JP2007133302A - 電気光学装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】2画面表示モード時、左右画面のいずれかの画像を、電気光学装置の正面からであっても視認可能にした電気光学装置を提供する。
【解決手段】本発明の電気光学装置1は、光源10と、第1画像及び第2画像のそれぞれを表示する画素を有する画像表示用液晶パネル50と、光源10から出射された光を、第1の偏光軸を有する第1偏光光に偏光して出射する第1偏光制御領域7aと、第2の偏光軸を有する第2偏光光に偏光して出射する第2偏光制御領域7bとを有する偏光制御用液晶パネル20と、第1偏光制御領域7aから出射される第1偏光光を第1の方向に出射させると共に、第2偏光制御領域7bから出射される第2偏光光を第2の方向に出射させる曲面を有したレンズ34とを備え、レンズの曲面を有した方向における第1偏光制御領域7aの幅と第2偏光制御領域7bの幅とが異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気光学装置に関する。
一般的に、液晶表示装置は、観察者が液晶表示装置に対して異なる角度から同じ画質の画像を視認することができるように、広視野角となるように設計されている。これは、複数の観察者が液晶表示装置から同じ画像を視認する場合を仮定して設計されるためである。
これに対し、複数の観察者が同じ液晶表示装置から異なる画像を視認することができることが望ましい用途が数多くある。例えば、自動車において、運転者は衛星ナビゲーション画像を視認することを望み、同乗者は娯楽画像等を見ることを望む場合である。これらの相反する要求は、2つの異なる液晶表示装置を提供することによって解決することが可能であるが、これは、余分なスペースを占め、コストを増大させるという問題がある。
上記問題を解決するため、異なる観察位置に位置する観察者に異なる画像を同時に表示する2画面表示装置が提案されている。この表示装置によれば、例えば車載用途で使用した場合、1台の液晶表示装置で、運転手はナビゲーション画像を視認することができ、同業者は娯楽画像等の画像を同時に視認することができる。
ここで、観察者の観察角度によって2つの異なる画像を同時に表示する液晶表示装置の概略構成について説明する。
2画面表示装置は、画像を表示するための表示パネルと、表示パネルの観察者側に配置された偏光板と、偏光板の観察者側に設けられたバリアとを備えている。
さらに、特許文献1に開示の2画面表示装置は、第1画像と第2画像を表示する複数の画素が設けられた液晶パネルと、不透明領域とスリット領域とを有する視差バリアとを備えている。各画像に対応する画素にはR(赤色),G(緑色),B(青色)が設けられている。そして、各スリット領域には液晶パネルの各画素に対応してカラーフィルタが配置されている。
このような液晶表示装置によれば、異なる観察位置に位置する観察者に異なる画像を同時に表示させることが可能となる。
特開2002−170919号公報
しかしながら、上記特許文献1等の液晶表示装置では、液晶表示装置の正面から画像を視認すると、正面方向は左右画像の境界部となるため両方の画像が混在した状態で視認されるという問題があった。さらには、液晶表示装置の正面は黒く視認されるため、いずれの画像も視認することができないという問題があった。このような液晶表示装置を例えば車載用途で使用(車内の前部中央に配置)した場合、運転手及び助手席の同乗者での視認は問題ないが、後部座席越しからは液晶表示装置をほぼ正面から視認することになり、上述したとおり、左右画像の混在した画像等が視認観察されてしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、2画面表示モード時、左右画面のいずれかの画像を、電気光学装置の正面からであっても視認可能にした電気光学装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、光を出射する光源と、第1画像を表示する画素と第2画像を表示する画素とを有する画像表示用液晶パネルと、前記光源と前記画像表示用液晶パネルとの間に配置され、前記光源から出射された光を、第1の偏光軸を有する第1偏光光に偏光して出射する第1偏光制御領域と、第2の偏光軸を有する第2偏光光に偏光して出射する第2偏光制御領域とを有する偏光制御用液晶パネルと、前記画像表示用液晶パネルと前記偏光制御用液晶パネルとの間に配置され、前記第1偏光制御領域から出射される前記第1偏光光を第1の方向に出射させると共に、前記第2偏光制御領域から出射される前記第2偏光光を第2の方向に出射させる曲面を有したレンズと、前記レンズと前記画像表示用液晶パネルとの間に配置され、前記第1偏光光を前記第1画像に対応した偏光軸に制御すると共に、前記第2偏光光を前記第2画像に対応した偏光軸に制御する位相差板と、を備え、前記レンズの曲面を有した方向における前記第1偏光制御領域の幅と前記第2偏光制御領域の幅とが異なることを特徴とする
この構成によれば、偏光制御用電気光学パネルの第1偏光制御領域の幅と第2偏光制御領域の幅が異なるため、これらの領域を通過する第1偏光光と第2偏光光との出射領域の範囲も上記偏光制御領域の大きさに依存して異なる。この第1偏光光及び第2偏光光はレンズを通過することにより、第1の方向及び第2の方向のそれぞれに出射される。第1の方向及び第2の方向に出射された偏光光は、位相差板と画像表示用パネルを透過し、第1画像は第1の方向の観察者に表示され、第2画像は第2の方向の観察者に表示される。このとき、第1画像と第2画像とは上記偏光制御用電気光学パネルの各偏光制御領域に依存し、電気光学装置の上面から見た視認可能範囲は一方の画像の視認範囲が広がり、他方の画像の視認範囲が狭くなる。つまり、第1画像及び第2画像の表示範囲は非対称となる。よって、例えば、電気光学装置の正面に位置する観察者にも、第1画像及び第2画像のいずれかの画像が視認可能となる。
また、本発明によれば、第1偏光制御領域と第2偏光制御領域との偏光軸を切り替えることにより、第1画像を第2の方向の観察者に、第2画像を第1の方向の観察者に表示させることができる。
本発明の電気光学装置は、前記レンズが、複数の凸レンズ部を有するレンチキュラーレンズからなり、前記凸レンズ部のそれぞれには、前記偏光制御用液晶パネルの前記第1偏光制御領域と前記第2偏光制御領域とが組となって配置されていることも好ましい。
この構成によれば、第1偏光制御領域を透過する第1偏光光と第2偏光制御領域を透過する第2偏光光とが組となるレンズ部を介することにより、常に一定方向(第1の方向及び第2の方向)にレンズ部に入射された偏光光を出射させることができる。これにより、第1の方向には第1画像を、第2の方向には第2の画像を表示させることができる。
本発明の電気光学装置は、前記画像表示用液晶パネルが、液晶を挟持してなる一対の対向配置された基板と、第1基板の液晶側に設けられた第1電極と、第2基板の液晶側に設けられた前記第2電極と、を備え、前記第2電極が、前記第1偏光制御領域に設けられた第1の電極幅を有する電極と、前記第2偏光制御領域に設けられた第2の電極幅を有する電極とから構成され、前記第1の電極幅を有する電極と第2の電極幅を有する電極とが異なる電極幅で設けられていることも好ましい。
この構成によれば、第2電極のうち、第1の電極幅を有する電極と第2の電極幅を有する電極との電極幅が異なるため、これらの各第2電極と第1電極との間の液晶層を透過する偏光光の出射領域の範囲も第2電極の電極幅に依存して異なる。従って、第2電極のうち電極幅の異なる一方の電極に電圧を印加することにより、第1偏光制御領域から出射される第1偏光光と、第2偏光制御領域から出射される第2偏光光との出射領域の範囲を異ならせることができる。
本発明の電気光学装置は、前記第1の電極幅を有する電極と第2の電極幅を有する電極とが間隙をあけて離間して設けられ、前記第2の電極幅を有する電極の電極幅Dcと前記第2の電極幅を有する電極の両端の間隙の幅Dd及び幅Deとを合わせた幅Dbと、前記第1電極の電極幅Daとが、Da>Db又はDa<Dbのいずれかの条件を満たすことも好ましい。
この構成によれば、常に電圧が印加される電圧印加部Daと電圧が印加されない無電圧印加部Dbとの大きさ(幅)が異なることになる。これにより、出射領域の範囲が異なる第1偏光光と第2偏光光とを得ることができる。
本発明の電気光学装置は、前記画像表示用液晶パネルが、液晶を挟持してなる一対の対向配置された基板と、第1基板の液晶側に設けられた第1電極と、第2基板の液晶側に設けられた前記第2電極と、を備え、前記第2電極が複数の電極から構成され、前記複数の第2電極が間隙をあけて離間されて配置され、前記第1偏光制御領域に前記第2電極が対応し、前記第2偏光制御領域に前記間隙が対応し、前記第2電極の電極幅Daと、前記間隙Dbとが、Da>Db又はDa<Dbのいずれかの条件を満たすことも好ましい。
この構成によれば、第2電極間の間隙は電圧が印加されない無電圧印加部となる。これにより、第2電極の電極幅と間隙と幅が異なるため、常に電圧が印加される電圧印加部Daと電圧が印加されない無電圧印加部Dbとの大きさ(幅)が異なることになる。従って、偏光制御用電気光学パネルから出射される第1偏光光と第2偏光光のそれぞれの出射領域の範囲を異ならせることができる。
本発明の電気光学装置は、前記位相差板に、第3の偏光軸を有する光を出射させる第3偏光制御領域と、前記第3の偏光軸とは異なる第4の偏光軸を有する光を出射させる第4偏光制御領域とが設けられると共に、前記画像表示用パネルには、第1画像を表示する第1画素列と第2画像を表示する第2画素列とが交互に設けられており、前記位相差板の前記第3偏光制御領域は前記画像表示用液晶パネルの前記第1画素列に対応し、前記位相差板の前記第4偏光制御領域は前記画像表示用液晶パネルの前記第2画素列に対応することも好ましい。
この構成によれば、第1の方向を有する第1偏光光を第3偏光制御領域に入射させ、第2の方向を有する第2偏光光を第4偏光制御領域に入射させることで、第1の方向に第1画像を表示させ、第2の方向に第2画像を表示させることが可能となる。これにより、観察位置の異なる観察者に異なる画像を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。図2は、偏光制御用液晶パネルの対向電極とレンチキュラーレンズの関係を示す液晶表示装置の部分拡大図である。図3は、本実施形態に係る液晶表示装置の表示動作を示す分解斜視図である。図3(a)及び(b)は、パターニング位相差板の原理を説明するための平面図である。図5(a)及び(b)は、液晶表示装置の表示範囲及び表示画像を説明するための図である。なお、図2においては、レンチキュラーレンズ34から左側に出射された第1偏光光と右側に出射された第2偏光光とを分けて説明している。また、図1から図5において、紙面に対して垂直方向を90°の軸とし、この軸に対して右側に進む角度をプラス(+)とし、逆に左側に進む角度をマイナス(−)とする。
(液晶表示装置)
本発明の第1実施形態による液晶表示装置1(電気光学装置)は、図1に示すように、バックライト10と、偏光制御用液晶パネル20(偏光制御用電気光学パネル)と、レンチキュラーレンズ34と、パターニング位相差板40と、画像表示用液晶パネル50(画像表示用電気光学パネル)とを備えている。
バックライト10(光源)には、冷陰極管やLED(light emitting diode)が用いられ、これらの冷陰極管に導光板や散乱板が設けられた構成となっている。なお、バックライト10には、EL(Electroluminescence)素子によって全面発光する光源を用いても良い。
偏光制御用液晶パネル20は、バックライト10の観察者(光の出射側)側に配置されており、バックライト10から出射された光を異なる向きの偏光軸を有する2つの偏光光に分離する機能を有している。この偏光制御用液晶パネル20は、一対の対向配置された第1基板26と第2基板28と、一対の基板26,28に挟持された液晶層24とを有している。そして、第1基板26の外側(液晶層とは反対側)には下偏光板22が配置されている。また、第1基板26の液晶層24側にはベタ(一面)状に共通電極30が形成されると共に、第2基板28の液晶層24側には第2基板28の短手方向に沿って複数の対向電極32がストライプ状に形成されている。
液晶層24には、液晶分子群の長軸方向が基板26,28面に対して平行に配向されるいわゆるホモジニアス配向の液晶が用いられている。この基板面に平行に配向された液晶は、共通電極30と対向電極32との間に電圧を印加した場合には基板面に対して垂直方向に配向され、共通電極30と対向電極32に電圧を印加しない場合には基板面に対して平行方向に配向される。
レンチキュラーレンズ34は、偏光制御用液晶パネル20に対してバックライト10(光源)側とは反対側に配置され、偏光制御用液晶パネル20の各領域から出射された偏光光のそれぞれを異なる方向に集光させる機能を有している。このレンチキュラーレンズ34は、細長い半円柱状の複数のレンズ部34aから構成され、レンズ部34a(凸レンズ部)の長手方向が互いに平行に、かつ、半円柱状の平面側が偏光制御用液晶パネル20の対向電極32と対向するように配置されている。
次に、図2を参照してレンチキュラーレンズ34と偏光制御用液晶パネル20の対向電極32との関係について詳細に説明する。図2においては、レンチキュラーレンズ34及び偏光制御用液晶パネル20の対向電極32の主要部のみを図示している。
本実施形態において偏光制御用液晶パネル20の対向電極32は、図1及び図2に示すように、電極幅Daのストライプ状の対向電極32aと電極幅Dcのストライプ状の対向電極32bとから構成されており、柱状に延びた一つのレンズ部に対応して異なる電極幅を有した2つのストライプ状の電極がこれに沿って配置されている。ここで、対向電極32aの電極幅Daと対向電極32bの電極幅Dcとは、図2に示すように、Da<Dcの関係を満たす。つまり、対向電極32bの電極幅Dcは、対向電極32aの電極幅Daよりも広く形成されている。
また、これらの異なる電極幅を有する2つの対向電極32a,32bは、図2に示すように、間隙Dd,Deをあけて交互に配置されている。ここで、共通電極30と対向電極32aとの間に電圧を印加し、共通電極30と対向電極32bとの間に電圧を印加しないとすると、異なる電極幅を有した対向電極32aと対向電極32bとの間の間隙Dd,Deはに電極が配置されないため、電圧が印加されない部分となる。従って、この場合は、対向電極32b(電極幅Dcの部分)と、間隙Dd及びDeの部分は電圧が印加されない無電圧印加部Dbとなる。一方、電圧が印加される部分と対向電極32aの電極幅Daとは同じとなるため、対向電極32aの電極幅Daの部分が電圧印加部Daとなる。
電極幅の異なる対向電極32a,32bと対向電極32a,32b間の間隙Dd,Deとは、図2に示すように、1つの半円柱状のレンズ部34aと組(対)となるように配置されている。このとき、1つのレンズ部34aのパターン幅D1と、対向電極32aの電圧印加部Da及び対向電極32bの無電圧印加部Db(Da+Db(Db=Dc+Dd+De)とは、D1=Da+Dbの関係を満たす。さらに、対向電極32における電極印加部Daと無電圧印加部Dbとは、Da<Dbの関係を満たす。つまり、電極印加部Daの幅と無電圧印加部Dbの幅とは非対称となるように構成されている。
また、図1に示すように、バックライト10と偏光制御用液晶パネル20との間には下偏光板22が配置されており、本実施例においてはこの下偏光板22の透過軸が対向電極32a,32bのストライプ状の電極と交差(直交)する方向に対して右回り(時計回り)に45°の角度(−45°)となる位置に配置されている。このように構成された偏光制御用液晶パネルの電圧印加部Daに下偏光板22を透過した第1の偏光軸を有する偏光光が入射すると、偏光光はそのままの偏光状態を保ったまま直進して第1の偏光軸を有する第1偏光光としてレンチキュラーレンズ34側に出射される。本実施形態において、この電圧印加部Daを含む領域を図1に示すように第1偏光制御領域7aと称する。即ち、異なる電極幅を有した2つのストライプ状の電極のうち一方(電極幅Daを有した対向電極32a)に対応した領域を第1偏光制御領域7aと称する。一方、無電圧印加部Dbに第1の偏光軸を有する偏光光が入射すると、偏光光はねじれて第1の偏光軸の向きとは異なる第2の偏光軸を有する第2偏光光に偏光されてレンチキュラーレンズ34側に出射される。本実施形態において、無電圧印加部Dbを含む領域(即ち、対向電極32bの電極幅Dcの部分と、間隙Dd、及びDeの部分を合わせた領域)を図1に示すように第2偏光制御領域7bと称する。
図1に戻り、画像表示用液晶パネル50とレンチキュラーレンズ34との間には、パターニング位相差板40(位相差板)が配置されている。このパターニング位相差板40は、図3(a)及び(b)に示すように、互いに光学軸の向きを異ならせて個別にパターニング形成された領域を有して構成され、光学軸90°(ストライプ状に延びた方向に対して90°の向きに光軸を有する)に設定された第1領域40a(第3偏光制御領域)と、光学軸45°(ストライプ状に延びた方向に対して左回りに45°の向きに光軸を有する)に設定された第2領域40b(第4偏光制御領域)とを有している。つまり、第1領域40aと第2領域40bとは、位相差板の長手方向に沿ってストライプ状に交互に配列されている。また、パターニングされたストライプ状の長手方向は上述したレンチキュラーレンズ34の各レンズ部がストライプ状に延在する方向と交差(直交)して配置されている。本実施形態においては、光学軸90°の第1領域40aが奇数行(図1中紙面手前側)に配列され、光学軸45°の第2領域40bが偶数行に配列されている。また、第1領域40a及び第2領域40bのぞれぞれの短手方向の幅は、図1に示すように、後述する画像表示用パネルに設けられる画素の幅に対応して略等しく設けられている。
画像表示用液晶パネル50は、一対の対向配置された第1基板58及び第2基板60と、基板58,60間に挟持された液晶層64と、複数の画素62とを備えている。さらに、第1基板58の外側(液晶層64と反対側)には下偏光板52が配置され、第2基板60の外側には上偏光板56が配置されている。本実施形態において、画像表示用液晶パネル50は全透過型であり、液晶層64はTNモード(Twisted Nematic)の液晶が用いられている。ここで、画像表示用液晶パネル50に設けられた複数の画素62のうち、奇数画素列2a(第1画素列)では画像L(第2画像)が表示され、偶数画素列2b(第2画素列)では画像R(第1画像)が表示され、奇数画素列2aと偶数画素列2bとでは異なる画像が表示されるようになっている。このとき、パターニング位相差板40の第1領域40aと画像表示用液晶パネル50の画素の奇数画素列2aとが平面的に重なるように配置され、パターニング位相差板40の第2領域40bと画像表示用液晶パネル50の画素の偶数画素列2bと平面的に重なるように配置されている。これにより、パターニング位相差板40の第1領域40aを透過した偏光光が奇数画素列2aに入射され、第2領域40bを透過した偏光光が偶数画素列2bに入射されるようになっている。
(2画面表示モード)
次に、本実施形態の液晶表示装置の2画面表示モードの表示動作について説明する。
バックライト10から照射された光は、図4に示すように、偏光制御用液晶パネル20の下偏光板22に入射し、第1の偏光軸が−45°の偏光光のみが下偏光板22を透過する。偏光制御用液晶パネル20に入射した−45°の偏光軸を有する偏光光は、偏光制御用液晶パネル20の第1偏光制御領域7a及び第2偏光制御領域7bのそれぞれを透過する。ここで、上述したように、第1偏光制御領域7aは電圧印加部であり、基板26,28面に対して液晶分子が垂直に配向されている。一方、第2偏光制御領域7bは無電圧印加部であり、基板26,28の間で液晶分子が平行に例えば90°ねじれて配向されている。そのため、液晶層24に入射した偏光光のうち、第1偏光制御領域7aを透過する偏光光は、液晶分子の配向に伴ってそのまま直進し、第1の偏光軸(−45°)を有する第1偏光光として偏光制御用液晶パネル20から出射される。一方、第2偏光制御領域7bを透過する偏光光は、液晶分子の配向に伴って偏光軸も例えば90°(−45°から+45°)ねじれ、第2の偏光軸(+45°)を有する第2偏光光として偏光制御用液晶パネル20から出射される。
本実施形態では、上述したように、第1偏光制御領域7aの電圧印加部Da(対向電極32aの電極幅)は、第2偏光制御領域7bの無電圧印加部Db(対向電極32bの電極幅+間隙)よりも狭く設定されている。そのため、第1偏光制御領域7aから出射される第1偏光光の出射領域の範囲は、第2偏光制御領域7bから出射される第2偏光光との出射領域の範囲よりも狭くなっている。つまり、レンチキュラーレンズ34のレンズ部の曲面に沿った方向(各レンズ部が隣接して配列する方向)において出射される角度範囲において、第1偏光光が出射される角度範囲は第2偏光光が出射される角度範囲よりも狭くなっている。
偏光制御用液晶パネル20の第1偏光制御領域7aから出射された第1偏光光及び第2偏光制御領域7bから出射された第2偏光光は、レンチキュラーレンズ34の組となるレンズ部34aに入射する。そして、第1偏光制御領域7a(レンズ部34aに対して左側)から入射した第1偏光光は、レンズ部34aの屈折率により、図2に示すように、右側方向に集光されてレンチキュラーレンズ34から出射される。一方、第2偏光制領域(右側)から入射した第2偏光光は、レンズ部34aの屈折率により、図2に示すように、左側方向に集光されてレンチキュラーレンズ34から出射される。本実施形態では、図2に示すように、レンチキュラーレンズ34から出射される第1偏光光の出射領域の範囲は第2偏光光の出射領域の範囲よりも狭くなっている。
図4に戻り、レンチキュラーレンズ34から出射された第1偏光光及び第2偏光光は、パターニング位相差板40に入射する。ここで、図3(a)、(b)に示すように、パターニング位相差板40の第1領域40aは光学軸が+90°に設定され、第2領域40bは光学軸が+45°に設定されている。また、偏光制御用液晶パネル20の第1偏光制御領域7aから出射された第1偏光光の光学軸は−45°であり、第2偏光制御領域7bから出射された第2偏光光の光学軸は+45°である。
まず、パターニング位相差板40に入射する第1偏光光について図3(a)を参照して説明する。
偏光制御用液晶パネル20の電圧印加部である第1偏光制御領域7aを透過した第1偏光光(左側)がパターニング位相差板40に入射すると、パターニング位相差板40の第1領域40aにおいては位相差板の偏光軸(+90°)に対して第1偏光光が+45°ずれた状態で入射する。そのため、パターニング位相差板40の第1領域40aを透過した第1偏光光は位相が90°進み、偏光軸が+45°(パターニング位相差板40の奇数列の光学軸に対して)に変化する。この偏光軸+45°の偏光光を第3偏光光と称する。一方、パターニング位相差板40の第2領域40bでは位相差板の偏光軸(−45°)に対して第1偏光光が+90°ずれた状態で入射する。そのため、パターニング位相差板40の第2領域40bを透過した第2偏光光は、入射したときの位相と同位相の偏光軸−45°となる。この偏光軸−45°の偏光光を第4偏光光と称する。このように、第1偏光光は、パターニング位相差板40の第1領域40a及び第2領域40bを透過することによって、さらに2つの異なる偏光軸を有する第3偏光光と第4偏光光とに分離される。
次に、パターニング位相差板40に入射する第2偏光光について図3(b)を参照して説明する。
偏光制御用液晶パネル20の無電圧印加部である第2偏光制御領域7bを透過した第2偏光光(右側)がパターニング位相差板40に入射すると、パターニング位相差板40の第1領域40aにおいては位相差板の偏光軸(+90°)に対して第2偏光光が−45°ずれた状態で入射する。そのため、パターニング位相差板40の第1領域40aを透過した第1偏光光は位相が90°進み、偏光軸が−45°に変化する。この偏光軸−45°の偏光光を第5偏光光と称する。一方、パターニング位相差板40の第2領域40bでは位相差板の偏光軸(+45°)に対して第2偏光光が位相差0°の状態で入射する。そのため、パターニング位相差板40の第2領域40bを透過した第2偏光光は入射したときの位相と同位相の偏光軸+45°となる。この偏光軸が+45°の偏光光を第6偏光光と称する。このように、第2偏光光は、パターニング位相差板40の第1領域40a及び第2領域40bを透過することによってさらに2つの異なる偏光軸を有する第5偏光光と第6偏光光とに分離される。なお、第1偏光光から分離された第4偏光光(パターニング位相差板40の第2領域40bから出射)と第2偏光光から分離された第5偏光光(パターニング位相差板40の第1領域40aから出射)とは互いの偏光軸が一致している。
パターニング位相差板40を透過した第3偏光光から第6偏光光のそれぞれは、図4に示すように、画像表示用液晶パネル50の下偏光板52に入射する。ここで、下偏光板52の偏光軸は+45°に設定されている。従って、偏光軸が+45°の第3偏光光及び第6偏光光は下偏光板を透過し、第4偏光光及び第5偏光光は下偏光板52によって遮断される。具体的には、パターニング位相差板40の第2領域40bを透過した第6偏光光は、平面的に重なる位置に配置された画像表示用液晶パネル50の偶数画素列2bに入射する。一方、パターニング位相差板40の第1領域40aを透過した第3偏光光は、平面的に重なる位置に配置された画像表示用液晶パネル50の奇数画素列2aに入射する。ここで、奇数画素列2aでは画像Rが表示され、偶数画素列2bでは画像Lが表示される。なお、図4の符号52aは、下偏光板52(第1領域40a及び第2領域40b)通過後の各偏光光の偏光軸を示している。
そして、第3偏光光は画像表示用液晶パネル50の液晶層64及び上偏光板56を透過し、画像表示用液晶パネル50から出射される。このとき、画像表示用液晶パネル50を透過した光は、図5(a)に示すように、レンチキュラーレンズ34により所定角度で屈折されて画像表示用液晶パネル50の右側に位置する観察者C方向(第1の方向)に出射される。これにより、観察者Cは画像Rを視認することが可能となる。この画像Rは、図5(b)に示すように、画像表示用液晶パネル50の奇数画素列2aから構成されている。
また、第6偏光光は画像表示用液晶パネル50の液晶層64及び上偏光板56を透過し、画像表示用液晶パネル50から出射される。このとき、画像表示用液晶パネル50を透過した光は、図5(a)に示すように、レンチキュラーレンズ34により所定角度で屈折されて液晶表示装置1の中心に位置する観察者Bから左側に位置する観察者Cの範囲の方向(第2の方向)に出射される。これにより、観察者B,Cは画像Lを視認することが可能となる。この画像Lは、図5(b)に示すように、画像表示用液晶パネル50の偶数画素列2bから構成されている。
すなわち、本実施形態において、偏光制御用液晶パネル20の第1偏光制御領域7aの電圧印加部Daは、第2偏光制御領域7bの無電圧印加部Dbよりも小さく設定されている。これにより、画像表示用液晶パネルの正面中央から正面に対して垂直方向に延びる方向を、画像表示用液晶パネルの画像Rと画像Lとが対称に視認可能な中心線Oとすると、画像Lは中心線Oに対して右側にずれて(例えば約10度)視認範囲が拡大されて表示される。
本実施形態によれば、偏光制御用液晶パネル20の第1偏光制御領域7a(電圧印加部)の幅よりも第2偏光制御領域7b(無電圧印加部)の幅が大きく設定されるため、液晶表示装置1の上面から見た視認可能範囲は、第2偏光制御領域7bに対応した画像Lの視認範囲が広がり、第1偏光制御領域7aに対応した画像Rの視認範囲が狭くなる。つまり、画像Rと画像Lの表示範囲は非対称となる。これにより、液晶表示装置1の正面に位置する観察者は、画像Rと画像Lとが混在した画像ではなく、画像Lのみを視認することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本実施形態について図1及び図6を参照して説明する。
上記実施形態では、偏光制御用液晶パネルの第1偏光制御領域と第2偏光制御領域のそれぞれに対向電極を形成していた。これに対し、本実施形態では、第2偏光制御領域には対向電極を形成しない点において上記実施形態と異なる。なお、液晶表示装置の基本構成は、上記第1実施形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6は、偏光制御用液晶パネル20の対向電極32とレンチキュラーレンズ34の関係を示す液晶表示装置の部分拡大図である。
偏光制御用液晶パネル20の第2基板28の液晶層24側には第2基板28の短手方向に沿って複数の対向電極32がストライプ状に形成されている。複数の対向電極32のそれぞれは間隙Dbを空けて離間して配置されている。この対向電極32と、対向電極32,32間の間隙Dbは、レンチキュラーレンズ34の1つのレンズ部34aに組となって配置されている。つまり、1つのレンズ部34aには1つ対向電極32が対応して配置される。このとき、共通電極30と対向電極32との間に電圧を印加すると、対向電極32は電圧印加部Daとなり、対向電極32,32間の間隙は無電圧印加部Dbとなる。
また、上記構成の偏光制御用液晶パネル20の電圧印加部Daに第1の偏光軸を有する偏光光が入射すると、偏光光はそのまま直進して第1の偏光軸を有する第1偏光光として出射される。本実施形態において、この電圧印加部Daを含む領域を第1偏光制御領域7aと称する。一方、無電圧印加部Dbに第1の偏光軸を有する偏光光が入射すると、偏光光はねじれて第2の偏光軸を有する第2偏光光に偏光されて出射される。本実施形態において、無電圧印加部Dbを含む領域を第2偏光制御領域7bと称する。
また、レンチキュラーレンズ34を構成する1つのレンズ部34aのパターン幅D1と、対向電極32,32間の間隙Dbとは、D1=Da+Dbの関係を満たす。さらに、対向電極32における電極印加部Daと無電圧印加部Dbとは、Da<Dbの関係を満たす。つまり、電極印加部Daの幅と無電圧印加部Dbの幅とは非対称となっている。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることをできる。つまり、偏光制御用液晶パネル20の第1偏光制御領域7a(電圧印加部)よりも第2偏光制御領域7b(無電圧印加部)が大きく設定されるため、液晶表示装置1の上面から見た視認可能範囲は、第2偏光制御領域7bに対応した画像Lの視認範囲が広がり、第1偏光制御領域7aに対応した画像Rの視認範囲が狭くなる。これにより、液晶表示装置1の正面に位置する観察者は、画像Rと画像Lとが混在した画像ではなく、画像Lのみを視認することが可能となる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上記第1実施形態において、偏光制御用液晶パネルの対向電極32a,32bの電圧の印加状態を入れ替えることも可能である。つまり、対向電極32a及び共通電極30間をオフ状態とし、対向電極32b及び共通電極30間をオン状態とする。これにより、画像Lと画像Rとを左右入れ替えて表示することが可能となる。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態において、電圧印加部Daと無電圧印加部Dbの関係をDa>Dbとすることも可能である。
第1実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。 偏光制御用液晶パネルの対向電極とレンチキュラーレンズの関係を示す液晶表示装置の部分拡大図である。 (a)及び(b)は、パターニング位相差板の原理を説明するための図である。 本実施形態に係る液晶表示装置の表示動作を示す分解斜視図である。 (a)及び(b)は、液晶表示装置の表示範囲及び表示画像を説明するための図である。 第2実施形態に係る偏光制御用液晶パネルの対向電極とレンチキュラーレンズの関係を示す液晶表示装置の部分拡大図である。
符号の説明
1…液晶表示装置(電気光学装置)、 2a…奇数画素列(第1画素列)、 2b…偶数画素列(第2画素列)、 7a…第1偏光制御領域、 7b…第2偏光制御領域、 10…バックライト(光源)、 20…偏光制御用液晶パネル(偏光制御用電気光学パネル)、 26…第1基板、 28…第2基板、 30…共通電極、 32…対向電極、 34…レンチキュラーレンズ、 34a…レンズ部、 40…パターニング位相差板(位相差板)、 40a…第1領域(第3偏光制御領域)、 40b…第2領域(第4偏光制御領域)、 50…画像表示用液晶パネル(画像表示用電気光学パネル)

Claims (6)

  1. 光を出射する光源と、
    第1画像を表示する画素と第2画像を表示する画素とを有する画像表示用液晶パネルと、
    前記光源と前記画像表示用液晶パネルとの間に配置され、前記光源から出射された光を、第1の偏光軸を有する第1偏光光に偏光して出射する第1偏光制御領域と、第2の偏光軸を有する第2偏光光に偏光して出射する第2偏光制御領域とを有する偏光制御用液晶パネルと、
    前記画像表示用液晶パネルと前記偏光制御用液晶パネルとの間に配置され、前記第1偏光制御領域から出射される前記第1偏光光を第1の方向に出射させると共に、前記第2偏光制御領域から出射される前記第2偏光光を第2の方向に出射させる曲面を有したレンズと、
    前記レンズと前記画像表示用液晶パネルとの間に配置され、前記第1偏光光を前記第1画像に対応した偏光軸に制御すると共に、前記第2偏光光を前記第2画像に対応した偏光軸に制御する位相差板と、を備え、
    前記レンズの曲面を有した方向における前記第1偏光制御領域の幅と前記第2偏光制御領域の幅とが異なることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記レンズが、複数の凸レンズ部を有するレンチキュラーレンズからなり、
    前記凸レンズ部のそれぞれには、前記偏光制御用液晶パネルの前記第1偏光制御領域と前記第2偏光制御領域とが組となって配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記画像表示用液晶パネルは、液晶を挟持してなる一対の対向配置された基板と、第1基板の液晶側に設けられた第1電極と、第2基板の液晶側に設けられた前記第2電極と、を備え、
    前記第2電極が、前記第1偏光制御領域に設けられた第1の電極幅を有する電極と、前記第2偏光制御領域に設けられた第2の電極幅を有する電極とから構成され、
    前記第1の電極幅を有する電極と第2の電極幅を有する電極とが異なる電極幅で設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1の電極幅を有する電極と第2の電極幅を有する電極とが間隙をあけて離間して設けられ、
    前記第2の電極幅を有する電極の電極幅Dcと前記第2の電極幅を有する電極の両端の間隙の幅Dd及び幅Deとを合わせた幅Dbと、前記第1電極の電極幅Daとが、Da>Db又はDa<Dbのいずれかの条件を満たすことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記画像表示用液晶パネルは、液晶を挟持してなる一対の対向配置された基板と、第1基板の液晶側に設けられた第1電極と、第2基板の液晶側に設けられた前記第2電極と、を備え、
    前記第2電極が複数の電極から構成され、前記複数の第2電極が間隙をあけて離間されて配置され、前記第1偏光制御領域に前記第2電極が対応し、前記第2偏光制御領域に前記間隙が対応し、
    前記第2電極の電極幅Daと、前記間隙Dbとが、Da>Db又はDa<Dbのいずれかの条件を満たすことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  6. 前記位相差板には、第3の偏光軸を有する光を出射させる第3偏光制御領域と、前記第3の偏光軸とは異なる第4の偏光軸を有する光を出射させる第4偏光制御領域とが設けられると共に、前記画像表示用パネルには、第1画像を表示する第1画素列と第2画像を表示する第2画素列とが交互に設けられており、
    前記位相差板の前記第3偏光制御領域は前記画像表示用液晶パネルの前記第1画素列に対応し、前記位相差板の前記第4偏光制御領域は前記画像表示用液晶パネルの前記第2画素列に対応することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電気光学装置。
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