JP2007106095A - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度な画像形成を実現することを課題とする。
【解決手段】少なくとも1つのトレイを有し、入力されるプリンタ制御プロトコルに応じてトレイに格納された印刷媒体に画像形成を行なう画像形成装置において、トレイを識別するためのトレイIDとトレイパラメータとが対応付けて蓄積されたトレイパラメータテーブルと、入力されるプリンタ制御コマンドに含まれるトレイ指定パラメータと一致するトレイパラメータに対応するトレイIDを、トレイパラメータテーブルから選択する選択手段と、選択手段により選択されたトレイに格納された印刷媒体に画像形成を行なう画像形成手段と、外部から入力されるプリンタ制御プロトコルから得られるトレイID及びトレイ変更パラメータに基づいて、トレイパラメータテーブルに含まれる同一のトレイIDに対応するトレイパラメータをトレイ変更パラメータに置換する置換手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体に係り、特に、高精度な画像形成を実現するための画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来より、入力されるプリンタ制御プロトコルに応じて画像形成処理を行なう画像形成装置がある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。特許文献1では、プリンタ制御コマンドを容易に理解するために、コマンドパラメータをコマンド文字列に変換する手段が示されている。
また、特許文献2では、コンピュータシステムのコマンドシステムにおいて、コマンドのポジショナル形式パラメータの解釈をポジショナル形式パラメータ群の中の相対的位置で行なう手段が示されている。
更に、特許文献3では、プロトコル仕様定義ファイルを外部から取り込み内部に持つことで、プロトコルの拡張等が起きても容易にプロトコル解析ができることが示されている。
特開平6−176020号公報 特開平1−292418号公報 特開2002−281111号公報
ところで、従来技術においては、ユーザは印刷実行時のトレイ指定、用紙サイズ、紙種等を予め設定されたプリンタ制御プロトコルの文字列仕様に記載されているルールに従って指定している。
しかしながら、これらの文字列仕様に関してはプロトコルの設計変更、機種間、メーカー間での文字列仕様の違いあり、この仕様の違いが原因でユーザの意図する動作をしないことが問題となっている。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成を実現するための画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、少なくとも1つのトレイを有し、入力されるプリンタ制御プロトコルに応じて前記トレイに格納された印刷媒体に画像形成を行なう画像形成装置において、前記トレイを識別するためのトレイIDとトレイパラメータとが対応付けて蓄積されたトレイパラメータテーブルと、入力されるプリンタ制御コマンドに含まれるトレイ指定パラメータと一致するトレイパラメータに対応するトレイIDを、前記トレイパラメータテーブルから選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたトレイに格納された印刷媒体に画像形成を行なう画像形成手段と、外部から入力されるプリンタ制御プロトコルから得られるトレイID及びトレイ変更パラメータに基づいて、前記トレイパラメータテーブルに含まれる同一のトレイIDに対応するトレイパラメータを前記トレイ変更パラメータに置換する置換手段とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、入力されるプリンタ制御プロトコルにより得られるトレイ変更パラメータを、トレイパラメータテーブル中の任意のトレイIDに対して割り当てることができるため、プリンタ制御コマンド中のトレイ指定パラメータの解釈を簡単に変更することができる。したがって、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成を実現することができる。
請求項2に記載された発明は、前記プリンタ制御プロトコルにより指定されたトレイ指定スーパーオプションを解析し、前記トレイ指定スーパーオプションをトレイパラメータに変換するプリンタ制御プロトコル解析手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成を実現することができる。つまり、プリンタ制御プロトコルを用いることで、トレイ指定用のコマンドを含まない汎用的なデータ(ファイル)を用いたトレイ制御が可能となる。
請求項3に記載された発明は、前記トレイパラメータテーブルは、前記トレイIDに複数のトレイパラメータを対応付けて蓄積可能であり、前記置換手段は、前記トレイパラメータに前記トレイ変更パラメータを追加することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、入力されるトレイ変更パラメータを、トレイパラメータテーブル中の任意のトレイIDに対して複数割り当てることで、異なる値のトレイ指定パラメータを同一のトレイIDに関連付けすることができる。また、トレイ指定パラメータの解釈を拡張することができる。
請求項4に記載された発明は、前記トレイパラメータが複数のトレイIDに対して重複して割り当てられているかをチェックする重複チェック手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、あるトレイパラメータの値が複数のトレイIDに重複して割り当てられるのを防止することができるため、トレイ指定パラメータの解釈が唯一に決定されずにエラーとなるのを防止することができる。
請求項5に記載された発明は、ユーザにより前記トレイ変更パラメータを入力させるための外部入力手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、ユーザは外部入力手段を用いて、容易にトレイパラメータの設定を行なうことができる。
請求項6に記載された発明は、前記外部入力手段は、前記ユーザにより入力された内容を表示する表示手段、又は通信ネットワークにより接続された外部装置からのデータの送受を行なうことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、表示手段によりユーザは容易に設定を行なうことができる。また、外部装置からのアクセス及びデータの送受を可能とすることで個々に直接設定を行なう手間を省くことができ、集中管理によりトレイパラメータの設定を行なうことができる。
請求項7に記載された発明は、前記ユーザの権限を認証し、認証の結果許可されたユーザに対して前記トレイパラメータテーブルの内容の表示・変更を行なうための認証手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、権限のないユーザからの不正な設定を防止することができる。
請求項8に記載された発明は、少なくとも1つのトレイを有し、入力されるプリンタ制御プロトコルに応じて前記トレイに格納された被画像形成媒体に画像形成を行なうための画像形成方法において、予め設定されたトレイパラメータの値を変更するためのトレイ変更パラメータの入力を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにより入力されるプリンタ制御プロトコルから得られる前記トレイ変更パラメータに基づいて、前記トレイパラメータを前記トレイ変更パラメータに置換する置換ステップとを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、入力されるプリンタ制御プロトコルにより得られるトレイ変更パラメータを、トレイパラメータテーブル中の任意のトレイIDに対して割り当てることができるため、プリンタ制御コマンド中のトレイ指定パラメータの解釈を簡単に変更することができる。したがって、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成を実現することができる。
請求項9に記載された発明は、入力される前記プリンタ制御プロトコルにより指定されたトレイ指定スーパーオプションを解析し、前記トレイ指定スーパーオプションをトレイパラメータに変換するプリンタ制御プロトコル解析ステップを有することを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成を実現することができる。つまり、プリンタ制御プロトコルを用いることで、トレイ指定用のコマンドを含まない汎用的なデータ(ファイル)を用いたトレイ制御が可能となる。
請求項10に記載された発明は、前記置換ステップは、前記トレイを識別するためのトレイIDと前記トレイパラメータとが対応付けて蓄積されたトレイパラメータテーブルの前記トレイIDに、複数のトレイパラメータを対応付けて蓄積させることを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、入力されるトレイ変更パラメータを、トレイパラメータテーブル中の任意のトレイIDに対して複数割り当てることで、異なる値のトレイ指定パラメータを同一のトレイIDに関連付けすることができる。また、トレイ指定パラメータの解釈を拡張することができる。
請求項11に記載された発明は、前記トレイパラメータが複数のトレイIDに対して重複して割り当てられているかをチェックする重複チェックステップを有することを特徴とする。
請求項11記載の発明によれば、あるトレイパラメータの値が複数のトレイIDに重複して割り当てられるのを防止することができるため、トレイ指定パラメータの解釈が唯一に決定されずにエラーとなるのを防止することができる。
請求項12に記載された発明は、前記入力ステップは、ユーザにより入力された内容を表示する表示手段、又は通信ネットワークにより接続された外部装置からのデータの送受を行なうことを特徴とする。
請求項12記載の発明によれば、表示手段によりユーザは容易に設定を行なうことができる。また、外部装置からのアクセス及びデータの送受を可能とすることで個々に直接設定を行なう手間を省くことができ、集中管理によりトレイパラメータの設定を行なうことができる。
請求項13に記載された発明は、前記ユーザの権限を認証し、認証の結果許可されたユーザに対して前記トレイパラメータテーブルの内容の表示・変更を行なうための認証ステップを有することを特徴とする。
請求項13記載の発明によれば、権限のないユーザからの不正な設定を防止することができる。
請求項14に記載された発明は、請求項8乃至13の何れか1項に記載の画像形成方法をコンピュータにより実行させるための画像形成プログラムである。
請求項14記載の発明によれば、トレイパラメータを入力されるトレイ変更パラメータに置換するため、トレイ指定パラメータの解釈を簡単に変更することができる。したがって、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成を実現することができる。また、プログラムをインストールすることにより、容易に画像形成処理を実現することができる。
請求項15に記載された発明は、請求項14に記載の画像形成プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項15記載の発明によれば、記録媒体により他の複数のコンピュータに容易に画像形成プログラムをインストールすることができる。また、画像形成プログラムをインストールすることで、容易に画像形成処理を実現することができる。
本発明によれば、高精度な画像形成処理を実現することができる。
以下に、本発明における画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体を好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<実施形態>
図1は、画像形成システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示す画像形成システム10は、PC(Personal Computer)やサーバ等に代表される情報処理装置11と、プリンタ等に代表される画像形成装置12〜14とを有するよう構成されている。なお、情報処理装置11及び画像形成装置12〜14のそれぞれとは、例えばLAN(LocalArea Network)等の通信ネットワーク15を介してデータの送受信が可能な状態で接続されている。なお、画像形成装置12〜14は、一例としてプリント機能を有するものとしているが、それ以外の機能として、例えば複写やFAX、スキャナー等の機能を有していてもよい。
図1において、情報処理装置11は、ドライバで作成されたプリンタ制御コマンドで記述される命令を生成し、生成した命令を通信ネットワーク15を介して接続されている各画像形成装置12〜14に送信する。ここで、画像形成装置12〜14は、全てプリンタ制御プロトコルを解釈するプロトコル解釈手段や、プリンタ制御コマンドを解釈するプリンタエミュレーション等を搭載しているものとする。また、画像形成装置12〜14は、情報処理装置11から得られるプリンタ制御コマンドで記述された命令を受信し、命令された指定に従って画像形成処理を行なう。なお、画像形成装置の具体的な機能構成については後述する。
ここで、本発明を説明するため、以下の説明において画像形成装置12は標準仕様が搭載されたモデルのプリンタとし、画像形成装置13,14はそれぞれが独自のコマンド仕様を有するものとする。
また、本発明における画像形成システム10においては、図1の構成に限定されるものではなく、例えば複数の情報処理装置を有してもよく、また、画像形成装置数も限定されることはない。本発明では、図1に示すようなシステム構成において、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成を実現する。
次に、プリンタ制御プロトコルの1つであるトレイ指定スーパーオプションを用いた実施例を以下に説明する。したがって、上述した画像形成装置12〜14には、それぞれ少なくとも1つのトレイを有しており、トレイ指定スーパーオプションにより所定の動作を行なうことができるものとする。
<画像形成装置:ハードウェア構成>
図2は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示す画像形成装置12〜14は、操作装置21と、表示装置22と、補助記憶装置23と、メモリ装置24と、各種制御を行なうCPU(Central Processing Unit)25と、画像形成ユニット26と、ネットワーク接続装置27と、ドライブ装置28とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
操作装置21は、所定の印刷媒体へ画像形成を行わせるためにユーザにより操作された情報(データ)を入力する。なお、操作装置21は、所定の情報を入力するためのタッチパネルやキー入力部等からなる。
また、表示装置22は、CPU25が有する制御プログラムにより操作装置21により操作されるトレイパラメータの変更内容や、ユーザにより入力されたデータの内容、プリント実行時の状況等を表示する。なお、表示装置22としては、モニタ等からなる。なお、上述したタッチパネルにより操作装置21と、表示装置22とを兼用してもよい。
また、補助記憶装置23は、ハードディスク等のストレージ手段であり、後述する本発明における実行プログラムや、画像形成装置12〜14の各部を制御する制御プログラム、
後述するトレイパラメータテーブルや認証ユーザテーブルの内容等を蓄積し、必要に応じて入出力を行なうことができる。また、メモリ装置24は、CPU25により補助記憶装置23から読み出された実行プログラム等を格納する。なお、メモリ装置24は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなる。
CPU25は、制御プログラム、及びメモリ装置24により読み出され格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して、画像形成等における各処理を実現することができる。また、CPU25は、メモリ装置24に格納された実行プログラムに基づいて後述する画像形成処理を行なう。
また、画像形成ユニット26は、ユーザが操作装置21から入力した指示内容やネットワーク接続装置27により情報処理装置11等から入力された指示内容に基づいて、CPU25の制御により、少なくとも1つを有するトレイから紙等の印刷媒体を搬送させながら、印刷媒体上に所定の画像形成を行なう。
また、ネットワーク接続装置27は、LAN等の通信ネットワーク15等と接続することにより、通信ネットワーク15に接続されている他の端末等から各種データを取得する。また、ネットワーク接続装置27は、本発明における実行プログラムを他の端末等からダウンロードし、CPU25の制御により、補助記憶装置23等にインストールされることで、実行プログラムを利用することができる。また、ネットワーク接続装置27は、得られた実行結果又は本発明における実行プログラムを他の端末等に提供することができる。
ここで、プログラムのインストール方法としては、通信ネットワーク15からの取得に限定されず、例えば、ドライブ装置28を設け、メモリカードやCD−ROM等の記録媒体29等により提供されてもよい。プログラムを記録した記録媒体29は、ドライブ装置28にセット可能であり、記録媒体29に含まれる実行プログラムが、記録媒体29からドライブ装置28を介して補助記憶装置23にインストールされる。
また、ドライブ装置28は、CPU25の制御により、本発明に係るプログラムを記録媒体29に記録することができる。これにより、その記録媒体29を用いて、他の複数のコンピュータに容易にインストールすることができ、容易に後述する画像形成処理を実現することができる。
<画像形成装置:機能構成>
次に、画像形成装置12〜14の機能構成例について図を用いて説明する。図3は、画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。図3に示す画像形成装置12〜14は、受信手段31と、プリンタ制御言語解釈手段32と、パラメータ選択手段33と、トレイパラメータテーブル34と、認証手段35と、認証ユーザテーブル36と、外部入力手段37と、プリンタ制御プロトコル解析手段38と、重複チェック手段39と、表示手段40と、トレイパラメータ置換手段41と、画像形成手段42とを有するよう構成されている。
まず、受信手段31は、通信ネットワーク15等により情報処理装置11から送信されたプリンタ制御コマンドを受信する。また、受信手段31は、受信したプリンタ制御コマンドをプリンタ制御言語解釈手段32に出力する。プリンタ制御言語解釈手段32は、画像形成装置12〜14に入力されたプリンタ制御コマンドを内部で使用可能な形式に変換する。なお、本実施形態では、プリンタ制御コマンドの一例としてトレイ指定を含むコマンド(トレイ指定コマンド)を用いている。そのため、プリンタ制御言語解釈手段32は、トレイ指定が可能なデータ形式を含むトレイ指定パラメータ51を出力する。
また、プリンタ制御言語解釈手段32は、受信手段31によりプリンタ制御プロトコルが入力された場合には、プリンタ制御プロトコルにより指定されたトレイ指定スーパーオプションを解析してトレイ指定パラメータ51に変換する。
また、パラメータ選択手段33は、プリンタ制御言語解釈手段32により得られるトレイ指定パラメータ51と、トレイパラメータとトレイIDとの対応が記述されたトレイパラメータテーブル34とから、トレイ指定パラメータ51により指定されたトレイIDを選択する。ここで、トレイパラメータテーブル34は、トレイIDとトレイパラメータとが対応付けて蓄積されている蓄積手段である。また、トレイIDとは、各画像形成装置12〜14に装着されている少なくとも1つのトレイを識別するための識別情報であり、各トレイはそれぞれトレイIDとして識別される。
また、認証手段35は、外部入力手段37からユーザにより入力されたユーザIDやパスワード等の認証情報を入力し、予め認証情報が登録されている認証ユーザテーブル36を参照して認証を行なう。また、認証の結果、管理者等の権限を有するユーザにのみ、トレイパラメータテーブル34の内容の表示や変更を許可する。なお、認証ユーザテーブル36は、ユーザIDやパスワード等の認証情報、及び認証情報に対応する各ユーザの使用条件(権限)等が蓄積されている蓄積手段である。
また、認証手段35は、表示手段40や通信ネットワーク15を介して接続されている情報処理装置11等が有するモニタに認証入力画面を表示する。更に、認証手段35は、認証情報の追加や変更等を行なうこともできる。
外部入力手段37は、上述した認証手段35における認証時の認証情報を入力する。また、外部入力手段37は、プリンタ制御プロトコルを入力することもできる。これにより、プリンタ制御プロトコルにより得られるトレイ指定スーパーオプションを用いて後述するトレイID及びトレイ変更パラメータを入力することができる。
なお、外部入力手段37は、ユーザにより入力された内容を表示する表示手段40、又は通信ネットワーク15により接続された情報処理装置11等の外部装置からのデータの送受を行なうことができる。これにより、表示手段40を用いてそれぞれの画像形成装置に容易に設定を行なうことができる。また、外部装置からのアクセス及びデータの送受を可能とすることで個々に直接設定を行なう手間を省くことができ、集中管理によりトレイパラメータの設定を行なうことができる。
また、プリンタ制御プロトコル解析手段38は、外部入力手段37から入力されたプリンタ制御プロトコルにより指定されたトレイ指定スーパーオプションを解析し、トレイパラメータに変換する。
また、重複チェック手段39は、プリンタ制御プロトコル解析手段38から得られるトレイパラメータが複数のトレイIDに対して重複して割り当てられているかをチェックする。これにより、あるトレイパラメータの値が複数のトレイIDに重複して割り当てられるのを防止することができるため、トレイ指定パラメータの解釈が唯一に決定されずにエラーとなるのを防止することができる。重複チェック手段39は、重複チェックが終了したトレイID及びトレイパラメータをトレイ変更パラメータ52としてトレイパラメータ置換手段41に出力する。なお、重複チェック手段39は、重複があった場合には、その旨を表示手段40や情報処理装置11のモニタによりユーザに通知する。これにより、迅速に重複の通知及び改善させることができ、高精度な画像形成を行なうことができる。
また、表示手段40は、認証手段35による認証情報の入力内容や、外部入力手段37によりユーザが入力した内容、重複チェック手段39による重複時のエラーの内容等を、ユーザが把握できるようにモニタ等からなる表示画面に表示を行なう。なお、表示手段40をタッチパネルとすることで、画面に表示された各種設定内容をタッチ(選択)して入力を行なってもよい。
また、トレイパラメータ置換手段41は、トレイ変更パラメータ52に基づいて、トレイパラメータテーブル34に蓄積された同一のトレイIDに記述されたトレイパラメータの値をトレイ変更パラメータの値に置換する。また、トレイパラメータ置換手段41は、置換処理を実行したことを通知する制御信号をパラメータ選択手段33に出力する。
上述した処理により、パラメータ選択手段33は、変更されたトレイパラメータテーブル34を参照して、トレイIDを選択することで、変更後の対応するトレイパラメータを取得することができる。また、パラメータ選択手段33は、選択されたトレイパラメータを画像形成手段42に出力する。画像形成装置41は、トレイパラメータにより所定のトレイに格納された印刷媒体を搬送し画像形成を行って、印刷媒体を出力する。
<トレイパラメータテーブル34>
次に、上述したトレイパラメータテーブル34について図を用いて説明する。図4は、トレイパラメータテーブルの一例を示す図である。ここで、上述したように画像形成装置12〜14に装着されているトレイは、各々トレイIDとして識別される。
なお、図4(a)は、トレイIDとトレイパラメータとが一対一で対応している場合を示し、図4(b)は、トレイIDとトレイパラメータとが一対多で対応可能な場合のテーブルを示している。図4(b)に示すように、1つのトレイIDに対して複数のトレイパラメータを設定することで、別仕様からなるトレイパラメータについて、ある程度の汎用性を持たせることができる。
また、図4に示す例では、トレイIDとして、「自動用紙選択」、「Tray1」〜「Tray9」、「手差し」、「大量給紙」におけるトレイパラメータが設定可能になっているが、本発明においてトレイIDとして設定できるIDの種類は、これに限定されるものではない。また、トレイパラメータの値についても数字に限定されるものではなく、例えば文字等を用いてもよく、また文字と数字を組み合わせてもよい。
<実施例>
次に、上述した画像形成装置12〜14の機能構成に基づく本発明における実施例について図を用いて説明する。
<実施例1>
まず、従来においては、例えばページ記述言語の1つである「PS3(Post Script 3)」の場合、ファイル内にトレイ指定用のコマンドが存在しなくても「lprプロトコル(Line PRinter daemon protocol)」にてスーパーオプションとしてトレイ指定を行なうことにより、給紙すべきトレイを指定することが可能となる。具体例としては、例えば「lpr −Pプリンタ名filetype=RPS tray=tray2(ファイル名)」のような指定を行なう。
なお、上述した“filetype”及び“tray”の部分が、スーパーオプションに該当する部分である。また、「tray=tray2」の部分が、トレイを指定するプリンタ制御プロトコルである。このトレイの指定を上述したプリンタ制御言語解釈手段32により解釈し、ページ記述言語が解釈できるパラメータに変換する。また、変換されたトレイ指定パラメータにより、内部でトレイ指定パラメータとして指定される。
ここで、図5は、図1に示した画像形成装置12〜14のそれぞれの給紙トレイに関するトレイIDとトレイパラメータの割り当ての一例を示す図である。なお、図5では、一例として情報処理装置11と標準の仕様を搭載する画像形成装置12において予めプリンティングシステム環境が構築されている場合を考える。この場合、ユーザは情報処理装置11からトレイ1を選択するために、プリンタ制御プロトコルのスーパーオプション指定によるトレイ指定で(tray=tray1)と指定する。この場合、画像形成装置12のプリンタ制御言語解釈手段32では、tray1に対応するトレイ指定パラメータとして“4”を指定する。
しかしながら、同じ環境下において画像形成装置13を使用する場合、図5に示すように画像形成装置12と画像形成装置13との間で各トレイIDとトレイIDに対応するトレイパラメータとが異なる場合がある。例えば、図5において、画像形成装置13におけるトレイ指定パラメータ“4”はトレイ3(Tray3)に割り当てられているため、トレイ指定パラメータとして“4”を指定すると画像形成装置12と同じトレイ1(Tray1)ではなくトレイ3(Tray3)が選択されてしまう。
同様に画像形成装置14を使用する場合にも、トレイ指定パラメータが“4”の場合にトレイ2(Tray2)が選択されてしまう。したがって、従来ではこのようにプリンタの仕様によってユーザの意図しないトレイから印刷を行なうという動作が起きてしまっていた。
そこで、本発明では、上述したトレイパラメータ置換手段41によりトレイパラメータの割り当ての変更を行なう。ここで、図6は、画像形成装置13におけるトレイパラメータの割り当て内容の一例を示す図である。図6に示すように、例えば標準仕様である画像形成装置12に対応させて画像形成装置13のトレイパラメータの割り当て変更を行なう。これにより、画像形成装置13は、独自の仕様を標準仕様に容易且つ迅速に置換することができる。
図6に示すように画像形成装置13のパラメータ割り当ての仕様を変更すれば、画像形成装置13は画像形成装置12と同じ動作が可能となり、画像形成装置12を含むプリンティングシステム環境下のユーザの意図通りに印刷することができる。そのため、各プリンタ機器の仕様等により動作が異なってしまうといった問題を解決することができる。
なお、ユーザの設定作業としては、図3の外部入力手段37により、上述した画像形成装置13におけるトレイIDの指定と、指定したトレイIDに対応するトレイパラメータを変更するためのトレイ変更パラメータを入力する。これにより、トレイパラメータテーブル34の該当するトレイパラメータの値を置換することができる。
<実施例2>
ここで、実施例1では、図6に示すようにトレイパラメータをトレイ変更パラメータに置換する例について説明したが、例えば上述した図4(b)に示すように、所定のトレイIDに対して複数のトレイパラメータを設定することで対応することができる。
図7は、トレイパラメータを複数割り当てた例を示す図である。図7に示すように、例えば画像形成装置13に対して、標準仕様である画像形成装置12と同様のトレイパラメータを画像形成装置13独自の仕様によるトレイパラメータと共に設定する。つまり、既に蓄積されているトレイパラメータの値にトレイ変更パラメータの値を追加する。
これにより、例えば従来から画像形成装置13の仕様で利用しているユーザが、トレイ1(Tray1)の印刷媒体を用いて画像形成処理を行なう場合にトレイ指定パラメータに“8”を指定すれば、複数割り当てられたトレイパラメータからトレイ1(Tray1)を選択することができる。
つまり、トレイパラメータを複数割り当て可能にしたことで、標準仕様である画像形成装置12との互換性を保ちつつ、プリンタ13の既存のコマンド仕様にもある程度対応できるようになる。
<実施例3>
ここで、上述した実施例2の場合には、トレイパラメータの値が他の仕様において別のトレイIDに仕様されていた場合には、設定値が重複してしまう可能性がある。
例えば、上述した図7において、画像形成装置13のトレイ3(Tray3)には、従来トレイパラメータ“4”が割り当てられていたが、これは画像形成装置12のトレイ1(Tray1)に割り当てられているトレイパラメータと同一である。したがって、単純に画像形成装置13の設定値に画像形成装置12の設定値を追加してしまうと、パラメータの重複が発生することになる。そこで、このような場合には、図7のトレイ3(Tray3)に示すように重複する値は割り当てないようにすることで対応することができる。また、他の対応策として予めトレイパラメータの桁数を比較的多く持ち、所定の桁数に画像形成装置を識別するための値を設定することにより重複を防止することができる。
しかしながら、トレイパラメータに関しては、管理者が自由に設定できることが好ましいため、人為的なミスが発生する可能性がある。そこで、より効率的且つ高精度に重複を防止するため、実施例3では上述したようなトレイパラメータの重複を事前にチェックする。そのため、上述した図3に示す重複チェック手段39により、トレイパラメータの重複チェックを行い、チェックの結果、トレイパラメータが重複していた場合等には、エラー等をユーザに通知することにより、パラメータの重複を迅速且つ確実に防止することができる。
ここで、上述した重複チェック処理の内容についてフローチャートを用いて説明する。図8は、重複チェック処理手順の一例を示すフローチャートである。図8に示す重複チェック処理において、画面が起動するとトレイ変更パラメータの設定画面が表示される(S01)。次に、トレイ変更パラメータの入力を受け付けると(S02)、そのパラメータが有効である否かを判断する(S03)。なお、パラメータの有効性のチェックは、予め設定された桁数や文字、数字の内容又は範囲(例えば0〜99等)から判断される。
ここで、パラメータが有効である場合(S03において、YES)、現在のトレイパラメータをトレイパラメータテーブル34より取得する(S04)。次に、パラメータの割り当てに重複があるか否かを判断する(S05)。ここで、重複がない場合(S05において、YES)、パラメータを変更させるべく、トレイ変更パラメータを生成してトレイパラメータ置換手段41によりトレイパラメータテーブル34の内容を変更する(S06)。
また、S03において、パラメータが有効でない場合(S03において、NO)、又はS05において、パラメータに重複があった場合(S05において、NO)、変更は行なわずにその旨を示すエラーメッセージを表示して処理を終了する(S07)。なお、メッセージの内容としては、「パラメータが有効ではありません。」や「パラメータが他のトレイと重複しています。」等の表示を行なう。
これにより、ユーザの入力ミスや重複エラー等をユーザに通知することにより、パラメータの重複を迅速且つ確実に防止することができる。
<実施例4>
ここで、上述したようなトレイ変更パラメータの設定は、画像形成装置12〜14に設けられているタッチパネル等の表示手段にて行なう方法と、Web等の通信ネットワーク15を介して画像形成装置12〜14と接続される情報処理装置11から行なう方法等がある。
例えば、Web上から設定を行なう方法では、離れた場所からでも遠隔操作を行なうことができ、画像形成装置の一台一台に設定する必要がなく、情報処理装置11上から例えばIP(Internet Protocol)アドレス等を指定するだけで実機パネルを操作するのと同様の効果があるため、複数の実機にトレイパラメータの設定をしたいときには非常に便利である。また、個々に直接設定を行なう手間を省くことができ、集中管理によりトレイパラメータの設定ができる。更に、情報処理装置11が有するブラウザ等を利用することで、特別なアプリケーションのインストールの必要もなくなる。
しかしながら、簡単に設定できる利便性と同時に、プリンタの内部仕様にあたるトレイパラメータテーブルを誰でも自由に変更できることは非常に危険である。そこで、実施例4では、図3に示すように認証手段35及び認証ユーザテーブル36を備えてユーザの認証チェックを行なう。
認証手段35は、表示手段40にユーザIDやパスワード等の認証情報をユーザに入力させるための認証画面を表示し、ユーザから入力された認証情報が管理者権限等の所定の権限を有する認証結果である場合にトレイパラメータテーブル34に蓄積された情報の表示・変更等を可能とする。これにより、トレイパラメータの割り当てが安易に変更されることを防止することができる。
ここで、上述した認証処理手順例についてフローチャートを用いて説明する。図9は、認証処理手順の一例を示すフローチャートである。図9に示す認証処理では、まず、画面起動後に認証情報をユーザに入力させるための認証情報入力画面を表示し(S11)、認証情報の入力を受け付けると(S12)、その認証情報が有効であるか否かを判断する(S13)。なお、入力された認証情報の有効性の判断は、例えば上述した認証ユーザテーブル36を参照し、予め蓄積されている認証情報と比較して判断を行なう。
ここで、認証情報が有効である場合(S13において、YES)、設定されている認証権限に基づいて上述したトレイ変更パラメータ設定画面を起動する(S14)。また、S13において、認証の結果、入力された認証情報が有効でなかった場合(S13において、NO)、その旨を示すエラーメッセージを表示して(S15)、処理を終了する。なお、エラーメッセージとしては、例えば、「その認証情報は登録されておりません。」や「入力された認証情報(ユーザID、パスワード等)では、トレイ変更パラメータの設定することはできません。」等が表示される。これにより、ユーザは、迅速にエラーを把握することができる。
このように、実施例4によれば認証ユーザテーブル36等によりトレイパラメータ等の変更の権限の有無を確認したうえで上述したトレイパラメータの変更処理を行なうことができる。
<表示画面(ユーザインタフェース)例>
ここで、上述した外部入力手段37によりユーザが認証情報の入力やトレイパラメータの設定を行なうため表示画面例(ユーザインタフェース)について図面を用いて説明する。図10は、入力・設定画面の一例を示す図である。なお、図10に示す例では、画像形成装置12〜14に直接操作を行なう場合に、表示手段40としてのタッチパネルに表示される画面例を示す。
ここで、図10(a)は、認証情報入力画面の一例を示し、図10(b)は、トレイ変更パラメータの設定画面の一例を示す図である。まず、図10(a)に示す認証情報入力画面60は、認証情報としてのユーザIDを入力するためのユーザID入力領域61と、パスワードを入力するパスワード入力領域62と、OKボタン63と、Cancelボタン64と、キー表示領域65とを有するよう構成されている。なお、画面のレイアウトは図10(a)に限定されるものではない。
認証情報を入力する際、まずユーザIDを入力する場合には、ユーザID入力領域61内をタッチし、数字(又は文字)等からなるキー表示領域65に表示されたボタン群から所定のボタンを選択(タッチ)することにより入力を行なう。
次に、パスワードを入力する場合には、パスワード入力領域63内をタッチし、キー表示領域65のボタン群から所定のボタンを選択することにより入力を行なう。所定の入力が終了後、OKボタン63を選択することにより認証処理が行われる。ここで、認証の結果がOKであれば、図10(b)に示すトレイ変更パラメータの設定画面が表示され、エラーであれば、エラーメッセージが表示される。
図10(b)に示すトレイパラメータ設定画面70は、給紙トレイ表示領域71と、トレイに対応するトレイパラメータの表示入力領域72と、文字や数字を入力するためのキー表示領域73と、更新ボタン74と、OKボタン75と、Cancelボタン76とを有するよう構成されている。なお、画面のレイアウトは図10(b)に限定されるものではない。
トレイ表示領域71に表示される給紙トレイは、実際に画像形成装置に装着されているトレイの一覧である。また、トレイパラメータ表示入力領域72は、トレイ表示領域71に表示されるトレイ毎に複数のトレイパラメータを割り当てることができるよう少なくとも1つのボックス77が設けられている。
ユーザは、設定したいボックス77の画面上を選択(タッチ)し、更にキー表示領域73によりトレイパラメータを入力することで、パラメータの設定を行なうことができる。また、設定後、更新ボタン74あるいはOKボタン75を選択(タッチ)することで、トレイパラメータの設定を行なうことができる。
ここで、図10(b)の画面例により上述した重複チェックを行なう場合、まず各トレイIDに割り当てたいトレイ変更パラメータを入力し、更新ボタン74あるいはOKボタン75を選択(タッチ)する。更新ボタン74あるいはOKボタン75が選択されると、入力されたトレイ変更パラメータが適切な範囲にあるかチェックを行なう。適切でない範囲で入力されている場合には無効となりエラーを表示する。また、有効な値で入力されている場合には現在のトレイパラメータの設定値を取得し、トレイパラメータが重複していないかチェックする。ここで、パラメータが重複していれば入力値は無効となりエラーを表示する。重複していなければトレイ変更パラメータをトレイパラメータテーブルの該当する値に置換又は追加を行なう。
このように、ユーザの入力画面を表示することで、迅速かつ確実にユーザからの入力・設定を実現することができる。これにより、外部から入力されるトレイ変更パラメータを、トレイパラメータテーブル中の任意のトレイIDに割り当てることができるため、プリンタ制御コマンドやプリンタ制御プロトコル中のトレイ指定パラメータの解釈を簡単に変更することができる。したがって、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成処理を実現することができる。
なお、上述した入力画面は、表示手段40に表示された画面例を示したが、通信ネットワーク15を介して接続された情報処理装置11等により操作される場合には、その情報処理装置が有するモニタの画面上に表示される。また、上述した図10に示すキー表示領域65,73は、データの入力を画像形成装置12〜14に設けられているボタン群や、情報処理装置11に設けられているキーボード等を用いて入力してもよく、その場合には、キー表示領域65,73の画面表示は省略することができる。
<本実施形態における印刷手順例>
ここで、上述した本実施形態における印刷手順例について、フローチャートを用いて説明する。なお、以下の印刷手順例は、PCL(Printer Control Language)を用いた場合と、PS3を用いた場合について説明する。
図11は、PCLを用いた印刷手順の一例を示すフローチャートである。図11では、まず画像形成装置側で表示画面のパネル設定項目の1つとしてトレイIDとトレイの関連付けを行なったり、情報処理装置側でWeb画面等を用いて画像形成装置におけるトレイIDとトレイの関連付けを行い(S21)、トレイIDとトレイの関連付けが自由に変更可能とすることを前提として、内部的にトレイIDとトレイの相関関係の元となるパラメータテーブルを作成する(S22)。
次に、画像形成装置は、PCLコマンドによって構成されたトレイ指定用のコマンドを含むトレイ指定コマンドとPCLフォーマットの画像データとを入力する(S23)。また、画像形成装置は、入力したトレイ指定コマンド等により指定されたトレイIDをパラメータテーブルで照合する(S24)。更に、画像形成装置は、パラメータテーブルによりトレイIDに対して指定されたトレイを選択し(S25)、先の画像データをビットマップ化したビデオデータをエンジン部である画像形成手段に送ることで、指定されたトレイから給紙が開始され、(S26)、先のビデオデータが用紙上に転写されて、印刷が行なわれる(S27)。
また、図12は、PS3を用いた印刷手順の一例を示すフローチャートである。図12では、図11と同様に、画像形成装置側で表示画面のパネル設定項目の1つとしてトレイIDとトレイの関連付けを行なったり、情報処理装置側でWeb画面等を用いて画像形成装置におけるトレイIDとトレイの関連付けを行い(S31)、トレイIDとトレイの関連付けが自由に変更可能とすることを前提として、内部的にトレイIDとトレイの相関関係の元となるパラメータテーブルを作成する(S32)。
また、画像形成装置は、情報処理装置等の外部装置からスーパーオプションである印刷属性(トレイ指定等)が指定されたプリンタ制御プロトコルを入力し(S33)、トレイ指定付きプリンタ制御プログラムのセッションをオープンする(S34)。
ここで、上述したように、PCLの場合はPCLコマンドを用いるが、PS3の場合はコマンドがないため、例えばlprのオプション指定により対応する。したがって、lprのスーパーオプションの次にトレイ指定のない画像データのみのデータを入力することができ(S35)、データの汎用性を高めることができる。つまり、PS3を用いることでトレイ指定コマンドを含まない汎用的なデータ(ファイル)のトレイ制御が可能となる。
次に、プリンタ制御プロトコル中のトレイ指定内容を解析し(S36)、指定されたトレイIDをパラメータテーブルで照合する(S37)。また、パラメータテーブルによりトレイIDに対して指定されたトレイを選択し(S38)、先の画像データをビットマップ化したビデオデータをエンジン部である画像形成手段に送ることで、指定されたトレイから給紙が開始され、(S39)、先のビデオデータが用紙上に転写され、印刷されることになる(S40)。
ここで、上述したPS3の場合は、lprを用いたが、本発明においてはこれに限定されず、例えばrcp(Remote Copy)コマンド等の他の制御プロトコルを適用することができる。
<画像形成プログラム>
ここで、本発明における画像形成装置は、上述した各構成における処理をコンピュータに実行させることができる実行プログラムを生成してもよい。その場合、例えば他の画像形成装置の制御部分(コントローラ)等にそのプログラムをインストールことにより、上述した画像形成処理を実現することができる。したがって、外部入力されるプリンタ制御プロトコルにより得られるトレイ変更パラメータを、トレイパラメータテーブル中の任意のトレイIDに割り当てることができるため、トレイ指定パラメータの解釈を簡単に変更することができる。
また、上述した画像形成プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供すれば、記録媒体により他の複数のコンピュータに容易に画像形成プログラムをインストールすることができる。
上述したように、本発明によれば、外部入力されるプリンタ制御プロトコルにより得られるトレイ変更パラメータを、トレイパラメータテーブル中の任意のトレイIDに割り当てることができるため、トレイ指定パラメータの解釈を簡単に変更することができる。したがって、プリンタ制御プロトコルの文字列仕様の差異を吸収して高精度な画像形成処理を実現することができる。なお、上述した例では、プリンタ制御コマンドの一例としてトレイ指定コマンドを用いて説明したが、他の制御コマンド(例えば、排紙ビン(トレイ)指定コマンド等)においても同様に処理することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
画像形成システムの全体構成の一例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。 トレイパラメータテーブルの一例を示す図である。 図1に示した画像形成装置12〜14のそれぞれの給紙トレイに関するトレイIDとトレイパラメータの割り当ての一例を示す図である。 画像形成装置13におけるトレイパラメータの割り当て内容の一例を示す図である。 トレイパラメータを複数割り当てた例を示す図である。 重複チェック処理手順の一例を示すフローチャートである。 認証処理手順の一例を示すフローチャートである。 入力・設定画面の一例を示す図である。 PCLを用いた印刷手順の一例を示すフローチャートである。 PS3を用いた印刷手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成システム
11 情報処理装置
12,13,14 画像形成装置
15 通信ネットワーク
21 操作装置
22 表示装置
23 補助記憶装置
24 メモリ装置
25 CPU
26 画像形成ユニット
27 ネットワーク接続装置
28 ドライブ装置
29 記録媒体
31 受信手段
32 プリンタ制御言語解釈手段
33 パラメータ選択手段
34 トレイパラメータテーブル
35 認証手段
36 認証ユーザテーブル
37 外部入力手段
38 プリンタ制御プロトコル解析手段
39 重複チェック手段
40 表示手段
41 トレイパラメータ置換手段
42 画像形成手段
51 トレイ指定パラメータ
52 トレイ変更パラメータ
60 認証情報入力画面
61 ユーザID入力領域
62 パスワード入力領域
63,75 OKボタン
64,76 Cancelボタン
65,73 キー表示領域
70 トレイパラメータ設定画面
71 トレイ表示領域
72 表示入力領域
74 更新ボタン

Claims (15)

  1. 少なくとも1つのトレイを有し、入力されるプリンタ制御プロトコルに応じて前記トレイに格納された印刷媒体に画像形成を行なう画像形成装置において、
    前記トレイを識別するためのトレイIDとトレイパラメータとが対応付けて蓄積されたトレイパラメータテーブルと、
    入力されるプリンタ制御コマンドに含まれるトレイ指定パラメータと一致するトレイパラメータに対応するトレイIDを、前記トレイパラメータテーブルから選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたトレイに格納された印刷媒体に画像形成を行なう画像形成手段と、
    外部から入力されるプリンタ制御プロトコルから得られるトレイID及びトレイ変更パラメータに基づいて、前記トレイパラメータテーブルに含まれる同一のトレイIDに対応するトレイパラメータを前記トレイ変更パラメータに置換する置換手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記プリンタ制御プロトコルにより指定されたトレイ指定スーパーオプションを解析し、前記トレイ指定スーパーオプションをトレイパラメータに変換するプリンタ制御プロトコル解析手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トレイパラメータテーブルは、
    前記トレイIDに複数のトレイパラメータを対応付けて蓄積可能であり、
    前記置換手段は、
    前記トレイパラメータに前記トレイ変更パラメータを追加することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トレイパラメータが複数のトレイIDに対して重複して割り当てられているかをチェックする重複チェック手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. ユーザにより前記トレイ変更パラメータを入力させるための外部入力手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記外部入力手段は、
    前記ユーザにより入力された内容を表示する表示手段、又は通信ネットワークにより接続された外部装置からのデータの送受を行なうことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ユーザの権限を認証し、認証の結果許可されたユーザに対して前記トレイパラメータテーブルの内容の表示・変更を行なうための認証手段を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 少なくとも1つのトレイを有し、入力されるプリンタ制御プロトコルに応じて前記トレイに格納された被画像形成媒体に画像形成を行なうための画像形成方法において、
    予め設定されたトレイパラメータの値を変更するためのトレイ変更パラメータの入力を受け付ける入力ステップと、
    前記入力ステップにより入力されるプリンタ制御プロトコルから得られる前記トレイ変更パラメータに基づいて、前記トレイパラメータを前記トレイ変更パラメータに置換する置換ステップとを有することを特徴とする画像形成方法。
  9. 入力される前記プリンタ制御プロトコルにより指定されたトレイ指定スーパーオプションを解析し、前記トレイ指定スーパーオプションをトレイパラメータに変換するプリンタ制御プロトコル解析ステップを有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  10. 前記置換ステップは、
    前記トレイを識別するためのトレイIDと前記トレイパラメータとが対応付けて蓄積されたトレイパラメータテーブルの前記トレイIDに、複数のトレイパラメータを対応付けて蓄積させることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成方法。
  11. 前記トレイパラメータが複数のトレイIDに対して重複して割り当てられているかをチェックする重複チェックステップを有することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像形成方法。
  12. 前記入力ステップは、
    ユーザにより入力された内容を表示する表示手段、又は通信ネットワークにより接続された外部装置からのデータの送受を行なうことを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の画像形成方法。
  13. 前記ユーザの権限を認証し、認証の結果許可されたユーザに対して前記トレイパラメータテーブルの内容の表示・変更を行なうための認証ステップを有することを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。
  14. 請求項8乃至13の何れか1項に記載の画像形成方法をコンピュータにより実行させるための画像形成プログラム。
  15. 請求項14に記載の画像形成プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011042086A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム
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JP4973967B1 (ja) * 2012-02-21 2012-07-11 富士ゼロックス株式会社 印刷指示変換装置、印刷制御装置およびプログラム。

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