JP2007110571A - 映像変更装置、変更映像フレームのデータ構造、映像復元装置、映像変更方法、映像復元方法、映像変更プログラムおよび映像復元プログラム - Google Patents
映像変更装置、変更映像フレームのデータ構造、映像復元装置、映像変更方法、映像復元方法、映像変更プログラムおよび映像復元プログラム Download PDFInfo
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Abstract
閲覧無権限者には移動オブジェクトの本来の把握が不可能となる映像を表示する一方、閲覧権限者には個人認証を行うことで原映像の閲覧を可能とする。
【解決手段】
映像変更装置1は、前記原映像中の前記移動オブジェクトを検出する移動オブジェクト抽出手段11と、異形態移動オブジェクト作成手段12と、移動オブジェクトデータ埋込み手段13と、変更映像作成手段14とを備える。異形態移動オブジェクト作成手段12は、移動オブジェクト抽出手段により検出した前記移動オブジェクトから、輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と同じまたは概略同じであり、前記輪郭内の全部が透明である異形態移動オブジェクト、輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる前記異形態移動オブジェクトを作成する。
【選択図】 図1
Description
通常、この種のモニタカメラにより撮影された映像は管理されており、犯罪が生じたとき等、閲覧権限を持つ者(本明細書では、「閲覧権限者」と言う)にのみ開示される。しかし、この管理が適正に行われずに、権限がない者(本明細書では「閲覧無権限者」と言う)が撮影映像を閲覧した場合には、映像中の人物のプライバシが侵害されるといった問題が生じる。この種の問題は、映像中の自動車のナンバプレートが認識できるような場合において、閲覧無権限者が映像を閲覧する場合にも生じる。
(1)
原映像中(またはフレーム上)の移動オブジェクトを、異形態移動オブジェクトに置き換えて変更映像(またはフレーム)を作成する映像変更装置であって、
前記原映像中(またはフレーム上)の前記移動オブジェクトを検出する移動オブジェクト抽出手段と、
前記移動オブジェクト抽出手段により検出した前記移動オブジェクトから、
(A)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と同じまたは概略同じであり、
(a)前記輪郭内の全部が透明(完全透明、半透明または歪透明)である前記異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる前記異形態移動オブジェクト、あるいは、
(B)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と異なり、
(a)前記輪郭内の全部が透明である前記異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる前記異形態移動オブジェクト、
の何れかを作成する、
異形態移動オブジェクト作成手段と、
前記移動オブジェクトのうち前記異形態移動オブジェクトに現れない部分の画像データを、前記原映像(またはフレーム)の前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域(透明の場合その輪郭内部の領域を含む)に不可視情報として埋め込み不可視情報埋込み映像(またはフレーム)を生成する移動オブジェクトデータ埋込み手段と、
前記異形態移動オブジェクトを、前記不可視情報が埋め込み映像(またはフレーム)に重ね合わせて、変更映像(またはフレーム)を作成する変更映像(またはフレーム)作成手段と、
を備えたことを特徴とする映像変更装置。
移動オブジェクトデータ埋込み手段は、前記不可視情報に復号鍵を設定することを特徴とする(1)に記載の映像変更装置。
前記原映像(またはフレーム)を取得する撮影手段を備えたことを特徴とする(1)または(2)に記載の映像変更装置。
前記変更映像(またはフレーム)を保存する変更映像保存手段を備えたことを特徴とする(1)から(3)の何れかに記載の映像変更装置。
(5)
前記変更映像(またはフレーム)を表示する変更映像表示手段を備えたことを特徴とする(1)から(4)の何れかに記載の映像変更装置。
(6)
前記移動オブジェクトが前記異形態移動オブジェクトに置き換えられた変更映像(またはフレーム)のデータ構造であって、
前記異形態移動オブジェクトは、
(A)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と同じまたは概略同じであり、
(a)前記輪郭内の全部が透明(完全透明または歪透明)であり、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なり、あるいは、
(B)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と異なり、
(a)前記輪郭内の全部が透明であり、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なり、
前記移動オブジェクトのうち前記異形態移動オブジェクトに現れない部分の画像データが、前記変更映像(またはフレーム)の前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域に不可視情報として埋め込まれていることを特徴とする変更映像データ構造。
前記不可視情報には復号鍵が設定されていることを特徴とする(6)に記載の変更映像データ構造。
(8)
(6)または(7)に記載のデータ構造を持つ変更映像(またはフレーム)から復元映像(またはフレーム)を作成する映像復元装置であって、
前記変更映像(またはフレーム)の、前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域から、前記不可視情報を抽出し、復元移動オブジェクトを生成する復元移動オブジェクト生成手段と、
前記変更映像(またはフレーム)に前記復元移動オブジェクト生成手段により生成した前記復元移動オブジェクトを上書きして復元映像(またはフレーム)を生成する復元映像(またはフレーム)生成手段と、
を備えたことを特徴とする映像復元装置。
前記不可視情報に設定されている復号鍵と、入力された復号鍵とを照合する復号鍵照合手段を備えたことを特徴とする(8)に記載の映像復元装置。
前記復元映像(またはフレーム)を保存する復元映像保存手段を備えたことを特徴とする(8)または(9)に記載の映像復元装置。
前記復元映像(またはフレーム)を表示する復元映像表示手段を備えたことを特徴とする(8)から(10)の何れかに記載の映像復元装置。
(12)
原映像(またはフレーム)上の移動オブジェクトを、異形態移動オブジェクトに置き換えて変更映像(またはフレーム)を作成する映像変更方法であって、
前記原映像(またはフレーム)上の前記移動オブジェクトを検出する移動オブジェクト検出ステップと、
前記移動オブジェクト検出ステップにおいて検出した前記移動オブジェクトから、
(A)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と同じまたは概略同じであり、
(a)前記輪郭内の全部が透明である異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる異形態移動オブジェクト、あるいは、
(B)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と異なり、
(a)前記輪郭内の全部が透明である異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる異形態移動オブジェクト、
の何れかを作成する、
異形態移動オブジェクト作成ステップと、
前記移動オブジェクトのうち前記異形態移動オブジェクトに現れない部分の画像データを、前記原映像(またはフレーム)の前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域に不可視情報として埋め込み不可視情報埋込み(またはフレーム)を生成する移動オブジェクトデータ埋込みステップと、
前記異形態移動オブジェクトを、前記不可視情報が埋め込まれた前記不可視情報埋込み映像(またはフレーム)に重ね合わせて、変更映像(またはフレーム)を作成する変更映像(またはフレーム)作成ステップと、
を有することを特徴とする映像変更方法。
前記移動オブジェクトデータ埋込みステップでは、前記不可視情報に復号鍵を設定することを特徴とする(12)に記載の映像変更方法。
前記原映像(またはフレーム)を取得する撮影ステップを備えたことを特徴とする(12)から(13)の何れかに記載の映像変更方法。
前記変更映像(またはフレーム)を保存する変更映像保存ステップを有することを特徴とする(12)から(14)の何れかに記載の映像変更方法。
前記変更映像(またはフレーム)を表示する変更映像表示ステップを有することを特徴とする(12)から(15)の何れかに記載の映像変更方法。
本発明の映像復元方法は、(17)から(20)を要旨とする。
(16)または(7)に記載のデータ構造を持つ変更映像(またはフレーム)から復元映像(またはフレーム)を作成する映像復元方法であって、
前記変更映像(またはフレーム)の、前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域から、前記不可視情報を抽出し、復元移動オブジェクトを生成する復元移動オブジェクト生成ステップと、
前記変更映像(またはフレーム)に前記復元移動オブジェクト生成ステップにおいて生成した前記復元移動オブジェクトを上書きして復元映像(またはフレーム)を生成する復元映像(またはフレーム)生成ステップと、
を有することを特徴とする映像復元方法。
前記不可視情報に設定されている復号鍵と、入力された復号鍵とを照合する復号鍵照合ステップを有することを特徴とする(17)に記載の映像復元方法。
前記復元映像(またはフレーム)を保存する復元映像保存ステップを有することを特徴とする(17)または(18)に記載の映像復元方法。
前記復元映像を表示する副芸映像表示ステップを有することを特徴とする(17)から
(21)
(12)に記載の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリー、またはさらに、(13)、(14)、(15)または(16)の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリーを含むことを特徴とする映像変更プログラム。
(22)
(17)に記載の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリー、またはさらに、(18)、(19)または(20)の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリーを含むことを特徴とする映像復元プログラム。
典型的には、変更映像は、JPEG等の汎用フォーマットで保存しておき、特別な設定をしなくても閲覧が可能となる。マスキング映像を、通常のビューアで表示するときには、移動オブジェクトの本来の把握が不可能となる。これにより、被撮影者のプライバシが保護される。
移動オブジェクトを、移動オブジェクト除去領域に埋め込まずに別ファイルに保存する場合には、ファイル伝送や保存の際に管理が煩雑化し、最悪の場宮、ファイル紛失を招き再構成不能となるおそれがある。また、復元映像の証拠能力の信頼性が低い。
図1は、本発明の映像変更装置を示すブロック図である。映像変更装置1は、以下に説明するように原映像フレーム上のオブジェクトの移動オブジェクトMOを、異形態移動オブジェクトMODに置き換えて変更映像フレームFCnを作成することができる。
移動オブジェクト検出手段11は、入力画像(撮影手段18から取得した画像)と移動オブジェクト除去画像との差分をとり移動物体領域を抽出する。
いま、i番目の仮移動オブジェクトの画素数をNpixel(i=1,2,・・・,k)とし、次式(1)を満たす仮移動オブジェクトを移動オブジェクトとする。
Npixel(i)≧Th(i=1,2,・・・,k) (1)
m×nの画像内の移動オブジェクトに含まれる画素をマスクピクセルMij(i=1,2,・・・,m:j=1,2,・・・,n)として式(2)で表す。また、移動オブジェクトに含まれない画素は式(3)で表す。マスクピクセルMijは二値化したデータで表される。
Mij=0:座標(i,j)にはasking処理は不要 (3)
異形態移動オブジェクト作成手段12は、移動オブジェクト抽出手段11により検出した移動オブジェクトMOから、
(A)輪郭OLが移動オブジェクトMOの輪郭と同じまたは概略同じであり、
(a)輪郭OL内の全部が透明である異形態移動オブジェクトMOD、または、
(b)輪郭OL内の模様TXの全部が移動オブジェクトMOの模様と異なる異形態移動オブジェクトMOD、あるいは、
(a)輪郭OL内の全部が透明である異形態移動オブジェクトMOD、または、
(b)輪郭OL内の模様TXの全部が前記移動オブジェクトMOの模様と異なる異形態移動オブジェクトMOD、
の何れかを作成する。
(B)(a)では、たとえば、移動オブジェクトが人物であるときに異形態移動オブジェクトを輪郭つきの透明な円とでき、また移動オブジェクトが車両であるときに異形態移動オブジェクトを透明なナンバプレートとできる。(B)(b)では、たとえば、移動オブジェクトが人物であるときに異形態移動オブジェクトを輪郭つきの所定色の円とでき、また移動オブジェクトが車両であるときに異形態移動オブジェクトを所定色のナンバプレートとできる。なお、(B)(b)では後述するスクランブル処理を行うことができる。
撮影手段15は、モニタカメラであり、原映像VSを取得することができる。
変更映像保存手段16は、変更映像作成手段14により作成した変更映像(フレーム)FCnを変更映像VCとして保存することができる。
変更映像表示手段17は、変更映像作成手段15により作成した変更映像(フレーム)FCnを変更映像VCとして表示することができる。
以上のようにして、移動オブジェクトMOが異形態移動オブジェクトMODに置き換えられ、変更映像のデータ構造が作成される。
この変更映像のデータ構造は、前述したように、移動オブジェクトMOが前記異形態移動オブジェクトMODに置き換えられた変更映像(またはフレーム)FCnである。
異形態移動オブジェクトMODは、
(a)輪郭OL内の全部が透明(完全透明または歪透明)であり、または、
(b)輪郭OL内の模様TXの全部が移動オブジェクトの模様と異なり、あるいは、
(a)輪郭OL内の全部が透明であり、または、
(b)輪郭OL内の模様TXの全部が移動オブジェクトMOの模様と異なり、
移動オブジェクトMOのうち異形態移動オブジェクトMODに現れない部分の画像データが、変更映像(またはフレーム)FCnの異形態移動オブジェクトMODを除く領域に不可視情報として埋め込まれている。
また、この変更映像データ構造は、不可視情報には復号鍵Kが設定されている。
図3により映像復元装置の実施形態を説明する。図3の映像復元装置2は、上記のデータ構造を持つ変更映像(またはフレーム)FCnから復元映像(またはフレーム)FAnを作成することができる。
復元移動オブジェクト生成手段21は、変更映像(またはフレーム)FCnの、異形態移動オブジェクトMODを除く領域から、不可視情報を抽出し、復元移動オブジェクトFMOを生成することができる。
復号鍵照合手段23は、不可視情報に設定されている復号鍵Kと、入力された復号鍵とを照合し、照合が成功したときにのみ、復元移動オブジェクト生成手段21による復元映像(またはフレーム)の生成を行うことができる。
図4のフローチャートおよび図5の補助説明図により、本発明の映像変更方法を説明する。本発明の映像変更方法では、原映像(またはフレーム)FSn上の移動オブジェクトMOを、異形態移動オブジェクトMODに置き換えて変更映像(またはフレーム)FCnを作成することができる。
本実施形態では、映像変更方法は、撮影ステップS101と、移動オブジェクト検出ステップS102と、異形態移動オブジェクト作成ステップS103と、移動オブジェクトデータ埋込みステップS104と、変更映像(またはフレーム)作成ステップS105と、変更映像保存ステップS106と、変更映像表示ステップS107とを有している。
撮影ステップS101では、原映像(またはフレーム)FSnを取得する。
移動オブジェクト検出ステップS102では、原映像(またはフレーム)FSn上の移動オブジェクトMOを検出する。
異形態移動オブジェクト作成ステップS103では、移動オブジェクト検出ステップS102において検出した移動オブジェクトMOから、
(a)輪郭OL内の全部が透明である異形態移動オブジェクトMOD、または、
(b)輪郭OL内の模様TXの全部が移動オブジェクトMOの模様と異なる異形態移動オブジェクトMOD、あるいは、
(B)輪郭OLが移動オブジェクトMOの輪郭と異なり、
(a)輪郭OL内の全部が透明である異形態移動オブジェクトMOD、または、
(b)輪郭OL内の模様TXの全部が移動オブジェクトMOの模様と異なる異形態移動オブジェクトMOD、
の何れかを作成する。
透明化処理では、入力画像における移動オブジェクト領域内の画素を、背景または前景の同一座標の画素に置き換えることにより擬似的な透明化を実現する。また、このときに、透明化したオブジェクトの形状を把握することができるように移動オブジェクト領域の輪郭を所定幅の線により表示する。
Mij=1であり、かつその上下左右にひとつでもMij=0となる画素が存在するときは、座標(i,j)の画素をエッジと判定する。すなわち、Mijの画素の上下左右の4画素(Mi−1,j、Mi+1,j、Mi,j−1、Mi,j+1)の和をNijとしたとき、式(5)を満たせば、座標(i,j)の画素はオブジェクト領域のエッジであるるとみなす。
スクランブル処理では、移動オブジェクト領域内の各画素をナンバリングし、乱数を用いて画素を入換える。
移動オブジェクト領域にn個の画素が存在する場合、生成された乱数列をR(i)(i=1,2,....,n)とする。このときk番目の画素をP(k)(k=1,2,…,n)として,式(5)を用いて画素の置換えを行う。
移動オブジェクトデータ埋込みステップS104では、移動オブジェクトMOのうち異形態移動オブジェクトMODに現れない部分の画像データを、原映像(またはフレーム)OFの異形態移動オブジェクトMODを除く領域に不可視情報として埋め込み不可視情報埋込み(またはフレーム)FRnを生成する。このとき、不可視情報に復号鍵を設定することができる。具体的には、原映像(またはフレーム)を、JPEGのDCT係数内に不可視情報を埋め込むことができる。
JPEG圧縮を施したデータを1byteごとの配列に保存する(array(i)(i=1,2,…,n))。このとき、JPEGヘッダを取り除きハフマン符号化されたイメージデータのみを配列に保存する。
Standard)等、他の暗号化の手法を採用することができる。
時刻をt(t=0,…,2k−1)とおくと,Xi(i=1,2,…,k)の値は次式で与えられる。
る。
JPEG圧縮に際し、DCT係数の低周波領域の変化は目立ちやすく、高周波領域の変化は量子化テーブルの影響で大きな変化となる。そこで知覚されにくい中間周波数領域を用いて電子透かしを行う。本実施形態では、図7の位置にある係数の下位1bitの偶奇を変えることにより電子透かしを行う。
変更映像保存ステップS106では、変更映像(またはフレーム)FCnを保存し、変更映像表示ステップS107では、変更映像(またはフレーム)FCnを表示する。
電子透かしを、違法コピーの検出や、著作権情報の埋め込みに使用する場合には、画像の改ざん,拡大縮小,色調変更に対して頑健でなければならない。さらに、埋め込みが行われたコンテンツの品質を損なわないことが要求される。
そこで違法コピーの検出などの用途に比べて、多くのbit数を埋め込むことが可能になり上記で生成したサイズのデータ列を埋め込むことが可能となる。
図7のフローチャートにより、本発明の映像復元方法を説明する。本発明の映像復元方法により、上述したデータ構造を持つ変更映像(またはフレーム)FCnから復元映像(またはフレーム)FAnを作成することができる。
本実施形態では、映像変更方法は、図8に示すように、復元移動オブジェクト生成ステップS201と、復元映像(またはフレーム)生成ステップS202と、復号鍵照合ステップS203と、復元映像保存ステップS204と、復元映像表示ステップS205とを有している。
復元映像保存ステップS204では、復元映像(またはフレーム)FQnを保存する。
復元映像表示ステップS205では、復元映像を表示する。
本発明の映像復元方法による復元の例を図9に示す。(A)に示す原画像は、(B)に示すようにモザイク化され、また適宜(C)に示すように復元される。
2 映像復元装置
11 移動オブジェクト検出手段
12 異形態移動オブジェクト作成手段
13 移動オブジェクトデータ埋込み手段
14 変更映像フレーム作成手段
15 撮影手段
16 変更映像保存手段
17 変更映像表示手段
18 撮影手段
21 移動オブジェクト復元手段
22 復元映像生成手段
23 復号鍵照合手段23
24 復元映像保存手段
25 復元映像表示手段
Claims (22)
- 原映像中の移動オブジェクトを、異形態移動オブジェクトに置き換えて変更映像を作成する映像変更装置であって、
前記原映像中の前記移動オブジェクトを検出する移動オブジェクト抽出手段と、
前記移動オブジェクト抽出手段により検出した前記移動オブジェクトから、
(A)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と同じまたは概略同じであり、
(a)前記輪郭内の全部が透明である前記異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる前記異形態移動オブジェクト、あるいは、
(B)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と異なり、
(a)前記輪郭内の全部が透明である前記異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる前記異形態移動オブジェクト、
の何れかを作成する、
異形態移動オブジェクト作成手段と、
前記移動オブジェクトのうち前記異形態移動オブジェクトに現れない部分の画像データを、前記原映像の前記異形態移動オブジェクトを除く領域を生成する移動オブジェクトデータ埋込み手段と、
前記異形態移動オブジェクトを、前記不可視情報が埋め込み映像に重ね合わせて、変更映像を作成する変更映像作成手段と、
を備えたことを特徴とする映像変更装置。 - 移動オブジェクトデータ埋込み手段は、前記不可視情報に復号鍵を設定することを特徴とする請求項1に記載の映像変更装置。
- 前記原映像を取得する撮影手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の映像変更装置。
- 前記変更映像を保存する変更映像保存手段を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の映像変更装置。
- 前記変更映像を表示する変更映像表示手段を備えたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の映像変更装置。
- 前記移動オブジェクトが前記異形態移動オブジェクトに置き換えられた変更映像のデータ構造であって、
前記異形態移動オブジェクトは、
(A)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と同じまたは概略同じであり、
(a)前記輪郭内の全部が透明(完全透明または歪透明)であり、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なり、あるいは、
(B)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と異なり、
(a)前記輪郭内の全部が透明であり、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なり、
前記移動オブジェクトのうち前記異形態移動オブジェクトに現れない部分の画像データが、前記変更映像の前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域に不可視情報として埋め込まれていることを特徴とする変更映像データ構造。 - 前記不可視情報には復号鍵が設定されていることを特徴とする請求項6に記載の変更映像データ構造。
- 請求項6または7に記載のデータ構造を持つ変更映像から復元映像を作成する映像復元装置であって、
前記変更映像の、前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域から、前記不可視情報を抽出し、復元移動オブジェクトを生成する復元移動オブジェクト生成手段と、
前記変更映像に前記復元移動オブジェクト生成手段により生成した前記復元移動オブジェクトを上書きして復元映像を生成する復元映像生成手段と、
を備えたことを特徴とする映像復元装置。 - 前記不可視情報に設定されている復号鍵と、入力された復号鍵とを照合する復号鍵照合手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の映像復元装置。
- 前記復元映像を保存する復元映像保存手段を備えたことを特徴とする請求項8または9に記載の映像復元装置。
- 前記復元映像を表示する復元映像表示手段を備えたことを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の映像復元装置。
- 原映像上の移動オブジェクトを、異形態移動オブジェクトに置き換えて変更映像を作成する映像変更方法であって、
前記原映像上の前記移動オブジェクトを検出する移動オブジェクト検出ステップと、
前記移動オブジェクト検出ステップにおいて検出した前記移動オブジェクトから、
(A)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と同じまたは概略同じであり、
(a)前記輪郭内の全部が透明である異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる異形態移動オブジェクト、あるいは、
(B)輪郭が前記移動オブジェクトの輪郭と異なり、
(a)前記輪郭内の全部が透明である異形態移動オブジェクト、または、
(b)前記輪郭内の模様の全部が前記移動オブジェクトの模様と異なる異形態移動オブジェクト、
の何れかを作成する、
異形態移動オブジェクト作成ステップと、
前記移動オブジェクトのうち前記異形態移動オブジェクトに現れない部分の画像データを、前記原映像の前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域に不可視情報として埋め込み不可視情報埋込みを生成する移動オブジェクトデータ埋込みステップと、
前記異形態移動オブジェクトを、前記不可視情報が埋め込まれた前記不可視情報埋込み映像に重ね合わせて、変更映像を作成する変更映像作成ステップと、
を有することを特徴とする映像変更方法。 - 前記移動オブジェクトデータ埋込みステップでは、前記不可視情報に復号鍵を設定することを特徴とする請求項12に記載の映像変更方法。
- 前記原映像を取得する撮影ステップを備えたことを特徴とする請求項12から13の何れかに記載の映像変更方法。
- 前記変更映像を保存する変更映像保存ステップを有することを特徴とする請求項12から14の何れかに記載の映像変更方法。
- 前記変更映像を表示する変更映像表示ステップを有することを特徴とする請求項12から15の何れかに記載の映像変更方法。
- 請求項6または7に記載のデータ構造を持つ変更映像から復元映像を作成する映像復元方法であって、
前記変更映像の、前記異形態移動オブジェクトを除く領域または含む領域から、前記不可視情報を抽出し、復元移動オブジェクトを生成する復元移動オブジェクト生成ステップと、
前記変更映像に前記復元移動オブジェクト生成ステップにおいて生成した前記復元移動オブジェクトを上書きして復元映像を生成する復元映像生成ステップと、
を有することを特徴とする映像復元方法。 - 前記不可視情報に設定されている復号鍵と、入力された復号鍵とを照合する復号鍵照合ステップを有することを特徴とする請求項17に記載の映像復元方法。
- 前記復元映像を保存する復元映像保存ステップを有することを特徴とする請求項17または18に記載の映像復元方法。
- 前記復元映像を表示する副芸映像表示ステップを有することを特徴とする請求項17から19の何れかに記載の映像復元方法。
- 請求項12に記載の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリー、またはさらに、請求項13、14、15または16の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリーを含むことを特徴とする映像変更プログラム。
- 請求項17に記載の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリー、またはさらに、請求項18、19、20の各ステップを実行するプログラムモジュールまたはプログラムライブラリーを含むことを特徴とする映像復元プログラム。
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JPN6009061372, 藪田顕一、外2名, "プライバシー保護と被写体の識別を両立させる固定モニタカメラ映像処理手法", 電子情報通信学会技術研究報告, 20050415, Vol.105 No.29, 13−18, JP, 社団法人電子情報通信学会 * |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4654330B2 (ja) | 2011-03-16 |
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