JP2007122612A - 印刷制御装置、制御方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバに保持された印刷データに対するセキュリティを確保しつつも、ユーザの印刷処理の利便性の要求に応えることができる印刷システムの印刷制御装置などを提供する。
【解決手段】サーバ100が、クライアント200よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信部110と、受信した印刷データを保持する印刷データ保持部120と、印刷データ保持部120に保持された印刷データのプリンタ300への送信を許可されたサーバを証明する情報を証明情報として生成する証明情報生成部140を有し、クライアント200からの印刷データの取出し要求に基づき、証明情報生成部140が印刷データ保持部120に保持された印刷データに証明情報を付加し、印刷データ送受信部110がクライアント200に証明情報を付加した印刷データを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置としてのプリンタなどと、印刷制御装置としてのサーバ、外部装置としてのクライアントが通信可能に接続された印刷システムに関する発明である。
印刷装置(プリンタ、MFP(Multi functional Peripheral)等が代表的)にサーバを介してクライアントから印刷を行う印刷システムにおいて、印刷装置が印刷処理を行うときに利用される印刷データが不正に外部に漏洩しないようにセキュリティを守ることは重要である。仮に、印刷システムの何れかの装置において、印刷データが印刷時のみに保持され、印刷処理が完了したと同時に破棄されるようにすれば、データ漏洩の危険性をかなり減らすことができる。
しかし、この方法では、例えば、印刷装置でジャムが発生した場合のいわゆるリカバリ印刷や、以前印刷したデータによる再印刷という処理が行えなくなるというデメリットが発生する。そのため、現状では、サーバが一定期間、印刷データを保持する仕組みになっている形式が主流である。従って、このような形式の印刷システムにおいては、サーバで保持している印刷データをどのように管理しているかがセキュリティ面での重要な要素となる。
上記形式の印刷システムでは、印刷処理を行う順序は以下のようになる。つまり、まずクライアントが印刷データをサーバへ送信する。サーバがその印刷データを印刷装置へと送信する。その際、サーバ内で印刷データを保持する。そして、印刷装置が印刷データを基に印刷処理を行うといったものである。これにより、例えば、印刷装置などでジャム等のエラーが発生した場合に行うリカバリ印刷や、再度同じデータを印刷する再印刷時に、そのサーバに保持された印刷データを利用することができるようになる。
しかし、サーバにおいて、印刷データをクライアントから送信されたそのままの形で保持していたのでは、任意の人がその印刷データを取り出して印刷することが可能になってしまう。この点において、セキュリティを保つことが困難になる。ただ、印刷システムを利用するユーザの中には、業務を迅速に処理するなどのために、サーバに保持された印刷データを取り出して、別の環境で印刷処理(上記リカバリ印刷、再印刷の処理も含む。)を行いたいという印刷処理の利便性に関する要求がある。従って、セキュリティの観点とユーザの要求を比較考量して、サーバによる印刷データの管理を行う必要がある。
従来技術において、例えば特許文献1では、印刷データにプリンタの固有情報の埋め込みや暗号化を行うことによって印刷データのセキュリティを保つ「印刷システム」について開示している。しかし、この技術は、ある印刷装置における印刷不成功に対する再印刷処理を行うにあたり、同一のウェブ印刷サーバ上において再印刷に必要な処理を行い、同一のプリンタでその再印刷処理を行うものである。このため、セキュリティ面は確保されるものの、上記ユーザの要求に応えられるものとはいえない。
特開2004−164014号公報
そこで本発明では、サーバに保持された印刷データに対するセキュリティを確保しつつも、ユーザの印刷処理の利便性の要求に応えることができる印刷システムの印刷制御装置などの提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明の態様は、外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、受信した前記印刷データを保持する印刷データ保持手段と、前記印刷データ保持手段に保持された印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報を証明情報として生成する証明情報生成手段を有し、外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記証明情報生成手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データに前記証明情報を付加し、前記印刷データ送受信手段が外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置に関するものである。
ここで、前記証明情報生成手段は、前記印刷データ保持手段に保持された印刷データの印刷装置への送信の許可の有無が判別された印刷制御装置について登録した印刷制御装置信頼関係リストを有することを特徴とする。また、前記証明情報は、印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報と、印刷データの取出しの権限の有効期限を示す情報と、当該証明情報を生成する印刷制御装置を特定する情報を有することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報を証明情報として生成し、受信した前記印刷データに当該証明情報を付加する証明情報生成手段と、前記証明情報を付加した印刷データを保持する印刷データ保持手段を有し、外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記印刷データ送受信手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置に関するものである。
ここで、前記証明情報生成手段は、印刷データの取出しの許可の有無が判別されたユーザを登録したユーザ信頼関係リストを有することを特徴とする。また、前記証明情報は、印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報と、印刷データの取出しの権限の有効期限を示す情報と、当該証明情報を生成する印刷制御装置を特定する情報を有することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、外部装置より受信したデバイス依存型の印刷データを保持する印刷データ保持工程と、保持された印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報を証明情報として生成する証明情報生成工程を有し、外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記証明情報生成工程において、保持された印刷データに前記証明情報を付加し、前記外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置の制御方法に関するものである。
また、本発明の他の態様は、デバイス依存型の印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報を証明情報として生成し、外部装置より受信した印刷データに当該証明情報に付加する証明情報生成工程と、前記証明情報を付加した印刷データを保持する印刷データ保持工程を有し、外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置の制御方法に関するものである。
また、本発明の他の態様は、コンピュータに、外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、受信した前記印刷データを保持する印刷データ保持手段と、前記印刷データ保持手段に保持された印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報を証明情報として生成する証明情報生成手段として機能させ、外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記証明情報生成手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データに前記証明情報を付加し、前記印刷データ送受信手段が外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信するように実行させることを特徴とする印刷制御装置のプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
また、本発明の他の態様は、コンピュータに、外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報を証明情報として生成し、受信した前記印刷データに当該証明情報を付加する証明情報生成手段と、前記証明情報を付加した印刷データを保持する印刷データ保持手段として機能させ、外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記印刷データ送受信手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データを送信するように実行させることを特徴とする印刷制御装置のプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
本発明により、ユーザが別の環境で印刷処理を行うために印刷データを取出す場合であっても証明情報を付した印刷データを送信するのでセキュリティを保護することができる。また、印刷制御装置が受信した時点で印刷データに証明情報を付すことにより、その印刷データを取出せるユーザは特定されており、他のユーザが不正に取出すような事態を回避でき、セキュリティは保護される。このように、サーバに保持された印刷データに対するセキュリティを確保しつつも、ユーザの印刷処理の利便性の要求に応えることができる。
以下、本発明の印刷システムなどを実施するための最良の形態について説明する。説明する際には、本明細書と同時に提出する図面を適宜参照することにする。
〈構成〉
図1は本形態の印刷システムの構成図である。この印刷システムでは、印刷制御装置としてのサーバ100と、外部装置としてのクライアント200と、印刷装置としてのプリンタ300がネットワークを介して通信可能に接続されている。なお、図1ではサーバ100がサーバA、サーバB、…のように、クライアント200がクライアントA、クライアントB、…のように、プリンタ300がプリンタA、プリンタB、…のように複数接続されているものとする。また、クライアント200を扱うユーザはユーザA、ユーザB、…のように複数人いるものとする。そして、サーバ100、クライアント200、プリンタ300には各々、内部で行われる情報処理を統括的に制御する、いわゆる中央処理制御を行うCPU(Central Processing Unit)と、当該CPUが中央処理制御を行うために読み出すプログラムを格納したROM(Read Only Memory)を記録媒体として格納している。
クライアント200はアプリケーション210とプリンタドライバ220を有している。なお、不図示であるが、ユーザが所定の情報を入力するためのキーボード、マウスと情報処理の処理結果などを表示するディスプレイも有している。そして、クライアント200に搭載されているOS(Operating System)はWindows(登録商標)とする。
アプリケーション210は、プリンタ300により印刷される文書、図形などを構成する文書データを生成する機能を有するソフトウェアである。プリンタドライバ220は文書データを印刷データへ変換する機能を有する。「印刷データ」はプリンタドライバ220が生成するデバイス依存型のページ記述言語形式データであり、RAWデータである。クライアント200から送信された印刷データがサーバ100に保持される。
プリンタ300は印刷データを基づいて印刷処理を行う装置である。サーバ100に保持された印刷データを受信して、印刷処理を行う。
サーバ100は印刷データを管理して印刷処理の制御を行う装置である。印刷データ送受信部110、印刷データ保持部120、ユーザ情報管理部130、証明情報生成部140、印刷データ取出し受付部150を有して構成されている。
印刷データ送受信部110はネットワークに接続されている他の装置、つまり、クライアント200、プリンタ300との印刷データの送受信を受け付ける機能を有する。この印刷データには後述する証明情報を付した印刷データも含まれる。
印刷データ保持部120はクライアント200から送信された印刷データを保持する機能を有する。証明情報を付した印刷データも含まれる。なお、Web環境やPDF、TIFFといった汎用フォーマットなどの扱いを考慮し、プリンタドライバをサーバ100に搭載させ、クライアント200からは文書データをPUSH送信し、印刷データの生成をサーバ100側で行わせるようにしても良い。
ユーザ情報管理部130は、クライアント200から印刷データを送信したユーザがどのプリンタ300についてどのような利用権限を有しているかをユーザ情報として管理する機能を有する。この管理にはアクセスコントロールリスト(ACL)131が用いられる。ACL131は、一のユーザが当該ACL131を有するサーバで登録されているプリンタ(つまり、論理プリンタであり、プリンタ300のような物理プリンタとは相違する。)について、印刷データを参照する権限、印刷データによる印刷を行う権限、印刷データを削除する権限の何れの権限を有しているのかを定義したリストである。
例えば、図4に示すACLにおいて、ユーザAは、プリンタA、B、Cについて参照、印刷、削除の権限を有しているが、ユーザBは、プリンタA、Cにのみ参照、印刷の権限があり、プリンタBには何れの権限もないことを表している。また、ユーザCはプリンタAには参照、印刷、削除の権限を有しているが、プリンタBには参照のみの権限を有し、プリンタCには何れの権限がないことを表している。なお、このACLは表形式であるが、プリンタに対するユーザの操作権限が管理できるものであればその構造は問わない。
証明情報生成部140はサーバ100が管理する印刷データに付加する証明情報を生成する機能を有する。証明情報とは、印刷データの取り扱いを許可されたサーバ、ユーザを証明する情報である。証明情報生成部140はサーバ信頼関係リスト141、ユーザ信頼関係リスト142を有しており、サーバ信頼関係リスト141、ユーザ信頼関係リスト142に基づいて証明情報を生成する。
サーバ信頼関係リスト141は、一のサーバで受信した印刷データがプリンタ300に送信されても良いことが予め許可されている、いわゆる信頼関係のあるサーバが登録されたリストである。図5にサーバ信頼関係リストの一例を示すが、この内容ではサーバA、B、Dは対象となる印刷データをプリンタ300に送信しても良いが、サーバCとは信頼関係が無く、その送信を行うことは許されないことを意味している。これにより、印刷データが仮に不正に持ち出されたとしても、信頼のされていないサーバ(サーバC)からは印刷ができないことになる。このリストは印刷システムの設計時に予め信頼関係を定義しておくのが一般的である。
ユーザ信頼関係リスト142は、サーバ100で受信した印刷データについて、他のユーザのデータでも取出しても良い権限があるユーザ及びその権限の有効期限が登録されたリストである。図6にユーザ信頼関係リストの一例を示すが、この内容ではユーザAは自分の印刷データの持ち出し以外に、ユーザB、Cの印刷データの取出しが可能である。但し、ユーザA、Bの印刷データの取出しの有効期限は無いが、ユーザCの印刷データの取出しの期限は2005年12月31までである。また、ユーザBは自分以外の印刷データの取り出しはできず、自分の印刷データの取出しの有効期限は無い。ユーザCは自分以外にはユーザBの印刷データの取出しが可能であるが、ユーザBの印刷データの取出しの期限は2006年12月31までであることを意味している。但し、セキュリティホールにならないように、企業における特定グループのメンバー間の関係や、プロジェクトメンバー間の関係といったように、予め信頼のできる特定のメンバー間に限定した設定をしておくのが好ましい。本件の例では、この取出し許可のされたユーザ間には事実上の信頼関係があることを前提としている。
そして、この証明情報の内容としては、この印刷データのプリンタへの送信を許可されたサーバのサーバ名、印刷可能期間、当該証明情報を生成したサーバのサーバ名、この印刷データの取出しを許可されたユーザであることの証明等になる(図3参照)。そして、印刷データのプリンタへの送信を許可されたサーバのサーバ名は、サーバ信頼関係リスト141を基に特定され、印刷データの取出しを許可されたユーザであることの証明は、ユーザ信頼関係リスト142を基に特定される。印刷可能期間は印刷データを取出しの権限の有効期限であるが、このような期間を設定するのは、この期間を無期限にすると、信頼関係のあまり確立されていないユーザに対してはセキュリティ面の確保を図ることが原則困難になるからである。当該証明情報を生成したサーバのサーバ名を設定するのは、印刷データの不正な取出しが行われたとき、その印刷データの所在を特定し、当該不正を行ったユーザの特定を容易にするためである。
印刷データ取出し受付部150は、クライアント200からの印刷データの取出し要求を受け付ける機能を有する。ユーザが印刷データをサーバ100へ送信した時とは別の環境で印刷処理を行いたいという利便性を確保するために設けられた機能である。印刷データ取出し受付部150がユーザによる印刷データの取出し要求を受け付けることは、ACL131に登録されたプリンタが指定されることを意味する。ユーザが印刷処理を行うプリンタを選択するために、クライアント200のディスプレイには、図7に示すような画面が表示される。例えば、あるユーザがプリンタA、B、CのうちプリンタAを選択した場合、ディスプレイ上にはプリンタAの印刷ジョブのうち、このユーザが取出し可能なジョブが表示される。ここで、取出し可能か否かの表示は、この印刷ジョブに係る印刷データの参照権限をそのユーザが有するか否かにより決まる。図7に示すように、参照権限の無い印刷ジョブ(ジョブ3)については半輝度にする。または、そのジョブを画面上に表示させないようにする等の表示制御を行うのも良い。所望の印刷ジョブを指示した後、クライアント200に印刷データが転送される。転送される印刷データには証明情報による認証は済んでいることを通知するため、印刷データに証明情報を付加する。転送のプロトコルとしてはHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)といった標準のプロトコルを用いるのが好適である。
〈動作〉
次に、本形態の印刷システムの動作処理について説明する。図2はこの印刷システムにおける動作処理をあらわすシーケンスチャートである。
まず、クライアント200において、ユーザからの入力に応じてアプリケーション210により文書データが生成される(S01)。プリンタドライバ220はその文書データを印刷データに変換する(S02)。その後、印刷データをサーバ100に送信する(S03)。
サーバ100において、クライアント200より印刷データを受信する(S04)。受信した印刷データは印刷データ保持部120に保持される(S05)。この印刷データはプリンタ300に送信する(S06)。これにより、サーバ100の処理は一旦終了する。プリンタ300はその印刷データを受信し(S07)、印刷処理を行う(S08)。
その後、ユーザがリカバリ印刷や、再印刷などを行いたいと考え、クライアントより印刷データの取出し要求を行う(S09)。印刷データ取出し受付部150がその要求を受け付けると、選択された印刷ジョブに係る印刷データを印刷データ保持部120より取出す(S10)。そして、証明情報生成部140は証明情報を生成して(S11)、取出した印刷データにその証明情報を付加する(S12)。証明情報を生成する処理手順については後述する(図3)。サーバ100は証明情報を付加した印刷データをクライアント200に送信する(S13)。クライアント200はその印刷データを受信し、リカバリ印刷や、再印刷などの準備を整える(S14)。
証明情報を生成する処理手順は図3のフローチャートに示すようになる。まず、証明情報生成部140において、サーバ信頼関係リスト141から印刷データのプリンタへの送信を許可されたサーバのサーバ名を取得する(S01)。次に、ユーザ信頼関係リスト142から印刷可能期間を取得する(S02)。次に、証明情報を生成したサーバのサーバ名を、自己のサーバとして設定し、取得する(S03)。次に、ユーザ信頼関係リスト142から印刷データの取出しを許可されたユーザの情報を取得する(S04)。次に、ACL131から印刷データの印刷を許可されたユーザの情報を取得する(S05)。最後に、S01からS05までの条件を満たす証明情報を生成する(S06)。証明情報の内容は図3の右下側に示したようになる。
この動作処理において、証明情報の内容のうち、印刷データのプリンタへの送信を許可されたサーバのサーバ名の情報は必須である。取出された印刷データが信頼関係のある他のサーバのみにより、プリンタ300に印刷処理を実行させるものであることを保障する情報であるからである。その他の印刷可能期間、当該証明情報を生成したサーバのサーバ名、この印刷データの取出しを許可されたユーザであることの証明等の情報は任意的である。
本形態を実施することにより、以下の効果を奏する。つまり、ユーザが別の環境で印刷処理を行うために印刷データを取出す場合であっても証明情報を付した印刷データを送信するのでセキュリティを保護することができる。
なお、上記形態は本発明を実施するための最良のものであるがこれに限定する趣旨ではない。従って、本発明の要旨を変更しない範囲においてその実施形式を種々変形することが可能である。
その一例を、図8を用いて説明する。図8はこの印刷システムにおける動作処理をあらわすシーケンスチャートである。
まず、クライアント200において、ユーザからの入力に応じてアプリケーション210により文書データが生成される(S01)。プリンタドライバ220はその文書データを印刷データに変換する(S02)。その後、印刷データをサーバ100に送信する(S03)。
サーバ100において、クライアント200より印刷データを受信する(S04)。その後、証明情報生成部140は証明情報を生成して(S05)、受信した印刷データにその証明情報を付加する(S06)。証明情報を生成する処理手順は図3のものと同様である。証明情報を付加した印刷データは印刷データ保持部120に保持される(S07)。その後、プリンタ300に送信するときは印刷データに付加した証明情報を外す(S08)。これにより、サーバ100の処理は一旦終了する。プリンタ300はその印刷データを受信し(S09)、印刷処理を行う(S10)。
その後、ユーザがリカバリ印刷や、再印刷などを行いたいと考え、クライアントより印刷データの取出し要求を行う(S11)。印刷データ取出し受付部150がその要求を受け付けると、選択された印刷ジョブに係る、証明情報を付加した印刷データを印刷データ保持部120より取出す(S12)。そして、サーバ100は証明情報を付加した印刷データをクライアント200に送信する(S13)。クライアント200はその印刷データを受信し、リカバリ印刷や、再印刷などの準備を整える(S14)。
この動作処理において、証明情報の内容のうち、印刷データの取出しを許可されたユーザであることの証明の情報は必須である。印刷データの取出しを許可されたユーザのみが取出すことを保障する情報であるからである。その他の、この印刷データのプリンタへの送信を許可されたサーバのサーバ名、印刷可能期間、当該証明情報を生成したサーバのサーバ名等の情報は任意的である。
この他の形態を実施することにより、以下の効果を奏する。つまり、サーバ100が受信した時点で印刷データに証明情報を付すことにより、その印刷データを取出せるユーザは特定されており、他のユーザが不正に取出すような事態を回避でき、セキュリティは保護される。
なお、何れの形態においても、印刷データを生成するクライアント200が証明情報を印刷データに付加し、プリンタ300で認証を行い、印刷処理を行うという仕組みも考えられるが、この印刷システムでは、証明情報をクライアントに配布する手間とコストが大きすぎてしまい得策ではない。クライアント数が増えれば増えるほど、この手間とコストは増大してしまうので尚更である。
本発明の印刷システムの印刷装置としてのプリンタ、MFPなどの開発が望まれる。
本形態の印刷システムの構成図である。 印刷システムにおける動作処理をあらわすシーケンスチャートである。 証明情報を生成する処理手順をあらわすフローチャートである。 ACLの一例である。 サーバ信頼関係リストの一例である。 ユーザ信頼関係リストの一例である。 クライアントのディスプレイに表示された、印刷データ取出し要求に関する表示内容である。 他の形態の印刷システムにおける動作処理をあらわすシーケンスチャートである。
符号の説明
100 サーバ
110 印刷データ送受信部
120 印刷データ保持部
130 ユーザ情報管理部
131 ACL
140 証明情報生成部
141 サーバ信頼関係リスト
142 ユーザ信頼関係リスト
150 印刷データ取出し受付部
200 クライアント
210 アプリケーション
220 プリンタドライバ
300 プリンタ

Claims (11)

  1. 外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、
    受信した前記印刷データを保持する印刷データ保持手段と、
    前記印刷データ保持手段に保持された印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報を証明情報として生成する証明情報生成手段を有し、
    外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記証明情報生成手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データに前記証明情報を付加し、前記印刷データ送受信手段が外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記証明情報生成手段は、前記印刷データ保持手段に保持された印刷データの印刷装置への送信の許可の有無が判別された印刷制御装置について登録した印刷制御装置信頼関係リストを有することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記証明情報は、印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報と、印刷データの取出しの権限の有効期限を示す情報と、当該証明情報を生成する印刷制御装置を特定する情報を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  4. 外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、
    印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報を証明情報として生成し、受信した前記印刷データに当該証明情報を付加する証明情報生成手段と、
    前記証明情報を付加した印刷データを保持する印刷データ保持手段を有し、
    外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記印刷データ送受信手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置。
  5. 前記証明情報生成手段は、印刷データの取出しの許可の有無が判別されたユーザを登録したユーザ信頼関係リストを有することを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
  6. 前記証明情報は、印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報と、印刷データの取出しの権限の有効期限を示す情報と、当該証明情報を生成する印刷制御装置を特定する情報を有することを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
  7. 外部装置より受信したデバイス依存型の印刷データを保持する印刷データ保持工程と、
    保持された印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報を証明情報として生成する証明情報生成工程を有し、
    外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記証明情報生成工程において、保持された印刷データに前記証明情報を付加し、前記外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
  8. デバイス依存型の印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報を証明情報として生成し、外部装置より受信した印刷データに当該証明情報に付加する証明情報生成工程と、
    前記証明情報を付加した印刷データを保持する印刷データ保持工程を有し、
    外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信することを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
  9. コンピュータに、
    外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、
    受信した前記印刷データを保持する印刷データ保持手段と、
    前記印刷データ保持手段に保持された印刷データの印刷装置への送信を許可された印刷制御装置を証明する情報を証明情報として生成する証明情報生成手段として機能させ、
    外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記証明情報生成手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データに前記証明情報を付加し、前記印刷データ送受信手段が外部装置に前記証明情報を付加した印刷データを送信するように実行させることを特徴とする印刷制御装置のプログラム。
  10. コンピュータに、
    外部装置よりデバイス依存型の印刷データを送受信する印刷データ送受信手段と、
    印刷データの取出しを許可されたユーザを証明する情報を証明情報として生成し、受信した前記印刷データに当該証明情報を付加する証明情報生成手段と、
    前記証明情報を付加した印刷データを保持する印刷データ保持手段として機能させ、
    外部装置からの印刷データの取出し要求に基づき、前記印刷データ送受信手段が前記印刷データ保持手段に保持された印刷データを送信するように実行させることを特徴とする印刷制御装置のプログラム。
  11. 請求項9または10に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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