本発明は、シール組立体を形成するのに必要な材料の量を低減すると同時に、必要に応じてノズルのあらゆる製造又は改良もない状態で全てのシール装置を交換するのを可能にすることを提案する。
本発明の例示的な実施形態では、ブラシシール組立体及びそのキャリヤのフットプリントを縮小すると同時に、さらに二次/冗長/バックアップシールとしてキャリヤ内に硬歯シールを組込んだブラシシールキャリヤを提供する。キャリヤ内に硬歯シールを組込むことは、交換を容易にすると同時に、小さいフットプリントによりブラシシールをより狭い領域内に据付けるのを可能にする。硬歯構造体を組むことにより、硬歯に最小の支持構造体を設けることが可能になり、さらに硬歯が摩滅した場合に該硬歯を交換することが可能になる。
従って、本発明は、ターボ機械用のシール部材として具現化することができ、本シール部材は、ブラシシールキャリヤと、その一部分がブラシシールキャリヤから突出するように該ブラシシールキャリヤに取付けられたブラシシール構成要素と、ブラシシールキャリヤから突出したブラシシール構成要素の一部分の少なくとも一部とほぼ平行な関係で延びるように該ブラシシールキャリヤと一体形に形成された少なくとも1つの硬歯シール要素とを含む。
本発明はまた、軸線の周りで回転可能な回転組立体と該回転組立体を囲む固定組立体とを有し、回転組立体が外周面を形成し、また固定組立体が、回転組立体の外周面と対向対面関係になるように該回転組立体に半径方向に対面した部分を有するターボ機械用のシール組立体として具現化することができ、本シール組立体は、回転組立体の外周面の少なくとも一部分を含み、複数のシール要素が、固定組立体の半径方向対面部分におけるブラシシールキャリヤ上に形成され、複数のシール要素は、ブラシシールキャリヤに取付けられかつ外周面と摩擦接触状態で配置された少なくとも1つのブラシシール要素と外周面から間隔を置いて配置された少なくとも1つの硬歯シール要素とを含み、硬歯シール要素は、ブラシシールキャリヤと単一部品として一体形に形成される。
本発明はさらに、ターボ機械において、軸線の周りで回転可能でありかつ外周面を有する回転部材と該回転部材を囲む固定部材との間にシールを形成する方法として具現化することができ、本方法は、固定部材の半径方向内側領域に第1及び第2のシール構成要素を含み、第1のシール構成要素は、回転部材の外周面と摩擦接触状態になったその一部分を有し、また第2のシール構成要素は、第1のシール構成要素のキャリヤと単一部品として一体形に形成されかつ該第1のシール構成要素とほぼ平行な関係で延びているが外周面から間隔を置いて配置されるようになったシール組立体を設ける段階を含む。
本発明のこれら及びその他の目的及び利点は、添付図面と共に行っている本発明の現時点での好ましい例示的な実施形態の以下のより詳細な説明の注意深い検討によってより完全に理解されかつ納得されるようになるであろう。
図1を参照すると、’086特許によるシール組立体を備えた蒸気タービンのダイアフラムパッキン領域を示している。この蒸気タービンは、ロータ10を有し、このロータ上には軸方向に間隔を置いて配置されたホイール12が形成又は取付けられ、またこのロータに対してはバケット14が取付けられる。ロータ10、ホイール12及びバケット14は、ロータ軸線の周りで回転し、従ってタービンの回転部分の一部を形成する。ダイアフラム(ノズル)内側リング(ウエブ)16が、ホイール12間で半径方向内向きに延び、個々のタービン段を形成する。ケーシング18が、ロータ10を囲みかつノズル内側リング16と共にノズルパーティション20を支持する。リング16、パーティション20及びケーシング18は共に、ロータ軸線に対して垂直な平面内に配置されかつロータ10の外周領域を囲むタービンの固定部分の一部を形成する。蒸気は、バケット14及びノズルパーティション20を通って流れる。
図1に示すタービンは、ラビリンスパッキン22、24及び26を備える。ラビリンスパッキン22及び24は、パッキンリングセグメント又は硬歯キャリヤ28に取付けられ、またラビリンスパッキン26は、パッキンリングセグメント30に取付けられる。従来のものと同様に、各パッキンリングセグメント28、30は、それぞれノズル内側リング16又はケーシング18に対して円周方向に組立てられた複数のアーチ形セグメントの1つである。ラビリンスパッキン22、24及び26は、回転及び固定構成要素間、より具体的にはロータ10とノズル内側リング16との間及びバケット14とケーシング18との間の二次流れ損失を低下させる。有効ではあるが、ラビリンスパッキン22、24及び26は、それぞれのラビリンスパッキンの硬歯32、33と、それとの間を硬歯がシールする対向面との間のギャップの故に、ブラシシールで可能な程度までには二次流れ損失を低下させることができない。従って、’086特許によると、ノズル内側リング16に取付けられたパッキンリングセグメント又は硬歯キャリヤ28はさらに、ラビリンスパッキン22及び24の組間で軸方向に配置されたブラシシール34を含む。従って、ラビリンスパッキン22及び24は、ブラシシール34に対するバックアップシールとしての働きをする。ラビリンスパッキン22及び24とは対照的に、ブラシシール34は、それとの間を該ブラシシールがシールすることを意図している表面と連続的に接触するようになっており、それによってラビリンスパッキン22及び24で可能なよりも良好なシールを行う。従来のもと同様に、ブラシシール34は、ブリストル36を備えており、また上述のように、ラビリンスパッキン22及び24は、ロータ10に向かって半径方向に突出した硬歯32を備えている。
よく知られているように、ブラシシール34とロータ10との間で発生した摩擦接触により、本質的に摩擦熱が生じる。’086特許では、軸方向に隣接する表面領域40を越えて半径方向外向きに突出してプラットフォーム42を形成した隆起セクション38をロータ上に備えることによって、良好な熱の分布及び消散が達成される。隆起セクション38は、完全に密閉された空洞44を形成し、この空洞は、例えば該空洞の形成時に閉じ込められた空気だけを含むようになっている。
図3は、図1に示したのと同一のタービンを示しているが、本発明の実施例としての(例示的な)実施形態によりシール組立体を改良して、ブラシシールキャリヤ146のフットプリント(占有面積)を縮小すると同時にさらに硬歯シール122を組込んでブラシシールに対するバックアップシールとしての働きをさせるようになっている。図3に概略的に示す本発明の例示的な実施形態をより具体的に参照すると、ブラシシール組立体146は、ロータに向かって半径方向に延びかつ回転シャフト(図示せず)の対面表面との間での緊密シールを形成するコンプライアンス性ブリストル136を含む。図3には詳細に示していないが、例示的な実施形態では、ブラシシールと対向関係になったロータ構造体は、図1に示しかつそれに関連して開示した形式のプラットフォーム42を含み、ブラシシールとそれがその軸線の周りで回転する時の回転部材との摩擦接触によって発生した熱を効果的に分布させかつ消散させることができる。
この図示した実施形態では、ダブテールグルーブ内に受けられるようになったダブテールを設けるのではなく、キャリヤ146は、単一の係合フック又はフランジ148を有する。キャリヤ146は、フック148がチャネル152内に受けられるようにダイアフラム内側リング(ノズルウエブ)116内の成形グルーブ150内に受けられたものとして図示している。さらに、この図示した実施例では、ブラシシールキャリヤ146は、前方及び後方プレート又はキャリヤ部品154、156間に挟まれたコンプライアンス性ブリストル136を含むラミネート構造体である。前方キャリヤ部品154は、コンプライアンス性ブリストルを該前方プレートの残部から間隔を置いて配置するためのスペーサ部分158を含み、コンプライアンス性ブリストルが従来通りの方法で軸方向前方に撓むのを可能にする。他方、後方プレート156は、コンプライアンス性ブリストル136の後方への撓みを制限する突出支持体160を含む。
本発明の例示的な実施形態では、少なくとも1つの硬歯シール要素131が、ブリストル136と平行であるが該ブリストルよりも短い程度で半径方向に延びるようにブラシシールキャリヤ146内に組込まれ、従ってブリストル136に対するバックアップシールを形成する。ブラシシールキャリヤ146のフットプリントを縮小するために、図1の構造におけるように個別の硬歯要素32を設けるのではなく、一体形の硬歯131が設けられる。従って、キャリヤ部品(この図示した実施形態では符号154)は金属片から機械加工され、該キャリヤ部品内に一体形に機械加工された硬歯131を含む。ブラシ構造体136は、キャリヤ154、156とラミネートされかつ該キャリヤ154、156内に溶接されて、シール組立体146の回転部品を形成する。タービン構造体の残りの部品は、図1の実例によって示すものにほぼ対応しており、従って図3には再度図示していないが、この例示的な実施形態においてもそれらの対応する部品を設けるのが有利であることを理解されたい。
上記から明らかなように、硬歯を一体形することにより、シールキャリヤの寸法を縮小させることが可能になると同時に、硬歯が摩滅した場合にその硬歯を交換することが可能になる。このことはまた、組立体に必要な部品の総数を少なくすることを可能にする。上述のように、図1の構成には、複数の硬歯のための硬歯キャリヤ28内に設置された大型のブラシシールキャリヤ34が含まれていた。このことは、組立体のための材料及びスペースの必要量を増加させる。このことはまた、ブラシシールのシール有効性の故に、必要となる可能性があるのよりも多くの硬歯を使用することにつながる。上記に提案しかつ図3に概略的に示した一体形構成により、キャリヤ146を1つの硬歯131と同じ程度に少ない硬歯を有するように設計することが可能になる。さらに、上記から分かるように、例えばノズルウエブ116に対して直接取付けられたプレート及びブリストルのラミネート組立体としてブラシシール組立体146を構成することにより、例えば図1に示すシールキャリヤ28と比較してシール組立体146の軸方向寸法がさらに大幅に縮小される。
実施例としてのキャリヤ部品154、156構成を図示しかつ説明してきたが、キャリヤ部品は、図示した実施例とは異なる構成及び形状の具体構造を有することができる。例えば、後方プレートは、ノズルウエブ/ダイアフラム内側リング116内のグルーブ150のチャネル152と係合するためのフックを含むものとして例示してきたが、前方プレートが、ダイアフラム内側リング/ノズルウエブ構造体内のそれぞれのチャネルと係合するためのそのようなフックを代わりに又は付加的に含むようにすることができる。さらに、硬歯131は、前方プレート154内に一体形にしたものとして例示してきたが、それに加えて又はその変形形態として前方プレート154又は後方プレート156の何れか又はその両方が、それと一体形にした硬歯を有するようにすることができることを理解されたい。さらに、一つのみの硬歯を例示してきたが、それぞれのプレートの軸方向厚さは、様々な数の歯に適応するように調整することができることを理解されたい。さらに、シールの例示的な実施形態は、ダイアフラム(ノズル)内側リング(ウエブ)内に直接挿入されるものとして図示しかつ説明してきたが、これに加えて、新規シール組立体をバケット先端上方におけるステータのグルーブ内に直接挿入して、そこにシールを形成することもできる。このシール組立体は、ケーシングの一部又はダイアフラム外側リングの一部とすることができる。
従って、現時点で最も実用的かつ好ましい実施形態であると考えられるものに関して本発明を説明してきたが、本発明が開示した実施形態に限定されるものでなく、逆に特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内に含まれる様々な改良及び均等な構成を保護しようとするものであることを理解されたい。
従来技術のシール組立体を備えた蒸気タービンにおけるダイアフラムパッキン領域の長手方向部分断面図。 従来技術の別のシール組立体の概略図。 本発明の例示的な実施形態によるシール組立体の概略図。
符号の説明
10 ロータ
12 ホイール
14 バケット
16 ダイアフラム(ノズル)内側リング(ウエブ)
18 ケーシング
20 ノズルパーティション
22、24、26 ラビリンスパッキン
28 硬歯キャリヤ
30 パッキンリングセグメント
32、33 硬歯
34 ブラシシール
36 ブリストル
38 隆起セクション
40 表面領域
42 プラットフォーム
44 空洞
116 ダイアフラム内側リング(ノズルウエブ)
122 硬歯シール
131 硬歯シール要素
136 コンプライアンス性ブリストル
146 ブラシシールキャリヤ
148 係合フック又はフランジ
150 成形グルーブ
152 チャネル
154、156 前方及び後方プレート又はキャリヤ部品
158 スペーサ部分
160 突出支持体

Claims (10)

  1. ブラシシールキャリヤ(146)と、
    その一部分が前記ブラシシールキャリヤから突出するように該ブラシシールキャリヤに取付けられたブラシシール構成要素(136)と、
    前記ブラシシールキャリヤから突出した前記ブラシシール構成要素の一部分の少なくとも一部とほぼ平行な関係で延びるように該ブラシシールキャリヤと一体形に形成された少なくとも1つの硬歯シール要素(131)と、
    を含むターボ機械用のシール部材。
  2. 前記ブラシシールキャリヤ(146)が、それらの間に前記ブラシシール構成要素(136)が配置された状態で前方プレート(154)と後方プレート(156)とを含み、前記前方プレート、後方プレート及びブラシシール構成要素が、溶接によって一体化される、請求項1記載のシール部材。
  3. 前記硬歯シール要素(131)が、前記前方プレート(154)と単一部品として一体形に形成される、請求項2記載のシール部材。
  4. 前記前方プレート及び後方プレートの少なくとも1つが、それに対して前記シール部材が取付けられるようになった支持構造体の対応するチャネル(152)と係合するためのフック部分(148)を形成する、請求項2記載のシール部材。
  5. 前記ターボ機械が、軸線の周りで回転可能な回転組立体と前記回転組立体(10、12、14)を囲む固定組立体(16、18、20)とを有し、前記回転組立体が外周面を形成し、また前記固定組立体が、前記回転組立体の外周面と対向対面関係になるように該回転組立体に半径方向に対面した部分(18、116)を有し、前記シール組立体が、前記回転組立体の外周面の少なくとも一部分(14、42)を含み、前記複数のシール要素(131、136)が、前記固定組立体の半径方向対面部分(18、116)における前記ブラシシールキャリヤ(146)上に形成され、前記複数のシール要素が、前記ブラシシールキャリヤに取付けられかつ前記外周面と摩擦接触状態で配置された少なくとも1つのブラシシール要素(136)と前記外周面から間隔を置いて配置された少なくとも1つの硬歯シール要素(131)とを含み、前記硬歯シール要素が、前記ブラシシールキャリヤ(146)と単一部品として一体形に形成される、請求項1記載のシール組立体。
  6. 前記シール要素と摩擦接触状態になった前記回転組立体の外周面の一部分が、ロータ(10)の軸方向に隣接する部分(40)の半径方向外側に支持されたプラットフォーム(42)を含む、請求項5記載のシール組立体。
  7. 前記支持プラットフォーム(42)の下方に形成された少なくとも1つの空気空洞(44)をさらに含む、請求項5記載のシール組立体。
  8. 前記シールキャリヤ(146)が、前記固定組立体とは別個に形成されかつ該固定組立体に対して取外し可能に固定される、請求項5記載のシール組立体。
  9. ターボ機械において、軸線の周りで回転可能でありかつ外周面を有する回転部材と前記回転部材を囲む固定部材との間にシールを形成する方法であって、
    前記固定部材の半径方向内側領域に第1及び第2のシール構成要素(131、136)を含み、前記第1のシール構成要素(136)が、前記回転部材の外周面と摩擦接触状態になったその一部分を有し、また前記第2のシール構成要素(131)が、前記第1のシール構成要素(136)のキャリヤ(146)と単一部品として一体形に形成されかつ該第1のシール構成要素とほぼ平行な関係で延びているが前記外周面から間隔を置いて配置されるようになったシール組立体(146)を設ける段階、
    を含む方法。
  10. 前記キャリヤ(146)が、前記固定部材に対して取外し可能に固定される、請求項9記載の方法。
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