JP2007103982A - ランレングス圧縮データの位置特定方法および装置 - Google Patents

ランレングス圧縮データの位置特定方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ランレングス圧縮データ上で、圧縮前の原データにおけるデータ配列上の所望の位置に対応する位置を、高速に特定することを可能にする。
【解決手段】複数の値が配列されてなる原データPにおいてデータ配列上の所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、原データPのランレングス圧縮(RL圧縮)データP′においてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報Wを作成し、原データPのデータ配列上の所望位置を特定する、当該所望位置近傍のインデックスISとISからのずれ量RSとを求め、インデックス対応情報Wに基づいて、RL圧縮データP′におけるインデックスISの対応インデックスIS′を求め、IS′とずれ量RSとにより、RL圧縮データP′における所望位置に対応する位置を特定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ランレングス圧縮データの位置特定方法および装置に関し、詳しくは、圧縮前の原データにおけるデータ配列上の所望の位置に対応する、ランレングス圧縮後のデータにおける位置を特定するための方法および装置に関するものである。
昨今、コンピュータの処理能力の向上に伴い、大サイズのデータが頻繁に扱われるようになったが、このような大サイズのデータをそのまま扱おうとすると、データ処理量が増大し、また、大量のメモリを占有するため、非効率的で非経済的である。そこで、データが持つ情報をできるだけ損なわないようにデータサイズを小さくする、いわゆるデータ圧縮が行われている。
データ圧縮の方法はこれまでに種々提案されているが、その一つとしてランレングス(run−length)圧縮方法がある。この圧縮方法は、データ上に同じ値が連続して出現するような場合に、その値が連続するという冗長性を利用して、同じ値が連続する長さを符号化(coding)する方法であり、ランレングス圧縮データは、その長さを表すレングスデータの集まりとして構成される。例えば、白色と黒色の画素のみで構成される2値画像を、白色画素が連続する長さと黒色画素が連続する長さとで表すことができる(例えば、特許文献1等)。
ところで、データを取り扱う上で、原データ(オリジナルデータ)上の所望の位置に配された値を読み取ったり、加工したりすることが行われるが、この場合、当然ながら原データにおけるその所望の位置を特定する必要がある。圧縮されていない原データにおいては、通常、各値にアドレスが割り当てられているので、そのアドレスに基づいて比較的単純に、上記の所望の位置を特定することができる。一方、ランレングス圧縮されたランレングス圧縮データにおいては、各値が各アドレスに割り当てられていないため、ランレングス圧縮データ上で上記の所望の位置に対応する位置を特定するには、その所望の位置が、原データ上で先頭から何番目の位置であるかを求めた後(例えばN番目の位置とする)、ランレングス圧縮データ上でこのランレングス圧縮データを構成する各レングスデータに含まれる値の長さ(値の個数)を先頭から順次加算して求めた値と、先に求めた「N」との大小比較から、その所望の位置を見つけることとなる。
特開2001−102937公報
しかしながら、上記のレングスデータに含まれる値の長さを先頭から順次加算してゆく方法では、演算処理量が膨大となり、ランレングス圧縮データ上の位置を高速に特定することができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、ランレングス圧縮データにおける、圧縮前の原データ上の位置に対応する位置を高速に特定することが可能なランレングス圧縮データの位置特定方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の圧縮データの位置特定方法は、
複数の値が配列されてなる原データにおいてデータ配列上の各所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られる圧縮データにおいてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を作成し、
前記インデックス対応情報に基づいて、前記圧縮データにおける、前記原データのデータ配列上の所望の位置に対応する位置を特定することを特徴とする方法である。
本発明の第2の圧縮データの位置特定方法は、
複数の値が配列されてなる原データにおいてデータ配列上の各所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られる圧縮データにおいてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を作成し、
前記原データのデータ配列上の所望の位置を特定する、該所望の位置近傍の前記インデックスと該インデックスからのずれ量とを求め、
前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の前記所望の位置近傍のインデックスに対応する前記圧縮データ上の位置を求めるとともに、該位置と前記ずれ量とにより、前記圧縮データにおける前記所望の位置に対応する位置を特定することを特徴とする方法である。
本発明の第2の圧縮データの位置特定方法において、
前記インデックス対応情報は、
前記圧縮データを構成する複数のレングスデータのうち、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報と、
該レングスデータ特定情報が特定するレングスデータに含まれる各前記値に対応する位置の中で前記インデックスに対応する位置を相対的に特定するインデックス相対位置特定情報とを含むものであってもよい。
また、本発明の第2の圧縮データの位置特定方法において、
前記圧縮データは、前記各インデックスが表す位置と、該圧縮データを構成するいずれかのレングスデータに含まれる各前記値のうち先頭または最後尾のいずれか所定の側の値に対応する位置とが一致するように構成されたものであり、
前記インデックス対応情報は、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報を含むものであってもよい。
また、本発明の第2の圧縮データの位置特定方法において、
前記所望の位置近傍のインデックスは、前記所望の位置の最寄りのインデックスであってもよい。
本発明の第1および第2の圧縮データの位置特定方法において、
前記原データは、2値化データであってもよい。
また、本発明の第1および第2の圧縮データの位置特定方法において、
前記各インデックスは、データ配列上の一定の間隔で規定されるものであってもよい。
また、本発明の第1および第2の圧縮データの位置特定方法において、
前記位置を特定する工程は、前記圧縮データにおける、前記原データのデータ配列上の2つの異なる所望の位置に対応する切出し位置をそれぞれ特定する工程であり、
該工程の後、前記切出し位置間のデータを前記圧縮データから切り出すようにしてもよい。
この場合において、
前記データを切り出す工程は、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出す工程であってもよい。
本発明の第1および第2の圧縮データの位置特定方法において、
前記原データは、画像を構成する行列状に並んだ複数の画素の各々に対応する画素値を前記値とする画像データであり、
前記圧縮データは、前記画像における前記画素の画素値を画素行毎にランレングス圧縮したデータであり、
前記所望の位置は、前記画像において隣接する複数の画素行の各々において切出された画素群に対応するレングスデータを接続して前記画像における前記画素行と非平行な直線に沿って存する画素群に対応するレングスデータ群を取得する場合における、前記切出された画素群の各切出し位置に対応する前記圧縮データ上の位置であってもよい。
本発明の圧縮データの位置特定装置は、
複数の値が配列されてなる原データにおけるデータ配列上の各所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られる圧縮データにおいてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を記憶する記憶手段と、
前記原データのデータ配列上の所望の位置を特定する、該所望の位置近傍の前記インデックスと該インデックスからのずれ量とを表す所望位置情報を取得する所望位置情報取得手段と、
前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の前記所望の位置近傍のインデックスに対応する前記圧縮データ上の位置を求めるとともに、該位置と前記ずれ量とにより、前記圧縮データにおける前記所望の位置に対応する位置を特定する位置特定手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の圧縮データの位置特定装置において、
前記インデックス対応情報は、
前記圧縮データを構成する複数のレングスデータのうち、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報と、
該レングスデータ特定情報が特定するレングスデータに含まれる各前記値に対応する位置の中で前記インデックスに対応する位置を相対的に特定するインデックス相対位置特定情報とを含むものであってもよい。
また、本発明の圧縮データの位置特定装置において、
前記圧縮データは、前記各インデックスが表す位置と、該圧縮データを構成するいずれかのレングスデータに含まれる各前記値のうち先頭または最後尾のいずれか所定の側の値に対応する位置とが一致するように構成されたものであり、
前記インデックス対応情報は、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報を含むものであってもよい。
また、本発明の圧縮データの位置特定装置において、
前記所望の位置近傍のインデックスは、前記所望の位置の最寄りのインデックスであってもよい。
また、本発明の圧縮データの位置特定装置において、
前記原データは、2値化データであってもよい。
また、本発明の圧縮データの位置特定装置において、
前記各インデックスは、データ配列上の一定の間隔で規定されるものであってもよい。
また、本発明の圧縮データの位置特定装置において、
前記位置特定手段は、前記圧縮データにおける、前記原データのデータ配列上の2つの異なる所望の位置に対応する切出し位置をそれぞれ特定するものであり、
前記切出し位置間のデータを前記圧縮データから切り出す手段をさらに備えたものであってもよい。
この場合において、
前記データを切り出す手段は、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出すものであってもよい。
また、本発明の圧縮データの位置特定装置において、
前記原データは、画像を構成する行列状に並んだ複数の画素の各々に対応する画素値を前記値とする画像データであり、
前記圧縮データは、前記画像における前記画素の画素値を画素行毎にランレングス圧縮したデータであり、
前記所望の位置は、前記画像において隣接する複数の画素行の各々において切出された画素群に対応するレングスデータを接続して前記画像における前記画素行と非平行な直線に沿って存する画素群に対応するレングスデータ群を取得する場合における、前記切出された画素群の各切出し位置に対応する前記ランレングス圧縮データ上の位置であってもよい。
本発明の圧縮データのデータ構造は、
複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、
前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とを含むことを特徴とするものである。
本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、
複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、
前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録されたことを特徴とするものである。
本発明の第1のデータ処理装置は、
複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録された電磁的に読取可能な記録媒体と、
前記記録媒体から読み取られた前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の位置に対応する前記圧縮データ上の位置を特定する手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2のデータ処理装置は、
複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録された電磁的に読取可能な記録媒体と、
前記記録媒体から前記圧縮データと前記インデックス対応情報とを読み取り、前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の範囲のデータを切り出す手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2のデータ処理装置において、
前記データを切り出す手段は、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出すものであってもよい。
本発明の第3の圧縮データの位置特定方法は、
複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の位置に対応する前記圧縮データ上の位置を特定することを特徴とする方法である。
本発明のデータ切り出し方法は、
複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の切出し範囲を特定し、
前記圧縮データから前記切出し範囲のデータを切り出すことを特徴とする方法である。
本発明のデータ切り出し方法において、
前記切出し範囲のデータを切り出す工程は、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出す工程であってもよい。
本発明のインデックス対応情報形成方法は、
複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で複数のインデックスを離散的に規定し、
前記複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を形成することを特徴とする方法である。
本発明のインデックス対応情報形成装置は、
複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で複数のインデックスを離散的に規定する手段と、
前記複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を形成する手段とを備えたことを特徴とするものである。
この場合において、本発明のインデックス対応情報形成装置は、
前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して前記圧縮データを形成する手段をさらに備えるものであってもよい。
本発明の描画装置は、複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録された電磁的に読取可能な記録媒体と、
前記記録媒体から前記圧縮データと前記インデックス対応情報とを読み取り、前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の切出し範囲のデータを切り出す手段と、
前記切出し範囲のデータに基づいて画像を描画する描画手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の描画方法は、複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の切出し範囲を特定し、
前記圧縮データから前記切出し範囲のデータを切り出し、
前記切出し範囲のデータに基づいて画像を描画することを特徴とする方法である。
本発明の圧縮データの位置特定方法および装置によれば、原データにおいてデータ配列上の所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られる圧縮データにおいてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を予め作成しておき、このインデックス対応情報によって、原データ上の位置と圧縮データ上の位置とを、インデックスからの相対的な位置として対応付けし、これにより原データ上の所望の位置に対応する圧縮データ上の位置を特定するので、圧縮データ上の位置を、レングスデータが表す値の個数を先頭から順次加算して各値の順番を求めずとも、その位置近傍のインデックスを基準とした相対的な位置として把握することができ、圧縮データにおける、圧縮前の原データ上の所望の位置に対応する位置を高速に特定することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像データ読出し装置100の概略構成を示す図である。
この画像データ読出し装置100は、複数の値が配列されてなる原データPをランレングス圧縮(以下RL圧縮という)して得られるRL圧縮データP′と、原データPにおいてデータ配列上の所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、RL圧縮データP′においてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報Wとを記憶する記憶手段10と、原データPのデータ配列上の所望の位置を特定する、当該所望の位置近傍のインデックスと当該インデックスからのずれ量とを表す所望位置情報Tを取得する所望位置情報取得手段20と、インデックス対応情報Wに基づいて、原データP上の所望の位置近傍のインデックスに対応するランレングス圧縮データP′上の位置を求めるとともに、当該位置と上記ずれ量とにより、ランレングス圧縮データP′における上記所望の位置に対応する位置を特定する位置特定手段30と、ランレングス圧縮データP′において特定された所望の位置に対応する位置から値を読み出して出力するデータ読出手段40とを備えている。
原データPは、複数の画素からなるデジタル画像Pを表す画像データであって、画像Pにおける座標(x,y)の画素の濃度(白/黒)を表すデータ値dy(x),x=0,1,2,…,y=1,2,3,…が配列されてなる2値化データである。
また、画像データPをRL圧縮して得られるRL圧縮データP′は、画像Pにおける画素行(水平ライン)yについて同種の値が連続する長さを表すレングスデータrle_dy[pointer],pointer=0,1,2,…が配列されてなるものである。ここでpointerは画素行yについてのレングスデータのうち先頭から何番目のデータであるかを表すパラメータである。なお、画像データのRL圧縮データはレングスデータにその色を示すカラーコードを付加する場合があるが、省略も可能である。
原データPにおいて目印となるインデックスは、画像Pにおける各画素行に対応する原データ毎に、データ配列上の一定の間隔で規定されるものであり、ここでは、先頭の画素の位置を含め、そこから画素間隔Hで規定される各位置を表すものである。
インデックス対応情報Wは、画像Pにおける画素行yに対応した原データ上の各インデックスが、RL圧縮データP′上のどの位置にあるかを特定する位置データindex_dy[index_pointer],(index_pointer=0,1,2,…;その画素行yにおいて先頭から何番目のインデックスであるかを表すパラメータ)が配列されてなるデータであり、この位置データindex_dy[index_pointer]は、RL圧縮データP′を構成する複数のレングスデータのうち、各インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定する、レングスデータ特定情報としてのポインタrle_pointer,(rle_pointer=0,1,2,…;インデックスが表す位置が含まれるレングスデータがその画素行の先頭から何番目のレングスデータであるかを表すパラメータ)と、そのポインタによって特定されるレングスデータに含まれる各値、すなわち、そのレングスデータを原データに展開したときに現れる連続する各値に対応する位置の中でインデックスに対応する位置を相対的に特定するインデックス相対位置特定情報としてのオフセットrle_offset,(rle_offset=0,1,2,…;インデックスが表す位置がrle_pointerによって特定されたレングスデータに含まれる各値の中で先頭から何番目の値に対応する位置であるかを表すパラメータ)とを有するデータ(rle_pointer,rle_offset)で表される。
所望位置情報取得手段20は、所望位置情報Tとして、画像Pにおける所望の画素の座標(xs,ys)を取得し、原データPにおけるこの画素の値dys(xs)の位置を特定する、当該位置に対して内輪で最寄りのインデックスISと当該インデックスISからのずれ量RSを求めるものである。ISは、画素行ysと、当該画素行の何番目のインデックスであるかを表すパラメータindex_pointer_s,(index_pointer_s =0,1,2,…)、RSは、インデックスISを基準に何番目の値の位置であるかを表すパラメータrlt_s,(rlt_s =0,1,2,…)で表すことができ、index_pointer_s、rlt_sはそれぞれ、式(1),(2)に従って算出することができる。
index_pointer_s=INT(xs/H) (1)
rlt_s=xs−H×index_pointer_s (2)
ここで、INTは小数点以下を切り捨てる関数であり、Hはインデックスが規定されるデータ配列上の一定画素間隔である。
位置特定手段30は、インデックス対応情報Wを記憶手段10から読み出し、このインデックス対応情報Wに基づいて、求められたインデックスISに対応するRL圧縮データP′上の対応インデックスIS′を求め、この対応インデックスIS′と上記ずれ量RSから、ランレングス圧縮データP′における所望の画素に対応する位置(IS′+RS)を特定する。以下、その具体的手法を説明する。
(1) インデックスISを特定するパラメータから対応インデックスIS′を特定するパラメータを求める。
画素行ysと、index_pointer_sにより、インデックス対応情報Wの位置データindex_dys[index_pointer_s]を参照し、この位置データが示すパラメータ(rle_pointer_s,rle_offset_s)を得る。
(2)対応インデックスIS′+ずれ量RSにより、所望の位置に対応する位置を求める。
(2-1) n=0 ;パラメータnの初期設定
(2-2) rlt_s < Σ(i=0→n) rle_dys[rle_pointer_s+i]−rle_offset_s (3)
を満たすか判定
;所望の位置に対応する位置が、対応インデックスIS′を含むレングスデータを基準としてn番目のレングスデータに含まれるか否かの判定
(2-3) (2-2)でYesのとき:所望の位置に対応する位置=rle_dys[rle_pointer_s+n]に含まれる各値に対応する位置のうち、先頭から(rle_offset_s+rlt_s)−(Σ(i=0→n)rle_dys[rle_pointer_s+i]−rle_dys[rle_pointer_s+n])個分シフトした位置
(2-2)でNoのとき:n=n+1として、(2-2)の処理へ
データ読出手段40は、位置特定手段30で特定された、RL圧縮データP′上の上記所望の位置に対応する位置に配された値を、記憶手段10に記憶されているRL圧縮データP′から読み出して出力する。
次に、画像データ読出し装置100における動作の流れについて、具定例を示して説明する。図2は、その動作の流れを概略的に示したフローチャートである。
本実施例において、画像Pは、図3に示すような横20×縦8の画素からなるデジタル画像とする。画像Pにおいての座標は、最左上を原点(0,1)として矢印X方向(右向き)に横軸x、矢印Y方向(下向き)に縦軸yをとる。原データPは、このような画像Pにおける各画素の濃度を、各画素の座標に対してその濃度に応じて異なる2値(例えば0と1)のいずれかを割り当てたものであり、また、RL圧縮データP′は、このような原データPを、画像Pにおける各画素行に対応するデータ毎にRL圧縮して得られるものである。図4は、このようにして得られたRL圧縮データP′を表すものである。
また、インデックスは、画像Pにおける各画素行について、先頭を含めて画素間隔H=5で規定されている。図5は、このように規定された各インデックスが表す位置が、RL圧縮データP′上のどこにあるかをそれぞれ特定する複数の位置データからなるインデックス対応情報(インデックスデータ)Wを表したものである。
まず、所望位置情報取得手段20が、操作者からの入力や他の装置からの入力を受け、所望位置情報Tとして、画像Pにおける所望の読出し画素の座標(xs,ys)を取得し(#1)、この座標に対応する原データP上の位置を特定する、内輪で最寄りのインデックスISと当該インデックスからのずれ量RSを求める(#2)。ここでは、具体例として、所望の読出し画素の座標を(13,3)とする。したがって、先に定義したインデックスの画素間隔H=5とともに、xs=13,ys=3となり、上記式(1),(2)により、インデックスISとずれ量RSを決める各パラメータは、
index_pointer_s=INT(xs/H)=INT(13/5)=2
rlt_s=xs−H×index_pointer_s=13-5×2=3
となる。
所望位置情報取得手段20によりインデックスISとずれ量RSが特定されると、位置特定手段30が、インデックス対応情報Wを記憶手段10から読み出し、このインデックス対応情報Wに基づいて、インデックスISを特定するパラメータから対応インデックスIS′を特定するパラメータを求める(#3)。ここで、画素行ys=3,index_pointer_s=2より、インデックス対応情報Wの参照する位置データは、
index_dys[index_pointer_s]=index_d3[2]=(2,1)
となり、対応インデックスIS′を特定するパラメータ、rle_pointer_s=2,rle_offset_s=1を得ることになる。
そして、対応インデックスIS′+ずれ量RSにより、所望の位置に対応する位置を求める(#4)。ここで、rlt_s=3,rle_pointer_s=2,rle_offset_s=1より、上記(2-1)〜(2-3)の処理を行うと、
n=0のとき、
rlt_s < Σ(i=0→n) rle_dys[rle_pointer_s+i]−rle_offset_s
rlt_s < rle_d3[2]−rle_offset_s
3 < 4−1 =3
となり、式を満たさない。そこで、n=n+1として再度判定する。
n=1のとき、
rlt_s < Σ(i=0→n)rle_dys[rle_pointer_s+i]−rle_offset_s
rlt_s < rle_d3[2]+rle_d3[3]−rle_offset_s
3 < 4+1−1 =4
となり、式を満たす。よって、所望の位置に対応する位置は、レングスデータrle_d3[3]に含まれることが分かり、rle_pointer_s=2,rle_offset_s=1,rlt_s=3,ys=3,n=1より、
(rle_offset_s+rlt_s)
−(Σ(i=0→n)rle_dys[rle_pointer_s+i]−rle_dys[rle_pointer_s+n])
=(rle_offset_s+rlt_s)−(rle_d3[2]+rle_d3[3]−rle_d3[3])
=(1+3)−(4+1−1)
=0
であるから、所望の位置に対応する位置は、レングスデータrle_dys[rle_pointer_s+n]、すなわち、rle_d3[3]に含まれる各値に対応する位置のうち、先頭から0個分シフトした位置であるということが分かる。
所望の位置に対応する位置が特定できたら、データ読取手段40が、記憶手段10からRL圧縮データP′上のその位置にある値を読み出し出力する(#5)。
このように、本実施形態の画像データ読出し装置によれば、原データPにおいてデータ配列上の所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、原データPをRL圧縮して得られるRL圧縮データP′においてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報Wを予め作成しておき、このインデックス対応情報Wによって、原データP上の位置とRL圧縮データP′上の位置とを、インデックスからの相対的な位置として対応付けし、これにより原データP上の所望の位置に対応するRL圧縮データP′上の位置を特定するので、RL圧縮データP′上の位置を、レングスデータが表す値の個数を先頭から順次加算して各値の順番を求めずとも、その位置近傍のインデックスを基準とした相対的な位置として把握することができ、RL圧縮データPにおける、圧縮前の原データP上の所望の位置に対応する位置を高速に特定することが可能となる。
なお、本実施例においては、所望の位置を1つだけ指定して、RL圧縮データ上のその対応位置における値を1つだけ読み出して出力したが、もちろん、所望の位置を複数指定して、RL圧縮データ上のその対応位置で特定される区間の全ての値を読み出して出力するようにしてもよい。
また、RL圧縮データP′は、各インデックスが表す位置と、当該RL圧縮データP′を構成するいずれかのレングスデータに含まれる各値のうち先頭または最後尾のいずれか所定の側の値に対応する位置とが一致するように構成されたものであり、インデックス対応情報Wは、インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報としてのポインタrle_pointer_sを含むものとすることもできる。すなわち、原データPにおいてはたとえ同種の値が連続していても、インデックスの位置で強制的に区切られるように構成することで、インデックスの位置は常にいずれかのレングスデータの先頭または最後尾に位置することとなり、レングスデータを特定するポインタの情報だけでRL圧縮データP′上の対応インデックス位置を特定することができる。例えば、上記実施例と同様に、原データPが図3に示す画像の画像データであって、インデックスが5画素間隔で規定される場合には、RL圧縮データP′およびインデックス対応情報Wは、それぞれ、図6,7に示すようなデータとなる。このようにすると、データの圧縮率は低下するが、インデックス対応情報Wを構成する位置データがポインタrle_pointer_sのみで足りるという利点がある。なおこの場合において、RL圧縮データP′上の位置を特定するには、本実施例においてオフセットrle_offset_s=0と考えればよい。
なお、ランレングス圧縮データにおいてレングスデータをインデックスの位置で強制的に区切る場合とそうでない場合とは上述のように一長一短であるから、所望の効果をより得るために、これら2つの手法を用途に応じて切り替えて使用するようにしてもよい。
本実施例では、説明を容易にするため、原データPが表す画像Pのサイズは非常に小さく、インデックスの間隔も狭くしているが、実際には、非常に大きなサイズの画像と間隔の広いインデックスを想定することができ、データのサイズが大きくなるほど、レングスデータに含まれる値の数を先頭から合算してゆく演算処理は膨大で時間がかかるため、本発明の効果も大きくなるものと思われる。
特に、大サイズのデータを扱う描画装置(インクジェット方式等の各種プリンタ、空間光変調素子を用いた面露光方式等の各種デジタル露光機、レーザ走査方式の各種描画装置等)に本実施例を適用するとより効果的である。
本実施例では、原データPを画像データとしているが、本発明のランレングス圧縮データの位置特定方法は、画像データ以外のデータにも適用可能であることは言うまでもない。また、位置特定後は、その位置にある値を読み出すだけでなく、その位置の値を変更したり、その位置に別の値を挿入したり、その位置の値を削除する等、種々の処理が可能であることも言うまでもない。
また、原データ上の2点に対応するランレングス圧縮データ上の2つの位置を特定し、その間のデータを切り出す際に、切出し位置のレングスデータの値を適切に変更することで、圧縮状態を保ったまま切り出すことができる。
ここで、上述のランレングス圧縮データの位置特定方法を、露光装置における描画点データの取得方法に適用した実施例について説明する。
従来、デジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、DMDという)等の空間光変調素子を利用し、画像データに応じて空間光変調素子により光ビームを変調して露光を行う露光装置が提案されている。このようなDMDを用いた露光装置としては、例えば、DMDを露光面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、その走査方向への移動に応じてDMDのメモリセルに多数のマイクロミラーに対応した多数の描画点データからなるフレームデータを入力し、DMDのマイクロミラーに対応した描画点群を時系列に順次形成することにより所望の画像を露光面に形成するものがある。
この露光装置を用いて、例えば、基板を露光してその基板上に配線パターンを描画するような場合では、基板に予め施される熱処理等によって基板が歪んだり、基板を移動させる移動機構の制御精度に応じて基板の移動方向にずれが生じたりする場合があり、このような場合には、配線パターンを基板の歪み方と同じ歪み方で描画することや、基板の移動方向のずれに伴う配線パターンの描画のずれをキャンセルすることなどが望まれる場合がある。
そこで、描画点データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて描画点を基板上に順次形成して基板上に画像を描画する際に用いられる描画点データを取得する描画点データ取得方法において、画像の描画の際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、もしくは、基板上の画像空間における描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、その取得された描画軌跡情報に基づいて画像を表わす画像データ上における描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得し、その取得した描画点データ軌跡情報に基づいて描画点データ軌跡に対応した複数の描画点データを画像データから取得する方法が、本出願人により提案されている(特願2005−103787参照)。
本実施例は、上述のランレングス圧縮データの位置特定方法を、この描画点データの取得方法に適用したものである。
上記の描画軌跡情報は、例えば、歪みが生じる前の基板上に予め設けられた複数の基準マークをカメラ等で撮像して検出することによりその各基準マークの位置を示す検出位置情報を取得し、その取得した検出位置情報に基づいて取得したり、予め設定された基板の所定相対移動方向に対する画像の描画の際の基板の実相対移動方向のずれ情報を取得し、その取得したずれ情報に基づいて取得したりするができる。
本実施例では、DMDを備えた露光装置を用いて基板に配線パターン等の画像を描画する場合において、基板の歪み方と同じ歪み方で画像を描画する場合について説明する。
図8は、基板上に水平方向および垂直方向に所定の間隔で予め設けられた複数の基準マークの位置をカメラ等で検出し、その検出された基準マークの位置を格子点としてこれら格子点を直線で結んで得られた格子線C1(検出位置情報)と、その基準マークが本来あるべき位置(歪む前の位置)を格子点としてこれら格子点を結んで得られた格子線C2と、DMDを構成する複数のマイクロミラーのうちの1つが移動する軌跡を表す線(描画軌跡情報)L1と、格子線C1に対する線L1の相対位置を格子線C2上に変換して得られる線、すなわち、線L1が格子線C1上の所定の2つの格子点間の線分を分断する際の分断比a1:b1と同一の比a2:b2(=a1:b1)でこの線分に対応する格子線C2上の線分を分断する点を結んで得られる線(描画点データ軌跡情報)L2との関係を示した図である。
図8から理解されるように、配線パターン等を表す画像が基板の歪み方と同じ歪み方で基板上に描画されるためには、上記のマイクロミラーに対応した描画点群を、画像を表す画像データ上の描画点形成領域において線L2に沿って時系列的に順次形成することにより、画像を露光面に形成することが必要となる。
すなわち、ここでは、上記ランレングス圧縮データの位置特定方法において、原データを、画像を構成する行列状に並んだ複数の画素の各々に対応する画素値で構成される画像データとし、ランレングス圧縮データを、上記画像における画素の画素値を画素行毎にランレングス圧縮したデータとし、上記所望の位置を、上記画像において隣接する複数の画素行の各々において切出された画素群に対応するレングスデータを接続して上記画像における画素行と非平行な直線に沿って存する画素群に対応するレングスデータ群を取得する場合における、上記切出された画素群の各切出し位置に対応する上記ランレングス圧縮データ上の位置としている。
図9は、描画対象となる画像を図3に示す画像とした場合において、その画像データ上における描画形成領域の描画点データ軌跡を表す線L2を示した図である。なお、この画像データは、図4に示すように、ランレングス圧縮データとして与えられているものとする。
基板上の所望の位置で露光するための、マイクロミラーに対応した描画点群を得るには、画像データ上における描画形成領域において線L2と重なる位置に存在する描画点群を、各ライン毎に切り出し、それらをその切り出された順番に接続して取得する必要がある。そのためには、各ラインの切出し位置を特定する必要があるが、切出し位置を特定するためにラインの先頭から各レングスデータが表す描画点データ数を加算していくと処理に時間か掛かるので、一定の画素数間隔(ここでは、5画素間隔)でインデックスを用意し、上述の手法にしたがって、インデックスの位置の近傍でその切出し位置を探索し特定する。
図10は、このようにして用意されたインデックスデータを示している。このインデックスデータを構成する各データは、切出されたランレングス圧縮データを接続する際に便利なように、インデックスの位置を表す情報のほかにインデックスが含まれるランレングスデータにおいてそのインデックスに対応する描画点データ以降の残りの描画点データ数を情報として有している。すなわち、インデックスが含まれるレングスデータのそのラインにおける先頭からの順位(0から数える)をz1、そのインデックスに対応する描画点データのそのレングスデータ内における先頭からの順位(0から数える)をz2、そのインデックスが含まれるレングスデータにおけるそのインデックスに対応する描画点データ以降の残りの描画点データ数(画素数)をz3として、(z1,z2,z3)で表されている。
ところで、図8に示すように、基板が格子線C1で表現されるような歪みを有する場合、実際の描画軌跡に相当するミラーの移動軌跡を表す線L1の長さと、歪みのない理想的な基板上での描画軌跡に相当する描画点データ軌跡を表す線L2の長さとを、互いに対応する同一区間において比較してみると、線L1の方が線L2より長くなっていることが分かる。したがって、これに伴い、描画点データの長さも増やさなければならない場合がある。例えば、線L1の長さ(実基板上の長さ)と線L2の長さ(理想基板上の長さ)とを比較した結果、線L1の長さの方が線L2の長さより1ピクセル分長いことが判明し、描画点データの長さに1ピクセル分のデータを追加する必要がある場合には、追加したい位置(例えば、真ん中)の前か後のデータと同じ値のデータを1つ追加する必要がある。そこで、上記の各切出し位置が特定されたら、次に、必要に応じて、線L2の各ライン毎にそのラインに対応する描画点データのピクセルの過不足を調整するため、その過不足数に応じて各ラインを等分し、その位置をインデックスを使って割り出し、その位置のデータが属するレングスデータの値を増減させる。
このようにして、マイクロミラーに対応する描画点群を表す描画点データをランレングス圧縮データで取得する。具体的には、以下のように描画点データを取得する。
線L2によって切出された各ラインのデータは、図9の画像データからd2(0〜7)+d3(8〜17)+d4(18〜19)である。d2(0)は図10のindex_d2[0]のインデックスデータ(0,0,20)からrle_d2[0]の値20の1画素目、d2(7)はindex_d2[1]のインデックスデータ(0,5,15)からrle_d2[0]の値20の8画素目となり、この2点は同一データ区間にあることが分かる。したがって、ランレングス圧縮データとしての最初の出力データは「8」(0〜7)となる。
ところが、d3(8)については、index_d3[1]のインデックスデータ(0,5,2)が表す残り画素数(=2)が、このインデックスから次の切出し位置までの描画点数(=8-5=3)を超えないため、rle_d3[1]を調べ、その値(=2)を残り画素数(=2)に加える。すると、2+2=4>3となり、次の切出し位置までの描画点数を越えたため、次の切出し位置はrle_d3[1]の2画素目であることが分かる。同様にd3(17)はrle_d3[4]の値(=6)の4画素目と分かり、ランレングス圧縮データとしての次の出力データは「1,4,1,4」となる。
d4(18〜19)は両端ともindex_d4[3]の(6,1,5)に含まれ、その描画点数は残り画素数(=5)を超えないので、ランレングス圧縮データとしての次の出力データは「2」(18〜19)となる。
したがって、描画点データは、上記の出力データをすべて接続して、「8,1,4,1,4,2」となる。なお、最後方のデータ「4,2」は、同じ白を表すデータなので1つにまとめて「6」としてもよい。
そして、上述のような描画点データにおける過不足がある場合には、適当なレングスデータの値を増減させてその過不足を解消するようにする。
このように、DMDを用いた露光装置に関し、基板上の所望の位置で露光するための、マイクロミラーに対応した描画点データを得るために、画像データ上における描画形成領域において描画点データ軌跡を表す線と重なる位置に存在する描画点群に相当するデータを各ライン毎に切り出し、それらを接続して描画点データを取得するような場合であって、その画像データがランレングス圧縮されている場合において、その切出し位置を特定する際に、上記ランレングス圧縮データの位置特定方法を利用すれば、その切出し位置を高速に特定することができ、しいては、描画点データを高速に取得することができ、高速な露光を可能にする。
なお、本発明のランレングス圧縮データの位置特定方法は、上記実施例のほかにも、もちろん利用することができる。例えば、同露光装置において、図11に示すように、ある区間の画像データをコピーするためにそのデータの切出し位置を特定する方法として用いることができる。また、同露光装置において、図12に示すように、ビーム軌跡とデータの切出しラインとが非平行であることから描画点データの長さとこれに対応する画像データの長さとが異なる場合に、描画点データの長さを補正するべく、描画点データの一部として1つのライン上で切り出される画像データの長さを補正するためにそのデータの切出し位置を特定する方法としても用いることができる。
また、歪み等の生じた実基板上での描画軌跡の長さに合わせ、描画点データの数を補正すべく、画像データから描画点データを取得する際、データ数の過不足調整をする位置を特定する方法として用いたり、画像データ上で複数行に渡って描画点データを取得する際に、行が切り替わる位置を特定する方法として用いることができる。
なお、本実施例では、ランレングス圧縮データはインデックスの位置とは無関係に区切られて構成されているが、この他、ランレングス圧縮データをインデックスの位置で強制的に区切られるように構成するようにしても、同様にして描画点データを求めることができる。
また、インデックスは、原データ側だけでなく、ランレングス圧縮データ側に立てることも考えられる。例えば、図13に示すように、インデックスを、ランレングス圧縮データを構成する複数のレングスデータの中で所定数おきに現れるレングスデータに対してインデックスを立て、インデックス対応情報を、インデックス位置におけるレングスデータの先頭からの位置と、インデックス位置に対応する原データ上の位置とを含む情報とする。このような実施例において、原データ上の所望の位置に対応するランレングス圧縮データ上の位置を特定するには、次のような方法を用いればよい。例えば、図13を例に考えた場合、原データ上で注目する位置「39」(先頭から40番目のデータの位置)がランレングス圧縮データ上でどの位置に対応するかを求める場合、まず、インデックスが表す原データ上の位置を示す値と「39」とを先頭のインデックスから順次、大小比較する。すると、位置「39」は、index(2)とindex(3)の間にあることが分かる(30<39<43)。次に、位置「39」がidnex(2)が表す原データ上の位置「30」にそれ以降のレングスデータ値を加算し、「39」と順次、大小比較する。すると、「39」は、No.7のレングスデータの値“2”の2画素目であることが分かる((30+8)<39<(30+8+2))。
また、ランレングス圧縮データを構成するレングスデータの表し方としては、各レングスデータを例えば8ビットのデータとし、その先頭ビットにそのレングスデータが例えば白/黒のいずれを表すデータであるかを示すカラービットを設ける方法や、レングスデータは通常、白と黒を交互に表すという規則性を利用して、その規則性が変わるときに、レングスデータとして「0」データを挿入する方法等があるが、いずれの表し方であっても、切出し位置におけるレングスデータが表す白/黒の別を正確に把握し、上記の描画点データを的確に取得することができる。
また、本実施の形態では、原データの少なくとも一部がランレングス圧縮されたPackBitsやSRLE(Switched Run Length Encoding)等の圧縮方式を採用することもできる。この場合、不連続データのかたまりを1つのレングスデータとみなしてインデックスを付与するようにしてもよい。
画像データ読出装置100の構成を表す図 画像データ読出装置100の動作の流れを示したフローチャート デジタル画像Pの一例を表す図 ランレングス圧縮データP′の一例(その1)を表す図 インデックス対応情報Wの一例(その1)を表す図 ランレングス圧縮データP′の一例(その2)を表す図 インデックス対応情報Wの一例(その2)を表す図 検出位置情報、描画軌跡情報および描画点データ軌跡情報の相互関係を表す図 描画点データ軌跡を表す線L2によって各ライン毎に描画点群が切り出される様子を示した図 改変されたインデックス対応情報を表す図 ある区間のデータをコピーするための切出し位置を特定する様子を示した概念図 データの長さを補正する箇所を特定する様子を示した概念図 ランレングス圧縮データ側にインデックスを立てた実施例を説明するための図
符号の説明
10 記憶手段
20 所望位置情報取得手段
30 位置特定手段
40 データ読出手段
100 画像データ読出装置

Claims (32)

  1. 複数の値が配列されてなる原データにおいてデータ配列上の各所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られる圧縮データにおいてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を作成し、
    前記インデックス対応情報に基づいて、前記圧縮データにおける、前記原データのデータ配列上の所望の位置に対応する位置を特定することを特徴とする圧縮データの位置特定方法。
  2. 複数の値が配列されてなる原データにおいてデータ配列上の各所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られる圧縮データにおいてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を作成し、
    前記原データのデータ配列上の所望の位置を特定する、該所望の位置近傍の前記インデックスと該インデックスからのずれ量とを求め、
    前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の前記所望の位置近傍のインデックスに対応する前記圧縮データ上の位置を求めるとともに、該位置と前記ずれ量とにより、前記圧縮データにおける前記所望の位置に対応する位置を特定することを特徴とする圧縮データの位置特定方法。
  3. 前記インデックス対応情報が、
    前記圧縮データを構成する複数のレングスデータのうち、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報と、
    該レングスデータ特定情報が特定するレングスデータに含まれる各前記値に対応する位置の中で前記インデックスに対応する位置を相対的に特定するインデックス相対位置特定情報とを含むものであることを特徴とする請求項2記載の圧縮データの位置特定方法。
  4. 前記圧縮データが、前記各インデックスが表す位置と、該圧縮データを構成するいずれかのレングスデータに含まれる各前記値のうち先頭または最後尾のいずれか所定の側の値に対応する位置とが一致するように構成されたものであり、
    前記インデックス対応情報が、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報を含むものであることを特徴とする請求項2記載の圧縮データの位置特定方法。
  5. 前記所望の位置近傍のインデックスが、前記所望の位置の最寄りのインデックスであることを特徴とする請求項2、3または4記載の圧縮データの位置特定方法。
  6. 前記原データが、2値化データであることを特徴とする請求項1から5いずれか記載の圧縮データの位置特定方法。
  7. 前記各インデックスが、データ配列上の一定の間隔で規定されるものであることを特徴とする請求項1から6いずれか記載の圧縮データの位置特定方法。
  8. 前記位置を特定する工程が、前記圧縮データにおける、前記原データのデータ配列上の2つの異なる所望の位置に対応する切出し位置をそれぞれ特定する工程であり、
    該工程の後、前記切出し位置間のデータを前記圧縮データから切り出すことを特徴とする請求項1から7いずれか記載の圧縮データの位置特定方法。
  9. 前記データを切り出す工程が、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出す工程であることを特徴とする請求項8記載の圧縮データの位置特定方法。
  10. 前記原データが、画像を構成する行列状に並んだ複数の画素の各々に対応する画素値を前記値とする画像データであり、
    前記圧縮データが、前記画像における前記画素の画素値を画素行毎にランレングス圧縮したデータであり、
    前記所望の位置が、前記画像において隣接する複数の画素行の各々において切出された画素群に対応するレングスデータを接続して前記画像における前記画素行と非平行な直線に沿って存する画素群に対応するレングスデータ群を取得する場合における、前記切出された画素群の各切出し位置に対応する前記圧縮データ上の位置であることを特徴とする請求項1から7いずれか記載の圧縮データの位置特定方法。
  11. 複数の値が配列されてなる原データにおけるデータ配列上の各所定の位置をそれぞれ表す各インデックスが、前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られる圧縮データにおいてそれぞれどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を記憶する記憶手段と、
    前記原データのデータ配列上の所望の位置を特定する、該所望の位置近傍の前記インデックスと該インデックスからのずれ量とを表す所望位置情報を取得する所望位置情報取得手段と、
    前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の前記所望の位置近傍のインデックスに対応する前記圧縮データ上の位置を求めるとともに、該位置と前記ずれ量とにより、前記圧縮データにおける前記所望の位置に対応する位置を特定する位置特定手段とを備えたことを特徴とする圧縮データの位置特定装置。
  12. 前記インデックス対応情報が、
    前記圧縮データを構成する複数のレングスデータのうち、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報と、
    該レングスデータ特定情報が特定するレングスデータに含まれる各前記値に対応する位置の中で前記インデックスに対応する位置を相対的に特定するインデックス相対位置特定情報とを含むものであることを特徴とする請求項11記載の圧縮データの位置特定装置。
  13. 前記圧縮データが、前記各インデックスが表す位置と、該圧縮データを構成するいずれかのレングスデータに含まれる各前記値のうち先頭または最後尾のいずれか所定の側の値に対応する位置とが一致するように構成されたものであり、
    前記インデックス対応情報が、前記インデックスが表す位置が含まれるレングスデータを特定するレングスデータ特定情報を含むものであることを特徴とする請求項11記載の圧縮データの位置特定装置。
  14. 前記所望の位置近傍のインデックスが、前記所望の位置の最寄りのインデックスであることを特徴とする請求項11、12または13記載の圧縮データの位置特定装置。
  15. 前記原データが、2値化データであることを特徴とする請求項11から14いずれか記載の圧縮データの位置特定装置。
  16. 前記各インデックスが、データ配列上の一定の間隔で規定されるものであることを特徴とする請求項11から15いずれか記載の圧縮データの位置特定装置。
  17. 前記位置特定手段が、前記圧縮データにおける、前記原データのデータ配列上の2つの異なる所望の位置に対応する切出し位置をそれぞれ特定するものであり、
    前記切出し位置間のデータを前記圧縮データから切り出す手段をさらに備えたことを特徴とする請求項11から16いずれか記載の圧縮データの位置特定装置。
  18. 前記データを切り出す手段が、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出すものであることを特徴とする請求項17記載の圧縮データの位置特定装置。
  19. 前記原データが、画像を構成する行列状に並んだ複数の画素の各々に対応する画素値を前記値とする画像データであり、
    前記圧縮データが、前記画像における前記画素の画素値を画素行毎にランレングス圧縮したデータであり、
    前記所望の位置が、前記画像において隣接する複数の画素行の各々において切出された画素群に対応するレングスデータを接続して前記画像における前記画素行と非平行な直線に沿って存する画素群に対応するレングスデータ群を取得する場合における、前記切出された画素群の各切出し位置に対応する前記圧縮データ上の位置であることを特徴とする請求項11から16いずれか記載の圧縮データの位置特定装置。
  20. 複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、
    前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とを含むことを特徴とする圧縮データのデータ構造。
  21. 複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、
    前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録されたことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
  22. 複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録された電磁的に読取可能な記録媒体と、
    前記記録媒体から読み取られた前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の位置に対応する前記圧縮データ上の位置を特定する手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  23. 複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録された電磁的に読取可能な記録媒体と、
    前記記録媒体から前記圧縮データと前記インデックス対応情報とを読み取り、前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の範囲のデータを切り出す手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  24. 前記データを切り出す手段が、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出すものであることを特徴とする請求項23記載のデータ処理装置。
  25. 複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の位置に対応する前記圧縮データ上の位置を特定することを特徴とする圧縮データの位置特定方法。
  26. 複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の切出し範囲を特定し、
    前記圧縮データから前記切出し範囲のデータを切り出すことを特徴とするデータ切出し方法。
  27. 前記切出し範囲のデータを切り出す工程が、前記圧縮データの少なくとも一部を圧縮状態のまま切り出す工程であることを特徴とする請求項26記載のデータ切出し方法。
  28. 複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で複数のインデックスを離散的に規定し、
    前記複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を形成することを特徴とするインデックス対応情報形成方法。
  29. 複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で複数のインデックスを離散的に規定する手段と、
    前記複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報を形成する手段とを備えたことを特徴とするインデックス対応情報形成装置。
  30. 前記原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して前記圧縮データを形成する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項29記載のインデックス対応情報形成装置。
  31. 複数の値が配列されてなる原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データと、前記原データおよび前記圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報とが記録された電磁的に読取可能な記録媒体と、
    前記記録媒体から前記圧縮データと前記インデックス対応情報とを読み取り、前記インデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の切出し範囲のデータを切り出す手段と、
    前記切出し範囲のデータに基づいて画像を描画する描画手段とを備えたことを特徴とする描画装置。
  32. 複数の値が配列されてなる原データおよび該原データの少なくとも一部をランレングス圧縮して得られた圧縮データのうち一方のデータ上で離散的に規定された複数のインデックスの各々が、前記原データおよび前記圧縮データのうち他方のデータ上のどの位置に対応するかを表すインデックス対応情報に基づいて、前記原データ上の特定の範囲に対応する前記圧縮データ上の切出し範囲を特定し、
    前記圧縮データから前記切出し範囲のデータを切り出し、
    前記切出し範囲のデータに基づいて画像を描画することを特徴とする描画方法。
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