JP2007135033A - 広告付加情報提供方法及びコンテンツ記録再生装置 - Google Patents

広告付加情報提供方法及びコンテンツ記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】視聴者の使い勝手を妨げることなく、視聴者が主体的・能動的に広告コンテンツを通常速度で視聴するように誘導することができる広告付加情報提供方法及びコンテンツ記録再生装置を提供する。
【解決手段】広告コンテンツの付加コンテンツとして視聴者に提供する広告付加データを含むとともに、広告付加データを識別する付加情報識別及び付加データ種別及び出力時間及び操作監視時間を備えた広告付加データ管理情報を含む広告付加情報を、広告コンテンツの開始時に受信されるように多重化して放送サービスとして配信し、受信装置側で放送コンテンツを記録する場合に、多重化された広告付加情報もそのまま記録し、コンテンツ再生時に広告コンテンツに多重化された広告付加情報を検出してそれに含まれる操作監視時間だけ視聴者の操作を監視し、操作監視時間の間通常速度で再生された場合のみ広告付加情報に含まれる出力時間だけ広告付加データを出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、広告コンテンツを含む放送サービスのコンテンツを配信する広告付加情報提供方法及び受信したコンテンツを記録再生するコンテンツ記録再生装置に関する。
従来より、放送サービスのコンテンツを受信して蓄積しておき、後程視聴者の都合のよい時間に蓄積しておいた放送サービスのコンテンツの視聴を実現する記録再生装置が広く利用されている。この記録再生装置により、視聴者は放送時間に都合がつかない場合でもコンテンツを蓄積しておくことで、自分の都合に合わせて視聴することが可能となっている。特に近年、記録部としてディスク装置を利用し、放送サービスのコンテンツをデジタル記録する記録再生装置が普及してきており、視聴者はより高画質な蓄積コンテンツをより快適な操作性にて視聴することが可能となってきている。
しかしその一方で、放送コンテンツの記録再生装置は、視聴者に対して早送りやスキップなどの特殊再生操作機能を提供するのが一般的であるため、視聴者がコンテンツ本編ではない広告コンテンツ部分で早送りやスキップ操作を実行してしまい、結果として広告コンテンツが十分に視聴されない場合が多く発生し得る。多くの放送サービスでは、広告コンテンツの放送に対する広告料が事業を支える大きな収益となるため、広告を視聴者に確実に視聴してもらうことが重要となるが、蓄積されたコンテンツに対しては早送りやスキップ操作により十分な広告効果が得られなくなる可能性もある。
従来、この問題を回避するため、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ等のコンテンツ記録再生装置について幾つかの方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。図16は、特許文献1で開示されたコンテンツ記録再生装置の動作を示すフロー図である。この図において、コンテンツ再生開始(ステップS1601)すると、コンテンツ再生が終了したかどうかを判定し(ステップS1602)、終了していれば制御を終了する。コンテンツ再生が終了していない場合は、次にコンテンツの早送りやスキップなどの制御ボタンが押されたかどうかを判定し(ステップS1603)、押されていない場合はステップ1602に戻り、以降の処理を繰り返す。制御ボタンが押されている場合は、現在広告を再生中かどうかを判定し(ステップS1604)、広告を再生中であれば制御を実行せずに必ず通常速度で再生し(ステップS1605)、広告を再生中でなければ制御を実行して(ステップS1606)、ステップS1602に戻り、以降の処理を繰り返す。このようにして、広告の区間は視聴者の要求した制御を抑制して確実に広告を視聴させている。
また、他にも、本編のコンテンツが有料である場合は、視聴者が広告コンテンツを視聴すると本編の視聴料金を割り引くなどのサービスを行うことにより、視聴者を広告コンテンツを視聴するように誘導する方法も知られている。
特開2002−366835号公報
しかしながら、広告区間で視聴者の要求した制御を抑制する手段を備えた従来のコンテンツ記録再生装置においては、以下のような問題がある。
(1) 広告の区間で視聴者の操作を制限し、視聴者の要望に関わらず強制的に通常再生に切り替えてしまうため、視聴者から見ると使い勝手が悪く感じる場合がある。
(2) 有料コンテンツの視聴料金を割り引く方法においては、元々視聴者にとっては無料放送である民間放送サービスなどでは利用することができず、適用できる放送サービスが限定される。
(3) 従来はコンテンツ記録再生装置に蓄積されたコンテンツに含まれる広告コンテンツについては、その視聴率を把握することが困難である。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、視聴者に、録画された広告コンテンツを能動的且つ積極的に視聴してもらうことができるとともに、録画された広告コンテンツの視聴や利用状況を容易に把握することができる広告付加情報提供方法及びコンテンツ記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記方法及び構成により達成される。
(1) 広告付加情報提供方法において、広告コンテンツの付加コンテンツとして視聴者に提供する広告付加データを含むとともに、少なくとも広告付加データを識別する付加情報識別及び広告付加データの種別を示す付加データ種別及び広告付加データの出力時間及び広告付加データの出力を判定するため視聴者の操作を監視する時間を示す操作監視時間を備えて構成された広告付加データ管理情報を含む広告付加情報を、該広告付加情報に対応する広告コンテンツの開始時に受信されるように多重化して、広告コンテンツを含む映像音声コンテンツを放送サービスとして配信し、受信装置側で放送コンテンツを記録する場合は、広告コンテンツに多重化された広告付加情報もそのまま記録し、記録したコンテンツの再生時に広告コンテンツに多重化された広告付加情報を探索し、広告付加情報を検出できた場合には、該広告付加情報に含まれる操作監視時間だけ視聴者の操作を監視し、操作監視時間の間、通常速度で再生された場合のみ広告付加情報に含まれる出力時間だけ前記広告付加データを出力する。
(2) 送出装置において、広告コンテンツの付加コンテンツとして視聴者に提供する広告付加データを含むとともに、少なくとも広告付加データを識別する付加情報識別及び広告付加データの種別を示す付加データ種別及び広告付加データの出力時間及び広告付加データの出力を判定するため視聴者の操作を監視する時間を示す操作監視時間を備えて構成された広告付加データ管理情報を含む広告付加情報と、該広告付加情報に対応する広告コンテンツ識別情報との組からなる広告付加情報管理情報を格納する広告付加情報記憶手段と、少なくとも広告コンテンツ識別情報と広告コンテンツ放送時刻の組からなる広告コンテンツ放送時刻情報を格納する広告放送時刻記憶手段と、現在時刻を提供する時計手段と、前記時計手段から提供される時刻情報と前記広告放送時刻記憶手段に格納されている広告コンテンツ放送時刻情報と前記広告付加情報記憶手段に格納されている広告付加情報管理情報とを参照し、広告コンテンツの放送時刻に当該広告コンテンツに対応する広告付加情報が存在するかどうかを判定し、広告付加情報が存在する場合は当該広告コンテンツの放送時刻に広告付加情報を前記広告付加情報記憶手段から読み出す広告付加情報送出制御手段と、前記広告付加情報送出制御手段からの広告付加情報を、入力されたストリームデータに多重化する多重化手段と、前記多重化手段からの広告付加情報を多重化したストリームデータを外部へ送出する送出手段とを備える。
(3) 広告コンテンツに対する付加コンテンツ自体又は付加コンテンツを取得するための情報を備えて構成された広告付加データを含むとともに、少なくとも広告付加データを識別する付加情報識別及び広告付加データの種別を示す付加データ種別及び広告付加データの出力時間及び広告付加データの出力を判定するため視聴者の操作を監視する時間を示す操作監視時間を備えた広告付加データ管理情報を含む広告付加情報を、該広告付加情報に対応する広告コンテンツの開始時に受信されるように多重化した広告コンテンツを含む映像音声コンテンツを配信する放送サービスに対し、視聴者の操作に応じてコンテンツを受信して記録し、記録したコンテンツを再生するコンテンツ記録再生装置において、視聴者が受信チャンネル指定や記録開始指示や再生開始指示などの操作入力を行う操作手段と、視聴者が前記操作手段にて指定したチャンネルの映像音声コンテンツを含むストリームデータを受信する受信手段と、前記受信手段からの受信データを記録するとともに蓄積時にストリームデータに一意に蓄積ストリーム識別を割り当てる蓄積手段と、ストリームデータに含まれる映像音声コンテンツを復号化して視聴者が指定した再生速度にて再生出力するコンテンツ再生手段と、ストリームデータ中に含まれる広告付加情報を探索しながらストリームデータを前記コンテンツ再生手段に入力し、広告付加情報を検出した場合にはストリームデータから該広告付加情報を分離抽出する広告付加情報検出手段と、広告付加情報に含まれる広告付加データを利用して視聴者に広告付加コンテンツを提供するアプリケーションを格納するとともに、広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる広告付加データ種別と対応するアプリケーションとの組からなるアプリケーション管理情報を格納するアプリケーション格納手段と、広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる広告付加データ種別に対応する前記アプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、時刻を管理する時計手段と、前記広告付加情報検出手段が広告付加情報を検出した場合に、該広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる操作監視時間だけ前記コンテンツ再生手段の再生速度状態を監視し、前記操作監視時間の間、通常速度で再生された場合は広告付加データを出力するように判定して前記アプリケーション実行手段に広告付加コンテンツを出力させ、視聴者が通常速度以外の再生を実施する操作を行った場合は広告付加データを出力しないように判定して前記アプリケーション実行手段に広告付加コンテンツを出力させないようにする広告付加データ出力判定手段とを備える。
(4) 上記(3)に記載のコンテンツ記録再生装置において、前記広告付加情報は、前記広告付加データの利用期限を示す有効期限情報を含み、前記広告付加データ出力判定手段は、前記広告付加情報の有効期限情報が前記時計手段の現在日時情報を過ぎている場合は、前記広告付加データを出力しないよう判定して広告付加コンテンツを出力させないようにする。
(5) 上記(3)又は(4)に記載のコンテンツ記録再生装置において、蓄積コンテンツの再生時に前記広告付加情報の検出を通知する通知情報を出力する広告付加情報検出通知手段を備え、前記広告付加データ出力判定手段は、前記広告付加情報に含まれる操作監視時間中に通常速度以外の再生を検出した場合には、前記広告付加情報検出通知手段に対して広告付加情報検出を通知するよう指示する。
(6) 上記(3)乃至(5)のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置において、前記蓄積手段に蓄積されたストリームの一覧画面を生成するコンテンツ選択画面生成手段と、少なくとも前記蓄積手段に蓄積されたストリームの蓄積ストリーム識別と蓄積ストリーム内の広告付加情報の検出位置を示す広告付加情報検出位置情報と広告付加データ管理情報の組からなる広告付加情報記録情報を格納する広告付加情報記憶手段を備え、前記広告付加情報検出手段は、前記広告付加情報を検出すると該広告付加情報を前記広告付加情報記憶手段に蓄積ストリーム識別と広告付加情報検出位置情報と組にして格納させ、前記コンテンツ選択画面生成手段は、前記広告付加情報記憶手段に格納されている広告付加情報記録情報を参照し視聴者に示す広告付加情報一覧画面を生成し、前記操作手段は、視聴者が広告付加情報一覧表示要求及び一覧画面上での広告付加情報選択操作を入力可能とし、視聴者が広告付加情報一覧表示を要求した場合には、前記コンテンツ選択画面生成手段が前記広告付加情報記憶手段の広告付加情報記録情報を参照して広告付加情報一覧画面を生成して映像信号として出力し、一覧画面上で視聴者が広告付加情報を選択して再生指示した場合は、広告付加情報記録情報より、当該広告付加情報に対応する蓄積ストリーム識別と広告付加情報検出位置を取得し、当該蓄積ストリームを広告付加情報検出位置から再生開始するよう制御することにより、当該広告付加データを含む広告コンテンツの視聴を可能とする。
(7) 上記(6)に記載のコンテンツ記録再生装置において、前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、有効期限が過ぎた広告付加情報は前記広告付加情報記憶手段から削除する。
(8) 上記(6)に記載のコンテンツ記録再生装置において、前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、前記広告付加情報記憶手段は、定期的に広告付加情報に含まれる有効期限と現在日時とを比較して有効期限が過ぎた広告付加情報は前記広告付加情報記憶手段から削除する。
(9) 上記(6)乃至(8)のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置において、前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、有効期限が現在日時に近いものから順に一覧画面上に表示する。
(10) 上記(6)乃至(9)のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置において、前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、有効期限と現在日時の差が一定期間より短い広告付加情報については一覧画面上で強調表示する。
(11) 上記(6)乃至(10)のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置において、視聴者の嗜好を示す特性情報を保持する視聴者特性情報保持手段を備え、前記広告付加情報は、広告付加コンテンツの特性を示す特性情報を含み、前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、前記視聴者特性情報保持手段が保持する特性情報と一致する特性情報を含む広告付加情報だけの一覧画面を生成する。
(12) 上記(6)乃至(10)のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置において、視聴者が視聴した広告付加情報の特性情報を記録する視聴者履歴保持手段を備え、前記広告付加情報は、広告付加コンテンツの特性を示す特性情報を含み、前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、前記視聴者履歴保持手段から視聴者が視聴した回数の多い特性情報の順に広告付加情報の一覧画面を生成する。
(13) 広告付加コンテンツ提供管理装置において、外部との通信を実現する通信手段と、広告付加コンテンツとして提供するデータやコンテンツを格納するとともに、少なくとも格納する広告付加コンテンツと広告付加情報識別と当該広告付加コンテンツが対応付けられている広告コンテンツ識別との組からなる広告付加コンテンツ管理情報を格納する広告付加コンテンツ格納手段と、上記(3)乃至(12)のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置上のアプリケーションからの要求に応じて広告付加コンテンツを提供する処理を行う広告付加コンテンツ処理手段と、広告付加コンテンツ管理情報を参照して視聴者が視聴した広告コンテンツを特定し、少なくとも広告コンテンツ識別と視聴された回数を示す視聴回数との組からなる広告コンテンツ視聴回数情報を生成し、前記コンテンツ記録再生装置上のアプリケーションからの広告付加コンテンツ取得要求ごとに、要求された広告付加コンテンツに対応する広告コンテンツの視聴回数を増加させて管理する広告視聴状況管理手段と、広告コンテンツ視聴回数情報を格納する広告視聴状況格納手段とを備える。
(14) 広告コンテンツ視聴状況管理システムにおいて、上記(2)に記載の送出装置と、上記(3)乃至(12)のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置と、上記(13)に記載の広告付加コンテンツ提供管理装置とを備え、広告付加情報として前記コンテンツ記録再生装置上のアプリケーションから前記広告付加コンテンツ提供管理装置に対し広告付加コンテンツ取得要求を発行する必要がある広告付加データ種別を含む広告付加情報を利用し、前記広告付加コンテンツ提供管理装置にて広告コンテンツの視聴回数を管理する。
上記(1)に記載の広告付加情報提供方法では、広告付加データ(URL(Uniform Resource Locator)、QRコード(Quick Response code)、音声ファイル等のおまけのデータ本体)を視聴するためには広告コンテンツを通常速度で視聴する必要があるため、広告付加データの視聴を希望する視聴者は広告コンテンツを主体的に通常速度で視聴することになり、これにより広告コンテンツの広告効果が向上し、一方、広告付加データの視聴を希望しない視聴者は広告コンテンツの区間でも早送りなど自由に操作することができるため、視聴者の使い勝手を損なうことがない。すなわち、広告放送を視聴することの魅力をアップすることできるとともに、視聴者は常に自由に操作可能であるため、不便を感じることがない。
上記(2)に記載の送出装置では、広告付加データを、それに対応する広告コンテンツの開始タイミングに合わせて多重化して送出することができる。
上記(3)に記載のコンテンツ記録再生装置では、蓄積コンテンツを再生する際には、通常速度で再生する場合にのみ広告付加データを出力するよう制御することができる。すなわち、広告付加データを視聴するためには広告コンテンツを通常速度で視聴する必要があるため、広告付加データの視聴を希望する視聴者は広告コンテンツを主体的に通常速度で視聴することになり、これにより広告コンテンツの広告効果が向上し、一方、広告付加データの視聴を希望しない視聴者は広告コンテンツの区間でも早送りなど自由に操作することができるため、視聴者の使い勝手を損なうことがない。すなわち、視聴者は、常に自由に操作可能であるので不便を感じることがなく、早送り時にも付加情報の存在を認知することにより、視聴者が自主的に通常速度での視聴を選択する機会が多くなり、広告効果も高まる。
上記(4)に記載のコンテンツ記録再生装置では、広告付加データに有効期限を設定した運用が可能となる。
上記(5)に記載のコンテンツ記録再生装置では、広告コンテンツ区間を通常速度以外で再生している視聴者に対しても広告付加データの存在を通知することができ、視聴者の関心を惹くことができる。
上記(6)に記載のコンテンツ記録再生装置では、視聴者が任意のタイミングで広告付加データの一覧を確認し、一覧画面上から選択して広告付加データを含む広告コンテンツの視聴が可能となり、広告コンテンツの視聴機会の増加が期待できる。
上記(7)に記載のコンテンツ記録再生装置では、有効期限を過ぎた広告付加情報を自動的に削除することができる。
上記(8)に記載のコンテンツ記録再生装置では、有効期限を過ぎた広告付加情報を自動的に削除することができる。
上記(9)に記載のコンテンツ記録再生装置では、視聴者は有効期限が近い広告付加データを容易に識別することが可能となり、関心のある広告付加データを含む広告コンテンツを見逃す可能性を低く抑えることができる。
上記(10)に記載のコンテンツ記録再生装置では、視聴者は有効期限が近い広告付加データを容易に識別することが可能となり、関心のある広告付加データを含む広告コンテンツを見逃す可能性を低く抑えることができる。
上記(11)に記載のコンテンツ記録再生装置では、視聴者が関心のある広告付加データを含む広告コンテンツの一覧を視聴者に提示することができるため、視聴者は関心のある広告付加データを含む広告コンテンツの認識がより容易になるとともに、見逃す可能性を低く抑えることができる。
上記(12)に記載のコンテンツ記録再生装置では、視聴者が特別な設定をすることなく視聴者が関心のある広告付加データを含む広告コンテンツの一覧を視聴者に提示することができるため、視聴者は関心のある広告付加データを含む広告コンテンツの認識がより容易になるとともに、見逃す可能性を低く抑えることができる。
上記(13)に記載の広告付加コンテンツ提供管理装置では、コンテンツ記録再生装置に広告付加コンテンツを提供しながら、広告コンテンツの視聴状況を管理することができる。これにより、録画された広告の視聴状況を把握しやすくなり、広告料金へ反映できる。
上記(14)に記載の広告コンテンツ視聴状況管理システムでは、コンテンツ記録再生装置に蓄積されたコンテンツに含まれる広告コンテンツも含めて、広告コンテンツの視聴状況をより正確に把握することができる。これにより、録画された広告の視聴状況を把握しやすくなり、広告料金へ反映できる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る送出装置の概略構成を示すブロック図である。また、図2は本実施の形態に係る送出装置で扱われる広告付加情報の構成と映像音声コンテンツとの多重化のイメージを示す図である。
図1において、本実施の形態に係る送出装置200は、符号化部201と、広告付加情報記憶部202と、広告放送時刻記憶部203と、広告付加情報送出制御部204と、時計部205と、多重化部206と、送出部207とを備えて構成される。符号化部201は、入力された映像音声を放送に適したストリームデータにリアルタイムに符号化して出力する。広告付加情報記憶部202は、少なくとも広告付加情報と該広告付加情報に対応する広告コンテンツの識別情報の組からなる広告付加情報管理情報を格納する。広告放送時刻記憶部203は、少なくとも広告コンテンツ識別情報と当該広告コンテンツの放送時刻の組からなる広告コンテンツ放送時刻情報を格納する。広告付加情報送出制御部204は、時刻と広告コンテンツ放送時刻情報を参照して広告付加情報の送出を制御する。時計部205は、時刻を提供する。多重化部206は、符号化部201から出力されるストリームデータと広告付加情報送出制御部204から出力される広告付加情報とを多重化して出力する。送出部207は、多重化されたストリームデータを送出する。
図2において、広告付加情報は、少なくとも広告視聴のおまけ(URL,QRコード,音声ファイル等)としての視聴者に提供するデータ本体である広告付加データと、広告付加データに関する管理情報からなる広告付加データ管理情報とを備える。広告付加データ管理情報は、少なくとも広告付加情報を識別する広告付加情報識別と、広告付加データの種別を示す広告付加データ種別と、広告付加データを視聴者に対して出力する時間を示す出力時間と、広告付加データの出力を判定するために視聴者の操作を監視する時間である操作監視時間とを備える。なお、図2の例では、さらに広告付加データの有効期限が含まれている。
広告付加データは、広告付加データ管理情報に続けて送られる。なお、この図に示す例では示されていないが、広告付加データの内容のジャンルなどを示す特性情報を広告付加データ管理情報に含めても良い。これらの広告付加情報は、受信側で広告付加情報が対応する広告コンテンツの開始位置から受信が可能なように当該広告コンテンツの先頭位置を合わせて多重化され、1つのストリームデータとして送出される。
次に、上記構成の送出装置200の動作を説明する。この例では、映像音声は放送スケジュールに合わせて送出装置200の外部から入力され、符号化部201によりリアルタイムに符号化しているが、予め符号化されたストリームデータを入力する構成や、ストリームデータを送出装置200内の記憶装置(別途設ける)に格納しておき放送スケジュールに合わせて読み出す構成も実現できる。広告付加情報記憶部202には、予め放送する広告コンテンツに対応する広告付加情報と対応する広告コンテンツ識別との組からなる広告付加情報管理情報を格納しておく。また、広告放送時刻記憶部203には、予め放送する広告コンテンツごとに広告コンテンツ識別と放送時刻との組からなる広告コンテンツ放送時刻情報を格納しておく。
広告付加情報送出制御部204は、時計部205から提供される時刻情報と、広告放送時刻記憶部203に格納されている広告コンテンツ放送時刻情報と、広告付加情報記憶部202に格納されている広告付加情報管理情報とを参照し、広告コンテンツの放送時刻に当該広告コンテンツに対応する広告付加情報が存在するかどうかを判定し、広告付加情報が存在する場合は当該広告コンテンツの放送時刻に広告付加情報を広告付加情報記憶部202から読み出し、多重化部206へ出力する。多重化部206は、広告付加情報送出制御部204から広告付加情報を受け取ると、符号化部201より入力されたストリームデータに多重化して送出部207へ出力し、送出部207はストリームデータを送出する。以上のように送出装置200は、図2に示すような広告付加情報を多重化したストリームデータを送出する。
次に、上記送出装置200から配信される放送サービスを受信し、視聴可能とするコンテンツ記録再生装置について説明する。図3は本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。図3において、本実施の形態に係るコンテンツ記録再生装置300は、受信部301と、蓄積部302と、コンテンツ再生部303と、映像音声出力部304と、操作部305と、コンテンツ選択画面生成部306と、広告付加情報検出部307と、広告付加データ出力判定部308と、アプリケーション格納部309と、アプリケーション実行部310と、広告付加情報検出通知部311と、制御部312と、時計部313と、通信部314とを備えて構成され、通信部314は外部の通信網315に接続されている。
受信部301は、放送ストリームデータを受信する。蓄積部302は、受信部301で受信されたコンテンツを格納する。コンテンツ再生部303は、符号化コンテンツを復号化し再生機能を実現する。映像音声出力部304は、映像音声信号を出力する。操作部305は、視聴者がコンテンツの受信や蓄積や再生に関する操作を入力する。コンテンツ選択画面生成部306は、蓄積部302に格納されたコンテンツの一覧画面を生成し、視聴者が再生コンテンツを選択可能とする。広告付加情報検出部307は、コンテンツに多重化されている広告付加情報を検出して広告付加情報を取り出す。広告付加データ出力判定部308は、広告付加データの出力の判定を行う。
アプリケーション格納部309は、広告付加データの出力を実現するアプリケーションを格納するとともに、広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる広告付加データ種別と対応するアプリケーションとの組からなるアプリケーション管理情報を複数の広告付加データ種別について格納するアプリケーション管理表とを格納する。アプリケーション実行部310は、広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる広告付加データ種別に対応したアプリケーションを実行する。広告付加情報検出通知部311は、広告付加情報の検出を通知する情報を映像音声に重ね合わせる。制御部312は、操作部305より入力される視聴者の要求に応じて受信や蓄積や再生の制御を行う。時計部313は、時刻情報を提供する。通信部314は、アプリケーション実行部310により実行されるアプリケーションが外部へ通信することを可能とする。
次に、上記構成のコンテンツ記録再生装置300について、視聴者が受信、蓄積及び再生の各操作を行った場合のそれぞれの動作を説明する。視聴者が操作部305により放送サービスで提供されるあるチャンネルを指定して受信を指示すると、操作部305は制御部312に対してチャンネル情報とともに受信要求を発行する。制御部312は受信要求を受け取ると、受信部301にチャンネルを指定して受信を指示するとともに、コンテンツ再生部303にコンテンツ再生を指示する。受信部301は指定チャンネルのストリームデータを受信して、広告付加情報検出部307へ送る。
広告付加情報検出部307は、受け取ったストリームデータに広告付加情報が多重化されているかどうか探索しながら、ストリームデータをコンテンツ再生部303へと渡す。コンテンツ再生部303は、受信したストリームデータの復号化などの処理を行い、映像音声出力部304へ出力する。なお、コンテンツの符号化/復号化方式やコンテンツデータの再生処理方式については既にさまざまな方式が知られており、その内容については本実施の形態では言及しない。映像音声出力部304は映像音声信号を外部へ出力する。
広告付加情報検出部307が広告付加情報を検出すると、該広告付加情報をストリームデータより分離抽出し、広告付加データ出力判定部308に渡す。広告付加データ出力判定部308は、広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる操作監視時間の間のコンテンツ再生部303の再生状態と広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる有効期限情報から広告付加データを出力するかどうかを判定する。
ここで、図4は広告付加データ出力判定部308の判定動作の流れを示すフロー図である。まず、受け取った広告付加情報の広告付加データ管理情報に有効期限が含まれているかどうかを判定し(ステップS401)、有効期限が含まれている場合は時計部313より取得できる現在日時から広告付加情報に含まれる操作監視時間と出力時間だけ経過した日時が有効期限を過ぎるかどうかを判定する(ステップS402)。有効期限を過ぎる場合は広告付加データを「出力しない」と判定し、広告付加情報を破棄して判定処理を終了する(ステップS403)。有効期限を過ぎていない場合や、有効期限が指定されていない場合はコンテンツ再生部303の状態監視を開始する(ステップS404)。コンテンツ再生部303の状態が通常速度再生以外の状態かどうかを判定し(ステップS405)、通常速度再生以外の状態である場合は、広告付加情報検出通知部311に通知指示を送り(ステップS408)、広告付加データを「出力しない」と判定し、広告付加情報を破棄して判定処理を終了する(ステップS409)。
通常速度再生状態である場合は、状態監視を開始してからの経過時間と広告付加情報の操作監視時間とを比較し(ステップS406)、状態監視時間が操作監視時間に達していない場合はステップS405の状態判定に戻る。状態監視時間が操作監視時間に達している場合は、広告付加データを「出力する」と判定し、アプリケーション実行部310に広告付加情報を送り、判定処理を終了する(ステップS407)。視聴者からの受信指示操作による受信処理中は、コンテンツ再生部303は通常速度でのみ再生を行うため、ステップS402の有効期限の判定によってのみ、広告付加データを出力するかどうかを判定することになる。
アプリケーション実行部310は、アプリケーション格納部309に格納されているアプリケーション管理表を参照し、広告付加情報の広告付加データ管理情報の広告付加データ種別に対応するアプリケーションを特定し、当該アプリケーションを実行するとともに、アプリケーションの実行時間の計測を開始する。アプリケーション格納部309に格納されているアプリケーション管理表の例を図5に示す。この図に示す例では、広告付加データ種別、アプリケーション名、アプリケーションの格納位置の組がアプリケーション管理情報として管理されている。例えば、広告付加情報の広告付加データ種別が「2」の場合は、実行すべきアプリケーションはウェブブラウザと特定され、広告付加データとして渡されたURLにアクセスをしてウェブコンテンツを表示する。この場合、アプリケーション実行部310により実行されるウェブブラウザアプリケーションは、通信部314を介して通信網315へアクセスし、通信網315の先のウェブサーバへのアクセスを実現する。
ウェブブラウザアプリケーションは、広告付加データで指定されたウェブコンテンツの描画が完了すると、映像音声出力部304へ出力する。なお、図5には記載していないが、実行すべきアプリケーションがQRコードの場合は、このQRコードを映像出力してモニタ画面に表示する。視聴者が、このQRコードを携帯電話(勿論、QRコードを読み取ることができる機種)で読み取ってアクセスすることで、おまけコンテンツや割引チケットなどを入手できるようにすることも可能である。因みに、QRコードとは、縦と横の二方向に情報を持つ二次元コードであって、一次元のバーコードに比べて多くの情報を記録することができるものである。
映像音声出力部304は、予め設定された形でコンテンツ再生部303の出力映像音声とアプリケーション実行部310の出力映像音声とを合成して出力する。この場合の広告付加データの出力例を図6に示す。アプリケーション実行部310は、アプリケーションの実行時間が広告付加情報の出力時間に到達すると、アプリケーションの出力を終了させる。映像音声出力部304は、アプリケーション実行部310からの出力映像音声が途絶えると、コンテンツ再生部303からの出力映像音声のみを単独で出力するよう動作を切り替える。なお、ここでは広告付加情報の広告付加データ種別により特定されるアプリケーションがウェブブラウザである場合について説明したが、他の様々なアプリケーションの場合でも同様に広告付加情報の出力時間だけ広告付加データを出力するよう制御を行う。これにより、視聴者は受信したコンテンツと広告コンテンツに多重化されている広告付加データの視聴を開始する。
視聴者が操作部305により蓄積を指示すると、制御部312は受信部301に対して受信蓄積指示を行う。受信部301は指定されたチャンネルのストリームデータの受信を開始し、広告付加情報検出部307に対する送出を開始するとともに、蓄積部302に対しても送出を開始する。蓄積部302はストリームデータを受け取ると、蓄積ストリームデータを識別する蓄積ストリーム識別情報を一意に割り当て、少なくとも蓄積ストリーム識別情報と時計部313より取得される蓄積日時の組からなる蓄積ストリーム管理情報とともに、受信ストリームデータを内部に蓄積する。図7は蓄積ストリーム管理情報の例を示すものである。この図に示す例では、蓄積ストリーム識別と蓄積開始日時と蓄積時間長とストリームデータ位置との組を蓄積ストリーム管理情報として管理している。
広告付加情報検出部307以降の動作は、視聴者が受信を指示した場合と同様である。視聴者が操作部305によりコンテンツ選択画面表示を指示すると、制御部312はコンテンツ選択画面生成部306に対しコンテンツ選択画面表示要求を送る。コンテンツ選択画面生成部306は、コンテンツ選択画面表示要求を受けると、蓄積部302から蓄積ストリーム管理情報を読み出し、コンテンツ選択画面を生成するとともに、視聴者が操作部305によって操作可能なカーソルを合成表示して映像音声出力部304へ出力する。映像音声出力部304はコンテンツ選択画面を出力する。
図8はコンテンツ選択画面生成部306が生成するコンテンツ選択画面の例を示すものである。この図に示す例では、再生可能な蓄積ストリームデータについて蓄積ストリーム識別と蓄積開始日時と蓄積時間長が表示されている。蓄積ストリームデータの一覧上には、現在選択している蓄積ストリームデータを示すカーソルを表示し、このカーソルを画面上で上下させることで視聴者が蓄積ストリームを選択できるようにしている。コンテンツ選択画面を出力中に視聴者が操作部305によりコンテンツ選択画面上でのカーソル移動操作を行うと、制御部312は視聴者操作内容をコンテンツ選択画面生成部306に通知する。コンテンツ選択画面生成部306は、画面上の蓄積ストリーム一覧において制御部312から渡された視聴者操作内容に応じた方向にカーソルを移動させ再表示させるとともに、カーソルの移動先に該当する蓄積ストリーム識別を保持しておく。これにより、視聴者はコンテンツ選択画面上でカーソル移動を行うことができ、また、コンテンツ選択画面生成部306は視聴者が選択している蓄積ストリーム識別を特定することができる。
視聴者が操作部305により、コンテンツ選択画面上で蓄積ストリームを選択して再生開始を要求すると、制御部312はコンテンツ選択画面生成部306から視聴者が選択した蓄積ストリーム識別を取得するとともにコンテンツ選択画面の表示停止を指示し、蓄積部302に対し当該蓄積ストリームの送出開始を指示し、コンテンツ再生部303に蓄積部302から送出されるストリームの通常速度での再生開始を指示し、映像音声出力部304に対しコンテンツ再生部303が出力する映像音声データを出力するよう指示する。蓄積部302は送出指示を受けると、指定された蓄積ストリーム識別のストリームデータを読み出して、広告付加情報検出部307へ送出する。広告付加情報検出部307が蓄積コンテンツを受信して以降の動作の流れは、通常速度での再生をしている間は、視聴者が受信を指示した場合と同様の流れとなる。これにより、視聴者は蓄積コンテンツの視聴を開始する。
視聴者が操作部305により早送り再生を指示すると、制御部312は蓄積部302とコンテンツ再生部303それぞれに早送り再生指示を行う。蓄積部302は、早送り再生指示を受けると、早送り再生に間に合うように蓄積コンテンツの送出速度を速める。コンテンツ再生部303は、早送り再生指示を受けると、広告付加情報検出部307から受け取ったストリームデータを復号化して早送り再生処理を行い映像音声出力部304に出力する。なお、早送り再生の実現方式については既に多くの方法が知られており、本実施の形態では言及しない。
早送り再生中に広告付加情報検出部307が広告付加情報を検出すると、広告付加情報をストリームデータより分離抽出して広告付加データ出力判定部308に渡す。広告付加データ出力判定部308は広告付加情報を受け取ると、図4に示した流れに従い判定を行う。すなわち、ステップS405の状態確認で早送り再生中であるため、広告付加情報検出部311に通知指示を送り(ステップS408)、広告付加データを「出力しない」と判定して広告付加情報を破棄する。広告付加情報検出通知部311は、通知指示を受けると、広告付加情報を検出したことを示す通知情報を一定時間だけ映像音声出力部304へ出力し、映像に重ね合わせて出力するよう映像音声出力部304へ指示する。映像音声出力部304はコンテンツ再生部303からの出力映像に広告付加情報検出通知部311からの通知情報を重ね合わせて出力する。
通知情報の出力例を図9に示す。この図に示す例では、画面上の右上に広告付加情報が含まれていることを示すマークをOSD(On Screen Display)のように早送り映像に重ね合わせて表示している。広告付加情報検出通知部311は、通知情報を出力開始してから予め設定されている時間だけ経過すると通知情報の出力を停止する。これにより、映像音声出力部304から出力される映像からも通知情報が消える。なお、この例では広告付加情報の検出通知として、映像に重ね合わせて表示する通知を利用しているが、コンテンツ記録再生装置300本体にLED(Light Emmitting Diode)などの発光素子を搭載し、発光させることで通知を実現しても良い。このようにして、早送り再生中に広告付加情報を検出した場合には、視聴者に対して広告付加データは出力せずに、広告付加情報を検出したことを示す通知だけを示す。
このように本実施の形態の送出装置200とコンテンツ記録再生装置300によれば、受信した広告コンテンツの視聴時には視聴者に広告コンテンツに多重化されている広告付加データを提供できるとともに、蓄積された広告コンテンツの再生時には広告コンテンツを操作監視時間だけ通常速度で視聴している場合のみ広告付加データを提供し、通常速度以外で視聴している場合には広告付加情報が含まれていることのみを通知を行う。これにより、視聴者は早送りなどの特殊操作中であっても広告付加情報の存在を認識することが可能となり、広告付加データを視聴するために視聴者が自主的に当該広告コンテンツを通常速度で視聴するよう誘導することができる。
(実施の形態2)
図10は本発明の実施の形態2に係るコンテンツ記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。図10において、本実施の形態に係るコンテンツ記録再生装置1000は、蓄積部302に蓄積するストリームデータに含まれる広告付加情報について少なくとも蓄積ストリーム識別と広告付加情報の蓄積ストリーム先頭からの相対位置を示す広告付加情報検出位置情報と広告付加データ管理情報との組からなる広告付加情報記録情報を格納する広告付加情報記憶部1001を有し、一方、広告付加情報通知部311は有しておらず、その他の構成要素は上述した実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置300と同様である。
次に、上記構成のコンテンツ記録再生装置1000の動作を説明する。視聴者が操作部305により受信指示をした場合の動作は、上述した実施の形態1と同様である。視聴者が操作部305により蓄積指示をした場合、受信部301は指定されたチャンネルのストリームデータの受信を開始し、広告付加情報検出部307に対する送出を開始するとともに、蓄積部302に対しても送出を開始する。蓄積部302は、ストリームデータを受け取ると、蓄積ストリーム識別を一意に割り当て、少なくとも識別情報と蓄積日時の組からなる蓄積ストリーム管理情報とともに、受信ストリームデータを内部に蓄積する。
広告付加情報検出部307は、広告付加情報を検出した場合、ストリームデータより分離抽出して広告付加データ出力判定部308へ送出するとともに、広告付加情報記憶部1001に広告付加データ管理情報を送出する。広告付加情報記憶部1001は、広告付加データ管理情報を受け取ると、蓄積部302から蓄積処理中のストリームに割り当てられた蓄積ストリーム識別と蓄積開始からの蓄積データ量とを取得し、蓄積データ量をそのまま広告付加情報検出位置情報として使用し、広告付加データ管理情報と組にして広告付加情報記録情報として格納する。
図11は広告付加情報記録情報の例を示すものである。この他の蓄積処理中の動作は上述した実施の形態1と同様である。視聴者が操作部305によりコンテンツ選択画面表示を指示してからの再生に関する動作は実施の形態1と同様である。視聴者が操作部305により広告付加情報選択画面表示を指示すると、制御部312はコンテンツ選択画面生成部306に広告付加情報選択画面生成要求を送る。コンテンツ選択画面生成部306は広告付加情報選択画面生成要求を受けると、広告付加情報記憶部1001から広告付加情報記録情報を読み出し、広告付加情報の内容を閲覧可能な広告付加情報選択画面を生成して映像音声出力部304へ出力する。映像音声出力部304はコンテンツ選択画面生成部306から受信した広告付加情報選択画面の映像を出力する。
図12は広告付加情報記録情報が図11のようであり、かつ現在日時が2005年10月1日である場合に、コンテンツ選択画面生成部306が生成する広告付加情報選択画面の一例を示すものである。この例では広告付加情報記録情報に含まれる広告付加データ種別に対応するアプリケーション名と、当該広告付加情報が多重化されている蓄積ストリームの蓄積ストリーム識別が表示されている。また、図11の広告付加情報記録情報に含まれる広告付加情報識別bの情報は有効期限を過ぎているため表示されていない。
なお、有効期限を過ぎていることを検出した広告付加情報の情報については、コンテンツ選択画面生成部306が広告付加情報記憶部1001に広告付加情報記録情報から削除するよう指示を送っても良いし、広告付加情報記憶部1001が定期的に日時と広告付加情報記録情報の有効期限とを比較確認し、有効期限を過ぎている情報を削除するよう動作しても良い。
また、この例では、広告付加情報選択画面上に広告付加情報記録情報に記録されている順に広告付加情報の情報を表示しているが、広告付加情報記録情報に含まれる広告付加情報の有効期限を参照して、有効期限が迫っているものから順に表示をしたり、有効期限が一定期間より短くなったものを強調表示して視聴者により有効期限をわかりやすく示すようにしても良い。また、広告付加情報の広告付加データ管理情報に広告付加データの内容を示すジャンルなどの特性情報を含めて放送し、コンテンツ記録再生装置1000に視聴者が特性情報を設定できるようにし、視聴者が設定した特性情報に合致する広告付加データを含む広告付加情報を優先して上位に表示するようにしても良い。また、広告付加情報に広告付加データの内容を示す特性情報を含めて放送し、コンテンツ記録再生装置1000に視聴者が視聴した広告付加データの特性情報の履歴を管理する部を設け、視聴者の視聴頻度が高い特性情報に合致する広告付加情報を優先して上位に表示するようにしても良い。
広告付加情報の一覧上には、現在選択している広告付加情報を示すカーソルを表示し、このカーソルを画面上で上下させることで視聴者が広告付加情報を選択できるようにしている。広告付加情報選択画面を出力中に視聴者が操作部305により広告付加情報選択画面上でのカーソル移動操作を行うと、制御部312は視聴者操作内容をコンテンツ選択画面生成部306に通知する。コンテンツ選択画面生成部306は画面上の広告付加情報一覧において制御部312から渡された視聴者操作内容に応じた方向にカーソルを移動させ再表示させるとともに、カーソルの移動先に該当する広告付加情報識別を保持しておく。これにより、視聴者は広告付加情報選択画面上でカーソル移動を行うことができ、またコンテンツ選択画面生成部306は視聴者が選択している広告付加情報識別を特定することができる。
視聴者が操作部305により、広告付加情報選択画面上で広告付加情報を選択して再生開始を要求すると、制御部312はコンテンツ選択画面生成部306に対し、視聴者が選択した広告付加情報に対応する蓄積ストリーム識別と広告付加情報検出位置の取得要求を行うとともに広告付加情報選択画面の表示停止を指示する。コンテンツ選択画面生成部306は、広告付加情報記憶部1001の広告付加情報記録情報を参照し、選択された広告付加情報に対応する蓄積ストリーム識別と広告付加情報検出位置を制御部312に返し、広告付加情報選択画面の出力を停止する。
制御部312は、蓄積ストリーム識別と広告付加情報検出位置を受け取ると、蓄積部302に対し当該蓄積ストリームの広告付加情報検出位置からの送出開始を指示し、コンテンツ再生部303に蓄積部302から送出されるストリームの通常速度での再生開始を指示し、映像音声出力部304に対しコンテンツ再生部303が出力する映像音声データを出力するよう指示する。蓄積部302は制御部312からの指示を受け取ると、指定された蓄積ストリーム識別の蓄積ストリームを、指定された位置から送出開始する。これ以降は、通常の蓄積コンテンツ再生時と同様に動作する。これにより、視聴者は選択した広告付加情報を含む広告コンテンツの通常速度での視聴を開始でき、選択した広告付加データを視聴することができる。
なお、この例では、コンテンツ記録再生装置1000に広告付加情報検出通知部311が含まれていない場合について説明したが、広告付加情報検出通知部311を本発明の第1の実施の形態と同様に有し、通常速度以外での再生時に広告付加情報を検出した場合には視聴者に対して通知するよう動作させても良い。
このように本実施の形態のコンテンツ記録再生装置1000によれば、蓄積部302に蓄積したコンテンツに含まれる広告付加情報を広告付加情報選択画面により視聴者が把握することができ、広告付加情報選択画面からの選択操作により当該広告付加情報を含む広告コンテンツの通常速度での視聴を開始することができるため、視聴者が広告コンテンツを積極的に視聴する機会がより増加することが期待できる。
(実施の形態3)
図13は本発明の実施の形態3に係る広告コンテンツ視聴状況管理システムの概略構成を示すブロック図である。図13において、本実施の形態に係る広告コンテンツ視聴状況管理システム1300は、広告付加コンテンツ提供管理装置1301と、少なくとも1つの送出装置200と、少なくとも1つのコンテンツ記録再生装置1000とを備えて構成される。なお、この図ではコンテンツ記録再生装置として上述した実施の形態2のものを用いているが、上述した実施の形態1のコンテンツ記録再生装置300を用いても良い。
広告付加コンテンツ提供管理装置1301は、通信部1302と、広告付加コンテンツ格納部1303と、広告付加コンテンツ処理部1304と、広告視聴状況管理部1305と、広告視聴状況格納部1306とを備えて構成される。通信部1302は、通信網315と接続され外部の装置との通信を実現する。広告付加コンテンツ格納部1303は、広告付加コンテンツとして提供するデータやコンテンツを格納するとともに、少なくとも格納する広告付加コンテンツと広告付加情報識別と当該広告付加コンテンツが対応付けられている広告コンテンツ識別との組からなる広告付加コンテンツ管理情報を格納する。広告付加コンテンツ処理部1304は、コンテンツ記録再生装置1000からの要求に応じて広告付加コンテンツを提供する処理を行う。広告視聴状況管理部1305は、広告付加コンテンツ管理情報を参照して視聴者が視聴した広告コンテンツを特定し、少なくとも広告コンテンツ識別と視聴された回数を示す視聴回数との組からなる広告コンテンツ視聴回数情報を生成する。広告視聴状況格納部1306は、広告コンテンツ視聴回数情報を格納する。
次に、上記構成の広告付加コンテンツ提供管理装置1301及び広告コンテンツ視聴状況管理システム1300の動作を説明する。送出装置200は、広告付加データ種別として例えばウェブブラウザなどのように通信網315を介して外部と通信を行うようなアプリケーションを指定した広告付加情報を広告コンテンツに多重化し、上述した実施の形態1で示した動作により送出を行う。コンテンツ記録再生装置1000は、上述した実施の形態1及び2で示した動作により、視聴者が受信または蓄積コンテンツの再生を実施した際に広告付加データを出力するため広告付加データ種別に対応したアプリケーションを実行し、ウェブブラウザなどのアプリケーションの場合は通信網315を介して外部への通信を行う。
図14は広告付加コンテンツ提供管理装置1301の広告付加コンテンツ格納部1303が格納する広告付加コンテンツ管理情報の例を示すものである。この図に示す例では、広告付加コンテンツ管理情報として広告付加情報識別と広告付加コンテンツの格納位置と広告コンテンツを一意に識別する広告コンテンツ識別の対応を管理している。広告付加コンテンツ提供管理装置1301の広告付加コンテンツ処理部1304は、通信部1302を介してコンテンツ記録再生装置1000上のアプリケーションから広告付加コンテンツ要求を受け取ると、広告付加コンテンツ格納部1303が格納する広告付加コンテンツ管理情報を参照し、要求された広告付加コンテンツを取り出してコンテンツ記録再生装置1000のアプリケーションに送るとともに、少なくともコンテンツ記録再生装置1000から要求された広告付加コンテンツの広告付加情報識別を広告視聴状況管理部1305に渡す。コンテンツ記録再生装置1000のアプリケーションは、広告付加コンテンツを受け取ると、視聴者に対して広告付加コンテンツを出力する。
図15は広告視聴状況管理部1305が生成し広告視聴状況格納部1306に格納する広告コンテンツ視聴回数情報の例を示すものである。この例では、広告コンテンツに対応した広告付加コンテンツが要求された回数を広告コンテンツが視聴された回数として扱い、広告コンテンツ識別と視聴回数の組を広告コンテンツ視聴回数情報として管理している。
広告視聴状況管理部1305は、広告付加情報識別を受け取ると、広告付加コンテンツ格納部1303が格納する広告付加コンテンツ管理情報を参照し、広告付加情報識別に対応する広告コンテンツ識別を取得し、自身が管理する広告コンテンツ視聴回数情報の当該広告コンテンツの視聴回数を1増加させ、広告視聴状況格納部1306に広告コンテンツ視聴回数情報の更新を要求し、広告視聴状況格納部1306は格納している広告コンテンツ視聴回数情報を更新する。
本システムの管理者や広告の提供者は、広告付加コンテンツ提供装置1300の広告視聴状況格納部1306に格納されている広告コンテンツ視聴回数情報を参照することにより、コンテンツ記録再生装置1000に蓄積されたストリームデータに含まれる広告コンテンツも含めて、広告コンテンツがどれだけ視聴されているかをより正確に把握することができる。
このように本実施の形態の広告コンテンツ視聴状況管理システム1300によれば、従来では把握できなかったコンテンツ蓄積再生装置1000に蓄積されたストリームデータに含まれる広告コンテンツの視聴状況についてもより正確に把握することが可能となるため、例えば視聴回数に応じて広告料を柔軟に調整するなど、より正確に広告コンテンツの視聴状況を放送サービスの運用に反映させることができる。
なお、上記実施の形態において、おまけ情報である広告付加データを早送りしても最後にまとめてみることができるようにして良い。
本発明は、視聴者が主体的・能動的に広告コンテンツを通常速度で視聴するように誘導することができるといった効果を有し、広告コンテンツを含む放送サービスのコンテンツを配信する広告付加情報提供方法及び受信したコンテンツを記録再生するコンテンツ記録再生装置などへの適用が可能である。
本発明の実施の形態1に係る送出装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る送出装置で処理される広告付加情報の構成と映像音声コンテンツとの多重化の概念図 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置の広告付加データ出力判定部の判定動作の流れを示すフロー図 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置のアプリケーション管理表の例を示す概念図 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置の広告付加データの出力例を示す概念図 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置の蓄積ストリーム管理情報の例を示す概念図 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置のコンテンツ選択画面の例を示す概念図 本発明の実施の形態1に係るコンテンツ記録再生装置の通知情報の出力例を示す概念図 本発明の実施の形態2に係るコンテンツ記録再生装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るコンテンツ記録再生装置の広告付加情報記録情報の例を示す概念図 本発明の実施の形態2に係るコンテンツ記録再生装置の広告付加情報選択画面の例を示す概念図 本発明の実施の形態3に係る広告コンテンツ視聴状況管理システムの概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る広告コンテンツ視聴状況管理システムの広告付加コンテンツ管理情報の例を示す概念図 本発明の実施の形態3に係る広告コンテンツ視聴状況管理システムの広告コンテンツ視聴回数情報の例を示す概念図 従来の広告を含むコンテンツの配信サービスにおける制御方法を説明するためのフロー図
符号の説明
200 送出装置
201 符号化部
202 広告付加情報記憶部
203 広告放送時刻記憶部
204 広告付加情報送出制御部
205,313 時計部
206 多重化部
207 送出部
300 コンテンツ記録再生装置
301 受信部
302 蓄積部
303 コンテンツ再生部
304 映像音声出力部
305 操作部
306 コンテンツ選択画面生成部
307 広告付加情報検出部
308 広告付加データ出力判定部
309 アプリケーション格納部
310 アプリケーション実行部
311 広告付加情報検出通知部
312 制御部
314,1302 通信部
315 通信網
1000 コンテンツ記録再生装置
1001 広告付加情報記憶部
1300 広告コンテンツ視聴状況管理システム
1301 広告付加コンテンツ提供管理装置
1303 広告付加コンテンツ格納部
1304 広告付加コンテンツ処理部
1305 広告視聴状況管理部
1306 広告視聴状況格納部

Claims (14)

  1. 広告コンテンツの付加コンテンツとして視聴者に提供する広告付加データを含むとともに、少なくとも広告付加データを識別する付加情報識別及び広告付加データの種別を示す付加データ種別及び広告付加データの出力時間及び広告付加データの出力を判定するため視聴者の操作を監視する時間を示す操作監視時間を備えて構成された広告付加データ管理情報を含む広告付加情報を、該広告付加情報に対応する広告コンテンツの開始時に受信されるように多重化して、広告コンテンツを含む映像音声コンテンツを放送サービスとして配信し、受信装置側で放送コンテンツを記録する場合は、広告コンテンツに多重化された広告付加情報もそのまま記録し、記録したコンテンツの再生時に広告コンテンツに多重化された広告付加情報を探索し、広告付加情報を検出できた場合には、該広告付加情報に含まれる操作監視時間だけ視聴者の操作を監視し、操作監視時間の間、通常速度で再生された場合のみ広告付加情報に含まれる出力時間だけ前記広告付加データを出力する広告付加情報提供方法。
  2. 広告コンテンツの付加コンテンツとして視聴者に提供する広告付加データを含むとともに、少なくとも広告付加データを識別する付加情報識別及び広告付加データの種別を示す付加データ種別及び広告付加データの出力時間及び広告付加データの出力を判定するため視聴者の操作を監視する時間を示す操作監視時間を備えて構成された広告付加データ管理情報を含む広告付加情報と、該広告付加情報に対応する広告コンテンツ識別情報との組からなる広告付加情報管理情報を格納する広告付加情報記憶手段と、
    少なくとも広告コンテンツ識別情報と広告コンテンツ放送時刻の組からなる広告コンテンツ放送時刻情報を格納する広告放送時刻記憶手段と、
    現在時刻を提供する時計手段と、
    前記時計手段から提供される時刻情報と前記広告放送時刻記憶手段に格納されている広告コンテンツ放送時刻情報と前記広告付加情報記憶手段に格納されている広告付加情報管理情報とを参照し、広告コンテンツの放送時刻に当該広告コンテンツに対応する広告付加情報が存在するかどうかを判定し、広告付加情報が存在する場合は当該広告コンテンツの放送時刻に広告付加情報を前記広告付加情報記憶手段から読み出す広告付加情報送出制御手段と、
    前記広告付加情報送出制御手段からの広告付加情報を、入力されたストリームデータに多重化する多重化手段と、
    前記多重化手段からの広告付加情報を多重化したストリームデータを外部へ送出する送出手段と、
    を備えた送出装置。
  3. 広告コンテンツに対する付加コンテンツ自体又は付加コンテンツを取得するための情報を備えて構成された広告付加データを含むとともに、少なくとも広告付加データを識別する付加情報識別及び広告付加データの種別を示す付加データ種別及び広告付加データの出力時間及び広告付加データの出力を判定するため視聴者の操作を監視する時間を示す操作監視時間を備えた広告付加データ管理情報を含む広告付加情報を、該広告付加情報に対応する広告コンテンツの開始時に受信されるように多重化した広告コンテンツを含む映像音声コンテンツを配信する放送サービスに対し、視聴者の操作に応じてコンテンツを受信して記録し、記録したコンテンツを再生するコンテンツ記録再生装置において、
    視聴者が受信チャンネル指定や記録開始指示や再生開始指示などの操作入力を行う操作手段と、
    視聴者が前記操作手段にて指定したチャンネルの映像音声コンテンツを含むストリームデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段からの受信データを記録するとともに蓄積時にストリームデータに一意に蓄積ストリーム識別を割り当てる蓄積手段と、
    ストリームデータに含まれる映像音声コンテンツを復号化して視聴者が指定した再生速度にて再生出力するコンテンツ再生手段と、
    ストリームデータ中に含まれる広告付加情報を探索しながらストリームデータを前記コンテンツ再生手段に入力し、広告付加情報を検出した場合にはストリームデータから該広告付加情報を分離抽出する広告付加情報検出手段と、
    広告付加情報に含まれる広告付加データを利用して視聴者に広告付加コンテンツを提供するアプリケーションを格納するとともに、広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる広告付加データ種別と対応するアプリケーションとの組からなるアプリケーション管理情報を格納するアプリケーション格納手段と、
    広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる広告付加データ種別に対応する前記アプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、
    時刻を管理する時計手段と、
    前記広告付加情報検出手段が広告付加情報を検出した場合に、該広告付加情報の広告付加データ管理情報に含まれる操作監視時間だけ前記コンテンツ再生手段の再生速度状態を監視し、前記操作監視時間の間、通常速度で再生された場合は広告付加データを出力するように判定して前記アプリケーション実行手段に広告付加コンテンツを出力させ、視聴者が通常速度以外の再生を実施する操作を行った場合は広告付加データを出力しないように判定して前記アプリケーション実行手段に広告付加コンテンツを出力させないようにする広告付加データ出力判定手段と、
    を備えたコンテンツ記録再生装置。
  4. 前記広告付加情報は、前記広告付加データの利用期限を示す有効期限情報を含み、
    前記広告付加データ出力判定手段は、前記広告付加情報の有効期限情報が前記時計手段の現在日時情報を過ぎている場合は、前記広告付加データを出力しないよう判定して広告付加コンテンツを出力させない請求項3に記載のコンテンツ記録再生装置。
  5. 蓄積コンテンツの再生時に前記広告付加情報の検出を通知する通知情報を出力する広告付加情報検出通知手段を備え、
    前記広告付加データ出力判定手段は、前記広告付加情報に含まれる操作監視時間中に通常速度以外の再生を検出した場合には、前記広告付加情報検出通知手段に対して広告付加情報検出を通知するよう指示する請求項3又は請求項4に記載のコンテンツ記録再生装置。
  6. 前記蓄積手段に蓄積されたストリームの一覧画面を生成するコンテンツ選択画面生成手段と、
    少なくとも前記蓄積手段に蓄積されたストリームの蓄積ストリーム識別と蓄積ストリーム内の広告付加情報の検出位置を示す広告付加情報検出位置情報と広告付加データ管理情報の組からなる広告付加情報記録情報を格納する広告付加情報記憶手段を備え、
    前記広告付加情報検出手段は、前記広告付加情報を検出すると該広告付加情報を前記広告付加情報記憶手段に蓄積ストリーム識別と広告付加情報検出位置情報と組にして格納させ、
    前記コンテンツ選択画面生成手段は、前記広告付加情報記憶手段に格納されている広告付加情報記録情報を参照し視聴者に示す広告付加情報一覧画面を生成し、
    前記操作手段は、視聴者が広告付加情報一覧表示要求及び一覧画面上での広告付加情報選択操作を入力可能とし、視聴者が広告付加情報一覧表示を要求した場合には、前記コンテンツ選択画面生成手段が前記広告付加情報記憶手段の広告付加情報記録情報を参照して広告付加情報一覧画面を生成して映像信号として出力し、一覧画面上で視聴者が広告付加情報を選択して再生指示した場合は、広告付加情報記録情報より、当該広告付加情報に対応する蓄積ストリーム識別と広告付加情報検出位置を取得し、当該蓄積ストリームを広告付加情報検出位置から再生開始するよう制御することにより、当該広告付加データを含む広告コンテンツの視聴を可能とする請求項3乃至請求項5に記載のコンテンツ記録再生装置。
  7. 前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、
    前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、有効期限が過ぎた広告付加情報は前記広告付加情報記憶手段から削除する請求項6に記載のコンテンツ記録再生装置。
  8. 前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、
    前記広告付加情報記憶手段は、定期的に広告付加情報に含まれる有効期限と現在日時とを比較して有効期限が過ぎた広告付加情報は前記広告付加情報記憶手段から削除する請求項6に記載のコンテンツ記録再生装置。
  9. 前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、
    前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、有効期限が現在日時に近いものから順に一覧画面上に表示する請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  10. 前記広告付加情報は、有効期限情報を含み、
    前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、有効期限と現在日時の差が一定期間より短い広告付加情報については一覧画面上で強調表示する請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  11. 視聴者の嗜好を示す特性情報を保持する視聴者特性情報保持手段を備え、
    前記広告付加情報は、広告付加コンテンツの特性を示す特性情報を含み、
    前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、前記視聴者特性情報保持手段が保持する特性情報と一致する特性情報を含む広告付加情報だけの一覧画面を生成する請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  12. 視聴者が視聴した広告付加情報の特性情報を記録する視聴者履歴保持手段を備え、
    前記広告付加情報は、広告付加コンテンツの特性を示す特性情報を含み、
    前記コンテンツ選択画面生成手段は、広告付加情報一覧画面生成時に広告付加情報記録情報を参照し、前記視聴者履歴保持手段から視聴者が視聴した回数の多い特性情報の順に広告付加情報の一覧画面を生成する請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  13. 外部との通信を実現する通信手段と、
    広告付加コンテンツとして提供するデータやコンテンツを格納するとともに、少なくとも格納する広告付加コンテンツと広告付加情報識別と当該広告付加コンテンツが対応付けられている広告コンテンツ識別との組からなる広告付加コンテンツ管理情報を格納する広告付加コンテンツ格納手段と、
    請求項3乃至請求項12のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置上のアプリケーションからの要求に応じて広告付加コンテンツを提供する処理を行う広告付加コンテンツ処理手段と、
    広告付加コンテンツ管理情報を参照して視聴者が視聴した広告コンテンツを特定し、少なくとも広告コンテンツ識別と視聴された回数を示す視聴回数との組からなる広告コンテンツ視聴回数情報を生成し、前記コンテンツ記録再生装置上のアプリケーションからの広告付加コンテンツ取得要求ごとに、要求された広告付加コンテンツに対応する広告コンテンツの視聴回数を増加させて管理する広告視聴状況管理手段と、
    広告コンテンツ視聴回数情報を格納する広告視聴状況格納手段と、
    を備えた広告付加コンテンツ提供管理装置。
  14. 請求項2に記載の送出装置と、
    請求項3乃至請求項12のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置と、
    請求項13に記載の広告付加コンテンツ提供管理装置とを備え、
    広告付加情報として前記コンテンツ記録再生装置上のアプリケーションから前記広告付加コンテンツ提供管理装置に対し広告付加コンテンツ取得要求を発行する必要がある広告付加データ種別を含む広告付加情報を利用し、前記広告付加コンテンツ提供管理装置にて広告コンテンツの視聴回数を管理する広告コンテンツ視聴状況管理システム。
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