JP2007100388A - Connection structure of wall panel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は浴室における壁パネルの連結構造に関する。 The present invention relates to a connection structure for wall panels in a bathroom.
従来のユニットバスルームよりなる浴室の壁を構成する壁パネルの連結構造としては例えば特許文献1に示すものが知られている。このものは浴室床の一辺を構成する外縁に沿って平坦な載置部を形成し、該浴室床の載置部の外縁から立ち上げた立上片にジョイナー受け部材を取付け、柱状で前方に開口する断面略コ字状のジョイナーをジョイナー受け部材上に立設し、壁パネルの表面板の側縁から後方に向けて側片を突出させ、該側片の後端を内側で折り返して係止部を形成し、ジョイナーを挟むように載置部上に立設した両側の壁パネルの夫々の表面板の側片を断面略コ字状のジョイナーの両側壁間に形成される収納溝内に収納すると共に、各壁パネルの係止部をジョイナーの各側壁の前端部の内側に形成した被係止部に夫々係止し、ジョイナー内に収納された両壁パネルの側片間にガスケットを打ち込んでいる。
As a connection structure of a wall panel constituting a wall of a bathroom composed of a conventional unit bathroom, for example, a structure shown in
ところで例えば浴槽部56と洗い場部を備えた浴室床にあっては、図16に示すように浴槽部56側の外縁を浴槽部56の上端のフランジ部分と略同じ高さとして洗い場部側の外縁よりも一段高くすることがあり、この場合は浴室床の一辺を構成する外縁に沿って洗い場部側の下載置部と該下載置部に段差面を介して連続する下載置部よりも一段高い浴槽部56側の上載置部4を形成され、下載置部上に下側壁パネル8を立設され、上載置部4上に下側壁パネル8よりも上下長さが短い上側壁パネル9を立設される。
By the way, for example, in a bathroom floor provided with a
この下側壁パネル8及び上側壁パネル9を連結するには従来では図17(a)に示す右用ジョイナー受け部材54a又は図17(b)に示す左用ジョイナー受け部材54bが用いられてた。ジョイナー受け部材54a、54bは後端に引掛け片55を有する。引掛け片55は浴室床の上載置部4の外縁から立ち上げた立上片に引掛けて取付けられる。ジョイナー受け部材54a、54bの上面には嵌入部57を形成してあり、該嵌入部57に下端部を嵌め込んだ状態で上記特許文献1に示すジョイナーと同様のジョイナー7がジョイナー受け部材54a、54b上に立設される。そして下載置部上に立設した下側壁パネル8及び上載置部4上に立設した上側壁パネル9の夫々の側片28(図12参照)を断面略コ字状のジョイナー7の両側壁23間に形成される収納溝24内に収納すると共に、各壁パネル8、9の係止部39をジョイナー7の各側壁23の前端部の内側に形成した被係止部25に夫々係止し、各壁パネル8、9のジョイナー7内に収納された側片28間にガスケットを打ち込むことで、下側壁パネル8と上側壁パネル9が連結される。
In order to connect the
ここで上記浴室床の下載置部及び上載置部4上に立設される各壁パネル8、9には例えば図12に示すような壁パネル8、9が利用される。この壁パネル8、9は表面板26の側縁及び下縁を後方に折り曲げて側片28及び底片30を形成すると共に側片28と底片30を一体に連続させ、側片28の後端を内側で折り返して底片30よりも上方に位置する係止部39を形成すると共に、底片30と係止部39の間に後方に開口する空所40を形成したものであり、このような壁パネル8、9にあっては載置部に載置される底片30と側片28とが連続して角部を形成しているので、側片28と底片30の間から水が漏れ出すことを防止できるという利点がある。
Here, for example,
なお前記表面板26の底片30と係止部39の間に形成された空所40は以下の理由により形成されている。即ち壁パネル8、9の製造は、例えば表面板26を構成する矩形平板状の金属板のコーナー部の外縁部を切欠き、該金属板の切欠を挟む両側の辺部を折り曲げて係止部39付き側片28及び底片30を形成し、この後、表面板26の係止部39と底片30との間に形成された後方に開口する空所に後方から絞り加工用の治具を挿入して、該治具を側片28と底片30の間の曲げ残された部分である曲げ残し部の内面側に位置させ、この後、曲げ残し部の外面をローラ等で押さえて該曲げ残し部を治具の外面に沿って折り曲げて絞り加工し、これにより図15に示すように側片28と底片30とがこの間の角部を介して一体に連続するものであり、つまり前記空所40は係止部39付き側片28と底片30との間のコーナー部を絞り加工するための治具を挿入するためのものである。
The
しかし上記壁パネル8、9は側片28の下端部に係止部39を形成していないため同部の強度が弱いという問題がある。従ってこのような壁パネル8、9を上記上載置部4上に立設される上側壁パネル9として利用した場合は、上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部と下側壁パネル8の側片28との間にガスケットを打ち込んだ際に、側片28の係止部39を形成していない下端部が変形してしまう恐れがある。このため従来では図17に示すようにジョイナー受け部材54a、54bの表面の片側半部(上側壁パネル9側の半部)には補強部58を突設してあり、該補強部58の側面に上側壁パネル9の側片28における係止部39を形成していない下端部を沿わせることで、上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部が前記ガスケットの打ち込みにより変形することを防止している。なおジョイナー受け部材54a、54bの他側の半部(即ち下側壁パネル8側の半部)には溝59を形成してあり、該溝59内に下側壁パネル8の側片28及び係止部39を収納している。
However, since the
ところで図17(a)に示すジョイナー受け部材54a、54bは、右側の半部に補強部58を有すると共に左側の半部に溝59を有するものであり、つまり右側に上側壁パネル9が位置し、左側に下側壁パネル8が位置するものである。従って逆に左側に上側壁パネル9が位置する場合にはジョイナー受け部材54aの補強部58に下側壁パネル8の係止部39が当たってしまうため該ジョイナー受け部材54aを利用できない。このため従来は上記のように右半部に補強部58を形成して右側に上側壁パネル9が位置する場合に使用されるジョイナー受け部材54aと、左半部に補強部58を形成して左側に上側壁パネル9が位置する場合に使用されるジョイナー受け部材54bとを2種類用意してこれらを選択して利用していたのだが、この場合、ジョイナー受け部材54a、54bを兼用できず製造コストが高くなるという問題が生じる。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、ガスケットの打ち込みに伴い上側壁パネルの側片の係止部を形成していない下端部が変形することを防止でき、しかもジョイナー受け部材は、浴室側から見て右側に上載置部が位置し且つ左側に下載置部が位置する場合も、左側に上載置部が位置し且つ右側に下載置部が位置する場合も共に利用することができてジョイナー受け部材の製造コストを削減できる壁パネルの連結構造を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and can prevent the lower end portion not forming the locking portion of the side piece of the upper side wall panel from being deformed as the gasket is driven. The receiving member is used both when the upper mounting part is positioned on the right side and the lower mounting part is positioned on the left side as viewed from the bathroom side, and when the upper mounting part is positioned on the left side and the lower mounting part is positioned on the right side. An object of the present invention is to provide a wall panel connection structure that can reduce the manufacturing cost of the joiner receiving member.
上記課題を解決するために本発明に係る壁パネルの連結構造は、浴室床1の一辺1aを構成する外縁に沿って下載置部2と段差面3を介して下載置部2よりも一段高い上載置部4を形成し、上載置部4の外縁から立ち上げた立上片5に取付けられる左右対称なジョイナー受け部材6を備え、ジョイナー受け部材6の上面に嵌入部15を形成し、ジョイナー受け部材6の側面の前後方向の中央部に外側方及び下方に開口する嵌込凹部17を形成し、ジョイナー受け部材6の前面及び後面の夫々の嵌込凹部17側の半部から嵌入部15よりも下方に位置する補強部19、20を突設し、ジョイナー受け部材6の嵌込凹部17を上載置部4から立ち上げた立上片5の下載置部2側の端部に嵌め込んで、ジョイナー受け部材6の片側が下載置部2側に突出するように立上片5に取付け、柱状で前方に開口する断面略コ字状のジョイナー7の下端部をジョイナー受け部材6の嵌入部15に嵌め込んだ状態で該ジョイナー7をジョイナー受け部材6の上面に立設し、浴室の壁を構成する壁パネルとして、下載置部2上に立設する下側壁パネル8と、上載置部4上に立設する下側壁パネル8よりも上下長さの短い上側壁パネル9を備え、両壁パネル8、9の表面板26の側縁及び下縁を後方に折り曲げて側片28と底片30を形成すると共にこれら側片28と底片30を一体に連続させ、側片28の後端を内側で折り返して底片30よりも上方に位置する係止部39を形成すると共に、底片30と係止部39の間に後方に開口する空所40を形成し、底片30を下載置部2上に載置した下側壁パネル8及び底片30を上載置部4上に載置した上側壁パネル9の夫々の側片28を断面略コ字状のジョイナー7の両側壁23間に形成される収納溝24内に収納すると共に、各壁パネル8、9の係止部39をジョイナー7の各側壁23の前端部の内側に形成した被係止部25に夫々係止し、且つ下側壁パネル8の係止部39をジョイナー受け部材6の嵌込凹部17と反対側の半部の前方に位置させると共に、上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部をジョイナー受け部材6から前方に向けて突出した補強部19の側面に沿わせ、上側壁パネル9の側片28の上下方向の略全長に亘る部分と、下側壁パネル8の側片28との間にガスケット10を打ち込んだことを特徴とする。
In order to solve the above problems, the wall panel connection structure according to the present invention is one step higher than the
下側壁パネル8の側片28と上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない強度の弱い下端部との間にガスケット10を打ち込んだ場合、上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部には外側に向けて力がかかるが、該上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部はジョイナー受け部材6の補強部19の側面に沿っているので、該補強部19によりガスケット10の打ち込みに伴い上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部が外側に広がるように変形することを防止できる。また上記ジョイナー受け部材6を左右対称とし、且つジョイナー受け部材6の前面及び後面の夫々の嵌込凹部17側の半部から嵌入部15よりも下方に位置する補強部19、20を突設したので、ジョイナー受け部材6は浴室側から見て右側に上載置部4が位置し且つ左側に下載置部2が位置する場合も左側に上載置部4が位置し且つ右側に下載置部2が位置する場合も共に利用することができ、ジョイナー受け部材6の製造コストを削減できる。
When the gasket 10 is driven between the
また上記ジョイナー受け部材6の前面及び後面から突出した補強部19、20の夫々の基端部を各補強部19、20の他部よりも薄肉とした切断可能部22とすることも好ましい。
It is also preferable that the base end portions of the reinforcing
この場合、切断可能部22を切断工具49で容易に切断でき、このように切断することで補強部19、20を除去できる。従ってジョイナー受け部材6のすぐ後方に建物躯体が位置する場合に、側片28の補強に用いない補強部19又は20を除去して、補強部19又は20が後方の建物躯体に干渉しないようにできる。
In this case, the
また上記段差面3の後部に上下方向の略全長に亘ってバックアップ材43を取付け、該バックアップ材43の前面に下載置部2に載置した下側壁パネル8の側片28の後端を近接させ、該下側壁パネル8の側片28と段差面3の前部との間にコーキング材50を充填することも好ましい。
A back-up
この場合、該バックアップ材43により下側壁パネル8の側片28と段差面3の前部との間に充填されるコーキング材50が外部に漏れ出ることを防止できる。
In this case, the
本発明では補強部によりガスケットの打ち込みに伴い上側壁パネルの側片の係止部を形成していない下端部が外側に広がるように変形することを防止でき、またジョイナー受け部材は、浴室側から見て右側に上載置部が位置し且つ左側に下載置部が位置する場合も、左側に上載置部が位置し且つ右側に下載置部が位置する場合も共に利用することができ、ジョイナー受け部材の製造コストを削減できる。 According to the present invention, the reinforcing portion can prevent the lower end portion that does not form the locking portion of the side piece of the upper side wall panel from being deformed so as to spread outward as the gasket is driven, and the joiner receiving member is provided from the bathroom side. It can be used both when the upper placement part is located on the right side and the lower placement part is located on the left side, and when the upper placement part is located on the left side and the lower placement part is located on the right side. The manufacturing cost of the member can be reduced.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
本発明の壁パネルの連結構造は、図4に示すように浴室床1の一辺1aを構成する外縁に沿って下載置部2と段差面3を介して下載置部2よりも一段高い上載置部4を形成し、図2のように上載置部4の外縁から立ち上げた立上片5の下載置部2側の端部にジョイナー受け部材6を取付け、該ジョイナー受け部材6上にジョイナー7を立設し、このジョイナー7で図3のように、下載置部2上に立設した下側壁パネル8と、上載置部4上に立設した下側壁パネル8よりも上下長さの短い上側壁パネル9の側端部同士を連結すると共に、下側壁パネル8と上側壁パネル9間に長尺なガスケット10を打ち込んでなるものである。
As shown in FIG. 4, the wall panel connection structure of the present invention is an upper placement that is one step higher than the
本実施形態の壁パネルの連結構造が適用される浴室床1は図4に示すようにFRP等の合成樹脂で形成され、床パンからなる洗い場部11と該洗い場部11に隣接する別体の浴槽部12とで構成され平面視形状が矩形状である。洗い場部11の中央の床面部11aは段面48を介して浴槽部12の上端外周に設けた一段高いフランジ部12aよりも低位置にあり、床面部11aとフランジ部12aは段面48を介して接続してある。
The
本例の壁パネルの連結構造は上記浴室床1の洗い場部11と浴槽部12に跨る図4の1aに示す一辺において適用されるものであり、図5のように浴室床1の一辺1aにおいて洗い場部11側に下載置部2を形成してあり、また浴槽部12側に上載置部4を形成してあり、下載置部2及び上載置部4間を段差面3を介して接続している。つまり浴室側から見て右側に上載置部4が位置し、左側に下載置部2が位置している。また下載置部2及び上載置部4の外縁には全長に亘って立上片5を一体に立上げている。
The connection structure of the wall panel of this example is applied to one side shown in 1a of FIG. 4 straddling the
ここで下載置部2及び上載置部4は、図6のように浴室床1に一体に連続して該浴室床1の床面部11aよりも一段高い片部13aであっても良いし、また図7(a)のように浴室床1に一体に連続して該浴室床1の中央の床面部よりも一段低い片部13bであっても良いし、また図7(b)のように浴室床1とは別体の浴室床1の外縁に設けたブロック状の巾木13cであっても良い。また段差面3は上載置部4や下載置部2に一体に形成してあっても良いし、別体であっても良い。
Here, the lower mounting
上載置部4の立上片5に取付けられるジョイナー受け部材6は図8及び図9に示すように左右方向の中心を通る上下方向と平行な中心線Aで線対称となる左右対称な部材であって合成樹脂製である。
The
ジョイナー受け部材6の上端部は平面視で左右方向に長い略長方形状であって、該ジョイナー受け部材6の上面の両側には前後方向の全長に亘る側壁嵌め込み溝14を形成してあり、ジョイナー受け部材6の両側壁嵌め込み溝14間の部分で嵌入部15を形成している。また嵌入部15の中央には前後方向の全長に亘るガスケット挿入溝16を形成している。
The upper end portion of the
ジョイナー受け部材6の一方の側面の前後方向の中央部には外側方及び下方に開口する嵌込凹部17を形成している。嵌込凹部17の外側方を向く底面はジョイナー受け部材6の左右方向略中央部にまで至っている。
A
またジョイナー受け部材6の前面及び後面の夫々の嵌込凹部17側の半部には嵌込凹部17とは反対側の半部よりも突出した上下に長い台部18を形成してあり、台部18は嵌入部15よりも下方の位置からジョイナー受け部材6の下端に至るまで形成してある。各台部18の上端部には矩形状の補強部19、20を突設している。各補強部19、20の夫々の基端部の上面及び下面には左右方向の全長に亘って刃部挿入溝21を形成してあり、これにより各補強部19、20の基端部にこれよりも先端側の他部よりも薄肉にした切断可能部22を形成している。
In addition, on the front half and the rear half of the
図10のようにジョイナー7は柱状で、金属板を折り曲げることで前方に開口する断面略コ字状に形成してあり、両側壁23間に収納溝24を形成している。ジョイナー7の各側壁23の前縁の内側には全長に亘って被係止部25を形成している。図3のように被係止部25はジョイナー7の各側壁23の前縁を内側で折り返すことで形成されるものであり、各側壁23の前縁を内側方に向けて直角に折り曲げた後、外側斜め後方に向けて折り曲げることで平面視で三角形状に形成されている。
As shown in FIG. 10, the
下側壁パネル8及び上側壁パネル9は、上側壁パネル9の上下寸法が下側壁パネル8の上下寸法よりも段差面3の高さ寸法分短くなっており、これにより両壁パネル8、9を立設した際には下側壁パネル8の上端と上側壁パネル9の上端とが同レベルに位置するようになっている。
In the
下側壁パネル8及び上側壁パネル9は上下寸法が異なるが、その他の構成は同様の構成を有する。各壁パネル8、9は金属製の表面板26と表面板26の後面に取付けられる断熱材27を備えている。表面板26の両側縁及び上縁及び下縁は後方に向けて折り曲げてあり、これにより側片28と上面片29と底片30の夫々を形成している。上面片29は表面板26の上縁の両端部を除いた部分に形成され、上面片29と各側片28の間に上方に開口する開口部31を形成している。また各側片28は表面板26の側縁の全長に亘って形成され、底片30は表面板26の下縁の全長に亘って形成され、各側片28と底片30はコーナー部を介して一体に連続させてある。
Although the lower
底片30の後縁は上方に向けて垂直に折り曲げてあって取付片32を形成してあり、該取付片32は底片30の左右方向の両端部を除く部分に形成してある。図13に示すように取付片32の適宜箇所には後述の引掛け具36の取付けに利用されるだるま孔33を形成している。だるま孔33は片側が上下幅の大きい大幅孔部34となり、他側が上下幅が小さい小幅孔部35となっている。
The rear edge of the
図6のように引掛け具36は後部を立上片5に引掛け可能なものであり、前面から突起38を突出している。突起38の上下幅は後端から前方に行く程大きくなり、前端の上下幅はだるま孔33の小幅孔部35の上下幅より大きく且つ大幅孔部34の上下幅よりも小さい。従ってこの引掛け具36の突起38を取付片32の後方からだるま33の大幅孔部34に通して取付片32の前方に位置させ、この状態で引掛け具36を側方にスライド移動して突起38を小幅孔部35内に位置させて孔縁で保持することで、引掛け具36を取付片32に沿って取付けられる。なお引掛け具36の上端部は前方に突出し、該突出部分の先端は表面板26の後面に当接する。
As shown in FIG. 6, the hooking
また図12のように各側片28の後縁は内側で折り返してあり、これにより底片30よりも上方に位置する係止部39を形成すると共に、底片30と係止部39の間に後方に開口する空所40を形成している。図示例の係止部39は側片28の後縁を内側斜め前方に向けて折り曲げた後さらにこの前縁を外側斜め前方に向けて折り曲げて三角形状に形成されている。ここで上記底片30と係止部39の間に後方に開口する空所40を形成したのは背景技術の欄で記載したように該空所40に側片28と底片30との間のコーナー部を絞り加工するための治具を挿入するためである。
Further, as shown in FIG. 12, the rear edge of each
また下側壁パネル8と上側壁パネル9の間に打ち込まれるガスケット10は両側面に前側に向けて複数の弾性ひれ片41(図3参照)を形成している。ガスケット10の上下寸法は上側壁パネル9の側片28の上下寸法と略同じである。
Further, the gasket 10 driven between the
そして浴室に下側壁パネル8及び上側壁パネル9を建て込む場合は、例えばまず上側壁パネル9に取付けた引掛け具36の後部を上載置部4から立ち上げた立上片5に上方から引掛ける(図6参照)と共に、図1のように該上側壁パネル9の底片30を上載置部4の上面にパッキン材42を介して載置した状態で、上側壁パネル9を後方に押し込んで上側壁パネル9の側片28に形成した係止部39を浴室床1のコーナー部に立設した図示しないコーナー用ジョイナーに係止し、図10のように上載置部4上に上側壁パネル9を立設する。
When the
次に下載置部2から立ち上げた垂直な段差面3の後部に沿って上下方向の略全長に亘ってバックアップ材43を取付ける。バックアップ材43はスポンジのような部材で変形し易く且つシール性を有するパッキン材42であり、バックアップ材43のテープを剥がすことで露出した粘着性を有する側面を段差面3に貼着して、下面が下載置部2上に当接し且つ後面の下端部が上載置部4から立上げた立上片5の前面に沿った状態で段差面3に取付けられる。
Next, the
次いでジョイナー受け部材6の取付け部分近傍にだんご状にシーリング材44を塗布し、この後、ジョイナー受け部材6の嵌込凹部17を上載置部4の外縁から立ち上げた立上片5の下載置部2側の端部に上方から嵌め込んで、ジョイナー受け部材6をその近傍の部材との間がシーリング材44でシールされるように立上片5に取付ける。このように取付けたジョイナー受け部材6にあっては図2のように補強部19、20を設けていない方の片側が下載置部2側に突出し且つ補強部19、20を設けた方の他側が上載置部4上に位置する。また図1のようにジョイナー受け部材6の補強部19、20のうち一方の補強部19が前方に向けて突出し、該補強部19の側面に沿って上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部の内側面が当接し、さらに該補強部19の前面に沿って上側壁パネル9の表面板26の側端部の後面が当接する。また本例ではさらに補強部19の上面に係止部39の下端が載置され、また台部18の側面にも側片28の係止部39を形成していない下端部の内側面が当接する。
Next, a sealing
この後、図3のようにジョイナー7の各側壁23をジョイナー受け部材6の各側壁嵌め込み溝14に嵌め込んでジョイナー7の下端部内にジョイナー受け部材6の嵌入部15を嵌め込むと共に、該ジョイナー7の収納溝24内に上側壁パネル9の側片28を挿入して、この側片28に形成した係止部39をジョイナー7の上載置部4側の被係止部25に係止し、これによりジョイナー受け部材6の上面にジョイナー7を立設する。ここでジョイナー受け部材6の各側壁嵌め込み溝14の外側の側面は上側程外側に位置するように傾斜した傾斜面となっており、また嵌入部15の前後縁及び両側縁の角部は面取りしており、これによりジョイナー7の下端部に嵌入部15を嵌め込みやすくしている。
Thereafter, as shown in FIG. 3, each
次に図10に示す右用接続ピース45から下方に突出した挿入部46及びスカート部47をジョイナー受け部材6の上端部内の上載置部4側の半部及び上側壁パネル9の開口部31の夫々に上方から嵌め込んで、該右用接続ピース45によりジョイナー7の上載置部4側の半部と上側壁パネル9の開口部31を上方から覆う。ここで右用接続ピース45の挿入部46はジョイナー7と上側壁パネル9の係止部39の間に嵌め込まれるものであり、これにより上側壁パネル9の係止部39の被係止部25に対する係止はより確実なものとなる。
Next, the
次に図6のように下側壁パネル8を上側壁パネル9と同様引掛け具36を下載置部2から立ち上げた立上片5に引掛けると共に、該下側壁パネル8の底片30を下載置部2の上面にパッキン材42を介して載置した状態で、下側壁パネル8を後方に押し込んで、図3のように下側壁パネル8の上載置部4側の側片28をジョイナー7の下載置部2側の被係止部25と上側壁パネル9の側片28との間からジョイナー7の収納溝24内に挿入して、この側片28に形成した係止部39をジョイナー7の被係止部25に係止し、これにより下載置部2上に下側壁パネル8を立設する。このようにジョイナー7に連結された下側壁パネル8の側片28の後端の一部は図11のように前記バックアップ材43の前面に近接する(当接又はわずかな隙間を介して対向する)。
Next, as shown in FIG. 6, the
次に前記右用接続ピース45と左右対称となった図示しない左用接続ピースから下方に突出した挿入部46及びスカート部47をジョイナー受け部材6の上端部内の下載置部2側の半部及び下側壁パネル8の開口部31の夫々に上方から嵌め込んで、該左用接続ピースによりジョイナー7の下載置部2側の半部と下側壁パネル8の開口部31を上方から覆う。ここで左用接続ピースの挿入部はジョイナー7と下側壁パネル8の係止部39の間に嵌め込まれるものであり、これにより下側壁パネル8の係止部39の被係止部25に対する係止はより確実なものとなる。
Next, the
次に図1のようにジョイナー7の収納溝24内に収納された上側壁パネル9の側片28と下側壁パネル8の側片28との間に上側壁パネル9の側片28の上下全長に亘ってガスケット10を打ち込んでこの間をシールすると共に、図11のように下側壁パネル8の側片28の上側壁パネル9よりも下方に位置する部分と浴室床1の段差面3の前部との間に前方からコーキング材50を充填してこの間をシールし、上側壁パネル9と下側壁パネル8の連結が完了する。なおガスケット10の下端部の後部には図示しない切欠を形成してあって、該切欠の上縁はジョイナー受け部材6のガスケット挿入溝16内に挿入されてガスケット挿入溝16の底面に載置される。また上側壁パネル9の上載置部4とは反対側の係止部39は次に立設される図示しないジョイナーに係止される。
Next, as shown in FIG. 1, the upper and lower overall length of the
ここで上記のように下側壁パネル8の側片28と上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない強度の弱い下端部との間にガスケット10を打ち込んだ場合、上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部には外側に向けて力がかかるが、該上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部の内側面はジョイナー受け部材6の補強部19の下載置部2側の側面に沿っているので、該補強部19によりガスケット10の打ち込みに伴い上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部が外側に広がるように変形することを防止できる。また本例では上側壁パネル9の表面板26の側端部の後面は補強部19の前面に沿うので表面板26の側端部の後方への変形を防止でき、より一層上側壁パネル9の側片28の変形を防止できる。
When the gasket 10 is driven between the
また上記ジョイナー受け部材6を左右対称とし、且つジョイナー受け部材6の前面及び後面の夫々の嵌込凹部17側の半部から嵌入部15よりも下方に位置する補強部19、20を突設したので、本実施形態とは逆に浴室側から見て左側に上載置部4が位置し且つ右側に下載置部2が位置する場合にも、本実施形態と同様にジョイナー受け部材6の嵌込凹部17を上載置部4から立ち上げた立上片5に嵌め込んで取付けると共に、該ジョイナー受け部材6上にジョイナー7を立設し、且つ本実施形態とは逆にジョイナー受け部材6の前方に突出することとなる補強部20の側面及び前面に上側壁パネル9の側片28の係止部39を形成していない下端部及び同上側壁パネル9の表面板26の側端部を沿わせることができる。即ち本発明におけるジョイナー受け部材6は浴室側から見て右側に上載置部4が位置し且つ左側に下載置部2が位置する場合も左側に上載置部4が位置し且つ右側に下載置部2が位置する場合も共に利用することができ、ジョイナー受け部材6の製造コストを削減できる。
Further, the
また本実施形態では上記各補強部19、20の夫々の基端部を各補強部19、20の他部よりも薄肉とした切断可能部22とすることで、図14のように切断可能部22をニッパー等の切断工具49の刃部を刃部挿入溝21に挿入した状態で容易に切断でき、このように切断することで補強部19又は20を除去できるようになっている。従ってジョイナー受け部材6のすぐ後方に建物躯体が位置する時、右側に上載置部4が位置する場合は側片28の補強に用いない後方に突出した補強部20を除去し、また左側に上載置部4が位置する場合は補強部19を除去して、補強部19又は補強部20が後方の建物躯体に干渉しないようにできる。
Moreover, in this embodiment, the base end part of each said
また本実施形態では上記段差面3の後部に上下方向の略全長に亘ってバックアップ材43を取付け、該バックアップ材43の前面に下載置部2に載置した下側壁パネル8の側片28の後端を近接させたので、該バックアップ材43により下側壁パネル8の側片28と段差面3の前部との間に充填されるコーキング材50が外部に漏れ出ることを防止できる。
Further, in this embodiment, the back-up
なお本実施形態では床パンからなる洗い場部11の外縁を下載置部2とすると共に浴槽部12の外縁を上載置部4としたが、例えば床パンからなる洗い場部11の外縁に下載置部2及び該下載置部2に段差面3を介して上載置部4を形成し、この下載置部2に立設される下側壁パネル8と上載置部4に立設される上側壁パネル9の連結に本発明を適用しても良い。
In this embodiment, the outer edge of the
1 浴室床
1a 一辺
2 下載置部
3 段差面
4 上載置部
5 立上片
6 ジョイナー受け部材
7 ジョイナー
8 下側壁パネル
9 上側壁パネル
10 ガスケット
15 嵌入部
17 嵌込凹部
19 補強部
20 補強部
22 切断可能部
23 側壁
24 収納溝
26 表面板
28 側片
30 底片
39 係止部
40 空所
43 バックアップ材
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