JP2007136381A - Ozone water purifier - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、オゾンが高濃度で溶解しているオゾン水を利用して、特に手指を殺菌するオゾン水洗浄装置に関する。 The present invention relates to an ozone water cleaning apparatus that sterilizes fingers, in particular, using ozone water in which ozone is dissolved at a high concentration.
現在、医療従業者、食品加工に従事する作業者、クリーンルームで半導体や薬品等の微生物の汚染を避けなければならない分野では、作業前に手指のアルコール噴霧殺菌がもっとも普及している。
しかしながら、最近の微生物研究の知見として、アルコール殺菌では殺菌できない微生物が数多く発見され、特に生活の身近にいるというノロウィルスにはアルコールでは殺菌できないことが発表され、それに代わる無害の殺菌方法が要求されている。そのうち最も効果があるとされているのがオゾン水である。
現在、産業用に普及しているオゾン水の製法は大別して放電により生成したオゾンガスに溶解させるガス溶解法、電解により生成したオゾンガスを水に溶解させる電解ガス溶解法、電解面に原料水を直接接触させてオゾン水を生成させる直接電解法(例えば、特許文献1参照)の3方式が実用されている。
However, as a result of recent microbiological research, many microorganisms that cannot be sterilized by alcohol sterilization have been discovered. Especially, noroviruses that are close to daily life have been announced that alcohol cannot be sterilized, and an innocuous sterilization method is required instead. ing. Of these, ozone water is the most effective.
Currently, the production methods of ozone water that are widely used for industrial use are broadly divided into gas dissolution methods that dissolve in ozone gas generated by discharge, electrolytic gas dissolution methods that dissolve ozone gas generated by electrolysis in water, and raw water directly on the electrolytic surface. Three methods of direct electrolysis (for example, refer patent document 1) which make ozone water by making it contact are utilized.
しかしながら、オゾン水を手指に殺菌するために市販されている装置としては、1〜2ppmの比較的低濃度のオゾン水を毎分数L流し、その水流中に手指を浸すため、専用の給水管と排水管を必要とし、また、給水・排水量も多いので著しく利便性の悪いものであった。例外として、医療用に認可された医療現場用の手洗い機があり、オゾン濃度は4ppmと高濃度であるが、二酸化鉛電極による複雑な電解オゾン発生機構により著しく高価で大型であり、利便性に欠けていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、高濃度オゾン水で洗浄することができ、小型化を図れ、しかも給水・排水量も極めて少なくコスト低減を図ることのできるオゾン水洗浄装置を提供することを目的としている。
However, as a commercially available device for sterilizing ozone water on the fingers, a relatively low concentration of ozone water of 1 to 2 ppm flows several minutes per minute and the fingers are immersed in the water flow. The drainage pipe was necessary, and the amount of water supply / drainage was large, so it was extremely inconvenient. An exception is a hand-washing machine for medical use that has been approved for medical use. The ozone concentration is as high as 4 ppm, but it is extremely expensive and large due to its complicated electrolytic ozone generation mechanism using a lead dioxide electrode. It was missing.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides an ozone water cleaning apparatus that can be cleaned with high-concentration ozone water, can be downsized, and can reduce the amount of water supply / drainage, and can reduce costs. The purpose is to do.
そこで、上記課題を解決するため、請求項1の発明は、例えば、図1〜図3に示すように、陽イオン交換膜102の一方の面に陽極電極103を圧接させ、他方の面に陰極電極104を圧接してなる触媒電極101が設けられ、前記陽極電極と前記陰極電極との間に直流電圧を印加し、前記陽極電極に原料水を連続接触させることによりオゾン水を生成する水槽1と、
前記水槽の上方に設けられたドーム2と、
前記ドーム内で前記水槽内のオゾン水を噴射する噴射手段(例えば、流出管4、押し出しポンプ5、配管チューブ6及びノズル7)と、
前記ドームの壁面に形成されて被洗浄体Sが挿入される開口部25とを備えていることを特徴とする。
Therefore, in order to solve the above-mentioned problem, the invention of
A
Injection means (for example,
An
請求項1の発明によれば、触媒電極が設けられてオゾン水が生成される水槽と、水槽の上方に設けられたドームと、ドーム内で水槽内のオゾン水を噴射する噴射手段と、ドームに形成されて被洗浄体が挿入される開口部とを備えているので、陽極電極と陰極電極との間に直流電圧を印加し、陽極電極に原料水を連続接触させることによって原料水の電気分解により陽極電極面にオゾン気泡が発生し、陰極電極面に水素気泡が発生する。そして、発生したオゾン気泡は原料水に連続接触されることにより、原料水に確実に溶解して高濃度のオゾン水が生成される。さらに生成されたオゾン水は、噴射手段によってドーム内で噴射されるため、高濃度の状態でオゾン水洗浄することができる。また、高濃度のオゾン水であるから、少量で洗浄することができ、給水・排水量も極めて少なくコストを低減できる。また、水槽の上方に、被洗浄体が挿入されるドームが設けられているため、コンパクトで場所を取ることもなく汎用性を向上させることができる。
According to the invention of
請求項2の発明は、例えば、図1〜図3に示すように、請求項1に記載のオゾン水洗浄装置200において、
前記ドーム内に挿入された被洗浄体に乾燥用の風を送る送風手段(例えば、ドライヤー8)を備えていることを特徴とする。
The invention of
Blowing means (for example, a dryer 8) for sending a wind for drying to an object to be cleaned inserted into the dome is provided.
請求項2の発明によれば、ドーム内に挿入された被洗浄体を送風手段で乾燥用の風を送ることにより、オゾン水洗浄後の被洗浄体を乾燥させることができる。
According to invention of
請求項3の発明は、例えば、図2、図3に示すように、請求項1又は2に記載のオゾン水洗浄装置において、
前記ドーム内のオゾン含有空気をドーム外に排気させ、排気中のオゾン含有空気をオゾン分解触媒で分解する排気手段(例えば、排気口24a及び排気ファン24)を備えていることを特徴とする。
The invention of
An exhaust means (for example, an
請求項3の発明によれば、ドーム内のオゾン含有空気をドーム外に排気させ、排気中のオゾン含有空気をオゾン分解触媒で分解するので、オゾンガスを外部に排出させることなく環境保護の観点で優れる。
According to the invention of
請求項4の発明は、例えば、図1〜図3に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載のオゾン水洗浄装置において、
前記ドーム内に設けられて、前記噴射手段によって噴射されるオゾン水のオゾン濃度を検出する濃度検出手段(例えば、ドーム内濃度検出センサ9)と、
前記濃度検出手段によって検出されたオゾン濃度に基づいて前記触媒電極への通電を制御する通電制御手段(例えば、電源装置11)とを備えていることを特徴とする。
As for invention of
Concentration detection means (for example,
The power supply control means (for example, the power supply device 11) which controls the electricity supply to the said catalyst electrode based on the ozone concentration detected by the said density | concentration detection means is provided.
請求項4の発明によれば、濃度検出手段で検出したオゾン濃度に基づいて通電制御手段が触媒電極への通電を制御するので、常に所定のオゾン濃度を維持した状態で被洗浄体を洗浄することができる。 According to the fourth aspect of the present invention, since the energization control unit controls the energization to the catalyst electrode based on the ozone concentration detected by the concentration detection unit, the object to be cleaned is always cleaned while maintaining a predetermined ozone concentration. be able to.
請求項5の発明は、例えば、図1〜図3に示すように、請求項4の記載のオゾン水洗浄装置において、
前記濃度検出手段によって検出したオゾン濃度に応じて点灯する点灯手段(例えば、LED10)を備えていることを特徴とする。
As for invention of
It is characterized by comprising lighting means (for example, LED 10) that is lit according to the ozone concentration detected by the concentration detecting means.
請求項5の発明によれば、点灯手段の点灯によってオゾン濃度が所定濃度に達しているか否かを容易に確認することができる。
According to the invention of
本発明によれば、高濃度オゾン水で被洗浄体を洗浄することができ、また、コンパクトで場所を取らず、給水・排水量も極めて少なくコストを低減でき、汎用性を向上させることができる。 According to the present invention, an object to be cleaned can be cleaned with high-concentration ozone water, it is compact and does not take up space, the amount of water supply / drainage is extremely small, cost can be reduced, and versatility can be improved.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るオゾン水洗浄装置200の正断面図、図2は、オゾン水洗浄装置200の側断面図、図3は、オゾン水洗浄装置200の平断面図である。
本発明のオゾン水洗浄装置200は、水槽1内でオゾン水が生成されて、生成されたオゾン水が、水槽1の上方に設けられたドーム2内で噴射されて、ドーム2内に挿入された被洗浄体(例えば、手指等)Sを洗浄する装置である。
水槽1の上端部側面には、水槽1内に原料水(例えば、水)を供給する給水管3が接続されており、水槽1の下端部側面に、水槽1内で生成されたオゾン水を水槽1外に流出する流出管4が接続されている。流出管4は、水槽1の下端部側面から側方に延出して押し出しポンプ5に接続されている。さらに、押し出しポンプ5には径の小さな例えばチューブ等の配管6が接続されており、この配管チューブ6が上方に延出して後述するドーム部21内に配されて、ドーム部21の内面天井部に設けられたノズル7に接続されている。これら流出管4、押し出しポンプ5、配管チューブ6及びノズル7によって噴射手段が構成されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 is a front sectional view of an ozone
In the ozone
A
また、水槽1の上側には、手指等の被洗浄体Sが挿入されて、オゾン水が噴射されるドーム2が設けられている。
ドーム2は、上向きに凸となるドーム部21と、ドーム部21の下側開口部21aを塞ぐとともにドーム部21を支持する支持体22とを備えている。支持体22は、内部が空洞の円錐台形状をなしており、水槽1の上面に載置されるとともに、その上面でドーム部21を支持している。そして、支持体22の上面に、ドーム部21内に連通し洗浄後のオゾン水を排水するための排水穴22aが形成されている。また、支持体22の側面には、支持体22内を流れる排オゾン水を排出する排水管23が取り付けられている。
In addition, a
The
排水管23は、支持体22の側面から下方に延出し、その下端部に排水ノズル23aが取り付けられている。したがって、ドーム部21内の洗浄後の排オゾン水は、排水穴22aを介して支持体22内を流れ、さらに排水管23を通って排水ノズル23aから外部に排出されるようになっている。
また、支持体22には、支持体22内に連通し、ドーム部21内のオゾン含有空気を排気するための排気口24aが形成されており、排気口24aには排気ファン24が取り付けられている。これら排気口24a及び排気ファン24によって排気手段が構成されている。排気ファン24は、排気口24aを介して排気されたオゾン含有空気を外部に排気させるとともに、オゾン含有空気をオゾン分解触媒で分解する。オゾン分解触媒としては、例えば、活性炭ハニカム等が挙げられる。すなわち、活性炭ハニカムにオゾン含有空気を通すことによってオゾン含有空気からオゾンが分解される。
The
Further, the
また、ドーム部21の側面中央にはドーム部21内に貫通する円形状の開口部25が形成され、開口部25から被洗浄体Sがドーム部21内に挿入自在となっている。ドーム部21の左右側面には、ドライヤー(送風手段)8がそれぞれ取り付けられており、開口部21からドーム部21内に挿入された被洗浄体Sに、オゾン水洗浄後、左右からドライヤー8の乾燥用の風が送られるようになっている。
Further, a
ドーム部21の内面天井部には、ノズル7が取り付けられ、ノズル7は水槽1に繋がる配管チューブ6の先端に接続されている。したがって、水槽1で生成されたオゾン水が押し出しポンプ5によって流出管4及び配管チューブ6内を流れ、ノズル7からオゾン水が噴射されるようになっている。
また、このドーム部21の内面下端部に、ノズル7から噴射されたオゾン水のオゾン濃度を検出するドーム内濃度検出センサ(濃度検出手段)9が設けられている。ドーム内濃度検出センサ9は、図示しないが検出電極と電位測定の基準となる比較電極、これら検出電極及び比較電極の一方の端部に結線して電位を測定する電位差計等から構成されている。したがって、検出電極及び比較電極の先端部(他方の端部)を被洗浄体Sに噴射するオゾン水に接触させ、検出電極のオゾン濃度変化による検出電極と比較電極との電位差を検出して濃度を測定する。
検出電極としては、例えば白金や金等からなる電極を使用し、比較電極としては銀/塩化銀を使用することが好ましい。
このようにして検出されたオゾン濃度と、予め設定されたオゾン濃度とが一致するように、後述する電源装置11が陽極電極103及び陰極電極104間の直流電圧を制御するように構成されている。
A
A dome concentration detecting sensor (concentration detecting means) 9 for detecting the ozone concentration of the ozone water jetted from the
As the detection electrode, for example, an electrode made of platinum or gold is preferably used, and silver / silver chloride is preferably used as the comparison electrode.
The
ここで、設定濃度としては、少なくとも3ppm以上であることが好ましく、望ましくは4ppm以上である。3ppm以上とすればオゾン水がアルコールに勝る殺菌性を有し、上述のノロウィルスは元より、難殺菌性の桿菌さえも短時間で殺菌できるためである。また、3ppm以上の高濃度オゾン水とすれば、手指の殺菌には数10ml、多くとも100mlのオゾン水量があれば手指の全面を殺菌することができ、給水・排水量を極めて少なくすることができ、コストの低減を図ることができるためである。 Here, the set concentration is preferably at least 3 ppm or more, and desirably 4 ppm or more. This is because if the concentration is 3 ppm or more, ozone water has bactericidal properties superior to alcohol, and the above-mentioned norovirus can sterilize not only bactericidal fungi but also in a short time. If ozone water with a high concentration of 3 ppm or more is used, the entire surface of the finger can be sterilized if there is an amount of ozone water of several tens ml or at most 100 ml for hand sterilization, and the amount of water supply / drainage can be extremely reduced. This is because the cost can be reduced.
ドーム部21の外面天井部には、LED(点灯手段)10が取り付けられており、ドーム内濃度検出センサ9によって検出されたオゾン濃度に応じてLED10が点灯するようになっている。具体的に、オゾン濃度が所定濃度に達している場合にはLED10が点灯し、所定濃度に達していない場合にはLED10が点灯しない。これによって、オゾン水が所定濃度で噴射されているかどうかを容易に視認することができる。
An LED (lighting means) 10 is attached to the outer surface ceiling portion of the
また、ドーム部21の開口部25近傍に被洗浄体Sの挿入を検出する挿入検出センサ(図示しない)が設けられている。挿入検出センサにより、被洗浄体Sの挿入が検出されると、オゾン水が噴射され、被洗浄体Sがドーム部21から出されるとドライヤー8が停止されるようになっている。
An insertion detection sensor (not shown) for detecting the insertion of the cleaning object S is provided in the vicinity of the
一方、水槽1の下端部側面には電源装置11が設けられている。電源装置11は、オゾン水洗浄装置200の全体制御を行うものである。
例えば、水槽1内でのオゾン水を生成するために、後述するように水槽1内に原料水を供給したり、触媒電極101に直流電圧を印加したり、また攪拌装置を駆動させるように制御する。さらに、ドーム21内でオゾン水を噴射させるために、各種構成部品の駆動を制御している。具体的には、挿入検出センサによる被洗浄体Sの挿入を検出することにより、水槽1内から流出管4へオゾン水を流入させて噴射させ、所定量のオゾン水を噴射した後、ドライヤー8を駆動させ、被洗浄体Sがドーム部21から出されるとドライヤー8を停止するよう制御している。また、ドーム2内のオゾン濃度や、水槽1内のオゾン濃度が設定濃度となるように、ドーム内濃度検出センサ9や後述の水槽内濃度検出センサの検出結果に応じて、触媒電極101への通電を制御している。
On the other hand, a
For example, in order to generate ozone water in the
また、水槽1、支持体22、給水管3、排水管23及び流出管4、電源装置11等は、ケース本体12に収容されている。そして、ケース本体12には、外側から常に確認できるように水槽1内のオゾン水の水位を計測する水位計13が設けられており、さらに水槽1内で生成されたオゾン水のオゾン濃度を後述する水槽内濃度検出センサによって検出し、その濃度を表示する濃度表示器14が取り付けられている。さらに、オゾン水洗浄装置200の電源をオン・オフするための電源スイッチ15も設けられている。
Further, the
ここで、オゾン水が生成される水槽1について説明する。
図4は、水槽1内を示した水槽1の斜視図、図5は、水槽1の側断面図、図6は、水槽1の平断面図である。なお、図4〜図6では給水管3及び流出管4の図示を省略している。
水槽1内には、給水管3から原料水が供給されて原料水で満たされており、触媒電極101が配置されている。そして、触媒電極101に直流電圧を印加することによってオゾン気泡を発生させて、そのオゾン気泡を原料水に溶解させることによりオゾン水が生成されるようになっている。
Here, the
4 is a perspective view of the
In the
触媒電極101は、陽イオン交換膜102の一方の面に陽極電極103を密着させ、他方の面に陰極電極104を密着させてなるものである。陽極電極103と陰極電極104との間には、電源装置11からの出力端105が電気的に連結され、直流電圧が印加されるように構成されている。すなわち、陽極電極103及び陰極電極104は、各電極103,104に導線を介して電源装置105に連結されている。印加する直流電圧は、例えば9〜15ボルトが好ましい。
The
陽イオン交換膜102としては、従来公知のものを使用することができ、発生するオゾンに耐久性の強いフッ素系陽イオン交換膜を使用することができ、例えば厚さ100〜250ミクロンが好ましい。
As the
陽極電極103と陰極電極104とは、陽イオン交換膜102を全面的に覆い隠すように密着されるものではなく、多数の通孔を設けて、陽極電極103と陰極電極104とは陽イオン交換膜102に接触部と非接触部とを有して重ねられている。すなわち、陽極電極103及び陰極電極104はグレーチング状又はパンチングメタル状をなしている。図6ではグレーチングの場合を示している。特に、陰極電極104は陽極電極103よりも目の粗さが粗くなるように形成されている。具体的に、グレーチング状とは線材を溶接した格子状で、パンチングメタル状とは金属板に多数の通孔を形成した多孔板状である。
The
陽極電極103としてはオゾン発生触媒機能を有した金属を使用し、純粋なオゾン水を得るため、白金又は白金被覆金属の電極を使用することが好ましく、特に、本発明ではチタンに白金を被覆した金属を使用することが好ましい。
一方、陰極電極103としては、金、銀、白金、チタンの金属を使用することが好ましく、特に銀又は銀を被服した金属を使用することがより好ましい。
そして、陽極電極103は平面状の金属をグレーチング状に加工することが望ましい。また、被覆処理としては、例えばメッキや電着等により行うことができる。
As the
On the other hand, as the
The
このようにグレーチング状の陽極電極103とすることによって、陽極電極103を構成する部材の交点部位が尖って外面に突出し、水流と接触して渦流を生じ、陽極電極103で発生したオゾンの微泡を巻き込んで溶解を早めることができる。
By forming the grating-
また、パンチングメタル状の電極とした場合には、多孔板は略平面的であるので、多孔板と平行な水はこの多孔板内をほとんど流過しづらいので、例えば、ラス網の下に重ねて併用することがより好ましい。 In the case of a punched metal electrode, since the porous plate is substantially planar, water parallel to the porous plate hardly flows through the porous plate. It is more preferable to use them together.
このような陽イオン交換膜102、陽極電極103及び陰極電極104は、それぞれ円弧状に形成されており、これらを密着させた後、絶縁性の接合部材(図示しない)により接合されることによって触媒電極101とされている。
円弧状の触媒電極101は、水槽1の中心部側に陽極電極103が配置され、外側に陰極電極104が配置されるように水槽1内に固定されている。
水槽1内の固定方法としては、例えば、水槽1の内壁面から陰極電極104に向けて所定箇所に棒状の取付部材(図示しない)を設けて、これによって支持するように固定しても良い。ここで使用する取付部材は、耐オゾン性の材料からなるものが好ましい。また、その他、水槽1の底面に触媒電極101を直接固定しても良く、特に限定しない。
The
The arc-shaped
As a fixing method in the
また、水槽1内には、円筒中心部に向けて水槽1内に旋回水流を発生させるための回転子106及び攪拌装置を備えている。
攪拌装置としては、マグネットスターラ107(図5のみ図示)を使用することが好ましい。
Further, the
As a stirring device, it is preferable to use a magnetic stirrer 107 (shown only in FIG. 5).
水槽1内には、水槽1内で生成されたオゾン水のオゾン濃度を検出する水槽内濃度検出センサ(図示しない)が設けられている。水槽内濃度検出センサは、上述したドーム内濃度検出センサ9と同様のものを使用することができる。
この水槽内濃度検出センサによって検出されたオゾン濃度と、予め設定されたオゾン濃度とが一致するように電源装置11が陽極電極22及び陰極電極23間の電圧を制御するように構成されている。
A water tank concentration detection sensor (not shown) for detecting the ozone concentration of the ozone water generated in the
The
したがって、上述のような触媒電極101を備えた水槽1においては、攪拌装置の駆動によって回転子106が回転すると、水槽1内に一定の速度の旋回水流が発生し、電源装置11の駆動によって陽極電極103及び陰極電極104間に所定の電圧が印加される。この通電により、水槽1内の中心部側を旋回する原料水が陽極電極103に接触することによって陽極電極103上に酸素と多量のオゾンが発生し、発生したオゾン水が旋回水流中に溶解してオゾン水化する。陰極電極104では、水槽1内の内壁面側を旋回する原料水が陰極電極104に接触することによって水素が生成される。
また、旋回水流によって陽極電極103側ではわずかな陽極電極103の凹凸によって流れの方向が複雑に変わり、渦流が発生し、陽イオン交換膜102の表面に発生したオゾン気泡をいち早く水中に取り込んで溶解させることによってオゾン水を生成し、陽極電極103と陽イオン交換膜102との間に電流が多く流れる。
一方、陰極電極104側でも陰極電極104の凹凸によって流れの方向が変わるが、陽極電極104よりも目の粗い電極であるので、流れの方向が陽極電極103ほど複雑に変わることはなく、陰極電極104で発生した水素気泡はある程度の大きさになった後、ゆっくりと陰極電極104から離されてその浮力によって、水面へと上昇し、水素ガスとして系外に放出されるか、あるいは一部は流水中に取り込まれて水素懸濁水として、オゾン水と混合される。
Therefore, in the
In addition, the swirling water flow causes the flow direction to be complicated due to slight unevenness of the
On the other hand, the flow direction changes depending on the unevenness of the
また、通電中に、同時に水槽内濃度検出センサによって水槽1内の溶液の濃度が測定され、オゾン濃度が予め設定されたオゾン濃度となるように電源装置11の陽極電極103及び陰極電極104間の電圧が制御される。
以上のようにして設定濃度のオゾン水が生成されるようになっている。
During energization, the concentration of the solution in the
As described above, ozone water having a set concentration is generated.
次に、オゾン水洗浄装置200の動作について説明する。
まず、電源スイッチ15がオンされると、電源装置11が駆動して、上述のように水槽1内に給水管3を介して原料水が供給されるとともに、攪拌装置によって旋回水流が発生することで設定濃度のオゾン水が生成される。
そして、被洗浄体Sが開口部25を介してドーム部21内に挿入されると、挿入検出センサの検出により、オゾン水は流出管4へと流出されて流出管4内で押し出しポンプ5によってドーム2側へと上方に押し上げられて、流出管4の先端部に設けられたノズル7から噴射される。噴射されたオゾン水は、ドーム部21内に挿入された被洗浄体Sに到達して被洗浄体Sが洗浄される。
洗浄後の排オゾン水は、ドーム部21の下方の支持体22内に排水穴22aを介して流れ、さらに排水管23へと流れ、外部に排水される。
また、この際に、ドーム部21内のオゾンガス含有空気は、排気口24aから排気されて排気ファン24の活性炭ハニカムを通過することでオゾンが分解されて排気される。
さらに、ノズル7から所定量のオゾン水が噴射されると、ドライヤー8が駆動して、ドーム部21内に乾燥用の風が送られる。
Next, the operation of the ozone
First, when the
When the object to be cleaned S is inserted into the
The waste ozone water after washing flows into the
Further, at this time, the ozone gas-containing air in the
Further, when a predetermined amount of ozone water is ejected from the
一方、ノズル7から噴射されたオゾン水は、ドーム内濃度検出センサ9によってオゾン濃度が測定され、ドーム内濃度検出センサ9で検出されたオゾン濃度が予め設定されたオゾン濃度に達している場合にはLED10が点灯し、設定濃度に達していない場合にはLED10が点灯しない。設定濃度に達していない場合には電源装置11によって陽極電極103及び陰極電極104間の電圧が制御される。
On the other hand, the ozone water jetted from the
なお、被洗浄体Sがドーム部21から出されると、挿入検出センサの検出により、ドライヤー8が停止される。
When the object to be cleaned S is taken out from the
以上、本発明の実施の形態によれば、触媒電極101が設けられてオゾン水が生成される水槽1と、水槽1の上方に設けられたドーム2と、ドーム2内で水槽1内のオゾン水を噴射する噴射手段(流出管4、押し出しポンプ5、配管チューブ6及びノズル7)と、ドーム部21の壁面に形成されて被洗浄体Sが挿入される開口部25とを備えているので、陽極電極103と陰極電極104との間に直流電圧を印加し、陽極電極103に原料水を連続接触させることによって水の電気分解により陽極電極103面にオゾン気泡が発生し、陰極電極104面に水素気泡が発生する。そして、発生したオゾン気泡は原料水に連続接触されることにより、原料水に確実に溶解して高濃度のオゾン水が生成される。さらに生成されたオゾン水は、ノズル7によってドーム2内で噴射されるため、高濃度の状態でオゾン水洗浄することができる。また、高濃度のオゾン水であるから、少量で洗浄することができ、給水・排水量も極めて少なくコストを低減できる。また、水槽1の上方に、被洗浄体Sが挿入されるドーム25が設けられているため、コンパクトで場所を取ることもなく汎用性を向上させることができる。
また、ドライヤー8を備えているので、洗浄後の被洗浄体Sを乾燥させることができる。
また、排気口24aや排気ファン24を備えているので、ドーム2内のオゾン含有空気を排気口24aを介して排気させて、排気中のオゾン含有空気を排気ファン24によってオゾン分解触媒で分解するので、オゾンガスを外部に排出させることなく環境保護の観点で優れる。
As mentioned above, according to embodiment of this invention, the
Moreover, since the
Since the
また、オゾン水洗浄装置200は、ドーム内濃度検出センサ9を備え、検出したオゾン濃度に基づいて触媒電極101への通電が制御されるので、常に所定のオゾン濃度を維持した状態で被洗浄体Sを洗浄することができる。その上、ドーム内濃度検出センサ9で検出したオゾン濃度に応じてLED10が点灯するので、オゾン濃度が所定濃度に達しているか否かを容易に確認することができる。
また、ノズル7がドーム部2の内面天井部に設けられているため、ドーム2内に挿入された被洗浄体Sに対して上方から下方に向けてオゾン水が流水されることにより、被洗浄体S全体にオゾン水を確実に噴射させることができ、洗浄効果を向上させることができる。
Further, the ozone
Further, since the
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、オゾン水を噴射させるノズル7をドーム部21の内面天井部に設けてオゾン水を上方から下方へと流れるように構成したが、ノズル7をドーム部21内の下側に設けて下方から上方へと噴射させるように構成しても良い。その他、ドーム部21の側面にノズル7を設けて左右から噴射させるようにしても良い。さらには、ノズル7の数も一つに限らず複数設けても良い。
また、被洗浄体Sを挿入する開口部25はドーム部21の正面に一つ設けるとしたが、正面の左右にそれぞれ二カ所形成し、例えば、各開口部から右手、左手を挿入するようにしても構わない。
ドーム部21の外面天井部にはLED10を設け、オゾン濃度が所定濃度に達している場合にのみLED10を点灯させるとしたが、複数個のLEDを設けて、オゾン濃度に応じて点灯させるLEDの個数を変化させても良いし、LEDの点灯色を変えるようにしても良い。
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, In the range which does not deviate from the summary, it can change suitably.
For example, in the above embodiment, the
Further, although one
The
1 水槽
2 ドーム
4 流出管
5 押し出しポンプ
6 配管チューブ
7 ノズル
8 ドライヤー
9 ドーム内濃度検出センサ
10 LED
11 電源装置
24 排気ファン
24a 排気口
25 開口部
101 触媒電極
102 陽イオン交換膜
103 陽極電極
104 陰極電極
200 オゾン水洗浄装置
S 被洗浄体
1
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記水槽の上方に設けられたドームと、
前記ドーム内で前記水槽内のオゾン水を噴射する噴射手段と、
前記ドームの壁面に形成されて被洗浄体が挿入される開口部とを備えていることを特徴とするオゾン水洗浄装置。 A catalyst electrode is provided in which an anode electrode is pressed against one surface of a cation exchange membrane and a cathode electrode is pressed against the other surface, and a DC voltage is applied between the anode electrode and the cathode electrode, A water tank for generating ozone water by continuously contacting raw water with the anode electrode;
A dome provided above the aquarium;
Injecting means for injecting ozone water in the water tank in the dome,
An ozone water cleaning apparatus comprising: an opening formed on a wall surface of the dome and into which an object to be cleaned is inserted.
前記濃度検出手段によって検出されたオゾン濃度に基づいて前記触媒電極への通電を制御する通電制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のオゾン水洗浄装置。 A concentration detecting means provided in the dome for detecting the ozone concentration of ozone water jetted by the jetting means;
The ozone water according to claim 1, further comprising an energization control unit that controls energization to the catalyst electrode based on the ozone concentration detected by the concentration detection unit. Cleaning device.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005335689A JP2007136381A (en) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | Ozone water purifier |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104860A (en) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Tamura Teco:Kk | Disinfecting cleaning apparatus and method |
CN113106480A (en) * | 2021-04-29 | 2021-07-13 | 宿州龙润生物科技有限公司 | Water-cooled ozone generator |
-
2005
- 2005-11-21 JP JP2005335689A patent/JP2007136381A/en active Pending
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