JP2007134835A - リモコンの受光器カバー - Google Patents
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Abstract
【目的】 リモコンの受光センサーに必要外の画角からの信号が届かないようにし、また設計上必要な方位角からの光線のみ受光器に導くことができるリモコンの受光器カバーを提供する。
【構成】 受光センサーに入射されたパルス光に基づいて動作するリモコンの受光器カバーであって、該リモコンの受光器カバー1は、光学的に凸レンズのパワーを有し、必要入射角以外からの入射光を受光センサー2に導かないように、中心から周辺に向けて同心円状の鋸歯プリズム構造にした。
【選択図】図1
【構成】 受光センサーに入射されたパルス光に基づいて動作するリモコンの受光器カバーであって、該リモコンの受光器カバー1は、光学的に凸レンズのパワーを有し、必要入射角以外からの入射光を受光センサー2に導かないように、中心から周辺に向けて同心円状の鋸歯プリズム構造にした。
【選択図】図1
Description
本発明は、様々な機器、特にカメラのセルフタイマー撮影などに使用するリモコンの受光器カバーに関する。
リモコン等の受光器は、半導体センサーであり、可視領域以外にも赤外領域に強い感度を持っている。その為、リモコンの発信器は人の目に見えない赤外の光を発信し、その波形によって信号を通信している。
しかし、現実の問題として、世の中には様々な波長、振幅、振動数の赤外光が飛び交っている。その中には、リモコンの使用する波形、波長、振動数のもの等もある。さらに、それらの中にはノイズとなりリモコンの誤作動の原因となるものもある。それらのノイズ源は例えば、蛍光灯のクラックノイズであったり、太陽光であったり、それらが地面や壁面に反射したものであったりする。
例えば、特開平9−211713号公報ではカメラのリモコン窓の構造を対向面を2つの面にすることにより、2つの方位からの信号を受信することが出来る構成にしている。特開平4−265960号公報では、リモコン発信部からの信号の受信部における入射角を測定する入射角検出手段を設け、信号の方向にカメラを動かす構成にしている。
また、特開平10−312022号公報では、カメラ表面での反射光の受光センサーにおけるノイズの除去方法が述べられている。
特開平9−211713号公報
特開平4−265960号公報
特開平10−312022号公報
通常リモコンは赤外光を使用することで信号の授受を行っているが、様々なノイズ要因により誤作動を起こす懸念がある。また、ノイズ源は上方にある蛍光灯や太陽光、その反射光の様に、中心画角から離れた部位から入射する光信号にあることが多い。
しかしながら上記特開平9−211713号公報では、入射角を広くする方法を、特開平4−265960号公報においては、入射角度を検出する方法は述べられていても、共に入射角度が広くなることによるノイズ増加(S/N比低下)の対処方法については述べられていない。
また、特開平10−312022号公報では、偏光フィルターを使用し、パーツ点数を増加させているのみならず、ある一定方向から来たノイズの除去を出来ているに過ぎない。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、受光センサーに入射されたパルス光に基づいて動作するリモコンの受光器カバーであって、該カバーは、必要入射角以外からの入射光をリモコンの受光器に導かないように、中心から周辺に向けて同心円状の鋸歯プリズム構造にしたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る発明は、リモコンの受光器カバーが光学的に凸レンズのパワーを持つことを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る発明は、リモコンの受光器カバーが凸フレネルレンズで構成されていることを特徴とするものである。
本発明のリモコンの受光器カバーを使用することにより、リモコンの受光センサーに必要外の画角からの信号が届かないようにし、また設計上必要な方位角からの光線のみ受光器に導くことが出来る。
以下、図面等を参照して本発明の最も良好な実施形態を説明する。
一般に、リモコンを使用する際は、発信器と受光器の2つの部材からなる。受光器は決められた波形信号を受信することにより予定の動作を行う。しかし実際には、蛍光灯を始めとする様々なノイズ源があり、それらによりリモコン受光器に誤信号が入力され、誤作動を起こすことがあることはよく知られている。
リモコン受光CCD部は、信号を受信する為の入射角依存を持たない。これは受光センサーの向いた方向全てに角度依存感度を持つことを意味する。通常必要信号はリモコン受光CCD部に対し、入射角が小さい方向から入射させることが多い為、大きな入射角は必要がない。つまり必要入射角外からの信号は、ノイズ成分となるだけであり、S/N比を低下させる。よって画角の広い部位からの信号はリモコン受光CCD部の前でカットすることが望ましい。
図1は本発明におけるリモコンの受光器カバーの断面図である。受光センサーに入射されたパルス光に基づいて動作するリモコンの受光器カバーは、図5の本発明におけるリモコン受光器カバーにおいて鋸歯プリズムの正面図に示されるように、中心から周辺に向かって同心円状の鋸歯プリズム形状にすることにより、必要角度方向以外からの光束を受光センサー2に到達させないことが出来る。
リモコンの受光器カバー1は、機器内への可動ゴミの進入を防ぐ為、また、外観と形状を合わせるパーツの為、必ず装着される部品であり、パーツ点数の増加には繋がらない。また鋸歯プリズム形状は外観に対した面ではなく受光センサー2に対した面についている為、外観を損なうことも無い。よって、このリモコンの受光器カバー1をプラスチックの射出成形で作成する分には、コストアップに繋がらない。
この鋸歯プリズム形状は略直角三角形の形状をしている。直角三角形形状であることが望ましいが、必ずしも直角三角形である必要は無い。鋸歯プリズム部加工の都合などで直角部が80°や100°程度になっても角度依存ノイズ除去という点からは殆ど効果に変わりは無い。この鋸歯プリズムはレンズ面に直すと凸のパワーを持たせることにより、リモコンの受光器カバー1に略垂直に入射した光束は略全てを受光センサー2に導くことが出来る。つまり信号の増幅を電気的にではなく、光学的に行うことが出来る。
また、鋸歯プリズム部1つ1つの角度、ピッチ(プリズムとプリズムの間隔)を独自に設定しても良いが、光学フレネルレンズのように焦点距離、若しくは曲率、コニック係数から導かれる形状にしても同様の効果を得ることが出来る。その際、焦点距離はリモコンの受光器カバー1から受光センサー2までの距離と略一致させることがさらに望ましい。
また、鋸歯プリズムの角度は全て同じ(合同形)で構成されているが、中心は平面でも良いし傾きを持たせても良い。本発明においては、傾きを持たせている。
図2は本発明におけるリモコンの受光器カバーに垂直(小さな入射角)で光線(信号)が入射した場合を示す断面図である。図2からも明らかなように、リモコンの受光器カバー1に入射された光束はロスが殆ど無く、受光センサー2に到達していることが分かる。
図3は本発明におけるリモコンの受光器カバーに比較的大きな入射角で光線(信号)が入射した場合を示す断面図である。光学素子は屈折率の大きな媒質から屈折率の小さな媒質に入射するとき、入射角がある数値(臨界角)より大きい場合、入射した光束は全反射をし、光束は透過されない。この光束は、必要角度よりも大きい角度位置から来ているノイズとなる成分であり受光センサー2に到達しないことが分かる。
図4は本発明におけるリモコンの受光器カバーにおいて光学フレネルレンズで鋸歯プリズムを作成した場合を示す断面図である。この光学フレネルレンズは、図6の本発明におけるリモコンの受光器カバーにおいて光学フレネルレンズの斜視図に示されるように、中心から周辺に向かって同心円状の鋸歯プリズム形状にすることにより、必要角度方向以外からの光束を受光センサー2に到達させないことが出来る。
この光学フレネルレンズは、焦点距離をリモコンの受光器カバー1と受光センサー2までの距離と略等しくしてあり、その球面収差量が小さくなるようにコニック係数を決めている。また、この光学フレネルレンズは等ピッチで作成されている。
さらに、この光学フレネルレンズは周辺部に行くに従い、傾きが小さくなる構成になる。焦点距離がリモコンの受光器カバー1から受光センサー2までの距離を焦点距離と取る為この光学フレネルレンズは凸のパワーを有する。
1 リモコンの受光器カバー
2 受光センサー
2 受光センサー
Claims (3)
- 受光センサーに入射されたパルス光に基づいて動作するリモコンの受光器カバーであって、該カバーは、必要入射角以外からの入射光をリモコンの受光器に導かないように、中心から周辺に向けて同心円状の鋸歯プリズム構造にしたことを特徴とするリモコンの受光器カバー。
- 前記リモコンの受光器カバーは、光学的に凸レンズのパワーを持つことを特徴とする請求項1に記載のリモコンの受光器カバー。
- 前記リモコンの受光器カバーは凸フレネルレンズで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のリモコンの受光器カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005324215A JP2007134835A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | リモコンの受光器カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005324215A JP2007134835A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | リモコンの受光器カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007134835A true JP2007134835A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38156150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005324215A Pending JP2007134835A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | リモコンの受光器カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007134835A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9977155B2 (en) | 2014-08-25 | 2018-05-22 | Olympus Corporation | Microscope apparatus |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04328513A (ja) * | 1991-04-30 | 1992-11-17 | Minolta Camera Co Ltd | レーザビーム走査光学系 |
JPH0534628A (ja) * | 1991-01-18 | 1993-02-12 | Omron Corp | 受発光装置 |
JP2002296647A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Minolta Co Ltd | 閃光発光装置 |
-
2005
- 2005-11-09 JP JP2005324215A patent/JP2007134835A/ja active Pending
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