JP2007117823A - 有機物微細化装置、有機物微細化装置を有する汚水処理装置及び汚水処理方法 - Google Patents

有機物微細化装置、有機物微細化装置を有する汚水処理装置及び汚水処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】衝突部の貫通孔、或いはフィルターの詰まりを解消し、連続運転が可能な有機物微細化装置を提供する。
【解決手段】小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置16と、破砕装置に高圧液体を供給する高圧ポンプ15と、高圧ポンプの吸入口に接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する前フィルター装置13a、13bと、前フィルター装置の上流側に接続されると共に前フィルター装置の透過穴以上の大きさの透過穴を有する水槽内フィルター装置11とを備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品工場、下水道、養豚場、養鶏場からの糞尿・し尿、化学工場からの有機性廃水を生物処理する際に増殖する微生物等の有機物を、高圧噴流により破砕して微細化する際に使用される有機物微細化装置、有機物微細化装置を有する汚水処理装置及び汚水処理方法に関する。
従来、有機性廃水を水処理する際に生じる余剰汚泥の量を減少させるために、増殖した微生物等を破砕する方法として、オゾン法、超音波法、ミル法、アルカリ処理法、物理的に余剰汚泥を衝突又はキャビテーションによる方法等がある。
これらの方法においては、好気性細菌等により、有機性廃水中の有機物を栄養源としてそれらを硝酸塩や無害な窒素や二酸化炭素に転換・分解している。
余剰汚泥とは自己増殖した好気性細菌等の微生物を含んでおり、この余剰汚泥はフロック化(大きな固まりとなる)する性質があり、水処理装置においては、この微生物等の有機物を含む余剰汚泥の一部を抜き取り脱水機で脱水し、産業廃棄物として埋立てられたり、焼却処分されている。
この場合、微生物等を含む余剰汚泥が大量に発生するため、新たな余剰汚泥処理方法の提案が要求されている。
そこで、脱水機で脱水し産業廃棄物として焼却などの処理を行う余剰汚泥の量を出来る限り減少(減容化)するために、余剰汚泥の全部または一部を可溶化(微生物の細胞膜を破壊し中の細胞質を放出する)・微細化して微生物が食べやすくし、可溶化・微細化したものを水処理装置の曝気槽へ戻し、好気性細菌等により、硝酸塩や無害な窒素や二酸化炭素に転換・分解することが提案されている。
例えば、余剰汚泥を可溶化・微細化する方法として、図7に図示のものが提案されている。
図7に図示のものは、沈砂槽102と、流量調整槽103と、生物処理を行う曝気槽104と、沈殿槽105と、消毒槽106と、沈殿槽105から排出された汚泥を貯留する汚泥貯留槽107と、汚泥貯留槽107の汚泥を余剰汚泥減容化装置109に高圧で供給する高圧ポンプ108と、汚泥貯留槽107から排出された汚泥を可溶化する余剰汚泥減容化装置109と、余剰汚泥減容化装置109から排出された汚泥を流量調整槽103に戻す図示しない輸送装置等で構成される。
また、この余剰汚泥減容化装置109は、高圧容器内に設けられ、高圧容器内の汚泥の流路に比較して小径の貫通孔が穿設された衝突部と、衝突部の貫通孔の中央に、貫通孔に略々垂直な方向に向かって開口する流出口と、衝突部の貫通孔の互いに反対の方向から供給された汚泥が、衝突部の中央部において衝突して可溶化され、流出口から排出されるようになっている(例えば、特許文献1。)。
また、汚泥を、150〜200ミクロンの径を持つフィルターを通過させた後、2以上の方向に分岐させ、10〜150MPaの高圧にて互いに衝突させたのち脱水する汚泥の脱水方法も提案されている(例えば、特許文献2。)。
更には、図8に図示のように、汚泥中に含まれるゴミなどの難可溶物を前処理手段110により除去し、移送加圧ポンプ111より送られてきた汚泥を、二つの漏斗を相対させ出口部に衝突板を設け通過させる事によりキャビテーション効果により可溶化する衝撃波発生器112及び水蒸気外周圧を高め強大な衝撃波を創出する加圧調整器113を備えた減量化処理器114を通過させて、可溶化し、可溶化した汚泥を曝気槽へ返送して生物分解するものも提案されている(例えば、特許文献3。)。
なお、フィルターとしては、フィルターエレメントを設け、フィルターエレメントの下流側に旋回ノズルを設置し、上流側に同軸で旋回ノズルブラシを設置したものが提案されている(例えば、特許文献4。)。
特開2003−305499号公報 特開2004−066057号公報 特開2005−125297号公報 特開平5−295788号公報
以上に述べた微生物を含む余剰汚泥を物理的に可溶化・微細化する方法・装置では、配管系路上にノズル等の細い穴を有するため、その穴径より大きい固形物(無機物・有機物)が混じっているとノズル等の細い穴が詰まることになり、連続運転が困難となる。
また、汚泥中に含まれるゴミなどの難可溶物をフィルター等の前処理手段により除去するものも提案されているが、連続で汚泥を流している限りにおいてはいずれフィルターも詰まることになり、連続運転が困難である。
本来、有機性廃棄物処理装置における汚泥減容化は、小容量の装置で連続運転することが基本であり、物理的に可溶化・微細化されて曝気槽へ戻される余剰汚泥は曝気槽内にある活性汚泥に対し量的には一部であるため、汚泥減容化処理も連続運転しないと効果を充分に発揮できない。
また、ノズル等の細い穴またはフィルターが詰まるとその清掃が必要となり、そのためには装置を停止する必要が生じるため連続運転に支障を生じ、本来の減容能力を充分に発揮できないばかりではなく、ノズル等の細い穴またはフィルターの清掃が頻繁に発生することになり、手間がかかる。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、有機性廃棄物或いは余剰汚泥を連続して物理的に可溶化・微細化することが可能な有機物微細化装置、有機物微細化装置を有する汚水処理装置及び汚水処理方法を実現することを目的とする。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、特許請求の範囲に記載された各発明は、有機物微細化装置、有機物微細化装置を有する汚水処理装置及び汚水処理方法として、それぞれ以下に述べる各手段を採用したものである。
(1)第1の手段の有機物微細化装置は、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置と、前記破砕装置に高圧液体を供給する高圧ポンプとを有する有機物微細化装置において、前記破砕装置の上流に設置される前記高圧ポンプの吸入口又は吐出口に接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する前フィルター装置と、前記前フィルター装置の上流側に接続されると共に前記前フィルター装置の透過穴以上の大きさの透過穴を有する水槽内フィルター装置とを備えたことを特徴とする。
(2)第2の手段の有機物微細化装置は、第1の手段において、前記水槽内フィルター装置または前記前フィルター装置は自動清浄機構を有することを特徴とする。
(3)第3の手段の有機物微細化装置は、第1又は2の手段において、前記前フィルター装置は少なくとも2組並列に設けられていることを特徴とする。
(4)第4の手段の有機物微細化装置は、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置と、前記破砕装置に高圧液体を供給する高圧ポンプとを有する有機物微細化装置において、前記破砕装置の上流に設置される前記高圧ポンプの吸入口または吐出口に並列して接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する少なくとも2組の前フィルター装置とを備えたことを特徴とする。
(5)第5の手段の有機物微細化装置は、第1乃至4のいずれかの手段において、前記前フィルター装置内にフィルターエレメント内面清掃手段を備えたことを特徴とする。
(6)第6の手段の有機物微細化装置は、第3又は4の手段において、前記各前フィルター装置の入口に接続された入口弁及び出口に接続された出口弁と、前記各前フィルター装置の逆洗水入口に接続された洗浄液入口弁及び逆洗水出口に接続された洗浄液出口弁と、前記入口弁、出口弁、洗浄液入口弁及び洗浄液出口弁を制御する汚泥処理制御装置とを備え、前記汚泥処理制御装置は、一方の前フィルター装置の稼動時に他方の逆洗を行うと共に、逆洗開始時に、前記出口弁および前記入口弁の閉鎖、前記洗浄液入口弁の開、前記洗浄液出口弁の開の順序で開くよう制御するものであることを特徴とする。
(7)第7の手段の有機物微細化装置は、第1乃至6のいずれかの手段において、前記前フィルター装置の入口に接続された入口弁及び出口に接続された出口弁と、前記前フィルター装置の逆洗水入口に接続された洗浄液入口弁及び逆洗水出口に接続された洗浄液出口弁と、前記入口弁、出口弁、洗浄液入口弁及び洗浄液出口弁を制御する汚泥処理制御装置とを備え、前記汚泥処理制御装置は、前記高圧ポンプ停止時に前記前フィルター装置の逆洗を行うと共に、逆洗開始時に、前記出口弁および前記入口弁の閉鎖、前記洗浄液入口弁の開、前記洗浄液出口弁の開の順序で開くよう制御するものであることを特徴とする。
(8)第8の手段の汚水処理装置は、曝気槽と前記曝気槽より下流側の水槽とを有し汚水を生物分解する処理槽部と、第1乃至7のいずれかの手段の有機物微細化装置とを有し、破砕装置から排出される微細化された有機物を含む液体を、前記曝気槽又は前記曝気槽より上流側に供給すると共に、前記水槽内フィルター装置を有する場合は前記水槽内フィルター装置を前記曝気槽より下流側の水槽内に配置し、前記水槽内フィルター装置を有しない場合は前記有機物微細化装置の上流側を前記曝気槽より下流側の水槽内に接続したことを特徴とする。
(9)第9の手段の汚水処理方法は、曝気槽と前記曝気槽より下流側の水槽とを有し汚泥を生物分解する処理槽部と、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化し前記曝気槽又は前記曝気槽より上流側に微細化された有機物を含む液体を供給する破砕装置と、前記破砕装置に高圧液体を供給する高圧ポンプと、前記曝気槽より下流側の水槽に取出し管を介して接続され前記高圧ポンプの吸入口に並列に接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する少なくとも2組の前フィルター装置とを備え、一方の前記前フィルター装置の稼動時に他方の前記前フィルター装置の逆洗を行うと共に、逆洗開始時に、出口弁及び、入口弁の閉鎖、洗浄液入口弁の開、洗浄液出口弁の開の順序で開くよう自動的に制御することを特徴とする。
(10)第10の手段の汚水処理方法は、曝気槽と前記曝気槽より下流側の水槽とを有し汚泥を生物分解する処理槽部と、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化し前記曝気槽又は前記曝気槽より上流側に微細化された有機物を含む液体を供給する破砕装置と、前記破砕装置の上流側に並列に接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する少なくとも2組の前フィルター装置と、前記曝気槽より下流側の水槽に取出し管を介して接続され前記前フィルター装置に高圧液体を供給する高圧ポンプとを備え、一方の前フィルター装置の稼動時に他方の前記前フィルター装置の逆洗を行うと共に、逆洗開始時に、出口弁及び、入口弁の閉鎖、洗浄液入口弁の開、洗浄液出口弁の開の順序で開くよう自動的に制御することを特徴とする。
上述の第1の手段の有機物微細化装置によれば、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置の上流側に、破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する前フィルター装置、及び前フィルター装置の透過穴以上の大きさの透過穴を有する水槽内フィルター装置を備えたことにより、大きい固形物(無機物・有機物)を含む汚泥水は水槽内フィルター装置により予め濾過される。
そして大きい固形物が除去された汚泥水が前フィルター装置に搬送される。
この時、前フィルター装置では、破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴を有しているため、破砕装置の小径のノズル以下の有機物等の固形物を含有する汚泥水のみが濾過されて破砕装置に搬送される。
従って、破砕装置が詰まることはなく、また、大きい固形物を含む汚泥水は水槽内フィルター装置により予め濾過されるため、前フィルター装置が詰まる可能性は大幅に減少し、例え詰まっても前フィルター装置の清掃に要する時間も大幅に減少するため、ほぼ有機物微細化装置を連続して運転することが可能となる。
また、上述の第2の手段の有機物微細化装置によれば、上述の効果に加えて、水槽内フィルター装置または前フィルター装置は自動清浄機構を有しており、上述の効果に加えて、水槽内フィルター装置または前フィルター装置は、自動清浄機構により、フィルターに詰まった塵等は自動的に洗浄される。
また、上述の第3、4の手段の有機物微細化装置によれば、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置の上流側に、破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する前フィルター装置を少なくとも2組並列したことにより、前フィルター装置が破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴を有しているため、破砕装置の小径のノズル以下の有機物等の固形物を含有する汚泥水のみが濾過されて破砕装置に搬送される。
また、前フィルター装置を少なくとも2組並列しているため、一方の前フィルター装置の稼動時に他方の前記前フィルター装置の逆洗を行える。
従って、破砕装置が詰まることはなく、また、有機物微細化装置を連続して運転することが可能となる。
更に、上述の第3の手段の有機物微細化装置によれば、水槽内フィルター装置をも備えており、上述の第1の手段の有機物微細化装置における効果も奏する。
また、上述の第5の手段の有機物微細化装置によれば、前フィルター装置の透過穴に詰まった塵等をフィルターエレメント内面清掃手段により洗浄することができる。
また、上述の第6の手段の有機物微細化装置によれば、一方の前記前フィルター装置の稼動時に他方の前記前フィルター装置の逆洗を行うと共に、逆洗開始時に、出口弁の閉鎖、入口弁の閉鎖、洗浄液入口弁の開、洗浄液出口弁の開の順序で開くよう自動的に制御するため、前フィルター装置を自動的に逆洗することが可能となる。
また、上述の第7の手段の有機物微細化装置によれば、高圧ポンプを一時的に停止して前フィルター装置の逆洗を行うことにより、このようにして、ほぼ連続して有機物微細化装置を運転することが可能となる。
また、上述の第8の手段の汚水処理装置によれば、曝気槽と前記曝気槽より下流側の水槽とを有し汚水を生物分解する処理槽部と、第1乃至7のいずれかの手段の有機物微細化装置とを有しており、第1乃至7のいずれかの手段の効果を奏する汚水処理装置を得ることができる。
上述の第9、10の手段の汚水処理方法によれば、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置の上流側に、破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有するノズル用フィルター装置を少なくとも2組並列したことにより、ノズル用フィルター装置が破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴を有しているため、破砕装置の小径のノズル以下の有機物等の固形物を含有する汚泥水のみが濾過されて破砕装置に搬送される。
そして、ノズル用フィルター装置を少なくとも2組並列しているため、一方のノズル用フィルター装置の稼動時に他方の前記ノズル用フィルター装置の逆洗を行える。
従って、破砕装置が詰まることはなく、また、有機物微細化装置を連続して運転することが可能となる
以下、本発明の実施の形態に係る有機物微細化装置、有機物微細化装置を有する汚水処理装置、又は汚水処理方法につき、図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る汚水処理装置のブロック図、図2は、図1の水槽内フィルター(1次フィルター)装置の詳細断面図、図3は、図1の前フィルター(2次フィルター)装置の詳細配管図及び制御ブロック図である。
図4は、図3の前フィルター(2次フィルター)エレメントの詳細断面図、図5は、図3の前フィルター装置における弁の制御フロー図である。
図6は、図3の前フィルター(2次フィルター)フィルターエレメントの他の構成例を示す詳細断面図である。
図1に基づき本発明の実施の形態に係る汚水処理装置の全体の構成につき説明する。
図1に図示のように、本発明の実施の形態に係る汚水処理装置は、曝気槽2、沈殿槽3、返送汚泥貯留槽4、脱水装置5等を有する処理槽部1と、水槽内フィルター(1次フィルター)装置11、移送ポンプ12、前フィルター(2次フィルター)装置13a、13b、流量調整器14、高圧ポンプ15、破砕(微細化)装置16等を有する汚泥減容化装置(有機物微細化装置)10とにより構成されている。
処理槽部1では、汚水(工場廃水など)を曝気槽2で好気性細菌群(=活性汚泥)により汚水中の主として有機成分を分解し、浄化して排水として流す。
その際に活性汚泥が増殖するので、曝気槽2から沈殿槽3に汚水を移した後、フロック化して沈殿しやすくなった活性汚泥を沈殿させ、上澄み液(処理水)は排水として放流し、沈殿した活性汚泥の一部は返送汚泥として曝気槽2にもどすが、一部は余剰汚泥として脱水装置5を介して系外に排出される。
本発明の実施の形態における汚泥減容化装置10は、この返送汚泥の一部を微細化して曝気槽2に戻すことにより、返送汚泥自体の活性化および自己消化により、結果として余剰汚泥を減らすものである。
(処理槽部の構成)
先ず、処理槽部1につき説明する。
処理槽部1は、曝気槽2、曝気槽2の下流側に配置された沈殿槽3、返送汚泥貯留槽4、脱水装置5、これらの水槽、装置間を接続する配管、ダクト、及び図示略の搬送ポンプ等から構成されている。
また、返送汚泥貯留槽4と沈殿槽3とは、汚泥返送ポンプ28により接続されており、返送汚泥貯留槽4と曝気槽2とは、汚泥返送管27により接続されている。
上述の構成において、食品工場、下水道、養豚場、養鶏場から排出される糞尿・し尿、或いは化学工場から排出される有機性廃棄物を含有する汚水は、曝気槽2或いは曝気槽2より上流側に搬送される。
更に、汚泥減容化装置10にて細胞膜が破砕され微細化された微生物も、曝気槽2へ混入される。
曝気槽2内には、汚水水中に空気が曝気されており、汚水及び破砕・微細化された微生物は、好気性細菌により、汚水中の有機物を栄養源として硝酸塩や無害な窒素や二酸化炭素に転換・分解される。
浄化された処理水は排水(放流水)として排出される。
分解された処理済汚水は、微生物と共に沈殿槽3に搬送されて、活性汚泥と排水とに分離された後、活性汚泥は返送汚泥貯留槽4に搬送される。
そして、返送汚泥貯留槽4内の汚泥の一部は、脱水装置5により脱水された後、固形物は外部に放出・搬送される。
また、返送汚泥貯留槽4の汚泥一部は曝気槽2或いは曝気槽2より上流側に返送される。
この処理槽部1は、従来用いられている一般的なものであり、上述のものに限定されるものではなく、各種の形態が適用可能である。
例えば、曝気槽2の上流側に、図7に図示のような沈砂槽102、流量調整槽103を設置してもよく、汚水は沈砂槽102へ搬送されて沈砂槽102にて無機物等が除去され、流量調整槽103にて流量が調整された後、曝気槽2へ搬送される。
また、曝気槽2の下流側に、嫌気性細菌槽を設置し、嫌気性細菌により硝酸塩を窒素と水に分解するようにしても良い。
要するに、曝気槽2を有する処理槽部1であれば、曝気槽2の上流側、或いは下流側にどのような形態の水槽、配管類(ダクトを含む)を配置したものでも適用可能である。
(汚泥減容化装置の全体の構成)
次に、本発明の実施の形態の特徴部分である汚泥減容化装置(有機物微細化装置)10につき説明する。
汚泥減容化装置10は、水槽内フィルター(1次フィルター)装置11、移送ポンプ12、少なくとも2組の前フィルター(2次フィルター)装置13a、13b、流量調整器14、高圧ポンプ15、破砕(微細化)装置16及びこれらの各装置、ポンプ間を接続する配管(或いはダクト)等から構成されている。
このように、フィルターは、1次フィルター装置11及び2次フィルター装置13a、13bからなる2段式のフィルターとなっているが、フィルターが1段且つ1組のみの場合、長時間可動すると、どうしてもフィルターが詰まり、フィルターを清掃するために装置を停止しなければならず、フィルターを2段或いは2組並列にすることにより、長時間の汚泥減容化装置の連続運転が可能な有機性廃棄物処理装置を得ることができた。
また、1次フィルター装置11が無い場合は、2次フィルター装置13a、13bの可動と洗浄との切り替えが頻繁になり、汚泥減容化装置(有機物微細化装置)10を、ほぼ連続して運転することが可能となるものの、場合によっては、汚泥減容化装置を停止する時間帯が発生する。
1次フィルター装置11は、曝気槽2より下流側の水槽である返送汚泥貯留槽4内の高さ方向の中央部付近に設置されている。
なお、1次フィルター装置11は、処理済汚水中の微生物を吸引するものであるため、本実施の形態では返送汚泥貯留槽4に設置したが、これに限定されるものではなく、沈殿槽3に設置して直接汚泥を吸引しても良い。
1次フィルター装置11には取出し管20aが接続され、取出し管20aの下流側は移送ポンプ12の吸入口に接続されている。
なお、この移送ポンプ12は、後述する高圧ポンプ15に自吸能力があれば無くても良い。
その場合、1次フィルター装置11の目(後述する透過穴38)のサイズは高圧ポンプ15の作動に支障がある固形物を取れるサイズとする必要がある。
移送ポンプ12の吐出口には、取出し管20bが接続され、この取出し管20bの下流側は分岐して、2組の2次フィルター装置13a、13bの上流側の入口に接続されている。
この2次フィルター装置13a、13bは、後述する破砕(微細化)装置16内のノズルに固形物が詰まるのを防止するためのものであり、2次フィルター装置13a、13bの目(後述する透過穴54)のサイズは、破砕(微細化)装置16内のノズルの直径以下となっている。
2次フィルター装置13a、13bの下流側の出口には、各々2次フィルター(前フィルター)出口管21が接続され、2次フィルター出口管21は、合流して高圧ポンプ15の吸入口に接続されている。
また、2次フィルター出口管21と取出し管20aとは、流量調整器14が介装された戻り管22により接続されており、余剰液を戻すようになっている。
なお、2次フィルター装置13a、13bと高圧ポンプ15との位置関係については、高圧ポンプ15の下流側の吐出口側に2次フィルター装置13a、13bを設置しても良い。
また、各々の2次フィルター装置13a、13bには、逆洗水を導入するための逆洗水供給管25が接続されている。
更に、各々の2次フィルター装置13a、13bには、逆洗水を排出するための逆洗水回収管26も接続されている。
そして、この逆洗水回収管26の下流側は、合流して曝気槽2に接続されている。
なお、曝気槽2より上流側に水槽(図7に図示のような沈砂槽102、流量調整槽103等)が設置されている場合には、逆洗水回収管26の下流側を曝気槽2より上流側の水槽、或いは配管等に接続しても良い。
高圧ポンプ15の吐出口には高圧水供給管23が接続され、高圧水供給管23の下流側は破砕(微細化)装置16に接続されている。
この破砕(微細化)装置16は小径のノズルを備えており、高圧ポンプ15から圧送された微生物を含有する汚泥水がこの小径のノズルから高速で噴出されることにより、微生物の細胞膜は破砕、微細化される。
なお、この破砕(微細化)装置16としては、高圧水供給管23に接続されると共に分岐した2本の高圧入口側通路と、各高圧入口側通路に介装されたオリフィスと、各高圧入口側通路に接続されると共に先端がお互いに対峙する高圧出口側通路と、高圧出口側通路に介装されたオリフィス(即ち、小径のノズル)とを備え、お互いに対峙する高圧出口側通路の先端から微生物を含有する処理済汚泥水を高圧・高速で噴出させることにより、微生物を破砕、微細化するものが適用できる。
或いは、二つの漏斗を相対させ、この小径の二つの漏斗の最も細い部分である小径のノズルから微生物を含有する汚泥水を高圧・高速で噴出させることにより、急激に減圧し、衝撃波を発生させて、微生物を破砕、微細化するものも適用できる。
要するに、破砕(微細化)装置16は、直径が2mm以下、好ましくは1mm以下の小径のノズル(オリフィスも含む)を有し、このノズルから微生物を含有する汚泥水を高圧・高速で噴出させることにより、微生物を破砕、微細化するものであれば良い。
また、ノズルも1本に限るものではなく、複数本並列したものでも良い。
破砕(微細化)装置16の下流側の出口には破砕(微細化)液返送管24が接続され、破砕(微細化)液返送管24の下流側は曝気槽2に接続されている。
また、破砕(微細化)装置16が、曝気槽2より低い位置にある場合には、破砕(微細化)液返送管24の途中に移送ポンプを配置する必要がある。
なお、曝気槽2の上流側に図7に図示のような沈砂槽102、流量調整槽103が配置されている場合には、破砕(微細化)液返送管24の下流側は、曝気槽2の上流側の図7に図示のような沈砂槽102、流量調整槽103、或いは配管(ダクトを含む)に接続するようにしても良い。
(1次フィルター装置の構成)
次に、図2を参照して、1次フィルター装置11の詳細な構成につき説明する。
図2に図示のように、曝気槽2より下流側の水槽としての返送汚泥貯留槽4内の高さ方向の中央部付近に、1次フィルター(水槽内フィルター)箱30が図示略の支持部材により固定されている。
この1次フィルター箱30の底部は開放しており、この底部に1次フィルター(水槽内フィルター)エレメント31が取付けられている。
1次フィルターエレメント31の目(透過穴38)の大きさは、1次フィルター装置11と2次フィルター装置13a、13bとの間で一番詰まりやすい移送ポンプ12に配慮しつつ、2次フィルター装置13a、13bが短時間で詰まらないように大きな固形物を取れる目のサイズとする。
具体的には、1次フィルターエレメント31の目、即ち透過穴38の大きさは、破砕(微細化)装置16の小径のノズルの直径、或いは後述する2次フィルター装置13a、13bの透過穴54の直径以上、好ましくは2〜3倍、即ち、2.5〜5mm程度となっている。
1次フィルター箱30の中央には、回転軸33が回転可能に配置され、1次フィルターエレメント31の下面側の回転軸33には、1次フィルターエレメント31を清掃するための回転ブラシ32が取付けられている。
一方、返送汚泥貯留槽4の上部には、電動機及び減速機を有するブラシ駆動機36が駆動機据付台35により固定されている。
そして、回転軸33の上端と、ブラシ駆動機36の出力軸とは、ユニバーサルジョイント34により連結されている。
更に、1次フィルター箱30の側壁、或いは上壁には、取出し管接続ユニオン37を介して取出し管20aが接続されている。
1次フィルター装置11は、上述のごとく構成されており、運転時においては、返送汚泥貯留槽4内の微生物を含有する汚泥水の内、1次フィルターエレメント31の多数の透過穴38の大きさ以下のもののみが通過し、取出し管20aを通って移送ポンプ12により吸引される。
一方、1次フィルターエレメント31の外面に付着した1次フィルターエレメント31の透過穴38の大きさ以上の固形物は、低速で回転する回転ブラシ32によって排除される。
なお、1次フィルター箱30内に、逆洗水を1次フィルターエレメント31に向かって放出するノズルを配置しても良い。
(2次フィルター装置及び制御装置の構成)
次に、図3、図4、図5を参照して、2次フィルター装置の詳細な構成及び制御方法、装置につき説明する。
図3に図示のように、第1の2次フィルター装置13a、第2の2次フィルター装置13bは、2次フィルター(前フィルター)40、汚泥等の入口弁41、汚泥等の出口弁42、洗浄液入口弁43、洗浄液出口弁44、及び各弁を制御する弁制御器45a、45b、45c、45d、汚泥減容化処理制御装置46から構成されている。
即ち、2次フィルター40の汚泥水入口に接続された取出し管20bには、汚泥等の入口弁41が介装され、2次フィルター40の汚泥水排出口に接続された2次フィルター(前フィルター)出口管21には、汚泥等の出口弁42が介装されている。
更に、2次フィルター40の逆洗水入口に接続された逆洗水供給管25には、洗浄液入口弁43が介装され、2次フィルター40の逆洗水出口に接続された逆洗水供給管25には、洗浄液出口弁44が介装されている。
また、汚泥等の入口弁41、汚泥等の出口弁42、洗浄液入口弁43、及び洗浄液出口弁44は、電動機駆動式の遠隔操作弁であり、弁制御器45a、45b、45c、45dにより弁開度が制御されるようになっている。
各弁41、42、43、44の形式は、電動ボール弁としたが、これ以外の形式の弁でもかまわない。
一方、汚泥減容化処理制御装置46には、弁制御器45a、45b、45c、45dに各弁41、42、43、44の開閉のタイミングの信号を発信する第1の操作弁制御器48a、及び第2の操作弁制御器48bが設けられている。
更に、汚泥減容化処理制御装置46には、各操作弁制御器48a、48bに、逆洗処理開始のタイミングの信号を発信するフィルター制御器47が設けられている。
なお、図3には、弁制御器45a、45b、45c、45d、操作弁制御器48a、48b、フィルター制御器47を各々個別の制御器として図示しているが、これに限定されるものではなく、1個のシーケンサー(或いはコンピューター)にて構成し、各制御器をシーケンスブロック(或いはサブプログラム)とする形態のものも含むものとする。
次に、図4を参照して、2次フィルター40の構成につき説明する。
2次フィルター40は、耐圧型の円筒状の外筒50と、外筒50の上下に配置された上フランジ51及び下フランジ52と、外筒50の内側に配置された円筒状の2次(前フィルター)フィルターエレメント53とにより構成されている。
そして、外筒50及び2次フィルターエレメント53は、固定ボルト55及び固定ナット56により、上フランジ51及び下フランジ52に液密に固定されている。
この2次フィルターエレメント53には、多数(又は無数)の透過穴54が穿設されており、これらの透過穴54の直径は、破砕(微細化)装置16の小径のノズルの直径以下、即ち、2mm以下、好ましくは1mm以下となっている。
なお、外筒50と上フランジ51と間には、高圧に耐えるようにOリング57が配置されている(下フランジ52も同様)。
また、上フランジ51には、2次フィルターエレメント53内に汚泥水を導入する取出し管20bが接続され、外筒50の下部には、2次フィルターエレメント53の透過穴54を通過した汚泥水を排出する2次フィルター出口管21が接続されている。
更に、外筒50の上部には、逆洗時に逆洗水を導入する逆洗水供給管25が接続され、下フランジ52には逆洗水を排出する逆洗水回収管26が接続されている。
次に、図3、図5を参照して、2次フィルター装置13a、13bの制御シーケンス(方法)につき説明する。
フィルター制御器47には、第1の2次フィルター装置13a、第2の2次フィルター装置13bの汚泥処理工程(ステップS1)に要する時間t1、逆洗開始工程(ステップS2)、逆洗工程(ステップS3)及び逆洗終了工程(ステップS4)に要する時間t2、及び、一方の2次フィルター装置13a(13b)が逆洗を終了した後に他方の2次フィルター装置13b(13a)が逆洗を開始する迄の時間tsが記憶されている。
なお、この時間t1、t2、tsは、図示略の入力装置により入力、変更できるようになっている。
各操作弁制御器48a、48bには、汚泥等の入口弁41、汚泥等の出口弁42、洗浄液入口弁43、及び洗浄液出口弁44の開閉順序、操作開始タイミング、逆洗工程(ステップS3)の時間t3が記憶されている。
なお、上述の各弁の開閉順序、操作開始タイミング、逆洗工程(ステップS3)の時間t3も、フィルター制御器47を介して図示略の入力装置により入力、変更できるようになっている。
そして、フィルター制御器47から逆洗開始信号を受信すると、逆洗開始工程(ステップS2)において、初めに汚泥等の出口弁42を閉鎖する信号を弁制御器45bに送信する。
その後、汚泥等の入口弁41を閉鎖する信号を弁制御器45aに送信し、洗浄液入口弁43を開く信号を弁制御器45cに送信し、洗浄液出口弁44を開く信号を弁制御器45dに送信する。
なお、出口弁42、入口弁41の閉のタイミングはこの順序にこだわらず、同時に閉としても良いし、入口弁41を先に閉としても良い。
逆洗開始工程(ステップS2)が完了すると、逆洗工程(ステップS3)において、所定時間t3、2次フィルター装置13a(13b)の逆洗が行われる。
所定時間t3経過し逆洗工程(ステップS3)が終了すると、逆洗終了工程(ステップS4)において、初めに洗浄液出口弁44を閉鎖する信号を弁制御器45dに送信する。
その後、洗浄液入口弁43を閉鎖する信号を弁制御器45cに送信し、汚泥等の入口弁41を開く信号を弁制御器45aに送信し、汚泥等の出口弁42を開く信号を弁制御器45bに送信する。
なお、入口弁41、出口弁42の開のタイミングはこの順序にこだわらず、同時に開としても良いし、出口弁42を先に開としても良い。
逆洗終了工程(ステップS4)が完了すると、汚泥処理工程(ステップS1)に戻る。
このようにして、第1の2次フィルター装置13a及び第2の2次フィルター装置13bは、お互いに逆洗作業が重ならないように制御される。
また、逆洗開始工程(ステップS2)と逆洗工程(ステップS3)と逆洗終了工程(ステップS4)との合計時間t2は、汚泥処理工程(ステップS1)の時間t1よりも短くなるように設定されている。
また、上述の実施の形態においては、2次フィルター装置13a、13bを2組(複数組)配置し、一方の2次フィルター装置13a(13b)が稼動時に、他方の2次フィルター装置13b(13a)を逆洗洗浄するようにして、高圧ポンプ15及び破砕(微細化)装置16を連続運転できるようにしているが、高圧ポンプ15を連続運転する必要が無く、且つ、2次フィルター装置の自動逆洗時に連動して高圧ポンプ15を停止できる場合は、2次フィルター装置は1組でもかまわない。
更には、3組以上配置するようにしても良い。
次に、図6を参照して、2次フィルター40の変形例につき説明する。
図6に図示の2次フィルター40aは、図4に図示の2次フィルター40と同様に、円筒状の外筒50、上フランジ51、下フランジ52、多数(又は無数)の透過穴54が穿設された2次フィルターエレメント53、固定ボルト55、固定ナット56、Oリング57を備えている。
また、2次フィルター出口管21、逆洗水供給管25、逆洗水回収管26も、同様に接続されている。
図4に図示のものと異なる点は、2次フィルターエレメント53内に回転ブラシ59を配置したことにある。
即ち、円筒状の2次フィルターエレメント53内には、2次フィルターエレメント内面清掃手段としての回転ブラシ59が取付けられた回転軸58が回転自在に配置されている。
この回転ブラシ59は、板上の部材がスパイラル状に回転軸58に取り付けられており、回転ブラシ59の外端面は、2次フィルターエレメント53の内面に接するように、或いは僅か(1〜2mm以下)に隙間が空くようになっている。
回転軸58の上部は、上フランジ51を貫通して上フランジ51の上部に突出している。
また、回転軸58と上フランジ51との間には、軸受兼シールリング63が配置され、シールカバー64と上フランジ51の上面との間にもOリングが配置され、外筒50内の高圧をシールできるようになっている。
更に、上フランジ51の上面には、駆動機据付台60を介して、駆動電動機及び減速ギアを内蔵するブラシ駆動機62が取付けられており、ブラシ駆動機62の出力軸と回転軸58とは、ユニバーサルジョイント61を介して連結されている。
なお、2次フィルターエレメント53内部と上フランジ51の側面に取付けられた取出し管20bとは、上フランジ51内に穿設された上フランジ内流路65により接続されている。
上述の構成において、図5に図示の少なくとも逆洗工程(ステップS3)時には、回転ブラシ59も同時に回転し、2次フィルターエレメント53の内面の固形物(特に、透過穴54に詰まった固形物)を除去するようになっている。
また、回転ブラシ59を常時回転するようにしても良い。
また、回転ブラシ59はスパイラルでなくストレートでも良い。
なお、2次フィルターエレメント53の内面の固形物を除去する2次フィルターエレメント内面清掃手段としては、上述のような回転ブラシ59に限定されるものではなく、回転軸58の周囲に無数のブラシを配置したものでもよく、更には、複数のリング状の部材を2次フィルターエレメント53の内面に接するように、或いは僅か(1〜2mm以下)に隙間が空くように、回転軸58(この場合は、上下動軸)の周囲に配設し、この複数のリング状の部材を上下動させるようにしても良い。
上述のように、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置16の上流側に、破砕装置16の小径のノズル以下の大きさの透過穴54及び逆洗機構を有する2次フィルター装置13a(13b)、及び2次フィルター装置13a(13b)の透過穴54以上の大きさの透過穴38を有する1次フィルター装置11を備えたことにより、大きい固形物(無機物・有機物)を含む汚泥水は1次フィルター装置11により予め濾過される。
そして大きい固形物が除去された汚泥水が2次フィルター装置13a(13b)に搬送される。
この時、2次フィルター装置13a(13b)では、破砕装置16の小径のノズル以下の大きさの透過穴54を有しているため、破砕装置16の小径のノズル以下の有機物等の固形物を含有する汚泥水のみが濾過されて破砕装置16に搬送される。
従って、破砕装置16が詰まることはなく、また、大きい固形物を含む汚泥水は1次フィルター装置11により予め濾過されるため、2次フィルター装置13a(13b)が詰まる可能性は大幅に減少し、2次フィルター装置13a(13b)の清掃に要する時間も大幅に減少するため、ほぼ有機物微細化装置を連続して運転することが可能となる。
また、上述のように、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置16の上流側に、破砕装置16の小径のノズル以下の大きさの透過穴54及び逆洗機構を有する2次フィルター装置13a、13bを少なくとも2組並列した場合には、2次フィルター装置13a、13bでは、破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴を有しているため、破砕装置16の小径のノズル以下の有機物等の固形物を含有する汚泥水のみが濾過されて破砕装置16に搬送される。
また、2次フィルター装置13a、13bを少なくとも2組並列しているため、一方の2次フィルター装置の稼動時に他方の前記2次フィルター装置の逆洗を行える。
従って、1次フィルター装置11が無くても、破砕装置16が詰まることはなく、また、有機物微細化装置を連続して運転することが可能となる
上述のように、小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置16の上流側に、破砕装置16の小径のノズル以下の大きさの透過穴54及び逆洗機構を有する少なくとも2組並列した2次フィルター装置13a、13b、及び2次フィルター装置13a、13bの透過穴54以上の大きさの透過穴38を有する1次フィルター装置11を備えたことにより、大きい固形物(無機物・有機物)を含む汚泥水は1次フィルター装置により予め濾過される。
そして、1次フィルター装置11により大きい固形物が除去された汚泥水が、2次フィルター装置13a、13bに搬送される。
この時、2次フィルター装置13a、13bでは、破砕装置16の小径のノズル以下の大きさの透過穴54を有しているため、破砕装置16の小径のノズル以下の有機物等の固形物を含有する汚泥水のみが濾過されて破砕装置16に搬送される。
しかも、2次フィルター装置13a、13bを少なくとも2組並列しているため、一方の2次フィルター装置13a(13b)の稼動時に他方の前記2次フィルター装置13b(13a)の逆洗を行える。
これにより、ほぼ完全に有機物微細化装置を連続して運転することが可能となる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は上記の各実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、汚泥減容化処理制御装置46を設けず、汚泥等の入口弁41、汚泥等の出口弁42、洗浄液入口弁43、洗浄液出口弁44等を手動で操作するようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る汚水処理装置のブロック図である。 図1の水槽内フィルター(1次フィルター)装置の詳細断面図である。 図1の前フィルター(2次フィルター)装置の詳細配管図及び制御ブロック図である。 図3の前フィルター(2次フィルター)エレメントの詳細断面図である。 図3の前フィルター装置における弁の制御フロー図である。 図3の前フィルター(2次フィルター)エレメントの他の構成例を示す詳細断面図である。 従来の汚泥減容化装置を示すブロック図である。 従来の他の汚泥減量化装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 処理槽部
2 曝気槽
3 沈殿槽
4 返送汚泥貯留槽
5 脱水装置
10 汚泥減容化装置(有機物微細化装置)
11 1次フィルター(水槽内フィルター)装置
12 移送ポンプ
13a、13b 2次フィルター(前フィルター)装置
14 流量調整器
15 高圧ポンプ
16 破砕(微細化)装置
20a、20b 取出し管
21 2次フィルター出口管
22 戻り管
23 高圧水供給管
24 破砕(微細化)液返送管
25 逆洗水供給管
26 逆洗水回収管
27 汚泥返送管
28 汚泥返送ポンプ
30 1次フィルター(水槽内フィルター)箱
31 1次フィルター(水槽内フィルター)エレメント
32 回転ブラシ
33 回転軸
34 ユニバーサルジョイント
35 駆動機据付台
36 ブラシ駆動機
37 取出し管接続ユニオン
38 透過穴
40 2次フィルター(前フィルター)
41 汚泥等の入口弁
42 汚泥等の出口弁
43 洗浄液入口弁
44 洗浄液出口弁
45a、45b、45c、45d 弁制御器
46 汚泥減容化処理制御装置
47 フィルター制御器
48a、48b 操作弁制御器
50 外筒
51 上フランジ
52 下フランジ
53 2次フィルター(前フィルター)エレメント
54 透過穴
55 固定ボルト
56 固定ナット
57 Oリング
58 回転軸
59 回転ブラシ
60 駆動機据付台
61 ユニバーサルジョイント
62 ブラシ駆動機
63 軸受兼シールリング
64 シールカバー
65 上フランジ内流路

Claims (10)

  1. 小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置と、
    前記破砕装置に高圧液体を供給する高圧ポンプとを有する有機物微細化装置において、
    前記破砕装置の上流に設置される前記高圧ポンプの吸入口又は吐出口に接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する前フィルター装置と、
    前記前フィルター装置の上流側に接続されると共に前記前フィルター装置の透過穴以上の大きさの透過穴を有する水槽内フィルター装置とを備えたことを特徴とする有機物微細化装置。
  2. 前記水槽内フィルター装置または前記前フィルター装置は自動清浄機構を有することを特徴とする請求項1に記載の有機物微細化装置。
  3. 前記前フィルター装置は少なくとも2組並列に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物微細化装置。
  4. 小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化する破砕装置と、
    前記破砕装置に高圧液体を供給する高圧ポンプとを有する有機物微細化装置において、
    前記破砕装置の上流に設置される前記高圧ポンプの吸入口または吐出口に並列して接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する少なくとも2組の前フィルター装置とを備えたことを特徴とする有機物微細化装置。
  5. 前記前フィルター装置内にフィルターエレメント内面清掃手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の有機物微細化装置。
  6. 前記各前フィルター装置の入口に接続された入口弁及び出口に接続された出口弁と、
    前記各前フィルター装置の逆洗水入口に接続された洗浄液入口弁及び逆洗水出口に接続された洗浄液出口弁と、
    前記入口弁、出口弁、洗浄液入口弁及び洗浄液出口弁を制御する汚泥処理制御装置とを備え、
    前記汚泥処理制御装置は、
    一方の前フィルター装置の稼動時に他方の逆洗を行うと共に、
    逆洗開始時に、前記出口弁および前記入口弁の閉鎖、前記洗浄液入口弁の開、前記洗浄液出口弁の開の順序で開くよう制御するものであることを特徴とする請求項3又は4に記載の有機物微細化装置。
  7. 前記前フィルター装置の入口に接続された入口弁及び出口に接続された出口弁と、
    前記前フィルター装置の逆洗水入口に接続された洗浄液入口弁及び逆洗水出口に接続された洗浄液出口弁と、
    前記入口弁、出口弁、洗浄液入口弁及び洗浄液出口弁を制御する汚泥処理制御装置とを備え、
    前記汚泥処理制御装置は、
    前記高圧ポンプ停止時に前記前フィルター装置の逆洗を行うと共に、
    逆洗開始時に、前記出口弁および前記入口弁の閉鎖、前記洗浄液入口弁の開、前記洗浄液出口弁の開の順序で開くよう制御するものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の有機物微細化装置。
  8. 曝気槽と前記曝気槽より下流側の水槽とを有し汚水を生物分解する処理槽部と、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の有機物微細化装置とを有し、
    破砕装置から排出される微細化された有機物を含む液体を、前記曝気槽又は前記曝気槽より上流側に供給すると共に、
    前記水槽内フィルター装置を有する場合は前記水槽内フィルター装置を前記曝気槽より下流側の水槽内に配置し、
    前記水槽内フィルター装置を有しない場合は前記有機物微細化装置の上流側を前記曝気槽より下流側の水槽内に接続したことを特徴とする汚水処理装置。
  9. 曝気槽と前記曝気槽より下流側の水槽とを有し汚泥を生物分解する処理槽部と、
    小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化し前記曝気槽又は前記曝気槽より上流側に微細化された有機物を含む液体を供給する破砕装置と、
    前記破砕装置に高圧液体を供給する高圧ポンプと、
    前記曝気槽より下流側の水槽に取出し管を介して接続され前記高圧ポンプの吸入口に並列に接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する少なくとも2組の前フィルター装置とを備え、
    一方の前記前フィルター装置の稼動時に他方の前記前フィルター装置の逆洗を行うと共に、
    逆洗開始時に、出口弁及び、入口弁の閉鎖、洗浄液入口弁の開、洗浄液出口弁の開の順序で開くよう自動的に制御することを特徴とする汚水処理方法。
  10. 曝気槽と前記曝気槽より下流側の水槽とを有し汚泥を生物分解する処理槽部と、
    小径のノズルから高圧或いは高速で噴出させて有機物を微細化し前記曝気槽又は前記曝気槽より上流側に微細化された有機物を含む液体を供給する破砕装置と、
    前記破砕装置の上流側に並列に接続されると共に前記破砕装置の小径のノズル以下の大きさの透過穴及び逆洗機構を有する少なくとも2組の前フィルター装置と、
    前記曝気槽より下流側の水槽に取出し管を介して接続され前記前フィルター装置に高圧液体を供給する高圧ポンプとを備え、
    一方の前フィルター装置の稼動時に他方の前記前フィルター装置の逆洗を行うと共に、
    逆洗開始時に、出口弁及び、入口弁の閉鎖、洗浄液入口弁の開、洗浄液出口弁の開の順序で開くよう自動的に制御することを特徴とする汚水処理方法。



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