JP2007115139A - 知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置 - Google Patents

知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007115139A
JP2007115139A JP2005307684A JP2005307684A JP2007115139A JP 2007115139 A JP2007115139 A JP 2007115139A JP 2005307684 A JP2005307684 A JP 2005307684A JP 2005307684 A JP2005307684 A JP 2005307684A JP 2007115139 A JP2007115139 A JP 2007115139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
data
knowledge
function
search
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005307684A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehisa Sakimura
茂寿 崎村
Shinya Yuda
晋也 湯田
Takeshi Yokota
毅 横田
Norito Watanabe
範人 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005307684A priority Critical patent/JP2007115139A/ja
Publication of JP2007115139A publication Critical patent/JP2007115139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】機能ツリーを構成する機能ノードに対する知識分類の割り当てを容易にする
【解決手段】対象物に関する知識の分類を行う知識分類支援装置1で、検索母集団設定データ122の設定に応じて、機能モデルデータ121から検索母集団データ123を生成し、機能ノードに関する知識データ124を入力され、知識データ124と類似する機能ノードを検索し、類似する機能ノードの情報が格納される検索結果データを生成し、検索結果データ125の任意の情報が選択されると、任意の情報に関連する機能ノードを、分類先候補ノードとして表示部13に強調表示させ、分類先候補ノードである機能ノードの選択を受け付けて、機能ノードに対応する機能モデルデータに、知識データ124を登録することを含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

製品設計や業務計画における機能検討を支援する技術に関するものであり、特に、知識を製品機能や部品構成や業務計画と関連付ける作業の支援技術に関するものである。
製品設計を行う際には、製造段階での不具合や製品が市場に出てからの不具合が起きないようにさまざまな観点での設計検討が必要である。一般には、この設計検討内容は、設計者の経験や技量に依存してばらつきがある。このため、設計者がどこまで検討したかによって、製品の品質が左右されてしまう。これを防ぐため、設計部署では、設計基準書などの参考文書やチェックリスト、デザインレビューなどを利用することで、品質の維持を図っている。
この設計検討を体系立てて行う手法として、機能展開ツリー(機能分解木ともいう。以下、機能ツリーと呼ぶ)を利用した方法が考えられている。
機能ツリーを利用した設計支援に関する技術の例として、製品の機能を機能ノードと方式ノードという2種類のノードの組合せによる機能ツリーとして表し、そのデータを用いて設計検討支援を行うデータ検索システムおよびデータ検索装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
また、業務計画を階層的に表す一般的な手法として、WBS(Work Breakdown Structure)と呼ばれる手法や、部品構成を階層的に表す一般的な方法として、BOM(Bill Of Material)ツリーと呼ばれる手法が用いられることが多い。
また、機能ツリーの知識を業務処理に係るデータベースとして記憶することで、知識の検索性を高めて既存の知識を容易に利用できるようにしたデータ検索システムおよびデータ検索装置が提供されている。
さらに、製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、そして設計項目と設計仕様もしくは構成部品との関係をコンピュータ上で定義してデータベースに登録し、製品の特定機種について、コンピュータによって、設計者に設計仕様の内容の決定を促し、設計仕様と構成部品との関係に基づいて特定機種で用いる構成部品をデータベースから抽出して設計者に提示し、必要とする構成部品の決定を行うようコンピュータ上で設計者に促し、設計項目と設計仕様もしくは構成部品との関係に基づいて、コンピュータ上で必要な設計項目を抽出する機構設計支援方法、機構設計支援システムならびに機構設計支援プログラムが開示されている(例えば、特許文献2)。
特開2004−213360号公報(請求項1、図2) 特開2004−362558号公報(請求項1、図2)
しかし、特許文献1および特許文献2などの従来の技術では、知識(例えば、設計支援においては、設計検討内容や不具合事象に関する情報、構成部品の入出力仕様など。また、業務計画においては業務遂行上の参考文書など)を機能ツリーに関連付けることはできても、関連付け先ノードの選定作業(つまり、知識分類)の作業自体は人手で実施せざるを得ないため、非常に大きな手間がかかるという問題があった。この問題は、知識を関連付けるノードの数が増えると、より大きな問題となる。特に、知識をコメントなどの短い自由文と文書の2種類に分けているが、知識が文書の場合は、その文書の内容を人手で読み解き、機能ツリー上の、どのノードにその文書を分類すべきかを人手で判断する必要があったため、問題はより深刻になっていた。
ここで、自由文とは、入力時に、図1を参照して後記する入力部14を介して入力される文書であり、文書とは、予め記憶部12(図1参照)にファイルの形で保存されている文書である。
前記課題に鑑みて、本発明は、機能ツリーを構成する機能ノードに対する知識分類の割り当てを容易にすることを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、情報の入力を行う入力部、情報の表示を行う表示部および情報を処理する情報処理部を含んでなる知識分類支援装置が、対象物の情報を階層的に分解した機能ノードにより構成される機能モデルデータと、機能モデルデータを検索母集団データに変換する際の設定が格納されている検索母集団設定データとを用いて、情報処理部が、検索母集団設定データの設定に応じて、機能モデルデータから検索母集団データを生成し、入力部を介して、機能ノードに関する知識データを入力され、知識データと類似する機能ノードを検索し、類似する機能ノードの情報が格納される検索結果データを生成し、入力部を介して、検索結果データの任意の情報が選択されると、任意の情報に関連する機能ノードを、分類先候補ノードとして表示部に強調表示させ、入力部を介して、分類先候補ノードである機能ノードの選択を受け付けて、該機能ノードに対応する機能モデルデータに、知識データを登録することを含む知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置を提供する。
本発明によれば、機能ツリーを構成する機能ノードに対する知識分類の割り当てを容易にすることが可能となる。
[第1実施形態]
本発明による知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置の一実施形態を、図面を使って説明する。
なお、本実施形態では設計支援の例を挙げ、特に、本実施形態における設計対象物の例として、使い捨てライタの例を挙げる。
図1は、本実施形態における知識分類支援装置の構成例を示す図である。
本実施形態における知識分類支援装置1は、情報処理部11、記憶部12、表示部13および入力部14を備えてなる。
(情報処理部11の構成)
情報処理部11は、検索母集団ファイル900(図9参照)の生成を行う検索母集団データ生成処理部111、知識のデータである知識データ124の入力処理を行う知識入力処理部112、入力された知識データ124に該当する機能ノード302を検索する機能ノード検索処理部113、機能ノード検索処理部113によって検索された結果を表示させる検索結果表示処理部114およびユーザ2によって入力された情報を基に知識データ124を後記する機能ノードファイル201に割当てる知識分類処理部115を備えてなる。
記憶部12には、機能モデルデータ121、検索母集団設定データ122、検索母集団データ123、知識データ124および検索結果データ125が記憶される。各データの詳細については、後記する。
入力部14では、知識分類支援装置1で行われる処理のうち、ユーザ2からの入力に関わる処理を実行する。具体的には、後記する機能モデル図300、知識入力画面600、検索結果リスト画面1100に対する入力を処理する。
表示部13では、知識分類支援装置1で行われる処理のうち、ユーザ2に対する表示に関わる処理を実行する。具体的には、後述する機能モデル図300、知識入力画面600、検索結果リスト画面1100の表示を処理する。
記憶媒体15には、知識分類支援プログラム151が記憶される。
図1に示す各部の機能は、記憶媒体15に格納された知識分類支援プログラムを図示しないRAMに展開し、図示しないCPUが実行することで具現される。
なお、本実施形態では記憶部12と記憶媒体15とは別体として扱っているが、これらは一体でも構わない。例えば、知識分類支援プログラム151は記憶部12内に格納されていてもよいし、通信回線などでアクセス可能な、本システムとは別の計算機上に格納されていてもよい。
また、本実施形態における記憶部12および記憶媒体15はその実現方式を限定するものではない。例えば、ハードディスクドライブでも構わないし、半導体メモリでも構わない。
さらに、本実施形態では単一の計算機による知識分類支援装置1を示すが、知識分類支援装置1は、必ずしも単一の計算機により実現される必要はない。例えば、2つの計算機が互いに通信機能を有する場合、ある計算機上の入力部14および表示部13を利用して入出力処理を実施し、別の計算機上で情報処理部11および記憶部12を利用してデータ処理および記憶処理を実施するなどしても構わない。
また、本実施形態では情報処理部11と記憶部12を一体としたが、これに限られることなく、例えば記憶部12を知識分類支援装置1とは別体のデータベースとしてもよい。
次に、記憶部12に記憶されている各データの説明を行う。
図2は、機能モデルデータのデータ形式の一例を示す図である。
機能モデルデータ121は、機能ノードデータ200、部品ノードデータ210、ノード間リンクデータ220によって構成される。
機能ノードデータ200は、少なくとも1つの機能ノードファイル201から構成され、部品ノードデータ210は、少なくとも一つの部品ノードファイル211から構成される。そして、ノード間リンクデータ220は、ノード間リンクファイル221と、代替ノードファイル222とからなる。なお、各ノードは、IDの情報を有しており、例えばマウスなどで機能ノードをクリックすると、その機能ノードのIDが情報処理部11(図1参照)に入力される。
なお、本実施形態では、データのひとまとまりとしての最小単位をファイルと呼称し、このファイルの集合体をデータと呼称することとする。
なお、本実施形態では、後記して説明する機能ノードおよび部品ノードなどを総称してノードということがある。
機能ノードファイル201は、機能ノードの属性データとして、ID、機能名、目標仕様、動作条件、検討内容および参考知識などのデータを持つ。なお、動作条件とはその機能ノード302(図3参照)の入力情報、目標仕様とはその機能ノード302の出力情報と見なすことができる。また、知識データ124が機能ノード302に分類された際には、参考知識のフィールドにその知識データ124に関する情報が保持される。
部品ノードファイル211は、機能ノード302の属性として、ID、部品名、パラメータといった属性データを持つ。
ノード間リンクファイル221は、各機能ノード302および部品ノードがどのようなリンク関係にあるかを保持するファイルで、リンク先IDとリンク元IDとから構成される。代替ノードファイル222は、代替関係(すなわち、表現は異なるが同一の機能を表す)にある機能ノード302間のリンク情報が、代替元のIDと代替先のIDが対応付けられる形で保持される。例えば、図2では機能11のIDを有する機能ノード302と機能12のIDを有する代替ノードが代替関係であることを示している。
なお、本実施形態では、機能ノードデータ200とノード間リンクデータ220を別に管理する表現方式をとっているが、他の表現方法でも構わない。例えば、他の機能ノード302へのリンク情報を各機能ノードファイル201の属性として保持しても構わない。
図3は、第1実施形態における機能モデル図の表示画面例を示す図である。
機能モデル図300は、機能モデルデータ121を視覚的に表示部13に表示した図である。
この表示は、必須ではないが、後記するステップS501またはステップS502(図5参照)の処理の前に行ってもよい。
機能モデル図300は、製品の機能を階層的に分解したもので、機能ノード302と機能ノード間リンク303、部品ノード304と機能ノード対部品ノード間リンク305によって構成される。
機能ノード302は属性を持ち、ポインタ301で機能ノード302を指定してその属性を参照することもできる。ここで、機能ノード302は、図2の機能ノードファイル201に相当し、機能ノード302で表示されている文字列(例えば、「着火する」など)は、機能ノードファイル201の機能名である。そして、前記した属性とは、機能ノードファイル201のID、機能名、目標仕様、動作条件、検討内容および参考知識である。
部品ノード304も属性を持ち、ポインタ301で部品ノード304を指定してその属性を参照することもできる。ここで、部品ノード304は、図2の部品ノードファイル211に相当し、各部品ノード304で表示されている文字列(例えば、「着火ローラ」など)は、部品ノードファイル211の部品名である。そして、前記した属性とは、部品ノードファイル211のパラメータなどである。
なお、機能ノード302は代替案として代替ノード306を持つことができる。例えば、図3の例では機能ノード302「風を防ぐ」は代替ノード306「ガスを滞留させる」を持つことを表している。機能ノード302と代替ノード306の関係は、図2の代替ノードファイル222に記憶されている。
また、機能ノード間リンク303および機能ノード対部品ノード間リンク305は、機能ノード302と、機能ノード302に記述された製品機能を実現するのに必要な関連部品との関係を示す。本実施形態では機能ツリーの末端のみに関連部品がリンクしているが、ツリーの中間ノードなど、どの機能ノード302に対しても関連部品の設定を行うことは可能である。機能ノード間リンク303および機能ノード対部品ノード間リンク305は、図2のノード間リンクファイル221に記憶されている情報である。
図3を参照しつつ、図4に沿って検索母集団設定データのデータ形式の説明をする。
図4は、検索母集団設定データのデータ形式の一例を示す図である。
検索母集団設定データ122は、機能モデルデータ121内の機能ノード302の一つを、後記して説明する検索母集団ファイル900の一つに変換する際の設定ファイル400を持ち、ファイルの生成元となる生成ノードの属性重み設定値と、その生成ノードの周辺ノードとして、上位ツリーおよび下位ツリーそれぞれに属する各機能ノード302の属性重み設定値と、各属性重み設定値に対応する生成項目とを有する。生成項目は、生成ノード、上位ツリーに属するノード、下位ツリーに属するノードのそれぞれに対し、機能名、目標仕様、動作条件および検討内容からなり、この生成項目それぞれに対し属性重み設定値を持つ。なお、後記するように生成ノードとは、機能ノードファイルと1対1に対応したノードのことであり、このノードを基準として、上位ノードおよび下位ノードが定義される。
また、生成ノードの属性値のいずれかは、少なくとも1以上であるものとする。
検索母集団設定データ122における各属性重み設定値は、ユーザ2(図1参照)が入力部14を介して設定ファイル400に入力する。
ここで、上位ツリーとは、ある機能ノードを基準としたとき、よりルートに近い機能ノードの集合である。ルートとは、すべての機能ノードの元となっている機能ノードである。図3では、「火をつける」と表示されている機能ノード302が該当する。また、下位ツリーとは、ある機能ノードを基準としたとき、より部品ノードに近い機能ノードの集合である。
次に、図1から図4を参照しつつ、図5に沿って本実施形態における知識分類支援方法の処理を説明する。
図5は、本実施形態における知識分類支援方法の処理の流れを示す図である。
まず、処理に先立って、機能モデルデータ121の入力および検索母集団設定データ122の入力が行われる(S501)。これらは、ユーザ2によって、入力部14を介して各ファイルに各データを入力されることにより行われる。
まず、検索母集団データ生成処理部111によって検索母集団データ生成処理が実行される(S502)。ステップS502が実行されるタイミングは特に限定しないが、例えば、機能モデルデータ121の生成および修正のタイミングで起動したり、ユーザ2によって入力部14を介して起動されたり、一定時間ごとに起動してもよい。
なお、この処理は、以降の処理を実施する前に必ず1度は実行される必要がある。この処理では、検索母集団設定データ122内の設定ファイル400に書き込まれている設定に応じて、機能モデルデータ121から検索母集団データ123を生成する。この処理の詳細は、図8を参照して後記する。
次に、知識入力処理部112が表示部13に表示する知識入力画面600(図6参照)を通じて、ユーザ2によって機能ノード302に関連する知識データ124を入力されることによって知識入力処理が行われる(S503)。
ここで、図6を参照して、知識入力画面600の画面例と図5のステップS503の知識入力処理を説明する。
図6は、知識入力画面の画面例を示す図である。
知識入力画面600は、入力方式選択ラジオボタン601、文書指定領域602、文書参照ボタン603、テキスト抽出ボタン604、抽出テキスト領域605、自由文入力領域606および分類先検索ボタン607によって構成される。
ユーザ2は、まず入力する知識データ124の種類として自由文を入力するか文書を入力するか、入力方式選択ラジオボタン601を使って選択する。
自由文を入力する場合は、自由文入力領域606に文章を直接入力することによって知識データ124を入力する。入力された文章は知識データ124に記憶される。
文書を入力する場合は、記憶部12内に既に記憶されている知識文書ファイルパスを文書指定領域602に直接入力するか、文書参照ボタン603を押すと現れるファイル選択ダイアログボックスによって知識文書ファイルを選択する。この際、指定された知識文書ファイルが知識データ124に記憶される。その後、テキスト抽出ボタン604を押すと、指定された知識文書ファイルから、知識文書ファイルに格納されているテキストが抽出され、抽出されたテキストが抽出テキスト領域605に表示される。なお、テキスト抽出処理については、一般的なテキスト抽出フィルタを用いてもよい。
最後に、分類先検索ボタン607を押すと、機能ノード検索処理S504(図5参照)が実行される。
図5の説明に戻る。
知識データ124の入力が完了すると、機能ノード検索処理部113によって、機能ノード検索処理が実行され(S504)、入力された知識データ124が機能ノードデータ200内の、どの機能ノードファイル201に分類されるか、その分類候補となる機能ノード302を知識データ124との類似度を基に検索し、検索結果のデータである検索結果ファイル700を生成し、この検索結果ファイル700を検索結果データ125に格納する。
なお、この機能ノード検索処理では、一般的な概念検索エンジンを用いる。概念検索エンジンは、公知技術に基づく処理のため、詳細な説明は省略するが、概念検索エンジンとは、ベクトル空間モデルなどに代表される技術に基づくもので、ファイルDBから検索キーに類似するファイルを検索するというものである(詳しくは、六車正道、”概念検索システムの現状と使いこなしの検討・・・知財力強化に貢献する概念検索・・・”,[online]、2005年4月、発明協会、[平成17年8月29日検索]、インターネット<URL: http://ipbase.cool.ne.jp/patentcity/hatsumei0504.pdf>参照)。本実施形態に概念検索エンジンを適用する場合には、ファイルDBには検索母集団データ123が該当し、検索キーには知識データ124が該当する。
ここで、図7に、図5のステップS504機能ノード検索処理の検索結果データ125のデータ形式の一例を示す。
図7は、検索結果データのデータ形式の一例を示す図である。
検索結果データ125は、検索結果ファイル700を有する。
検索結果ファイル700は、入力された知識データ124と機能ノード302との類似順位、機能名、類似度によって構成される。
類似度は、概念検索によって算出される値である。そして、機能ノード検索処理部204は、算出された類似度の高い(すなわち、類似性が高い)順に検索結果をソートし、類似順位を付すことが可能である。
なお、本実施形態では、ステップS504機能ノード検索処理に一般的な概念検索エンジンを用いる例を示すため、機能名のみではなく、入力された知識データ124と機能ノード302との類似順位および類似度も求めることができる。
再び、図5の説明に戻る。
続いて、検索結果表示処理部114によって、検索結果表示処理が実行され(S505)、入力部14を介して、ステップS504で生成された検索結果データ125の任意の情報が選択されると、この任意の情報に関連する機能ノード302が後記する分類先候補ノードとして表示部13に表示される。さらに、この処理では、ユーザ2が入力部14を介して、検索結果を選択すると、図3の機能モデル図における検索結果に該当する機能ノード302と後記する周辺ノードの表示状態が変化する。この処理の詳細は、図10から図12を参照して後記する。
そして、ユーザ2によって知識分類の候補となっている機能ノード302を選択すると、知識分類処理部115が、ステップS503知識入力処理で記憶された知識データ124をその分類先候補ノードに分類することを促す表示が行われ、ユーザ2が分類実施を指示すると、選択された分類先候補ノードに知識データ124が分類され、機能ノードファイル201に該当する知識データ124が登録されることによって知識分類処理が行われる(S506)。この処理の詳細は、図13を参照して後記する。
[検索母集団データ生成処理]
次に、図1から図5を参照しつつ、図8に沿って、図5のステップS502検索母集団データ生成処理の流れを説明する。
図8は、検索母集団データ生成処理の流れを示すフローである。
(生成ノードの情報書き込み)
まず、検索母集団データ生成処理部111が、検索母集団設定データ122から、設定ファイル400を取得する(S801)。
次に、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS801で取得した設定ファイル400から生成ノード、上位ノードおよび下位ノードの機能名、目標仕様、動作条件および検討内容の重み設定値を取得する(S802)。なお、上位ノードおよび下位ノードの定義は、後記する。
さらに、検索母集団データ生成処理部111は、機能モデルデータ121から、ノード間リンクファイル221を取得する(S803)。
そして、検索母集団データ生成処理部111が、機能モデルデータ121内の機能ノードファイル201を1つ取得する(S804)。
次に、検索母集団データ生成処理部111が、取得した機能ノードファイル201からID(生成ノードのID)を取得する(S805)。
さらに、検索母集団データ生成処理部111が、機能ノードファイル201に対して1:1対応する検索母集団ファイル900を、検索母集団データ123内に生成する(S806)。
そして、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS804で取得した機能ノードファイル201から、機能名、目標仕様、動作条件および検討内容の各属性データを取得し(S807)、取得した各属性データをステップS802で取得した重み設定値の回数、検索母集団ファイル900に出力する(S808)。検索母集団ファイル900と、同一項目のデータを複数回出力することに対する効果は図9を参照して後記する。
(上位ノードの情報書き込み)
次に、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS805で取得した生成ノードのIDをキーとして、ステップS803で取得したノード間リンクファイル221のリンク元IDおよびリンク先IDを検索し、生成ノードのIDがリンク元IDまたはリンク先IDとして含まれている複数のエントリ(エントリ群)を取得する(S809)。
このエントリには、生成ノードがリンク元となっているノード(以下、上位ノードと記載する)、および生成ノードがリンク先となっているノード(以下、下位ノードと記載する)のIDが含まれている。
検索母集団データ生成処理部111は、ステップS809で取得したエントリ群から生成ノードに対する上位ノードのIDをすべて取得する(S810)。
さらに、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS810で取得した上位ノードのIDをキーとして、機能ノードデータ200を検索し、この上位ノードのIDを有する機能ノードファイル201を1つ、機能ノードデータ200から取得する(S811)。
続いて、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS811で取得した機能ノードファイル201から、ステップS802で取得した上位ノードの各重み設定値に対応する機能名、目標仕様、動作条件および検討内容の各属性データを取得し(S812)、取得した各属性データを重み設定値の回数、検索母集団ファイル900に出力する(S813)。
次に、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS810で取得したすべての上位ノードの属性データを検索母集団ファイル900に出力したか否かを判定する(S814)。判定の方法は、例えばステップS810で取得したすべての上位ノードのIDを検索母集団データ生成処理部111が記憶しておき、検索母集団ファイル900を作成した上位ノードから順にIDを削除していき、残っているIDが存在するか否かを判定することによって、ステップS814の判定を行ってもよい。
ステップS814の判定の結果、すべての上位ノードの属性データが検索母集団ファイル900に出力されていない(出力されていない上位ノードが存在する)場合(S814→No)、ステップS811に処理を戻す。
ステップS814の判定の結果、すべての上位ノードの属性データが検索母集団ファイル900に出力された場合(S814→Yes)、ステップS815に処理を進める。
(下位ノードの情報書き込み)
検索母集団データ生成処理部111は、ステップS809で取得したエントリ群から生成ノードに対する下位ノードのIDをすべて取得する(S815)。
さらに、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS815で取得した下位ノードのIDをキーとして、機能ノードデータ200を検索し、この下位ノードのIDを有するすべての機能ノードファイル201を1つ機能ノードデータ200から取得する(S816)。
続いて、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS816で取得した機能ノードファイル201のうちの一つから、ステップS802で取得した下位ノードの各重み設定値に対応する機能名、目標仕様、動作条件および検討内容の各属性データを取得し(S817)、取得した各属性データを重み設定値の回数、検索母集団ファイル900に出力する(S818)。
次に、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS815で取得したすべての下位ノードの属性データを検索母集団ファイル900に出力したか否かを判定する(S819)。判定の方法は、上位ノードと同様の方法である。
ステップS819の判定の結果、すべての下位ノードの属性データが検索母集団ファイル900に出力されていない(出力されていない下位ノードが存在する)場合(S819→No)、ステップS816に処理を戻す。
ステップS819の判定の結果、すべての下位ノードの属性データが検索母集団ファイル900に出力された場合(S819→Yes)、ステップS820に処理を進める。
ステップS820では、検索母集団データ生成処理部111が、機能ノードデータ200内の機能ノードファイル201のすべてが検索母集団ファイル900に変換されたか否かを判定する(S820)。
機能ノードファイル201のすべてが検索母集団ファイル900に変換されていない場合(S820→No)、ステップS804に処理を戻す。
機能ノードファイル201のすべてが検索母集団ファイル900に変換されている場合(S820→Yes)、処理を終了する。
図9は、検索母集団データのデータ形式の一例を示す図である。
図9のデータ例は、機能名「ガスを放出する」という機能ノード302から、図4の検索母集団設定データ122例に応じて生成された検索母集団ファイル900を示している。
検索母集団データ123は、機能ノード302と1:1に対応する検索母集団ファイル900を有する。
本実施形態では、検索母集団ファイル900はXML(eXtensible Markup Language)形式でデータが表現されており、大きく分けて、<生成ノード>、<上位ツリー>、<下位ツリー>の3タグによって構成される。
各タグの中には、検索母集団設定データ122で1以上の重み設定値が設定されている属性に関するタグとして、<機能名>、<目標仕様>、<動作条件>、<検討内容>の各タグと、タグに対応する機能ノード属性が、重み設定値の回数分出力される。また、<機能名>、<目標仕様>、<動作条件>、<検討内容>いずれかが1回でも出力される場合はノードの識別子として<ID>タグが1回出力され、その他の属性データが、重み設定値分出力される。
例えば、図4の設定例では、<生成ノード>、<上位ツリー>、<下位ツリー>の各タグそれぞれについて以下の内容がファイルに出力される。
・<生成ノード>タグの内容:IDを1回、機能名を3回、目標仕様を1回、動作条件を1回、検討内容を2回出力
・<上位ツリー>タグの内容:上位ノード群それぞれのIDと機能名を1回ずつ出力
・<下位ツリー>タグの内容:下位ノード群それぞれのIDと機能名を1回ずつ出力
ここで、上位ノード群とは、生成ノードを基準として、上位に存在するノードの集まりである。下位ノード群も同様の定義である。
このように、ひとつの属性データを複数回出力することで、図5のステップS504機能ノード検索処理における類似度を上げることができる。
[検索結果表示処理]
次に、図1から図9を参照しつつ、図10に沿って検索結果表示処理の流れを説明する。
図10は、検索結果表示処理の流れを示すフローである。
まず、検索結果表示処理部114が、ステップS504の機能ノード検索処理の結果である検索結果ファイル700を検索結果データ125から取得する(S1001)。
そして、検索結果表示処理部114は、ステップS1001で取得した検索結果データ125を検索結果リスト1101として表示部13に表示させる(S1002)。
図11は、検索結果リストの画面例を示す図である。
検索結果リスト画面1100には、検索結果リスト1101が表示される。
検索結果リスト1101は、図11に示す検索結果ファイル700を画面上に表示したものであり、入力された知識データ124に対する機能ノード302の類似順位と、機能名と、類似度が表示される。
なお、検索結果リスト1101に表示されているデータには、それぞれの機能に対応するID(図2のIDと同一のもの)を情報としてもっており、例えば任意の機能名または類似順位などをクリックすると、クリックされたエントリが強調表示(本実施形態では、反転表示)され、その機能に対応したIDが情報処理部11に入力される。ユーザ2(図1参照)は、ポインタ1102によって、検索結果リスト1101のエントリを選択することができる。
(結果ノードハイライト表示)
図10の説明に戻る。
次に、ユーザ2によって、表示部13に表示された検索結果リスト1101から、機能名を選択されることによって、検索結果表示処理部114が、IDを取得する(S1003)。
次に、検索結果表示処理部114は、取得したIDをキーとして、検索母集団データ123を検索し、ステップS1003で取得したIDを生成ノードのIDとしてもつ検索母集団ファイル900を取得する(S1004)。
以下、ステップS1003で取得したIDに該当する機能ノード302を結果ノードと呼称する。
そして、検索結果表示処理部114は、ステップS1003で取得した結果ノードのIDをキーとして、結果ノードに該当する機能ノード302を特定し、その機能ノード302をハイライト表示させる(S1005)。
処理結果画面に関しては、図12を参照して後記する。
(結果ノードの代替ノードハイライト表示)
次に、検索結果表示処理部114は、ステップS1003で取得した結果ノードのIDをキーとして、代替ノードファイル222を検索し、代替ノードファイル222中に、その結果ノードのIDが存在するか否かを判定する(S1006)。
代替ノードファイル222中に、その結果ノードのIDが存在しない場合(S1006→No)、ステップS1010に処理を進める。
代替ノードファイル222中に、その結果ノードのIDが存在する場合(S1006→Yes)、ステップS1007に処理を進める。
ステップS1007では、検索結果表示処理部114が、代替ノードファイル222から結果ノードのIDを含むエントリを取得する。
そして、検索結果表示処理部114は、ステップS1007で取得したエントリに格納されている代替ノード306のIDを取得する(S1008)。
そして、ステップS1009では、検索結果表示処理部114が、ステップS1008で取得した代替ノード306のIDに該当する処理結果画面上の代替ノード306を特定し、その代替ノード306をハイライト表示させる。
(上位ノード色変え表示)
次に、検索結果表示処理部114は、ステップS1004で取得した検索母集団ファイル900を検索し、この検索母集団ファイル900中に上位ノードが存在するか否かを判定する(S1010)。検索母集団ファイル900中に、上位ノードが存在するか否かは、該当する検索母集団ファイル900中に<上位ツリー>タグが存在するか否かで判定することができる。
上位ノードが存在しない場合(S1010→No)、ステップS1018に処理を進める。
上位ノードが存在する場合(S1010→Yes)、ステップS1011に処理を進める。
ステップS1011では、検索母集団ファイル900中の<上位ツリー>タグに格納されている上位ノードのIDを取得する。
そして、検索結果表示処理部114は、取得した上位ノードのIDをキーとして、処理結果画面上の機能ノード302を特定し、その機能ノード302を色変え表示させる(S1012)。
(上位ノードの代替ノード色変え表示)
次に、検索結果表示処理部114は、ステップS1011で取得した上位ノードのIDをキーとして、代替ノードファイル222を検索し、代替ノードファイル222中に、その上位ノードのIDが存在するか否かを判定する(S1013)。
代替ノードファイル222中に、その上位ノードのIDが存在しない場合(S1013→No)、ステップS1017に処理を進める。
代替ノードファイル222中に、その上位ノードのIDが存在する場合(S1013→Yes)、ステップS1014に処理を進める。
ステップS1014では、検索結果表示処理部114が、代替ノードファイル222における該当する上位ノードのIDを含むエントリを取得する。
そして、検索結果表示処理部114は、ステップS1014で取得したエントリに格納されている代替ノード306のIDを取得する(S1015)。
そして、ステップS1016では、検索結果表示処理部114が、ステップS1015で取得した代替ノード306のIDに該当する処理結果画面上の代替ノード306を特定し、その代替ノード306を色変え表示させる。
次に、検索結果表示処理部114は、検索母集団ファイル900内に格納されているすべての上位ノードに関して、処理を行ったか否かを判定する(S1017)。
ステップS1017において、検索母集団ファイル900内に格納されているすべての上位ノードに関して、処理を行っていないと判定された場合(S1017→No)、ステップS1011へ処理を戻す。
ステップS1017において、検索母集団ファイル900内に格納されているすべての上位ノードに関して、処理を行ったと判定された場合(S1017→No)、ステップS1018に処理を進める。
(下位ノード色変え表示)
次に、検索結果表示処理部114は、ステップS1004で取得した検索母集団ファイル900を検索し、この検索母集団ファイル900中に下位ノードが存在するか否かを判定する(S1018)。検索母集団ファイル900中に、下位ノードが存在するか否かは、該当する検索母集団ファイル900中に<下位ツリー>タグが存在するか否かで判定することができる。
下位ノードが存在しない場合(S1018→No)、処理を終了する。
下位ノードが存在する場合(S1018→Yes)、ステップS1019に処理を進める。
ステップS1019では、検索母集団ファイル900中の<下位ツリー>タグに格納されている下位ノードのIDを取得する。
そして、検索結果表示処理部114は、取得した下位ノードのIDをキーとして、処理結果画面上の機能ノード302を特定し、その機能ノード302を色変え表示させる(S1020)。
(下位ノードの代替ノード色変え表示)
次に、検索結果表示処理部114は、ステップS1019で取得した下位ノードのIDをキーとして、代替ノードファイル222を検索し、代替ノードファイル222中に、その下位ノードのIDが存在するか否かを判定する(S1021)。
代替ノードファイル222中に、その下位ノードのIDが存在しない場合(S1021→No)、ステップS1025に処理を進める。
代替ノードファイル222中に、その下位ノードのIDが存在する場合(S1021→Yes)、ステップS1022に処理を進める。
ステップS1022では、検索結果表示処理部114が、代替ノードファイル222における該当する下位ノードのIDを含むエントリを取得する。
そして、検索結果表示処理部114は、ステップS1022で取得したエントリに格納されている代替ノード306のIDを取得する(S1023)。
そして、ステップS1024では、検索結果表示処理部114が、ステップS1023で取得した代替ノード306のIDに該当する処理結果画面上の代替ノード306を特定し、その代替ノード306を色変え表示させる。
次に、検索結果表示処理部114は、検索母集団ファイル900内に格納されているすべての下位ノードに関して、処理を行ったか否かを判定する(S1025)。
ステップS1025において、検索母集団ファイル900内に格納されているすべての下位ノードに関して、処理を行っていないと判定された場合(S1025→No)、ステップS1019へ処理を戻す。
ステップS1025において、検索母集団ファイル900内に格納されているすべての下位ノードに関して、処理を行ったと判定された場合(S1025→No)、処理を終了する。
以上、ステップS1001〜ステップS1025の処理を、知識分類支援装置1は、ユーザ2が検索結果を選択する度に繰り返す。
なお、本発明中では選択結果に該当する機能ノード302をハイライト表示、上位および下位ツリーに属する機能ノード302を色変え表示しているが、他の表示方法でも構わない。例えば、フォントを変更するなどの方法でも構わない。
なお、ステップS1001からステップS1025において、ハイライト表示または色変え表示された機能ノード302を分類先候補ノードと称する。
図12は、処理結果画面の画面例を示す図である。
処理結果画面1200は、図3の機能モデル図300を元としている。
ユーザ2が、図11のポインタ1102を用いて検索結果リスト1101のエントリをひとつ選択すると、処理結果画面1200上で対応する結果ノード1202がハイライト表示されると同時に、その結果ノードの周辺ノード(上位ツリー1203、下位ツリー1204および代替ノード1205の全てまたはいずれか)が色変え表示される。なお、本実施形態では、ハイライト表示を反転表示で、色変え表示を点線枠で表している。さらに、その結果ノード1202または周辺ノード1203,1204,1205のいずれかをポインタ1201で選択すると、選択した機能ノードに知識データを分類する旨を促す「このノードに分類」という分類コマンドウィンドウ1206がポップアップ表示される。なお、知識データ分類を促す表示方式はポップアップ表示でなくても構わない。例えば、処理結果画面1200内に分類ボタンを別途設けて、結果ノードまたは周辺ノードを選択した場合に限り分類ボタンを押し下げ可能状態にするなどしても構わない。
最後に、ユーザ2が「このノードに分類」コマンドを選択すると、入力された知識データが選択された機能ノード302(図1参照)に分類される。
[知識分類処理]
図1から図12を参照しつつ、図13に沿って知識分類処理の流れを説明する。
図13は、知識分類処理の流れを示すフローである。
まず、ユーザ2が、入力部14を介して、機能ノード302を選択することにより、知識分類処理部115は、選択された機能ノード302のIDを取得する(S1301)。
機能ノード302の入力は、表示部13上に表示されている機能モデル図(図3参照)の機能ノード302を、例えばマウスなどの入力部14を用いて選択することによって、機能ノード302に保持されているIDが入力される。
次に、知識分類処理部115は、ステップS1301で選択されたノードが結果ノード、代替ノード、上位ノードまたは下位ノードのいずれかに該当するか否かの判定を行う(S1302)。
判定は、ステップS1301で入力されたIDをキーとして、ステップS1004(図10参照)で取得した検索母集団ファイル900(すなわち、結果ノードの検索母集団ファイル900)を検索し、該当するIDが検索母集団ファイル900中に存在するか否かを判定することによって行われる。
ステップS1302の判定の結果、ステップS1301で選択されたノードが、前記したノードのいずれにも該当しない場合(S1302→No)、知識分類処理部115は、処理を終了する。
ステップS1302の判定の結果、ステップS1301で選択されたノードが、前記したノードのいずれかに該当する場合(S1302→Yes)、知識分類処理部115は、表示部13に分類コマンドウィンドウ950(図12参照)を表示させ(S1303)、ユーザ2によって分類実行が指示されたか否かの判定を行う(S1304)。図10の処理が複数回行われて、複数の検索母集団ファイル900が取得されているときは、取得したすべての検索母集団ファイル900に関して検索を行う。
分類実行を指示したか否かの判定は、分類コマンドウィンドウ950が表示されているときに、ユーザ2が入力部14を介してその機能ノード302を選択したか否かを知識分類処理部115が判定することによって行われる。
ステップS1304の判定の結果、分類実行が指示されていない場合(S1304→No)、処理を終了する。
分類実行が指示された場合(S1304→Yes)、知識分類処理部115は、ステップS1301で取得したIDをキーとして、機能ノードデータ200を検索し、該当する機能ノードファイル201を取得する(S1305)。
そして、ステップS1305で取得された機能ノードファイル201の参考知識のフィールドにステップS503(図5参照)で入力された知識データを保存する(ステップS1306)。
次に、図14に、知識データ分類後の機能ノードファイル例を示す。
図14は、知識データ分類後の機能モデルファイルの一例を示す図である。
図14の例では、機能モデルデータ121a中の機能ノードデータ1400の機能ノード名「ガスを放出する」という機能ノードに該当する機能ノードファイル1401に、知識データとして、「ガス放出量解析結果.xls」という文書が分類された例である。このように、機能ノードファイル1401の参考知識フィールドに知識データが入力された状態を「知識データが機能ノードに分類された」状態とみなす。
以上、第1実施形態によれば、機能モデル図を構成する機能ノード302を一旦検索母集団ファイル900に変換することにより、一般的な概念検索エンジンを用いて、機能ノード302に対する知識分類候補を抽出することができる。さらに、検索母集団ファイル900を生成する際に、該機能ノード302の上位ツリーおよび下位ツリーに属する情報を追加することにより、検索母集団ファイル900の情報量を増やして、検索ヒット率を向上させるとともに、知識分類候補の表示と同時に、参考情報として周辺ノード情報(上位ツリー、下位ツリー情報および代替ノード情報)を表示することで、ユーザ2により適切な分類先機能ノードを選択させることができる。
さらに、ユーザ2が機能ノード302を選択した際に、知識分類候補およびその周辺ノードに属する機能ノード302を選択した場合に限り、機能ノード302と知識データ124の関連付けを行うことができる。したがって、知識データ124と関係の無い機能ノード302に対して誤って知識データ124を分類することを防ぐことができる。
さらに、検索母集団ファイル900に出力する機能ノード属性情報(機能名、目標仕様(出力情報)、動作条件(入力情報)、検討内容)の情報量、具体的には語句の出現頻度を調整することができるため、語句とその出現頻度に基づいて類似性を判断する一般的な概念検索エンジンによる分類精度をより向上させる余地を持たせることができる、という効果が得られる。
[第2実施形態]
本発明による知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置の第2実施形態を、図16から図21を使って説明する。
なお、本実施形態では第1実施形態同様に設計支援の例を挙げ、特に、本実施形態における設計対象物の例として、使い捨てライタの例を挙げる。また、本実施形態は、基本的な処理方法およびデータ構造はほぼ第1実施形態と同じであるが、第1実施形態に加えて、機能ノード302に関連する部品情報と数値情報および、知識データ124に含まれる要約情報と数値情報の扱いを変更することにより、検索ノイズと検索漏れの低減を図った実施形態である。
以下に説明する実施形態において、第1実施形態と共通する要素に関しては、共通の符号を付し、説明を省略し、各実施形態に特徴的な部分のみを説明することとする。
図15は、第2実施形態における機能ノードデータのデータ形式の一例を示す図である。
機能ノードデータ121bの機能ノードファイル1500が第1実施形態と異なる点は、属性データとして関連部品IDが追加されている点である。
その他の、機能ノードデータ121bにおける部品ノードデータ210の部品ノードファイル211、ノード間リンクデータ220のノード間リンクファイル221および代替ノードファイル222のデータ内容は、図2に示す第1実施形態のそれと同様である。
図16は、第2実施形態における検索母集団設定データのデータ形式の一例を示す図である。
本実施形態における検索母集団設定ファイル1600では、第1実施形態における検索母集団設定ファイル400のデータ形式に加えて、生成ノード、上位ツリー、下位ツリーの設定に、関連部品の重み設定値を追加している。
次に、図1、図2、図9および図16を参照しつつ、図17を参照して第2実施形態における検索母集団データ生成処理の流れを説明する。
図17は、第2実施形態における検索母集団データ生成処理の流れを示す図である。
本実施形態では、ステップS806の処理の後、以下のような処理を行う。
そして、検索母集団データ生成処理部111は、ステップS804で取得した機能ノードファイル1501から、機能名、目標仕様、動作条件、検討内容および関連部品IDといった各属性データを取得し(S1701)、取得した各属性データをステップS802で取得した重み設定値の回数、検索母集団ファイル900に出力する(S1702)。
このようにすることで、図5のステップS505検索結果表示処理で、同様の処理を行いつつも、関連部品ノードタグを読み込むことで、後記するように関連部品ノードの色変え表示が可能となる。
さらに、検索母集団データ生成処理部111は、検索母集団ファイル900の機能名、目標仕様、動作条件、検討内容および関連部品の各データから数値を除去する処理を行う(S1703)。
この処理の効果については、後記する。
そして、上位ノードおよび下位ノードに関しても、同様の処理を行う(S1704からS1709)。
なお、本実施形態では上位ツリーおよび下位ツリーに関して、検索母集団設定データ122の設定を、機能ノード属性値の出力回数として処理しているが、出力回数の代わりにツリー上の距離設定値と見なしてもよい。この場合、例えば、上位ツリー機能名の重み設定値が3の場合、生成ノードから1レベル上のノードについては機能名を3回、2レベル上のノードについては機能名を2回、3レベル上のノードについては機能名を1回出力する、つまり、生成ノードから距離が離れるほど検索母集団ファイル900に出力する情報量を減らすという処理にしても構わない。下位ツリーについても同様である。
図18は、第2実施形態における検索母集団ファイルのデータ形式の一例を示す図である。
図18における検索母集団ファイル1800のデータ例では、機能名「容器を密閉する」という機能ノードから、図16の検索母集団設定データ122例に応じて生成された検索母集団ファイル123aを示している。
第1実施形態との違いの1点目は、<生成ノード>タグ内に<関連部品ID>タグとその関連部品名が出力されている点である。この例では、図16の設定例に応じて、関連部品名が2回出力されている。
第1実施形態との違いの2点目は、各機能ノード属性値のうち、数値が除去されている点である。この例では、<目標仕様>タグ内の数値と、<動作条件>タグ内の数値が除去されている。なお、ここでは説明の便宜上、除去された数値部分を_(アンダーバー)であらわしているが、実際の処理上は数値部分が除去されるものとする。すなわち、実際の処理では、アンダーバーは出力されない。
図19は、第2実施形態における知識入力処理の画面例を示す図である。
なお、知識入力画面600例の構成については第1実施形態と同様であるので、説明を省略し、表示内容について説明する。
第2実施形態では、知識データとして文書を入力し、テキスト抽出を行う際に、抽出結果のテキストから数値を除去して検索キーとする。図19の例では、肉厚と側面外力の数値が除去されている。なお、ここでも説明の便宜上、除去された数値部分を_(アンダーバー)であらわしているが、実際の処理上は数値部分が除去されるものとする。すなわち、実際の処理では、アンダーバーは出力されない。
また、テキスト抽出を行う際に、文書中の「タイトル」「目的」「結論」などのキーワードに基づいて、文書の要約に相当する情報のみを抽出する。なお、本実施形態では「タイトル」「目的」「結論」の3つのキーワードを併せて要約情報と定義するが、他のキーワードでも構わない。例えば、「要約」、「概要」、「摘要」、「概括」、「抜粋」といったキーワードを用いても構わない。
図20は、第2実施形態における検索結果リストの画面例を示す図である。
分類先検索結果画面例2000に表示されている検索結果リスト2001は、表示されている内容が異なるのみで、他は第1実施形態と同様である。
図21は、第2実施形態における処理結果画面の画面例を示す図である。
ユーザ2が、ポインタ1102(図20参照)を用いて図20に示す結果リストのエントリを1つ選択すると、処理結果画面2100上で対応する結果ノード2101がハイライト表示されると同時に、その結果ノード2101の周辺ノード(上位ツリー2102、下位ツリー2103および代替ノード(図示せず)の全てまたはいずれか)が色変え表示される。この際、本実施形態では、関連する部品ノード2103も色変え表示される。なお、本実施形態では、ハイライト表示を反転表示で、色変え表示を点線枠で表している。
関連する部品ノードの色変え表示は、例えば図10におけるステップS1025の処理の後、検索結果表示処理部114(図1参照)が、ステップS1702、ステップS1705またはステップS1708で、検索母集団ファイル1800(図18参照)に出力された結果ノード、上位ツリーまたは下位ツリーの関連部品IDを基に、処理結果画面2100上の部品ノード2103に保持されている部品ノードIDを検索し、該当する部品ノード2103を色変え表示することによって行われる。
その後、ユーザ2が結果ノードまたは周辺ノードのいずれかをポインタ1201で選択した後の処理についても、第1実施形態と同様である。
以上、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、関連部品情報を用いて検索ヒット率を向上させるとともに、知識分類候補の表示と同時に、参考情報として関連部品情報を表示することで、ユーザ2により適切な分類先機能ノードを選択させることができる。
さらに、設計検討条件や業務目標となる具体的数値が異なる機能ノード302も検索ヒットさせることができるようになり、知識分類候補の検索漏れを減少させることができる。
さらに、知識文書の要約情報だけを抽出し、詳細情報(例えば、強度解析書の解析数値等)を省略することにより、検索母集団となる機能ノード302の情報に含まれない詳細情報に起因する検索ノイズを減少させることができる、という効果が得られる。
[第3実施形態]
本発明による知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置の別の実施形態を、図22および図23を使って説明する。
なお、本実施形態では業務計画支援の例を挙げ、特に、本実施形態における業務の例として、特許執筆業務の例を挙げる。なお、本実施形態は、第1実施形態で説明した知識分類支援プログラムおよびシステムの処理方法を変更せずに、データ形式を一部変更することにより、本発明を業務計画に適用した例である。
図22は、第3実施形態における機能モデルデータのデータ形式の一例を示す図である。
本実施形態では、機能モデルデータ121cは、機能ノードデータ2200、ノード間リンクデータ2210によって構成される。
本実施形態では、機能ノードデータ2200に格納される機能ノードファイル2201は、機能ノードの属性として、ID、機能名、出力情報、入力情報、検討内容および参考知識などを持つ。なお、入力情報とはその業務機能の遂行に必要な前提情報、出力情報とはその業務機能を遂行した結果得られた成果情報のことをそれぞれ示している。また、第1実施形態同様に、知識データが機能ノード302に分類された際には、参考知識のフィールドにその知識データに関する情報が保持される。
ノード間リンクデータ2210は、各機能ノードがどのようなリンク関係にあるかを保持するノード間リンクファイル2211を格納し、図2を参照して前記したように機能ノード間リンク303(図3参照)に相当する情報が保持される。
図23は、第3実施形態における機能モデル図の表示画面例を示す図である。
本実施形態における機能モデル図2400は業務計画を階層的に分解したもので、機能ノード2301と機能ノード間リンク2302によって構成される。
なお、機能ノード2301は図22で示したような属性を持ち、ポインタ301で機能ノード2301を指定してその属性を参照することもできる。
以上、第3実施形態によれば、第1実施形態の機能ノード302の属性「目標仕様」を「出力情報」に、「動作条件」を「入力情報」に読み替えるだけで、処理方式を変更することなく、業務計画支援においても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
本発明による知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置のさらに別の実施形態を、図24から図25を使って説明する。
なお、本実施形態では設計製造支援の例を挙げ、特に、本実施形態における設計製造対象物の例として、パソコンの例を挙げる。なお、本実施形態は、第1実施形態で説明した知識分類支援プログラムおよびシステムの処理方法を変更せずに、データ形式を一部変更することにより、本発明をBOMツリーに適用した例である。
図24は、第4実施形態における機能モデルデータのデータ形式の一例を示す図である。
本実施形態では、機能モデルデータ121dは、機能ノードデータ2400、ノード間リンクデータ2410によって構成される。
本実施形態では、機能ノードデータ2400に格納されている機能ノードファイル2401は、第3実施形態同様、ノードの属性として、ID、機能名、出力情報、入力情報、検討内容、参考知識などを持つ。なお、入力情報とはその部品の動作に必要な入力仕様、出力情報とはその部品が動作した結果の出力仕様のことをそれぞれ示している。また、第1実施形態同様に、知識データが機能ノードに分類された際には、参考知識のフィールドにその知識データに関する情報が保持される。
ノード間リンクデータ2410は、各機能ノードがどのようなリンク関係にあるかを保持するノード間リンクファイル2411を格納し、図2を参照して前記したように機能ノード間リンク303(図3参照)に相当する情報が保持される。
図25は、第4実施形態における機能モデル図の表示画面例を示す図である。
本実施形態における機能モデル図2500は部品構成(特に、最終製品を構成する中間部品構成)を階層的に分解したもので、機能ノード2501と機能ノード間リンク2502によって構成される。
なお、機能ノード2501は図24を参照して前記したような属性を持ち、ポインタ301で機能ノード2501を指定してその属性を参照することもできる。
以上、第4実施形態によれば、第3実施形態同様に、第1実施形態の機能ノードデータ属性「目標仕様」を「出力情報」に、「動作条件」を「入力情報」に読み替えるだけで、処理方式を変更することなく、設計製造支援時のBOMツリーに対しても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明においては、本発明による処理を実行する計算機環境に鑑みて、前記実施形態中における任意の一つの処理ステップを二つ以上の処理ステップに細分して実現しても、二つ以上の任意の処理ステップを統合して一つの処理ステップによって実現してもよく、本発明の提供する機能を損なわない限りその実現形態を制約するものではない。
本実施形態における知識分類支援装置の構成例を示す図である。 機能モデルデータのデータ形式の一例を示す図である。 第1実施形態における機能モデル図の表示画面例を示す図である。 検索母集団設定データのデータ形式の一例を示す図である。 本実施形態における知識分類支援方法の処理の流れを示す図である。 知識入力画面の画面例を示す図である。 検索結果データのデータ形式の一例を示す図である。 検索母集団データ生成処理の流れを示すフローである。 検索母集団データのデータ形式の一例を示す図である。 検索結果表示処理の流れを示すフローである。 検索結果リストの画面例を示す図である。 処理結果画面の画面例を示す図である。 知識分類処理の流れを示すフローである。 知識データ分類後の昨日も出るファイルの一例を示す図である。 第2実施形態における機能ノードデータのデータ形式の一例を示す図である。 第2実施形態における検索母集団設定データのデータ形式の一例を示す図である。 第2実施形態における検索母集団データ生成処理の流れを示す図である。 第2実施形態における検索母集団ファイルのデータ形式の一例を示す図である。 第2実施形態における知識入力処理の画面例である。 第2実施形態における検索結果リストの画面例である。 第2実施形態における処理結果画面の画面例を示す図である。 第3実施形態における機能モデルデータのデータ形式の一例を示す図である。 第3実施形態における機能モデル図の表示画面例を示す図である。 第4実施形態における機能モデルデータのデータ形式の一例を示す図である。 第4実施形態における機能モデル図の表示画面例を示す図である。
符号の説明
1 知識分類支援装置
2 ユーザ
11 情報処理部
12 記憶部
13 表示部
14 入力部
15 記憶媒体
111 検索母集団データ生成処理部
112 知識入力処理部
113 機能ノード検索処理部
114 検索結果表示処理部
115 知識分類処理部
121,121a,121b,121c,121d 機能モデルデータ
122,122a 検索母集団設定データ
123,123a 検索母集団データ
124 知識データ
125 検索結果データ
151 知識分類支援プログラム
200,1500,2200,2400 機能ノードデータ
201,1501,2201,2401 機能ノードファイル
204 機能ノード検索処理部
210 部品ノードデータ
211 部品ノードファイル
230,2210,2410 ノード間リンクデータ
221 ノード間リンクファイル
222 代替ノードファイル
302,2301、2501 機能ノード
303,2302,2502 機能ノード間リンク
304 部品ノード
305 機能ノード対部品ノード間リンク
400 設定ファイル
600 知識入力画面
601 入力方式選択ラジオボタン
602 文書指定領域
603 文書参照ボタン
604 テキスト抽出ボタン
605 抽出テキスト領域
606 自由文入力領域
607 分類先検索ボタン
700 検索結果ファイル
900 検索母集団ファイル
950 分類コマンドウィンドウ
1100 検索結果リスト画面
1101,2001 検索結果リスト
1210,2100 処理結果画面
1202,3001 結果ノード
1203,2102 上位ツリー
1204,2103 下位ツリー(部品ノード)
1205 代替ノード
1206 分類コマンドウィンドウ
1400 機能ノードデータ

Claims (12)

  1. 情報の入力を行う入力部、情報の表示を行う表示部および情報を処理する情報処理部を含んでなる知識分類支援装置が、対象物の情報を階層的に分解した機能ノードにより構成される機能モデルデータと、前記機能モデルデータを検索母集団データに変換する際の設定が格納されている検索母集団設定データとを用いて行う知識分類支援方法であって、
    前記情報処理部が、
    前記検索母集団設定データの設定に応じて、前記機能モデルデータから検索母集団データを生成し、
    前記入力部を介して、前記機能ノードに関する知識データを入力されると、前記知識データと類似する機能ノードを検索し、前記類似する機能ノードの情報が格納される検索結果データを生成し、
    前記入力部を介して、前記検索結果データの任意の情報が選択されると、前記任意の情報に関連する機能ノードデータを、分類先候補ノードとして前記表示部に表示させ、
    前記入力部を介して、前記分類先候補ノードである機能ノードの選択を受け付けて、前記機能ノードに対応する前記機能モデルデータに、前記知識データを登録することを含む知識分類支援方法。
  2. 前記分類先候補ノードを、前記表示部に強調表示させることを特徴とする請求項1に記載の知識分類支援方法。
  3. 前記分類先候補ノードは、前記任意の情報に対応する機能ノードである結果ノードと、前記結果ノードの上位ツリーに属する機能ノードである上位ノードと、前記結果ノードの下位ツリーに属する機能ノードである下位ノードと、これらの機能ノードと代替関係にある代替ノードの全てまたはいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の知識分類支援方法。
  4. 前記選択された分類先候補ノードである機能ノードに、前記表示部に、前記知識データを前記選択された機能ノードに分類することを促す表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の知識分類支援方法。
  5. 前記検索母集団設定データは、前記機能ノードの属性項目毎に重み設定値を有し、
    前記情報処理部は、
    前記機能モデルデータから前記検索母集団ファイルを生成する際に、前記重み設定値に応じて各属性項目を前記検索母集団ファイルに出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の知識分類支援方法。
  6. 前記属性項目は、機能名、目標仕様または出力情報、動作条件または入力情報、および検討内容の内、すくなくとも1つを有することを特徴とする請求項5に記載の知識分類支援方法。
  7. 前記機能モデルデータは、部品名を含む部品ノード情報をさらに有し、
    前記検索母集団設定データは、前記機能ノードと前記部品ノードの関連部品の重み設定値をさらに有し、
    前記情報処理部は、
    前記機能モデルデータから前記検索母集団データを生成する際に、前記関連部品の重み設定値に応じて、該当する前記部品名を前記検索母集団ファイルに出力し、
    前記分類先候補ノードに加えて、前記部品名に該当する関連部品ノードを強調表示することを特徴とする請求項6に記載の知識分類支援方法。
  8. 前記検索母集団データに機能モデルデータの属性項目を出力する際に、各属性項目に含まれる数値を除いて出力し、
    前記入力された知識データから数値を除いて検索キーを生成することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の知識分類支援方法。
  9. 前記入力された知識データから要約情報を抽出することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の知識分類支援方法。
  10. 前記機能モデルデータから前記検索母集団データを生成する際に、周辺ノード情報として、上位および下位ツリーの重み設定値を距離としてツリーの階層を辿って各属性項目を前記検索母集団ファイルに出力することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の知識分類支援方法。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の知識分類支援方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする知識分類支援プログラム。
  12. 情報の入力を行う入力部、情報の表示を行う表示部および情報を処理する情報処理部を含んでなり、対象物の情報を階層的に分解した機能ノードにより構成される機能モデルデータと、前記機能モデルデータを検索母集団データに変換する際の設定が格納されている検索母集団設定データとを用いて知識分類支援を行う知識分類支援装置であって、
    前記情報処理部は、
    前記検索母集団設定データの設定に応じて、前記機能モデルデータから検索母集団データを生成する手段と、
    前記入力部を介して、前記機能ノードに関する知識データを入力されると、前記知識データと類似する機能ノードを検索し、前記類似する機能ノードの情報が格納される検索結果データを生成する手段と、
    前記入力部を介して、前記検索結果データの任意の情報が選択されると、前記任意の情報に関連する機能ノードを、分類先候補ノードとして前記表示部に強調表示させる手段と、
    前記入力部を介して、前記分類先候補ノードである機能ノードの選択を受け付けて、該機能ノードに対応する前記機能モデルデータに、前記知識データを登録する手段とを備える知識分類支援装置。
JP2005307684A 2005-10-21 2005-10-21 知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置 Pending JP2007115139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307684A JP2007115139A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307684A JP2007115139A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007115139A true JP2007115139A (ja) 2007-05-10

Family

ID=38097234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005307684A Pending JP2007115139A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007115139A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267002A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Hitachi Ltd 作業実行条件策定支援装置及び作業実行条件策定支援方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267002A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Hitachi Ltd 作業実行条件策定支援装置及び作業実行条件策定支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5040925B2 (ja) 情報抽出規則作成支援システム、情報抽出規則作成支援方法及び情報抽出規則作成支援プログラム
RU2610241C2 (ru) Способ и система синтеза текста на основе извлеченной информации в виде rdf-графа с использованием шаблонов
EP3671526B1 (en) Dependency graph based natural language processing
KR20130111211A (ko) 입-출력 예시를 사용한 텍스트 조작 프로그램 생성
CN101739335A (zh) 建议的应用评估系统
KR20100038378A (ko) 지능적인 텍스트 주석을 위한 방법, 시스템 및 컴퓨터 프로그램
US20180113887A1 (en) Generating tables based upon data extracted from tree-structured documents
US11372637B2 (en) Method and system for software application optimization using natural language-based queries
US20110060712A1 (en) Method and system for design check knowledge construction
JP6173848B2 (ja) 文書分類装置
US11763095B2 (en) Creating apps from natural language descriptions
KR20150084706A (ko) 온톨로지의 지식 학습 장치 및 그의 방법
JP3797821B2 (ja) オントロジー構築支援装置
JP2006350729A (ja) アプリケーションソフトウェア構築方法、アプリケーションソフトウェア構築処理プログラム及びアプリケーションソフトウェア構築装置
JP2003099442A (ja) キー概念抽出規則作成方法、キー概念抽出方法、キー概念抽出規則作成装置、キー概念抽出装置、そのためのプログラム及び記録媒体
JP2015162004A (ja) 開発ドキュメント間トレースリンク生成支援装置及び方法及びプログラム
JP2009211599A (ja) マッピング定義作成システムおよびマッピング定義作成プログラム
JP2007115139A (ja) 知識分類支援方法、知識分類支援プログラムおよび知識分類支援装置
JP7340952B2 (ja) テンプレート検索システムおよびテンプレート検索方法
Ordoñez et al. Multimodal indexing and search of business processes based on cumulative and continuous N-grams
JP6753190B2 (ja) 文書検索装置及びプログラム
JP2007257149A (ja) 文書処理装置及び文書処理方法
Paschke et al. Corporate semantic web: Towards the deployment of semantic technologies in enterprises
JP7243196B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP5330333B2 (ja) 情報分類階層管理装置