JP2007128302A - 医療情報システム及び医療情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】過去と類似の医療行為について過去に発生した不具合を作業者に知らしめることで同様の不具合発生を防止するようにした医療情報システム及び医療情報提供方法を提供する。
【解決手段】この医療情報システムは、患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを関連付けて保存するデータベース10と、所定の検査の中から一の検査を指定する手段と、指定された検査に伴い発生した不具合事象をデータベースから抽出する手段と、抽出された不具合事象を表示する手段と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを関連付けてデータベースに保存する医療情報システム及び医療情報提供方法に関する。
下記特許文献1のリスク管理支援システムでは、医療施設において発生した各種のインシデントを的確に分析し、医療事故防止に効果的な対応策の立案の一助とするために、インシデントレポートにより報告された各インシデントについて、慣れに基づく行為に関するエラー、規則に基づく行為に関するエラーなどのエラー種別と、環境施設、作業環境、作業要因、個人要因などの直接誘因と、機関文化上の問題、医療情報管理上の問題、専門家文化上の問題、労務管理上の問題などの間接誘因とのそれぞれからそのインシデント発生に最も寄与した要因を抽出し、それらを関連付けた連関鎖を定義する。そして、看護業務に関係なく連関鎖毎に出現率を計算し、その出現率を参考にして対応する優先順位を決める。これにより、その医療施設特有の組織文化やマネージメント上の問題を見つけ出し、それを解決する対応策を立案することによって医療事故の危険性を大幅に軽減することができる、としている。
下記特許文献2は、予定する医療行為を自動収集し、誤りがあったとき警告を発することができるようにし、医療事故防止情報を自動収集することにより、医師や看護婦の負担を軽減し、より正確な情報収集ができるようにするために、病院内に設置されたコンピュータシステムと接続され、各コンピュータシステムが検出したインシデントに関するインシデント情報の収集および管理を行う医療事故防止システムを開示し、この医療事故防止システムは、各コンピュータシステムからインシデント情報の取り込みを定期的に行う取り込み手段と、取り込み手段によって定期的に取り込まれたインシデント情報を記憶する記憶手段と、インシデント情報に対して追加補足すべき詳細情報を入力する入力手段と、を備え、記憶手段は、入力手段によって入力された詳細情報をインシデント情報の詳細情報として記憶する。実施例として、個々の行為にBCDでID付与し、PDAでシステム入力し合致有無の判断をし、異常を検出し、異常発生時は自動的にデータベースへ吸上げることを提案している。
下記特許文献3は、医療分野における情報システムに関し、特に、インシデントレポートを電子カルテシステムの情報を基に作成支援を行う病院リスクマネジメント支援システムに関し、従来技術では、インシデントの当事者と関係した従事者の記憶に頼っていたため因果関係を時系列に正確に記載することが難しいという問題があった。また、正確性を高めるためカルテやオーダ伝票等に記載された断片的情報の収集だけでも非常な労力が必要とされるという問題があった。この病院リスクマネジメント支援システムは、インシデントに関わる発生日時と当事者情報と患者情報と行為情報の入力を行なうインシデント入出力部と、インシデントの情報の制御を行なうインシデント制御部と、を有し、前記インシデント制御部は、電子カルテデータベースから少なくとも一台の電子カルテ端末の操作の履歴を記録した操作履歴を呼出す操作履歴呼出部と、前記インシデント入出力部で入力された、前記発生日時と前記当事者情報と前記患者情報と前記行為情報の全て又は一部をもとに、インシデントに関わる少なくとも発生日時と行為に関わる操作の内容からなるイベントを前記操作履歴から抽出する関連イベント抽出部と、前記関連イベント抽出部により抽出された時系列の前記イベントの情報からなるオート入力内容と前記インシデント入出力部において前記イベントの情報を手動で入力したマニュアル入力内容とを合成してインシデントレポートを作成するインシデントレポート生成記録部と、を有する。
下記特許文献4は医療支援システムを開示し、この医療支援システムは、医療従事者によって実際に実行された実行済医療行為に関する実行済医療行為情報と、前記実行済医療行為によって実際に発生したインシデント事例に関するインシデント事例情報とを含むインシデント報告を取得する手段と、前記インシデント報告をインシデントデータ群として格納するデータストアと、所定の生成規則に基づいて、医療行為に関する医療行為情報から、前記医療行為に対応したインシデント防止情報を生成するインシデント防止情報生成手段と、前記実行済医療行為情報と前記インシデント事例情報とを結ぶ論理経路を解析する論理解析手段と、医療行為とインシデントとの関係を前記インシデントデータ群の具体的データ内容とは独立して表現した論理モデルを保持する論理モデル保持手段と、前記論理モデルに基づいて前記生成規則を更新する生成規則更新手段と、を備え、前記インシデント報告が新たに取得されるごとに、前記論理解析手段が、当該新たなインシデント報告と、既に蓄積されている過去のインシデント報告とのうち少なくとも前者に対応する論理経路の解析を行うことによって、前記インシデントデータ群の具体的内容と、前記インシデントデータ群のデータ構造と、前記生成論理と、前記論理モデルと、のうちのひとつ以上を更新する。
特開2003−91600号公報 特開2004−30554号公報 特開2004−355168号公報 特開2005−63269号公報
特許文献1及び特許文献2では、インシデントレポートとしてデータは蓄積されるが、これら個々のデータを使用(表示)する概念は無く、原因系の追求に使用するのみである。特許文献3は、インシデントレポートを電子カルテシステムの情報を基に作成支援を行うものであり、個々のデータを使用(表示)する概念は無い。特許文献4は、医療行為とインシデントとの関係をインシデントデータ群の具体的データ内容とは独立して表現した論理モデルを保持し、その論理モデルに基づいてインシデント防止情報生成のための生成規則を更新するものであり、具体的データ内容を表示するものではない。
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、過去と類似の医療行為について過去に発生した不具合を作業者に知らしめることで同様の不具合発生を防止するようにした医療情報システム及び医療情報提供方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による医療情報システムは、患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを関連付けて保存するデータベースと、前記所定の検査の中から一の検査を指定する手段と、前記指定された検査に伴い発生した不具合事象を前記データベースから抽出する手段と、前記抽出された不具合事象を表示する手段と、を備えることを特徴とする。
この医療情報システムによれば、患者に対する所定の検査とこの検査に伴い発生した不具合事象とを関連付けてデータベースに保存し、指定した特定の検査に伴い発生した不具合事象をデータベースから抽出し、その抽出された不具合事象を表示するので、過去と類似の医療行為としての検査について過去に発生した不具合を作業者に知らしめることができ、同様の不具合発生を防止することができる。また、原因系には遡及しないので、システム構築に関する過大な投資等は不要であり、経済的なシステムを実現できる。
上記医療情報システムにおいて前記データベースは患者属性情報とも対応付けて保存可能であり、前記指定手段は前記患者属性情報も併せて指定可能であることが好ましい。これにより、患者毎に相違する情報を加味して過去に発生した不具合を作業者に知らしめることができる。
また、前記データベースは発生時系列的に前記不具合事象を保存可能であり、前記表示手段は、前記抽出された不具合事象を全て表示すること及び発生順に表示することの一方を選択可能であることが好ましい。これにより、例えば、不具合事象が比較的少ない場合には全て表示でき、不具合事象が多い場合には発生順に表示することで特に初心者に知らしめる際に効果的である。
また、前記データベースは前記不具合事象の重篤度も併せて保存可能であり、前記表示手段は前記重篤度に応じた順番で表示可能であることが好ましい。これにより、不具合事象を重篤度のレベルに応じて知らしめることができるので、例えば、レベルの高い重篤度の不具合事象について作業者に対し大きく注意喚起できる。
また、前記データベースは前記不具合事象の発生確率も併せて保存可能であり、前記表示手段は前記発生確率に応じた順番で表示可能であることが好ましい。これにより、発生し易い不具合事象を知らしめることができ、例えば、特に初心者に注意すべき不具合事象について注意を喚起することができる。
本発明による医療情報提供方法は、患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを関連付けてデータベースに保存するステップと、前記所定の検査の中から一の検査を指定するステップと、前記指定された検査に伴い発生した不具合事象を前記データベースから抽出する抽出するステップと、前記抽出された不具合事象を表示するステップと、を含むことを特徴とする。
この医療情報提供方法によれば、患者に対する所定の検査とこの検査に伴い発生した不具合事象とを関連付けてデータベースに保存し、指定した特定の検査に伴い発生した不具合事象をデータベースから抽出し、その抽出された不具合事象を表示するので、過去と類似の医療行為としての検査について過去に発生した不具合を作業者に知らしめることができ、同様の不具合発生を防止することができる。また、原因系には遡及しないので、本医療情報提供方法を実行するシステムの構築に対する過大な投資等は不要であり、経済的なシステムを実現できる。
上記医療情報提供方法において前記データベースは患者属性情報とも対応付けて保存可能であり、前記患者属性情報も併せて指定可能であることが好ましい。これにより、患者毎に相違する情報を加味して過去に発生した不具合事象を作業者に知らしめることができる。
前記データベースは発生時系列的に前記不具合事象を保存可能であり、前記抽出された不具合事象を全て表示すること及び発生順に表示することの一方を選択可能であることが好ましい。これにより、例えば、不具合事象が比較的少ない場合には全て表示でき、不具合事象が多い場合には発生順に表示することで特に初心者に知らしめる際に効果的である。
また、前記データベースは前記不具合事象の重篤度も併せて保存可能であり、前記重篤度に応じた順番で表示可能であることが好ましい。これにより、不具合事象を重篤度のレベルに応じて知らしめることができるので、例えば、レベルの高い重篤度の不具合事象について作業者に対し大きく注意喚起できる。
また、前記データベースは前記不具合事象の発生確率も併せて保存可能であり、前記発生確率に応じた順番で表示可能であることが好ましい。これにより、発生し易い不具合事象を知らしめることができ、例えば、特に初心者に注意すべき不具合事象について注意を喚起することができる。
上述の医療情報システム及び医療情報提供方法によれば、過去と類似の医療行為として検査を行う作業者に対し、過去に発生したインシデント(アクシデントも含む)である不具合を表示し告知するだけで、有用である場面が多いことを考慮すると、システム構成の簡易さに比してその効果は多大である。
本発明の医療情報システム及び医療情報提供方法によれば、過去と類似の医療行為について過去に発生した不具合を作業者に知らしめることで同様の不具合発生を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による医療情報システムを概略的に示す図である。図2は図1の情報表示装置の概略を示すブロック図である。図3は図1,図2における医療情報システムの動作を模式的に示す図である。
図1に示すように、本実施の形態による医療情報システムは、患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを保存可能でありかつ所定条件でそれらの情報を検索可能なサーバ機能を有するデータベース10と、各種情報を表示可能な端末である複数の情報表示装置11,12,13とがネットワーク20で接続されており、ネットワーク20を介してデータベース10と情報表示装置11〜13との間で情報を送受信できるように構成されている。
図1のネットワーク20は、例えば単一の病院内に敷設されたLAN(Local Area Network)であったり、LANは、単一のLANセグメントで構成されても、ルータ(またはゲートウェイ)経由で相互接続された複数のLANセグメントで構成されてもよい。更に、ネットワーク20は、専用線等を介して遠隔の病院のLANどうしを接続して構成されるWAN(Wide Area Network)やインターネットのような広域ネットワークであってもよい。
図2のように、情報表示装置11〜13は、図1のデータベース10との間で各種情報を送受信し、それらの各種情報を保存する送受信・保存部21と、ユーザが必要な情報・動作・表示モード等を指定し入力するためのキーボードやマウス等のポインティングデバイス等からなる指定部22と、液晶パネルやCRT等から構成される表示部23と、を備え、液晶パネルやCRT等を有するパーソナルコンピュータ(パソコン)から構成可能である。
図1のデータベース10は、図3のように、患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを関連付けて保存するのみならず、各検査の患者に関係する患者属性情報、上記不具合事象の時系列的発生順、上記不具合事象の重要性を表す重篤度、及び、上記不具合事象の発生確率をも保存する。
図3のように、図1,図2の医療情報システムにおいて情報表示装置11〜13の指定部22で所定の複数の検査の中から一の検査を指定し、その指定情報を送受信・保存部21からデータベース10に送信すると、データベース10はその指定情報に基づいて検索し、その指定された検査に伴い発生した不具合事象を抽出し、その抽出された不具合事象を情報表示装置11〜13に送信し、情報表示装置11〜13の表示部23に表示する。
この場合、必要に応じて患者属性情報、不具合事象の時系列的発生順、重篤度及び発生確率の少なくとも1つをデータベース10から取得し、情報表示装置11〜13の表示部23に表示する。かかる表示は、ユーザが指定部22で指定した指定情報や予め設定された指定情報に基づいて行うようにできる。
なお、データベース10における各種検査と各検査に対応した不具合事象等の保存は、データベース10に直接入力することで行うことができるが、情報表示装置11〜13からネットワーク20を介して入力することで行うことも可能である。
次に、図1〜図3の医療情報システムの動作についてを参照し、具体的な検査例(X線撮影)で図4を参照して説明する。図4はX線撮影の場合の腹部撮影信号のヒストグラムを痩せた体型の場合(a)及び太った体型の場合(b)に分けて模式的に示す図(横軸が信号値で、縦軸がその頻度)である。
X線撮影は、一般的にはアクシデントには至らないが、患者の被爆線量低減の観点からインシデントである。
(1)立位装置(患者が立った状態でX線撮影を行う)を用いたX線撮影
・胸部撮影:体動でブレが発生した場合、その対策は再撮影である。特に、子供で発生し易く、呼吸状態で静止させる。この場合、指定情報として立位、X線胸部撮影を指定すると、体動によるブレ発生が不具合事象として表示される。その患者属性情報が年齢である。また、子供で発生し易く、子供に対する爆線量低減の要請の観点から、発生確率や重篤度を合わせて表示するようにできる。
・腹部撮影:不具合として体型が規格外で適正な階調濃度が得られない場合、その対策は再撮影であり、ノーマルな撮影条件(管電圧/電流)を変更する。例えば、図4は腹部撮影信号のヒストグラムを表しているが、腹部信号のヒストグラムの特徴として、一般的には2つのピークが現れ、これらのピーク間の距離が図4(a)の痩せた体型と、図4(b)の太った体型とで、各距離範囲a以上b以下であれば、被写体体型に応じ、関心領域が適正濃度範囲に補正可能であるが、距離範囲aを越えるた太りすぎの体型では補正領域外となる。この場合、腹部、X線撮影を指定すると、被写体体型による濃度範囲外の不具合事象が表示される。なお、この場合の患者属性情報は体重や体脂肪率である。
(2)乳房撮影装置を用いたX線撮影
・CM(コンタクトマンモグラフィ)
圧迫板による被写体(乳房)の体動でブレが発生した場合、その対策は再撮影である。圧迫板作動後、所定時間をおいてX線曝射する。この場合、X線乳房撮影、CMを指定すると、圧迫板による被写体の体動のブレ発生が不具合事象として表示される。なお、圧迫板とは、乳房撮影の際に乳房を上下から挟んで圧迫して固定するためのものである。
・PCM(位相コントラストマンモグラフィ/拡大撮影)
拡大倍率の設定不良による画像欠損が発生した場合、その対策は再撮影であり、倍率を再設定する。この場合、X線乳房撮影、PCMを指定すると、拡大倍率の設定不良による画像欠損が不具合事象として表示される。
(3)カセッテCRを用いたX線撮影
・コントラストが体型規格外のため満足しないとき、その対策は再撮影であり、ノーマルな撮影条件(管電圧/電流)を変更する。例えば、図4(a)、(b)のヒストグラムと同様に、痩せた体型と太った体型とで、各距離範囲a以上b以下であれば、被写体体型に応じ、関心領域が適正濃度範囲に補正可能であるが、距離範囲aを越えるた太りすぎの体型では補正領域外となる。この場合、X線撮影、CRを指定すると、被写体体型による濃度範囲外の不具合事象が表示される。
・部位指定不良の場合、その対策は、部位再指定である。この場合、X線撮影、部位を指定すると、部位指定不良の不具合事象が表示される。
・患者ID(識別情報)不明の場合、登録忘れであり、その対策は、RISリストから患者指定を指定する。この場合、X線撮影、患者IDを指定すると、登録忘れの不具合事象が表示される。
以上のように、図1〜図3の医療情報システムによれば、患者に対する所定の検査とこの検査に伴い発生した不具合事象とを関連付けてデータベース10に保存しておき、作業者がある特定の検査を行う場合、情報表示装置11〜13を用いてデータベース10にアクセスし、特定の検査を指定し、その指定した検査に伴い発生した不具合事象をデータベース10から抽出して得て、その抽出された不具合事象を情報表示装置11〜13に表示できるので、過去と類似の検査について過去に発生した不具合を作業者に知らしめることができ、同様の不具合発生を防止することができる。
上述のように、過去と類似の医療行為を行う作業者に対し、過去に発生したインシデント(アクシデントも含む)を表示告知するだけで、有用である場面が多いので、本実施の形態の医療情報システムによる不具合事象の提供は、同様の不具合発生の防止の上で効果的であり、システム構成の簡易さに比してその効果は多大である。特に、初心者には、当該検査に関連した全てのインシデントを表示することで、当該行為の危うさの全貌を知ることができる。また、原因系には遡及しないので、システム構築に関する過大な投資等は不要であり、経済的なシステムを実現できる。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図1では、データベース10と情報表示装置11,12,13とを独立した装置として説明したが、ごく小型のシステムの場合は、データベースと情報表示装置とを一体にした装置(パソコン等による装置)として構成できる。
また、図1〜図3の医療情報システムは、患者に対する検査のみならず、治療等の医療行為一般に関し、同様にインシデントを表示するように構成でき、同様の効果を奏することが可能である。
本実施の形態による医療情報システムを概略的に示す図である。 図1の情報表示装置の概略を示すブロック図である。 図1,図2における医療情報システムの動作を模式的に示す図である。 X線撮影の場合の腹部撮影信号のヒストグラムを痩せた体型の場合(a)及び太った体型の場合(b)に分けて模式的に示す図である。
符号の説明
10 データベース
11〜13 情報表示装置
20 ネットワーク
22 指定部(指定手段)
23 表示部(表示手段)

Claims (10)

  1. 患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを関連付けて保存するデータベースと、
    前記所定の検査の中から一の検査を指定する手段と、
    前記指定された検査に伴い発生した不具合事象を前記データベースから抽出する手段と、
    前記抽出された不具合事象を表示する手段と、を備えることを特徴とする医療情報システム。
  2. 前記データベースは患者属性情報とも対応付けて保存可能であり、前記指定手段は前記患者属性情報も併せて指定可能である請求項1に記載の医療情報システム。
  3. 前記データベースは発生時系列的に前記不具合事象を保存可能であり、
    前記表示手段は、前記抽出された不具合事象を全て表示すること及び発生順に表示することの一方を選択可能である請求項1または2に記載の医療情報システム。
  4. 前記データベースは前記不具合事象の重篤度も併せて保存可能であり、
    前記表示手段は前記重篤度に応じた順番で表示可能である請求項1,2または3に記載の医療情報システム。
  5. 前記データベースは前記不具合事象の発生確率も併せて保存可能であり、
    前記表示手段は前記発生確率に応じた順番で表示可能である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の医療情報システム。
  6. 患者に対する所定の検査とこれに伴い発生した不具合事象とを関連付けてデータベースに保存するステップと、
    前記所定の検査の中から一の検査を指定するステップと、
    前記指定された検査に伴い発生した不具合事象を前記データベースから抽出する抽出するステップと、
    前記抽出された不具合事象を表示するステップと、を含むことを特徴とする医療情報提供方法。
  7. 前記データベースは患者属性情報とも対応付けて保存可能であり、前記患者属性情報も併せて指定可能である請求項6に記載の医療情報提供方法。
  8. 前記データベースは発生時系列的に前記不具合事象を保存可能であり、
    前記抽出された不具合事象を全て表示すること及び発生順に表示することの一方を選択可能である請求項6または7に記載の医療情報提供方法。
  9. 前記データベースは前記不具合事象の重篤度も併せて保存可能であり、
    前記重篤度に応じた順番で表示可能である請求項6,7または8に記載の医療情報提供方法。
  10. 前記データベースは前記不具合事象の発生確率も併せて保存可能であり、
    前記発生確率に応じた順番で表示可能である請求項6乃至9のいずれか1項に記載の医療情報提供方法。

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