JP2007128712A - 光源支持体及びバックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の光源を把持する把持部の配置による輝度ムラを抑制することができ、また、1方向に1つを配置するようにして、その個数を削減することができる光源支持体、及び該光源支持体によって光源の機械的強度が向上したバックライト装置を提供する。
【解決手段】ランプクリップ25-1,25-2,…,25-6に設けた把持部27,27,…のうちの隣り合う把持部27,27の中間位置に対応する位置に設けた係止部28を、バックライトシャーシ21に形成された千鳥パターンの孔群21aのうちの対応する孔群に挿入して、各ランプクリップをバックライトシャーシ21に係止する。そして、ランプクリップ25-1,25-3,25-5に設けた把持部27にCCFL50-1,50-3,50-5,50-7を、ランプクリップ25-2,25-4,25-6に設けた把持部27にCCFL50-2,50-4,50-6,50-8を把持して各CCFLを固定する。
【選択図】図7
【解決手段】ランプクリップ25-1,25-2,…,25-6に設けた把持部27,27,…のうちの隣り合う把持部27,27の中間位置に対応する位置に設けた係止部28を、バックライトシャーシ21に形成された千鳥パターンの孔群21aのうちの対応する孔群に挿入して、各ランプクリップをバックライトシャーシ21に係止する。そして、ランプクリップ25-1,25-3,25-5に設けた把持部27にCCFL50-1,50-3,50-5,50-7を、ランプクリップ25-2,25-4,25-6に設けた把持部27にCCFL50-2,50-4,50-6,50-8を把持して各CCFLを固定する。
【選択図】図7
Description
本発明は、複数の冷陰極線放電管(CCFL)のような光源を支持する光源支持体、及び該光源支持体によって光源の配置位置が決定され、光源の機械的強度が向上したバックライト装置に関する。
液晶表示装置は、小型、薄型、低消費電力を特徴とし、近年では表示品位の向上により、従来のCRTに替わるディスプレイとして普及しつつある。液晶表示装置は、自己発光型のデバイスとは異なり、光源としてのバックライト装置を必要とし、液晶物質の電気光学特性により決定される光透過率を制御して画像を表示する。
近年の大型化、大画面化に伴って、バックライト装置に使用される光源としてのCCFLの長管化は避けられない。また、発光効率を高めるべく、CCFLの細管化が行なわれている。このことから、バックライト装置に使用されるCCFLの機械的強度は極めて小さいため、CCFLの中間部を光源支持体(ランプクリップ)で支持するようにした直下型のバックライト装置が実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、隣り合う2本のCCFLを支持するランプクリップを千鳥パターンとなるように配置した液晶表示装置が開示されている。ランプを支持する位置には把持部が設けられており、把持部で2本のランプを把持する。また、把持部が設けられた位置のランプクリップの反対側には、ランプクリップをバックライトシャーシに係止するための係止部が設けられている。
特開2005−208317号公報
しかしながら、数十本のCCFLが必要な大画面の液晶表示装置用のバックライト装置において、特許文献1に開示されているように、ランプクリップをバックライトシャーシに千鳥パターンで配置した場合は、バックライト装置1台あたりに必要なランプクリップの個数の増加とともに、バックライト装置の組立作業に要する時間の増加を生来する傾向にあった。
この課題を解決するには、把持部を連結する連結部をCCFLの配列方向に延長させて3つ以上の把持部を設けたランプクリップを用いることで可能である。しかしながら、隣り合うCCFLがそれぞれランプ配列方向に連続して並べられた3つ以上の把持部によって把持されるように構成すると、バックライト装置の厚みによっては把持部の像が拡散板に反映してしまい輝度ムラが発生する虞がある。
また、特許文献1では、把持部が設けられた位置の反対側(蛍光管を収納するバックライトシャーシの底面に向合う側)に係止部が設けられているため、ランプクリップをバックライトシャーシに固定する際、作業者が把持部を掴んで固定作業を行なってしまい、その結果、把持部が折れたり曲がったり破損する虞があった。この問題は、本来把持されるべき蛍光管が把持されなくなるどころか、蛍光管さえも破損しかねない問題も十分生来しうるものである。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、連結部を介して接続され、光源を把持する複数の把持部の間に、バックライトシャーシに係止するための係止部を配置する構成とすることにより、作業者は、把持部の間に設けた係止部を連結部を介して押圧してバックライトシャーシに係止するため、把持部が折れたり曲がったりするなどの破損を防止することができ、また、それに伴う光源の破損を防止することができる光源支持体の提供を目的とする。
また本発明は、隣り合う把持部の略中間の位置に係止部を配置する構成とすることにより、作業者が押圧すべき係止部の位置と把持部との距離マージンが最適化されるので、作業者が把持部に触れる弊害の発生を抑制することができる光源支持体の提供を目的とする。
さらに本発明は、連結部が板状であって、把持部及び係止部が連結部の相対する面にそれぞれ配置されている構成とすることにより、把持部が設けられている連結部の面を押圧し、連結部を介して連結部の反対面に設けられた係止部に押圧した力が伝播して、係止部をバックライトシャーシに固定することができる光源支持体の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、係止部が設けられた位置の連絡部の反対面に、係止部が設けられていることを示す標識を設ける構成とすることにより、バックライトシャーシに固定する際、作業者は、標識によって、押圧すべき係止部の位置を把握できるので、バックライトシャーシに確実に係止することができ、また、把持部が作業者に掴まれることを防止することができる光源支持体の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、複数の把持部のうちの隣り合う把持部の間に、把手部を設ける構成とすることにより、作業者に、把手部を掴んでバックライトシャーシへの取付作業を行なわせることができ、取付作業がより容易になる光源支持体の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、把手部が周方向に溝を有する柱形状をなす構成とすることにより、溝が滑り止めとして機能して、バックライトシャーシへの取付作業がより容易になる光源支持体の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、把手部が周面に一対の凹部を有する柱形状をなす構成とすることにより、作業者に、凹部を掴んでバックライトシャーシへの取付作業を行なわせることができ、取付作業がより容易になる光源支持体の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、上述した光源支持体を複数用いて、略一方向に平行配列された複数の直管型の光源を支持する場合、複数の光源支持体のうちの1つの光源支持体が支持した光源の両隣方向にある光源を他の1つの光源支持体が支持する構成とすることにより、光源支持体の数を削減し、その組立作業に要する時間を削減することができるバックライト装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、1つの光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数と、他の1つの光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数とが同数である構成とすることにより、薄型設計時でも光源支持体に設けた把持部に起因する輝度ムラを生来することがないバックライト装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数を2以下とすることにより、バックライト装置の厚みによっても把持部の像が拡散板に反映してしまうことがなくなり、輝度ムラの発生を抑制することができるバックライト装置の提供を目的とする。
本発明に係る光源支持体は、バックライトシャーシに収納された光源を支持するための光源支持体において、前記光源を把持する複数の把持部と、前記複数の把持部を連結するように形成された連結部と、前記バックライトシャーシに係止するための係止部とを備え、該係止部は、前記連結部を介して接続された前記複数の把持部の間に配置されていることを特徴とする。
本発明にあっては、連結部を介して接続され、光源を把持する複数の把持部の間に、バックライトシャーシに係止するための係止部を配置する。これにより、把持部の間に設けた係止部を連結部を介して押圧してバックライトシャーシに係止することができることから、把持部が折れたり曲がったりするなどの破損を防止することができる。また、それに伴って光源の破損を防止することができる。
本発明に係る光源支持体は、前記係止部が、隣り合う把持部の略中間の位置に配置されていることを特徴とする。
本発明にあっては、隣り合う把持部の略中間の位置に係止部を配置する。これにより、作業者が押圧すべき係止部の位置と把持部との距離マージンが最適化される。したがって、作業者が把持部に触れる弊害の発生を抑制することができる。
本発明に係る光源支持体は、前記連結部は板状であって、前記把持部及び前記係止部は、前記連結部の相対する面にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
本発明にあっては、連結部が板状であって、把持部及び係止部が連結部の相対する面に、それぞれ配置されている。これにより、把持部が設けられている連結部の面を押圧し、連結部を介して連結部の反対面に設けられた係止部に押圧した力が伝播して、係止部をバックライトシャーシに固定することができる。
本発明に係る光源支持体は、前記係止部が設けられた位置の前記連絡部の反対面に、係止部が設けられていることを示す標識を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、係止部が設けられた位置の連絡部の反対面に、係止部が設けられていることを示す標識を設ける。これにより、光源支持体をバックライトシャーシに固定する際、作業者は、標識によって、押圧すべき係止部の位置を把握できるので、バックライトシャーシに確実に係止することができ、また、把持部が作業者に掴まれることを防止することができ、把持部が折れたり、曲がったりすることはない。
本発明に係る光源支持体は、前記複数の把持部のうちの隣り合う把持部の間に、把手部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の把持部のうちの隣り合う把持部の間に把手部を設けることにより、作業者に、把手部を掴んで光源支持体のバックライトシャーシへの取付作業を行なわせることができ、取付作業がより容易になる。
本発明に係る光源支持体は、前記把手部が、柱形状をなし、周方向に溝を有することを特徴とする。
本発明にあっては、把手部が周方向に溝を有する柱形状をなしていることにより、溝が滑り止めとして機能して、光源支持体のバックライトシャーシへの取付作業がより容易になる。
本発明に係る光源支持体は、前記把手部が、柱形状をなし、周面に一対の凹部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、把手部が周面に一対の凹部を有する柱形状をなしていることにより、作業者は、凹部を掴んで光源支持体のバックライトシャーシへの取付作業を行なわせることができ、取付作業がより容易になる。
本発明に係るバックライト装置は、バックライトシャーシと、該バックライトシャーシに収納され、略一方向に平行配列された複数の直管型の光源と、該光源を支持するための上述したいずれか1つの発明の複数の光源支持体とを備えるバックライト装置であって、前記複数の光源支持体のうちの1つの光源支持体が支持する光源の両隣方向にある光源を他の1つの光源支持体が支持するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源支持体を複数用いて、略一方向に平行配列された複数の直管型の光源を支持する場合、複数の光源支持体のうちの1つの光源支持体が支持した光源の両隣方向にある光源を他の1つの光源支持体が支持するようにする。これにより、光源支持体の数を削減し、その組立作業に要する時間を削減することができる。
本発明に係るバックライト装置は、前記1つの光源支持体が支持する光源のうちの前記一方向に沿って隣り合う光源の数と、前記他の1つの光源支持体が支持する光源のうちの前記一方向に沿って隣り合う光源の数とが同数であることを特徴とする。
本発明にあっては、1つの光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数と、他の1つの光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数とを同数にする。これにより、薄型設計時でも光源支持体に設けた把持部に起因する輝度ムラの発生を抑制することができる。
本発明に係るバックライト装置は、前記光源の数が2以下であることを特徴とする。
本発明にあっては、光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数を2以下とする。これにより、バックライト装置の厚みによっても把持部の像が拡散板に反映してしまうことがなくなり、輝度ムラの発生を抑制することができる。
本発明によれば、連結部を介して接続され、光源を把持する複数の把持部の間に、バックライトシャーシに係止するための係止部を配置する構成としたので、作業者は、把持部の間に設けた係止部を連結部を介して押圧してバックライトシャーシに係止するため、把持部が折れたり曲がったりするなどの破損を防止することができ、また、それに伴う光源の破損を防止することができる。
本発明によれば、隣り合う把持部の略中間の位置に係止部を配置する構成としたので、作業者が押圧すべき係止部の位置と把持部との距離マージンが最適化されるので、作業者が把持部に触れる弊害の発生を抑制することができる。
本発明によれば、連結部が板状であって、把持部及び係止部が連結部の相対する面にそれぞれ配置されている構成としたので、把持部が設けられている連結部の面を押圧し、連結部を介して連結部の反対面に設けられた係止部に押圧した力が伝播して、係止部をバックライトシャーシに固定することができる。
本発明によれば、係止部が設けられた位置の連絡部の反対面に、係止部が設けられていることを示す標識を設ける構成としたので、バックライトシャーシに固定する際、作業者は、標識によって、押圧すべき係止部の位置を把握できるので、バックライトシャーシに確実に係止することができ、また、把持部が作業者に掴まれることを防止することができる。
本発明によれば、複数の把持部のうちの隣り合う把持部の間に、把手部を設ける構成としたので、作業者に、把手部を掴んでバックライトシャーシへの取付作業を行なわせることができ、取付作業がより容易になる。
本発明によれば、把手部が周方向に溝を有する柱形状をなす構成としたので、溝が滑り止めとして機能して、バックライトシャーシへの取付作業がより容易になる。
本発明によれば、把手部が周面に一対の凹部を有する柱形状をなす構成としたので、作業者に、凹部を掴んでバックライトシャーシへの取付作業を行なわせることができ、取付作業がより容易になる。
本発明によれば、上述した光源支持体を複数用いて、略一方向に平行配列された複数の直管型の光源を支持する場合、複数の光源支持体のうちの1つの光源支持体が支持した光源の両隣方向にある光源を他の1つの光源支持体が支持する構成としたので、光源支持体の数を削減し、その組立作業に要する時間を削減することができる。
本発明によれば、1つの光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数と、他の1つの光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数とが同数である構成としたので、薄型設計時でも光源支持体に設けた把持部に起因する輝度ムラを生来することがない。
本発明によれば、光源支持体が支持する光源のうちの一方向に沿って隣り合う光源の数が2以下とすることにしたので、バックライト装置の厚みによっても把持部の像が拡散板に反映してしまうことがなくなり、輝度ムラの発生を抑制することができる等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置を示す斜視図である。
本発明に係る液晶表示装置は、液晶パネル(10)とバックライト装置(20)とがモジュール化された表示モジュール1が前面キャビネット2及び背面キャビネット3によって形成された空間内に配置されている。表示モジュール1は、表示モジュール1の外寸と適合する寸法を有する図示しない支持枠に固定されている。支持枠には、支持枠の上下に対向する2辺間を連結するように、上下方向に伸びる2本の支柱が固定され、支柱にスタンド4が取付けられている。
図1は本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置を示す斜視図である。
本発明に係る液晶表示装置は、液晶パネル(10)とバックライト装置(20)とがモジュール化された表示モジュール1が前面キャビネット2及び背面キャビネット3によって形成された空間内に配置されている。表示モジュール1は、表示モジュール1の外寸と適合する寸法を有する図示しない支持枠に固定されている。支持枠には、支持枠の上下に対向する2辺間を連結するように、上下方向に伸びる2本の支柱が固定され、支柱にスタンド4が取付けられている。
図2は本発明の実施の形態1に係る表示モジュールの構成を示す分解斜視図である。
表示モジュール1は、液晶パネル10を、背面側からバックライト装置20、正面側から枠体40で挟持された構造を有する。
表示モジュール1は、液晶パネル10を、背面側からバックライト装置20、正面側から枠体40で挟持された構造を有する。
液晶パネル10には一対の透明板が対向配置され、その間隙内に液晶物質が封入された液晶層が形成されている。一方の透明板にはマトリックス状に配置されたITO、NESAなどの透明性の画素電極と、画素電極への電荷の供給を制御するためのTFTとが形成されており、他方の透明板にはコモン電極と呼ばれる透明性の共通電極が形成されている。
TFTのゲート及びソースは、それぞれゲートドライバ及びソースドライバの各出力段に接続されている。液晶パネル10は、ゲートドライバから入力されたゲート信号によって各画素のオン/オフが制御され、ソースドライバから入力されたデータ信号をオン期間に各画素へ印加することによって、液晶物質の電気光学特性によって決定される光透過率を制御する。
液晶パネル10の背面には、複数の光源を有するバックライト装置20が配置されている(詳細は後述する)。光源には、寿命が長く自然光に近い白色光が発光され、発生する熱が小さいCCFLが用いられる。
液晶パネル10の前面には、横長矩形状の枠体40が配置されている。枠体40の長辺側の辺縁には、バックライト装置20に係止するための係止部40aが設けられている。係止部40aには貫通孔が、貫通孔に対応するバックライト装置20の位置には、螺子孔が配された突起部20aが設けられており、貫通孔を介して螺子50を螺子孔に螺嵌することによって、液晶パネル10をバックライト装置20及び枠体40で挟持する。
図3は本発明の実施の形態1に係るバックライト装置の構成を示す分解斜視図、図4は図3のIV−IV線における構造断面図、図5は図3のV−V線における構造断面図である。
図中21は、前面が開口された直方体状の箱体(バックライトシャーシ)であり、バックライトシャーシ21の内壁に反射膜24が形成されている。反射膜24は、例えば、アルミなどの光反射性に優れた材料を蒸着することにより形成される。
図中21は、前面が開口された直方体状の箱体(バックライトシャーシ)であり、バックライトシャーシ21の内壁に反射膜24が形成されている。反射膜24は、例えば、アルミなどの光反射性に優れた材料を蒸着することにより形成される。
また、バックライトシャーシ21は、側壁の開口側に段部21bを有している。段部21bには、光学シート22が配置され、上側から光学シート22の面積より小さな面積の開口部を有する枠体23を配置し、枠体23がビスなどでバックライトシャーシ21に取付けられる。光学シート22は、例えば、拡散板、拡散シート及びプリズムシートなどの積層体であって、光学シート22の段部21bへの配置を容易にすべく、段部21bが光学シート22の形状と相似していることが好ましい。
バックライトシャーシ21には、光源支持体であるランプクリップ25−1,25−2,…,25−6(以下、区別が不要なときはランプクリップ25というときがある)が横向き状態で縦方向に並置されている。ランプクリップ25は、図6に示すように、CCFLを把持するための所定間隔で配置された把持部27,27,…の脚部を、板状の連結部26で連結している。また、把持部27,27,…を設けた面の反対面側の連結部26には、バックライトシャーシ21に係止するための係止部28,28,…が所定間隔で配置されている。
係止部28は、隣り合う把持部27,27の間に設ければよいが、本例のように把持部27,27の中間位置(図中x1=x2)に配置することにより、作業者が押圧すべき係止部28の位置と両隣の把持部27,27との距離マージンが最適化されるので、作業者が把持部27,27に触れる弊害の発生を抑制することができる。また、係止部28が設けられた位置に対応する表面側の位置には、係止部28が設けられていることを示すマーク29が設けられている。
ランプクリップ25−1,25−3,25−5には、CCFL50−1,50−3,50−5,50−7が、ランプクリップ25−2,25−4,25−6には、CCFL50−2,50−4,50−6,50−8が各ランプクリップの把持部27で固定されている。つまり、各ランプクリップ25の把持部27は、複数のCCFL50−1,50−2,…,50−8を1つおきに把持するように設けられている。
このような構成では、例えば、ランプクリップ25−1に着目すると、ランプクリップ25−1が支持するCCFL50−3の両隣方向の50−2,50−4は、ランプクリップ25−2によって支持されることになる。したがって、バックライト装置1台あたりに必要なランプクリップの数を削減することができ、その結果として組立作業に要する時間を削減することができる。
次に、上述したバックライト装置20の製造方法について説明する。図7は本発明の実施の形態1に係るバックライト装置の製造方法を示す図である。
先ず、数mm厚のステンレス製の金属板をプレス加工し、千鳥パターンの貫通孔21a,21a,…がX方向及びY方向の2方向に形成されたバックライトシャーシ21を用意する。そして、図7(a)に示すように、ランプクリップ25−1,25−2,…,25−6に設けられた係止部28を、対応する貫通孔21aに挿入して係止する。具体的には、ランプクリップ25を1つおきに向きを反転させてバックライトシャーシ21に係止する。ランプクリップ25には、係止部28が設けられている位置を示すマーク29が設けられているので、作業者は、マーク29によって、押圧すべき係止部28の位置を把握し、ランプクリップ25をバックライトシャーシ21に確実に係止することができる。
そして、図7(b)に示すように、CCFL50−1,50−3,50−5,50−7をランプクリップ25−1,25−3,25−5の把持部27に、CCFL50−2,50−4,50−6,50−8をランプクリップ25−2,25−4,25−6の把持部27に嵌め込む。このようにして、ランプクリップ25−1,25−2,…,25−6の各把持部27は、複数のCCFL50−1,50−2,…,50−8を1つおきに把持する。
以上詳述したように、本発明によれば、縦方向(Y方向)には1つのランプクリップ25を配置すればよいので、ランプクリップの個数を削減することができる。特に、大型化、大画面化に伴って、バックライト装置に使用されるCCFLの個数が増加することが考えられるが、大画面化された場合に効果がより顕著となる。
また、係止部28の位置を示すマーク29がランプクリップ25に設けられていることから、作業者はマーク29位置の連結部26を上側から押圧してランプクリップ25をバックライトシャーシ21に固定するので、把持部27が掴まれることを防止することができ、把持部27が折れたり、曲がったりすることはない。なお、マーク29の上側をCCFL50−1,50−2,…,50−8が覆うことになるので、マーク29が輝度ムラへ影響することはない。
さらに、把持部27が1つおきの千鳥パターンで配置されることになるので、把持部27の配置による輝度ムラを抑制することができる。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2に係るランプクリップを示す斜視図である。
本発明の実施の形態2に係るランプクリップは、CCFLを把持するための把持部27,27,…と、把持部27,27,…の脚部を連結する板状の連結部26と、把持部27,27,…を設けた面の反対面側の連結部26に設けられたバックライトシャーシ21に係止するための係止部28,28,…と、把手部30,30,…とを備える。係止部28は、実施の形態1と同様に、隣り合う把持部27,27の中間位置に設けられていることが好ましい。
図8は本発明の実施の形態2に係るランプクリップを示す斜視図である。
本発明の実施の形態2に係るランプクリップは、CCFLを把持するための把持部27,27,…と、把持部27,27,…の脚部を連結する板状の連結部26と、把持部27,27,…を設けた面の反対面側の連結部26に設けられたバックライトシャーシ21に係止するための係止部28,28,…と、把手部30,30,…とを備える。係止部28は、実施の形態1と同様に、隣り合う把持部27,27の中間位置に設けられていることが好ましい。
また、係止部28が設けられた位置に対応する表面側の位置には、係止部28が設けられていることを示すマーク29が設けられ、把手部30は、把持部27,マーク29の中間位置に設けられる。把手部30は、先端に向かって軸断面が小さくなる円柱状(円錐状)の形状をなし、周方向に複数の溝30aが設けられている。なお、把手部30は、隣り合う把持部27,27の間の適宜の位置に設ければよい。
したがって、上述したランプクリップをバックライト装置に用いる場合には、図9に示すように、ランプクリップに設けた把手部30が光学シート22を支持するための支持部と機能し、把手部(支持部)30が光学シート22を複数の位置で支持することから、CCFL50−1,50−2,…,50−8と光学シート22との距離が位置によって変わることがなく、さらに輝度ムラを抑制することができる。
また、作業者に、この把手部30を掴んでバックライトシャーシ21への取付作業を行なわせることができ、さらに、把手部30に複数の溝30aを設けたことから、溝30aが滑り止めとして機能して取付作業がより容易になる。
なお、実施の形態2においては、周面に複数の溝30aを有する把手部30が設けられたランプクリップについて説明したが、ランプクリップの把手部の形状が、作業者にとって作業し易く、滑り止めとして機能するような形状であれば、把手部の形状について限定されるものではない。例えば、図10に示すように、周面に一対の凹部31aを有する把手部31がランプクリップに設けられていてもよく、把手部31に一対の凹部31a,31aを設けた場合も、作業者に、凹部31a,31aを掴んでランプクリップのバックライトシャーシ21への取付作業を行なわせることができ、取付作業が容易になる。
なお、各実施の形態では、バックライト装置として組み立てた場合に、把持部27が1つおきの千鳥パターンとなる形態について説明したが、1つのランプクリップが支持するCCFLのうちの隣り合うCCFLの数と、他の1つのランプクリップが支持するCCFLのうちの隣り合うCCFLの数とが同数であれば、薄型設計時でもランプクリップに設けた把持部に起因する輝度ムラの発生を抑制することができる。
例えば、隣り合う2つのCCFLが、CCFLの配列方向に連続して並べられた2つの把持部によって把持されるランプクリップを用いてバックライト装置を構成するようにしてもよい。具体的には図11に示すように、ランプクリップ25−1,25−3,25−5には、CCFL50−1,50−2,50−5,50−6が、ランプクリップ25−2,25−4,25−6には、CCFL50−3,50−4,50−7,50−8が各ランプクリップの把持部27で固定されていてもよい。つまり、各ランプクリップの把持部27を、複数のCCFL50−1,50−2,…,50−8を2つおきに把持するように設けてもよい。
1 表示モジュール
10 液晶パネル
20 バックライト装置
21 バックライトシャーシ
21a 貫通孔
22 光学シート
25(25−1,25−2,…,25−6) ランプクリップ
26 連結部
27 把持部
28 係止部
50−1,50−2,…,50−8 CCFL
30,31 把手部
30a 溝
31a 凹部
10 液晶パネル
20 バックライト装置
21 バックライトシャーシ
21a 貫通孔
22 光学シート
25(25−1,25−2,…,25−6) ランプクリップ
26 連結部
27 把持部
28 係止部
50−1,50−2,…,50−8 CCFL
30,31 把手部
30a 溝
31a 凹部
Claims (10)
- バックライトシャーシに収納された光源を支持するための光源支持体において、
前記光源を把持する複数の把持部と、
前記複数の把持部を連結するように形成された連結部と、
前記バックライトシャーシに係止するための係止部と
を備え、
該係止部は、
前記連結部を介して接続された前記複数の把持部の間に配置されていること
を特徴とする光源支持体。 - 前記係止部は、
隣り合う把持部の略中間の位置に配置されていること
を特徴とする請求項1に記載の光源支持体。 - 前記連結部は板状であって、
前記把持部及び前記係止部は、
前記連結部の相対する面にそれぞれ配置されていること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源支持体。 - 前記係止部が設けられた位置の前記連絡部の反対面に、係止部が設けられていることを示す標識を備えること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の光源支持体。 - 前記複数の把持部のうちの隣り合う把持部の間に、把手部を備えること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の光源支持体。 - 前記把手部は、
柱形状をなし、周方向に溝を有すること
を特徴とする請求項5に記載の光源支持体。 - 前記把手部は、
柱形状をなし、周面に一対の凹部を有すること
を特徴とする請求項5に記載の光源支持体。 - バックライトシャーシと、該バックライトシャーシに収納され、略一方向に平行配列された複数の直管型の光源と、該光源を支持するための請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の複数の光源支持体とを備えるバックライト装置であって、
前記複数の光源支持体のうちの1つの光源支持体が支持する光源の両隣方向にある光源を他の1つの光源支持体が支持するようにしてあること
を特徴とするバックライト装置。 - 前記1つの光源支持体が支持する光源のうちの前記一方向に沿って隣り合う光源の数と、前記他の1つの光源支持体が支持する光源のうちの前記一方向に沿って隣り合う光源の数とが同数であること
を特徴とする請求項8に記載のバックライト装置。 - 前記光源の数が2以下であること
を特徴とする請求項9に記載のバックライト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005319514A JP2007128712A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | 光源支持体及びバックライト装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=38151202
Family Applications (1)
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JP2005319514A Pending JP2007128712A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | 光源支持体及びバックライト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007128712A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8419202B2 (en) | 2009-01-13 | 2013-04-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and backlight device |
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-
2005
- 2005-11-02 JP JP2005319514A patent/JP2007128712A/ja active Pending
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