JP2007119450A - 医薬組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】コレステリルエステル転送タンパク質(CETP)の阻害が有益である動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療に有効な医薬組成物を提供する。
【解決手段】一般式(I):
Figure 2007119450

(式中、Rはアルコキシカルボニル等、Rはアルキル等、Rは水素等、Rはアルキレン等、Rは置換複素環基、R、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、アルコキシ等、R10は置換されていてもよい芳香環等を表す。)
で示される化合物、またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分とする医薬組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、コレステリルエステル輸送タンパク(CETP)阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示すテトラヒドロキノリン誘導体を有効成分とする、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療のための医薬組成物に関する。
高コレステロール血症、特に血清中の低密度リポ蛋白(LDL)コレステロールが高いことが動脈硬化性疾患の危険因子であることは、数多くの疫学的調査で明らかとなっている。事実3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリルコエンザイムA(HMG−CoA)還元酵素阻害薬をはじめとして、LDLコレステロールを低下させる薬剤が冠動脈疾患の予防を目的として使用されており、多くの大規模臨床試験で一定の効果が実証されている。しかしながら、その冠動脈疾患予防効果には限界があり、いまだ十分に満足できるものではない。
一方、血清中の高密度リポ蛋白(HDL)コレステロール濃度が低いことが動脈硬化性疾患の強力な危険因子であることが、近年多くの疫学的調査や大規模臨床試験により明らかとなってきた。HDLには様々な抗動脈硬化作用が知られており、動脈硬化性疾患の予防あるいは治療に有用な手段として、HDLコレステロールを上昇させる薬剤の可能性が注目されている。しかしながら、現在この目的で満足に使用できる薬剤は存在しない。フィブレート(fibrate)類およびHMG−CoA還元酵素阻害薬のHDLコレステロール上昇作用は低く、またニコチン酸誘導体はHDLコレステロールを有意に上昇させるが重大な耐容問題がある。そのため、HDLコレステロールを顕著に上昇させ、動脈硬化性疾患の進展を予防または逆行させることができる耐容性の良好な薬剤が求められている。
血清中の各種リポ蛋白の異化調節機構には種々の蛋白質の関与が知られているが、この中でもコレステリルエステル輸送タンパク(CETP)の役割が注目されている。CETPはリポ蛋白間でコレステリルエステル(CE)とトリグリセリドの転送を行う蛋白質であり、HDLからLDLまたは超低密度リポ蛋白(VLDL)へのCEの転送を媒介する。したがって、CETP活性はリポ蛋白粒子中の脂質組成に大きな影響を与える。例えば、ウサギおよびハムスターにおいて、CETPに対する活性中和モノクローナル抗体を投与するとHDLコレステロール濃度が上昇し、LDLコレステロールが低下することが知られている。また、遺伝子変異によりCETP活性が減少・欠損した人では血中HDLコレステロール濃度が上昇し、LDLコレステロールが低下している。一方、CETPを発現させたトランスジェニックマウスおよびトランスジェニックラットにおいてはHDLコレステロールが低下し、LDLコレステロール濃度が上昇していることが知られている。すなわち、CETPは血清中脂質調節に大きく寄与していると考えられ、HDLコレステロールの減少とLDLコレステロールの上昇といった血清脂質プロファイルの変化をもたらす。これらのことからCETP活性の高値は動脈硬化惹起性であると考えられる。
実際に、CETP活性は動物種により異なり、ウサギなどCETP活性の高い動物ではコレステロール負荷による動脈硬化病変が容易に形成され、逆にラットなどCETP活性の低い動物では惹起されにくいことが知られている。また、コレステロールを負荷したウサギにおいて、アンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドを投与してCETP活性を持続的に抑制した場合、血中HDLコレステロール濃度の上昇と動脈硬化病変の抑制といった効果が確認されている。
以上の知見から、CETP活性はHDLコレステロールと逆相関の関係にあると考えられ、CETP活性を阻害すれば動脈硬化性疾患に対する危険度を下げることができると期待される。そしてCETP活性を阻害する化合物は、HDLからLDLあるいはVLDLへのコレステロール転送を阻害し、動脈硬化抑制性のHDLコレステロールを増加させると同時に動脈硬化惹起性のLDLコレステロールを減少させることにより、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症に対する予防または治療薬としてこれまでにない有用な医療手段を提供する事が期待される。
CETP阻害活性を有する化合物としては、例えば、テトラヒドロキノリン誘導体がある(特許文献1、特許文献2および特許文献3参照)。
しかし、これら化合物においては、水溶性が低いため、通常の経口投与製剤として投与しても体内への吸収が悪く、薬効を奏するために必要な薬剤の血中濃度がなかなか得られないという欠点がある(特許文献4参照)。
このため、上記欠点を克服した化合物を含有する新規な医薬組成物が望まれている。
国際公開WO00/17164号パンフレット 国際公開WO00/17165号パンフレット 国際公開WO00/17166号パンフレット 国際公開WO03/63868号パンフレット
本発明は、CETPの阻害が奏功する、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療に有効な医薬組成物を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ね、CETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示すテトラヒドロキノリン誘導体を有効成分とする新規な医薬組成物を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式(I):
Figure 2007119450
〔式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、または酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環基は置換されていてもよい)であり;
は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
は、置換されていてもよいアルキレン基であり;
は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基であり;ここにおいて該複素環基は、以下に記載する基から選ばれる1〜5の置換基で置換されているか、あるいは、該複素環基は以下に記載する基から選ばれる1〜5の置換基に加えてさらにハロゲン原子、オキソ基および/またはヒドロキシ基で置換されており:
シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、炭素数3〜10のアルキル基、置換されたアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、炭素数3〜10のアルコキシ基、置換されたアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいカルバミミドイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい);
、R、RおよびRは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基または置換されていてもよいアミノ基であり;
あるいはRおよびR、またはRおよびR、またはRおよびRは、末端でともに結合してアルキレン基を形成してもよく、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく、さらに該アルキレン基は置換されていてもよく;
10は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基(該芳香環基は置換されていてもよい)を表す。〕
で示されるテトラヒドロキノリン誘導体、またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする医薬組成物に関する。
化合物(I)は、立体異性体の混合物または純粋もしくは実質的に純粋な形状の各立体異性体を包含する。例えば、化合物(I)は、炭素原子のいずれかに不斉中心を有することができるので、式Iの化合物は、エナンチオマーもしくはジアステレオマーまたはこれらの混合物で存在しうる。本発明は、化合物(I)のそれら異性体あるいはそれらの混合物を含有する医薬組成物を包含する。また、化合物(I)に二重結合が包含される場合は幾何異性体(シス体、トランス体)が存在し、また化合物(I)にカルボニルなどの不飽和結合が含有される場合は互変異性体が存在するが、本発明の医薬組成物には、それら異性体型の全て、およびその混合物も用いることができる。
また、化合物(I)の薬理的に許容しうる塩には、分子内塩、水和物、溶媒和物なども包含される。
酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基としては、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい5〜7員環の単環式芳香環基が好ましく、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニル等を具体例としてあげることができる。
本発明において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基としては、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員の複素環が好ましく、以下のものを具体例としてあげることができる。5員環の例としては、たとえば、2H−ピロリル、3H−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、ピロリジニル、1,3−ジオキソラニル、オキサゾリル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、チアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、テトラゾリル、1,2−ジチオリル、1,3−ジチオリル、3H−1,2−オキサチオリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3,4−オキサトリアゾリル、1,2,3,5−オキサトリアゾリル、3H−1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリル、1,3,4−ジオキサゾリル、5H−1,2,5−オキサチアゾリル及び1,3−オキサチオリルなどがあげられる。
6員環の例としては、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ピリジル、ピペリジニル、1,2−ジオキシニル、1,3−ジオキシニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル、チオモルホリニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,2,3−トリアジニル、1,3,5−トリチアニル、4H−1,2−オキサジニル、2H−1,3−オキサジニル、6H−1,3−オキサジニル、6H−1,2−オキサジニル、1,4−オキサジニル、2H−1,2−オキサジニル、4H−1,4−オキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,4−オキサジニル、o−イソオキサジニル、p−イソオキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,2,6−オキサチアジニル、1,4,2−オキサジアジニル及び1,3,5,2−オキサジアジニルなどがあげられる。
さらに7員環の例としては、アゼピニル、オキセピニル及びチエピニルがあげられる。
さらに8員環の例としては、アゾシニル、オキソシニル及びチオシニルがあげられる。
さらに本発明において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基、および、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基における複素環部分としては、上述の酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基をあげることができる。
なおこれら芳香環基、複素環基等において、具体的な結合点が示されていない場合には、可能な全ての結合点を包含する。例えば「ピリジル基」という用語は2−、3−または4−ピリジル基を意味し、「チエニル基」という用語は2−または3−チエニル基を意味する。その他の芳香環基、複素環基も同様である。
また、本明細書において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の、複素環基、複素環オキシ基、複素環カルボニル基および複素環カルボニルアミノ基が置換されている場合には、当該基中の複素環のヘテロ原子が酸化されたものも含む。具体的には、当該基に含まれる複素環のヘテロ原子が、N−オキシド、S−オキシド(SO)、またはS,S−ジオキシド(SO)である化合物が包含される。
ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味する。
アルキル基またはアルキルとは、直鎖または分岐鎖の炭素数1〜10の飽和炭化水素鎖、および、環状の炭素数3〜10の飽和炭化水素鎖を意味し、直鎖または分岐鎖のものとしては、炭素数2〜10のもの、更には炭素数3〜10のもの、とりわけ炭素数2〜6のもの、特に炭素数3〜6のものがより好ましい。さらに好ましくは炭素数1〜6の鎖状のアルキル基であり、より好ましくは炭素数1〜4の鎖状のアルキル基である。そのようなアルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、ヘキシル、イソヘキシルなどがあげられる。
アルコキシ基またはアルコキシとは、直鎖または分岐鎖の炭素数1〜10のアルキルオキシ基および環状の炭素数3〜10のアルキルオキシ基を意味し、直鎖または分岐鎖のものとしては、炭素数2〜10のもの、とりわけ炭素数2〜6のものがより好ましい。さらに好ましくは炭素数1〜6の鎖状のアルキルオキシ基であり、より好ましくは炭素数1〜4の鎖状のアルキルオキシ基である。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ネオペントキシ、tert−ペントキシ、ヘキソキシ、およびイソヘキソキシなどが挙げられる。
アルキレン基またはアルキレンとは、直鎖状炭化水素鎖の両末端の各炭素から水素原子を除いた飽和炭化水素鎖を意味する。好ましくは炭素数1〜6のアルキレンであり、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレンなどが具体例としてあげられる。また、本発明において、アルキレン基が窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有している場合には、−O−(CH−O−、−S−(CH−S−、−NH−(CH−NH−、−O−(CH−NH−などの式で示される基が含まれる(式中、mは1〜4の整数を表す)。
アルカノイル基またはアルカノイルとは、直鎖または分岐鎖の、炭素数1〜10のアルキルカルボニル基を意味し、好ましくは炭素数1−6のアルキルカルボニル基であり、より好ましくは、炭素数1〜4のアルキルカルボニルである。アルカノイル基の例としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、ピバロイル基等があげられる。
アルケニル基またはアルケニルとは、直鎖または分岐鎖の、炭素数2〜10の二重結合を1つ以上有する炭化水素鎖を意味し、好ましくは炭素数2〜6のアルケニル基であり、より好ましくは炭素数2〜4のアルケニル基である。アルケニル基の例としては、ビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、ブテニル、ブタジエニル、ペンテニルなどがあげられる。
特許請求の範囲および明細書中、「モノ−もしくはジ−アルキル」という用語において、それがジ−アルキルを表す場合には、アルキル部分は同一であっても、それぞれ独立したアルキル基であってもよい。また、式:
Figure 2007119450
で示される構造を有する化合物は、立体配置が(2R,4S)であることを示す。(2R,4S)は、(2R,4S)と(2S,4R)の混合物を意味する。
本発明の医薬組成物の有効成分である化合物(I)はCETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示す。このため、動脈硬化、高脂血症などの疾患の予防・治療に有用である。
本発明の医薬組成物にとって好ましい化合物としては、Rが、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基であり、ここにおいて該複素環基は、以下の群から選ばれる1〜5の置換基で置換されているか、あるいは、該複素環基は以下の群から選ばれる1〜5の置換基に加えてさらにハロゲン原子、オキソ基および/またはヒドロキシ基で置換され:
シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、炭素数3〜10のアルキル基、置換されたアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、炭素数3〜10のアルコキシ基、置換されたアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいカルバミミドイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、スルファモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい);
10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基であり、ここにおいて該芳香環基はハロゲン原子、カルボキシル基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよい;である化合物が挙げられる。
また本発明においては、置換されたアルキル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されたアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキレン基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい)の置換基としては、以下に記載の群から選ばれる1〜5の基をあげることができる。
ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシ基;ニトロ基;カルボキシル基;オキソ基;チオキソ基;スルホ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイルオキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルチオ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルフィニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;アミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;および下式で示される基:
Figure 2007119450

(式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれOまたはSを表し、XはSまたはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい:
ハロゲン原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、チオキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基)。
さらに本発明の医薬組成物の有効成分である化合物において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基としては、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、イソキノリル基、フリル基、ピリミジニル基、トリアゾリル基、またはチエニル基が好ましく;
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基としては、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、オキサゾリジニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、ジオキソラニル基、オキシラニル基、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリニル基、オキサゾリル基、ピリダジニル基、イミダゾリニル基、イミダゾリル基、ピラジニル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、またはジヒドロオキサジニル基が好ましく;
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基としては、モルホリニルオキシ基、チオモルホリニルオキシ基、ピペラジニルオキシ基、ピロリジニルオキシ基、ピペリジニルオキシ基、ヘキサヒドロアゼピニルオキシ基、ピロリニルオキシ基、イミダゾリジニルオキシ基、オキサゾリジニルオキシ基、テトラヒドロピラニルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基、ジオキソラニルオキシ基、オキシラニルオキシ基、ピリミジニルオキシ基、ピリジルオキシ基、トリアゾリルオキシ基、テトラゾリルオキシ基、オキサジアゾリルオキシ基、ジヒドロピリミジニルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チアゾリルオキシ基、オキサゾリニルオキシ基、オキサゾリルオキシ基、ピリダジニルオキシ基、イミダゾリニルオキシ基、イミダゾリルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チエニルオキシ基、ピロリルオキシ基、フリルオキシ基、またはジヒドロオキサジニルオキシ基が好ましく;
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基としては、モルホリニルカルボニル基、チオモルホリニルカルボニル基、ピペラジニルカルボニル基、ピロリジニルカルボニル基、ピペリジニルカルボニル基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニル基、ピロリニルカルボニル基、イミダゾリジニルカルボニル基、オキサゾリジニルカルボニル基、テトラヒドロピラニルカルボニル基、テトラヒドロフラニルカルボニル基、ジオキソラニルカルボニル基、オキシラニルカルボニル基、ピリミジニルカルボニル基、ピリジルカルボニル基、トリアゾリルカルボニル基、テトラゾリルカルボニル基、オキサジアゾリルカルボニル基、ジヒドロピリミジニルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チアゾリルカルボニル基、オキサゾリニルカルボニル基、オキサゾリルカルボニル基、ピリダジニルカルボニル基、イミダゾリニルカルボニル基、イミダゾリルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チエニルカルボニル基、ピロリルカルボニル基、フリルカルボニル基、またはジヒドロオキサジニルカルボニル基が好ましく;
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基としては、モルホリニルカルボニルアミノ基、チオモルホリニルカルボニルアミノ基、ピペラジニルカルボニルアミノ基、ピロリジニルカルボニルアミノ基、ピペリジニルカルボニルアミノ基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニルアミノ基、ピロリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリジニルカルボニルアミノ基、オキサゾリジニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロピラニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロフラニルカルボニルアミノ基、ジオキソラニルカルボニルアミノ基、オキシラニルカルボニルアミノ基、ピリミジニルカルボニルアミノ基、ピリジルカルボニルアミノ基、トリアゾリルカルボニルアミノ基、テトラゾリルカルボニルアミノ基、オキサジアゾリルカルボニルアミノ基、ジヒドロピリミジニルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チアゾリルカルボニルアミノ基、オキサゾリニルカルボニルアミノ基、オキサゾリルカルボニルアミノ基、ピリダジニルカルボニルアミノ基、イミダゾリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チエニルカルボニルアミノ基、ピロリルカルボニルアミノ基、フリルカルボニルアミノ基、またはジヒドロオキサジニルカルボニルアミノ基が好ましい。
本発明の医薬組成物の有効成分である化合物の好ましい態様としては、Rが水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;アルコキシ基で置換されていてもよいカルバモイル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基; カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロイミダゾリル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサジニル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)基およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルキル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルカノイル基;モルホリニルカルボニル基;アルキル基、カルボキシアルキル基またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基であり;
が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
ここにおいて該複素環基は、以下の群から独立に選ばれる1〜4個の置換基で置換されているか、あるいは、該複素環基は以下の群から独立に選ばれる1〜4個の置換基に加えてさらにハロゲン原子、オキソ基および/またはヒドロキシ基で置換されており:
シアノ基;
ニトロ基;
カルボキシル基;
スルホ基;
カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
炭素数3〜10のアルキル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、フェニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基から選ばれる基で置換されたアルキル基;
シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニルオキシ基;
炭素数3〜10のアルコキシ基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルコキシ基(該アルコキシ基は、カルボキシル基、ホルミル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノスルホニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、カルボキシメチル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、オキシラニル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいフェニル基、モルホリニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、オキソ基で置換されたピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピリミジニル基、ピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサジアゾリル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサチアジアゾリル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されたアルコキシ基;
フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
カルバモイル基;
カルボキシル基、モルホリニル基、およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
アルキルスルフィニル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
アミノ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基;
モルホリニルカルボニルアミノ基;
スルファモイル基;
モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイル基;
あるいは、下式で示された群の中から選ばれるいずれかの基:
Figure 2007119450
(式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる置換基で置換されていてもよい:
カルボキシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基);
、R、RおよびRが、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、ここにおいて、該アルキル基、該アルコキシ基および該モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜6個の置換基で置換されていてもよく;
あるいはRおよびR、またはRおよびR、またはRおよびRが、末端でともに結合してアルキレン基を形成し、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく;
10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基であり、
ここにおいて該単環芳香環基は、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルキルチオ基、テトラゾリル基、およびジヒドロオキサゾリル基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよく、さらにここにおいて、該アルキル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルカノイル基、およびアルキルチオ基は、それぞれ独立してハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アミノ基、モルホリニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、アルキルピペラジニル基、およびアルカノイルピペラジニル基から選ばれる基で置換されていてもよい;
である化合物をあげることができる。
さらにここにおいて、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基が、フェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、フリル基、またはチエニル基であり、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ジヒドロピラジニル基、またはピラゾリル基である化合物が好ましい。
より好ましい化合物としては、Rが水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
がアルキル基であり;
が水素原子であり;
がアルキレン基であり;
が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基およびジヒドロピラジニル基から選ばれる複素環基であり、ここにおいて該複素環基は以下の群から選ばれる1〜4の置換基または以下の群から選ばれる1〜4の置換基およびオキソ基で置換され:
シアノ基;
ニトロ基;
カルボキシル基;
スルホ基;
炭素数3〜10のアルキル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、フェニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基から選ばれる基で置換されたアルキル基;
シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニルオキシ基;
炭素数3〜10のアルコキシ基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノスルホニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、カルボキシメチル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、オキシラニル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されたフェニル基、モルホリニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、オキソ基で置換されたピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピリミジル基、ピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサジアゾリル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサチアジアゾリル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されたアルコキシ基;
フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
カルバモイル基;
カルボキシル基、モルホリニル基、およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
アルキルスルフィニル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
アミノ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよい、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
モルホリニルカルボニルアミノ基;
スルファモイル基;
モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
オキソ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいモルホリニル基;
酸化されていてもよいチオモルホリニル基;
シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、オキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基およびアルコキシカルボニルアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
オキソ基、カルボキシル基、アルカノイル基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基でされていてもよいピロリジニル基;
オキソ基で置換されていてもよいピロリニル基;
アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
オキソ基で置換されていてもよいジアゾリジニル基;
アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
ヒドロキシ基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されたテトラゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
ジヒドロイミダゾリル基;
ジヒドロオキサゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
ピリミジニル基;
テトラヒドロピラニル基;
アルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
アルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
テトラヒドロピラニルオキシ基;
テトラヒドロフラニルオキシ基;
酸化されていてもよいチアニルオキシ基;
モルホリニルカルボニル基;
アルカノイル基およびアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;および
ピロリジニルカルボニル基であり;
およびRが水素原子であり;
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、またはハロゲン原子であるか、
あるいは、RおよびRが末端でともに結合してアルキレンジオキシ基を形成し;
10がフェニル基またはピリジル基であり、ここにおいて該フェニル基またはピリジル基は、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい;である化合物があげられる。
さらに好ましい化合物としては、Rがヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
が、以下に記載の群から選ばれる1〜4の置換基で置換されている、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基またはジヒドロピラジニル基:
シアノ基;
ニトロ基;
カルボキシル基;
スルホ基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されたアルキル基;
カルボキシル基、シアノ基またはベンジルオキシカルボニル基で置換されていてもよいアルケニル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されたアルコキシ基;
フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
アルキルチオ基;
アルキルスルフィニル基;
カルボキシル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
モルホリニル基;
酸化されていてもよいチオモルホリニル基;
アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、アルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基;
アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基;
アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
ピリミジニル基;または
テトラヒドロピラニル基であり;
10がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい、フェニル基またはピリジル基;
である化合物があげられる。
また、本発明の医薬組成物の有効成分である化合物の他の好ましい態様としては、Rが下式で示される基:
Figure 2007119450
(式中、環Aは、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
11は、シアノ基;
ニトロ基;
カルボキシル基;
スルホ基;
カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(当該アルコキシ基は、フェニル基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;
カルボキシル基、シアノ基またはベンジルオキシカルボニル基で置換されていてもよいアルケニル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(当該アルコキシ基は、フェニル基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;
フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
アルキルチオ基;
アルキルスルフィニル基;
カルボキシル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
モルホリニル基;
酸化されていてもよいチオモルホリニル基;
アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、カルボキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基;
カルボキシル基、カルボキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基;
アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基;
アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基テトラゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
ピリミジニル基;または
テトラヒドロピラニル基を表す。)
である化合物、すなわち、下式(I−A):
Figure 2007119450

(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物があげられる。
ここにおいてより好ましい態様としては、Rが水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
がアルキル基であり;
が水素原子であり;
がアルキレン基であり;
環AおよびR11は前記と同意義であり;
およびRが水素原子であり;
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であるか、あるいはともに末端で結合してアルキレンジオキシ基であり;
10が、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい、フェニル基またはピリジル基;
である化合物があげられる。
環Aの具体例としては、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基またはジヒドロピラジニル基などがあげられる。
より好ましい化合物としては、環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピラジニル基、チアゾリル基またはオキサゾリル基であり;
11が、カルボキシル基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニル基;ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;アルコキシカルボニル基;ヒドロキシカルバミミドイル基;アルキルチオ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;モルホリニル基;酸化されていてもよいチオモルホリニル基;アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれるで置換されていてもよいピペラジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基;アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;オキソジヒドロオキサジアゾリル基;ピリミジニル基;または、テトラヒドロピラニル基である化合物があげられる。
さらに好ましい化合物としては、Rがヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
10が、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子およびシアノ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されたフェニル基であり;
環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、またはチアゾリル基であり;
11が、カルボキシル基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニル基;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;ヒドロキシカルバミミドイル基;アルキルチオ基;アルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;モルホリニル基;酸化されていてもよいチオモルホリニル基;アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基;アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;オキソジヒドロオキサジアゾリル基;ピリミジニル基;またはテトラヒドロピラニル基である化合物があげられる。
さらにより好ましい化合物としては、Rが、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基およびシクロアルキル基から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基であり;R10が、シアノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、およびアルコキシ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されたフェニル基であり;
環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、テトラゾリル基またはオキサジアゾリル基であり;
11が、カルボキシル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニル基;シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;カルボキシル基またはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;モルホリニル基;カルボキシル基で置換されたピペリジニル基;またはヒドロキシアルキル基で置換されたテトラゾリル基であり;
がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、
が水素原子である化合物があげられる。
とりわけ好ましい化合物としては、Rがエトキシカルボニル基、ヒドロキシエトキシカルボニル基、2−フルオロエトキシカルボニル基、2,2−ジフルオロエトキシカルボニル基、または、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基であり、Rがトリフルオロメチル基またはメトキシ基である化合物があげられる。他のとりわけ好ましい化合物としては、上記において、Rがカルボキシ(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基またはアルコキシカルボニル(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基であり、R、R10およびRが上記と同様である化合物があげられる。
更にとりわけ好ましい化合物としては、Rがエトキシカルボニル基またはヒドロキシエトキシカルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基であり、Rがトリフルオロメチル基またはメトキシ基である化合物があげられる。
最も好ましい化合物としては、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−(2−メトキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3,5−ジメトキシベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メタンスルホニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−ヒドロキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(テトラゾール−5−イル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−カルボキシペンチルオキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシメチルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ジメチルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;または
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;またはこれら化合物の薬理的に許容しうる塩が挙げられる。
他の最も好ましい化合物としては、
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;または
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
またはこれら化合物の薬理的に許容し得る塩が挙げられる。
さらに、他の最も好ましい化合物としては、
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;または
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル、またはこれら化合物の薬理的に許容し得る塩が挙げられる。
本発明の医薬組成物は、経口的または非経口的に投与することができ、経口もしくは非経口投与に通常用いられる医薬担体を用いて、適当な医薬製剤とすることができる。
式(I)の化合物の薬理的に許容し得る塩としては、たとえばリチウム、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属塩;カルシウムまたはマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩;並びに亜鉛またはアルミニウムとの塩;および有機塩基たとえばアンモニウム、コリン、ジエタノールアミン、リジン、エチレンジアミン、tert−ブチルアミン、tert−オクチルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、N−メチルグルコサミン、トリエタノールアミンおよびデヒドロアビエチルアミンとの塩;塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸との塩;あるいはギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸などの有機酸との塩;またはアスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸との塩等が挙げられる。
また、式(I)の化合物の薬理的に許容しうる塩には、式(I)の化合物とハロゲン化アルキルやハロゲン化フェニルアルキルなどとの4級塩も含まれる。
本発明の医薬組成物を経口的に投与する場合の適当な医薬製剤としては、例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤などの固形製剤、あるいは溶液、懸濁液、乳液の如き液体製剤などが挙げられる。非経口的に投与する場合の適当な医薬製剤としては、注射用蒸留水、生理食塩水またはブドウ糖水溶液などを用いた注射剤または点滴製剤、坐剤、あるいは吸入剤等が挙げられる。
これら製剤は、化合物(I)またはその薬理的に許容しうる塩と、経口もしくは非経口投与に通常用いられる医薬担体からなる。経口投与用医薬担体としては、例えば、結合剤(シロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガント、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、砂糖、コーンスターチ、リン酸カリウム、ソルビット、グリシン等)、潤滑剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ等)、崩壊剤(バレイショデンプン等)および湿潤剤(ラウリル無水硫酸ナトリウム等)等をあげることができる。
また、非経口投与用医薬担体としては、例えば、注射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液等を用いて非経口用製剤とすることができる。
本発明の医薬組成物の有効成分である化合物(I)またはその薬理的に許容し得る塩の投与量は、投与方法、患者の年令、体重、状態或いは疾患の種類・程度によっても異なるが、通常、1日当り約0.001〜1000mg/kg、好ましくは約0.01〜100mg/kg、より好ましくは約0.1〜10mg/kg程度である。
化合物(I)は、前述のとおり、CETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示す。このため、本発明の医薬組成物は、患者(とくにヒトを含む哺乳類)において、アテローム性動脈硬化症などの動脈硬化、メタボリックシンドローム、末梢血管疾患、脂質代謝異常、高ベータリポタンパク血症、低アルファリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心臓血管障害、アンギナ、虚血、心臓性虚血、発作、心筋梗塞、再潅流障害、血管形成再狭窄、高血圧、脳梗塞、脳卒中、糖尿病、糖尿病の血管合併症、血栓性疾患、肥満症、脳血管疾患、冠状動脈疾患、心室機能不全、心不整脈、肺血管疾患、腎血管疾患、腎臓病、内臓血管疾患、血管内凝血症、炎症性疾患、自己免疫異常および他の全身性疾患適応症、免疫機能変調、肺疾患、抗酸化剤症、性的機能障害、認知障害、住血吸虫症、癌、黄色腫の退縮、アルツハイマー病またはエンドトキシン血症の予防・治療に有用である。
また、本発明の医薬組成物は、これら疾患の治療に有用な他の薬剤と共に用いてもよい。例えば、本発明の医薬組成物は、HMG−CoA還元酵素阻害剤などのコレステロール合成阻害剤;陰イオン交換樹脂製剤などのコレステロール吸収阻害剤;フィブレート系薬剤、ナイアシン、魚油などのトリグリセリド低下剤;ACE阻害剤、アンジオテンシン受容体遮断薬、カルシウム拮抗剤、β遮断薬などの降圧剤;中枢性食欲抑制剤、リパーゼ阻害薬、CB1拮抗薬などの抗肥満薬;インスリン抵抗性改善薬、D2アゴニスト、スルフォニルウレア剤、ビグアナイド、α−グルコシダーゼ阻害薬、SGLT阻害薬、DPPIV阻害薬等の抗糖尿病薬;または、ACAT阻害剤などの他のコレステロール低下剤と組み合わせて用いることもできる。
化合物(I)は、テトラヒドロキノリン骨格の4位に、前述の置換基を有する複素環で置換されたアミノ基を導入した点に特徴がある。これにより、化合物(I)は優れたCETP阻害活性を示すとともに、生体内利用性が改善されている。とりわけ、R〜R11の各置換基の末端、特に、R、および/または、RもしくはR11の末端にカルボキシル基を有する化合物が好ましい。
本発明の医薬組成物の有効成分である活性化合物(I)は以下の方法により製造することができる。
製法1
本発明の活性化合物は一般式(II):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物と一般式(III):
10−R−Z (III)
(式中、Zは脱離基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合することにより製造することができる。
縮合は、塩基の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基があげられる。
塩基としては、慣用の塩基を用いることができ、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素化アルカリ金属、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属、水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ土類金属、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの炭酸アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸水素アルカリ金属、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、メチルピペリジン、ジメチルアニリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネンなどのアミン類、ピリジン、ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類などを好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響を与えなければいずれのものも好適に用いることができ、例えば、ペンタン、ヘキサンなどの炭化水素類、ベンゼン、トルエン、ニトロベンゼンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オンなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、アセトニトリルなどのニトリル類、水、またはこれらの混合溶媒などがあげられる。
本反応は、冷却下から加熱下、好ましくは−78℃〜200℃、より好ましくは−30℃〜100℃で実施する。
製法2
式(I−A)で示される化合物中、一般式(I−b):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する)
で示される化合物は、
(a)一般式(IV):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物をシアノ化して、一般式(V):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を製し、
(b)化合物(V)とヒドロキシルアミンまたはその塩を反応させて、一般式(VI):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を製し、
(c)化合物(VI)をアルカノイル化して、一般式(VII):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を製し、
(d)さらに化合物(VII)を塩基で処理して環化させることにより、製造することができる。
工程(a)におけるシアノ化は、ハロゲン化シアンを、塩基の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
ハロゲン化シアンとしては、臭化シアンが好ましい。
塩基としては、慣用の塩基を好適に用いることができ、炭酸カリウムなどの炭酸アルカリ金属、または炭酸水素ナトリウムなどの炭酸水素アルカリ金属を好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
工程(b)におけるヒドロキシルアミンとの反応は、塩基の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの三級アルキルアミン類を好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
工程(c)におけるアルカノイル化は、アルカノイルハライドと、塩基の存在下、適当な溶媒中で実施することができる。
塩基としては、慣用の塩基を用いることができ、トリエチルアミンやジイソプロピルエチルアミンなどのアミン類、またはピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類を好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
工程(d)の環化においては、塩基としては、慣用の塩基を用いることができ、トリエチルアミンやジイソプロピルエチルアミンなどのアミン類、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類、またはナトリウムメトキシドなどのアルカリ金属アルコキシドを好適に用いることができる。
溶媒としては反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
また、環化工程はアルカノイル化工程に引続き、同一系内で実施させることも可能である。
本反応は、冷却下から加熱下に実施することができ、好ましくは、−50℃から100℃、より好ましくは0℃から50℃で実施する。
製法3
式(I−A)で示される化合物中、一般式(I−c):
Figure 2007119450

(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物は、一般式(V):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物と3−ブテン−1−オールを反応させて、一般式(VIII):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を製した後、ヨウ素またはN−ヨードスクシンイミド等の存在下に環化させることにより、製造することができる。
3−ブテン−1−オールとの反応は、塩基の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
塩基としては、反応に影響しなければ慣用の塩基を使用することができ、前述の製法1で挙げた塩基を好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
環化においては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
本反応は、冷却下から加熱下に実施することができ、好ましくは、−50℃から100℃、より好ましくは0℃から50℃で実施する。
製法4
式(I−A)で示される化合物は、一般式(IX):
Figure 2007119450
(式中、X10は水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシ基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物から、以下に示す方法により製造することもできる。
以下の(A)〜(K)の各製造方法において、特に断りが無い限り、塩基としては、製法1であげた塩基を好適に使用することができる。
また以下の(A)〜(K)の各製造方法において、酸としては慣用の酸を用いることができ、特に断りが無い限り、塩酸、硝酸、硫酸などの鉱酸、スルホン酸類(例えば、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸など)に代表される有機酸を好適に使用することができる。
また、以下の(A)〜(K)の各製造方法において、溶媒としては反応に影響しない溶媒であればいずれのものも用いることができ、具体的には、製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基があげられる。
(A)環Aがテトラゾリル基であり、R11が炭素数3〜10のアルキル基または置換されたアルキル基である化合物は、式(IX)の化合物のうち、環Aがテトラゾリル基であり、X10が水素原子である化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、適当な溶媒中、塩基の存在または非存在下、式:
11A−Z
(式中、R11Aは、炭素数3〜10のアルキル基または置換されたアルキル基であり、Zは脱離基を意味する。)
で示される化合物を反応させるか、あるいは、適当な溶媒中、ホスフィン類とアゾジカルボン酸エステル類の存在下、式:
11A−OH
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を反応させることにより、実施することができる。
本反応は、所望により、ヨウ化アルカリ金属(例えば、ヨウ化カリウムなど)を触媒量添加することにより、より好適に反応が進行する。
ホスフィン類およびアゾジカルボン酸エステル類は、光延反応に通常用いられているものをいずれも好適に使用することができる。ホスフィン類としては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンなど、およびアゾジカルボン酸エステル類はジエチルアゾジカルボキシラート、ジイソプロピルアゾジホルメートなどがあげられる。
(B)環Aが2−オキソジヒドロピリミジニル基であり、R11が炭素数3〜10のアルキル基または置換されたアルキル基である化合物は、式(IX)で示される化合物のうち、環Aが2−ヒドロキシピリミジニル基であり、X10が水素原子である化合物を、式:
11A−Z
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物でアルキル化することにより製造することができる。
本反応は、(A)と同様にして実施することができる。
(C)R11が置換されていてもよいアミノ基または式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基である化合物は、式(IX)で示される化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物と、対応するアミン、または、式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を反応させることにより製造することができる。
本反応は、塩基の存在または非存在下、またパラジウム触媒の存在下または非存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
パラジウム触媒としては、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、ジクロロビス(トリフェニルルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウムまたはビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムアセテートなど、慣用のパラジウム触媒を使用することができる。
塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属、水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ土類金属、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの炭酸アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸水素アルカリ金属、リン酸カリウムなどのリン酸アルカリ金属、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、メチルピペリジン、ジシクロヘキシルメチルアミンなどのアミン類、またはピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類などを好適に用いることができる。
さらに、本反応には、ホスフィン類を添加させてもよい。ホスフィン類としては、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、テトラフルオロホウ酸トリtert−ブチルホスホニウム、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル等を好適に用いることができる。
(D)R11が置換されていてもよいアミノ基である化合物は、式(IX)で示される化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物と、式:
(R20Sn−NR2122
(式中、R20はアルキル基を表し、NR2122は、置換されていてもよいアミノ基を表す。)
で示される化合物をカップリングさせることにより製造することができる。
カップリング反応は、パラジウム触媒の存在下、塩基の存在下または非存在下、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
パラジウム触媒、塩基、およびホスフィン類としては、前述の(C)と同様にして実施することができる。
(E)R11がシアノ基である化合物は、式(IX)の化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物をシアノ化することにより製造することができる。
シアノ化は、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、またはシアン化亜鉛などのシアン化金属類をパラジウム触媒の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
パラジウム触媒は、(C)と同様のものを好適に用いることができる。
(F)R11が置換されていてもよいアルコキシカルボニル基である化合物は、式(IX)の化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物と対応のアルキルアルコールとを、一酸化炭素雰囲気下、パラジウム触媒を用い、塩基の存在下に、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
パラジウム触媒および塩基としては、(C)と同様のものを好適に用いることができる。
また本反応では、配位子を添加するとより好適に実施することができ、配位子としては、(C)で挙げたホスフィン類を好適に用いることができる。
(G)R11が置換されていてもよいアルケニル基である化合物は、式(IX)の化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物と対応するアルケンとをカップリングさせることにより製造することができる。
カップリング反応は、パラジウム触媒の存在下、塩基の存在下または非存在下に、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
パラジウム触媒は、(C)と同様のものを好適に用いることができる。
塩基としては、(C)で挙げた塩基を好適に用いることができるほか、炭酸銀を使用することもできる。
また本反応では、配位子を添加するとより好適に実施することができ、配位子としては、(C)で挙げたホスフィン類を好適に用いることができる。
(H)R11が炭素数3〜10のアルコキシ基または置換されたアルコキシ基である化合物は、式(IX)の化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物をアルコキシ化することにより製造することができる。
アルコキシ化は、適当な溶媒中または無溶媒で、塩基の存在下、所望により銅触媒を添加して、対応のアルコールと反応させることにより、実施することができる。
塩基としては、(C)であげた塩基、とりわけ炭酸セシウムを好適に用いることができる。
銅触媒としては、ヨウ化銅、臭化銅、塩化銅、酢酸銅、トリフルオロメタンスルホン酸銅などを好適に用いることができる。
さらに本反応は、1,10−フェナントロリン、2−アミノピリジンなどを添加することにより、より好適に反応が進行する。
(I)R11が置換されていてもよい複素環である化合物は、式(IX)の化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物と対応する複素環ホウ酸類または複素環ホウ酸エステル類とをカップリングさせることにより製造することができる。
カップリングはパラジウム触媒の存在下、塩基の存在下または非存在下、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
本反応は、(C)と同様にして実施することができる。
(J)R11がアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基である化合物は、式(IX)で示される化合物のうち、X10がハロゲン原子である化合物と、アルコキシカルボニルアルキルスルフィン酸アルカリ金属塩を反応させることにより製造することができる。
アルコキシカルボニルアルキルスルフィン酸アルカリ金属塩は、たとえば、バスキン(Baskin)ら、テトラへドロン・レターズ(Tetrahedron Lett.)、第43巻、8479ページ(2002年)記載の方法に準じ、製造することができる。
また本反応は、同文献記載の方法に準じ、銅触媒の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
銅触媒としては、Hと同様のものを用いることができ、とりわけヨウ化銅を好適に用いることができる。
(K)R11が、式:
Figure 2007119450
で示される基(記号は前記と同一意味を有する)である化合物は、R11がヒドロキシ基である化合物と式:
Figure 2007119450
で示される化合物(式中、X11はO、SO、SOまたはNR(Rは保護基)であり、qは1〜4の整数である)を、縮合し、さらに必要によりアミノ基の保護基を除去することにより製造することができる。
保護基としては、ベンジルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基など慣用のものを用いることができる。
本反応は、適当な溶媒中、ホスフィン類とアゾジカルボン酸エステル類の存在下に実施することができる。本反応は製法4−(A)と同様にして実施することができる。
保護基の除去は、保護基の種類に応じ、接触還元、酸処理などの慣用の方法により実施することができる。
必要に応じて、上記(A)〜(K)のR11の変換に係る反応と同様の反応を適用することにより、他の置換基(R、R、R、R、R、R、R、R、RまたはR10)も変換することができる。
本発明の活性化合物(I)は、さらに、以下に示した方法等により、化合物(I)の範囲内で、適宜置換基を変換することができる。
以下の各製法において、塩基としては慣用の塩基を用いることができ、特に断りが無い限り、製法1であげた塩基を好適に使用することができる。
また以下の各製法において、酸としては慣用の酸を用いることができ、特に断りが無い限り、塩酸、硝酸、硫酸などの鉱酸、またはスルホン酸類(例えば、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸など)やカルボン酸類(酢酸、トリフルオロ酢酸など)に代表される有機酸を好適に使用することができる。
さらにまた、以下の各製法において、溶媒としては反応に影響しない溶媒であればいずれのものも使用することができ、そのようなものとして、製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基があげられる。
なお以下の各製法において、Rにおける「酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基」を「複素環基」と略称する。
(1)Rが、置換されていてもよいアミノ基または式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基で置換された複素環基である化合物は、Rが置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物(I)と、対応するアミン、または、式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を、パラジウム触媒の存在下、また塩基の存在下または非存在下、適当な溶媒中または無溶媒で反応させることにより製造することができる。
本反応は、製法4−(C)と同様にして実施することができる。
(2)Rが置換されていてもよいアミノ基または式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と、対応するアミン、または、式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を反応させることにより製造することもできる。
本反応は、塩基の存在下または非存在下、所望により銅触媒を添加して、適当な溶媒中で実施することができる。
銅触媒としては、ヨウ化銅、臭化銅、塩化銅、酢酸銅、トリフルオロメタンスルホン酸銅などを好適に用いることができる。
塩基は製法4−(C)で挙げた塩基と同様のものを好適に用いることができる。
さらに本反応は、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、1,10−フェナントロリン、エチレングリコール、フェニルフェノールなどを添加することにより、より好適に反応が進行する。
(3)Rが置換されていてもよいアルキルチオ基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と対応するアルキルチオールを反応させることにより、製造することができる。
本反応は前述の製法4−(H)と同様にして実施することができ、1,10−フェナントロリンやエチレングリコールを添加することによりより好適に反応が進行する。
(4)Rが置換されていてもよい複素環基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と対応する複素環アルキルスズ化合物とをカップリングさせることにより製造することができる。
本反応は、製法4−(D)と同様にして実施することができる。
(5)Rがアルコキシ基またはアルコキシフェニルアルコキシ基により置換された複素環基である化合物は、Rがアルキルスルホニル基で置換された複素環基である化合物と、対応するアルカリ金属アルコキシドを、適当な溶媒中で反応させることにより、製造することができる。対応するアルカリ金属アルコキシドは、前記溶媒中で、対応するアルキルアルコールを水素化アルカリ金属またはアルカリ金属で処理することにより得られる。
(6)R上の置換基として、アミノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、シアノ基またはシアノアルキル基を有する化合物を、接触還元することにより製造することができる。
接触還元は、常法に従い、適当な溶媒中、水素雰囲気下に触媒を用いて還元する。触媒としては、パラジウム−炭素などのパラジウム触媒、ラネーニッケルなどのニッケル触媒、白金−炭素などの白金触媒等をあげることができる。
(7)R上の置換基として、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、アミノアルキル基を有する化合物を、対応するハロゲン化モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルと反応させることにより製造することができる。
本反応は、適当な溶媒中、塩基の存在下に実施することができる。
(8)R上の置換基として、置換されていてもよいモノ−アルキルカルバモイルアミノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、アミノアルキル基を有する化合物と対応するアルキルイソシアネートを、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
(9)R上の置換基として、式:
Figure 2007119450
(式中、R12はアルキル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として、式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物と、対応するアルキルイソシアネート(R12NCO)を反応させることにより、製造することができる。本反応は、(8)と同様にして実施することができる。
(10)R上の置換基として、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、アミノアルキル基を有する化合物と、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミンを、カルボニル化剤を用いて、適当な溶媒中、塩基の存在下または非存在下で縮合させることにより製造することができる。
カルボニル化剤としては、例えば、カルボニルジイミダゾール、ホスゲン、トリホスゲン等の慣用のものを用いることができる。
(11)R上の置換基として、モルホリニルカルボニルアミノ基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基を有する化合物と、モルホリンを、カルボニル化剤を用いて、適当な溶媒中で縮合させることにより製造することができる。本反応は(10)と同様にして実施することができる。
(12)R上の置換基として、式:
Figure 2007119450
(式中、X12は、O、またはNHを表す。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として式:
H−X12−CH−CONH−
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物を、適当な溶媒中、カルボニル化剤で処理することにより、製造することができる。
本反応は、(10)と同様にして実施することができる。
(13)R上の置換基として、置換されていてもよいカルバモイル基を有する化合物は、R上の置換基として、カルボキシル基を有する化合物と所望のアミンを縮合させることにより製造することができる。
縮合は適当な溶媒中、縮合剤で処理することにより実施することができる。縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、カルボニルジイミダゾールなどの慣用のものを好適に用いることができる。
さらに縮合は、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシスクシンイミドなどの活性化剤を添加することにより、より好適に実施できる。
(14)R上の置換基として、式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基としてカルボキシル基を有する化合物と、式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合させることにより製造することができる。
本反応は(13)と同様にして実施することができる。
(15)R上の置換基として、テトラゾリル基を有する化合物は、R上の置換基として、シアノ基を有する化合物とアジ化アルカリ金属を、酸の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
アジ化アルカリ金属としては、アジ化ナトリウム、アジ化リチウムなどをあげることができる。
酸としては、塩化アンモニウムなどのハロゲン化水素のアンモニウム塩を好適に使用できる。
(16)R上の置換基として、置換されていてもよいアルキルテトラゾリル基を有する化合物は、R上の置換基としてテトラゾリル基を有する化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、製法4−(A)と同様にして実施することができる。
(17)R上の置換基として、置換されていてもよいアミノ基または式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として、ハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基を有する化合物と、対応するアミン、または、式:
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を反応させることにより製造することができる。
本反応は、塩基の存在または非存在下、適当な溶媒中で好適に実施することができる。
(18)R上の置換基として、置換されていてもよいアルキルアミノ基または式:
Figure 2007119450
(式中、R13はヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、モルホリニル基またはフェニル基で置換されていてもよいアルキル基を表し、nは前記と同一意味を有する。)
を含む基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基または式:
Figure 2007119450
(式中、記号は前記と同一意味を有する.)
で示される基を有する化合物と、対応するハロゲン化アルキルまたは対応するスルホン酸アルキルエステル類とを反応させることにより得ることができる。
スルホン酸アルキルエステル類としては、メタンスルホン酸とのエステル、トルエンスルホン酸とのエステル、トリフルオロメタンスルホン酸とのエステルなどを好適に用いることができる。
本反応は、塩基の存在または非存在下、適当な溶媒中で好適に実施することができる。
(19)R上の置換基として、式:
Figure 2007119450

(式中、X13は、O、またはNHを表し、他の記号は同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として式:
−(CH−X13−CH−CONH−
(式中、Zは、脱離基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物を閉環することにより、製造することができる。
本反応は、塩基の存在または非存在下、適当な溶媒中で好適に実施することができる。
(20)R上の置換基として、カルボキシル基を有する化合物は、R上の置換基として、アルコキシカルボニル基を有する化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は、常法により、適当な溶媒中、塩基または酸で処理することにより実施することができる。塩基としては、水酸化アルカリ金属を好適に用いることができる。
(21)R上の置換基として、カルボキシル基が含まれる化合物は、R上の置換基としてシアノ基が含まれる化合物を加水分解することにより製造することもできる。
加水分解は、適当な溶媒中、酸で処理することにより実施することができる。
(22)R上の置換基としてカルバモイル基が含まれる化合物は、R上の置換基としてシアノ基が含まれる化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は、適当な溶媒中、酸で処理することにより実施することができる。
(23)R上の置換基として、カルボキシアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、カルボキシアルケニル基、ベンジルオキシカルボニルアルケニル基またはベンジルオキシカルボニルアルキル基を有する化合物を、接触還元することにより、製造することもできる。
接触還元は、(6)と同様にして実施することができる。
(24)R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物は、Rがアルカノイルオキシ基を有する化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は(20)と同様にして実施することができる。
(25)R上の置換基に、スルフィン(SO)またはスルホキシド(SO)が含まれる化合物は、R上の置換基にSを有する化合物(たとえば、R上の置換基として、チオモルホリニル基を有するやアルキルチオアルキル基を有する化合物など)を酸化することにより製造することができる。
酸化は、適当な溶媒中酸化剤で処理することにより実施することができる。
酸化剤としては、例えば、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過酢酸などの過酸類を好適に用いることができる。
(26)R上の置換基にN−オキシドが含まれる化合物は、R上の置換基にNを有する化合物(たとえば、R上の置換基としてピリジル基を有する化合物)を酸化することにより製造することができる。
酸化は、(25)と同様にして実施することができる。
(27)R上の置換基として、1,2−ジヒドロキシアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、モノ−もしくはジ−アルキルジオキソラニル基で置換されたアルキル基を有する化合物を適当な溶媒中、酸で処理することにより製造することができる。
酸としては、前述のもののほか、強酸性樹脂も好適に使用することができる。
(28)R上の置換基として、ヒドロキシ基および置換されていてもよいアルコキシ基で置換されたアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、オキシラニルアルキル基を有する化合物と対応するアルコールのアルカリ金属塩を適当な溶媒中で反応させることにより、製造することができる。
アルコールのアルカリ金属塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などをあげることができる。
(29)R上の置換基として、ヒドロキシ基およびアミノ基で置換されたアルキル基、またはヒドロキシ基および置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されたアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、オキシラニルアルキル基を有する化合物と、アンモニアまたは対応するモノ−もしくはジ−アルキルアミン類を適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
(30)R上の置換基として、ヒドロキシカルバミミドイル基を有する化合物は、R上の置換基として、シアノ基を有する化合物とヒドロキシルアミンまたはその塩を、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。本工程は、前述の製法2−(b)と同様にして実施することができる。
(31)R上の置換基として、オキソジヒドロオキサジアゾリル基を有する化合物は、R上の置換基として、ヒドロキシカルバミミドイル基を有する化合物とカルボニル化剤を、適当な溶媒中、塩基の存在下または非存在下で反応させることにより製造することができる。
カルボニル化剤は、(10)と同様のものを用いることができる。
(32)R上の置換基として、スルホ基を有する化合物は、R上の置換基として、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基を有する化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は、(20)と同様にして実施することができる。
(33)R上の置換基として、スルファモイル基を有する化合物は、R上の置換基として、スルホ基を有する化合物と所望のアミンを縮合することにより、製造することができる。
縮合は、適当な溶媒中、R上の置換基として、スルホ基を有する化合物をハロゲン化剤で処理した後、塩基の存在または非存在下、所望のアミンと反応させることにより実施することができる。
ハロゲン化剤としては、例えば、ハロゲン化チオニル、オキシハロゲン化リンなど、慣用のものを用いることができる。
(34)R上の置換基として、ヒドロキシアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、カルボキシアルキル基を有する化合物を還元して製造するか、あるいは、一旦カルボキシル基を酸無水物またはエステルに変換したのち、還元することによって製造することができる。
酸無水物に変換する工程は、適当な溶媒中、塩基の存在下、ハロゲン化ギ酸アルキルと反応させることにより、実施することができる。
エステルに変換する工程は、縮合剤の存在下、適当な溶媒中でアルコール類と反応させることにより実施することができる。本工程は、アミンの変わりに所望のアルコールを使用するほかは(33)と同様にして実施することができる。
還元は、適当な溶媒中、還元剤で処理することにより実施することができる。
還元剤としては、水素化ホウ素類(例えば、水素化ホウ素ナトリウム)、水素化アルミニウム類(水素化アルミニウムリチウム、ジイソブチルアルミニウムヒドリドなど)を好適に用いることができる。
(35)R10がシアノ基で置換された、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基(以下、芳香環基と称する)である化合物は、R10がハロゲン原子で置換された芳香環基である化合物をシアノ化して製造することもできる。
シアノ化は、製法4−(E)と同様にして実施することができる。
(36)Rが、水素原子である化合物は、Rがtert−ブトキシカルボニル基である化合物またはベンジルオキシカルボニル基である化合物を酸処理もしくは還元することにより製造することができる。
酸処理は(27)法と同様にして、還元は(23)法と同様にして、それぞれ実施することができる。
(37)Rが置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、あるいは、置換されていてもよいカルバモイル基である化合物は、Rが水素原子である化合物を、適当な溶媒中、カルボニル化剤と所望のアルコールまたは所望のアミンと反応させることにより製造することができる。
本反応は、(10)法と同様にして実施することができる。
(38)R上の置換基として、アミノ基を有する化合物は、R上の置換基として、カルボキシル基を有する化合物を、クルチウス(Curtius)転位反応に付すより製造することができる。
クルチウス反応は、慣用のアジド化剤(ジフェニルホスホリルアジドなど)を用いて、適当な溶媒中、塩基の存在下または非存在下に反応させることにより実施することができる。
本反応は、さらに、アルコール類を添加し、R上の置換基として、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基を有する化合物を製し、ついで、アルコキシカルボニル基を除去することにより実施してもよい。
アルコキシカルボニル基の除去は、除去されるアルコキシカルボニル基の種類に応じ、酸処理、還元などの常法により実施することができる。酸処理は(27)と同様にして、還元は(23)と同様にして実施することができる。
(39)R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物は、R上の置換基として、ベンジルオキシ基を有する化合物を接触還元することにより製造することができる。還元は、(23)と同様にして実施することができる。
(40)R上の置換基として、オキソ基を有する化合物は、R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物を酸化することにより製造することができる。
酸化は、適当な溶媒中、酸化剤を用いて実施することができる。
酸化剤としては、慣用の酸化剤を用いることができ、クロム酸−ピリジン錯体、ピリジニウムクロロクロメート、ピリジニウムジクロメート、デス・マーチン試薬(1,1,1−トリス(アセトキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードオキソール−3−(1H)−オン)、ジメチルスルホキシドなどがあげられる。
(41)R上の置換基として、置換されていてもよいアルコキシ基を含む化合物は、Rの置換基として、ヒドロキシ基を含む化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、対応の化合物を用いて、製法4−(A)と同様にして実施することができる。
(42)R上の置換基として、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基を有する化合物と、対応するカルボン酸もしくはその反応性誘導体とを縮合させることにより得られる。
対応するカルボン酸との縮合反応は、適当な溶媒中、縮合剤の存在下に好適に実施することができる。本反応は、(13)と同様にして実施することができる。
また、対応するカルボン酸の反応性誘導体との縮合は、適当な溶媒中もしくは無溶媒で塩基の存在または非存在下に実施することができる。
反応性誘導体としては、酸ハライド、酸無水物、活性エステル、活性アミド等をあげることができる。
(43)R上の置換基として、式:
Figure 2007119450
(式中、R14はヒドロキシ基またはアルコキシ基で置換されていてもよいアルカノイル基を表し、nは前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として式:
Figure 2007119450
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物と対応するカルボン酸もしくはその反応性誘導体を縮合することにより、製造することができる。
本反応は、(42)と同様にして実施することができる。
(44)R上の置換基として、マレイミド基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基を有する化合物とマレイン酸無水物を反応させることにより、製造することができる。本反応は、適当な溶媒中で実施することができる。
(45)R上の置換基として、ピリジル基とヒドロキシ基で置換されたアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として窒素原子が酸化されたピリジル基で置換されたアルキル基を有する化合物とトリフルオロ酢酸無水物を反応させることにより、製造することができる。本反応は、適当な溶媒中で実施することができる。
(46)R上の置換基として、ハロゲン原子を有する化合物は、R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物をハロゲン化剤で処理することにより、製造することができる。
ハロゲン化剤としては、塩化チオニル、オキシ塩化リンなどの慣用のハロゲン化剤のほか、四ハロゲン化炭素(四塩化炭素、四臭化炭素など)とホスフィン類(トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリエチルホスフィンなど)を好適に用いることができる。
(47)R上の置換基として、シアノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基としてシアノアルケニル基を有する化合物を還元することにより、製造することができる。
還元は、適当な溶媒中、還元剤で処理するか、または接触還元することにより実施することができる。
還元剤としては、シアノ基を還元せずに二重結合のみを還元する還元剤であればよく、例えば、臭化銅存在下に、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムを好適に用いることができる。
接触還元は、(23)と同様にして実施することができる。
(48)R上の置換基として、ヒドロキシアルキル基を有する化合物(I)は、R上の置換基としてホルミル基を有する化合物を還元させることにより、製造することもできる。
還元は、適当な溶媒中、還元剤で処理することにより実施することができる。
本反応は、(34)の還元工程と同様にして実施することができる。
(49)Rがヒドロキシ基である化合物は、Rがメトキシ基である化合物を脱メチル化することにより製造することができる。
脱メチル化は、適当な溶媒中、脱メチル化剤で処理することにより実施することができる。
脱メチル化剤としては、ヨウ化トリメチルシラン、臭化水素/酢酸、三臭化ホウ素、濃硫酸等の慣用の試薬を用いることができる。
(50)Rが置換されていてもよいアルコキシ基である化合物は、Rがヒドロキシ基である化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、製法4−(A)と同様にして実施することができる。
(51)Rが置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基である化合物は、Rがヒドロキシ基である化合物をアルキルスルホニル化することにより製造することができる。
アルキルスルホニル化は、適当な溶媒中、塩基の存在または非存在下、対応するハロゲン化アルキルスルホニルまたは対応するアルキルスルホン酸無水物を反応させることにより、実施することができる。
(52)Rがシアノ基である化合物は、Rが置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基である化合物をシアノ化することにより製造することができる。
シアノ化は、製法4−(E)と同様にして実施することができる。
(53)Rがアミノアルキル基である化合物は、Rがシアノ基である化合物を還元することにより製造することができる。
還元は、(6)と同様にして実施することができる。
(54)Rがアルキル基である化合物は、Rが置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基である化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化はパラジウム触媒、銀触媒、および銅触媒の存在下、適当な溶媒中、アルキルアルミニウム類を反応させることにより製造することができる。
パラジウム触媒としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、銀触媒としては炭酸銀、銅触媒としては塩化銅(I)を好適に用いることができる。
(55)R上の置換基として、イミダゾリニル基またはオキサゾリニル基を有する化合物は、(i)R上の置換基としてシアノ基が含まれる化合物を、酸の存在下、所望のアルコールと適当な溶媒中あるいは無溶媒で反応させて、R上の置換基としてアルコキシカルボニミドイル基が含まれる化合物を製し、次いで(ii)R上の置換基としてアルコキシカルボニミドイル基が含まれる化合物と2−アミノエタノールまたはエチレンジアミンを適当な溶媒中あるいは無溶媒で反応させることにより製造することができる。
(56)R上の置換基としてカルボキシル基を有する化合物は、(i) R上の置換基としてヒドロキシアルキル基を含む化合物を(40)と同様の方法で酸化してR上の置換基としてオキソ基を含む化合物を得、(ii) R上の置換基としてオキソ基を含む化合物を酸化することにより製造することができる。
第2の工程における酸化は適当な溶媒中、酸化剤を用いて実施することができる。酸化剤としては、亜塩素酸ナトリウム、酸化銀(I)、過ヨウ素酸ナトリウムなどを好適に用いることができる。
(57)R上の置換基としてカルボキシル基を有する化合物は、R上の置換基としてヒドロキシアルキル基を含む化合物を酸化することにより直接製造することができる。
酸化は、酸化剤としてJones試薬、過マンガン酸カリウム等を用いて実施することができる。
(58)Rが水素原子である化合物は、Rがエトキシカルボニルである化合物をシリルハライドまたは塩基で処理することにより製造することができる。シリルハライドとして、ヨウ化トリメチルシランを好適に用いることができる。塩基として、水酸化ナトリウムを好適に用いることができる。
上述した式(I)の化合物の各製法において、化合物に含まれる官能基の保護が必要な場合には、慣用の方法により、適宜実施することができる。保護基およびそれらの使用に関する一般的な説明は、グリーン、Protective Groups in Organic Synthesis、ジョン・ウイレー&サンズ社、ニューヨーク、1991に記載されている。
すなわち、ベンジルオキシカルボニル基で保護されたアミノ基は、水素雰囲気下で、適当な溶媒中、接触還元により保護基を除去することができる。
ベンジル基で保護されたヒドロキシ基も同様にして接触還元により保護基を除去することができる。
t−ブトキシカルボニル基で保護されたアミノ基は、適用な溶媒中、酸(塩酸、トリフルオロ酢酸、トルエンスルホン酸など)で処理することにより、保護基を除去することができる。
テトラヒドロピラニル基で保護されたヒドロキシ基も同様にして、酸で処理することにより、保護基を除去することができる。
上記のR、R、RまたはR11の変換に係る反応(1)〜(58)と同様にして、化合物(I)の他の置換基も適宜変換することができる。
原料化合物(II)は、一般式(X):
Figure 2007119450
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物と、式(XI):
−Z (XI)
(式中、Zは脱離基を表し、Rは前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合させることにより、製造することができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子や、メタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基が好適に用いられる。
本反応は、適当な溶媒中(例えば、1,4−ジオキサン、ジメチルホルムアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン等)、塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミン等)の存在下、または非存在下、室温から加熱下に実施することができる。
また、本反応は所望により、塩基(例えば、ナトリウムtert−ブトキシド)の存在下、パラジウム触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム)およびホスフィン類〔例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル〕を添加し、室温で実施することができる。
一般式(X)で示される化合物は、WO00/17165パンフレットまたはUS6313142に記載された方法に従って製造することができる。
あるいは、化合物(X)は、以下に示す反応工程式により製造することができる。
Figure 2007119450
(式中、R15はアミノ基の保護基または不斉基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
アミノ基の保護基としては、ベンジルオキシカルボニル基などの慣用の保護基を用いることができる。またR15として不斉基(例えば、α−メチルベンジルオキシカルボニル基などのベンジル位に不斉中心を有する光学活性α−置換ベンジルオキシカルボニル基など)を用いれば、化合物(XII)または化合物(XIII)の製造工程でジアステレオマー分割を行い、ついで当該不斉基を除去することにより、光学活性な化合物(X)を製造することができる。
式(XV)で表される化合物は、ベンゾトリアゾール、式(XVI)で示される化合物及び式(XVII)で示される化合物を、適当な溶媒(例えば、トルエン)中で室温で反応させることにより製造することができる。
式(XIII)で示される化合物は、式(XIV)で示される化合物及び式(XV)で示される化合物を、酸触媒(例えば、p−トルエンスルホン酸、酢酸、メタンスルホン酸などの有機酸、または、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体、四塩化チタン、塩化アルミニウムなどのルイス酸)の存在下、適当な溶媒中(たとえば、トルエン、テトラヒドロフラン、塩化メチレン等)で加熱もしくは室温(たとえば、0℃〜150℃、好ましくは25℃〜120℃)で反応させることにより、製造することができる。
式(XII)で示される化合物は、式(XIII)で示される化合物を、適宜、アルカノイル化、アルコキシカルボニル化、アルキル化などを行うことにより製造することができる。
式(X)で示される化合物は、式(XII)で示される化合物のアミノ基の保護基または不斉基を除去することにより、製造することができる。当該基の除去は、除去される基の種類に応じて、酸処理、塩基処理、還元などの常法により実施することができる。当該基としてベンジルオキシカルボニル基またはα−置換ベンジルオキシカルボニル基を用いた場合は、適当な溶媒中(たとえば、エタノール、メタノール、テトラヒドロフラン、酢酸など)、水素雰囲気下に、接触還元することにより除去することができる。式(XIII)で示される化合物のアミノ基の保護基または不斉基の除去は、式(XII)で示される化合物の当該基の除去と同様にして実施することができる。
15として、光学活性α−置換ベンジルオキシカルボニル基などの不斉基を用いた場合において、ジアステレオマー分割は慣用の方法により実施することができ、例えば、再結晶やカラムクロマトグラフィーなどにより、実施することができる。
式(XIII)で示される化合物は、式(XIV)で示される化合物を、式(XVIII):
Figure 2007119450
で示される化合物と反応させることによっても製造することができる。かかる反応は、式(XIV)で示される化合物と式(XV)で示される化合物の反応と同様に実施することができる。
また、製法4−(A)から(K)および(1)から(58)の各製法に準じ、R、R、R、R、RおよびRの各置換基は、所望の置換基に変換することができる。
一般式(IV)で示される化合物は、式(X)で示される化合物と一般式(III):
10−R−Z (III)
(式中、各記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合することにより製造することができる。
縮合は、WO00/17165パンフレットまたは上記の製法1と同様にして実施することができる。
一般式(IX)で示される化合物は、式(IV)で示される化合物と一般式:
Figure 2007119450
(式中、Zは脱離基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合することにより、製造することができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基を好適に用いることができる。
縮合は、上記の化合物(X)と化合物(XI)の縮合と同様にして、実施することができる。
また、一般式(IX)で示される化合物中、環Aがテトラゾリル基であり、X10が水素原子である化合物は、式(V)で示される化合物とアジ化アルカリ金属を反応させることにより、製造することができる。本反応は、前述の(15)と同様にして実施することができる。
さらに、化合物(IX)のうち、X10がヒドロキシル基である化合物は、(i)X10がハロゲン原子である化合物を、ジボロンまたはボランと反応させてX10がボロン酸エステルである化合物を得、(ii) X10がボロン酸エステルである化合物を過酸化物と反応させることにより製造することができる。過酸化物として、過酸化水素液、m-クロロ過安息香酸、またはOXONETM(DuPont製)等を好適に用いることができる。
上記式Iの化合物の製造のための出発物質および試薬は、多くの化合物は商業的に入手することができるか、または文献で公表されており、あるいは文献に発表されている方法か、または一般的な有機合成法を用いて容易に製造することができる。
なお、本明細書において、「3,4−ジヒドロ−2H−キノリン」とは、「1,2,3,4−テトラヒドロキノリン」と同一構造を意味する。
以下に実験例、製造例および参考例を挙げて本発明の医薬組成物の有効成分である化合物の製造方法を説明する。
実験例
本発明に用いる化合物(I)のCETP活性阻害作用について、下記の試験を行った。
(アクセプター・マイクロエマルジョンの調製)
1‐パルミトイル‐2‐オレオイル‐sn‐グリセロ‐3‐ホスホコリン(3.5mg)、オレイン酸コレステリル(3mg)およびトリオレイン(0.7mg)のクロロホルム溶液を混合し、窒素ガス還流下で脂質を風乾して溶媒を除去した後、1,4−ジオキサン(0.25ml)を加え攪拌し溶解させた。氷浴上でソニケーションしながら上記脂質溶解液(0.2ml)をトリス‐食塩水−EDTA(TSE)緩衝液[10mM Tris/HCl(pH7.4)、0.15M NaCl、2mM EDTA](10ml)の水面下にHamiltonシリンジを用いてゆっくり注入した。その後氷浴上にて一時間ソニケーションした後、4℃で保存した。
(ドナーマイクロエマルジョンの調製)
卵PC(フォスファチジルコリン)(0.33mg)およびBODIPY‐CE(0.62mg)のクロロホルム溶液を混合した。窒素ガス還流下で脂質を風乾して溶媒を除去した後、TSE緩衝液(3ml)を加え氷浴中でソニケーションした。これを0.22μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃で保存した。
(インビトロにおけるCETP活性阻害作用)
試料溶液はジメチルスルホキシドを溶媒として調製した。TSE緩衝液にて0.64%に希釈した健常人血漿187μLと試料溶液または溶媒のみ3μLを添加し、37℃で24時間インキュベートした。次いで5%のドナー・マイクロエマルジョンおよび5%のアクセプター・マイクロエマルジョンを含むTSE緩衝液10μLを添加し、37℃で3時間インキュベートした。インキュベーション前後でEx.550nm/Em.600nmにおける蛍光強度を測定した。溶媒のみで得られたインキュベーション前後での測定値の差をCETP活性とし、試料による測定値の差の低下率をCETP活性の阻害率とした。CETP活性の阻害率より各試料のIC50値を算出した。
(結果)
Figure 2007119450
以下、製造例により本発明の活性化合物の製造法を詳細に説明するが、本発明はこれら製造例により限定されるものではない。
なお、製造例において、式:
Figure 2007119450
で示される構造を有する化合物は、立体配置が(2R,4S)であることを示す。また、Meはメチル基を表す。
製造例1
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3gと5−ブロモ−2−クロロピリミジン3.7gを、N,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、150℃に加熱し5時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=8:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.2gを得た。MS(m/z):473/475[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.2gを、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)223mgを加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド1.3ml加え、室温で1時間撹拌した。飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.75gを得た。MS(m/z):699/701[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル94mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム2.5mg、ナトリウムtert−ブトキシド19mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル3mg、モルホリン18μlを、トルエン1mlに溶解し、窒素気流下、室温で60時間撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル40mgを得た。MS(m/z):706[M+H]
製造例2−6
対応原料化合物を用いて、製造例1−(3)と同様に処理することにより、表1記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例7
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(チオモルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル75mgをクロロホルム3mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸25mgを加え、室温で終夜撹拌した。反応液に水とクロロホルムを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:アセトン=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1−オキソチオモルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル34mgを得た。MS(m/z):738[M+H]
製造例8
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル250mg、ジクロロビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウム5.9mgをトルエン2mlに溶解し、窒素雰囲気下100℃に加熱した。反応液に(ジメチルアミノ)トリメチルスズ118mgを加え、2時間撹拌した。室温に放冷後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル18mgを得た。MS(m/z):664[M+H]
製造例9
(1)(2R,4S)−2−エチル−4−アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル600mgと2−クロロ−5−プロピルピリミジン1.5gを、1,3−ジメチルイミダゾリジノン10mlに溶解し、135℃に加熱し72時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=6:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−4−(5−プロピルピリミジン−2−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル250mgを得た。MS(m/z):437[M+H]
(2)(2R,4S)−2−エチル−4−(5−プロピルピリミジン−2−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル240mgと3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド337mgを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、室温で水素化ナトリウム(62.7%)32mgを加え、同温で2時間撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=49:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−プロピルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル130mgを得た。MS(m/z):663[M+H]
製造例10
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1gにN,N−ジメチルホルムアミド10ml、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム触媒量、シアン化亜鉛176mgを加え、窒素気流下、110℃に加熱し4時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル760mgを得た。MS(m/z):646[M+H]
製造例11
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、エタノール3mlに溶解し、ラネーニッケル触媒量を加え水素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。触媒をろ取した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−アミノメチルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル142mgを得た。MS(m/z):650[M+H]
製造例12
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−アミノメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル92mgとトリエチルアミン過剰量を塩化メチレン2mlに溶解し、氷冷下、N,N−ジメチルスルファモイルクロライド過剰量を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に、飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→67:33)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(N,N−ジメチルスルファモイル)アミノメチルピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル54mgを得た。MS(m/z):757[M+H]
製造例13
酢酸88μlをトルエン3mlに溶解し、トリエチルアミン236μlとジフェニルホスホリルアジド466μlを加え、70℃に加熱し1時間30分撹拌した。反応液に(2R,4S)−4−{(5−アミノメチルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを加え、同温で4時間撹拌した。室温に放冷後、反応液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(3−メチルウレイド)メチル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル63mgを得た。MS(m/z):707[M+H]
製造例14
4−(2−アミノエチル)モルホリン100mgをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、N,N’−カルボニルジイミダゾール125mgを加え、70℃に加熱し1時間撹拌した。反応液に(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−アミノメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを加え、同温で4時間撹拌した。室温に放冷後、反応液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;酢酸エチル)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−[3−(2−モルホリン−4−イル−エチル)ウレイドメチル]ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル118mgを得た。MS(m/z):806[M+H]
製造例15
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、酢酸パラジウム12mg、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン55mg、ベンジルアルコール970mg、トリエチルアミン625μlを、N,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、一酸化炭素雰囲気下、室温で3分間撹拌した。続いて90℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=24:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル250mgを得た。MS(m/z):755[M+H]
製造例16
(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル220mgを、メタノール2mlとテトラヒドロフラン6mlの混液に溶解し、10%パラジウム−炭素100mgを加えて水素雰囲気下、室温で30分間撹拌した。触媒(10%パラジウム−炭素)をろ取した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル178mgを得た。MS(m/z):665[M+H]
製造例17
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgと1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物過剰量をN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩過剰量を加えて、室温で10分間撹拌した。反応液にグリシンtert−ブチルエステル塩酸塩50mgとトリエチルアミン過剰量を加え、室温で10分間撹拌した。反応液に、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−tert−ブトキシカルボニルメチルカルバモイルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステルを得た。続いて室温で4N−塩酸/1,4−ジオキサン溶液を2ml加え、終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、濃縮残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメチルカルバモイルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル13mgを得た。MS(m/z):722[M+H]
製造例18
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、アクリル酸ベンジルエステル125mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム12mg、ジイソプロピルエチルアミン90μl、テトラフルオロホウ酸トリ−tert−ブチルホスホニウム7.5mgを、1,4−ジオキサン3.5mlに溶解し、窒素気流下、室温で3日間撹拌した。反応液に、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=97:3→13:7)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル186mgを得た。MS(m/z):781[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル180mgを、メタノール5mlとテトラヒドロフラン10mlの混液に溶解し、10%パラジウム−炭素300mgを加えて水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。触媒をろ取した後、ろ液を減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル40mgを得た。MS(m/z):693[M+H]
製造例19
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル880mg、アジ化ナトリウム886mg、塩化アンモニウム729mgを、N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、100℃に加熱し4時間撹拌した。室温に放冷後、反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(テトラゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル920mgを得た。MS(m/z):689[M+H]
製造例20
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(テトラゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル150mg、炭酸カリウム60mg、ヨウ化メチル過剰量を、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、50℃に加熱し4時間撹拌した。室温に放冷後、反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル107mgを得た。MS(m/z):703[M+H]
製造例21−22
対応原料化合物を用いて、製造例20と同様に処理することにより、表2記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例23
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(テトラゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル127mg、4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン35μl、トリフェニルホスフィン76mgを、テトラヒドロフラン3mlに溶解し、氷冷下、40%アゾジカルボン酸ジエチルエステルのトルエン溶液113μlを滴下し、室温で4時間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→67:33)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル136mgを得た。MS(m/z):802[M+H]
製造例24
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル 1.00gを1,4−ジオキサン4.0mlに溶解し、ヨウ化ナトリウム857mg、ヨウ化銅27mgおよびトランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン43mgを加え、窒素気流下110℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に希アンモニア水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=97:3→70:30)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル969mgを得た。MS(m/z):747[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgに、2−メトキシエタノール1.0ml、炭酸セシウム350mg、ヨウ化銅23mgおよび1,10−フェナントロリン44mgを加え、110℃で4日間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1、および、NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル90mg(MS(m/z):695[M+H])および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル)]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−メトキシエチルエステル28mg(MS(m/z):725[M+H])を得た。
製造例25
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1g、6−クロロニコチノニトリル1.76g、ジイソプロピルエチルアミン804μlを、N,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、100℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温にもどした後、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:ヘキサン:酢酸エチル=5:5:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−シアノピリジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル800mgを得た。MS(m/z):419[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(5−シアノピリジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル790mgと3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド1.159gを、N,N−ジメチルホルムアミド9mlに溶解し、室温で水素化ナトリウム(62.7%)108mgを加え、15分間撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、飽和食塩水とエーテルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→17:8)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル700mgを得た。MS(m/z):645[M+H]
製造例26
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル127mg、アジ化ナトリウム300mg、塩化アンモニウム300mgを、N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、95℃に加熱し終夜撹拌した。室温に放冷後、反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(テトラゾール−5−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル128mgを得た。MS(m/z):688[M+H]
製造例27
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.5gと2−クロロ−5−ニトロピリジン3.795gを、1,3−ジメチルイミダゾリジノン25mlに溶解し、140℃に加熱し74時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム→ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル991mgを得た。MS(m/z):439[M+H]
(2)(2R,4S)−2−エチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル980mgと3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド1.372gを、N,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、室温で水素化ナトリウム(62.7%)171mgを加え、15分間撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、水と酢酸エチルを加え、有機層を再度水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=49:1→13:7)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ニトロピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル650mgを得た。MS(m/z):665[M+H]
製造例28
(1)(2R,4S)−4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル600mgを、エタノール5.0mlに溶解し、臭化シアン129mgと炭酸水素ナトリウム283mgを加え、室温で23時間15分撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−シアノ}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル581mgを得た。MS(m/z):585[M+HO]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−シアノ}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル50mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、アジ化ナトリウム57.2mgおよび、塩化アンモニウム47.1mgを加え、100℃に加熱し、16時間30分撹拌した。室温に放冷後、蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=9:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(テトラゾール−5−イル)アミノ}−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル45mgを得た。MS(m/z):611[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをテトラヒドロフラン2.5mlに溶解し、水素化ナトリウム(62.7%)9.6mgを加えて10分間撹拌後、1−臭化プロパン23μlを加えて27時間撹拌した。蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−プロピル−2H−テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル26mgを得た。MS(m/z):653[M+H]
製造例29−30
対応原料化合物を用いて、製造例28−(3)と同様に処理することにより、表3記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例31
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを、N,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、3−ブロモプロピオン酸メチルエステル103.6μl、トリエチルアミン2mlおよび、触媒量のヨウ化カリウムを加え、70℃に加熱し、48時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メトキシカルボニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル581mgを得た。MS(m/z):697[M+H]
製造例32−34
対応原料化合物を用いて、製造例31と同様に処理することにより、表4記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例35
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、テトラヒドロフラン5mlに溶解し、2−ジメチルアミノエタノール50μl、アゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液)220μlおよび、トリフェニルホスフィン131.1mgを加え、室温で1時間30分撹拌した。蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−ジメチルアミノエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル155mgを得た。MS(m/z):682[M+H]
製造例36−45
対応原料化合物を用いて、製造例35と同様に処理することにより、表5記載の化合物を得た。
Figure 2007119450

Figure 2007119450
製造例46
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、エタノール3mlと蒸留水0.5mlの混液に溶解し、氷冷下、水酸化リチウム・一水和物34.7mgを加え、室温で4日間撹拌した。飽和クエン酸水溶液を加え、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:2)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−カルボキシ−2−メチルプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル262mgを得た。MS(m/z):709[M−H]
製造例47−49
対応原料化合物を用いて、製造例46と同様に処理することにより、表6記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例50
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(3−メチルチオプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル175mgを、クロロホルム2mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸422.8mgを加え、室温で30分撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(3−メタンスルホニルプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル180mgを得た。MS(m/z):731[M+H]
製造例51
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メチルチオエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、クロロホルム2mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸100.1mgを加え、室温で2時間30分撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=49:1→19:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メタンスルフィニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル91.9mg(MS(m/z):701[M+H])、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メタンスルホニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル118.6mg(MS(m/z):717[M+H])を得た。
製造例52
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル260mgを、エタノール2mlに溶解し、ダウエックス[H型](ダウケミカル社製)4gを加え、室温で39時間30分撹拌した。メタノールを用いてろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例53
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−オキシラニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを、予め水素化ナトリウム(62.7%)0.6mgをエタノール2mlに加え、室温で5分間撹拌して調整した溶液に溶解し、18時間40分撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(3−エトキシ−2−ヒドロキシプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル92.7mgを得た。MS(m/z):713[M+H]
製造例54
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−オキシラニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル120mgを、エタノール1mlに溶解し、28%アンモニア水1mlを加え、室温で18時間30分撹拌した。反応溶液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=49:1→19:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[2−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル51.2mgを得た。MS(m/z):684[M+H]
製造例55−58
対応原料化合物を用いて、製造例54と同様に処理することにより、表7記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例59
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−シアノ}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル15gを、エタノール150mlに溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩2.1g、および、トリエチルアミン4.2mlを加え、室温で18時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→7:3)にて精製し、(2R,4S)−4−{[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル5.02gを得た。MS(m/z):601[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル60mgを、塩化メチレン1mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン35μl、および、ヘキサン酸クロリド18μlを加え、16時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→9:1)にて精製し、(2R,4S)−4−[(アミノ{[(1−オキソヘキシル)オキシ]イミノ}メチル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル60.6mgを得た。MS(m/z):699[M+H]
(3)(2R,4S)−4−[(アミノ{[(1−オキソヘキシル)オキシ]イミノ}メチル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル37mgを、エタノール1mlに溶解し、ナトリウムメトキシド0.3mgを加え、1時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ペンチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル60.6mgを得た。MS(m/z):681[M+H]
製造例60
(2R,4S)−4−{[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル154mgを、塩化メチレン1.5mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン89μl、および、メトキシ酢酸クロリド30μlを加え、18時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メトキシメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル118.3mgを得た。MS(m/z):655[M+H]
製造例61−63
対応原料化合物を用いて、製造例60と同様に処理することにより、表8記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例64
(2R,4S)−4−{(5−アセトキシメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル30mgを、エタノール1mlに溶解し、炭酸カリウム60.8mgを加え、30分撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→7:3)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル22mgを得た。MS(m/z):641[M+H]
製造例65
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを、メタノール0.5mlとテトラヒドロフラン0.5mlの混液に溶解し、モルホリン0.1mlを加え、45度に加熱し、2時間撹拌した。室温に放冷後、1N−塩酸を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→7:3)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル69mgを得た。MS(m/z):710[M+H]
製造例66−67
対応原料化合物を用いて、製造例65と同様に処理することにより、表9記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例68
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{[5−((2S)−2−tert−ブトキシカルボニルピロリジン−1−イル)メチル]−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル55mgを、4N−塩酸/1,4−ジオキサン溶液0.5mlに溶解し、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→クロロホルム)にて精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{[5−((2S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)メチル]−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル27.5mgを得た。MS(m/z):738[M+H]
製造例69
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1g、4,6−ジクロロピリミジン1.9g、ジイソプロピルアミン824mgを、N,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、80℃に加熱し3時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.088gを得た。MS(m/z):429/431[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mg、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド143mg、水素化ナトリウム(62.7%)18mgを、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、55℃に加熱し15分間撹拌した。反応液を室温にもどした後、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=49:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル75mgを得た。MS(m/z):655/657[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル220mgとモルホリン4mlの混液を、70℃に加熱し20分間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[6−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル110mgを得た。MS(m/z):706[M+H]
製造例70−75
対応原料化合物を用いて、製造例69−(3)と同様に処理することにより、表10記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例76
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1g、4−クロロ−2−メチルチオピリミジン2.04g、ジイソプロピルエチルアミン890μlを、N,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、100℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温にもどした後、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−4−(2−メチルチオピリミジン−4−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.07gを得た。MS(m/z):441[M+H]
(2)(2R,4S)−2−エチル−4−(2−メチルチオピリミジン−4−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.05gと3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド1.465gを、N,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、室温で水素化ナトリウム(62.7%)137mgを加え、1時間撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、水とエーテルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−メチルチオピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.35gを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例77
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−メチルチオピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル133.2mgをクロロホルム3mlに溶解し、室温下、m−クロロ過安息香酸64.5mg加え、5分間撹拌した。反応液にNHシリカゲルを加えた後、NHシリカゲルをろ取し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−メチルスルフィニルピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル53mg(MS(m/z):683[M+H])および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−メチルスルホニルピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル66mg(MS(m/z):699[M+H])を得た。
製造例78
ヒドロキシルアミン塩酸塩269mgをジメチルスルホキシド3mlに懸濁し、トリエチルアミン0.54mlを加えた。不溶物をろ過し、テトラヒドロフランで洗浄した後、ろ液から減圧下でテトラヒドロフランを留去することによりヒドロキシルアミンのジメチルスルホキシド溶液を得た。そこへ(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを加え、75℃で30分間撹拌した。室温に放冷後、反応液に、酢酸エチルと飽和食塩水を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル520mgを得た。MS(m/z):679[M+H]
製造例79
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−メチルスルホニルピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgと2−アミノエタノール過剰量を、1,3−ジメチルイミダゾリジノン2mlに溶解し、90℃に加熱し1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:2→1:4)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル72mgを得た。MS(m/z):680[M+H]
製造例80−82
対応原料化合物を用いて、製造例79と同様に処理することにより、表11記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例83
4−メトキシベンジルアルコール136mgをN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、室温で水素化ナトリウム(62.7%)42mgを加え、30分間撹拌した。反応液に、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−メチルスルホニルピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル686mgを加え5時間撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(4−メトキシベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル600mgを得た。MS(m/z):757[M+H]
製造例84
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(4−メトキシベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル570mgを1,4−ジオキサン4mlに溶解し、室温で濃塩酸4mlを加え、15分間撹拌する。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和した後、酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−ヒドロキシピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル410mgを得た。MS(m/z):637[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(2−ヒドロキシピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル376mg、2−ヨードエタノール305mg、炭酸セシウム1.152gをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、60℃に加熱し3時間撹拌する。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)、続いてカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:7→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル[240mg、MS(m/z):681[M+H]]および(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{1−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−4−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル[7mg,MS(m/z):725[M+H])を得た。
製造例86
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル5gを、トルエン50mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム293mg、ナトリウムtert−ブトキシド3.8g、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル376mg、2,6−ジクロロピラジン4.7gを加え、窒素気流下、室温で23時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=6:1→3:1)にて精製し、(2R,4S)−4−(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル5.3gを得た。MS(m/z):429[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3gを、N,N−ジメチルホルムアミド35mlに溶解し、水素化ナトリウム(62.7%)348mg、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド9mlを加え、室温で48時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロ−ピラジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.6gを得た。MS(m/z):655[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピラジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、1,3−ジメチルイミダゾリジノン2mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン80μl、モルホリン140μlを加え、80℃に加熱し、51時間撹拌した。室温に放冷後、飽和クエン酸水溶液を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→13:7)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[6−(モルホリン−4−イル)ピラジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル132.8mgを得た。MS(m/z):706[M+H]
製造例87
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例86と同様に処理することにより、製造例87の化合物を得た。MS(m/z):708[M+H]
製造例88
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mg、2−クロロ−5−ニトロチアゾール416mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、100℃で3時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−4−(5−ニトロチアゾール−2−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル148mgを得た。MS(m/z):445[M+H]
(2)(2R,4S)−2−エチル−4−(5−ニトロチアゾール−2−イル)アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル133mgと3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド179mgをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、水素化ナトリウム(62.7%)34mgを加え、室温で終夜撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ニトロチアゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル58mgを得た。MS(m/z):671[M+H]
製造例89
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−シアノ}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル327.9mgを、テトラヒドロフラン3mlに溶解し、水素化ナトリウム(62.7%)13.9mgを加え、窒素気流下、氷冷下で1時間撹拌した。反応溶液にテトラヒドロフラン4mlに溶解した3−ブテン−1−オール41.8mgを氷冷下でゆっくりと滴下し、室温で29時間撹拌した。氷冷下で蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−2−(3−ブテン−1−イル)}イソウレイド−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル186.3mgを得た。MS(m/z):640[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−2−(3−ブテン−1−イル)}イソウレイド−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル172mgを、クロロホルム3mlに溶解し、N−ヨウ化スクシンイミド72.5mgを加え、室温で1時間30分撹拌した。飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−ヨードメチル−5,6−ジヒドロ−4H−[1,3]オキサジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル211mgを得た。MS(m/z):766[M+H]
製造例90
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを、N,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、水素化ナトリウム(62.7%)10.3mgを加え、窒素気流下、氷冷下で10分間撹拌した。氷冷下で3,5−ジメトキシベンジルブロマイド74mgを加え、室温で16時間30分撹拌した。氷冷下で蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3,5−ジメトキシベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル95.1mgを得た。MS(m/z):623/625[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3,5−ジメトキシベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル290mgを、トルエン4mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム8.5mg、ナトリウムtert−ブトキシド68.2mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル11mg、モルホリン62μlを加え、窒素気流下、室温で4日間撹拌した。反応溶液を80℃に加熱し5時間30分撹拌した。室温に放冷後、蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)にて精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジメトキシベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル141.5mgを得た。MS(m/z):630[M+H]
製造例91−94
対応原料化合物を用いて、製造例90と同様に処理することにより、表12記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例95
(1)6−ブロモピリジン−2−カルバルデヒド5gをメタノール10mlとテトラヒドロフラン15mlの混液に溶解し、0℃で水素化ホウ素ナトリウム3.05g加え、10分間撹拌した。反応液にクエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→2:3)で精製し、(6−ブロモピリジン−2−イル)メタノール3.92gを得た。MS(m/z):188/190[M+H]
(2)(6−ブロモピリジン−2−イル)メタノール3.9gとトリフェニルホスフィン7.6gを塩化メチレン50mlに溶解し、氷冷下で四臭化炭素8.25g加えた。反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=49:1→47:3)で精製し、2−ブロモ−6−ブロモメチルピリジン2.96gを得た。MS(m/z):250/252[M+H]
(3)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル400mgをN,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、10℃で水素化ナトリウム(62.7%)42mgを加え、同温で10分間撹拌した。反応液に、2−ブロモ−6−ブロモメチルピリジン318mgを加え、同温で15分間撹拌した。反応液に酢酸を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=48:2→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−[(6−ブロモピリジン−2−イル)メチル−(5−ブロモピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル470mgを得た。MS(m/z):642/644[M+H]
(4)(2R,4S)−4−[(6−ブロモピリジン−2−イル)メチル−(5−ブロモピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル150mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム28mg、シアン化亜鉛71.2mgを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、窒素気流下、95℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=47:3→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−[(6−シアノピリジン−2−イル)メチル−(5−シアノピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル105mgを得た。MS(m/z):536[M+H]
製造例96−97
(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステルを用いて、製造例1と同様に処理することにより、表13記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例98
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例10と同様に処理することにより、製造例98の化合物を得た。MS(m/z):608[M+H]
製造例99
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル284mg、アクリル酸ベンジルエステル125mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム292mg、ジシクロヘキシルメチルアミン110μl、テトラフルオロホウ酸トリ(tert−ブチル)ホスホニウム308mgを、1,4−ジオキサン4mlに溶解し、窒素気流下、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル266mgを得た。MS(m/z):743[M+H]
製造例100
(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル265mgを、メタノール4mlとテトラヒドロフラン1mlの混液に溶解し、10%パラジウム−炭素触媒量を加えて水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。触媒(10%パラジウム−炭素)をろ取した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル176mgを得た。MS(m/z):653[M+H]
製造例101
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル120mgを、メタノール4mlとテトラヒドロフラン1mlの混液に溶解し、触媒量の10%パラジウム−炭素を加えて水素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。触媒をろ取した後、ろ液を減圧濃縮し。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル35mgを得た。MS(m/z):655[M+H]
製造例102
Figure 2007119450
(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステルを製造例1と同様に処理することにより、製造例102の化合物を得た。MS(m/z):668[M+H]
製造例103
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例19と同様に処理することにより、製造例103の化合物を得た。MS(m/z):651[M+H]
製造例104−105
対応原料化合物を用いて、製造例20と同様に処理することにより、表14記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例106−109
対応原料化合物を用いて、製造例35と同様に処理することにより、表15記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例110
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メチルチオエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル226mgを塩化メチレン3mlに溶解し、室温下、m−クロロ過安息香酸75mgを加え、終夜撹拌した。反応液に、炭酸カリウム水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=1:0→20:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メチルスルフィニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル176mgを得た。MS(m/z):663[M+H]
製造例111
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メチルスルフィニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル117mgを塩化メチレン2mlに溶解し、室温下、m−クロロ過安息香酸76mg加え、終夜撹拌した。反応液に、炭酸カリウム水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メチルスルホニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル108mgを得た。MS(m/z):679[M+H]
製造例112
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル129mgをメタノール3mlと水0.3mlの混液に溶解し、室温下、強酸性樹脂(IR−120、オルガノ社製)50mgと6N−塩酸2mlを加え、終夜撹拌した。樹脂をろ取した後、ろ液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル123mgを得た。MS(m/z):647[M+H]
製造例113
対応原料化合物を用いて、製造例46と同様に処理することにより、下式の化合物を得た。MS(m/z):673[M+H]
Figure 2007119450
製造例114−115
対応原料化合物を用いて、製造例60と同様に処理することにより、表16記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例116
対応原料化合物を用いて、製造例64と同様に処理することにより、下式の化合物を得た。MS(m/z):620[M+HO]
Figure 2007119450
製造例117
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−ブロモピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ブロモ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.48g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム190mg、ナトリウムtret−ブトキシド401mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル124mg、モルホリン197μlを、トルエン15mlに溶解し、窒素気流下、室温で96時間撹拌した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→67:33)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−(モルホリン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル320mg(MS(m/z):723[M+H])および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ブロモ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル568mg(MS(m/z):716/718[M+H])を得た。
製造例118
対応原料化合物を用いて、製造例1と同様に処理することにより、下式の化合物を得た。MS(m/z):696[M+H]
Figure 2007119450
製造例119
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgと1,1’−カルボニルジイミダゾール72mgをアセトニトリル5mlに溶解し、2時間加熱還流した。室温に放冷後、反応液に、酢酸エチルと飽和重曹水を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ[1,2,4]−オキサジアゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル60mgを得た。MS(m/z):705[M+H]
製造例120
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.83g、ヨウ化銅(I)150mg、ヨウ化ナトリウム2.36g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン168μlを、1,4−ジオキサン8mlに溶解し、窒素気流下、105℃で23時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→6:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.70gを得た。MS(m/z):747[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.69g、ナトリウム 3−メトキシ−3−オキソプロパン−1−スルフィネート1.58g、ヨウ化銅(I)1.72gを、ジメチルスルホキシド20mlに溶解し、窒素気流下、110℃で2.5時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えた。析出した不溶物をセライト(登録商標)でろ別した後、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニル−エタンスルホニル)−ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.41gを得た。MS(m/z):771[M+H]
製造例121−123
対応原料化合物を用いて、製造例1−(3)と同様に処理することにより、表17記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例124
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル265mgをエタノール3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.342mlを加えて50℃で1時間撹拌した。室温に放冷後、反応液に1N−塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル241mgを得た。MS(m/z):748[M+H]
製造例125
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例124と同様に処理することにより、製造例125の化合物を得た。MS(m/z):762[M+H]
製造例126
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニル−エタンスルホニル)−ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル700mg、2N水酸化ナトリウム水溶液1.8mlをエタノール10mlに溶解し、50℃で30分間撹拌した。反応液を室温にもどした後、氷冷下、2N−塩酸水溶液1.8mlと酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルホピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル384mgを得た。MS(m/z):699[M−H]
製造例127
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例68と同様に処理することにより、製造例127の化合物を得た。MS(m/z):722[M+H]
製造例128
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルホピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル225mgをチオニルクロライド5mlに溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、減圧濃縮した。得られた残渣にクロロホルム3mlを加えた後、氷冷下、2Nメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液3mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メチルスルファモイル−ピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル68mgを得た。MS(m/z):714[M+H]
製造例129
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルホピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル584mgをチオニルクロライド5mlに溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、減圧濃縮した。得られた残渣にクロロホルム3mlを加えた後、氷冷下、7Nアンモニアのメタノール溶液3mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メトキシスルフィニルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル340mg、MS(m/z):699[M+H]、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルファモイルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル22mgを得た。MS(m/z):700[M+H]
製造例130−133
対応原料化合物を用いて、製造例90と同様に処理することにより、表18記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例134
(2R,4S)−4−{(3,5−ジブロモベンジル)−[(5−モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、シアン化亜鉛71mgと、触媒量のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを加えた後、窒素雰囲気下、110℃で2時間30分撹拌した。室温に放冷後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をヘキサン:酢酸エチル(4:1→3:2)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[(5−モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル124mgを得た。MS(m/z):620[M+H]
製造例135−136
対応原料化合物を用いて、製造例99と同様に処理することにより、表19記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例137
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル18gを、テトラヒドロフラン180mlに溶解し、ジ−tert−ブチルジカルボネイト12.4gと、触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた後、室温で終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をヘキサン:酢酸エチル(8:1)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(2R,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)−(5−ブロモピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル22.5gを得た。MS(m/z):473/475[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)−(5−ブロモピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル5gを、1,4−ジオキサン60mlに溶解し、アクリル酸ベンジルエステル2.83g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム1.2g、トリ(tert−ブチル)ホスホニウムテトラフルオロボレイト760mg、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン1.87gを加えた後、窒素雰囲気下、室温で2時間30分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[tert−ブトキシカルボニル]−[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.65gを得た。MS(m/z):655[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[tert−ブトキシカルボニル]−[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.65gを、塩化メチレン10mlに溶解し、トリフルオロ酢酸1mlを加えた後、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.38gを得た。MS(m/z):555[M+H]
(4)(2R,4S)−4−[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.41gを、N,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、氷冷下、62.7%水素化ナトリウム360mgを加え、氷冷下で30分間撹拌した。3,5−ジブロモベンジルブロマイド3gを加えた後、室温で1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィー(シリカゲルカラム;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−(3,5−ジブロモベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.84gを得た。MS(m/z):801/803/805[M+H]
製造例138
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例134と同様に処理することにより、製造例138の化合物を得た。MS(m/z):695[M+H]
製造例139−141
対応原料化合物を用いて、製造例18−(2)と同様に処理することにより、表20記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例142
(2R,4S)−4−{[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル145mgとトリエチルアミン98μlをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、0℃でクロロ炭酸エチル67μlを滴下した。同温で30分間撹拌した後、水素化ホウ素ナトリウム44mgを加え、更に同温で3時間撹拌した。反応液に炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジメトキシベンジル)−[5−(3−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル68mgを得た。MS(m/z):603[M+H]
製造例143
(2R,4S)−4−[(3,5−ジメトキシベンジル)−(5−ヨードピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル302mgをN,N−ジメチルホルムアミド2.5mlに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム104mg、ピリミジン−5−ボロン酸112mgおよび炭酸ナトリウム114mgを加え、窒素気流下100℃で4時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−[([5,5´]ビピリミジン−2−イル)−(3,5−ジメトキシベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル106mgを得た。MS(m/z):623[M+H]
製造例144
(1)(2R,4S)−4−[(3,5−ジメトキシベンジル)−(5−ヨードピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.89gを、トルエン12mlに溶解し、ベンジルアルコール1.2ml、ヨウ化銅(I)221mg、炭酸セシウム1.89g、1,10−フェナントロリン418mgを加えた後、100℃で1日撹拌した。反応液に水、酢酸エチルを加え、セライト(登録商標)ろ過し、不溶物を除いた。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、トルエン12mlに溶解し、ベンジルアルコール0.3ml、ヨウ化銅(I)221mg、炭酸セシウム1.89g、1,10−フェナントロリン418mgを加えた後、100℃で1日撹拌した。室温に放冷後、反応液に水、酢酸エチルを加え、セライト(登録商標)ろ過し、不溶物を除いた。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル(9:1→4:1))で精製し、(2R,4S)−4−[(3,5−ジメトキシベンジル)−(5−ベンジルオキシピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.09gを得た。MS(m/z):651[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(3,5−ジメトキシベンジル)−(5−ベンジルオキシピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.05gを、メタノール10mlに溶解し、10%パラジウム炭素1gを加えた後、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル(4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−[(3,5−ジメトキシベンジル)−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.84gを得た。MS(m/z):561[M+H]
(3)(2R,4S)−4−[(3,5−ジメトキシベンジル)−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、テトラヒドロフラン2mlに溶解し、氷冷下、2−メチルスルファニルエタノール0.05ml、トリフェニルホスフィン150mg、40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液0.25mlを加えた後、室温で2時間30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル(4:1→3:2))で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジメトキシベンジル)−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル224mgを得た。MS(m/z):635[M+H]
製造例145
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例50と同様に処理することにより、製造例145の化合物を得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例146−149
対応原料化合物を用いて、製造例96と同様に処理することにより、表21記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例150
(2R,4S)−4−{[5−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.78gをエタノール50mlに溶解し、10%パラジウム炭素300mgを加えて水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。触媒(10%パラジウム炭素)をろ取した後、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル470mgを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例151
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mg、ピリジン18μlを塩化メチレン1mlに溶解し、室温でアセトキシ酢酸クロリド19.4μlを加え、終夜撹拌した。反応液を1N−塩酸で洗浄し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=7:3→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−({5−[4−(2−アセトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]ピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル110mgを得た。MS(m/z):767[M+H]
(2)(2R,4S)−4−({5−[4−(2−アセトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]ピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル87mgをエタノール1mlに溶解し、室温で炭酸カリウム23mgを加え、終夜撹拌した。不溶物をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[4−(2−ヒドロキシアセチル)ピペラジン−1−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル83mgを得た。MS(m/z):725[M+H]
製造例152
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例124と同様に処理することにより、製造例152の化合物を得た。MS(m/z):710[M+H]
製造例153
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例68と同様に処理することにより、製造例153の化合物を得た。MS(m/z):684[M+H]
製造例154−156
対応原料化合物を用いて、製造例90と同様に処理することにより、表22記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例157
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例134と同様に処理することにより、製造例157の化合物を得た。MS(m/z):582[M+H]
製造例158
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mg、トリエチルアミン過剰量、アミノ酢酸tert−ブチルエステル501mgを、1,3−ジメチルイミダゾリジノン4mlに溶解し、90℃で3日間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→13:7)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[6−(tert−ブトキシカルボニルメチルアミノ)ピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル22mgを得た。MS(m/z):750[M+H]
製造例159−161
対応原料化合物を用いて、製造例158と同様に処理することにより、表23記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例162−163
対応原料化合物を用いて、製造例68と同様に処理することにより、表24記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例164
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例124と同様に処理することにより、製造例164の化合物を得た。MS(m/z):722[M+H]
製造例165
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.5gと3−ブロモベンズアルデヒド974mgを、1,2−ジクロロエタン15mlに溶解し、室温でトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム2.14gを加え、3時間撹拌した。反応液に、炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−(3−ブロモベンジル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.45gを得た。MS(m/z):485/487[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(3−ブロモベンジル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.32g、ブロモシアン609mg、炭酸水素ナトリウム1.22gを、エタノール30mlに懸濁し、室温で終夜撹拌した。反応液に、炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−[シアノ−(3−ブロモベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.43gを得た。MS(m/z):527/529[M+H0]
(3)(2R,4S)−4−[シアノ−(3−ブロモベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.43g、ナトリウムアジド3.12g、塩化アンモニウム2.56gを、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、95℃で終夜撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−[(3−ブロモベンジル)−(テトラゾール−5−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.58gを得た。MS(m/z):553/555[M+H]
(4)(2R,4S)−4−[(3−ブロモベンジル)−(テトラゾール−5−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mg、2−ブロモエタノール271mg、炭酸カリウム375mgを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、50℃で終夜撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−ブロモベンジル)−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル394mgを得た。MS(m/z):597/599[M+H]
製造例166
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例165−(4)と同様に処理することにより、製造例166の化合物を得た。MS(m/z):611/613[M+H]
製造例167
(1)(2R,4S)−4−[(3−ブロモベンジル)−(テトラゾール−5−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mg、グリシドール89μl、トリフェニルホスフィン711mgを、テトラヒドロフラン3mlに溶解し、室温で40%アゾジカルボン酸ジエチルエステルのトルエン溶液1180mgを加え、15分間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−[(3−ブロモベンジル)−(2−オキシラニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル347mgを得た。MS(m/z):609/611[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(3−ブロモベンジル)−(2−オキシラニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル330mg、モルホリン1mlを、エタノール3mlに溶解し、室温で終夜撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:3→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−ブロモベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イル−プロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル315mgを得た。MS(m/z):696/698[M+H]
製造例168
(1)(2R,4S)−4−[(3−ブロモベンジル)−(テトラゾール−5−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを用いて、製造例167−(1)と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{(3−ブロモベンジル)−[2−(2−メチルスルファニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル524mgを得た。MS(m/z):627/629[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(3−ブロモベンジル)−[2−(2−メチルスルファニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル520mgを用いて、製造例50と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{(3−ブロモベンジル)−[2−(2−メチルスルホニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル474mgを得た。MS(m/z):659/661[M+H]
製造例169−172
対応原料化合物を用いて、製造例10と同様に処理することにより、表25記載の化合物を得た。
Figure 2007119450

製造例173
(1)(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン112.8gをエタノール1000mlに溶解し、10%パラジウム炭素5.64gを加えて水素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。触媒(10%パラジウム炭素)をろ取した後、ろ液を減圧濃縮し、残渣にヘキサンを加えて結晶をろ取することにより(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン70.3gを得た。MS(m/z):245[M+H]
(2)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン70.0gをテトラヒドロフラン500mlに溶解し、ジ−tert−ブチルジカーボネート68.2gを加え、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣にヘキサンを加え析出する結晶をろ取し、(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン90.7gを得た。MS(m/z):345[M+H]
(3)(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン90.58g、トリエチルアミン44mlを塩化メチレン900mlに溶解し、氷冷下トリホスゲン31.2gを加え、反応液を室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をテトラヒドロフラン900mlに溶解し、氷冷下、ベンジルアルコール54.4ml、60%水素化ナトリウム20.2gを加えて、同温度で3時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルから結晶化し、(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル104.7gを得た。MS(m/z):496[M+HO]
(4)(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル104.5gをクロロホルム500mlに溶解し、室温で4N−塩酸/酢酸エチル500mlを加え、30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣にジイソプロピルエーテルを加えて析出する結晶をろ過し、(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル塩酸塩88.0gを得た。MS(m/z):379[M+H]
(5)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル塩酸塩25.0gを酢酸エチルおよび飽和重曹水の混合液に加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣23gと5−ブロモ−2−クロロピリミジン29.3gを、1,4−ジオキサン100mlに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン32mlを加えて終夜加熱還流した。反応液を室温にもどした後、水とジエチルエーテルを加え分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル24.0gを得た。MS(m/z):535/537[M+H]
(6)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル13gを用いて製造例1−(2)と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル20.6gを得た。MS(m/z):761/763[M+H]
(7)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル18.3gを用いて製造例1−(3)と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−6−トリフルオロメチル−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル11.2gを得た。MS(m/z):768[M+H]
(8)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル11.2gを用いて製造例150と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン8.9gを得た。MS(m/z):634[M+H]
製造例174
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン500mg、トリエチルアミン132μlを塩化メチレン5mlに溶解し、室温でトリホスゲン94mgを加え、1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン5mlに溶解し、エチレングリコール0.5ml、トリエチルアミン295ml、4−ジメチルアミノピリジン26mgを加えて、室温で終夜撹拌した。反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル430mgを得た。MS(m/z):722[M+H]
製造例175
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.28g、2−クロロオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル1.44g、ジイソプロピルエチルアミン1.42mlを、1,4−ジオキサン10mlに溶解し、130℃で終夜撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−(4−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.13gを得た。MS(m/z):456[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(4−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.12gを用いて、製造例1−(2)と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル928mgを得た。MS(m/z):682[M+H]
製造例176
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例124と同様に処理することにより、製造例176の化合物を得た。MS(m/z):654[M+H]
製造例177
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル32.25g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム1.012g、酢酸カリウム13.6g、ビス(ピナコラート)ジボロン17.56gをジメチルスルホキシド200mlに溶解し、窒素雰囲気下80℃に加熱し1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン100mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水70mlを滴下した。1時間後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて過剰の過酸化水素をつぶし、水と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル19.22gを得た。MS(m/z):637[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル6.5gと4−ブロモ酪酸エチルエステル2.19gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解し、炭酸カリウム1.69gを加えて45℃で終夜撹拌した。酢酸エチルと水を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル6.52gを得た。MS(m/z):751[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル6.5gをエタノール65mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液13mlを加えて、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルと1N−塩酸水溶液を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→95:5)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル6.16gを得た。MS(m/z):723[M+H]
製造例178
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mgをエタノール3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液207μlを加えた。反応液を減圧乾固することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル ナトリウム塩308mgを得た。MS(m/z):721[M−Na]
製造例179
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル ナトリウム塩258mgを水10mlに懸濁し、塩化カルシウム154mgの水溶液0.6mlを加えて、室温で終夜撹拌した。反応液にクロロホルムと水を加え分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、ノルマルヘキサンを加えて析出する沈殿物をろ取することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル 1/2カルシウム塩169mgを得た。MS(m/z):721[M−1/2Ca]
製造例180
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル250mgをエタノール2mlに溶解し、2N−水酸化カリウム水溶液173μlを加えた。反応液を減圧乾固することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル カリウム塩266mgを得た。MS(m/z):721[M−K]
製造例181−186
対応原料化合物を用いて、製造例177(2)と同様に処理することにより、表26記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例187
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.0gを、N,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、ブロモ酢酸エチル520μl、炭酸カリウム650mgを加え室温で3時間30分撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→41:9)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニルメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.07gを得た。MS(m/z):723[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニルメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.07gを、エタノール30mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、2時間30分撹拌した。6N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.83gを得た。MS(m/z):695[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをテトラヒドロフラン4mlに溶解し、アミノ酢酸エチル塩酸塩48mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール二水和物47mg、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩66mg、トリエチルアミン49μlを加え、室温で1時間撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エトキシカルボニルメチルカルバモイル)メトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル165mgを得た。MS(m/z):780[M+H]
製造例188−190
対応原料化合物を用いて、製造例187(3)と同様に処理することにより、表27記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例191
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、テトラヒドロフラン4mlに溶解し、(2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−メトキシカルボニル−4−ヒドロキシピロリジン395mg、トリフェニルホスフィン740mgを加え、氷冷下、40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液1.23mlを滴下し、室温で終夜撹拌した。水と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(S)−2−((S)−メトキシカルボニル)−1−ベンジルオキシカルボニルピロリジン−4−イルオキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル543mgを粗精製物として得た。MS(m/z):898[M+H]
(2)(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(S)−2−((S)−メトキシカルボニル)−1−ベンジルオキシカルボニルピロリジン−4−イルオキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステルの祖精製物1.39gを、メタノール15mlに溶解し、10%パラジウム炭素300mgを加え、水素雰囲気下、3時間撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:2→2:3→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(S)−2−((S)−メトキシカルボニル)ピロリジン−4−イルオキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル667mgを得た。MS(m/z):764[M+H]
製造例192
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(S)−2−((S)−メトキシカルボニル)ピロリジン−4−イルオキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、テトラヒドロフラン5mlに溶解し、氷冷下、アセチルクロライド44μl、トリエチルアミン88μlを加え、室温で4時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:2→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(S)−2−((S)−メトキシカルボニル)−1−アセチルピロリジン−4−イルオキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル212mgを得た。MS(m/z):806[M+H]
製造例193
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.5gを、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、2−ブロモエタノール1.25ml、炭酸カリウム490mgを加え、60℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル493mgを得た。MS(m/z):681[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル493mgを、塩化メチレン10mlに溶解し、トリフェニルホスフィン380mg、四臭化炭素480mgを加え、室温で30分間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液とクロロホルムを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ブロモエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル298mgを得た。MS(m/z):743/745[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ブロモエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル298mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル185μl、炭酸カリウム166mgを加え、室温で1時間30分撹拌後、60℃に加熱し2時間30分撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:4)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル245mgを得た。MS(m/z):820[M+H]
製造例194
Figure 2007119450


対応原料化合物を用いて、製造例177(3)および製造例178と同様に処理することにより、製造例194の化合物を得た。MS(m/z):790[M−Na]
製造例195
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例177(2)−(3)と同様に処理することにより、製造例195の化合物を得た。MS(m/z):721[M+H]
製造例196
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例187(3)および製造例177(3)と同様に処理することにより、製造例196の化合物を得た。MS(m/z):794[M+H]
製造例197−208
対応原料化合物を用いて、製造例177(3)と同様に処理することにより、表28記載の化合物を得た。
Figure 2007119450

Figure 2007119450
製造例209
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mgをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、室温にてカリウムtert−ブトキシド53mgとβ−プロピオラクトン30μlを加えた。反応液を室温で終夜撹拌した後、酢酸エチルと1N−塩酸を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン−メタノール(5:1混合液)2mlに溶解し、トリメチルシリルジアゾメタンの2M−ヘキサン溶液353μlを加えた。30分後に反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をN−Hシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル27mgを得た。MS(m/z):723[M+H]
製造例210
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル900mgをテトラヒドロフラン9mlに溶解し、室温にてカリウムtert−ブトキシド158mgとβ−プロピオラクトン89μlを加えた。反応液を室温で終夜撹拌した後、酢酸エチルと1N−塩酸を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル178mgを得た。MS(m/z):709[M+H]
製造例211
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを、N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、2−(2−クロロエトキシ)エタノール830μl、炭酸カリウム1.09gを加え、室温で3時間撹拌後、60℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル710mgを粗精製物として得た。MS(m/z):725[M+H]
(2)(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステルの粗精製物706mgを、塩化メチレン10mlに溶解し、1,1,1−トリス(アセトキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードオキソール−3−(1H)−オン826mgを加え、室温で終夜撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ホルミルメトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル190mgを得た。MS(m/z):723[M+H]
製造例212
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−オキソエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル160mgを、tert−ブタノール3mlと水0.8mlの混合溶液に溶解し、リン酸二水素ナトリウム二水和物41.4mg、亜塩素酸ナトリウム85mg、2−メチル−2−ブテン103μlを加え室温で2時間撹拌した。反応液に氷冷下、1N−塩酸と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシメトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル132mgを得た。MS(m/z):739[M+H]
製造例213
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを、N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、2−クロロエチルカルバミン酸ベンジルエステル402mg、炭酸カリウム260mgを加え、80℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノエトキシ)ピリミジン−2−イル] −[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル249mgを得た。MS(m/z):814[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノエトキシ)ピリミジン−2−イル] −[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル240mgを、メタノール5mlに溶解し、10%パラジウム炭素100mgを加え、水素雰囲気下、2時間撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−アミノエトキシ)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル167mgを得た。MS(m/z):680[M+H]
製造例214
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル975mgをN,N−ジメチルホルムアミド4.5mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)70mgを加えて10分間撹拌した。反応液に4−ブロモブチロニトリル0.2mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に氷冷下、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.1gを得た。MS(m/z):704[M+H]
製造例215
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、アジ化ナトリウム462mg、塩化アンモニウム380mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、120℃に加熱して27時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(テトラゾール−5−イル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル169mgを得た。MS(m/z):747[M+H]
製造例216
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル700mg、ヒドロキシルアミン塩酸塩140mg、炭酸ナトリウム212mgをエタノール3mlに溶解し、加熱還流下41時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル502mgを得た。MS(m/z):737[M+H]
製造例217
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mg、1,1’−カルボニルジイミダゾール66mgをアセトニトリル1.5mlに溶解し、60℃で16時間半撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル115mgを得た。MS(m/z):763[M+H]
製造例218
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル240mg、ピリジン106μLをテトラヒドロフラン7.5mlに溶解し、塩化メチレン3mlに溶解した塩化チオニル48μLを滴下し、2時間40分撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(2−オキソ−3H−[1,2,3,5]オキサチアジアゾール−4−イル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル181mgを得た。MS(m/z):783[M+H]
製造例219
3−クロロプロパン−1−スルホニルクロライド0.38mlを塩化メチレン15mlに溶解させ、アンモニアガスを15分間通じた。反応溶液を終夜撹拌し、生じた塩化アンモニウムをろ去した。ろ液を濃縮し、得られた3−クロロプロパン−1−スルホン酸アミドと(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mg、ヨウ化カリウム1.3g、水酸化カリウム352mgをジメチルスルホキシド4mlに溶解し、60℃で24時間撹拌した。室温にもどした後、反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−スルファモイルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル22mgを得た。MS(m/z):758[M+H]
製造例220
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、テトラヒドロフラン5mlに溶解し、4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル酢酸エチル141mg、トリフェニルホスフィン370mgを加え、氷冷下40%ジエチルアゾジカルボキシレートのトルエン溶液600μlを滴下し、室温で2時間30分間撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルメチルシクロヘキシルメトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル275mgを得た。MS(m/z):819[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルメチルシクロヘキシルメトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル220mgを、エタノール5mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを滴下し、室温で終夜撹拌した。1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシメチルシクロヘキシルメトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル181mgを得た。MS(m/z):791[M+H]
製造例221
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例178と同様に処理することにより、製造例221の化合物を得た。MS(m/z):746[M−Na]
製造例222−224
対応原料化合物を用いて、製造例1(3)と同様に処理することにより、表29記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例225−226
対応原料化合物を用いて、製造例177(3)と同様に処理することにより、表30記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例227
(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[エチル−(2−tert−ブトキシカルボニルエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル70mgを4N−塩化水素/酢酸エチル溶液0.5mlに溶解し、室温で3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[エチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル65mgを得た。MS(m/z):736[M+H]
製造例228
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.0g、ヨウ化銅13mg、炭酸カリウム370mg、エチレングリコール0.15ml、4−メルカプトブタノール0.14mlをイソプロピルアルコール1.5mlに溶解し、窒素雰囲気下、80℃で15時間撹拌した。室温にもどした後、酢酸エチルを加えて不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシブチルスルファニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル705mgを得た。MS(m/z):725[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシブチルスルファニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mgをクロロホルム2mlに溶解し、氷冷下、m−クロロ過安息香酸(75%)636mgを加え、室温で1時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシブチルスルホニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル309mgを得た。MS(m/z):757[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシブチルスルホニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、1,1,1−トリス(アセトキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3−(1H)−オン269mgを塩化メチレン2mlに溶解し、2時間30分撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロピルスルホニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル103mgを得た。MS(m/z):771[M+H]
製造例229
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3g、2−クロロ−4−メチルチアゾール−5−カルボン酸エチルエステル5.85g、ジイソプロピルエチルアミン3.3mlを、1,4−ジオキサン25mlに溶解し、130℃に加熱し1週間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−エトキシカルボニル−4−メチルチアゾール−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.93gを得た。MS(m/z):486[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(5−エトキシカルボニル−4−メチルチアゾール−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.9gを、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)282mgを加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド1.56ml加え、室温で3時間撹拌した。飽和クエン酸水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニル−4−メチルチアゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.62gを得た。MS(m/z):712[M+H]
製造例230
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニル−4−メチルチアゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル250mgと水酸化リチウム1水和物147mgをエタノール5mlと2N−水酸化ナトリウム水溶液703μlの混液に溶解し、70℃に加熱し2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、2N−塩酸水溶液を加え酸性にした。続いて酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシ−4−メチルチアゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル189mgを得た。MS(m/z):684[M+H]
製造例231
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル10.0g、2,5−ジブロモピリジン15g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム2.9g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル2.5g、ナトリウムtert―ブトキシド6.1gをトルエン100mlに溶解し、窒素雰囲気下、80℃で15時間撹拌した。室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、NH−シリカゲルを加えてろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.56gを得た。MS(m/z):472/474[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.4gをN,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(40%)335mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイドを1.1ml加え、室温で5時間撹拌した。氷冷下、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を1N−塩酸、水、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.72gを得た。MS(m/z):698/700[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.72g、 [1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム54mg、酢酸カリウム725mg、ビス(ピナコラート)ジボロン938mgを脱気したジメチルスルホキシド7mlに溶解し、80℃で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン7.5mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水2.8mlを加えて3時間撹拌した。氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル851mgを得た。MS(m/z):636[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをN,N−ジメチルホルムアミド1.5mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム15mgを加え、15分撹拌した。反応液に4−ブロモ酪酸エチルエステル69μLを加え、室温で1時間半撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル132mgを得た。MS(m/z):750[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル120mgをエタノール0.8mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.24mlを加え、3時間撹拌した。反応液に2N−塩酸0.24mlと酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル105mgを得た。MS(m/z):722[M+H]
製造例232
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例231(4)−(5)と同様に処理することにより、製造例232の化合物を得た。MS(m/z):736[M+H]
製造例233
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル18gを、テトラヒドロフラン180mlに溶解し、ジ−tert−ブチル−ジカルボナート24.8g、ジメチルアミノピリジンを触媒量加え、室温で終夜撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し、(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−tert−ブトキシカルボニル]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル22.5gを得た。MS(m/z):573/575[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−tert−ブトキシカルボニル]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル22.5gを、1,4−ジオキサン110mlに溶解し、よう化銅(I)375mg、よう化ナトリウム11.8g、N,N’−ジメチル−エタン−1,2−ジアミン0.42mlを加え、窒素雰囲気下、終夜還流した。反応液を室温に戻した後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−[tert−ブトキシカルボニル−(5−ヨードピリミジン−2−イル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル21.6gを得た。MS(m/z):621[M+H]
(3)(2R,4S)−4−[tert−ブトキシカルボニル−(5−ヨード−ピリミジン−2−イル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.0g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム35mg、酢酸カリウム475mg、ビス(ピナコラート)ジボロン615mgを脱気したジメチルスルホキシド8mlに溶解し、80℃で18時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン8mlに溶解し、氷冷下、過剰量の30%過酸化水素水を加えて6時間撹拌した。氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−[tert−ブトキシカルボニル−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.7gを得た。MS(m/z):511[M+H]
(4)(2R,4S)−4−[tert−ブトキシカルボニル−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル800mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)72mgを加え、室温で15分間撹拌した。反応液に1−クロロ−2−メチルスルファニルエタン259mgを加え、室温で24時間撹拌した。氷冷下、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:7)で精製し、(2R,4S)−4−{tert−ブトキシカルボニル−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを得た。MS(m/z):585[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{tert−ブトキシカルボニル−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを4N−塩化水素/1,4−ジオキサン溶液1.5mlに溶解し、室温17時間半撹拌した。反応液に2N−水酸化ナトリウム水溶液3mlとジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−4−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル] アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル170mgを得た。MS(m/z):485[M+H]
(6)(2R,4S)−2−エチル−4−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル] アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル160mgをN,N−ジメチルホルムアミド1.5mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)15mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に3,5−ジブロモベンジルブロマイドを141mg加え、室温で19時間撹拌した。氷冷下、0.5N−塩酸とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジブロモベンジル)−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル110mgを得た。MS(m/z):733[M+H]
(7)(2R,4S)−4−{(3,5−ジブロモベンジル)−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル100mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、ジシアノ亜鉛35.3mgと触媒量のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを加え、110℃で17時間半撹拌した。反応液を室温に戻した後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−ブロモ−5−シアノベンジル)−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル28mg MS(m/z):678/680[M+H]、および(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル50mgを得た MS(m/z):625[M+H]
(8)(2R,4S)−4−{(3−ブロモ−5−シアノベンジル)−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル25mgをクロロホルム0.5mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸(75%)17mgを加え、室温で35分間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−ブロモ−5−シアノベンジル)−[5−(2−メチルスルホニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル29mgを得た。MS(m/z):710/712[M+H]
製造例234
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例233(8)と同様に処理することにより、製造例234の化合物を得た。MS(m/z):657[M+H]
製造例235
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.0gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)89mgを加え、室温で15分間撹拌した。反応液に3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジルブロマイド669mgを加え、室温で20時間撹拌した。水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4− [(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.08gを得た。MS(m/z):656/658[M+H]
(2)(2R,4S)−4− [(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル250mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム35mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−ジフェニル45mg、ナトリウムtert−ブトキシド55mg、ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル88μLをトルエン2mlに溶解し、室温で2時間半撹拌した後、反応液を80℃に加熱し、15時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と水、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル126.8mgを得た。MS(m/z):733[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル120mgをエタノール4mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で3時間撹拌した。2N−塩酸1mlと酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)、およびLC/MS(CAPCEL PAK MGII(資生堂)、水:メタノール=60:40→メタノール、40ml/min)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル18.6mgを得た。MS(m/z):719[M+H]
製造例236
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例235(2)−(3)と同様に処理することにより、製造例236の化合物を得た。MS(m/z):719[M+H]
製造例237
(1)(2R,4S)−4− [(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル10g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム395mg、酢酸カリウム5.3g、ビス(ピナコラート)ジボロン6.8gを脱気したジメチルスルホキシド50mlに溶解し、80℃で30分間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水9mlを加えて16時間撹拌した。氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4− [(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル7.7gを得た。MS(m/z):594[M+H]
(2)(2R,4S)−4− [(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)] アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル500mgをN,N−ジメチルホルムアミド2.5mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)119mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に4−ブロモ酪酸エチルエステル185μLを加え、室温で17時間撹拌した。反応液に氷冷下、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を1N−塩酸と水、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4− {(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル380mgを得た。MS(m/z):708[M+H]
(3)(2R,4S)−4− {(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル370mgをエタノール1.5mlとテトラヒドロフラン1mlの混合溶媒に溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.79mlを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に2N−塩酸0.8mlを加え、減圧濃縮した。得られた残渣に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)および、LC/MS(CAPCEL PAK MGII(資生堂)、水:メタノール=50:50→メタノール、40ml/min)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル167mgを得た。MS(m/z):680[M+H]
製造例238
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例237(2)−(3)と同様に処理することにより、製造例238の化合物を得た。MS(m/z):694[M+H]
製造例239
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル330mgを、ジメチルスルホキシド2.5mlに溶解し、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド11mg、酢酸カリウム147mgおよびビス(ピナコラート)ジボロン190mgを加え、窒素気流下80℃に加熱し1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.3mlを加え、氷冷下30%過酸化水素水3mlを滴下し、室温で1時間撹拌した。氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、10%クエン酸水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル144mgを得た。MS(m/z):599[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル141mgを、N,N−ジメチルホルムアミド1.5mlに溶解し、炭酸カリウム65mgおよび4−ブロモ酪酸エチルエステル44μlを加え、室温で終夜撹拌した。飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル141mgを得た。MS(m/z):713[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル137mgを1,4−ジオキサン1mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、40℃で1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、10%クエン酸水溶液を加え酸性にした。続いて酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル123mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例240
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.28gを、テトラヒドロフラン7mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(63%)107mgを加え、窒素気流下0℃で30分間攪拌した。反応混合物に、氷冷下、クロロメチルメチルエーテル0.40mlを加え、室温で1時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシメトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.95gを得た。MS(m/z):693/691[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシメトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.93gを、ジメチルスルホキシド8mlに溶解し、脱気した後、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウムジクロリド61mg、酢酸カリウム822mgおよびビス(ピナコラート)ジボロン1.06gを加え、窒素気流下80℃に加熱し45分間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン24mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液14mlを加え、氷冷下30%過酸化水素水10mlを滴下し、同温で30分間撹拌した。反応混合物に、氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、10%クエン酸水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシメトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.49gを得た。MS(m/z):629[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシメトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.49mgをN,N−ジメチルホルムアミド7mLに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)109mgを加え、室温で40分撹拌した。反応液に4−ブロモ酪酸エチルエステル0.52mLを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に氷冷下、水と酢酸エチル−ヘキサン=4:1を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン酢酸エチル=4:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシメトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.29gを得た。MS(m/z):743[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシメトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1.29gをテトラヒドロフラン5.2mLに溶解し、氷冷下、6N−塩酸0.58mLを加え、50℃に加熱しで2時間半撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→7:3→クロロホルム:メタノール=9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル614mg MS(m/z):699[M+H]、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル550mgを得た MS(m/z):671[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル610mg、ピリジン424μLを塩化メチレン4mLに溶解し、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物354μLを滴下した。反応液を3時間半撹拌した後、飽和クエン酸水溶液とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル555mgを得た。MS(m/z):831[M+H]
(6)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル220mg、ジメチルアミン(2N−テトラヒドロフラン溶液)0.16mL、酢酸パラジウム0.6mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ジフェニル3.3mg、ナトリウムtert−ブトキシド36mgをトルエン0.52mLに溶解し、窒素雰囲気下、封管容器を用いて80℃で21時間、加熱撹拌した。反応液を室温に冷却した後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン酢酸エチル=4:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ジメチルアミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル53mgを得た。MS(m/z):726[M+H]
(7)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ジメチルアミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル48mgをエタノール0.3mLに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.1mLを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に飽和クエン酸水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ジメチルアミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル29mgを得た。MS(m/z):698[M+H]
製造例241
(1)(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン112.8gをメタノール1000mlに溶解し、10%パラジウム炭素5.64gを加えて、水素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。パラジウム炭素をろ去した後、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣にノルマルヘキサンを加えて結晶をろ取、洗浄することにより(2R,4S)−(4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン70.3gを得た。MS(m/z):245[M+H]
(2)(2R,4S)−(4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン70g、ジ−tert−ブチル−ジカルボナート68.2gをテトラヒドロフラン500mlに溶解し、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣にノルマルヘキサンを加えて、析出した結晶をろ取することにより(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン90.7gを得た。MS(m/z):345[M+H]
(3)(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン90.58gとトリエチルアミン44mlを塩化メチレン900mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン31.2gを加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣とベンジルアルコール54.4mlをテトラヒドロフラン900mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム20.2gを加え、同温で3時間撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をイソプロピルエーテルから結晶化することにより(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル104.7gを得た。MS(m/z):496[M+HO]
(4)(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル104.5gをクロロホルム500mlに溶解し、4N−塩酸/酢酸エチル500mlを加え、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣にイソプロピルエーテルを加えて結晶をろ取、洗浄することにより(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル塩酸塩88.0gを得た。MS(m/z):379[M−HCl]
(5)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル塩酸塩12gを2N−水酸化ナトリウム水溶液と酢酸エチルの混合溶媒に加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣と5−ブロモ−2−クロロピリミジン16.8g、ジイソプロピルエチルアミン15mlを、1,4−ジオキサン100mlに溶解し、130℃に加熱し24時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル9.39gを得た。MS(m/z):535/537[M+H]
(6)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル5g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム1.71g、ナトリウムtert−ブトキシド1.35g、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル2.22g、モルホリン1.22mlを、トルエン50mlに溶解し、窒素気流下、50℃に加熱し5時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)、続いてNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−4−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.58gを得た。MS(m/z):542[M+H]
(7)(2R,4S)−2−エチル−4−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]アミノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.57gを、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)257mgを加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下、3,5−ジブロモベンジルブロマイド2.64g加え、室温で終夜撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジブロモベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.41gを得た。MS(m/z):788/780[M+H]
(8)(2R,4S)−4−{(3,5−ジブロモベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.38g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム触媒量、シアン化亜鉛779mgを、N,N−ジメチルホルムアミド40mlに溶解し、窒素気流下、110℃で4時間撹拌する。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル1.66gを得る。MS(m/z):682[M+H]
製造例242
(1)(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル1.6gをメタノール10mlとテトラヒドロフラン10mlの混液に溶解し、10%パラジウム炭素触媒量を加えて水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。触媒をろ去した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン1.07gを得た。MS(m/z):548[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン150mg、トリエチルアミン76μlをジクロロメタン1.5mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン33mgを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣とエチレングリコール1mlをテトラヒドロフラン2.5mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミン400μl、4−ジメチルアミノピリジン触媒量を加えて室温で1時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→1:4)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル156mgを得る。MS(m/z):636[M+H]
製造例243
(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン200mg、2−ブロモエチルイソシアネート200μlをトルエン2mlに溶解し、90℃で8時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)100mgを加え、90℃で30分間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン97mgを得た。MS(m/z):617[M+H]
製造例244
(1)4−アミノベンゾトリフルオリド100gおよびベンゾトリアゾール74gをトルエン溶液1200mlに溶解し、氷冷下プロピオンアルデヒド49.3mlを滴下し、反応液を室温で終夜撹拌した。ヘプタン600mlを加え、さらに30分間撹拌した。析出物をろ取し、ヘプタンで洗浄することにより{[1−(ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)}アミン140.9gを得た。
(2){[1−(ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)}アミン140g、(S)−ビニルカルバミン酸 1−フェニルエチルエステル83.5g、p−トルエンスルホン酸1.66gをトルエン1500mlに溶解し、80℃で3時間撹拌した。2N−水酸化ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をイソプロピルエーテルから再結晶することにより(2R,4S)−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン36.4gを得た。MS(m/z):393[M+H]
(3)(2R,4S)−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン2.25gをメタノール15mlとテトラヒドロフラン5mlの混合溶媒に溶解し、10%パラジウム炭素200mgを加えて、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。パラジウム炭素をろ過した後、ろ液を減圧濃縮し、(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを得た。MS(m/z):245[M+H]。得られた化合物をテトラヒドロフラン15mlに溶解し、ジ−tert−ブチルジカルボナート1.25gを加えて、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン2.0gを得た。MS(m/z):345[M+H]
(4)(2R,4S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン2.0gとトリエチルアミン972μlを塩化メチレン20mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン690mgを加え、室温で1時間撹拌した。酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣とベンジルアルコール1.2mlをテトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム446mgを加え、室温で終夜撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロロホルム10mlに溶解し、4N−塩化水素/酢酸エチル10mlを加えて、室温で1時間撹拌した。反応液に酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮することにより(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル1.73gを得た。MS(m/z):379:[M+H]
(5)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル1.73gと5−ブロモ−2−クロロピリミジン2.21gを1,4−ジオキサン20mlに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1.99mlを加えて、終夜加熱還流した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.02gを得た。MS(m/z):535/537[M+H]
(6)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム177mgを加えた。同温度で20分間撹拌した後、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド1.03mlを加えて、同温度で1時間撹拌した。反応液に酢酸エチルと水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.19gを得た。MS(m/z):761/763[M+H]
(7)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.15g、イソニペコチン酸エチルエステル634μl、ナトリウムtert−ブトキシド407mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル337mgをトルエン20mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム258mgを加え、窒素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。反応液に酢酸エチルと水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル1.30gを得た。MS(m/z):838[M+H]
(8)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル1.28gをエタノール15mlに溶解し、10%パラジウム炭素200mgを加えて、水素雰囲気下、室温で1.5時間撹拌した。パラジウム炭素をろ去した後、得られたろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン1.02gを得た。MS(m/z):704[M+H]
(9)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン250mgとトリエチルアミン60μlを塩化メチレン3mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン42mgを加え、室温で30分間撹拌した。酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン1mlに溶解し、2−フルオロエタノール0.5ml、トリエチルアミン0.5ml、4−ジメチルアミノピリジン10mgを加えて、室温で終夜撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−フルオロエチルエステル215gを得た。MS(m/z):794[M+H]
製造例245−247
対応原料化合物を用いて、製造例244(9)と同様に処理することにより、表31の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例248
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル4.87g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム140mg、酢酸カリウム1.88g、ビス(ピナコラート)ジボロン3.25gをジメチルスルホキシド45mlに溶解し、窒素雰囲気下80℃に加熱し1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水10mlを滴下した。1時間後、氷冷下飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて過剰の過酸化水素をつぶし、水と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.73gを得た。MS(m/z):699[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.71gと4−ブロモ酪酸エチルエステル617μlをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、炭酸カリウム644mgを加えて45℃で終夜撹拌した。酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.78gを得た。MS(m/z):813[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.77gをエタノール30mlに溶解し、10%パラジウム炭素500mgを加えて、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。パラジウム炭素をろ去した後、得られたろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン2.23gを得た。MS(m/z):679[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン319mgとトリエチルアミン79μlを塩化メチレン2mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン56mgを加え、室温で30分間撹拌した。酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン1mlに溶解し、2−フルオロエタノール0.5ml、トリエチルアミン0.5ml、4−ジメチルアミノピリジン10mgを加えて、室温で終夜撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−フルオロエチルエステル173mgを得た。MS(m/z):769[M+H]
製造例249−253
対応原料化合物を用いて、製造例248(4)と同様に処理することにより、表32記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例254−261
対応原料化合物を用いて、製造例177(3)と同様に処理することにより、表33記載の化合物を得た。
Figure 2007119450

Figure 2007119450
製造例262
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例248(4)および製造例177(3)と同様に処理することにより、製造例262の化合物を得た。MS(m/z):791[M+H]
製造例263
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル215mgをテトラヒドロフラン2mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液2mlを加え、50℃で2時間撹拌した。反応液を室温にもどし、酢酸エチルと1N−塩酸を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:4)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル47mg MS(m/z):764[M+H]、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン90mgを得た。MS(m/z):676[M+H]
製造例264
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−ヒドロキシプロピルエステル165mgをエタノール2mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液317μlを加え、室温で3時間撹拌した。酢酸エチルと1N−塩酸を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を薄層シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−ヒドロキシプロピルエステル37mg MS(m/z):753[M+H]、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−アセトキシプロピルエステル116mgを得た。MS(m/z):795[M+H]
製造例265
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル7.9gをN,N−ジメチルホルムアミド35mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム737mgを加えた。同温度で20分間撹拌した後、3−ブロモメチル−5−シアノベンゾトリフルオリド5.85gを加えて、同温度で1時間撹拌した。反応液に酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル4.84gを得た。MS(m/z):718/720[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル4.82g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム147mg、酢酸カリウム1.98g、ビス(ピナコラート)ジボロン2.56gをジメチルスルホキシド30mlに溶解し、窒素雰囲気下80℃に加熱し1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン80mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水50mlを滴下した。1時間後、氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて過剰の過酸化水素をつぶし、酢酸エチルと水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.47gを得た。MS(m/z):656[M+H]
(3)(2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.46gと4−ブロモ酪酸エチルエステル597μlをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、炭酸カリウム622mgを加えて50℃で5時間撹拌した。反応液を室温にもどし、酢酸エチルと水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.29gを得た。MS(m/z):770[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル2.28gをエタノール25mlに溶解し、10%パラジウム炭素500mgを加えて、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。パラジウム炭素をろ去した後、得られたろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン1.77gを得た。MS(m/z):636[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン500mgとトリエチルアミン132μlを塩化メチレン5mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン93mgを加え、室温で1時間撹拌した。酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン5mlに溶解し、2,2,2−トリフルオロエタノール0.5ml、トリエチルアミン0.5mlを加えて、室温で終夜撹拌した。水と酢酸エチルを加え分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル457mgを得た。MS(m/z):762[M+H]
(6)(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル436mgをエタノール2mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液859μlを加え、室温で1時間撹拌した。酢酸エチルと飽和クエン酸水溶液を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)およびLC/MS(CAPCEL PAK MGII(資生堂)、水:メタノール=60:40→メタノール、40ml/min)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル82mg MS(m/z):734[M+H]、および(2R,4S)−4−{(3−カルボキシ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル70mgを得た。MS(m/z):781[M+H]
製造例266
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル13gをN,N−ジメチルホルムアミド100mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)1.2gを加え、続いて、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド6.68mlを加え、室温で17時間半撹拌した。水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル−)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル20.6gを得た。MS(m/z):761/763[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル−)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル18.3g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム439.5mg、2−(ジtert−ブチルホスフィノ)−ジフェニル572.3mg、ナトリウムtert−ブトキシド3.46g、モルホリン3.14mlをトルエン120mlに溶解し、室温で1時間撹拌した後、反応液を80℃に加熱し、1時間撹拌した。反応液にNH−シリカゲルを加え、ろ去した後、ろ液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→6:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル11.2gを得た。MS(m/z):768[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸ベンジルエステル11.2gをテトラヒドロフラン90mlとメタノール30mlの混合溶媒に溶解し、10%パラジウム炭素5gを加え、水素雰囲気下、21時間撹拌した。触媒をろ去した後、ろ液を減圧濃縮した。残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)、およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル] −[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン8.9gを得た。MS(m/z):634[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル] −[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン300mgを塩化メチレン2.5mlに溶解し、トリエチルアミン197μL、トリホスゲン147mgを加え、室温で2時間40分撹拌した。反応液を濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン2.5mlに溶解し、トリエチルアミン0.6ml、触媒量の4−(ジメチルアミノ)ピリジン、ペンタン−1,5−ジオール0.6mlを加え、室温で14時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−ヒドロキシペンチルエステル261mgを得た。MS(m/z):764[M+H]
製造例267
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル] −[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン500mgを塩化メチレン3mlに溶解し、トリエチルアミン212μl、トリホスゲン150mgを加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン5mlに溶解し、4−ヒドロキシメチル−1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン204mg、水素化ナトリウム30mgを加え、室温で3日間撹拌した。飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル] −[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 (1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル)メチルエステル282mgを得た。MS(m/z):875[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル] −[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 (1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル)メチルエステル282mgを、酢酸エチル3mlに溶解し、4N−塩化水素/酢酸エチル溶液1mlを加え、室温で終夜撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル] −[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 ピペリジン−4−イルメチルエステル38mgを得た。MS(m/z):775[M+H]
製造例268
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル13.7gを塩化メチレン100mlに溶解し、−70度に冷却後、窒素雰囲気下、三臭化ボラン(1M−塩化メチレン溶液)41.4mlを滴下した。反応液を1時間半撹拌しながら徐々に室温に昇温し、さらに室温で21時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.1gを得た。MS(m/z):647/649[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.1g、イミダゾール0.98g、tert−ブチルジメチルシリルクロライドをN,N−ジメチルホルムアミド25mlに溶解し、室温で15時間半撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−6−(tert−ブチルジメチルシラニロキシ)−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.88gを得た。MS(m/z):761/763[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−6−(tert−ブチルジメチルシラニロキシ)−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.85g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−ジクロロパラジウム111mg、酢酸カリウム1.5g、ビス(ピナコラート)ジボロン1.9gを脱気したジメチルスルホキシド50mlに溶解し、80℃で30分間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン15mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水3.4mlを加えて1時間45分間撹拌した。氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.0gを得た。MS(m/z):585[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)144mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に4−ブロモ酪酸エチルエステル502μLを加え、室温で6時間撹拌した。反応液に氷冷下、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル578mgを得た。MS(m/z):813[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル300mgをエタノール1.75mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.55mlを加え、室温で3時間撹拌した。2N−塩酸0.55mlと酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−(3−カルボキシプロポキシ)−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル207mgを得た。MS(m/z):757[M+H]
製造例269
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン1.0g、トリエチルアミン424μlを塩化メチレン6.5mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン300mgを加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣と2−ブロモエタノール1mlをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、トリエチルアミン460μl、4−ジメチルアミノピリジンを触媒量加え、室温で3日間撹拌した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−ブロモエチルエステル1.51gを粗生成物として得た。MS(m/z):784/786[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−ブロモエチルエステル粗生成物750mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル442μl、炭酸カリウム400mgを加えて60℃で終夜撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4− {[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)エチルエステル439mgを得た。MS(m/z):861[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)エチルエステル439mgをエタノール8mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液4mlを滴下し、室温で終夜撹拌した。反応液に1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4− {[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)エチルエステル307mgを得た。MS(m/z):833[M+H]
製造例270
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例269と同様に処理することにより、製造例270の化合物を得た。MS(m/z):847[M+H]
製造例271
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−ヒドロキシペンチルエステル200mgをジクロロメタン1.5mlに溶解し、[1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードオキソール−3−(1H)−オン]124mgを加え、室温で30分撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−ホルミルブチルエステル104mgを得た。MS(m/z):762[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−ホルミルブチルエステル100mgをtert−ブタノール:水(4:1)混合溶媒1.5mlに溶解し、室温で2−メチル−2−ブテン77μl、リン酸二水素ナトリウム2水和物28mg、亜塩素酸ナトリウム47mgを加え、1時間半撹拌した。反応液に1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル43.1mgを得た。MS(m/z):778[M+H]
製造例272
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3gをテトラヒドロフラン:エタノール(1:1)30mlに溶解し、水酸化ナトリウム858mgを加え、80℃で9時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、1N−塩酸22mlを加え、減圧濃縮した。得られた残渣に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン1.79gを得た。MS(m/z):626/628[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン800mgをジクロロメタン6mlに溶解し、トリエチルアミン444μl、トリホスゲン303mgを加え、室温で5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを用いて不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン6mlに溶解し、氷冷下、60%水素化ナトリウム92mgと1,5−ペンタンジオール400mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を1N―塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−ヒドロキシペンチルエステル643.6mgを得た。MS(m/z):757/759[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−ヒドロキシペンチルエステル640mgをアセトン5mlに溶解し、氷冷下、1.94M−Jones 試薬1.38mlを加え、1時間半撹拌した。氷冷下、反応液に亜硫酸水素ナトリウムと水を加え、減圧濃縮した。得られた残渣に1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル517.2mgを得た。MS(m/z):771/773[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル510mgをテトラヒドロフラン:メタノール(5:1)6mlに溶解し、氷冷下、2M−(トリメチルシリル)ジアゾメタン/ヘキサン溶液0.86mlを加え、1時間40分撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニルブチルエステル466mgを得た。MS(m/z):785/787[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニルブチルエステル460mgをトルエン3.5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム54mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル36mg、ナトリウムtert−ブトキシド112mg、モルホリン102μlを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和クエン酸水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)− 4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル72.5mgを得た。MS(m/z):778[M+H]
製造例273
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例272と同様に処理することにより、製造例273の化合物を得た。MS(m/z):764[M+H]
製造例274
(1)対応原料化合物を用いて、製造例272(1)−(4)と同様に処理することにより得られた(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸6−メトキシカルボニルヘキシルエステル574mgをトルエン4.5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)65mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル84mg、モルホリン123μl、ナトリウムtert−ブトキシド136mgを加え、窒素気流下、室温で5時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて中和した後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1→クロロホルム:メタノール=100:1→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸6−メトキシカルボニルヘキシルエステル119mgを得た。MS(m/z):820[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸6−メトキシカルボニルヘキシルエステル116mgをテトラヒドロフラン2mlとメタノール1mlの混液に溶解し、1M−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて酸性にした後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸6−カルボキシヘキシルエステル85mgを得た。MS(m/z):806[M+H]
製造例275
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.01gをクロロホルム20mlに溶解し、ヨウ化トリメチルシラン5gを加え、窒素気流下、55℃で終夜攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン2.22gを得た。MS(m/z):626/628[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン500mgをジクロロメタン4mlに溶解し、トリエチルアミン556μl、トリホスゲン380mgを加え、室温で1時間半撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを加えて不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン4mlに溶解し、6−ヒドロキシヘキサン酸エチルエステル156μlとトリエチルアミン167μlを加え、室温で30分間撹拌した後、氷冷下、60%水素化ナトリウム38mgを加え、30分間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を1N−塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル380mgを得た。MS(m/z):813/815[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル370mgをトルエン2.5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム42mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル27mg、ナトリウムtert−ブトキシド87mg、モルホリン79μlを加え、室温で30分間撹拌した後、80℃に加熱し、1時間45分撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を1N−塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル90.3mg、MS(m/z):820[M+H]、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル67.7mgを得た。MS(m/z):792[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル90mgをエタノール1mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.16mlを加えて室温で2時間撹拌した。反応液に1N−塩酸0.32mlと酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル53mgを得た。MS(m/z):792[M+H]
製造例276
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン1gをトルエン3.5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム137mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル95mg、ナトリウムtert−ブトキシド460mg、モルホリン0.28mlを加え、室温で17時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン780.3mgを得た。MS(m/z):634[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン300mgをジクロロメタン2mlに溶解し、トリエチルアミン310μl、トリホスゲン208mgを加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを加えて不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン2mlに溶解し、氷冷下、60%水素化ナトリウム36mgと3−ヒドロキシプロピオン酸tert−ブチルエステル131μlを加え、室温で16時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル207mgを得た。MS(m/z):806[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル200mgに4N−塩化水素−1,4−ジオキサン溶液2mLを加え、2時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル176.3mgを得た。MS(m/z):750[M+H]
製造例277
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン250mgを、塩化メチレン3mlに溶解し、トリエチルアミン111μlを加えた後、氷冷下、トリホスゲン316mgを加え、窒素気流下、同温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮後、エーテルを加え、析出した不溶物をろ過して除去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣にテトラヒドロフラン4ml、グリコール酸メチル62μl、水素化ナトリウム(62.7%)30mgを加え、窒素気流下、室温で2時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて中和した後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸メトキシカルボニルメチルエステル166mgを得た。MS(m/z):750[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸メトキシカルボニルメチルエステル163mgをテトラヒドロフラン2mlとメタノール2mlの混液に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて酸性にした後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸カルボキシメチルエステル125mgを得た。MS(m/z):736[M+H]
製造例278−282
対応原料化合物を用いて、製造例277と同様に処理することにより、表34記載の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例283
対応原料化合物を用いて製造例277(1)と同様に処理することにより得た(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸[(2S,4R)−(1−tert−ブトキシカルボニル−2−メトキシカルボニル)ピロリジン−4−イル]エステル230mgに4N−塩化水素−1,4−ジオキサン溶液1.5mlを加えて室温で1時間40分撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた粗体223mgをメタノール3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.4mlを加え、室温で3時間半撹拌した。反応液に1N−塩酸0.14mlを加え、減圧濃縮し、得られた残渣にジエチルエーテルを加えて不溶物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮して得られた残渣にヘキサンとジエチルエーテルを加えて加熱溶解させ、室温に冷却後、得られた粉体を減圧乾燥し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸[(2S,4R)−2−カルボキシピロリジン−4−イル]エステル116mgを得た。MS(m/z):791[M+H]
製造例284
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン2.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷下、アクリロイルクロライド770μl、トリエチルアミン1.4mlを加え、室温で終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−アクリロイル−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン1.52gを得た。MS(m/z):688[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−アクリロイル−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン500mgをテトラヒドロフラン5mlに溶解し、ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル1.1mlを加えて45℃で3日間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−[2−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)エチル]カルボニル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン539mgを得た。MS(m/z):845[M+H]
(3) (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−[2−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)エチル]カルボニル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン150mgをエタノール4mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液2mlを滴下し、室温で終夜撹拌した。反応液に1N−塩酸と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=49:1→17:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−[2−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)エチル]カルボニル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン128mgを得た。MS(m/z):817[M+H]
製造例285
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例284と同様に処理することにより、製造例285の化合物を得た。MS(m/z):831[M+H]
製造例286
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン670mgをジクロロメタン5mlに溶解し、ピリジン342μl、4−クロロカルボニル酪酸メチルエステル440μlを加え、室温で24時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−(3−メトキシカルボニルプロピル)カルボニル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン460.3mgを得た。MS(m/z):762[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−(3−メトキシカルボニルプロピル)カルボニル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン100mgをテトラヒドロフラン:メタノール(1:1)2mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.2mlを加え、7時間半撹拌した。反応液に2N−塩酸0.2mlを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−(3−カルボキシプロピル)カルボニル−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン92.6mgを得た。MS(m/z):748[M+H]
製造例287
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−(3−メトキシカルボニルプロピル)カルボニル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン450mgをテトラヒドロフラン6mlに溶解し、氷冷下、1M ボラン−テトラヒドロフラン錯体のテトラヒドロフラン溶液2.95mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に含水ジエチルエーテルを加え、30分間撹拌し、酢酸エチルと水を加えて分液した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−(4−メトキシカルボニルブチル)−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン90.0mgを得た。MS(m/z):747[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−(4−メトキシカルボニルブチル)−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン85mgをテトラヒドロフラン:メタノール(1:1)2mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.16mlを加え、4時間半撹拌した。反応液に2N−塩酸0.16mlを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−(4−カルボキシブチル)−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン82mgを得た。MS(m/z):732[M−H]
製造例288
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン1gをトルエン5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム147mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル95mg、ナトリウムtert−ブトキシド307mg、2N−ジメチルアミンテトラヒドロフラン溶液1.6mlを加え、封管容器中、室温で1時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン500mgを得た。MS(m/z):592[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン470mgを製造例276(2)−(3)と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル195.5mgを得た。MS(m/z):708[M+H]
製造例289
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン7.00gを、塩化メチレン80mlに溶解し、トリエチルアミン4.2mlを加えた後、氷冷下、トリホスゲン2.99gを加え、窒素気流下、同温度で1時間30分撹拌した。反応混合物を減圧濃縮後、エーテルを加え、析出した不溶物をろ過して除去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣にテトラヒドロフラン80ml、3−ヒドロキシプロピオン酸tert−ブチル2.64ml、水素化ナトリウム(62.7%)680mgを加え、窒素気流下、室温で終夜攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて中和した後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル6.10gを得た。MS(m/z):801/799[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル5.00gを、ジメチルスルホキシド20mlに溶解し、脱気した後、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロライド177mg、酢酸カリウム1.84gおよびビス(ピナコラート)ジボロン2.38gを加え、窒素気流下80℃に加熱し1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水10mlを滴下し、同温で1時間撹拌した。反応混合物に、氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル2.94gを得た。MS(m/z):737[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル300mgをテトラヒドロフラン2.5mlとN,N−ジメチルホルムアミド1mlの混液に溶解し、4−ブロモブチロニトリル244μl、炭酸カリウム281mgを加え、60℃で1時間30分撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル107mgを得た。MS(m/z):804[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル103mgを塩化メチレン1mlに溶解し、水冷下、4N−塩酸1,4−ジオキサン溶液1mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、少量の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、10%クエン酸水溶液を加えて弱酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で2度洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル71mgを得た。MS(m/z):748[M+H]
製造例290
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例289と同様に処理することにより、製造例290の化合物を得た。MS(m/z):725[M+H]
製造例291
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル220mgをテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、2−メトキシエタノール35μl、トリフェニルホスフィン118mgを加えた後、水冷下、 40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液195μlを滴下し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=17:3→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル193mgを得た。MS(m/z):795[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル190mgに4N−塩酸1,4−ジオキサン溶液2mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で2度洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル168mgを得た。MS(m/z):739[M+H]
製造例292
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例291と同様に処理することにより、製造例292の化合物を得た。MS(m/z):769[M+H]
製造例293
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例50および製造例291(2)と同様に処理することにより、製造例293の化合物を得た。MS(m/z):801[M+H]
製造例294
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニルブチルエステル1.08gをジメチルスルホキシド4mlに溶解し、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム−ジクロロメタン錯体(1:1)30mg、酢酸カリウム403mg、ビス(ピナコラート)ジボロン522mgを加え、80℃に加熱して2時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン4mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水1.0mlを加えて室温で7時間半撹拌した。反応液に氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後に、ジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニルブチルエステル1.06mgを得た。MS(m/z):723[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニルブチルエステル200mgをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液255ml、トリフェニルホスフィン147mg、2−メトキシエタノール44μlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→63:37)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニルブチルエステル171.4mgを得た。MS(m/z):781[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニルブチルエステル163mgをテトラヒドロフラン:メタノール(1:1)4mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.315mlを加え、室温で15時間半撹拌した。反応液に1N−塩酸0.63mlを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→24:1)で精製した後にゲルパーミエーションカラムクロマトグラフィー(日本分析工業 JAIGEL−1H、JAIGEL−2H,4ml/min、クロロホルム)、で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル36.5mgを得た。MS(m/z):767[M+H]
製造例295
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例294と同様に処理することにより、製造例295の化合物を得た。MS(m/z):753[M+H]
製造例296
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル400mgをジメチルスルホキシド1.5mlに溶解し、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム−ジクロロメタン錯体(1:1)11mg、酢酸カリウム145mg、ビス(ピナコラート)ジボロン187mgを加え、80℃に加熱して2時間20分撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水0.56mlを加えて室温で1時間半撹拌した。反応液に氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後に、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル319mgを得た。MS(m/z):751[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル310mgをN,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、炭酸カリウム340mg、2−ブロモエタノール160μlを加え、室温で23時間半撹拌した。反応液に飽和クエン酸水溶液と酢酸エチル、ヘキサンを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル146mgを得た。MS(m/z):795[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル130mgをエタノール1.6mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.25mlを加え、室温で4時間撹拌した。反応液に2N−塩酸を加え、有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル119mgを得た。MS(m/z):767[M+H]
製造例297
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−メトキシカルボニルプロピルエステル130mgをテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、2−アセトキシエタノール37mg、トリフェニルホスフィン188mg、40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液314μlを加え、室温で6時間撹拌した。反応液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−アセトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−メトキシカルボニルプロピルエステル145.1mgを得た。MS(m/z):795[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−アセトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−メトキシカルボニルプロピルエステル135mgをテトラヒドロフラン:メタノール(1:1)3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.25mlを加え、室温で8時間半撹拌した。反応液に1N−塩酸0.5mlおよび酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をLC−MS(資生堂CAPCEL PAK MGII、40ml/min、10%炭酸アンモニウム水溶液:メタノール=60:40→メタノール)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−カルボキシプロピルエステル41.8mgを得た。MS(m/z):739[M+H]
製造例298
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例297と同様に処理することにより、製造例298の化合物を得た。MS(m/z):753[M+H]
製造例299
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン3gをジクロロメタン25mlに溶解し、氷冷下トリエチルアミン2.0ml、トリホスゲン1.4gを加え、同温で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、テトラヒドロフランを用いて不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン25mlに溶解し、氷冷下、ヒドロキシピバリン酸メチルエステル0.79mlと62.7%水素化ナトリウム238mgを加え、室温で63時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル3.08gを得た。MS(m/z):785/787[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル3.07gをジメチルスルホキシド20mlに溶解し、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム−ジクロロメタン錯体(1:1)163mg、酢酸カリウム1.15g、ビス(ピナコラート)ジボロン1.49gを加え、80℃に加熱して3時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水8.8mlを加えて室温で1時間撹拌した。反応液に氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後に、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル2.37gを得た。MS(m/z):723[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル300mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、氷冷下、62.7%水素化ナトリウム95mg、2−ブロモエタノール190μlを加え、室温で19時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル110mgを得た。MS(m/z):767[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル100mgをテトラヒドロフラン:メタノール(1:1)1mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.66mlを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に2N−塩酸0.66mlおよび酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル68.8mgを得た。MS(m/z):753[M+H]
製造例300
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−メトキシカルボニルプロピルエステル250mgを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(60%)17.2mgを加えた後、室温で10分間撹拌した。反応液に4−ブロモブチロニトリル46μlを加え、同温度で3時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−メトキシカルボニルプロピルエステル68mgを得た。MS(m/z):776[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−メトキシカルボニルプロピルエステル60mgをテトラヒドロフラン:メタノール(1:1)3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液600μlを加え、室温で7日間撹拌した。反応液に2N−塩酸600μlおよび酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸3−カルボキシプロピルエステル58.2mgを得た。MS(m/z):762[M+H]
製造例301−303
対応原料化合物を用いて、製造例300と同様に処理することにより、製造例301−303の化合物を得た。
Figure 2007119450
製造例304
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル300mgをテトラヒドロフラン2mlに溶解し、2−メトキシエタノール63μl、トリフェニルホスフィン210mg、40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液365μlを加え、室温で2時間半撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル300mgを得た。MS(m/z):809[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−エトキシカルボニルペンチルエステル293mgをテトラヒドロフラン:エタノール(1:1)3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.5mlを加え、室温で4時間撹拌した。反応液に2N−塩酸0.5mlおよび酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→47:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル243mgを得た。MS(m/z):781[M+H]
製造例305
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例304と同様に処理することにより、製造例305の化合物を得た。MS(m/z):767[M+H]
製造例306−311
対応原料化合物を用いて、製造例291と同様に処理することにより、製造例306−311の化合物を得た。
Figure 2007119450

Figure 2007119450
製造例312
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン255mg、トリエチルアミン144μlを塩化メチレン3mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン102mgを加え、同温で45分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣にエーテルを加え、不溶物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン3mlに溶解し、氷冷下、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸メチルエステル110μl、水素化ナトリウム(62.7%)33mgを加え、室温で1.5時間撹拌した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル285mgを得た。MS(m/z):750[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル275mgをメタノール1.5mlとテトラヒドロフラン4mlの混液に溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液1.8mlを加え、室温で4時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加えて弱酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→97:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル257mgを得た。MS(m/z):736[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル248mgをエタノール2mlに溶解し、2M−水酸化ナトリウム水溶液169μlを加え、室温で3分間撹拌した。反応液を減圧乾固し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル ナトリウム塩254mgを得た。MS(m/z):734[M−Na]
製造例313
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル300mgを、トルエン2mlに溶解し、シクロプロピルボロン酸42mg、リン酸三カリウム278mg、20%トリシクロヘキシルホスフィンのトルエン溶液53μl、水84μlおよび酢酸パラジウム(II)4mgを加え、窒素気流下95℃に加熱し3時間撹拌した。反応液を室温に放冷した後、飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル258mgを得た。MS(m/z):761[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル255mgを、塩化メチレン2mlに溶解し、4N−塩酸1,4−ジオキサン溶液2mlを加え、室温で5時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、10%クエン酸水溶液を加えて弱酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル228mgを得た。MS(m/z):705[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル222mgをエタノール1mlに溶解し、2M−水酸化ナトリウム水溶液158μlを加え、室温で5分間撹拌した。反応液を減圧乾固し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シクロプロピルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル ナトリウム塩223mgを得た。MS(m/z):703[M−Na]
製造例314
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル ナトリウム塩2.7gを水100mlに加熱溶解し、塩化カルシウム1.56gの水溶液75ml中に室温にて滴下した。反応液を終夜撹拌し、析出する沈殿物をろ取、水洗することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル1/2カルシウム塩2.79gを得た。MS(m/z):746[M−1/2Ca]
製造例315
(1)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル570mgをクロロホルム2.5mlに溶解し、ヨウ化トリメチルシラン865μlを加え、窒素気流下、55℃で終夜攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン362mgを得た。MS(m/z):583/585[M]
(2)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン412mgを製造例276と同様に処理することにより(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル80mgを得た。MS(m/z):707[M+H]
製造例316
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル24.62g、水酸化ナトリウム4.2gをテトラヒドロフラン:エタノール(1:1)300mlに溶解し、80℃に加熱して5時間撹拌した。室温に冷却後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に2N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後に、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリンおよび(2R,4R)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリンの混合物9.1gを得た。MS(m/z):626/628[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリンおよび(2R,4R)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリンの混合物4gをトルエン30mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム586mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル382mg、ナトリウムtert−ブトキシド3.07g、2N−ジメチルアミンテトラヒドロフラン溶液16mlを加え、室温で19時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン655mg MS(m/z):591[M+H]、および(2R,4R)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン380mgを得た。MS(m/z):591[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン400mgを製造例276(2)−(3)と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル272mgを得た。MS(m/z):707[M+H]
製造例317
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例312(1)−(2)と同様に処理することにより、製造例317の化合物を得た。MS(m/z):735[M+H]
製造例318
(1)(2R,4S)−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル10gをクロロホルム45mlに溶解し、室温で、よう化トリメチルシラン14.2mlを加え、50℃で4.5時間撹拌した。反応液を室温に戻し、氷冷下、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン3.56gを得た。MS(m/z):626/628[M+H]
(2)(2R,4S)−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン2.78gをトルエン20mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム407mg、ナトリウムtert−ブトキシド2.13g、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル530mg、モルホリン1.94mlを加え、窒素雰囲気下、室温で60時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン1.85gを得た。MS(m/z):633[M+H]
(3)(2R,4S)−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン400mgを製造例276(2)−(3)と同様に処理することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル97mgを得た。MS(m/z):749[M+H]
製造例319
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例312(1)−(2)と同様に処理することにより、製造例319の化合物を得た。MS(m/z):777[M+H]
製造例320
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン1.52gをジメチルスルホキシド10mlに溶解し、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム−ジクロロメタン錯体(1:1)396mg、酢酸カリウム715mg、ビス(ピナコラート)ジボロン1.23gを加え、窒素気流下80℃に加熱して1時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水15mlを加えて室温で1時間撹拌した。反応液に氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後に、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→77:23)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン1.10gを得た。MS(m/z):564[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン600mg、トリフェニルホスフィン459mg、2−メトキシエタノール138μlをテトラヒドロフラン5mlに溶解し、40%アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液797μlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=97:3→4:17)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン416mgを得た。MS(m/z):622[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン170mgを製造例276(2)−(3)と同様に処理することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル63mgを得た。MS(m/z):738[M+H]
製造例321
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例312(1)−(2)と同様に処理することにより、製造例321の化合物を得た。MS(m/z):766[M+H]
製造例322
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン280mg、4−ブロモブチロニトリル88mg、炭酸カリウム137mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに加え、50℃で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15→67:33)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン231mgを得た。MS(m/z):631[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン218mgを製造例276(2)−(3)と同様に処理することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル29mgを得た。MS(m/z):747[M+H]
製造例323
Figure 2007119450

対応原料化合物を用いて、製造例288と同様に処理することにより、製造例323の化合物を得た。MS(m/z): 752[M+H]
製造例324
Figure 2007119450
対応原料化合物を用いて、製造例312(1)−(2)と同様に処理することにより、製造例324の化合物を得た。MS(m/z): 735[M+H]
参考例1
アジ化ナトリウム19.2gの水溶液75mlに、氷冷下、アクリロイルクロライド20mlのトルエン溶液75mlを滴下し、同温度で3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。得られたトルエン溶液を、85℃に加温した(S)−1−フェニルエチルアルコール38.6ml、ピリジン9.9mlおよびヒドロキノン1.49gの混合物中に滴下し、同温度で2時間攪拌した。室温に放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し、ビニルカルバミン酸 (S)−1−フェニルエチルエステル28.9gを得た。MS(m/z):191[M]
参考例2
(1)p−アニシジン50gおよびベンゾトリアゾール48.4gのトルエン溶液700mlに、氷冷下プロピオンアルデヒド32.2mlのトルエン溶液40mlを滴下し、室温で終夜撹拌した。ヘプタン700mlを加え、さらに1時間撹拌した。析出物をろ取、ヘプタンで洗浄し、{[(1−ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(4−メトキシフェニル)}アミン105.8gを得た。
(2){[1−(ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(4−メトキシフェニル)}アミン45.8g、ビニルカルバミン酸 (S)−1−フェニルエチルエステル31g、p−トルエンスルホン酸616mgをトルエン500mlに溶解し、80℃で4時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=6:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび(2S,4R)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの混合物46.4gを得た。MS(m/z):355[M+H]
(3)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび(2S,4R)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの混合物45.1gをイソプロピルエーテル150mlから再結晶することにより(2R,4S)−(2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン9.56gを得た。MS(m/z):355[M+H]
(4)2R,4S)−(2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン7.5g、ピリジン8.56mlを塩化メチレン10.1mlに溶解し、氷冷下、クロロ炭酸エチルの塩化メチレン溶液20mlを滴下し、室温で3時間撹拌した。反応液を1M−水酸化ナトリウム水溶液、1N−塩酸、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=90:10→60:40)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル7.61gを得た。MS(m/z):444[M+NH
(5)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル9.32gのエタノール溶液100mlに、10%パラジウム−炭素を加えて水素雰囲気下3時間撹拌した。触媒をろ過し、ろ液を減圧濃縮することにより(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル6.09gを得た。MS(m/z):279[M+H]
参考例3
(1)3,4−エチレンジオキシアニリン17.68gおよびベンゾトリアゾール13.93gをトルエン溶液200mlに溶解し、氷冷下プロピオンアルデヒド9.2mlを滴下し、反応液を室温で終夜撹拌した。ヘプタン200mlを加え、さらに1時間撹拌した。析出物をろ取し、ヘプタンで洗浄することにより{[1−(ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(3,4−エチレンジオキシフェニル)}アミン35.48gを得た。
(2){[1−(ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(3,4−エチレンジオキシフェニル)}アミン30.00g、ビニルカルバミン酸ベンジルエステル17.13g、p−トルエンスルホン酸184mgをトルエン310mlに溶解し、70℃で3時間撹拌した。1N−水酸化ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:アセトン=20:1)で精製し、(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン5.63gを得た。MS(m/z):369[M+H]
(3)(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン5.62g、ピリジン6.2mlを塩化メチレン45mlに溶解し、氷冷下、クロロ炭酸エチル7.3mlの塩化メチレン15ml溶液を滴下し、室温で3時間撹拌した。反応液に1N−水酸化ナトリウム水溶液(83ml)を加え、室温で30分間撹拌した後、分液した。有機層を1N−塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をエタノール40mlに溶解し、水17mlを滴下した。析出する結晶をろ取し、エタノール−水=7:3の混液で洗浄することにより、(2R,4S)−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル5.98gを得た。MS(m/z):458:[M+HO]
(4)(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル5.97gをメタノール60mlに溶解し、10%パラジウム炭素0.5gとギ酸アンモニウム2.14gを加えて、37℃で1時間撹拌した。パラジウム炭素をろ去した後、ろ液を減圧濃縮し、残渣をクロロホルム65mlに溶解して飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣にヘプタン20mlを加えて終夜撹拌した。析出する結晶をろ取し、ヘプタンで洗浄することにより、(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル3.54gを得た。MS(m/z):307[M+H]
参考例4
対応原料化合物を用いて参考例3(1)−(3)と同様に処理することにより得た(2R,4S)−6−ブロモ−2−エチル−4−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル28.36gに25%臭化水素−酢酸溶液140mlを加え、室温で45分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣にエーテル200mlを加え、析出物をろ取してエーテルで洗浄した。この析出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、濃縮後、ヘプタン150mlを加えて室温で終夜撹拌した。析出物をろ取してヘプタンで洗浄し、(2R,4S)−4−アミノ−6−ブロモ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル18.46gを得た。MS(m/z):327/329[M+H]
参考例5
(1)ブロモピルビン酸エチル29.9g、尿素13.8gをエタノール110mlに溶解し、還流下、24時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、減圧濃縮した。残渣に水とエーテルを加え、更にpHが10になるまで、2N水酸化ナトリウム水溶液を加える。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え結晶化を行うことにより、2−アミノオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル7.53gを得た。MS(m/z):157[M+H]
(2)2−アミノオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル7.3g、亜硝酸tert−ブチル9.4ml、塩化銅(II)9.4gを、アセトニトリル210mlに溶解し、60〜80℃で2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、2N−塩酸水溶液と塩化メチレンを加える。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、2−クロロオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル5.57gを得た。MS(m/z):176/178[M+H]
参考例6
2−アミノ−4−メチルチアゾール−5−カルボン酸エチルエステル8.72g、亜硝酸tert−ブチル9.4ml、塩化銅(II)9.4gを、アセトニトリル210mlに溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、2N−塩酸水溶液と塩化メチレンを加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=99:1→23:2)で精製し、2−クロロ−4−メチルチアゾール−5−カルボン酸エチルエステル8.83gを得た。MS(m/z):206/208[M+H]
参考例7
(1)4−オキソシクロヘキサンカルボン酸エチルエステル5gを、エタノール20mlに溶解し、水酸化ナトリウム1.29gを加え、室温で1時間撹拌した後、ジエチルホスホノ酢酸エチル6.4mlを加え、氷冷下、21%ナトリウムエトキシドエタノール溶液12mlを30分かけて滴下した。反応液を氷冷下3時間30分間撹拌した後、減圧濃縮した。得られた残渣に2N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、4−(エトキシカルボニルメチレン)シクロヘキサンカルボン酸2.05gを粗精製物として得た。MS(m/z):213[M+H]
(2)4−(エトキシカルボニルメチレン)シクロヘキサンカルボン酸の粗生成物2.05gを、エタノール20mlに溶解し、10%パラジウム炭素500mg、ギ酸アンモニウム3.7g、酢酸4.2mlを加え、60℃で終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後、反応液をろ過し、2N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、4−(エトキシカルボニルメチル)シクロヘキサンカルボン酸1.97gを得た。MS(m/z):215[M+H]
(3)4−(エトキシカルボニルメチル)シクロヘキサンカルボン酸1.97gを、テトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下、クロロ炭酸エチル650μl、トリエチルアミン950μlを加え、氷冷下30分間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を水素化ホウ素ナトリウム515mgのテトラヒドロフラン10mlの混濁液に加え、氷冷下で1時間撹拌した。1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル酢酸エチル360mgを得た。MS(m/z):201[M+H]
参考例8
対応原料化合物を用いて参考例3と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステルを得た。
本発明の医薬組成物の有効成分である式(I)で示される化合物およびその薬理的に許容される誘導体は、CETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示す。このため、本発明の医薬組成物は、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療に有用である。

Claims (21)

  1. 一般式(I):
    Figure 2007119450
    〔ただし、Rは、水素原子、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、または酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環基は置換されていてもよい)であり;
    は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
    は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
    は、置換されていてもよいアルキレン基であり;
    は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基であり;ここにおいて該複素環基は、以下に記載する基から選ばれる1〜5の置換基で置換されているか、あるいは、該複素環基は以下に記載する基から選ばれる1〜5の置換基に加えてさらにハロゲン原子、オキソ基および/またはヒドロキシ基で置換されており:
    シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、炭素数3〜10のアルキル基、置換されたアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、炭素数3〜10のアルコキシ基、置換されたアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいカルバミミドイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい);
    、R、RおよびRは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基または置換されていてもよいアミノ基であり;
    あるいはRおよびR、またはRおよびR、またはRおよびRは、末端でともに結合してアルキレン基を形成してもよく、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく、さらに該アルキレン基は置換されていてもよく、
    10は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基(該芳香環基は置換されていてもよい)を表す。〕
    で示されるテトラヒドロキノリン誘導体、またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする医薬組成物。
  2. が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基であり、ここにおいて該複素環基は、以下の群から選ばれる1〜5の置換基で置換されているか、あるいは、該複素環基は以下の群から選ばれる1〜5の置換基に加えてさらにハロゲン原子、オキソ基および/またはヒドロキシ基で置換され:
    シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、炭素数3〜10のアルキル基、置換されたアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、炭素数3〜10のアルコキシ基、置換されたアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいカルバミミドイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、スルファモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい);
    10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基であり、ここにおいて該芳香環基はハロゲン原子、カルボキシル基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよい;
    である、請求項1記載の医薬組成物。
  3. 置換されたアルキル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されたアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキレン基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい)の置換基が、以下に記載の群から選ばれる1〜5の基である、請求項2記載の医薬組成物:
    ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシ基;ニトロ基;カルボキシル基;オキソ基;チオキソ基;スルホ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイルオキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルチオ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルフィニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;アミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;および下式で示される基:
    Figure 2007119450

    (式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれOまたはSを表し、XはSまたはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
    さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい:
    ハロゲン原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、チオキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基)。
  4. 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基が、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、イソキノリル基、フリル基、ピリミジニル基、トリアゾリル基、またはチエニル基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基が、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、オキサゾリジニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、ジオキソラニル基、オキシラニル基、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリニル基、オキサゾリル基、ピリダジニル基、イミダゾリニル基、イミダゾリル基、ピラジニル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、またはジヒドロオキサジニル基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基が、モルホリニルオキシ基、チオモルホリニルオキシ基、ピペラジニルオキシ基、ピロリジニルオキシ基、ピペリジニルオキシ基、ヘキサヒドロアゼピニルオキシ基、ピロリニルオキシ基、イミダゾリジニルオキシ基、オキサゾリジニルオキシ基、テトラヒドロピラニルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基、ジオキソラニルオキシ基、オキシラニルオキシ基、ピリミジニルオキシ基、ピリジルオキシ基、トリアゾリルオキシ基、テトラゾリルオキシ基、オキサジアゾリルオキシ基、ジヒドロピリミジニルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チアゾリルオキシ基、オキサゾリニルオキシ基、オキサゾリルオキシ基、ピリダジニルオキシ基、イミダゾリニルオキシ基、イミダゾリルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チエニルオキシ基、ピロリルオキシ基、フリルオキシ基、またはジヒドロオキサジニルオキシ基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基が、モルホリニルカルボニル基、チオモルホリニルカルボニル基、ピペラジニルカルボニル基、ピロリジニルカルボニル基、ピペリジニルカルボニル基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニル基、ピロリニルカルボニル基、イミダゾリジニルカルボニル基、オキサゾリジニルカルボニル基、テトラヒドロピラニルカルボニル基、テトラヒドロフラニルカルボニル基、ジオキソラニルカルボニル基、オキシラニルカルボニル基、ピリミジニルカルボニル基、ピリジルカルボニル基、トリアゾリルカルボニル基、テトラゾリルカルボニル基、オキサジアゾリルカルボニル基、ジヒドロピリミジニルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チアゾリルカルボニル基、オキサゾリニルカルボニル基、オキサゾリルカルボニル基、ピリダジニルカルボニル基、イミダゾリニルカルボニル基、イミダゾリルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チエニルカルボニル基、ピロリルカルボニル基、フリルカルボニル基、またはジヒドロオキサジニルカルボニル基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基が、モルホリニルカルボニルアミノ基、チオモルホリニルカルボニルアミノ基、ピペラジニルカルボニルアミノ基、ピロリジニルカルボニルアミノ基、ピペリジニルカルボニルアミノ基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニルアミノ基、ピロリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリジニルカルボニルアミノ基、オキサゾリジニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロピラニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロフラニルカルボニルアミノ基、ジオキソラニルカルボニルアミノ基、オキシラニルカルボニルアミノ基、ピリミジニルカルボニルアミノ基、ピリジルカルボニルアミノ基、トリアゾリルカルボニルアミノ基、テトラゾリルカルボニルアミノ基、オキサジアゾリルカルボニルアミノ基、ジヒドロピリミジニルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チアゾリルカルボニルアミノ基、オキサゾリニルカルボニルアミノ基、オキサゾリルカルボニルアミノ基、ピリダジニルカルボニルアミノ基、イミダゾリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チエニルカルボニルアミノ基、ピロリルカルボニルアミノ基、フリルカルボニルアミノ基、またはジヒドロオキサジニルカルボニルアミノ基である、請求項3記載の医薬組成物。
  5. が水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;アルコキシ基で置換されていてもよいカルバモイル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基; カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロイミダゾリル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサジニル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)基およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルキル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルカノイル基;モルホリニルカルボニル基;アルキル基、カルボキシアルキル基またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基であり;
    が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
    ここにおいて該複素環基は、以下の群から独立に選ばれる1〜4個の置換基で置換されているか、あるいは、該複素環基は以下の群から独立に選ばれる1〜4個の置換基に加えてさらにハロゲン原子、オキソ基および/またはヒドロキシ基で置換されており:
    シアノ基;
    ニトロ基;
    カルボキシル基;
    スルホ基;
    カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
    炭素数3〜10のアルキル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、フェニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基から選ばれる基で置換されたアルキル基;
    シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
    カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニルオキシ基;
    炭素数3〜10のアルコキシ基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルコキシ基(該アルコキシ基は、カルボキシル基、ホルミル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノスルホニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、カルボキシメチル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、オキシラニル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいフェニル基、モルホリニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、オキソ基で置換されたピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピリミジニル基、ピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサジアゾリル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサチアジアゾリル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されたアルコキシ基;
    フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
    カルバモイル基;
    カルボキシル基、モルホリニル基、およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
    アルキルスルフィニル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
    アミノ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基;
    モルホリニルカルボニルアミノ基;
    スルファモイル基;
    モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイル基;
    あるいは、下式で示された群の中から選ばれるいずれかの基:
    Figure 2007119450
    (式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
    さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる置換基で置換されていてもよい:
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基);
    、R、RおよびRが、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、ここにおいて、該アルキル基、該アルコキシ基および該モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜6個の置換基で置換されていてもよく;
    あるいはRおよびR、またはRおよびR、またはRおよびRが、末端でともに結合してアルキレン基を形成し、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく;
    10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基であり、
    ここにおいて該単環芳香環基は、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルキルチオ基、テトラゾリル基、およびジヒドロオキサゾリル基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよく、さらにここにおいて、該アルキル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルカノイル基、およびアルキルチオ基は、それぞれ独立してハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アミノ基、モルホリニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、アルキルピペラジニル基、およびアルカノイルピペラジニル基から選ばれる基で置換されていてもよい;
    である、請求項1記載の医薬組成物。
  6. 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基が、フェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、フリル基、またはチエニル基であり、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ジヒドロピラジニル基、またはピラゾリル基である、請求項5記載の医薬組成物。
  7. が水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
    がアルキル基であり;
    が水素原子であり;
    がアルキレン基であり;
    が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基およびジヒドロピラジニル基から選ばれる複素環基であり、ここにおいて該複素環基は以下の群から選ばれる1〜4の置換基または以下の群から選ばれる1〜4の置換基およびオキソ基で置換され:
    シアノ基;
    ニトロ基;
    カルボキシル基;
    スルホ基;
    炭素数3〜10のアルキル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、フェニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基から選ばれる基で置換されたアルキル基;
    シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
    カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニルオキシ基;
    炭素数3〜10のアルコキシ基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、テトラゾリル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノスルホニル基、アミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、カルボキシメチル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、オキシラニル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されたフェニル基、モルホリニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基、オキソ基で置換されたピロリジニル基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルコキシカルボニルアルキル基もしくはカルボキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピリミジル基、ピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサジアゾリル基、オキソ基で置換されていてもよいオキサチアジアゾリル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されたアルコキシ基;
    フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
    カルバモイル基;
    カルボキシル基、モルホリニル基、およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
    アルキルスルフィニル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
    アミノ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよい、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
    モルホリニルカルボニルアミノ基;
    スルファモイル基;
    モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
    オキソ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいモルホリニル基;
    酸化されていてもよいチオモルホリニル基;
    シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、オキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基およびアルコキシカルボニルアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    オキソ基、カルボキシル基、アルカノイル基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基でされていてもよいピロリジニル基;
    オキソ基で置換されていてもよいピロリニル基;
    アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
    オキソ基で置換されていてもよいジアゾリジニル基;
    アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
    ヒドロキシ基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されたテトラゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
    ジヒドロイミダゾリル基;
    ジヒドロオキサゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
    ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
    ピリミジニル基;
    テトラヒドロピラニル基;
    アルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
    アルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
    テトラヒドロピラニルオキシ基;
    テトラヒドロフラニルオキシ基;
    酸化されていてもよいチアニルオキシ基;
    モルホリニルカルボニル基;
    アルカノイル基およびアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;および
    ピロリジニルカルボニル基であり;
    およびRが水素原子であり;
    およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、またはハロゲン原子であるか、
    あるいは、RおよびRが末端でともに結合してアルキレンジオキシ基を形成し;
    10がフェニル基またはピリジル基であり、ここにおいて該フェニル基またはピリジル基は、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい;
    である、請求項6記載の医薬組成物。
  8. がヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
    が、以下に記載の群から選ばれる1〜4の置換基で置換されている、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基またはジヒドロピラジニル基:
    シアノ基;
    ニトロ基;
    カルボキシル基;
    スルホ基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されたアルキル基;
    カルボキシル基、シアノ基またはベンジルオキシカルボニル基で置換されていてもよいアルケニル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基もしくはヒドロキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されたアルコキシ基;
    フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
    カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    アルキルチオ基;
    アルキルスルフィニル基;
    カルボキシル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
    モルホリニル基;
    酸化されていてもよいチオモルホリニル基;
    アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、アルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基;
    アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
    ピリミジニル基;または
    テトラヒドロピラニル基であり;
    10がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい、フェニル基またはピリジル基;
    である、請求項7記載の医薬組成物。
  9. が水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
    がアルキル基であり;
    が水素原子であり;
    がアルキレン基であり;
    が下式で示される基であり:
    Figure 2007119450
    〔ただし、環Aは、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
    11は、シアノ基;
    ニトロ基;
    カルボキシル基;
    スルホ基;
    カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(当該アルコキシ基は、フェニル基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;
    カルボキシル基、シアノ基またはベンジルオキシカルボニル基で置換されていてもよいアルケニル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(当該アルコキシ基は、フェニル基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジ−アルキルジオキソラニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;
    フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
    カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    アルキルチオ基;
    アルキルスルフィニル基;
    カルボキシル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
    モルホリニル基;
    酸化されていてもよいチオモルホリニル基;
    アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、カルボキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基;
    カルボキシル基、カルボキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基;
    アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
    ピリミジニル基;または
    テトラヒドロピラニル基である。〕;
    およびRが水素原子であり;
    およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であるか、あるいはともに末端で結合してアルキレンジオキシ基であり;
    10が、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい、フェニル基またはピリジル基;
    である、請求項1記載の医薬組成物。
  10. 環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基またはジヒドロピラジニル基である、請求項9記載の医薬組成物。
  11. 環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピラジニル基、チアゾリル基またはオキサゾリル基であり;
    11が、カルボキシル基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニル基;ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;アルコキシカルボニル基;ヒドロキシカルバミミドイル基;アルキルチオ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;モルホリニル基;酸化されていてもよいチオモルホリニル基;アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれるで置換されていてもよいピペラジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基;アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;オキソジヒドロオキサジアゾリル基;ピリミジニル基;または、テトラヒドロピラニル基である、請求項10記載の医薬組成物。
  12. がヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
    10が、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子およびシアノ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されたフェニル基であり;
    環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、またはチアゾリル基であり;
    11が、カルボキシル基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニル基;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、ジアルキルジオキソラニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;ヒドロキシカルバミミドイル基;アルキルチオ基;アルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;モルホリニル基;酸化されていてもよいチオモルホリニル基;アルキル基、アルカノイル基、およびヒドロキシアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基;カルボキシル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基;アルキル基、ヒドロキシアルキル基、またはモルホリニルアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;オキソジヒドロオキサジアゾリル基;ピリミジニル基;またはテトラヒドロピラニル基である、請求項11記載の医薬組成物。
  13. が、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基およびシクロアルキル基から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基であり;R10が、シアノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、およびアルコキシ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されたフェニル基であり;
    環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、テトラゾリル基またはオキサジアゾリル基であり;
    11が、カルボキシル基;ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルキル基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルケニル基;カルボキシル基、シアノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されたアルコキシ基;カルボキシル基またはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;モルホリニル基;カルボキシル基で置換されたピペリジニル基;またはヒドロキシアルキル基で置換されたテトラゾリル基であり;
    がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、
    が水素原子である、請求項12記載の医薬組成物。
  14. がエトキシカルボニル基、ヒドロキシエトキシカルボニル基、2−フルオロエトキシカルボニル基、2,2−ジフルオロエトキシカルボニル基、または、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基であり、Rがトリフルオロメチル基またはメトキシ基である、請求項13記載の医薬組成物。
  15. がカルボキシ(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基またはアルコキシカルボニル(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基であり、Rがトリフルオロメチル基またはメトキシ基である、請求項13記載の医薬組成物。
  16. 有効成分として、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−(2−メトキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3,5−ジメトキシベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メタンスルホニルエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸2−ヒドロキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(テトラゾール−5−イル)プロポキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−カルボキシペンチルオキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシメチルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ジメチルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;または
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    またはその薬理的に許容される塩を含有する医薬組成物。
  17. 有効成分として、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;または
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6,7−エチレンジオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    またはその薬理的に許容される塩を含有する医薬組成物。
  18. 有効成分として、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;または
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル、
    またはその薬理的に許容される塩を含有する医薬組成物。
  19. 有効成分として、製造例1〜324から選ばれる化合物またはその薬理的に許容される誘導体を含有する、請求項1記載の医薬組成物。
  20. コレステリルエステル輸送タンパクの阻害が有益な病態の治療または予防剤である請求項1〜19のいずれかに記載の医薬組成物。
  21. 病態が、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化、メタボリックシンドローム、末梢血管疾患、脂質代謝異常、高ベータリポタンパク血症、低アルファリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心臓血管障害、アンギナ、虚血、心臓性虚血、発作、心筋梗塞、再潅流障害、血管形成再狭窄、高血圧、脳梗塞、脳卒中、糖尿病、糖尿病の血管合併症、血栓性疾患、肥満症、脳血管疾患、冠状動脈疾患、心室機能不全、心不整脈、肺血管疾患、腎血管疾患、腎臓病、内臓血管疾患、血管内凝血症、炎症性疾患、自己免疫異常および他の全身性疾患適応症、免疫機能変調、肺疾患、抗酸化剤症、性的機能障害、認知障害、住血吸虫症、癌、黄色腫の退縮、アルツハイマー病またはエンドトキシン血症から選ばれる病態である、請求項1〜20のいずれかに記載の医薬組成物。
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