JP2007105227A - 骨プレート - Google Patents
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Abstract
【課題】 骨に対する接触面積を低減できるとともに、骨ねじの締めすぎに起因して骨の座屈が生じることによる固定力の喪失の虞を低減することのできる骨プレートの構造を提供する。
【解決手段】 本発明の骨プレートは、骨の反対側に配置される表面10Aと、骨に対向配置される底面10Bとを有し、前記表面から前記底面まで貫通し、前記表面側から前記底面側に向けて挿通される骨ねじの頭部を保持可能な複数のねじ孔10xが配列されてなる、骨上に固定されて用いられる骨プレート10において、前記底面は、前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域11が凹状10Brに構成され、隣接する前記ねじ孔の間の領域12が凸状10Bpに構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明の骨プレートは、骨の反対側に配置される表面10Aと、骨に対向配置される底面10Bとを有し、前記表面から前記底面まで貫通し、前記表面側から前記底面側に向けて挿通される骨ねじの頭部を保持可能な複数のねじ孔10xが配列されてなる、骨上に固定されて用いられる骨プレート10において、前記底面は、前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域11が凹状10Brに構成され、隣接する前記ねじ孔の間の領域12が凸状10Bpに構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は骨プレートに係り、特に、骨折時において骨折部を保持するために骨上に固定されるプレートの構造に関する。
一般に、骨折を治療する場合には、骨折部位の両側に亘るように骨プレートを骨の表面に沿って配置し、骨折部位の両側において、それぞれ骨プレートに設けられたねじ孔に骨ねじを挿通させて骨にねじ込むことによって骨プレートを骨に固定している。
上記の骨プレートの形状としては、従来から種々の形状が提案されている。例えば、以下の特許文献1には、骨との接触面積を小さくしたプレート形状のさらなる改良が提案され、骨プレートの長手方向に見たときにプレートの下面におけるねじ孔の間の領域のみに凹所が設けられた骨プレートが開示されている。骨との接触面積の低減は、骨の表面近傍の血液循環の阻害を抑制し、骨の新生を促進させる。
また、上記と同様の観点に基づいて、以下の特許文献2乃至4には、プレート下面に、長手方向に見たときにねじ孔の間の領域に凹部が設けられた骨プレートが開示されている。これらはいずれも骨との接触面積を減少させつつ、骨プレートのさらなる改善を図っている点で共通し、プレートの長手方向に見たときに共通の形状を有している。
さらに、以下の特許文献5には、2つのプレートを入れ子式に連結し、骨折部を保持しつつ、骨折部における骨の新生に応じた骨の伸長を可能にした骨プレートが提案されている。この骨プレートは単なる一体のプレート構造ではなく、長手方向に延伸可能に構成された、より機能的で複雑な構造を有するものであるが、ねじ孔と、ねじ孔間の断面積が小さくなっている部分との間に球状の逃げ部を形成し、これによってネジ孔の形成領域に短い脚が形成され、これらの脚が骨に当接するように構成した形状を有する点で上記の骨プレートと近似している。
特開平1−190348号公報
特表平3−500487号公報
特開平7−313522号公報
特表2000−516493号公報
特開2000−14677号公報
ところで、前述の各骨プレートでは、骨との接触面積を低減するために、プレートの長手方向に見たときの隣接するねじ孔の間の領域において下面に凹部を設けている。これは、骨プレートでは一般にねじ孔の形成領域の剛性が最も低いので、プレート全体の剛性はねじ孔の形成領域の断面形状によって決まることとなるから、骨プレートの剛性を確保するには当該ねじ孔の形成領域の剛性の低下を抑制する必要があるためと思われる。すなわち、下面の凹部を、長手方向に見たときの隣接するねじ孔の間の領域に設けることで、ねじ孔の形成領域の肉厚を確保し当該領域の剛性を高めているのである。特に、特許文献2では、ねじ孔の形状を変えることによってねじ孔のサイズを低減可能とし、これによってさらにプレートの剛性を高めている。
しかしながら、骨ねじをねじ孔に通して骨にねじ込むことにより骨プレートと骨との間に圧縮応力を与えたとき、骨に対する接触面積の限られた骨プレートには曲げ変形が生ずる。ここで、骨プレートの剛性を高くすると、その曲げ剛性も高くなるため、骨ねじを強く締め付け過ぎたとき、骨ねじのスクリュウ部との係合部分において骨が座屈し、これによって骨ねじによる骨プレートの固定力が失われてしまう虞がある。
特に、特許文献2で言及されているように、短い骨ねじを用いて骨プレート直下の骨皮質にのみ骨ねじを係合させる場合には、長い骨ねじによって骨プレートとは反対側の骨皮質にも係合させる場合に較べて骨内の血流の阻害要因を低減することができるが、この場合には骨ねじによる骨プレートの骨に対する固定力が小さくなるため、骨の座屈による固定力の喪失が発生しやすくなる。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、骨に対する接触面積を低減できるとともに、骨ねじの締めすぎに起因して骨の座屈が生じることによる固定力の喪失の虞を低減することのできる骨プレートの構造を提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の骨プレートは、骨の反対側に配置される表面と、骨に対向配置される底面とを有し、前記表面から前記底面まで貫通し、前記表面側から前記底面側に向けて挿通される骨ねじの頭部を保持可能な複数のねじ孔が配列されてなる、骨上に固定されて用いられる骨プレートにおいて、前記底面は、前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域が凹状に構成され、隣接する前記ねじ孔の間の領域が凸状に構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、骨プレートの底面は、複数のねじ孔の配列方向に見たときのねじ孔の形成領域が凹状に構成され、隣接するねじ孔の間の領域が凸状に構成されていることにより、骨に対する接触面積を低減できるとともに、ねじ孔の形成領域においてプレートの厚みが小さくなるとともに、隣接するねじ孔の間の領域が骨に当接した状態でねじ孔と骨との間に間隔が設けられるので、ねじ孔に骨ねじを挿入して締め付けたとき、ねじ孔の形成領域が弾性変形しやすくなる。したがって、骨ねじの締め付け力がねじ孔の形成領域の変形を生じさせるので、骨プレートと骨の間の圧迫状態を確保しつつ、骨ねじと骨の間の応力の増大を抑制することができるため、骨の座屈に起因する固定力の喪失を防止することができる。
また、隣接するねじ孔の間の領域が骨に当接した状態で、ねじ孔と骨との間に間隔が設けられるので、ねじ孔に適合する骨ねじの首部近傍の形状を自由に設定することが可能になることから、骨ねじの首部の剛性を高めることができるため、抜去時等における骨ねじの首部近傍の破断を防止することができる。
本発明において、前記表面は、前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域が凸状に構成され、隣接する前記ねじ孔の間の領域が凹状に構成されていることが好ましい。これによれば、ねじ孔の形成領域が凸状に構成され、隣接するねじ孔の間の領域が凹状に構成されることにより、プレート形状がねじ孔の配列方向に見て厚み方向に波打った波形に形成されるので、ねじ孔の形成領域と、隣接するねじ孔の間の領域とで厚みのばらつきが低減されるため、ねじ孔の配列方向に見た剛性変化を低減することができる。また、波形のプレート形状を有することによりプレート全体の剛性の向上効果が得られるとともに、ねじ孔の配列方向の伸縮が多少なりとも可能になることにより骨折部における骨の新生に起因する骨の伸展に或る程度対応することが可能になる。
本発明において、前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域の幅が隣接する前記ねじ孔の間の領域の幅より大きいことが好ましい。これによれば、ねじ孔の形成領域の幅を大きく構成することにより、ねじ孔が形成されていてもねじ孔の形成された領域の剛性をさらに確保しやすくなり、プレートを患部に合わせて変形させて用いる場合でも、ネジ孔の変形を防止することができる。
本発明において、前記複数のねじ孔の配列方向に延長されたプレート形状を有することが好ましい。一般的に、ねじ孔の配列方向に延長されたプレート形状によって管状骨の骨折部に好適な保持効果を得ることができる。
本発明によれば、骨に対する接触面積を低減できるとともに、骨ねじの締めすぎによる固定力の喪失を防止することができるため、骨プレートの圧迫状態を確実に維持できるとともに、骨ねじの首部近傍の形状の自由度を高めることができるため、骨ねじの首部近傍の破断を防止できるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1(A)は本実施形態の骨プレート10の平面図、図1(B)は同正面図、図1(C)は同右側面図である。また、図2は孔形成領域の幅方向に沿った縦断面図、図3は孔形成領域の部分拡大平面図、図4は幅方向に沿った断面を骨ねじと共に示す縦断面図、図5はプレートの延長方向に沿った断面を骨ねじと共に示す縦断面図、図6は斜め上方から見た様子を示す概略斜視図、図7は斜め下方から見た様子を示す概略斜視図である。
骨プレート10には、骨の反対側に配置されるべき表面10Aと、骨に対向配置されるべき底面10Bとを有し、表面10Aから裏面10Bまで貫通する複数のねじ孔10xが形成されている。図示例の場合、上記のねじ孔10xは所定の方向Xに一列に配列され、骨プレート10は、当該方向Xに延長されたプレート形状を有している。
プレートの材質としては、Ti−6Al−4V(ASTM F136)等のチタン合金、ステンレス鋼、ポリL乳酸(PLLA)等の各種樹脂などの素材(生体適合性の高い素材)を用いることができる。特に、充分な剛性を得るためには金属材料や繊維強化樹脂であることが好ましい。また、適用部位に応じてプレートの形状を修正して用いる場合には、或る程度の弾性変形が可能で、しかも、弾性変形域を超えて変形させることにより塑性変形もまた可能な素材、特に金属材料であることが好ましい。特に、このような弾性特性を有する素材としては、純Ti又はTi合金が最も望ましい。
骨プレート10には、ねじ孔10xの形成された孔形成領域11と、隣接するねじ孔10xの間の孔間領域12とが上記方向Xに沿って交互に配置されている。孔形成領域11はねじ孔10xを取り巻くように構成され、その幅は孔間領域12の幅より大きく構成されている。骨プレート10の平面形状においては、孔形成領域11は凸曲線上の側面輪郭を有し、孔間領域12は凹曲線状の側面輪郭を有し、上記方向Xに沿ったプレートの側縁が波形に形成されている。
底面10Bには、孔形成領域11において凹部10Brが設けられ、孔間領域12において凸部10Bpが設けられている。これらの凹部10Brと凸部10Bpは相対的な表現であり、一方に対して他方がプレートの厚み方向に凹んでいたり突出していたりすることを示している。
また、表面10Aには、孔形成領域11において凸部11Apが設けられ、孔間領域12において凹部11Arが設けられている。これらの凸部10Apと凹部10Arも相対的な表現であり、一方に対して他方がプレートの厚み方向に突出していたり凹んでいたりすることを示している。
骨プレート10は、上記のように表面10A及び底面10Bが上記方向Xに見て凹凸形状を有することにより、全体として上記方向に見て厚み方向に凹凸を有する波形に形成されている。特に、図示例の場合には、孔形成領域11と孔間領域12とで厚みが実質的に変わらない形状を備えている。これによって、孔形成領域11と孔間領域12との間の実質的な剛性の差が低減される。骨プレート10の全体は、方向Xに沿った軸線を含む仮想垂直面10Tに対して幅方向両側に対称に構成されている。また、孔形成領域11は、ねじ孔10xの軸線を含み、方向Xに直交する仮想垂直面10Qに対して方向X両側に対称に構成されている。さらに、孔間領域12も、隣接するねじ孔10x間の中間点を含み、方向Xに直交する仮想垂直面10Uに対して対称に構成されている。
ねじ孔10xの平面形状は、図3に示すように、上記方向Xにやや延長された楕円若しくは長円形状を有する。これは、図4及び図5に示す骨ねじSをねじ孔10xに係合させて骨1にねじ込んだとき、骨プレート10が方向Xに或る程度移動可能となるように構成して、骨折部における骨の新生に伴う骨1の方向Xの伸長に対応できるようにするためである。なお、このような作用を期待しないならば、ねじ孔10xの平面形状は上記の楕円若しくは長円形状に限られるものではなく、円形状であってもよい。
ねじ孔10xの内面は、図2に示すように、表面10A側に形成された凹曲面状の保持面部10yと、底面10B側に形成された円筒面上の筒状面部10zとを有する。ここで、図4に示すように、保持面部10yを骨ねじSの頭部Saの下面Sbに対応する形状とし、骨ねじSが安定的にねじ孔10xに保持されるように構成されている。なお、保持面部10yを球面状に構成し、これに対応する球面状の頭部下面を備えた骨ねじと協働して、骨ねじの導入角度に或る程度の自由度を与えるように構成してもよい。
骨ねじSがねじ孔10xに挿入され、骨1の内部にねじ込まれたとき、図4及び図5に示すように、孔形成領域11の底面10B(凹部10Br)と骨1との間には隙間が生ずる。このため、骨ねじSの首部Scの形状を、骨1にねじ込まれる軸部Sd(この軸部Sdの先端側には骨1に係合するねじ構造(セルフタップねじ)が形成されている。)より太く形成することが可能になる。例えば、首部Scを、頭部Saの下面Sbから軸部Sdに向けて徐々に縮径する形状とすることができる。これによって、骨ねじSの抜去時において頭部Saに工具を係合させて回転させたとき、首部Scが破断して抜去に失敗するといった事故が発生する確率を低減することができる。
表面10Aには、孔形成領域11の左右端にそれぞれ斜めに形成された傾斜面部11sが設けられている。この傾斜面部11sは、ねじ孔10xから左右端に向けてそれぞれ底面10B側に傾斜している。この傾斜面部11sは、体内において骨1上に骨プレート10が配置されたとき、骨プレート10の外縁部が皮下組織に圧迫や損傷を与えることを防止する。傾斜面部11sの上端にはねじ孔10xの左右の開口縁において平坦部が形成されている。孔間領域12における表面10Aは、上記方向Xに見て凹曲面状に形成され、上記方向Xと直交する幅方向に見て凸曲面状に形成された鞍形状の曲面で構成されている。
孔形成領域11における裏面10Bは、上記方向Xに見て凹曲面状に形成され、幅方向に見て平坦に形成されている。また、孔間領域12における裏面10Bは、上記方向Xに見て平坦に形成され、幅方向に見て凹曲面状に形成されている。この孔間領域12の裏面形状のうち幅方向に見た凹曲面の形状は、大腿骨や上腕骨等の管状骨の表面形状に対応したものとなっている。ただし、管状骨の表面形状よりも曲率が大きく形成され、それによって実際の骨への適用において孔間領域12の裏面の幅方向の左右端のみが骨に当接するように構成されていても構わない。
本実施形態では、骨プレート10の底面10Bにおいて、方向Xに見たときの孔形成領域11には凹部10Brが設けられ、孔間領域12には凸部10Bpが設けられていることにより、孔間領域12において凸部10Bpが骨1に当接し、孔形成領域11において凹部10Brが骨1から離間した状態となるので、骨1に対する骨プレート10の接触面積を低減することができ、骨1の圧迫による血流阻害等を防止できる。
また、ねじ孔10xを通して骨ねじSを骨にねじ込んだとき、孔形成領域11が孔間領域12に対して下方へ(つまり骨1側へ)弾性変形する。したがって、骨ねじSの締め付け力の増大を孔形成領域11の変形によって抑制することができるので、骨ねじSの締め付け過ぎによる骨1の座屈で発生する固定力の喪失を防止することができる。さらに、孔形成領域11が弾性変形することによって、骨プレート10の骨1に対する圧迫状態はプレートの弾性変形範囲内で常に維持されるので、骨ねじSと骨1との間に多少の緩みが発生しても、骨プレート10の固定力は低下しない。このような構成は、特に、骨ねじSをプレート直下の骨皮質にのみ係合させて骨プレート1を固定する場合にきわめて有効である。なお、このような骨ねじSの骨1に対する係合態様は、骨ねじSが髄内を横断しないため、血流阻害をさらに低減できるという面で生理的にきわめて好ましい。
図示例の場合には、裏面10Bの凸部10Bp全体が骨1に当接するのではなく、凸部10Bpのうちの一部(方向Xに見たときの両端部)p1、p2のみが骨1に当接するように構成され、骨1に対する骨プレート10の接触面積のさらなる低減を図っている。
本実施形態では、ねじ孔10xの配列方向(方向X)に見て厚み方向の凹凸形状を有し、これによって波形に形成されているため、孔形成領域11と孔間領域12の厚みの相違が低減され、その結果、両領域間の剛性の差を低減している。このため、骨プレート10による骨折部の保持力を充分に確保することができる。また、上記の波形形状によって上記配列方向の骨プレート10の弾性変形による伸縮が可能となるため、骨折部の骨の新生に伴う骨の伸長に対してある程度追随してプレートが伸展することで、骨折部の治療過程における対応性を高めることが可能になる。
骨プレート10は延長方向に凹凸形状を有しているため、凹凸形状の周期を比較的自由に設定することが可能であることから、骨ねじSの締め付け時におけるプレートの弾性変形特性(弾性変形率)を適宜に調整することができる。すなわち、プレートの幅方向に弾性変形させる場合には、プレートの幅方向の寸法の自由度が小さいため、弾性変形特性の設計マージンが狭くなるが、プレートの延長方向に弾性変形させる場合には、延長方向の当接部の間隔、ねじ孔の配列周期等に或る程度の自由度があるため、プレートの材質、厚み、患者の骨質等に合わせた弾性変形特性の設計が可能になる。
尚、本発明の骨プレートは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、帯状の平面形状を有するプレートを例示したが、本発明はこのような形状に限らず、板状、Y字状、U字状、L字状等の任意の平面形状を有する骨プレートに適用できる。
10…骨プレート、10A…表面、10Ap…凸部、10Ar…凹部、10B…裏面、10Bp…凸部、10Br…凹部、10x…ねじ孔、10y…保持面部、10z…筒状面部、11…孔形成領域、12…孔間領域、S…骨ねじ、Sa…頭部、Sb…下面、Sc…首部、Sd…軸部
Claims (4)
- 骨の反対側に配置される表面と、骨に対向配置される底面とを有し、前記表面から前記底面まで貫通し、前記表面側から前記底面側に向けて挿通される骨ねじの頭部を保持可能な複数のねじ孔が配列されてなる、骨上に固定されて用いられる骨プレートにおいて、
前記底面は、前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域が凹状に構成され、隣接する前記ねじ孔の間の領域が凸状に構成されていることを特徴とする骨プレート。 - 前記表面は、前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域が凸状に構成され、隣接する前記ねじ孔の間の領域が凹状に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の骨プレート。
- 前記複数のねじ孔の配列方向に見たときの前記ねじ孔の形成領域の幅が隣接する前記ねじ孔の間の領域の幅より大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の骨プレート。
- 前記複数のねじ孔の配列方向に延長されたプレート形状を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の骨プレート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005298788A JP2007105227A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 骨プレート |
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Publications (1)
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JP2007105227A true JP2007105227A (ja) | 2007-04-26 |
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170013002A (ko) * | 2015-07-27 | 2017-02-06 | (주)시지바이오 | 경추 고정 장치 |
JP2017507739A (ja) * | 2014-03-11 | 2017-03-23 | デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド | 骨板 |
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2005
- 2005-10-13 JP JP2005298788A patent/JP2007105227A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20170013002A (ko) * | 2015-07-27 | 2017-02-06 | (주)시지바이오 | 경추 고정 장치 |
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